JPH0240388Y2 - - Google Patents

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JPH0240388Y2
JPH0240388Y2 JP16733285U JP16733285U JPH0240388Y2 JP H0240388 Y2 JPH0240388 Y2 JP H0240388Y2 JP 16733285 U JP16733285 U JP 16733285U JP 16733285 U JP16733285 U JP 16733285U JP H0240388 Y2 JPH0240388 Y2 JP H0240388Y2
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paints
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は塗料通路を2つ以上にすることがで
き、互いに混合することを嫌う特殊塗料、異種、
異色塗料を同時に供給するに好適な複数の回転ジ
ヨイントを有する塗装装置に関するものである。
〔従来の技術〕
不動側の本体に枢支される回転軸内に塗料を通
過せしめ、これを上記回転軸と共に回転する吹付
ガン具から噴出せしめる回転ジヨイントを有する
塗装装置は従来より採用されている。
しかしながら、従来の塗装装置は1つの塗料通
路しかないため、色替えの都度塗料通路を洗浄し
て1度に1つの塗料で塗装を行なつていたため塗
装効率が悪かつた。また、塗料の色は有め色見本
等で塗料メーカによつて配合された色相に限ら
れ、塗装装置内で塗料を混合して色を選択すると
いうことが行なわれていなかつた。また、塗料は
塗装通路を一方方向に流れるため、塗料作業を中
断した場合、塗料の流れにくい滞留場所で硬化し
たり、塗料濃度が変化し均一性に欠けることがあ
つた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記不具合、欠点等を解決すべく創案
されたもので、複数の塗料通路を持つことによ
り、塗装作業効率がよく、塗装装置内で塗料を混
合して色の選択をすることができ、塗料通路を循
環させて常に流すことにより塗料を硬化させるこ
とがなく、塗料濃度の均一性を保つことのできる
複数の回転ジヨイントを有する塗装装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、本考案において
は、適圧の塗料が通過する通路を内部に形成し不
動側の本体に枢支される中空の回転軸と、該回転
軸と上記本体間に介設され上記通路内の塗料が上
記本体内へ流出するのを防止するシール部材とメ
カニカルシールとをもつ二重のシール構造と、前
記シール部材側に連通すると共にメカニカルシー
ルのシール力を補う上記本体内に形成され上記塗
料圧力よりも若干高圧の空気が導入される空気通
路とをもつ複数の回転ジヨイントを有する塗装装
置において、一対の回転ジヨイントの上記二重の
シール構造側を対向させ且つ回転軸の軸心が一致
するように連結ブロツクを介して一体の連結体に
構成し、上記連結ブロツクに新規の塗料の入口
と、上記回転軸の中空部に同心状に挿入されたn
個のパイプのn番目より径の大きい内径の貫通穴
の間の塗料通路に連通する空隙部を形成すると共
に、上記連結体の上流側をn種の塗料等が流れる
n個の多重管とし、下流側をn+1種の塗料等が
流れるn+1個の多重管とし、同種構造の連結体
を下流側に遂次連結して多数の塗料通路を形成し
たことを特徴とする。
〔作用〕
上記構成を採用したことにより、n種の塗料等
の流れるn個の多重管に、更にその外側の塗料通
路を使用してn+1種の塗料等を流すことができ
る。従つて、同心状のパイプに各々異なる塗料を
混合させないで並列に流すことができ、下流側の
の混合室又は混合室のない場合は直接ノズルへ送
ることができ、所望の吹付塗装を行うことができ
る。従つて、複数の異種、異色塗料を同時に送
り、これらを単独に又は混合して使用し塗装効率
を向上することができる。また、塗料メーカーに
よつて配合された色を使うのではなく、塗装者が
その場で混合割合を選択して塗装することができ
る。更に、複数の塗料通路を塗料を循環させるよ
うに使用すると、塗装作業を中断しても、塗料は
流れているので、顔料等が滞留しやすい所で硬化
したり、濃縮されたりすることを防ぐことがで
き、常に均一な塗装をすることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は2個の回転ジヨイント100a,10
0bを回転軸1を一致せしめ直列に連結し、該連
結体100を一つとした場合の塗装装置を示す。
後に詳細説明するが、回転軸1内には2つの塗
料通路が並設され、図の下方に向かつて送られ、
その末端部近傍の混合室2で混合されるように形
成される。(勿論混合を必要としない場合は混合
室2を素通りすべく形成される。)回転軸1には
歯車3が固定され、モータ4に連結する歯車5と
噛合する。モータ4は不動側のブラケツト6に固
定され、ブラケツト6は回転軸1を軸受7を介し
枢支する。また回転軸1にはフレーム8が固定さ
れ、フレーム8には吹付ガン具9が取着される。
吹付ガン具9はホース10を介し上記の塗料通路
に連通する。
上記構造により、上記通路内を送られてきた2
通りの塗料は別々に又は混合され、回転軸1と共
に回転する吹付ガン具9から噴出される。なお、
本実施例では2個の回転ジヨイント100a,1
00bを用いたが、これに限定されるものでな
く、吹付ガン具9も図示に限定されるものでな
い。
第2図に回転ジヨイント100a,100bの
内部構造とその接続構造、即ち上記通路構造を示
す。
回転ジヨイント100a,100bの内部構造
はほとんど共通のため同一符号を用いて両者を説
明する。
回転軸1は回転ジヨイント100aの回転軸1
aと回転ジヨイント100bの回転軸1bとこれ
等にそれぞれ連結するジヨイント具11,12等
から形成される。また回転軸1a,1b内には一
本のパイプ13が貫通して内設され、塗料の通路
14を形成する。またパイプ13の外側にはもう
1つの塗料の通路15か同心状に形成される。回
転ジヨイント100aおよび100bは連結ブロ
ツク16により連結され、連結ブロツク16内に
はパイプ13が貫通すると共に入口17に連通す
る空隙部18が形成される。回転ジヨイント10
0aの回転軸1aの一端開放側には空隙部18に
連通すると共に通路15に連通する導入口19が
形成され、回転ジヨイント100bの回転軸1b
の一端開放側には、空隙部18と通路15とを遮
断するシール部材20が介設される。回転軸1
a,1bは不動側に支持される本体21に軸受2
2,23により枢支される。本体21は詳しくは
ブロツク21a,21bおよびスラスト部材24
より構成されると共に連結ブロツク16がスラス
ト部材24に当接して連結される。またスラスト
部材24と連結ブロツク16との上記当接面と回
転軸1a,1bの上記開放端面間には上記第2の
シール構造であるシール部材25が介設される。
回転軸1a,1bの鍔部にはホルダケース26
が当接支持され、ホルダケース26内にはスプリ
ング27およびスラストブロツク28が収納され
る。なおスプリング27は上記鍔部とスラストブ
ロツク28間に介設され、スラストブロツク28
をスラスト部材24に押圧する。なお、スラスト
ブロツク28のスプリング27側には該スラスト
ブロツク28と回転軸1a,1bの間をシールす
るOリングが設けられている。即ち、スラスト部
材24とスラストブロツク28の間の当接面が第
1のシール構造であるメカニカルシールを形成し
ている。
上記構造により回転軸1a,1bが回転すると
ホルダケース26、スプリング27、スラストブ
ロツク28が共に回転する。すなわちスラストブ
ロツク28はスラスト部材24に押圧しながら回
転することになる。
また回転軸1a,1bと連結ブロツク16内に
介設されるシール部材25は押圧されているがス
ラストブロツク28とスラスト部材24とが当接
係合しているため一定値以上押圧されることはな
い。
本体21、詳しくにはブロツク21aには内部
に貫通する穴29が穿設され、穴29には図示し
ない空気源からの圧縮空気が導入される。導入空
気はブロツク21a内の空隙を通り、スラストブ
ロツク28とスラスト部材24の間を通つてシー
ル部材25の外周側に連通する。なお上記空気の
圧力は通路14,15内を通る塗料の圧力よりも
若干高く形成される。図示していないが上記空気
の圧力と塗料の圧力とは公知の制御手段により相
互に圧力検出されて調整制御すべく形成されても
よい。
図において本体21の各ブロツク21a,21
b、スラスト部材24、連結ブロツク16間には
Oリング30,31,32が介設される。
而して、本考案の要旨は、一対の回転ジヨイン
ト100a,100bの二重のシール構造側を対
向させて、回転軸1a,1bの軸心が一致するよ
うに連結ブロツク16を介して一体の連結体10
0に構成し、上記連結ブロツク16に塗料の入口
17と、回転軸1a,1bに穿設された該回転軸
1a,1bに挿入された1個のパイプ13より径
の大きい内径の貫通穴の間の塗料通路15に導入
口19を介して連通する空隙部18を形成すると
共に、上記連結体100の上流側を一種の塗料等
の流れる1つのパイプ13に、下流側を2種の塗
料等の流れる2重のパイプとしたものである。勿
論、同種構造の連結体100を下流側に遂次連結
して塗料通路を多数個とすることもできる。
このように構成すると、2つの塗料通路がで
き、一つは図上方のロータリジヨイント52(回
転ジヨイントにすると好適である。)からパイプ
13の通路14内に供給され、他の1つは連結体
100の連結ブロツク16の入口17から供給さ
れ、空隙部18、導入口19を通つてパイプ13
と貫通穴の間の塗料通路15を通つて下流側に送
られる。なお、回転ジヨイント100bの通路1
5にはシール部材20が介在されるので、上側に
塗料が洩れることはない。
第1図に示す制御装置33は上記塗料の流量、
温度条件等をコントロールするものである。混合
室2に送られた上記2種類の塗料は上記の如く
別々に又は混合されて吹付ガン具9に送られて噴
出し、所定の塗料作業を行う。
また、2種類の塗料は回転軸1の先端近傍に配
置する混合室2まで混合しないで並列に送られる
ため硬化し易い塗料でも先端近傍まで問題なく送
られ、先端近傍において混合しすぐ噴出されるの
で問題なく使用される。同様に高メタリツク塗料
も顔料が沈澱することなく送られる。
更に塗色を混合しないで使用する場合には、異
種、異色の塗料を1つの塗装ユニツトに同時に送
ることができ、同時に2種類の塗装が行われ塗装
作業効率を向上することができる。
本実施例は2つの回転ジヨイント100a,1
00bを用いた連結体100が一つの場合につい
て説明したが、ほぼ同様の構造により、複数個の
回転ジヨイントを連結し、複数の塗料を同時に送
ることも当然可能となる。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案の複数の回転ジヨイ
ントを有する塗装装置によれば、塗料通路を2つ
以上にすることができるので、複数の異種、異色
塗料を同時に送ることができ、これらを単独に又
は混合して使用し塗装効率を向上させることがで
きる。また、塗料メーカーによつて配合された色
を使うのではなく、塗装者がその場で混合割合を
選択して塗装することができる。更に、複数の塗
料通路を塗料を循環させるように使用すると、塗
装作業を中断しても、塗料は流れるので、顔料等
が滞留しやすい所で硬化したり、濃縮されたりす
るのを防ぐことができ、常に均一な塗装をするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成図、第2図は
実施例の主要部たる回転ジヨイントの構造を示す
軸断面図である。 1,1a,1b……回転軸、2……混合室、
3,5……歯車、4……モータ、6……ブラケツ
ト、7,22,23……軸受、8……フレーム、
9……吹付ガン具、10……ホース、11,12
……ジヨイント、13,51……パイプ、14,
15……通路、16……連結ブロツク、17……
入口、18……空隙部、19……導入口、20,
25……シール部材、21……本体、21a,2
1b……ブロツク、27……スプリング、28…
…スラストブロツク、29……穴、30,31,
32……Oリング、33……制御装置、100
a,100b……回転ジヨイント、100……連
結体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適圧の塗料が通過する通路を内部に形成し不動
    側の本体に枢支される中空の回転軸と、該回転軸
    と上記本体間に介設され上記通路内の塗料が上記
    本体内へ流出するのを防止するシール部材とメカ
    ニカルシールとをもつ二重のシール構造と、前記
    シール部材側に連通すると共にメカニカルシール
    のシール力を捕う上記本体内に形成され上記塗料
    圧力よりも若干高圧の空気が導入される空気通路
    とをもつ複数の回転ジヨイントを有する塗装装置
    において、一対の回転ジヨイントの上記二重のシ
    ール構造側を対向させ且つ回転軸の軸心が一致す
    るように連結ブロツクを介して一体の連結体に構
    成し、上記連結ブロツクに新規の塗料の入口と、
    上記回転軸の中空部に同心状に挿入されたn個の
    パイプのn番目より径の大きい内径の貫通穴の間
    の塗料通路に連通する空隙部を形成すると共に、
    上記連結体の上流側をn種の塗料等が流れるn個
    の多重管とし、下流側をn+1種の塗料等が流れ
    るn+1個の多重管とし、同種構造の連結体を下
    流側に遂次連結して多数の塗料通路を形成したこ
    とを特徴とする複数の回転ジヨイントを有する塗
    装装置。
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JPS6275292U JPS6275292U (ja) 1987-05-14
JPH0240388Y2 true JPH0240388Y2 (ja) 1990-10-29

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