JPH0240329A - 動物用薬剤 - Google Patents

動物用薬剤

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JPH0240329A
JPH0240329A JP63189832A JP18983288A JPH0240329A JP H0240329 A JPH0240329 A JP H0240329A JP 63189832 A JP63189832 A JP 63189832A JP 18983288 A JP18983288 A JP 18983288A JP H0240329 A JPH0240329 A JP H0240329A
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JP
Japan
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chloroform
methanol
magnetic resonance
nuclear magnetic
strain
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JP63189832A
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English (en)
Inventor
Takashi Mikawa
隆 三川
Noriko Chiba
千葉 紀子
Haruyuki Ogishi
大岸 治行
Yoshikazu Sato
佐藤 吉和
Shinji Miyaji
宮道 慎二
Masaji Sezaki
瀬崎 正次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
Mitsubishi Kasei Corp
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規抗生物質バーミスボリン又はその塩を有効
成分とする動物用薬剤に関するものであり、詳しくは、
鶏、豚、牛、犬、猫等の家畜、家禽動物及びラット、マ
ウス等の実験動物の嫌気性細菌に起因する種々の疾病の
予防、治療、更には、成長促進剤として有用な薬剤に関
するものである。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
従来、種々の抗生物質が、医薬品、動物用薬品、農薬等
の分野で実用化されている。しかしながら、例えば、嫌
気性細菌に対して有効な抗菌活性を示す物質が未だそれ
程多く見出されていないため、嫌気性細菌に起因する下
痢等の動物用薬剤分野においては新規の抗生物質の出現
が常に張望されている。
本発明者らは、以上のような点に着目し、新規な抗菌抗
生物質を提供することによって、これを解決しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上述の期待にこたえるべく、抗菌活性を
有する物質の探索を続けていたところ、オフイオボルス
属忙属するある菌株の培養物中に、・抗菌活性、特に嫌
気性菌に対して強い抗菌活性を有する物質が生産されて
いることを見い出し、有効物質バーミスボリンを単離し
、その理化学的性状を確率し、該化合物が嫌気性菌に起
因する動物の疾病の予防、治療更には成長促進剤として
有用であることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち本発明の要旨は下記の理化学的性質を有する新
規抗生物質バーミスボリン又はその塩を有効成分とする
動物用薬剤に存する。
(イ)元素分析値: 炭素   70.1g係 水素    ?、73係 窒素    3./ 0% (ロ) 分子量: 4’ / j (HR−MS  m/Zl/!、コア/
り1寸−)(ハ)分子式: %式% : (ホ)紫外部吸収スペクトル: メタノール溶液中で測定したスペクトルは第1図に示す
通りである。
λMeOH229nm  (t 6 / J’ 0 )
、ax コタ/nm (t/2210) (へ)赤外部吸収スペクトル: クロロホルム溶液中で測定したスペクトルは第2図に示
す通りである。
(ト)水素核核磁気共鳴スペクトル: 重クロロホルム溶液中で測定した≠00MHz  水素
核核磁気共鳴スペクトルは第3図に示す通りである。
(力 炭素核核磁気共鳴スペクトル: 重クロロホルム溶液中で測定したio。
MHz 炭素核核磁気共鳴スペクトルは第弘図に示す通
りである。
(1月 溶解性: クロロホルム、ジエチルエーテル、アセトン、酢酸エチ
ル、メタノール及びエタノールに可溶。n−ヘキサン及
び水に不溶。
(ヌ)呈色反応: io%硫酸及びモリブデン酸試薬に陽性。
ブレイブ・リーバツク試薬及びニンヒドリン試薬に陰性
四 薄層クロマトグラフィー: メルク社製シリカゲル薄層(Art r71g)を使用
し、展開溶媒がクロロホルム−メタノール(30:/)
の場合Rf値が0.63、同薄層を使用し、展開溶媒が
トルエン−アセトン(2:/)の場合Rf値が032゜ (ヲ)外観: 無色油状であることを特徴とする。
以下本発明の詳細な説明する。
紫外部吸収スペクトルのλmaxのパターンから、本発
明で使用するバーミスボリンはテヌアゾ酸骨格を有する
ことが推定され、上述した理化学的性状および後述の第
2表に示す生物学的性状と本発明化合物に類似する既知
のテヌアゾ酸骨格を有する抗生物質のそれとを比較する
と、該当する物質はなく、バーミスボリン (Vermisporin )  は新規な抗生物質と
判断された。
上述の新規な抗生物質バーミスボリンの生産菌は、オフ
イオボルス属(Ophiobolus属)に属する微生
物であって、その培養物中に採取するに充分な量の抗生
物質バーミスボリンを生産する能力を有するものであれ
ばいかなるものであってもよい。このような菌株の例と
しては、本発明者らにより草本性植物体より新たに分離
された小房子嚢菌網に属するL−♂菌株がある。
L−r菌株の菌学的性状は下記の通りである。
■ 形態学的特徴 子嚢果は宿主植物上に散在〜群生する、はじめ植物表皮
下に埋没して生じる、のちに表皮を破り乳頭状に突出し
た頚部を生じる、球形〜亜球形、直径230−≠!Oμ
m、高さ300〜4L20 arn :  頚部は直径
llO〜tzsttms長さ/30−11011m、頚
部孔口内面に無色のベリフイシスを有する;殻壁は厚さ
2よ一≠Qμm、 t〜lO層の多角形〜長方形の細胞
からなり、外側は黒褐色、厚膜、内側では淡色、薄膜と
なる。子嚢は多数少じる、円筒形〜こん棒形、1oo−
t3ry。
1o−tzμm1基部に向かって細まる、頂端は丸く、
厚膜、二重壁、ざ胞子性:偽側糸は糸状、隔壁を有する
。子嚢胞子は子嚢内に平行状あるいはラセン状にねじれ
て束状に配列する、こん棒形〜長円筒形、90./10
×夕〜7μm、 無色、はぼまっすぐまたはやや彎曲す
る、通常7隔壁を有する;各細胞は顕著な膨大細胞を欠
く、また狭窄した細胞も欠く、各細胞には1〜3個の油
滴状含有物が存在する;胞子両極にゼラチン様の付属体
を有する。
■ 各種培地上における培養上の特徴 (イ) ジャガイモ・ブドウ糖寒天培地(PDA)上2
7℃、io日日間培養 コロニーは10日間で直径2〜3crnに拡がる。色調
は、はじめ明るいオリーブ灰色を呈し、のちに暗いオリ
ーブ灰色になる。
基底菌糸は放射状に伸長し、分枝する、巾グ、θ〜7.
0μmに至る、隔壁を有する。気化菌糸を豊富に形成す
る。寒天培地上では完全世代及び不完全世代の生殖器官
の形成は認められない。
(ロ)麦芽寒天培地(MA)上、27℃、i。
日間の培養 本培地上での培養上の特徴は上記PDA上での性質と一
致する。
■ 生理的性質 (イ)最適生育条件 最適pH:A〜7(LCA液体培地中、l≠日間培養) 最適温度:27〜30℃(PDA寒天培地上、lμB間
培養) (ロ)生育の範囲 pH=  φ〜l0(LCA液体培地中、lμB間培養
) 温度:  コo ’c〜30℃(PDA寒天地上、/≠
日間培養) ■ 分類学的考察 (イ) 高次の分類学上の位置 本菌株(L−4>は、草本性植物体上に着生して生じ、
フラスコ型の子嚢果を形成する。永続性の偽側糸(ps
eudoparaphysiS)の間に子嚢を形成する
。子嚢は二重壁構造を持つ。子嚢胞子は多隔壁である等
の主な特徴を持つことから、L、Ho1m、Symb、
Botan。
Upsal、、  /1A(J)、/−/II(/りj
7);  l、uttrellLoculoascom
ycetes、 The Fungi、Vol。
!A(ed、G、c、Ainsworth et al
、) /3!−J/り(/ 973 );J、A、vo
n Arx & E−M+LFller、5tud、M
ycol、、り、/−/jf9(/97よ)等によって
分類されている小房子嚢画線(ロキュロアスコミセイテ
ス、 Loculoascomycetes )−ブレオスポ
ラ目(Pl、eosporales )−ブレオスポラ
科(Pleosporaceae )に帰属される0(
ロ) 属レベルの同定 J、A、von Arx & E、MLiller、 
5tud。
Myco l 、 、り、/−IIり(lり7j)のブ
レオスボラ科(PleoSporaceae )に関す
る分類学的文献によれば、本務には77属が含まれてい
る。77属中細長い円筒形〜糸状の子嚢胞子を持つ属菌
として、オフイオボルス(0phiobolus )属
、ノドウO、X 7アエリア(Nodulosphae
ria )属、コクリオボルス(Cochl 1obo
lus )属が挙げられる。これらの属はl)子嚢果外
面の剛毛の有無、2)頚部孔口内面の剛毛の有無、3)
子嚢胞子各細胞の膨大細胞の有無、4)培養に基づいた
分生子世代の有無等から、それぞれ識別されている。
本菌株(L−4>は、1)子嚢果外面に剛毛を欠<、2
)!I部孔口内面に剛毛を欠く、3)子嚢胞子は細長い
円筒形、膨大細胞を欠く、4)各種培地上で分生子世代
を形成しない等の特徴を持つ。
これらの特徴から、本菌株(L−g)はオフイオボルス
(0phioblus )属菌と同定された。
(ハ)種レベルの同定 R−A、 Shoemaker、Can、J、Bot、
、jμ。
2J4j−2参〇≠(lり76)のオフイオボルス(O
phiobolus )  属に関する分類学的文献に
よれば、木馬には、3j種が記載されている。これらの
種は、それぞれ子嚢胞子の諸性質、即ち“、胞子の形、
大きさ、隔壁数1膨大細胞の有無、分節の有無、付属体
の有無、色調等によって区別されている。
本菌株(L−lr)は、l)子嚢胞子は細長い円筒形〜
こん棒形、100 N/3!×10−13μmの大きさ
、2)7隔壁を有する、3)膨大細胞を欠く、4)各細
胞は永続的に分節することはない、5)胞子両極にゼラ
チン状の付属体を有する、6)胞子は無色等の特徴を有
することから、R,A。
Shoemaker、 Can、 J、Bot、、 j
ll、 23り3(lり74)に記載されているオフイ
オボルス・パーミスポオルス(Ophiobolusv
ermisporus )  の性質と一致した。
従って本菌株(L−4>はOphiobolusver
misporusと同定された。
% r′y′rVL fE J−(1fi x i l
 #≠練汚(FERM日P−一般に、オフィオボルス属
(0phiobol −us属)菌は、他の菌類の場合
にみられるようにその性状が変化しやすい。たとえば、
L−r株の、またはこの株に由来する突然変異体(自然
発生または誘発性)、形質接合体または遺伝子組換え体
であっても、抗生物質バーミスポリンの生産能を有する
ものはすべて本発明の方法に使用することができる。
本発明においては、前記の菌を通常の微生物が利用しう
る栄養物を含有する培地で培養する。
栄養源としては、グルコース、水あめ、デキストリン、
シェークロース、澱粉、糖蜜、動・植物油等を使用でき
る。また窒素源として、大豆酸アンモニウム、硝酸ソー
ダ、尿素等を使用できる。その他、必要に応じ、ナトリ
ウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、コバルト
、塩素、燐酸、硫酸及びその他のイオンを生成すること
のできる無機塩類を添加することは有効できる。また菌
の生育を助け、抗生物質バーミスポリンの生産を促進す
る友うな有機及び無機物を適当に添加することができる
培養法としては、好気的条件での培養法、特に深部培養
法が最も適している。培養に適当な温度は20〜30℃
である。バーミスボリンの生産は培地や培養条件により
異なるが、振とう培養、タンク培養とも通常3〜10日
の間でその蓄積が最適に達する。培養物中のバーミスボ
リンの著積量が最高になった時に培養を停止し、培養液
から目的物質を単離精製する。
バーミスボリンは、脂溶性物質であるので、っては、そ
の特性を利用して行なうことができる。すなわち、アン
バーライトXAD−2(ローム・アンド・ハース社製)
、ダイヤイオンHP−2o(三菱化成社製)等の合成吸
着剤、セファデックスLH−20(ファルマシア社製)
、トヨパールHW−4tO(東洋曹達社製)等のゲル濾
過剤、酢酸エチル、クロロホルム等による溶媒抽出法;
シリカゲル、アルミナ等によるカラムクロマトグラフィ
ー;さらにシリカゲルを担体とした分取薄層クロマトグ
ラフィー等が有効である。
以上のような方法により、あるいはこれらを適宜組合わ
せることにより、前述の理化学的性質を有する高純度の
バーミスポリンが得られる。
また、本発明のバーミスボリンの塩、例えば、Na塩、
K塩、NH4塩、Ca塩、Mg塩等は、上述のようにし
て得られたバーミスボリンから常法に従って容易に得る
ことができる。
尚、各精製工程におけるバーミスボリンの検定にあたっ
ては、検定菌として、バクテロイデス・フラジリス(B
acteroides fragil is )227
/を用い、ペーパーディスク法によって行なう。ペーパ
ーディスク法による寒天培地上の生育阻止円径は20〜
700β?/rttlにおいて、濃度の対数と直線関係
を示し、/j−2Jrraの阻止円を与える。
本発明のバーミスボリン又はその塩を動物用薬剤として
使用する場合は、単独で使用してもよいし、常法に従い
、粉剤、ペレット、水利剤等に製剤したものを使用して
もよい。
投与方法としては、例えば経口的に動物の飼料に混合し
たり、本則を水利剤として飲水に混合に投与することが
出来る。その他、注射剤として注射によって投与しても
良いが、一般的には飼料に混合して投与する方法が望ま
しい。
動物の飼料に混合して投与する場合、対象動物の生後直
後より連続して投与することができ、その添加混合する
温度は、動物によって異なるが、一般的には飼料中/ 
−700ppm  程度が好ましい。又、飲水に混合し
て投与する場合は、例えば、水に溶解又はショ糖、脂肪
酸エステル・ff1it当り通常/ 、 700■程度
を溶解して投与する。
なお、バーミスボリンは抽出精製物又はその塩類、また
は抽出粗製物でもよく、更にバーミスボリンを含有する
菌体でも有効に用いることができる。
本発明の薬剤を飼料に混合する場合は適当な公知の増量
剤、賦形剤または希釈剤を併用しても良い。例えば、脱
脂米ぬか、大豆粕、とうもろこし、小麦粉等の一般的に
飼料原料として使用されるもの、その他でん粉、ブドウ
糖、乳糖、砂糖等を使用することが出来る。以上の増量
剤等で本発明のバーミスボリン又はその塩の濃度を0.
!〜SO%に調整し、動物用飼料に適当に添加混合し、
所定濃度とした上で使用する。
本発明の薬剤を使用する対象動物としては、例えば鶏、
ウズラ、七面鳥等の家禽類、豚、牛、馬、緬羊、山羊等
の家畜類、犬、猫等のペット類およびマウス、ラット、
ウサギ等の実験動物類が挙げられる。
〔発明の効果〕
本発明で使用する新規抗生物質バーミスポリン又はその
塩は、良好な抗菌活性、特に、グラする動物の疾病の予
防、治療或いは成長促進剤として有用である。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが
、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例によ
って限定されるものではない0製造例1 小麦はい芽/ 、 2 % 、 N ag 5O40,
02%、Fe5O1・7H,Q  O,00θj′%%
CoC1,・乙)!、00.θoosOj)、及びCa
C0aO,/ %を含有する培地(pH4,0)を弘O
rrtlずつλθO−θ角−ラスコ20本に分注し、/
2/”Cにおいて20分間高圧滅菌する。
これにバーミスポリン生産株、オフイオボルス・バーミ
スポオルス(Ophiobclus vermtsp−
oru、5)L−1株をl白金耳ずつ植菌し、26℃に
おいて弘日間、210回転にて振とう培養する。別に上
記と同一組成から成る培地を調製し、そのl0rxlを
タ00ytl三角フラスコ100本に分注し、121℃
において20分間高圧滅菌する。この主発酵培地に前記
種培養液をψatずつ接種し2t”Cにおいて!日間、
210回転にて振とう培養する。得られた培養物を遠心
分離して、培養上清液と培養菌体を得た。
得られた培養上清液μ、7 tと、菌体を70係アセト
ン水i、rtで室温1時間抽出し、r過して菌体を除い
た菌体抽出液を濃縮して得られた菌体抽出液0,3 t
とを合わせ、jttとし、同量の酢酸エチルにて抽出し
た。抽出液は、水洗後、無水硫酸ナトリウムで脱水し、
減圧下濃縮し、7、/29の油状物質を得た。得られた
油状物質(和光紬薬工業社製)300mlの塔の上にの
せ、クロロホルムで洗浄後、クロロホルム−メタノール
混液(100:’)s次いでクロロホルム−メタノール
混液(1Q:/)にて展開するクロマトグラフィーを行
なった。活性画分を集め、減圧上濃縮乾固し、!、22
?の油状物質を得た。
この油状物質は、再度、シリカゲルC−200−、ノ (lθ0:/)にて展開し、活性画分を得た。
得られた活性画分を減圧上濃縮乾固し、70り■の油状
物質を得た。この油状物質を少量のメタノールに溶解し
、メタノールにて充填したセファデックスLH−20(
ファルマシア社製)/1の塔にのせ、メタノールにて展
開した。
/2rttlフラクションでフラクション屋3♂〜4L
≠に有効物質が溶出した。この活性フラクションを集め
、減圧上濃縮乾固するとart■の油状物質が得られた
。このうち、220■をシリカゲルプレート(メルク社
製)を用いた分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:
クロロホルム:メタノール=30:l)に付し、活性画
分をメタノールで抽出後、減圧下メタノールを除去し、
AI、myの油状物質を得た。この油状物質を少量のメ
タノールに溶解し、メタノールにて充填したセファデッ
クスLH−20300−の塔にのせ、メタノールにて展
開した。jjmeフラクションでフラクション437〜
3tに有効物質が溶出した。この活性フラクションを集
め、減圧上濃縮乾固し、31■の粗バーミスポリンを油
状物質として得た。この粗バーミスポリンを10.1の
クロロホルムに溶解し、同量のp)(,2の酸性水で洗
浄、さらに水洗、無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧上
濃縮乾固すると、精製されたバーミスポリン2r■が無
色油状物質として得られた。本物質の理化学的性質は前
バクテロイデス・フラジリス2271を検定菌として用
いたペーパーディスク法によって測定した。
また、得られた精製バーミスポリンを常法に従いマウス
の腹腔内に投与して測定した急性毒性(LDs。)は、
100■/却以上であった。
実施例1 日本化学療法学会標準法に従い、種々の濃度の被験薬バ
ーミスボリン(アセトンに溶解)を含んだ台牟妹寒天培
地(田水製薬社製)を用い、第1表に示した被験菌10
6 CFU/肩lを37℃でl♂時間好気培養した後生
育有無を観察し、各被験菌に対する本発明のバーミスボ
リンの最小発育阻止濃度を求めた。その結果を第1表に
示した。
実施例λ 実施例/と同様にして、第2表に示した被験菌を、バー
ミスボリンを含んだGAM寒天培地を用い、37℃で≠
r時間嫌気培養した後生育有無を観察し、各被験菌に対
する本発明のバーミスボリンの最小発育阻止濃度を求め
た。その結果を第2表に示した。
実施例3 実施例1と同様にして第3表に示した被験菌を、バーミ
スポリンを含んだGAM寒天培地を用い、37℃でtt
r時間培養した後生育有無を観察し、各被験菌に対する
本発明のバーミスボリンのNa塩の最小発育阻止濃度を
求めた。その結果を第3表に示した。
第3表 (第3表のつづき) (第3表のつづき) (第3表のつづき) 第弘表 実施例≠ 実施例1において、被験菌として鶏の壊死性腸炎由来の
クロストリジュウムパーフリンゲンス(Clostri
dium perfringens)  を用い、他は
同様にして37℃、2≠時間嫌気培養後、バーミスポリ
ンの被験菌に対する最小発育阻止濃度を求めた。その結
果を第グ表に示した。この結果、バーミスポリンは鶏壊
死性腸炎由来のクロストリジュウムバーフリンゲンスに
対して抗菌活性を有することが判明した。
実施例! 添加TS寒天培地(デイブコ社製)で、37°C1j日
間嫌気・培養し、菌体をかきとり、被験菌とした。バー
ミスポリンをj%馬血液添加TS寒天培地で系列希釈を
行ないシャーレに固化した。
固化後、’ 0 ’ CF U /ytlに調整した被
験菌jμtを接種して、37℃、!日間嫌気培養して、
コユニー形成及び溶血の有無を測定してパーミスボリン
の最小発育阻止濃度を求めた。その結果を第5表に示し
た。
第5表 −ミスボッ210%製剤(賦形剤は大豆粕粉末)を用い
、各々バーミスポリン濃度として飼料中1、/θ、λo
 ppm添加し、バタリ一方式による≠週間の飼育試験
を実施した。
この結果、第6表に示すごとくパーミスボリン添加区に
おいては、平均体重で対照区に比べて弘退会時で3〜6
%の増加が認められた。また飼料要求率では0.j 、
 7.7 %の改善効果が認められた。
」り表 ユY  鶏肉用種の平均体重と飼料要求率実施例6 9力化後7日令の肉用鶏(アーバーエーカー)≠00羽
(全て雄)を1区が1群2!羽のグ群にて1区に分け、
対照の無添加区飼料(日本配合飼料製、SD飼料)を除
いた各区の飼料にバ実施例7 生後約/θ退会、体重約コO#の臨床学的、細菌学的に
豚赤痢症と判定された仔豚乙頭を2区に分は対照の仔豚
用無添加飼料にバーミスボリン70%製剤(賦形剤は大
豆粕粉末)を用い、バーミスポリン濃度として飼料中s
 o ppm添加し、l≠日日間豚赤痢症治療試験を行
った。その結果第7表に示すごとく、バーミスポリン添
加区は投与開始r白目に糞便性状の改善及び直接鏡検に
よる糞便中トレポネーマハイオダイセンチュリアー工数
の減少が認められた。
又・ 14′日目にも同様の結果が得られ、本則が豚赤
痢症治療薬として有効であることが確認できた。
第7表 パーミスボリンの豚赤痢症治療効果試験成績 薫排菌数; 新鮮糞の生理食塩水によるio倍希釈液を
直接鏡検した。その判定基準は以 下の通である。
;トリボネーマ・ハイオダイセンチュリアーエ屓 103→≠←72以下
【図面の簡単な説明】
第1図は、バーミスボリンのメタノール溶液中濃度20
μt/rrtlでの紫外部吸収スペクトル図である。 第2図は、バーミスボリンのクロロホルム溶液中での光
外部吸収スペクトル図である。 第3図は、バーミスボリンの重クロロホルム溶液中での
水素核核磁気共鳴スペクトル図である。 第μ図は、バーミスボリンの重クロロホルム溶液中での
炭素核核磁気共鳴スペクトル図である。 液長(,4) 手続補正書(1釦 昭和63年特許願第189832号 発明の名称 動物用薬剤 補正をする者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の理化学的性質を有する新期抗生物質バーミ
    スポリン又はその塩を有効成分とする動物用薬剤。 (イ)元素分析値: 炭素70.18% 水素8.73% 窒素3.10% (ロ)分子量: 415(FIR−MS、m/Z415.2719、M^
    +) (ハ)分子式: C_2_5H_3_7NO_4、 (ニ)比旋光度: 〔α〕^2^0_D=+7.38゜(C1.0、クロロ
    ホルム) (ホ)紫外部吸収スペクトル: メタノール溶液中で測定したスペクトルは第1図に示す
    通りである。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ヘ)赤外部吸収スペクトル: クロロホルム溶液中で測定したスペクトルは第2図に示
    す通りである。 (ト)水素核核磁気共鳴スペクトル: 重クロロホルム溶液中で測定した400MHz水素核核
    磁気共鳴スペクトルは第3図に示す通りである。 (チ)炭素核核磁気共鳴スペクトル: 重クロロホルム溶液中で測定した100MHz炭素核核
    磁気共鳴スペクトルは第4図に示す通りである。 (リ)溶解性: クロロホルム、ジエチルエーテル、アセトン、酢酸エチ
    ル、メタノール及びエタノールに可溶。n−ヘキサン及
    び水に不溶。 (ヌ)呈色反応: 10%硫酸及びモリブデン酸試薬に陽性。 グレイグ・リーバック試薬及びニンヒドリン試薬に陰性
    。 (ル)薄層クロマトグラフィー: メルク社製シリカゲル薄層(Art5714)を使用し
    、展開溶媒がクロロホルム−メタノール(30:1)の
    場合Rf値が0.63、同薄層を使用し、展開溶媒がト
    ルエン−アセトン(2:1)の場合Rf値が0.52。 (ヲ)外観:無色油状
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63238847A (ja) * 1988-01-26 1988-10-04 松下電工株式会社 電子血圧計
JPH0428369B2 (ja) * 1988-01-26 1992-05-14 Matsushita Electric Works Ltd

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