JPH0240324A - キサントシリンｘモノメチルエーテルを含有する駆虫剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【ｌＬα札肛た１ 本発明は下記の化学構造式で示される公知の抗生物質、
キサントシリンＸモノメチルエーテルの用途に関するも
のである。さらに詳しくは、キサントシリンＸモノメチ
ルエーテルを含有する家畜家禽等の寄生虫の駆虫剤に関
するものである。

駆虫作用を有する化合物は多数知られており。

本・物質の如く微生物の生産物で駆虫活性を有する物質
としては、デストマイシン、ハイグロマイシン、７ベル
ノクチン等が挙げられる。

が　　　　　　　　　　る 前記のとおり多数の駆虫剤が知られているが。

寄生虫病は、豚、馬、牛、羊、山羊、犬、猫等の家畜動
物や鶏などの家禽動物において現在も流行しており、か
つ経済的に深刻な問題である。

すなわち寄生虫の感染によって、感染動物は貧血症、栄
養不良、虚弱１体重の減少、胃、腸管壁および他の組織
、器官の損傷をひきおこし、飼料効率の低下、生産性低
下の原因のひとつとなって経済的損失が大きい。従って
、新規な駆虫剤を提供することは常に求められている課
題である。

″　　　　　るための−１ 前記の問題点を解決するために本発明はキサントシリン
Ｘモノメルチルエーテル［１（ｐ−ヒドロキシフェニル
）−２、３−ジイソシフノー４−（ｐ−メトキシフェニ
ル）−ブタ−１，３−ツエン１を含有する駆虫剤を提供
するものである。キサントシリンＸモノメチルエーテル
はに、Ａｎｄｏら（Ｊ、＾ｎｔｉｂｉｏｔｉｃｓ２１、
５８２〜５８７．１９６８）によって既に報告されてい
る公知の抗生物質で、シフトモミセス・アルプス（Ｄｉ
ｃｈｏｔｏ＋ｅｏｓ＋ｙｃｅｓ　ａｌｂｕｓ）、　　ア
スペルギルス属（＾ｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ　ｓｐ、）等
のカビの培養液から得られた物質である。

本物質はグラム陽性菌および陰性菌に対する抗菌活性、
エニーキャッスル病ウィルスおよびヘルペスウィルス等
に対する抗ウィルス作用、さらにはプロスタグランジン
の合成阻害および血小板凝集抑制作用等の活性を有する
ことが知られている。

しかし、われわれは今回新たに本物質が動物の寄生虫に
対する駆虫活性を有することを発見した。

キサントシリンＸモノメチルエーテルを駆虫剤として適
用しようとする動物は豚、馬、兎−生。

羊、山羊、鶏、アヒル、七面鳥、二十日ネズミ。

大黒ネズミ１モルモット、サル、犬、猫、小鳥等の家畜
、家禽、実験動物、ペット等を挙げることができる。ま
た、これらの動物の寄生虫としては。

たとえば犬、猫、牛、山羊、馬、鶏の条虫、馬。

豚、犬、猫、鶏の回虫、馬の蜆虫、馬、豚、羊。

山羊の桿虫、豚、羊、犬の鞭虫、馬の円虫、牛。

豚、羊、山羊の腸結筋虫、牛、羊、犬の十二指腸虫（鉤
虫）、牛、豚、羊、山羊の毛様線虫、牛、馬。

羊、山羊の胃虫、鶏、七面鳥、アヒルの毛体虫と盲腸虫
、牛、馬、羊、山羊、犬の糸状束、牛、馬。

羊、山羊、豚、犬、猫の肝臓に寄生する肝蛭と消化器系
に寄生する戻口吸虫なとの吸虫類、その他。

種々の寄生虫が知られている。

キサントシリンＸモノメチルエーテルは寄生虫感染症の
治療および予防のために用いることができる。治療のた
めの投与方法は経口的又は非経口的な方法がある。経口
的に投与する場合は、液状の製剤を胃ゾンデ等の投与器
具を用いて強制的に投与する方法１通常の飼料又は飲料
水に混合して投与する方法、又は１通常の経口投与に適
した剤型９例えば錠剤、カプセル剤、ベレット剤、巨火
剤、粉剤あるいは軟カプセル剤等の網形で投与する方法
がある。非経口的に投与する場合は、ビーナツツ油、大
豆油等の非水溶性処方、グリセロール、ポリエチレング
リコール等の水溶性処方な注射などにより皮下、筋肉内
、静脈内、腹腔内等に投与する。また、寄生虫の予防の
ための投与方法は通常用いられている飼料に混合し経口
的に投与するのが一般的な方法である。投与期間は予防
の場合特に制限がないが９通常肉用鶏では約２か月。

豚では５か月で充分であることが多い。

キサントシリンＸモノメチルエーテルの投与量は対象動
物および寄生虫の種類、あるいは投与方法により異なる
０例えば、鶏の回虫を駆除するために液状製剤を胃ゾン
デな用いて経口的に投与する場合はＥｚｓｇ／ｋｇ以上
、好ましくは５ＩＩ１ｇ／ｋｇ〜２０ｍｇ／ｋｇを投与
する。また、予防のための投与量は飼料中５　ｐｐｍ　
以上が好ましく５ｐｐ−〜２０ｐｐ−の濃度で連続的に
投与する。

支１涯１ 既に鶏回虫（＾５ｅａｒｉｄｉａ　ｇａｌｌｉ）感染症
に罹っているのが確認されている鶏にキサントシリンＸ
モノメチルエーテルを１同経口投与してその鶏回虫感染
症を治療した実施例を次に示す。

−羽島たり体重６０［１前後の雛１２羽に対し１回虫の
感染卵を各羽約２００個宛経口感染させた。回虫の感染
５週後、鶏の糞便１ｇ中の虫卵数（Ｅ、　Ｐ、　Ｇ、　
）を検査して確実に虫卵が徘潰されていることを確認し
て、３羽宛４群に分けた。その４群はキサントシリンＸ
モノメチルエーテル５ｍ！＋／ｋｇ投与Ｌ１０ａ１ｇ／
ｋｇ投与群＋　２０箇ｇ／ｋｇ投与群、残りの１群は全
くキサントシリンＸモノメチルエーテルを投与しない無
投与対照群とした。キサントシリンＸモノメチルエーテ
ルは各鶏毎の体重から正確に計算した投与量だけを計量
し、ゼラチンカプセルに充填し、これを、胃ゾンデで強
制的に経口投与した。これらの鶏は一羽毎に全網製の鳥
籠に入れ。

金網敷きの床から落下する排泄物をステンレス製の受は
皿に受け、投薬開始の当日から７日間の闇毎日排泄され
た駆虫を丹念に数えると同時に体重と一般状態を観察し
、その観察の終了日に全ての鶏を解剖して消化管内の内
部寄生虫を全て計測して残存虫体数としｇ　７日間に排
泄された駆虫数と合わせて排出率を求めた。その結果は
表１．２に示す通りである。

すなわち、徘虫率は投与した薬物の駆虫効果をそのまま
表現する指数とみなされているので、＊すその徘虫率を
見ると、無投与対照群は３羽共徘虫がなく、残存虫体数
のみであったのでその徘虫率は０％であったのに対し＋
　　５ａ＋ｇ／ｋｇ投与群では平均８％ｔ　１０ｍｇ／
ｋｇ投与群では平均６９．７％、２０■／ｋｇの投与群
では平均１００％で完全に駆除されており、投薬群の殆
どでは投薬後２日間以内に殆どの千生が排泄されていた
。すなわち、　１０ｍｇ／ｋｇ以上の投与量で顕著な効
果が得られた。

次に１体重変化を見ると、試験開始時と試験終了時の体
重の差から求めた増俸率は投与対照群では平均２２．４
％であったのに対しＳｍｇ／ｋｇ投与群では平均２０．
６％、１０ｍｇ／ｋｇ投与群では平均２１．７％。

２０ｍｇ／ｋｇ投与群では平均２４．３％増加したので
増俸率は無投与対照群の増俸率と比べ４Ｆ［はなく。

般状態にも著明な変化がなかった。

従って、この駆虫試験ではＬｏｍｇ／ｋｇないし２０＋
１［１／ｋｇの投与量でキサントシリンＸモノメチルエ
ーテルの確実な駆虫効果が確認された。

表１゜ 個体別徘虫効果 表２゜ 個体別平均俳虫率および増俸率 発泗ｌ暮１１ 表１，２に示したごとく、キサントシリンＸモノメチル
エーテルを含有する駆虫剤は家畜の寄生虫に対し従来の
駆虫剤にくらべ極めて少量で簡便かつ確実な駆虫効果を
有する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）キサントシリンＸモノメチルエーテルを有効成分
   として含有する駆虫剤