JPH0240010Y2 - - Google Patents

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JPH0240010Y2
JPH0240010Y2 JP1984023150U JP2315084U JPH0240010Y2 JP H0240010 Y2 JPH0240010 Y2 JP H0240010Y2 JP 1984023150 U JP1984023150 U JP 1984023150U JP 2315084 U JP2315084 U JP 2315084U JP H0240010 Y2 JPH0240010 Y2 JP H0240010Y2
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conveyor belt
impact
rubber
resistant
support device
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JP1984023150U
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JPS60137711U (ja
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Framework For Endless Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンベヤベルトの支持装置の改良に
関する。
従来、例えば、シユートあるいはホツパーから
土砂、セメント等の粉状あるいは鉱石、石炭等の
塊状の処理物質をベルトコンベヤに落下投入し、
コンベヤベルト上に載せて運搬する場合には、特
に上記処理物が落下投入される箇所のコンベヤベ
ルト部分には、処理物の落下投入による衝撃等を
緩和するために、通常第1図に示すように、例え
ば、キヤリアローラにゴムライニングを施した耐
衝撃性ローラ(1クツシヨンと略称し、符号aで
表す)、該ローラ下のゴムライナー(2クツシヨ
ンと略称し、符号bで表す)もしくはこれに加え
てコイルバネあるいはエアークツシヨン(3クツ
シヨンと略称し、符号cで表す)などの衝撃緩衝
材からなる支持装置が配設されている。
しかしながら、上述の支持装置によれば、次の
〜のような欠点がある。
すなわち、通常衝撃用の支持手段(2クツシヨ
ン方式;符号aとbの組合わせ)では、 ローラベアリングの回転不良から耐衝撃性ロ
ーラが胴切れ状態となり、ベルト下面ゴムを削
りとる。(異常摩耗の発生) 耐衝撃性ローラは、取付ピツチが小さくなつ
ているため、前項のような状態になるとその
取替に時間がかかり、ランニングコストに影響
する。
運搬物が耐衝撃性ローラに付着してローラ表
面が凹凸となり、コンベヤベルトに異常応力を
与え、ベルト寿命を短くする。
また、大衝撃用の支持手段(3クツシヨン方
式;符号aとbとcの組合わせ)では、これに加
え、次のような新たな弊害がある。
衝撃の吸収手段としてローラにゴムリングを
被覆するが、この場合、ゴムリングが破損脱落
し、他の耐衝撃性ローラとの水平差が発生する
ことによつて衝撃吸収が悪くなり、コンベヤベ
ルトの損傷がひどくなりがちである。
大衝撃だけではないが、異物(鉄粉など)の
運搬物がシユート壁と耐衝撃性ローラとの隙間
にひつかかり、コンベヤベルトの縦裂き(進行
方向へ連続して発生する裂け目)が発生する。
考案者の調査結果ではシユート壁と耐衝隙性ロ
ーラとの隙間に異物がひつかかつてベルトの縦
裂きが発生する割合は約70%に達している。
耐衝撃性ローラの場合、線接触でコンベヤに
接触しているので衝撃は線吸収に近く、吸収効
率が悪い。
衝撃吸収方法が大規模となる。(通常、3ク
ツシヨン方式が用いられるので) このように、従来のコンベヤベルトの支持手段
によれば、種々の欠点がある。
本願は上記の点に鑑みて考案されたものであ
り、本考案の目的は、運搬物の付着を防止するこ
とによりベルトの寿命を延長せしめ、衝撃吸収性
を改良し、従来の欠点を解消したコンベヤベルト
の支持装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本考案の要旨は、 コンベヤベルトの支持装置において、コンベヤ
ベルトをトラフ状とし、該コンベヤベルトに接す
る面に複数の高分子ポリエチレン板をコンベヤベ
ルトの進行方向に対して直角方向に所定間隔をお
いて配設し、上記複数の高分子ポリエチレン板と
天然ゴムまたは合成ゴム等弾性体とを接合して一
体化したものをT字型断面を有する締結具を介し
て支持フレームへ固定したこをを特徴とするコン
ベヤベルトの支持装置にある。
以下に本考案の実施例について、添付図面に基
づいて説明する。
第2図は本考案コンベヤベルトの支持装置の1
実施例の断面図、第3図は第2図のA−A線断面
図、第4図は第2図の要部拡大断面図である。な
お、第2図において、紙面に直角方向がコンベヤ
ベルトの進行方向である。
図面において、符号1はトラフ状のコンベヤベ
ルトであり、このコンベヤベルト1の下面に耐衝
撃性ライナー2が前記コンベヤベルト1に面接触
して配設されている。
耐衝撃性ライナー2は、複数の高分子ポリエチ
レン板3に弾性体4を貼合して一体化したもので
ある。上記複数の高分子ポリエチレン板3はコン
ベヤベルトの進行方向に対して直角方向に所定間
隙をおいて配設されている。(第2図参照) 5は取付金具で、該取付金具5にボルト6を固
着することによつてT字型断面の締結具を形成
し、このT字型断面の締結具を弾性体4の空所9
に挿入したものをコンベヤベルトの支持フレーム
8に取付け、これをナツト7により締めつけ固定
する。
ここで、耐衝撃性ライナーの構成材である高分
子ポリエチレンとしては分子量が400×104〜500
×104ぐらいのものを使用する(耐衝撃性をより
要求される場合には分子量の低い方が望ましい)。
また、弾性体4としては、天然ゴム、合成ゴムな
ど広く選択できるものであるが、好ましくはEP
系ゴムおよび加硫剤としてはパーオキサイドが適
当である。緩衝効果が発揮できる耐衝撃性ライナ
ーのゴム厚(弾性体の厚み)は、ゴム厚と運搬物
の大きさの関係を示すグラフ(第5図参照)から
得られる厚さのものを用途に応じて適宜、選択す
れば足りる。たとえば、コンベヤに落下投入され
る処理物の重量が300Kgであり、落差が2mの場
合、ゴム厚を33mm以上にすれば荷重をゴムで吸収
緩和できる。また、同条件で落差3.5mの場合に
はゴム厚は100mm以上とすればよい。
そしてまた、耐衝撃性ライナーの製造例を示す
と、高分子ポリエチレンの接着面を活性化させる
ためバフを行い、必要に応じて高分子ポリエチレ
ンとゴム弾性体を反応させる接着剤(例えば、ゴ
ム用接着剤ケムロツク#220を用いるとよい)を
塗布する。未加硫ゴムはカレンダーあるいは押出
機で成形し、これに前記高分子ポリエチレンを貼
合したのち、30〜50Kg/cm2で150〜180℃の加圧加
熱条件で処理することにより製造する。なお、高
分子ポリエチレンの接着面は50〜200μ程度の粗
さとするのが好ましい。
耐衝撃性ライナーをコンベヤベルトの支持フレ
ームに固定する方法として、上記の実施例以外に
も、T字型断面の締結具を有する結合部材と弾性
体を固着し、ナツト等により耐衝撃性ライナーを
コンベヤベルトの支持フレームに締めつけ固定す
ることもできる。
本考案は上記のように構成されているので、以
下の効果を奏する。
(1) 本考案において使用する耐衝撃性ライナーは
複数の高分子ポリエチレン板にゴム等弾性体を
接合して一体したものであるが、コンベヤベル
トと面する側の高分子ポリエチレンの動摩擦係
数は、0.07〜0.22程度であるので、コンベヤの
すべりが良好である。コンベヤの流れ方向に取
付けるので水平差がなくなり、且つ衝撃吸収力
が向上し、ベルトの損傷を起こすことがない。
(2) コンベヤベルトの形状がトラフ状なので、平
板状のものに比して積載断面積が増大し、特に
土砂、セメント等の粉状物を運搬する場合にも
飛散することなくスムーズに運搬することがで
きる。
(3) 現行の耐衝撃性ローラは、線接触でコンベヤ
を保持しているが、本考案では、耐衝撃性ライ
ナーを用いているので、面接触となり、負荷が
均一となつてコンベヤベルトに偏つた荷重がか
からず、コンベヤベルトの耐久性が向上する。
(4) さらに、複数の高分子ポリエチレン板をコン
ベヤベルトの裏面に接する側に使用しているの
で、異物の付着を防止する効果があり、従つ
て、コンベヤベルトに異常な応力がかからず、
ベルトの寿命が延びる。
(5) また、本考案の耐衝撃性ライナーは複数の高
分子ポリエチレン板に弾性体を接合して一体化
したものからなり、この耐衝撃性ライナーをコ
ンベヤベルトの進行方向に対して直角方向に所
定間隙をおいて配設するように構成したので、
耐衝撃性ライナーのコンベヤベルト支持フレー
ムへの取付が容易で、また、コンベヤベルトの
幅に応じてコンベヤベルトが変形しない範囲内
で耐衝撃性ライナーの数を任意に調整すること
ができる。
(6) そして、T字型断面を有する締結具を弾性体
内の空所に挿入したナツトで締めつけることに
より、耐衝撃性ライナーをコンベヤベルトの支
持フレームへ確実に取着することができる。
(7) 特に、大衝撃の場合には、耐衝撃性ライナー
のゴム弾性体ならびにT字型断面を有する締結
具を挿入した弾性体の空所に形成された間隙の
クツシヨン性により、その衝撃を吸収緩和でき
る。
(8) さらにまた、従来のように大掛かりな装置が
不要であることから、装置全体がコンパクト化
でき、保守管理も容易となる。
(9) そしてまた、本考案は鉄板支持コンベヤベル
トの鉄板の代替として使用することにより、走
行抵抗が極めて少ないコンベヤとすることもで
きる等、その応用分野が多い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコンベヤベルトの支持装置の断
面図、第2図は本考案に係るコンベヤベルトの支
持装置の実施例の断面図、第3図は第2図のA−
A線断面図、第4図は第2図の要部拡大断面図、
第5図はゴム厚と運搬物の大きさの関係を示すグ
ラフである。 1……コンベヤベルト、2……耐衝撃性ライナ
ー、3……高分子ポリエチレン、4……弾性体、
5……取付金具、6……ボルト、7……ナツト、
8……支持フレーム、a……1クツシヨン、b…
…2クツシヨン、c……3クツシヨン、9……空
所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンベヤベルトの支持装置において、コンベヤ
    ベルトをトラフ状とし、該コンベヤベルトに接す
    る面に複数の高分子ポリエチレン板をコンベヤベ
    ルトの進行方向に対して直角方向に所定間隙をお
    いて配設し、上記複数の高分子ポリエチレン板と
    天然ゴムまたは合成ゴム等弾性体とを接合して一
    体化したものをT字型断面を有する締結具を介し
    て支持フレームへ固定したことを特徴とするコン
    ベヤベルトの支持装置。
JP2315084U 1984-02-20 1984-02-20 コンベヤベルトの支持装置 Granted JPS60137711U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2315084U JPS60137711U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 コンベヤベルトの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2315084U JPS60137711U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 コンベヤベルトの支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60137711U JPS60137711U (ja) 1985-09-12
JPH0240010Y2 true JPH0240010Y2 (ja) 1990-10-25

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ID=30516123

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JP2315084U Granted JPS60137711U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 コンベヤベルトの支持装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0231454Y2 (ja) * 1986-05-14 1990-08-24
AU626555B2 (en) * 1988-06-05 1992-08-06 Yoko, Kabushikikaisha Transfer apparatus for belt conveyor
CN102050322A (zh) * 2011-01-28 2011-05-11 上海科大重工集团有限公司 一种防磨损胶带机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS606070Y2 (ja) * 1982-06-17 1985-02-25 電気興業株式会社 人員搬送用コンベヤの搬送部の構造

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JPS60137711U (ja) 1985-09-12

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