JPS606070Y2 - 人員搬送用コンベヤの搬送部の構造 - Google Patents

人員搬送用コンベヤの搬送部の構造

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Publication number
JPS606070Y2
JPS606070Y2 JP9033682U JP9033682U JPS606070Y2 JP S606070 Y2 JPS606070 Y2 JP S606070Y2 JP 9033682 U JP9033682 U JP 9033682U JP 9033682 U JP9033682 U JP 9033682U JP S606070 Y2 JPS606070 Y2 JP S606070Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
belt
friction
conveyor belt
molecular weight
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Expired
Application number
JP9033682U
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English (en)
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JPS58192868U (ja
Inventor
宏一 木津
博 村上
Original Assignee
電気興業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 電気興業株式会社 filed Critical 電気興業株式会社
Priority to JP9033682U priority Critical patent/JPS606070Y2/ja
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は人員搬送用コンベヤの搬送部の構造に関する。
人員搬送用コンベヤは、ベルトコンベヤ上に人を乗せて
、同一平面上または若干の高低差のある二個所間の搬送
に供するものである。
該人員搬送用コンベヤの搬送部については、従来第3図
に示す如く、ゴム製の搬送ベルト1の両端下部をキャリ
ア・ローラー2で支持し、進行方向(第3図の紙面と直
交方向)にベルト1を移動させる方式をとっていた。
しかしてベルト1は、両端のみを支持されているだけな
ので、ベルト1内に進行方向と直角に多数の鋼線1aを
内蔵させて剛性を確保させていた。
しかし、鋼線内蔵のため肉厚が相当厚くなり、重量、コ
スト両面で増大が避けられず、このベルト1の重量を両
端で支持しているキャリアローラー2についても保守管
理上問題があった。
また、実公昭41−5857のベルトコンベヤのように
、コンベヤベルトを輸送時における搬送部が、該ベルト
を同速同方向に運動するロープの複数列を介してトラフ
によって支持するように構成したものでは、構造自体が
大がかりであるとともに、ベルトとロープとを別途駆動
しているため、スピードが同速でなくなった場合に摩擦
が増加し、またロープとトラフとの間を潤滑した場合に
はスリップが発生し、ベルトとロープとの間に摩擦が増
加するという問題があった。
また、移動するベルトを固定した支持部材で支持すると
、両者間に特殊な吸着現象が発生するため、この問題の
解決が必要であった。
本考案は上記問題点に鑑み、搬送ベルトの肉厚を可及的
に薄肉にでき、搬送部全体の保守管理も容易で、製造費
用と保守管理費用が節約できる、人員搬送用コンベヤの
搬送部の構造を提供することを目的とし、その要旨とす
るところは、分子量が粘度測定法において50万乃至1
50万、光散乱法において200万乃至600万の範囲
の超高分子ポリエチレン材からなる減摩帯を、支持部材
と搬送ベルトとの間に進行方向に沿って介装し、該減摩
帯は搬送ベルトの幅方向のはS゛全面わたって所定間隔
を置いて複数本、前記支持部材上に固定状態で延設した
ことを特徴とする人員搬送用コンベヤの搬送部の構造に
ある。
以下、本考案の好適な実施例を図面により説明する。
第1図及び第2図は、本考案の一実施例を示し、第1図
は人員搬送用コンベヤの中間部における要部縦断側面図
を、また第2図は搬送部の詳細を示す要部縦断面図であ
る。
人員搬送用コンベヤAは、進行方向(第1図の紙面と直
交方向)に適宜間隔で配された中間フレーム3を構成す
る上部横架材31上に、後述する搬送ベルト5、減摩帯
6、トラフ板7、及びキャリア・ローラ8からなる搬送
部4が配設されている。
上記中間フレーム3の横架材31下部には、戻り方向の
搬送ベルト5′が、端部をリターンガイドローラー9で
ガイドされリターンローラー10上を移動するようにな
っており、搬送ベルト5は、コンベヤAの長辺方向両端
において、図示しない適宜モーターにより駆動されるド
ライブプーリー、及びテールプーリー(図示せず)間を
無端状に移動する構成になっている。
また、第1図中、11.11’は各々搬送方向及び戻り
方向のハンドベル用リターンローラー、13は支持フレ
ーム、14は支柱、15は強化ガラスである。
上記搬送部4については、上記横架材31上にリップ付
溝形断面のトラフ板7,7・・・が複数個並列されて上
記進行方向に載架されており、同一平面を構成するトラ
フ板子上面7aに、所定巾で進行方向に延設された減摩
帯6が所定間隔Tをおいて複数個載置されその上に上記
搬送ベルト4が、その両端を上記キャリアガイドローラ
ー8によりガイドされて進行方向に滑動しうる態様で配
設されている。
上記減摩帯6は、本実施例においては超高分子ポリエチ
レンで成形されている。
該超高分子ポリエチレン材は、分子量が粘度測定法にお
いて50万乃至150万、光散乱法において200万乃
至600万の範囲内のものが用いられ、前者では100
万、後者では450万程度のものが好ましい。
本発明者等は、この超高分子ポリエチレン材の前記分子
量の範囲のものが、コンベヤの搬送部に用いて特に減摩
性、耐摩耗性能が高く、表面のすべり特性即ち摺動性、
自己潤滑特性、非付着特性に優れており、耐衝撃性、耐
裂断及び耐曲げ特性、撥水性も所定の性能を有すること
を見い出したものである。
また、上記搬送ベルト5は、本実施例では進行方向と直
交する断面が上部に鋸歯状の凹凸を形成された溝付ベル
トであり、図示しない降り口においては、該ベルト5の
溝51に対応する断面の櫛目板(図示せず)が配されて
いて、両者間の隙間をなくし降り口における乗員の安全
を図っである。
また、本実施例においては、搬送部4は進行方向に最大
15°の傾斜角を有して設けられており、乗員の安全確
保のために、上記ハンドベルト11が設置されている。
本実施例においては、搬送ベルト5が減摩帯6上を滑動
する構成をとっており、キャリアローラー8,8は、ベ
ルト5の両端をガイドするのみで、従来例の如くベルト
の重量をも支持するものでないから、例えばナイロン酸
のものなどでも強度的に問題なく、耐久性も高い。
また、ベルト5はその下面が減摩帯6によって所定間隔
をおいて面支持されているので、従来の両端のみで支持
される搬送ベルトに比較して、その肉厚が薄くても問題
なく、鋼線等で補強する必要もない。
また、本実施例に係る減摩帯6は、耐摩耗性が高く表面
すべり特性、自己潤滑性、非付着性に優れているから、
搬送ベルト5の円滑な移動に支障がなく、摩擦熱の発生
もなく、耐久性にも富んでいる。
なお、搬送ベルトの断面形状等は任意のものとすること
ができ、減摩帯を受ける支持部材についても、上記トラ
フ板に限定されない。
また、減摩帯6の設置間隔Tについては設計条件に応じ
て上部の搬送ベルト5を変形することなく支持し、かつ
、ベルト5との間に付着現象が起らないような間隔とす
ればよい。
上述した如く構成された本考案にあっては、搬送部の支
持部材と搬送ベルト間に進行方向に沿って前記構成の減
摩帯を介装することにより、従来のキャリアローラーに
よる両端支持方法に比較して、幅に制限されることなく
搬送ベルトを略全面にわたって面支持でき、減摩帯はベ
ルトの支持とともに該ベルトを進行方向に円滑に移動さ
せ、摩擦と付着現象の発生を防ぐ機能をも有するから、
特別な補強手段を用いることなく、薄肉の搬送ベルトで
所期の機能を果たすことができ、製品コストを下げ、し
かも搬送部全体の保守管理も容易となり、管理費用も節
約できる。
また、前記従来の実公昭41−5857 ’ベルトコン
ベヤヨのもつ欠点を改善し、構造が極めて単純化され、
スリップによる問題点も発生する余地がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る人員搬送用コンベヤの一実施例を
示す要部断面図、第2図は第1図における搬送部の詳細
を示す要部断面図、第3図は従来例を示す要部断面図で
ある。 A・・・・・・人員搬送用コンベヤ、4・・・・・・搬
送部、5・・・・・・搬送ベルト、6・・・・・・減摩
帯、7・・・・・・トラフ板、6・・・・・・キャリア
ガイドローラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分子量が粘度測定法において50万乃至150万、光散
    乱法において2叩万乃至600万の範囲の超高分子ポリ
    エチレン材からなる減摩帯6を、支持部材と搬送ベルト
    5との間に進行方向に沿って介装し、該減摩帯6は搬送
    ベルト5の幅方向のはS゛前面わたって所定間隔を置い
    て複数本、前記支持部材上に固定状態で延設したことを
    特徴とする人員搬送用コンベヤの搬送部の構造。
JP9033682U 1982-06-17 1982-06-17 人員搬送用コンベヤの搬送部の構造 Expired JPS606070Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9033682U JPS606070Y2 (ja) 1982-06-17 1982-06-17 人員搬送用コンベヤの搬送部の構造

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Publication Number Publication Date
JPS58192868U JPS58192868U (ja) 1983-12-22
JPS606070Y2 true JPS606070Y2 (ja) 1985-02-25

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ID=30098857

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JP9033682U Expired JPS606070Y2 (ja) 1982-06-17 1982-06-17 人員搬送用コンベヤの搬送部の構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60137711U (ja) * 1984-02-20 1985-09-12 バンドー化学株式会社 コンベヤベルトの支持装置

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JPS58192868U (ja) 1983-12-22

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