JPH0239372Y2 - - Google Patents

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JPH0239372Y2
JPH0239372Y2 JP1983031672U JP3167283U JPH0239372Y2 JP H0239372 Y2 JPH0239372 Y2 JP H0239372Y2 JP 1983031672 U JP1983031672 U JP 1983031672U JP 3167283 U JP3167283 U JP 3167283U JP H0239372 Y2 JPH0239372 Y2 JP H0239372Y2
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JP
Japan
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lid
case body
curled
case
front surface
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JP1983031672U
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JPS59139124U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、薄い金属板で製造されたケース本体
と蓋体とがヒンジによつて連結されたヒンジ付き
筆入れに関するものである。
従来のこの種のヒンジ付き筆入れは、一般に第
1図〜第2図に示すように本体1の周縁1aは内
側にカールされているが、蓋体2の周縁は嵌合精
度の問題等から外側にカールされている。従つて
蓋体2を閉止した状態では、第1図に示すように
蓋体2のカール部2aが筆入れ全周を取巻いた状
態となつて、その太い膨出線が筆入れの装飾効果
の妨げになる欠点がある。特に、ケース本体1と
蓋体2との双方に亘つて連続的な模様や図柄、文
字等を表現する場合は、蓋体2のカール部2aが
その連続性を阻止することになり、デザイン効果
を著しく損なう原因になつている。また、カール
部2aが膨出していると、筆入れを握持したとき
の感触が良くないという問題点もある。更には蓋
体2の前面には、ケース本体1の前面に設けられ
た係止用凸部1bに係合させるための係止用対位
凸部3を設ける必要がある。また、蓋体2の背面
に設けられるヒンジ4の軸受けとなるヒンジ用カ
ール部2bは、通常内側にカールさせることが一
般的であるから、蓋体2の背面には外側へ曲設す
る普通のカール部2aと、内側に曲設するヒンジ
用カール部2bとを併設することになる。
また、ケース本体と蓋体との開口部面積を同一
にして両者の周縁部を突き合わせるようにした金
属製容器も、例えば実開昭56−25525号公報に開
示されているが、このような突き合わせ構造のも
のはケース本体と蓋体とのずれを防止するため、
ヒンジ機構の強度や加工精度をかなり高くする必
要があり、またケース本体と蓋体をどのようにし
てロツクするかが問題となる。
この公報に開示されているロツク手段として
は、蓋体の前面中央部に係合舌片を突出させ、ケ
ース本体にはその係合舌片を受入れる凹陥部を設
け、かつ係合舌片の周辺部に設けた曲線カール部
を凹陥部に設けた凸部に係合するようにしている
が、このように係合舌片やその周辺の曲線カール
部を形成することは加工上容易ではなく、コスト
が割高となるし、一方で係合舌片や凹陥部がデザ
イン効果を損なう等の欠点を有している。
本考案の目的は、従来のこのような欠点を改善
し、加工も容易でコストが安く、機械的強度も良
好でかつデザイン的にも洗練された筆入れを提供
することにあり、その要旨は、ケース本体とその
蓋体とをヒンジによつて開閉自在に連結し、前記
蓋体の周縁部により前記ケース本体の周縁部を外
側から覆うようにした金属製筆入れであつて、前
記蓋体の周縁部を内側に一直線状にカールしたカ
ール部を設け、前記ケース本体の前面に係止用凸
部を設け、該係止用凸部に前記蓋体前面の前記カ
ール部を係合するようにしたことを特徴とするも
のである。
本考案を第3図以下に図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。
第3図〜第5図において、ケース本体11とそ
の上に被着される蓋体12の周縁部は共に内側に
カールされ、それぞれカール部13,14とされ
ている。そして、蓋体12の背面12aの2個の
切除部15間のカール部14aは、ケース本体1
1と蓋体12を連結するヒンジの軸16が挿入さ
れる。なお、切除部15はケース本体11側の軸
受け部を嵌合する部分である。また、ケース本体
11の前面中央には係止用凸部17が設けられて
おり、蓋体12の前面12bには係止用凸部17
に対応する係止用対位凸部を特に設けなくとも、
内側へ曲設されたカール部14をそのままケース
本体11の係止用凸部17に係止させることがで
きる。
このように、ケース本体11に被着する蓋体1
2の周縁部を内側にカールさせることにより、第
3図、第4図に示すように蓋体12を閉止した状
態において、カール部14は外部に全く露出する
ことはない。従つて、第1図に示すようなカール
部2aによる太い膨出線がなくなり、デザイン的
に洗練されたものとなる。特に、蓋体12からケ
ース本体11に亘つて連続した模様や図柄を表現
する場合に、蓋体12とケース本体11との境界
が目立たなくなり、デザイン効果を十分に発揮す
ることができる。また、この膨出線がないために
筆入れを握持したときの感触も良好である。更に
は、蓋体12のカール部14の一部をヒンジ用軸
受けに兼用でき、ケース本体11の前面中央に設
けた係止用凸部17に対して、カール部14をそ
のまま係止させることができるため、従来よりも
蓋体12の加工工程を減少することもできる。
以上説明したように本考案に係るヒンジ付き筆
入れは、蓋体の周縁部を内側に曲げたカール部が
ケース本体の周縁部の外面に当接するため、蓋体
をかぶせた状態では蓋体とケース本体のがたが殆
ど生ずることはない。従つて、両者のヒンジ機構
の強度と精度をそれ程高くしなくとも、両者がず
れてしまうこともなく、充分な機械的強度が得ら
れる。更に、蓋体に係合舌片を設ける必要もな
く、蓋体周縁のカール部を直線状に設け得るた
め、加工も至つて容易となり、前述の従来例の欠
点をことごとく改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヒンジ付き筆入れを示す斜視
図、第2図は断面図、第3図以下は本考案に係る
ヒンジ付き筆入れの一実施例を示し、第3図はそ
の斜視図、第4図は蓋体の斜視図、第5図は断面
図である。 符号11はケース本体、12は蓋体、13,1
4はカール部、15は切除部、16は軸、17は
係止用凸部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース本体とその蓋体とをヒンジによつて開閉
    自在に連結し、前記蓋体の周縁部により前記ケー
    ス本体の周縁部を外側から覆うようにした金属製
    筆入れであつて、前記蓋体の周縁部を内側に一直
    線状にカールしたカール部を設け、前記ケース本
    体の前面に係止用凸部を設け、該係止用凸部に前
    記蓋体前面の前記カール部を係合するようにした
    ことを特徴とするヒンジ付き筆入れ。
JP3167283U 1983-03-07 1983-03-07 ヒンジ付き筆入れ Granted JPS59139124U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3167283U JPS59139124U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 ヒンジ付き筆入れ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3167283U JPS59139124U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 ヒンジ付き筆入れ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59139124U JPS59139124U (ja) 1984-09-17
JPH0239372Y2 true JPH0239372Y2 (ja) 1990-10-23

Family

ID=30162513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3167283U Granted JPS59139124U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 ヒンジ付き筆入れ

Country Status (1)

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JP (1) JPS59139124U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0515771Y2 (ja) * 1986-05-17 1993-04-26
JPH0440489Y2 (ja) * 1987-04-22 1992-09-22

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5625525B2 (ja) * 1977-04-01 1981-06-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241613Y2 (ja) * 1979-08-01 1987-10-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5625525B2 (ja) * 1977-04-01 1981-06-12

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Publication number Publication date
JPS59139124U (ja) 1984-09-17

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