JPH0239333Y2 - - Google Patents

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JPH0239333Y2
JPH0239333Y2 JP5141685U JP5141685U JPH0239333Y2 JP H0239333 Y2 JPH0239333 Y2 JP H0239333Y2 JP 5141685 U JP5141685 U JP 5141685U JP 5141685 U JP5141685 U JP 5141685U JP H0239333 Y2 JPH0239333 Y2 JP H0239333Y2
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welded joint
ray tube
cathode ray
tube bulb
light receiving
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、陰極線管バルブを構成するネツク部
と、フアンネル部との溶着接合部位を検査する装
置に関するものである。
従来の技術 一般に、陰極線管のバルブは、第3図に示すよ
うに画面となるフエース部1と、電子銃を収納す
るためのネツク部2と、このフエース部1とネツ
ク部2を継ぐフレア状のフアンネル部3とで構成
されており、その製造に当たつては、先ずネツク
部2とフアンネル部3を溶着接合し、次に、上記
フアンネル部3の先端開口部にフエース部1を接
合して一体化している。
ところで上記陰極線管バルブの製造工程におい
て、ネツク部2とフアンネル部3との溶着接合の
際に、この溶着接合部位4に微細な気泡が生じた
り、微細な透孔や未溶着部分が残存したり、ある
いは上記ネツク部2とフアンネル部3の軸線の不
一致、傾き等の形状不良が稀に発生することがあ
るため、この段階で溶着接合部位の検査を行つて
いた。
考案が解決しようとする問題点 上記陰極線管バルブの製造工程において、ネツ
ク部2とフアンネル部3との溶着接合部位4は、
従来、目視によつて検査されていた。
従つて、ネツク部2とフアンネル部3との軸線
の不一致等の不良等は、目視でも容易に判別し得
るが、溶着接合部位4に、微細な気泡が混入して
いたり、微細な透孔が残つていたりする場合に
は、目視では検知し難く、見逃すことがあつた。
上記の如く、気泡が混入したまま陰極線管バル
ブとして製造すると、この部位の強度が低下して
破損し易くなつたり、透孔が残存していると、後
の陰極線管製造工程で真空引きが不可能となるた
め、陰極線管製造における歩留まり低下の原因と
なつていた。
問題点を解決するための手段 本考案は、陰極線管バルブのネツク部とフアン
ネル部との溶着接合部位を検査する装置であつ
て、上記陰極線管バルブを位置決め支持すると共
に溶着接合部位の軸線を中心として回転させる支
持台と、上記溶着接合部位の直径方向外方から、
この溶着接合部位にレーザー光線を照射するため
のレーザー発生装置と、上記溶着接合部位を貫通
したレーザー光線の光軸の回りに等間隔に、か
つ、この光軸に対して同一角度に傾斜させた状態
に配置された2個の受光センサーと、この受光セ
ンサーからの電気信号を、内蔵されたAND回路
によつて演算処理して警報装置を作動させる信号
処理装置とで構成した陰極線管バルブにおける溶
着接合部位の検査装置である。
作 用 本考案に係る陰極線管バルブにおける溶着接合
部位の検査装置は、陰極線管バルブを、支持台に
よつて支承すると共に、陰極線管バルブの軸線を
中心に回転させ、上記陰極線管バルブのネツク部
とフアンネル部との溶着接合部位に、レーザー発
生装置からのレーザー光線を直径方向から照射
し、2個の受光センサーによつて検出された透過
光の回折パターンを、信号処理装置に内蔵された
AND回路で演算処理し、ここで不良と判定され
れば警報器を作動させるようにしたものである。
実施例 第1図は、本考案に係る陰極線管バルブにおけ
る溶着接合部位の検査装置の一実施例を示す概略
構造図である。
図面において、10は陰極線管バルブ、11は
陰極線管バルブ10の支持台、12はレーザー発
生装置、(例えばHe−Neレーザー発生装置)、1
3,13は受光センサー、14は信号処理装置、
15は警報装置を示す。尚、本実施例では、上記
陰極線管バルブ10を、ネツク部2とフアンネル
部3とを溶着一体化した中間製品としてある。
上記支持台11は、モータMの駆動力が歯車伝
達機構16を介して伝達されて所定の方向に所定
の回転数で回転し得るように構成されており、支
持台11の回転軸17の上方延長線上に、陰極線
管バルブ10を同一軸線上に位置決め支持する支
持部材18が固着されている。この支持部材18
は、上記陰極線管バルブ10の内周面2箇所に当
接する互いに直径の異なる2つの板状部材18
a,18bを上記回転軸17と同軸の支軸18c
の先端に固着したものである。
上記レーザー発生装置12は、支持台11の一
側方に、配置されており、このレーザー発生装置
12から図中上方に向けて照射されたレーザー光
線(図中実線矢印)が、ミラー19によつて反射
されて略90゜右方に光路を変更されて、上記陰極
線管バルブ10のネツク部2とフアンネル部3と
の溶着接合部位4に半径方向から照射するように
設定されている。
上記2個の受光センサー13,13は共に、上
記支持台11にて支持された陰極線管バルブ10
に対して上記レーザー発生装置12及びミラー1
9の反対側に配置されており、各受光センサー1
3,13は上記ミラー19によつて反射されたレ
ーザー光線の光軸に対して互いに対称に所定角度
傾斜し、かつ、所定距離離隔した状態に取付けら
れている。
上記信号処理装置14は、各受光センサー1
3,13の出力を受けるバツフアアンプ20,2
0と、この各バツフアアンプ20,20からの出
力を演算処理するAND回路21とを内蔵してお
り、AND回路21の出力は図示しない駆動回路
を介して、信号処理装置14に外付けした警報装
置15に接続されている。
以下に上記構成の検査装置による陰極線管バル
ブの溶着接合部位の検査要領を説明する。
まず、陰極線管バルブ10を支持台11に、軸
線を一致させた状態に位置決め載置し、モータM
を起動させて支持台11並びに支持台11上の陰
極線管バルブ10に所定の回転運動を与える。
次に、レーザー発生装置12を作動させて上記
陰極線管バルブ10の溶着接合部位4に向けてス
ポツト状にレーザー光線を照射する。即ち、レー
ザー発生装置12から垂直上方に向けて照射した
レーザー光線を、ミラー19によつて反射して略
90゜右方に向きを変え、上記溶着接合部位4の直
径方向から水平に照射するのである。従つて、上
記陰極線管バルブ10は軸線を中心に回転してい
るため、上記レーザー光線は、溶着接合部位4の
全周を照射することになり、上記受光センサー1
3,13は、この溶着接合部位4を通過したレー
ザー光線を監視することになる。
さて、上記溶着接合部位4に、ネツク部2とフ
アンネル部3との軸線の不一致、傾き等の形状不
良、あるいは、気泡や透孔の残存等の欠陥がある
場合、レーザー光線は、この欠陥部位によつて回
折し、この溶着接合部位4を通過した後、第2図
aに示す如き回折像を結ぶ。この回折像は、受光
センサー13,13側のレーザー光線の光軸上に
表れるもので、図中中央部分から上下に延びる部
分が、上記欠陥によつて回折の生じたレーザー光
線である。この回折したレーザー光線は、各受光
センサー13,13に入射し、各受光センサー1
3,13によつて電気信号として信号処理装置1
4に出力される。上記各受光センサー13,13
からの電気信号は、信号処理装置14内で、
夫々、バツフアアンプ20,20を介してAND
回路21に入力される。AND回路21では2個
の受光センサー13,13から同時に電気信号が
出力された場合にのみ、警報装置15を作動させ
るための電気信号を出力する。
従つて、上記溶着接合部位4に欠陥があると、
レーザー光線が回折し、この回折したレーザー光
線が2個の受光センサー13,13に共に入射す
ると、信号処理装置114は、上記溶着接合部位
4に欠陥があることを検知して警報装置15を作
動させる。
一方、上記溶着接合部位4に異常や欠陥が無
く、良品である場合、レーザー光線は、前述の如
き回折を生じることなく直進し、この溶着接合部
位4を通過した後、第2図bあるいはc,dに示
すような像を結ぶ。この像の中心は直進したレー
ザー光線、周辺部は溶着接合部位4によつて散乱
されたレーザー光線である。
上記第2図bに示す像の場合、レーザー光線
は、上記受光センサー13,13の略中間部分を
直進して通り抜け、受光センサー13,13には
入射しないため、この受光センサー13,13か
ら、電気信号は出力されない。従つてAND回路
21には電気信号が全く入力されないので、
AND回路21から警報装置15を作動させるた
めの電気信号も出力されない。
また、第2図c,dに示す像の場合、レーザー
光線は、上記と同様に受光センサー13,13略
中間部分を直進して通り抜けると共に、溶着接合
部位4で散乱した一部のレーザー光線が上記受光
センサー13,13のどちらか一方に入射し、こ
の受光センサー13から電気信号が出力される。
この1個の受光センサー13からの電気信号がバ
ツフアアンプ20を介してAND回路21に入力
されても、他方の受光センサー13からは電気信
号が入力されないので、AND回路21から警報
装置15を作動させるための電気信号も出力され
ない。
従つて、第2図b,c,dに示す像の場合は、
信号処理装置14で溶着接合部位4に異常が無い
と判別されて、警報装置15は作動しない。
尚、以上の説明では、回転する陰極線管バルブ
10の溶着接合部位4に、レーザー光線をスポツ
ト状に照射して溶着接合部位4の検査を行つてい
るが、上記ミラー19を上下方向に一定周期で、
一定角度揺動させることによつて上記レーザー光
線を溶着接合部位4の軸線方向に走査させながら
上記検査を行つてもよい。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る陰極線管バ
ルブにおける溶着接合部位の検査装置は、陰極線
管バルブを回転させながら、この陰極線管バルブ
のネツク部とフアンネル部との溶着接合部位に直
径方向からレーザー光線を照射し、上記溶着接合
部位からの透過光の回折パターンを2個の受光セ
ンサーによつて検知して、この受光センサーから
の信号を信号処理装置内のAND回路によつて演
算処理して、上記溶着接合部位に欠陥が存在すれ
ば、警報装置を作動させるようにしたので、陰極
線管バルブの溶着接合部位の良・不良の検査精度
並びに検査作業効率が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る陰極線管バルブにおけ
る溶着接合部位の検査装置の一実施例を示す概略
構成図、第2図a〜dは、夫々、上記検査装置に
おける溶着接合部位を透過したレーザー光線の回
折パターンを示す図面、第3図は陰極線管バルブ
の一例を示す縦断側面図である。 2……ネツク部、3……フアンネル部、4……
溶着接合部位、10……陰極線管バルブ、11…
…支持台、12……レーザー発生装置、13……
受光センサー、14……信号処理装置、15……
警報装置、19……ミラー、21……AND回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陰極線管バルブのネツク部とフアンネル部との
    溶着接合部位を検査する装置であつて、上記陰極
    線管バルブを位置決め支持すると共に溶着接合部
    位の軸線を中心として回転させる支持台と、上記
    溶着接合部位の直径方向外方から、この溶着接合
    部位にレーザー光線を照射するためのレーザー発
    生装置と、上記溶着接合部位を貫通したレーザー
    光線の光軸の回りに等間隔に、かつ、この光軸に
    対して同一角度に傾斜させた状態に配置された2
    個の受光センサーと、この受光センサーからの電
    気信号を、内蔵されたAND回路によつて演算処
    理して警報装置を作動させる信号処理装置とで構
    成したことを特徴とする陰極線管バルブにおける
    溶着接合部位の検査装置。
JP5141685U 1985-04-05 1985-04-05 Expired JPH0239333Y2 (ja)

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JP5141685U JPH0239333Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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JP5141685U JPH0239333Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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JPS61167355U JPS61167355U (ja) 1986-10-17
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