JPH0239319Y2 - - Google Patents
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- JPH0239319Y2 JPH0239319Y2 JP1984064093U JP6409384U JPH0239319Y2 JP H0239319 Y2 JPH0239319 Y2 JP H0239319Y2 JP 1984064093 U JP1984064093 U JP 1984064093U JP 6409384 U JP6409384 U JP 6409384U JP H0239319 Y2 JPH0239319 Y2 JP H0239319Y2
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- Japan
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- pieces
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- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 4
- 206010016322 Feeling abnormal Diseases 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Tumbler Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は電卓等の操作盤に用いられるキートツ
プに関するもので、特にそのキートツプの支点支
持構造に係わる。
プに関するもので、特にそのキートツプの支点支
持構造に係わる。
(従来技術)
従来2個のキースイツチの切換や選択を行う場
合、合成樹脂で一体成形された第8図に示すよう
なキートツプが用いられている。
合、合成樹脂で一体成形された第8図に示すよう
なキートツプが用いられている。
すなわち、この従来のキートツプAは、キート
ツプ本体aの長手方向中央部と、この長手方向中
央部に対向するカバー体dの開口端面中央部と
に、キートツプ本体aを左右に傾動可能に支持す
る棒状の支点片bを一体的に連結したものであ
る。
ツプ本体aの長手方向中央部と、この長手方向中
央部に対向するカバー体dの開口端面中央部と
に、キートツプ本体aを左右に傾動可能に支持す
る棒状の支点片bを一体的に連結したものであ
る。
そして、この従来のキートツプAは、キートツ
プ本体aが左右どちらかの平面f,gを押圧操作
すれば、支点片bがねじり変形してキートツプ本
体aが、その端部直下に配設されているキースイ
ツチh,iを圧接し、押圧操作を止めれば支点片
bのねじれ弾性によりキートツプ本体aが元の状
態に復元するものである。
プ本体aが左右どちらかの平面f,gを押圧操作
すれば、支点片bがねじり変形してキートツプ本
体aが、その端部直下に配設されているキースイ
ツチh,iを圧接し、押圧操作を止めれば支点片
bのねじれ弾性によりキートツプ本体aが元の状
態に復元するものである。
しかしながら、このようなキートツプの支点支
持構造であると、支点片bに押圧操作に伴なう押
圧荷重およびねじり変形が作用するため、頻繁に
押圧操作されてしまうと支点片bが疲労破壊し易
く、強度的および寿命的に問題を有するものであ
つた。
持構造であると、支点片bに押圧操作に伴なう押
圧荷重およびねじり変形が作用するため、頻繁に
押圧操作されてしまうと支点片bが疲労破壊し易
く、強度的および寿命的に問題を有するものであ
つた。
尚、支点片bの肉厚を大きくして上述した問題
の解決を図ればよいのであるが、肉厚を大きくす
ると、こんどは押圧操作に相当の力を必要とし、
操作感触が悪くなるという新たな問題を生じ、し
たがつてこの操作感触の問題と前記強度的な問題
の双方を解決し、且つ満足させるのは非常にむず
かしい実情下にあつた。
の解決を図ればよいのであるが、肉厚を大きくす
ると、こんどは押圧操作に相当の力を必要とし、
操作感触が悪くなるという新たな問題を生じ、し
たがつてこの操作感触の問題と前記強度的な問題
の双方を解決し、且つ満足させるのは非常にむず
かしい実情下にあつた。
(考案の目的)
本考案は上記の事情に着目してなされたもので
あり、その目的とするところは、支点片の強度を
向上させるとともに、寿命の延命化を図り、かつ
操作感触も良好とするキートツプの支点支持構造
を提供することにある。
あり、その目的とするところは、支点片の強度を
向上させるとともに、寿命の延命化を図り、かつ
操作感触も良好とするキートツプの支点支持構造
を提供することにある。
(考案の構成)
上記目的を達成すべく本考案のキートツプは、
基盤を被うカバー体に形成された開口部の長手方
向中央の相対向する一対の縁部のそれぞれに対応
して、第1縦片部と横片部と第2縦片部を具備さ
せた側面視略コ字状の一対の支点片を各別に配置
し、一方の支点片の前記第1縦片部を前記開口部
の一方の縁部に連結し、且つ前記開口部内に配設
したキートツプ本体の長手方向中央部の一方の縁
部に一方の支点片の第2縦片部を連結し、他方の
支点片の前記第1縦片部を前記開口部の他方の縁
部に連結し、且つ前記キートツプ本体の長手方向
中央部の他方の縁部に他方の支点片の第2縦片部
を連結し、さらに、一対の前記支点片の横片部の
それぞれを前記基盤上に接地させたものである。
基盤を被うカバー体に形成された開口部の長手方
向中央の相対向する一対の縁部のそれぞれに対応
して、第1縦片部と横片部と第2縦片部を具備さ
せた側面視略コ字状の一対の支点片を各別に配置
し、一方の支点片の前記第1縦片部を前記開口部
の一方の縁部に連結し、且つ前記開口部内に配設
したキートツプ本体の長手方向中央部の一方の縁
部に一方の支点片の第2縦片部を連結し、他方の
支点片の前記第1縦片部を前記開口部の他方の縁
部に連結し、且つ前記キートツプ本体の長手方向
中央部の他方の縁部に他方の支点片の第2縦片部
を連結し、さらに、一対の前記支点片の横片部の
それぞれを前記基盤上に接地させたものである。
(作用)
しかして、このような構造であれば、押圧操作
されたキートツプ本体に対して支点片は、主にキ
ートツプ本体側に固着された支点片の第2縦片部
がたわみ変形を起し、支点片全体としてはほとん
どねじれ変形を起こさないので、従来の棒状支点
片を含めてこの種の支点片が損傷され易かつた主
たる原因のねじれ変形はこれを有効に防止するこ
とができる。
されたキートツプ本体に対して支点片は、主にキ
ートツプ本体側に固着された支点片の第2縦片部
がたわみ変形を起し、支点片全体としてはほとん
どねじれ変形を起こさないので、従来の棒状支点
片を含めてこの種の支点片が損傷され易かつた主
たる原因のねじれ変形はこれを有効に防止するこ
とができる。
また、キートツプ本体が押圧操作された場合の
鉛直荷重に対する支点片の支持強度は、支点片が
略コ字状をなす、断面係数の大きい、構成となつ
ているので、これについても十分な支持強度が得
られ、従来の棒状支点片と比べれば大幅に支持強
度を向上させることができる。
鉛直荷重に対する支点片の支持強度は、支点片が
略コ字状をなす、断面係数の大きい、構成となつ
ているので、これについても十分な支持強度が得
られ、従来の棒状支点片と比べれば大幅に支持強
度を向上させることができる。
それに加え、キートツプ本体を足で踏みつけた
場合などに加わる異常荷重に対しては、支点片の
横片部が基盤に接地していることによりその荷重
が基盤により支えられて支点片が保護される。
場合などに加わる異常荷重に対しては、支点片の
横片部が基盤に接地していることによりその荷重
が基盤により支えられて支点片が保護される。
更に、キートツプ本体を押圧操作した場合の操
作感触は、主に支点片の第2縦片部がためみ変形
して、キートツプ本体が傾動されるので、支点片
全体としては剛体であつても非常に軽い操作力で
且つソフトな感じでキートツプ本体を押圧操作す
ることができる。
作感触は、主に支点片の第2縦片部がためみ変形
して、キートツプ本体が傾動されるので、支点片
全体としては剛体であつても非常に軽い操作力で
且つソフトな感じでキートツプ本体を押圧操作す
ることができる。
その上、キートツプ本体の長手方向中央部の一
方の縁部と他方の縁部との二箇所がそれぞれ支点
片の第2縦片部に連結されているため、キートツ
プ本体が二点支持された状態となり、そのことに
よつて押圧操作時のキートツプ本体のがたつきが
抑制される。
方の縁部と他方の縁部との二箇所がそれぞれ支点
片の第2縦片部に連結されているため、キートツ
プ本体が二点支持された状態となり、そのことに
よつて押圧操作時のキートツプ本体のがたつきが
抑制される。
したがつて、以上のことにより本考案は、強度
が著しく向上して寿命を大幅に延命化できると同
時に、キートツプ本体の操作感触もすこぶる良好
になる、非常に優れたキートツプの支点支持構造
を提供できるものである。
が著しく向上して寿命を大幅に延命化できると同
時に、キートツプ本体の操作感触もすこぶる良好
になる、非常に優れたキートツプの支点支持構造
を提供できるものである。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第6図
に基づいて説明してゆく。
に基づいて説明してゆく。
この実施例は第1図に示す卓上計算機Bの操作
部分に本考案を適用したものである。
部分に本考案を適用したものである。
図中1は、卓上計算機のプリント基盤9を覆う
合成樹脂製のカバー体、2はこの卓上計算機1の
液晶表示部、3は前記カバー体1に形成した開口
部、4はこの開口部3のうち上部の細長い開口部
3内に配設した本考案に係る合成樹脂製のキート
ツプ本体である。
合成樹脂製のカバー体、2はこの卓上計算機1の
液晶表示部、3は前記カバー体1に形成した開口
部、4はこの開口部3のうち上部の細長い開口部
3内に配設した本考案に係る合成樹脂製のキート
ツプ本体である。
そして、このキートツプ本体4は第2図に示す
ように一対の支点片8,8を介してカバー体1に
連結支持されている。
ように一対の支点片8,8を介してカバー体1に
連結支持されている。
これら一対の支点部8は、前記キートツプ本体
4および前記カバー体1と共に一体に成形された
合成樹脂製のもので、開口側が上に向くコ字状の
第1縦片部8aと、この第1縦片部8aの中央部
から水平に延出する横片部8bと、この横片部8
bの先端部から上方へ延出する第2縦片部8cと
を有した側面視コ字状のものである。一方の支点
片8の前記第1縦片部8aの先端部を前記開口部
3の長手方向中央部の一方の縁部下面に連結し、
且つキートツプ本体4の長手方向中央部の長手方
向中央部の一方の縁部に一方の支点片8の第2縦
片部8cの先端部を連結し、他方の支点片8の前
記第1縦片部8aの先端部を前記開口部3の長手
方向中央部の他方の縁部下面に連結し、且つキー
トツプ本体4の長手方向中央部の長手方向中央部
の他方の縁部に他方の支点片8の第2縦片部8c
の先端部を連結し、また、これらの支点片8の横
片部8bを基盤9上に接地させてある。したがつ
て、この実施例の支持片8では基盤9により支え
られるので、キートツプ本体4から加わる異常荷
重(例えばキートツプ本体4を踏み付けた場合の
荷重)に対しても十分耐えうることができる。
4および前記カバー体1と共に一体に成形された
合成樹脂製のもので、開口側が上に向くコ字状の
第1縦片部8aと、この第1縦片部8aの中央部
から水平に延出する横片部8bと、この横片部8
bの先端部から上方へ延出する第2縦片部8cと
を有した側面視コ字状のものである。一方の支点
片8の前記第1縦片部8aの先端部を前記開口部
3の長手方向中央部の一方の縁部下面に連結し、
且つキートツプ本体4の長手方向中央部の長手方
向中央部の一方の縁部に一方の支点片8の第2縦
片部8cの先端部を連結し、他方の支点片8の前
記第1縦片部8aの先端部を前記開口部3の長手
方向中央部の他方の縁部下面に連結し、且つキー
トツプ本体4の長手方向中央部の長手方向中央部
の他方の縁部に他方の支点片8の第2縦片部8c
の先端部を連結し、また、これらの支点片8の横
片部8bを基盤9上に接地させてある。したがつ
て、この実施例の支持片8では基盤9により支え
られるので、キートツプ本体4から加わる異常荷
重(例えばキートツプ本体4を踏み付けた場合の
荷重)に対しても十分耐えうることができる。
尚、10,11は各々キートツプ本体4の長手
方向端部直下に位置させて、プリント基盤9上に
固定したキースイツチである。
方向端部直下に位置させて、プリント基盤9上に
固定したキースイツチである。
しかして、このような構成であれば、水平状態
に支持された第4図に示すキートツプ本体4を、
例えば第5図に示すように右側の端部上面cを押
圧操作すると、支持片8,8の第2縦片部8c,
8cが右側にたわみ変形して、これと共にキート
ツプ本体4が右側下方に傾動されるので、キート
ツプ本体4の長手方向端部の直下に位置されてい
るキースイツチ11を押圧操作することができ
る。このため、キースイツチ11はON動作さ
れ、このON動作に基づく電気的信号が他の系統
へ送られることになる。
に支持された第4図に示すキートツプ本体4を、
例えば第5図に示すように右側の端部上面cを押
圧操作すると、支持片8,8の第2縦片部8c,
8cが右側にたわみ変形して、これと共にキート
ツプ本体4が右側下方に傾動されるので、キート
ツプ本体4の長手方向端部の直下に位置されてい
るキースイツチ11を押圧操作することができ
る。このため、キースイツチ11はON動作さ
れ、このON動作に基づく電気的信号が他の系統
へ送られることになる。
また、第5図に示すキートツプ本体4の状態か
ら押圧操作をやめると、支点片8,8の第2縦片
部8c,8cがその素材の弾性により元の起立状
態の位置に復帰し、これに伴つて傾動していたキ
ートツプ本体4も元の水平状態に戻ることにな
る。
ら押圧操作をやめると、支点片8,8の第2縦片
部8c,8cがその素材の弾性により元の起立状
態の位置に復帰し、これに伴つて傾動していたキ
ートツプ本体4も元の水平状態に戻ることにな
る。
一方、水平状態に支持された第4図に示すキー
トツプ本体4を、第6図に示すように左側の端部
上面Dを押圧操作すると、支点片8,8の第2縦
片部8c,8cは今度は左側にたわみ変形して、
これと共にキートツプ本体4も左側下方に傾動さ
れて、キートツプ本体4の長手方向端部の直下に
位置されているキースイツチ10を押圧操作する
ことになる。
トツプ本体4を、第6図に示すように左側の端部
上面Dを押圧操作すると、支点片8,8の第2縦
片部8c,8cは今度は左側にたわみ変形して、
これと共にキートツプ本体4も左側下方に傾動さ
れて、キートツプ本体4の長手方向端部の直下に
位置されているキースイツチ10を押圧操作する
ことになる。
そして、キースイツチ11がON動作される
と、そのON動作に基づく電気的信号が他の系統
に送られること、および押圧操作されているキー
トツプ本体4に対して押圧操作をやめると、キー
トツプ本体4が元の水平状態に戻ることは、前述
の場合と同様である。
と、そのON動作に基づく電気的信号が他の系統
に送られること、および押圧操作されているキー
トツプ本体4に対して押圧操作をやめると、キー
トツプ本体4が元の水平状態に戻ることは、前述
の場合と同様である。
しかして、この場合、押圧操作されたキートツ
プ本体4に対して支点片8,8は、その第2縦片
部8cが主にたわみ変形を起こし、その第2縦片
部8c,8cを含めて支点片8,8の各片部8
a,8bはほとんどねじれ変形を起こさないか
ら、この種の支点片の最も損傷原因となつている
ねじれ変形を有効に防止できる。
プ本体4に対して支点片8,8は、その第2縦片
部8cが主にたわみ変形を起こし、その第2縦片
部8c,8cを含めて支点片8,8の各片部8
a,8bはほとんどねじれ変形を起こさないか
ら、この種の支点片の最も損傷原因となつている
ねじれ変形を有効に防止できる。
また、支点片8,8はその形状が側面視コ字状
をなすものであるから、従来の棒状支点片と比べ
れば大幅に支持強度が向上するとともに、支点片
8,8の横片部8b,8b下面がプリント基盤上
に接地されているから、通常のキートツプ本体4
を押圧操作する場合の押圧荷重は勿論、キートツ
プ本体4を不用意に踏み付けた場合のような異常
荷重に対しても十分に耐え得ることができ、耐久
性および寿命の点で従来品よりすこぶる向上す
る。
をなすものであるから、従来の棒状支点片と比べ
れば大幅に支持強度が向上するとともに、支点片
8,8の横片部8b,8b下面がプリント基盤上
に接地されているから、通常のキートツプ本体4
を押圧操作する場合の押圧荷重は勿論、キートツ
プ本体4を不用意に踏み付けた場合のような異常
荷重に対しても十分に耐え得ることができ、耐久
性および寿命の点で従来品よりすこぶる向上す
る。
更に、このような支点片8,8であると、キー
トツプ本体4を押圧操作した場合、もつぱら支点
片8,8の第2縦片部8c,8cがたわみ変形し
て、キートツプ本体4が傾動するので、支点片
8,8全体は剛体であつてもすこぶる軽い押圧力
で且つソフトな感じでキートツプ本体4を押圧操
作できる。
トツプ本体4を押圧操作した場合、もつぱら支点
片8,8の第2縦片部8c,8cがたわみ変形し
て、キートツプ本体4が傾動するので、支点片
8,8全体は剛体であつてもすこぶる軽い押圧力
で且つソフトな感じでキートツプ本体4を押圧操
作できる。
その上、キートツプ本体4はその長手方向中央
部の両側の縁部がそれぞれ一対の支点片8,8の
それぞれの第2縦片部8c,8cによつて各別に
支持されているため、キートツプ本体4は二点支
持された状態で押圧操作される。そのため、押圧
操作時にキートツプ本体4のがたつきがほとんど
なく、そのがたつきを防止する特別の手段を設け
る必要はない。
部の両側の縁部がそれぞれ一対の支点片8,8の
それぞれの第2縦片部8c,8cによつて各別に
支持されているため、キートツプ本体4は二点支
持された状態で押圧操作される。そのため、押圧
操作時にキートツプ本体4のがたつきがほとんど
なく、そのがたつきを防止する特別の手段を設け
る必要はない。
このように上記実施例の支点片8,8はすこぶ
る著効を奏するものであるが、本考案は必ずしも
前記実施例の支点片に限定されるものではなく、
例えば第7図に示すような側面視コ字状をなす支
点片8′であつてもよく、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲で種々設計変更が可能である。
る著効を奏するものであるが、本考案は必ずしも
前記実施例の支点片に限定されるものではなく、
例えば第7図に示すような側面視コ字状をなす支
点片8′であつてもよく、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲で種々設計変更が可能である。
(考案の効果)
以上の説明からも容易に理解されるように、本
考案のキートツプの支点支持構造は、キートツプ
本体の押圧操作時には側面視コ字状をなす支点片
の第2縦片部が主にたわみ変形を起こすため、そ
の支点片のどの部分もほとんどねじれ変形を起こ
さなくなり、その結果、支点片が大幅に延命化さ
れる。そればかりか、側面視コ字状をなす支点片
の横片部が基盤に接地しているため、押圧操作時
の通常荷重は勿論、キートツプ本体を足で踏みつ
けた場合などに加わる異常荷重が基盤により支え
られて支点片が保護され、このことも支点片の延
命化を助長することにつながる。
考案のキートツプの支点支持構造は、キートツプ
本体の押圧操作時には側面視コ字状をなす支点片
の第2縦片部が主にたわみ変形を起こすため、そ
の支点片のどの部分もほとんどねじれ変形を起こ
さなくなり、その結果、支点片が大幅に延命化さ
れる。そればかりか、側面視コ字状をなす支点片
の横片部が基盤に接地しているため、押圧操作時
の通常荷重は勿論、キートツプ本体を足で踏みつ
けた場合などに加わる異常荷重が基盤により支え
られて支点片が保護され、このことも支点片の延
命化を助長することにつながる。
さらに、キートツプ本体の押圧操作時の傾動は
前記第2縦片部のたわみ変形によつて主になされ
るため、ねじれ変形を伴う押圧操作時の感触に比
べると操作感触がすこぶる軽く且つソフトにな
る。その上、キートツプ本体がその長手方向中央
部の両側の縁部において一対の支点片の第2縦片
部によつて二点支持されるため押圧操作時のがた
つきもほとんどなくなり、特別ながたつき防止手
段を設けることなく押圧操作時のがたつきが防止
されて良好な操作感触が保障される。
前記第2縦片部のたわみ変形によつて主になされ
るため、ねじれ変形を伴う押圧操作時の感触に比
べると操作感触がすこぶる軽く且つソフトにな
る。その上、キートツプ本体がその長手方向中央
部の両側の縁部において一対の支点片の第2縦片
部によつて二点支持されるため押圧操作時のがた
つきもほとんどなくなり、特別ながたつき防止手
段を設けることなく押圧操作時のがたつきが防止
されて良好な操作感触が保障される。
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示
し、第1図は平面図、第2図は要部を切欠して示
す斜視図、第3図は第2図−線方向に見た断
面図、第4図は第2図−線方向に見た断面
図、第5図および第6図は動作状態を示す断面
図、第7図は本考案の他の実施例を示す第2図と
同様な斜視図、第8図は従来のキートツプを示す
斜視図である。 1……カバー体、3……開口部、4……キート
ツプ本体、8,8′……支点片、8a……第1縦
片部、8b……横片部、8c……第2縦片部、9
……プリント基盤(基盤)。
し、第1図は平面図、第2図は要部を切欠して示
す斜視図、第3図は第2図−線方向に見た断
面図、第4図は第2図−線方向に見た断面
図、第5図および第6図は動作状態を示す断面
図、第7図は本考案の他の実施例を示す第2図と
同様な斜視図、第8図は従来のキートツプを示す
斜視図である。 1……カバー体、3……開口部、4……キート
ツプ本体、8,8′……支点片、8a……第1縦
片部、8b……横片部、8c……第2縦片部、9
……プリント基盤(基盤)。
Claims (1)
- 基盤を被うカバー体に形成された開口部の長手
方向中央の相対向する一対の縁部のそれぞれに対
応して、第1縦片部と横片部と第2縦片部を具備
させた側面視略コ字状の一対の支点片を各別に配
置し、一方の支点片の前記第1縦片部の先端部を
前記開口部の一方の縁部に連結し、且つ前記開口
部内に配設したキートツプ本体の長手方向中央部
の一方の縁部に一方の支点片の第2縦片部の先端
部を連結し、他方の支点片の前記第1縦片部の先
端部を前記開口部の他方の縁部に連結し、且つ前
記キートツプ本体の長手方向中央部の他方の縁部
に他方の支点片の第2縦片部の先端部を連結し、
さらに、一対の前記支点片の横片部のそれぞれを
前記基盤上に接地させてなることを特徴とするキ
ートツプの支点支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6409384U JPS60175438U (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | キ−トツプの支点支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6409384U JPS60175438U (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | キ−トツプの支点支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60175438U JPS60175438U (ja) | 1985-11-20 |
JPH0239319Y2 true JPH0239319Y2 (ja) | 1990-10-22 |
Family
ID=30594848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6409384U Granted JPS60175438U (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | キ−トツプの支点支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60175438U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912231B2 (ja) * | 1980-03-31 | 1984-03-21 | パイオニア株式会社 | スピ−カの非振動系構成体 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912231U (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-25 | 株式会社東芝 | 電子機器の操作装置 |
-
1984
- 1984-04-28 JP JP6409384U patent/JPS60175438U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912231B2 (ja) * | 1980-03-31 | 1984-03-21 | パイオニア株式会社 | スピ−カの非振動系構成体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60175438U (ja) | 1985-11-20 |
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