JPH0239217A

JPH0239217A - 前後調節可能な足踏み式ペダル

Info

Publication number: JPH0239217A
Application number: JP18877788A
Authority: JP
Inventors: Yoshimasa Kataumi; 好正片海
Original assignee: Fuji Kiko Co Ltd
Current assignee: JTEKT Column Systems Corp
Priority date: 1988-07-28
Filing date: 1988-07-28
Publication date: 1990-02-08
Also published as: JPH0567966B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は車両におけるアクセル、ブレーキ、クラッチ
等の操作をするための前後調節可能な足踏み式ペダルに
関するものである。

［従来の技術］一般に、自動車のアクセル、ブレーキ、クラッチ等の操
作は足踏み式ペダルにより行う。従来、この足踏み式ペ
ダルは、車両のダッシュパネルに固定されたブラケット
にアームが回動可能に軸支′され、そのアームの一端部
近傍にはアクセル、ブレーキ若しくはクラッチに連結す
ロッド若しくはワイヤが連結され、他端部にはペダルが
取り付けられ、そのペダルを操縦者が足で押すとロッド
若しくはワイヤが押され、若しくは引かれてアクセル、
ブレーキ若しくはクラッチが操作するらのである。

ところで、操縦者の身長には個人差が凪るから、このペ
ダルに足が届かないことがあり、そのような場合には、
座席を前方へスライドさＵ゛て調節ができるようにして
いる。また、身長が標準以上の場合には、座席を後方へ
スライドさせなければならない。座席を後方へスライド
させると、後部座席に着座した者のレッグスペースを狭
くして、着座感を悪くする。しかしながら、座席をこの
ようにスライドさせると、操縦者のビュウポイント（視
点）が当然に変化するから、身長の個人差によるビュウ
ポイントはまちまちとなる。同一の車両において、操縦
台が代わる毎にビュウポイントが変化するのは、視角が
変化し、視野の広狭差が生じることになり、本来、好ま
しいことではない。

そこで、座席をスライドさせることなく、逆にペダルの
位置を変化させるべく、ペダルを前後調節可能にした構
成が知られている（例えば、特公昭５０−６６９４号、
同５０−３４８１４号、その他米国特許第３，１５１，
４９９号、同第３，５０３．１１１号等参照）。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記従来例によれば、構成が複雑となる
傾向にあり、コスト高を沼来するほか、メンテナンスに
問題が生じ、また簡単な構成もあるにはあるが、理論的
にはともかく、実使用に際して安全性を十分に確保でき
るか否か疑わしい面があり、かくして、現実の使用が可
能となるまでに完成されていないといえる。

しかして、自動車の発達した今日、座席のスライドによ
り身長の個人差を修正して、ペダルの操作をすることは
、前記の事情により、最早好ましいとは言い得ない現実
にあるといえろ。

そこで、この発明は上記事情に鑑みて、現実に使用可能
であって前後調節可能なアジャスタブルペダルを提供す
ることを目的としてなされた。

［課題を解決するための手段］この発明は上記課題を解決するため、車体に固定するブ
ラケットと、該ブラケットに回動可能に軸支されたレバ
ーと、該レバーに幅方向へ平行移動可能に取り付けられ
、ペダルパッドが一直線上を移動可能なペダルアームと
、該ペダルアームの移動に連動してレバー比を一定に保
ち、操作用杼索の押し若しくは引っ張り長さを一定にす
る調整レバーと、前記ペダルアームと連動して回動しペ
ダルアームのストロークを規制するストップレバーとか
らなる前後調節可能な足踏み式ペダルを構成したもので
ある。

［作用］この発明の上記構成によれば、ペダルパッドの位置を、
身長の個人差を有する操縦者にそれぞれ適正な配置とな
すべく前後へ移動調節でき、しから、ペダルパッドおよ
びそれを支持するペダルアームは、平行移動をしてペダ
ルパッドの位置が常に一定の高さに保持され、かつ、前
後調節しても操作用索の移動長さを常に一定に保つ。

［実施例］次に、この発明の実施例を図面に基づき説明する。この
例はアクセルペダルに実施しだらので、第１図および第
２図に示したように、ダッシュパネルなどの車体に固定
されるブラケット１に、袖２を介して回動可能にレバー
３が、リターンバネ３０で第１図図示反時計方向へ回転
付勢して軸支されている。ブラケットｌには、軸４を介
してアクセル操作レバー５が回動可能に軸支され、その
図示上端部にはアクセル操作ワイヤなどの操作索６が連
結されている。前記レバー３には、幅方向へ延伸ずろ上
下二段の平行な長孔７，７ａが設けられている。また、
レバー３の長孔７．７ａ間の図示左端近傍に、輔８を介
して回動可能に調整レバー９が軸性されている。調整レ
バー９は逆Ｚ字形をして、その弧状部９ａには弧状孔９
ｂが形成されている。弧状孔９ｂはその曲率が一定では
なく、輔２とペダルパッド！８の中心間の距離１）　ｔ
、の変化に対し、軸２と後述の袖［０間の距離ＤＳを比
例的に変化させ、ペダルパッド１８の位置を前後へ移動
調節した場合でも一定のレバー比を保ち、操作杆５に与
える力を一定にする。また、ｙＪ？４整レバー９には、
輔８の図示左側へ延伸するレバ一部９Ｃが一体形成され
、そのレバ一部９Ｃの端部には袖１０を介し、前記アク
セル操作レバー５が回動可能に連結されている。軸１０
はアクセル操作レバー５に形成した弧状孔５ａに係合し
ている。前記弧状孔９ｂと長孔７に係合するピンＩＩが
ペダルアーム【２の上端部にカラー１１ｂで、また長孔
７ａに係合するピンｌｌａがペダルアーム１２にカラー
１１ｂで各々突設している。そして、このピンＩｌａと
係合するガイド孔１３を設けたストップレバー１４が、
軸１５を介して回動可能にブラケット１に軸支されてい
る。ガイド孔１３はピン１１．１１ａが長孔７．７ａお
よび弧状孔９ｂに沿って移動できるストロークを十分に
吸収できる長さである。ストップレバー１４には、弧状
の立ち曲げ縁１６が形成され、この立ち曲げ縁１６は、
ブラケット１に一体形成したアーム！ａの弧状突部から
なるストッパー１７と当接する。立ち曲げ縁１６の曲率
は、ペダルアーム１２が前後移動調節されて踏み込まれ
た場合、常に一定のストロークでストッパー１７と接離
できるように形成される。

また、ブラケットｌには、レバー３の図示反時計回転を
阻止するストッパーｔｂが一体形成されている。ペダル
アーム１２の図示下端部には、ペダルパッド１８が取付
は固定されている。そして、前記長孔７，７ａに係合す
るピンＩ　１，１１ａには連結板Ｉ９が装着され、その
連結板１９にはスクリュウナツト２０が固定され、その
スクリュウナツト２０にはスクリュウロッド２１が螺合
し、スクリュウロッド２１はレバー３の切り起こし部３
　ａ、　３　ｂに回転可能に支持され、その切り起こし
部３ｂに固定した電動モーター２２により正逆回転可能
である。電動モーター２２は、前記実施例と同様に、操
縦者が正逆回転を選択して制御できるスイッチを介在し
ている。また、ブラケット１とストップレバー１４との
間には、引っ張りばね２３が懸架されている。この引っ
張りばね２３は、レバー３に負荷される重量を支えてリ
ターンバネ３０の荷重を無にする。

次に、上記アクセルペダルの作用を説明する。

まず初めに、ペダルアーム１２の前後調節をしない場合
は、第１図に実線で示した状態で使用する。

ずなわち、ペダルアーム１２は、ピンｌ　１，１１ａが
それぞれ長孔７，７ａの図示最左端部に位置し、またピ
ン１１は調整レバー９における弧状孔９ｂの最左端部に
位置している。したがって、この状態でペダルパッド１
８を足で踏み込むと、第３図に仮想線で示したように、
ペダルアーム１２とレバー３が一体で軸２を中心として
図示時計方向へ回動し、調整レバー９がアクセル操作レ
バー５をその軸を中心として時計方向へ回動する。アク
セル操作レバー５が時計方向へ回動すると操作索６が図
の右方へ移動して図示しない変速器を操作する。そして
、ペダルアーム１２が最大限度図の左方へ回動した場合
、ストップレバー１４の立ち曲げ縁１６がストッパー１
７に当接して、ペダルアーム１２の回動ストロークは規
制される。更に、ペダル−ベツド目８から足を離すと、
リターンバネ３０の力で、ペダルアーム１２とレバー３
は一体で、軸２を中心として反時計方向へ回動し、第３
図に仮想線で示したように、元の状態に復帰する。

そして、ペダルパッド１８の位置を前後調節するには、
第１図に仮想線図示のようにペダルアーム１２を操縦者
側へ移動させる。すなわち、電動モーター２２を正回転
始動するスイッチを適宜選択して操作し、スクリュウロ
ッド２１を正回転させ、スクリュウナツト２０の位置を
長孔に平行な方向へ移動させる。スクリュウナツト２０
が移動すると、連結板１９を介してピンｌ　１，１１ａ
が長孔７，７ａに沿って図の右方へ同時に移動し、ピン
１１の移動に伴い調整レバー９が軸８を中心として反時
計方向へ回動する。そこで第４図に実線で示したように
、ペダルアーム１２はブラケット！から離れろ方向、す
なわち操縦者側へ近接し、弧状孔９ｂとピン２により調
整レバー９の回動角度が規制され、軸１０が弧状孔５ａ
にガイドされて移動し、アクセル操作レバー５は軸４を
中心として反時計方向へ回動し、操作索６の引っ張り長
さを一定に保つべき修正をする。一方、ピンＩＩａの前
記移動に伴い、ストップレバー１４が軸１５を中心とし
て図示時計方向へ回動し、その立ち曲げ縁１６が回動す
る。この状態で、ペダルパッド１８を足で踏み込むと、
第４図に仮想線図示のように、ペダルアーム１２とレバ
ー３は一体で軸２を中心として図示時計方向へ回動し、
調整レバー９を介してアクセル操作レバー５が軸４を中
心として時計方向へ回動し、操作索６が図の右方へ移動
するから、図示しない変速器が操作されるのである。そ
して、ペダルアーム１２の最大回動角度は、ストップレ
バー１４の立ち曲げ縁１６がストッパー１７に当接する
ことにより規制されるのである。ペダルパッド！８から
足を離すと、ベダルアームＩ２とレバー３は一体で、リ
ターンバネ３０の力で軸２を中心として反時計方向へ回
動し、第４図に実線で示したように、レバー３の一部が
ブラケット１のストッパー１ｂに当接して停止するので
ある。したがって、ペダルパッド１８の位置を操縦者側
へ移動調節しても、アクセル操作レバー５が調整レバー
９によって前記未調節の状態と同じ位置に止どめ、レバ
ー比の調整をするから、アクセル操作ワイヤの引っ張り
長さは一定となり、操作索６を所定長さ以上に引く危険
は生じない。

［発明の効果］以」二説明したこの発明によれば、車体に固定するブラ
ケットと、該ブラケットに回動可能に軸支されたレバー
と、該レバーに幅方向へ平行移動可能に取り付けられ、
ペダルパッドが一直線上を移動可能なペダルアームと、
該ペダルアームの移動に連動してレバー比を一定に保ち
、操作用杆索の押し若しくは引っ張り長さを一定にする
調整レバーと、前記ペダルアームと連動して回動しペダ
ルアームのストロークを規制するストップレバーとから
なるなるので、自動車のアクセル、ブレーキ若しくはク
ラッチの操作レバーとして採用したときは、ペダルアー
ムを前後調節できて、同−車における身長の個人差によ
る操作上の不都合およびビュウポイントの差異を解消す
ることができ、安全な運転を確保さ什ることができる。

しから、ペダルアームを前後調節してら、ストップレバ
ーが連動してペダルアームのストロークを一定に保ち、
操作感覚を不変にできる、等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部切欠側面図、第２図は第１図ｉｆＩ線断面
図、第３図および第４図はそれぞれ作用説明図である。Ｉ・・・ブラケット、２，４，８，１０．１５・・・軸
、３・・・レバー　５・・・操作用索、９・・・調整レ
バー　Ｉ＋。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車体に固定するブラケットと、該ブラケットに回
動可能に軸支されたレバーと、該レバーに幅方向へ平行
移動可能に取り付けられ、ペダルパッドが一直線上を移
動可能なペダルアームと、該ペダルアームの移動に連動
してレバー比を一定に保ち、操作用杆索の押し若しくは
引っ張り長さを一定にする調整レバーと、前記ペダルア
ームと連動して回動しペダルアームのストロークを規制
するストップレバーとからなることを特徴とする前後調
節可能な足踏み式ペダル。