JPH0239037B2 - Kirokudeisukuensosochi - Google Patents

Kirokudeisukuensosochi

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JPH0239037B2
JPH0239037B2 JP19370384A JP19370384A JPH0239037B2 JP H0239037 B2 JPH0239037 B2 JP H0239037B2 JP 19370384 A JP19370384 A JP 19370384A JP 19370384 A JP19370384 A JP 19370384A JP H0239037 B2 JPH0239037 B2 JP H0239037B2
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signal
output
recording disk
clock
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Minoru Kosake
Tsutomu Sakano
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、記録デイスク演奏装置に関し、特に
デイジタル信号が記録されている記録デイスクの
演奏装置に関する。
背景技術 デイジタル信号が記録されている記録デイスク
としては、オーデイオ信号が所定デイジタル変調
処理されかつパルス列化されて記録されたデイジ
タルオーデイオデイスク、いわゆるコンパクトデ
イスク(以下CDと略称する)が知られており、
更に近時、水平同期信号や垂直同期信号等の同期
信号を含むいわゆる複合ビデオ信号とオーデイオ
信号の各FM変調信号にオーデイオ信号を所定デ
イジタル変調方式によりデイジタル化しパルス列
信号としたものを重畳して記録する方式(特願昭
58−45780号明細書参照)によるビデオデイスク
(以下LDDと略称する)が開発されている。
かかる記録方式においては、オーデイオ信号は
2チヤンネル化されており、2.3MHz及び2.8MHz
のオーデイオキヤリヤがそれぞれ2つのオーデイ
オチヤンネル信号によつてFM変調されている。
また、ビデオ信号はシンクチツプが7.6MHz、ペ
デスタルレベルが8.1MHz、ホワイトピークが
9.3MHzとなるように周波数変換されている。そ
して、オーデイオ信号は更にPCM(Pilse Code
Modulation)等の変調方式によりデイジタル化
されてパルス列信号に変換されている。
このパルス列信号は、例えばEFM(Eight to
Fourteen Modulation)方式によつて記録に適
した信号となつており、周波数スペクトラムは3
T〜11Tの幅を有するパルス列の周波数成分と
なる。ここに、TはPCM信号のビツト周期を示
しており、3Tのパルスは約720KHz、最大幅の
11Tのパルスは約200KHzとなつている。この
ようなパルス列信号がビデオメインキヤリアに対
して約1/10以下のレベルにて重畳され、ゼロクロ
ス点近傍にてスライス増幅されてパルス幅変調さ
れた信号となつて記録信号とされる。
以上の記録方式によつてビデオ信号及びオーデ
イオ信号が記録された記録デイスクから得られる
RF(高周波)信号の周波数スペクトラムは第1図
に示す如くなる。第1図において、Aで示す成分
がデイジタル化されたオーデイオ信号成分、Bで
示す成分がオーデイオFM信号成分、Cで示す成
分がビデオFM成分における色情報成分、Dで示
す成分がビデオFM信号における輝度情報成分で
ある。
デイジタル化されたオーデイオ信号のダイナミ
ツクレンジは約90dB若しくはそれ以上とするこ
とができるので、FM変調方式によるオーデイオ
信号の記録再生に比して著しく音質改善が図れる
ことになるのである。
ところで、CD演奏装置におけるPCMデイジタ
ル信号の一般的な復調装置では、読出しクロツク
を固定とし、これに対し記録デイスクの回転を位
相同期させ、再生クロツク信号に同期した書込み
クロツクで一旦メモリに書込んだ情報を該読出し
クロツクに同期して読み出すことにより、時間軸
変動成分であるジツタを除去する構成となつてい
る。
一方、上記LDDの演奏に際しては、再生信号
をビデオ同期のための基準信号に同期させないと
ビデオ出力にジツタを生ずることになる。従つ
て、LDDからの読取RF信号から抽出されたデイ
ジタル信号を復調するときに、従来のCD演奏装
置を用いると、このCD演奏装置ではPCM復調側
で別個の基準信号を用いてメモリからデータを読
み出しているため、2つの基準信号の僅かな位相
ずれによつて、再生ビデオ信号と再生復調された
音声信号とが時間的にずれてしまうことになる。
従つて、CDとLDDとの双方を演奏可能な演奏
装置を開発するに当たつては、低コスト化を目的
に復調系の共用化を考える場合、上述した如き
種々の問題点を解決する必要がある。
発明の概要 [発明の目的] 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、
CDを演奏する場合でもLDDを演奏する場合で
も、再生デイジタル信号に含まれるジツタ成分を
確実に抑制してジツタのないデイジタル信号を得
ることが可能な記録デイスク演奏装置を提供する
ことを目的とする。
[発明の構成] 本発明による記録デイスク演奏装置は、複合ビ
デオ信号を担う高周波FM信号と情報データを担
うべく変調された低周波デイジタル信号とが重畳
されて記録されたLDDと、情報データを担うべ
く変調された低周波デイジタル信号が記録された
CDとを演奏可能な演奏装置であつて、 LDD又はCDから読み取つた低周波デイジタル
信号を復調する復調手段と、その低周波デイジタ
ル信号に位相同期した再生クロツク信号を生成す
る再生クロツク生成手段と、復調手段の復調出力
を再生クロツク信号に同期してメモリへ書き込む
書込み手段と、メモリから記憶情報を読み出すた
めの読出しクロツク信号を発生する読出しクロツ
ク発生手段とを備え、 この読出しクロツク発生手段が、LDD演奏時
には読出しクロツク信号を再生クロツク信号に同
期せしめ、CD演奏時には読出しクロツク信号を
固定基準信号に同期せしめるようになされた構成
となつている。
[発明の作用] この構成によつて、CDとLDDとの演奏に際し
てデイジタル信号の復調系の回路を共用化できる
ことになる。
実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
第2図は、本発明による記録デイスク演奏装置
の一実施例を示すブロツク図である。かかる演奏
装置はCD及びLDDと共に、複合ビデオ信号及び
オーデイオ信号がそれぞれ周波数変調されて記録
された通常のビデオデイスク(以下LDと略称す
る)をも演奏可能ないわゆるコンパチブルプレー
ヤである。このプレーヤには、ビデオデイスク
(LD,LDD)とデイジタルオーデイオデイスク
(CD)とでは演奏回転数が異なることから、LD,
LDD回転駆動用スピンドルモータ1とCD回転駆
動用スピンドルモータ2とが備えられている。こ
れらスピンドルモータ1,2は演奏するデイスク
の種類に応じて選択され、例えばモータ3を駆動
源とする切換機構4によつて切り換えられる。
演奏するデイスク5のデイスクサイズを検出す
るために、例えば3個の検知センサ6,7及び8
がデイスク半径方向においてデイスクサイズに対
応して設けられている。デイスクサイズは、CD
の場合外径が約5インチ(12cm)であり、ビデオ
デイスク(LD,LDD)の場合は外径が8インチ
及び12インチの2種類となつている。3個の検知
センサ6,7及び8の各出力は波形整形回路9で
波形整形された後デイスク判別回路10に供給さ
れる。検知センサとしては、例えば光学的センサ
が用いられるが、これに限定されるものではな
い。
デイスク判別回路10では、検知センサ6,7
及び8の検知出力に基づいて、演奏するデイスク
がCD,LDD及びLDの3種類のデイスクのうち
のいずれであるかの判別が行なわれる。このデイ
スク判別回路10の具体的な回路構成を第3図に
示す。本図において、CDの場合、デイスクサイ
ズが最小(12cm)と決まつており、最内周の検知
センサ6の検知出力及びインバータ79,80を
経た検知センサ7,8の反転出力を3入力とする
ANDゲート回路78の出力がCD判別情報とな
る。すなわち、検知センサ6がオンで、他の検知
センサ7,8がオフのときCDと判別されるので
ある。ビデオデイスクの場合には、デイスクサイ
ズが8インチと12インチであるので、検知センサ
7又は8の検知出力はORゲート回路69を介し
てANDゲート回路70,71の各一入力となる。
また、後述するフレーム同期検出回路21からフ
レーム同期信号が検出されたときに発生されるフ
レーム同期検出信号がANDゲート回路71の他
入力になると共に、インバータ72で反転されて
ANDゲート回路70の他入力ともなる。そして
検知センサ7又は8の検知出力の発生時であつて
フレーム同期検出信号が入力されたときANDゲ
ート回路71からLDD判別情報が出力され、該
フレーム同期検出信号が入力されないときには
ANDゲート回路70からLD判別情報が出力され
る。これら判別情報はデイスクの種類を表示する
インジケータ11の駆動に、又後述する各種スイ
ツチの切換信号として用いられる。
デイスク5から記録情報を読み取るためのピツ
クアツプ12はデイスク5の半径方向において移
動自在に設けられたスライダーベース(図示せ
ず)により担持されており、当該スライダーベー
スは、スライダーモータ、減速ギヤ等からなる駆
動機構(図示せず)によつて駆動される。ピツク
アツプ12により記録デイスク5から読み取られ
た読取り情報は、RFアンプ13を経てデイジタ
ル情報復調系14、アナログオーデイオ復調系1
5及びビデオ復調系16にそれぞれ供給される。
RFアンプ13は約5KHz〜14MHzの広い帯域を有
し、単一のアンプで再生PCMオーデイオ信号、
再生FMオーデイオ信号及び再生ビデオ信号の増
幅が可能となつている。
デイジタル情報復調系14において、演奏する
デイスクの種類に応じて切り変わる切換スイツチ
17が設けられており、このスイツチ17は先述
したデイスク判別回路10からのデイスク情報に
基づいてLDDの場合にはa側に、CDの場合には
B側に切り変わる。すなわち、LDD演奏時とCD
演奏時とで、デイジタル信号処理系が切り換えら
れるのである。CD演奏時には、記録デイスク5
からの読取RF信号はPCMオーデイオ情報であ
り、このPCMオーデイオ情報は、イコライザ1
8で周波数特性の特に高域を補償するMTF
(Modulation Transfer Function)補償が施さ
れる。
一方、LDD演奏の場合には、FMオーデイオ情
報及びFMビデオ情報と共に読取RF信号に含ま
れるPCMオーデイオ情報がLPF(ローパスフイル
タ)19で抽出され、デイ・エンフアシス回路2
0に供給される。POMオーデイオ情報は例えば
EFM信号であるが、記録時において、デイジタ
ル信号をそのままFM変調されたビデオ信号に重
畳したのでは、デイジタル信号成分がFMビデオ
信号の低域成分に妨害されることになるので、低
域成分がプーストされて記録されている。従つ
て、信号再生時においては、記録時にブーストさ
れた低域成分を逆にデイ・エンフアイス回路20
により落す補償がなされるのである。これによ
り、記録時及び再生時に低周波ノイズに対してデ
イジタル信号のS/Nを向上できることになるの
である。
なお、切換スイツチ17を用いて信号処理系の
切換えを行なう代りに、各信号処理系の回路への
供給電源をON/OFFするようにしても同様の効
果が得られる。
切換スイツチ17を経た読取EFM信号は、フ
レーム同期検出回路21を介してEFM復調回路
22に供給されると共に再生クロツク抽出回路2
3にも供給され、この再生クロツク抽出回路23
で抽出された再生クロツクによつてEFM復調回
路22にてPCMデイジタル信号に復調される。
この復調信号はRAM(ランダムアクセスメモリ)
等のメモリ24へメモリコントローラ25の制御
によつて書き込まれるが、このときメモリコント
ローラ25は再生クロツクの分周器26による分
周出力である書込みクロツク(Wクロツク)に同
期して書込みを行なう。
メモリ24からの記憶情報の読出しは、PLL
(フエイズロツクドループ)回路におけるVCO
(電圧制御発振器)27の発振出力を分周器28
により分周することによつて得られる読出しクロ
ツク(Rクロツク)に同期してなされるようにな
つている。当該PLL回路は、先述したVCO27、
再生クロツクの分周器29による分周出力と
VCO27の発振出力の分周器30による分周出
力とを2入力とする位相比較器(P/C)31、
この比較出力を入力とするLPF(ローパスフイル
タ)32及びこのLPF32の出力電圧と基準電
圧Vref1とを択一的にVCO27に供給する切換ス
イツチ33とによつて構成されている。
当該PLL回路において、切換スイツチ33は
先述したデイスク判別回路10の判別結果に基づ
いてLDD演奏時にはa側にあつてLPF32の出
力電圧を、CD演奏時にはn側に切り変わつて基
準電圧Vref1をVCO27に供給する。これによ
り、LDD演奏時にはメモリ24から記録情報を
読み出すための読出しクロツクはPLL回路によ
つて再生クロツクと位相同期することになる。一
方、CD演奏時には基準電圧Vref1の供給により
VCO27の出力周波数は固定しており、この固
定出力周波数と再生クロツクとの位相差を示す位
相比較器31からのエラー信号が後述するループ
スイツチ59のオン(閉成)によつてLPF77
を経てCD回転駆動用スピンドルモータ2のドラ
イバー60に供給される。よつて、再生クロツク
がVCO27により得られる固定読出しクロツク
に位相同期することになる。
すなわち、LDDを演奏する場合においては、
再生信号は後述するスピンドルサーボ系によりビ
デオ信号に同期しているが、この再生信号中のデ
イジタル情報をメモリに書き込み、またこれを読
み出す際においては、再生クロツクに位相同期し
た書込みクロツクに同期してメモリ24に書き込
み、この書込みクロツクに位相同期した読出しク
ロツクに同期してメモリ24から読み出すのであ
る。従つて、再生クロツクと読出しクロツクとの
位相誤差を少なくするように動作する読出しクロ
ツク生成用PLL回路の出力でメモリ24の読出
し速度を制御するため、オーバーフローや空白状
態が発生することを未然に防止できる。またこの
とき、再生クロツク中のジツタ成分は上記PLL
回路のループフイルタにより十分に吸収され、ジ
ツタの高周波成分の影響を受けない制御電圧で
VCO27を制御するため、安定したクロツクに
よつて読出し速度を制御できることになり、読み
出された復調データにはジツタを生じない。
しかしながら、サーチ、スキヤン、ジヤンプな
どのランダムアクセスモード時においては、読出
しクロツクを生成するPLL回路がロツクインレ
ンジから外れ、やはりメモリ24のオーバーフロ
ーや空白状態を生ずる可能性がある。このため、
メモリ24内の使用状況はメモリコントローラ2
5によつて常時監視され、当該コントローラ25
からはメモリ24がオーバーフローした場合又は
空白(データがない)になつた場合、これら状態
を示す情報を電圧発生器36に供給する。LDD
演奏時には、この電圧発生器36は、メモリコン
トローラ25からのメモリ24の使用状況を示す
情報に応じて、メモリ24がオーバーフローした
場合には正の制御電圧を、又空白になつた場合に
は負の制御電圧をそれぞれ発生し、LPF32の
出力電圧に重畳し切換スイツチ33を介して
VCO27に供給するとにより、読出しクロツク
の周波数を制御する。
このように、メモリ24の格納データの量を常
時監視し、メモリ24の容量と処理能力に対して
過不足が生じた時には、正又は負の制御電圧を発
生してPLL回路にその対処を要求することによ
り、メモリ24を常に正常状態に維持することが
出来るのである。
こうして読み出されたデイジタル信号はD/A
(デイジタル/アナログ)変換器34によつてア
ナログオーデイオ信号に変換され、LPF35L,
35Rを介して左右の再生オーデイオ出力とな
る。
アナログオーデイオ復調系15において、デイ
スク5からの読取RF信号中から2.3MHz及び2.8M
Hzのオーデイオキヤリヤ成分のみを通過させる
BPF(バンドパスフイルタ)37L,37Rの出
力は、FM復調器38L,38RにおいてFM復
調され、デイ・エンフアシス回路39L,39R
を介して左右の再生オーデイオ出力となる。
ビデオ復調系16において、記録デイスク5か
らの読取RF信号はBPF&ノツチ回路40に供給
されてビデオ情報のみが抽出される。このBPF
&ノツチ回路40では、LDD演奏時に読取RF信
号に含まれるEFM成分及び2.3MHz、2.8MHzのオ
ーデイオキヤリヤ成分を積極的に除去するように
なつている。この抽出情報はリミツタ回路41を
介してFM復調器42に供給されFM復調される。
この復調出力はLPF43を介してドロツプアウ
ト補償器(DOC)44に供給され、当該補償器
44においてドロツプアウト補償がなされる。こ
のドロツプアウト補償器44は、例えば、HPF
(ハイパスフイルタ)45を介して供給され読取
RF信号に基づいてドロツプアウトを検出するド
ロツプアウトセンサ(DOS)46の検出出力に
よつてオフとされるアナログスイツチと、このス
イツチ出力端と基準電位点との間に設けられたホ
ールドコンデンサとによつて構成されている。従
つて、ドロツプアウト発生時にはドロツプアウト
センサ46の出力の発生直前のLPF43の出力
のレベルがホールドされて次段回路へ送出され、
ドロツプアウト補償が行なわれるのである。この
ドロツプアウト補償器44の出力がビデオ出力と
なる。
ドロツプアウト補償器44の出力は水平同期分
離回路47にも供給され、水平同期信号が分離出
力される。この水平同期信号は位相比較器48,
49に供給され、基準信号発生器50から出力さ
れる基準信号との位相差が検出される。位相比較
器48の出力は加算器51の一入力となり、又位
相比較器49の出力はイコライザアンプ52を介
して当該加算器51の他入力となつている。加算
器51の出力はイコライザアンプ53及びドライ
バー54を介してLDD,LD回転駆動用のスピン
ドルモータ1を駆動する。これがスピンドルサー
ボ系である。またイコライザアンプ52の出力は
ループスイツチ55、切換スイツチ56及びドラ
イバー57を介して、ピツクアツプ12に内臓さ
れたアクチユエータ(図示せず)を駆動する。こ
のアクチユエータの駆動により、情報読取用の光
スポツトがデイスクの記録トラツク接線方向に偏
倚されるようになつている。これがタンジエンシ
ヤルサーボ系である。なお、アクチユエータとし
ては、揺動することによつて情報読取用の光スポ
ツトをデイスクの記録トラツク接線方向に偏倚さ
せるタンジエンシヤルミラーであつても良く、又
レンズを光軸に対して直角な方向に変位させるこ
とによつて情報読取用の光スポツトをデイスクの
記録トラツク接線方向に偏倚させる構成のもので
も良い。
ループスイツチ55は、LD,LDD回転駆動用
スピンドルモータ1のサーボ系のロツクが略完了
したときスピンドルロツク検出回路58から出力
されるスピンドルロツク信号に応答してオン(閉
成)状態となる。すなわち、演奏開始時におい
て、先ず位相比較器48の出力によりスピンドル
モータ1が駆動されて時間軸の粗調整(スピンド
ルサーボ)が行なわれ、これによつてスピンドル
サーボのロツクが略完了すると、ループスイツチ
55がオンとなり、位相比較器49の出力によつ
てアクチユエータが駆動されて時間軸の微調整
(タンジエンシヤルサーボ)が行なわれるのであ
る。これによれば、スピンドルサーボ系によつて
は除きえない残留ジツタ成分をタンジエンシヤル
サーボ系で除去できるのである。
なお、スピンドルサーボ及びタンジエンシヤル
サーボを水平同期信号に基づいて行なつたが、
FMビデオ信号中に含まれる3.58MHzの色副搬送
波に基づいて行なうようにしても同様の効果が得
られる。
このようにして、LD,LDDの場合にはスピン
ドルサーボ系、タンジエンシヤルサーボ系により
ビデオ信号に対しては時間軸の補正された再生ビ
デオ信号が得られることになる。
以上は、ビデオデイスク(LDD,LD)の演奏
時におけるサーボ系であるが、CDの演奏時には、
先述したデイジタル情報復調系14における位相
比較器31の出力に基づいてスピンドルサーボが
行なわれる。すなわち、位相比較器31の出力は
CD演奏時にオン(閉成)状態となるループスイ
ツチ59及びドライバー60を介してCD回転駆
動用のスピンドルモータ2を駆動する。従来、
CD演奏時には、先述したタンジエンシヤルサー
ボは行なわれていなかつたが、スピンドルモータ
2は時間軸エラー信号である位相比較器31の出
力信号の高域成分には十分に追従できないので、
本実施例では、HPF61により取り出された時
間軸エラー信号の高域成分が、切換スイツチ56
及びドライバー57を介してピツクアツプ12内
のアクチユエータを駆動するサーボ、すなわちタ
ンジエンシヤルサーボをも採用している。切換ス
イツチ56は、デイスク判別回路10の判別結果
に基づいてLDD,LDの演奏時にはa側、CD演
奏時にはb側に切り変わる。
なお、CD演奏時のタンジエンシヤルサーボは、
再生クロツク抽出回路23で抽出された再生クロ
ツクの分周出力に基づいて行なうようにしたが、
フレーム同期検出回路21で検出されたフレーム
同期信号の分周出力に基づいて行なうようにして
も、フレーム同期信号と再生クロツクとは同期関
係にあるので同様の効果が得られる。
LD,LDD回転駆動用スピンドルモータ1のサ
ーボ系のロツク状態を検出するスピンドルロツク
検出回路58の出力はインバータ62で反転され
て、スピンドルサーボ系がロツク状態にないこと
を示すスピンドルアンロツク信号としてORゲー
ト回路63の一入力となる。ORゲート回路63
の他入力としては、スキヤン、サーチ、ジヤンプ
等のランダムアクセス命令時に発生されるランダ
ムアクセス情報信号が供給される。ORゲート回
路63の出力は制御指令回路64を介して再生ク
ロツク抽出回路23に供給される。
再生クロツク抽出回路23の具体的な回路構成
を第4図に示す。本図において、記録デイスク5
からの読取EFM信号は位相比較器65において
VCO(電圧制御発振器)66の発振出力との位相
差が検出され、その位相差信号はLPF67及び
切換スイツチ68を介してVCO66に供給され
る。以上により、再生クロツクを生成するPLL
回路が構成されている。
切換スイツチ68は通常はa側にあつてLPF
67の出力をVCO66に供給するが、先述した
制御指令回路64から指令信号が出力されたとき
には、この指令信号に応答してb側に切り変つて
所定の基準電圧Vref2をVCO66に供給する。す
なわち、スピンドルサーボがロツク状態にないと
き或はスキヤン、サーチ、ジヤンプ等のランダム
アクセス命令により情報読取用光スポツトがトラ
ツク飛び動作をするときには、VCO66に基準
電圧Vref2を印加してその発振周波数を再生クロ
ツク周波数に近い値に固定しておくことにより、
スピンドルサーボがロツクした後或はランダムア
クセス命令が解除された後の再生クロツクのロツ
クインを早めることが出来るのである。
再び第2図において、オーデイオ出力部には、
アナログオーデイオ出力系の左右一対の出力端子
73L,73Rと、デイジタルオーデイオ出力系
の左右一対の出力端子74L,74Rとが設けら
れている。出力端子73L,73Rにはアナログ
オーデイオ復調系14からのオーデイオ出力が供
給される。このオーデイオ出力はLD演奏時には
切換スイツチ75を介して出力端子74L,74
Rにも供給される。切換スイツチ75は、例えば
LD演奏時を通常状態としてa側にあり、LDD,
LD演奏時にはデイスク判別回路10からのデイ
スク判別情報に基づいてb側に切り変る。そして
デイジタル情報復調系14からのオーデイオ出力
は左右のモード切換スイツチ76L,76R及び
切換スイツチ75L,75Rを介して出力端子7
4L,74Rに供給される。
その結果、LD演奏時には、出力端子73L,
73R及び出力端子74L,74Rから通常のオ
ーデイオ信号が出力され、LDD,CD演奏時に
は、出力端子74L,74Rから高音質のオーデ
イオ信号が出力され、LDD演奏時には更に出力
端子73L,73Rからも通常のオーデイオ信号
が出力されることになる。
モード切換スイツチ76L,76Rはデイジタ
ルオーデイオ系のオーデイオ信号の出力モードを
アナログ段階で切り換えるために設けられたもの
である。すなわち、デイジタルオーデイオ復調系
14からのオーデイオ出力がステレオフオニツク
の場合モード切換スイツチ76L,76Rの状態
は第2図に示した状態で良いのであるが、例えば
音声多重の場合には、L(左)チヤンネルが日本
語、R(右)チヤンネルが外国語となつており、
互に独立して作動するモード切換スイツチ76
L,76Rによつて、出力端子74L,74Rか
ら出力される音声が日本語及び外国語、日本語の
み並びに外国語のみの3つの出力モードに切り換
えることができるのである。モード切換スイツチ
76L,76Rの駆動は、図示せぬ操作部からの
制御情報に応じて別々に行なわれる。
モード切換スイツチ76L,76Rとしては
各々独立に作動するリレーが用いられている。通
常、1の信号の切換えには、1個の可動接点及び
2個の固定接点を有するリレーで十分であるにも
拘らず、本実施例では、更に1個の可動接点及び
2個の固定接点を余分に有するリレーが用いられ
ている。すなわち、Lチヤンネル側のリレー76
Lを例として説明するならば、互いに連動する2
組の可動接点s11,s21と、この2組の可動接点
s11,s21に対して一対づつ設けられた2組の固定
接点s12,s13及びs22,s23とからなり、2組の固定
接点うち最も離間した2つの固定接点s12,s23
2つの信号(左右のオーデイオ信号)の入力端と
なり、一方の可動接点s11が出力端となつている。
これによれば、左右の信号ライン間に2つのギヤ
ツプが存在するので、左右の信号間のクロストー
クを確実に防止出来ることになる。接点を更に増
やしギヤツプを多く設けることにより、クロスト
ークをより確実に防止出来ることは勿論である。
なお、図には示していないが、記録デイスク5
に対するピツクアツプ12のデイスク面に垂直な
方向における位置を制御するフオーカスサーボ系
や、ピツクアツプ12のデイスク半径方向におけ
る位置を制御するトラツキングサーボ系も当然設
けられており、これらサーボ系においても、ビデ
オデイスク(LDD,LD)演奏時とデイジタルオ
ーデイオデイスク(CD)演奏時とでエラー信号
の信号処理系を切り換えるようにするのが好まし
く、演奏するデイスクの種類に拘らず良好なサー
ボを行なうことが出来る。
また、CD又はLDDに記録されるデイジタル信
号は、オーデイオ情報を含むものの他、デイジタ
ル化した画像情報或いはコンピユータ制御用のコ
ントローラ情報等のものも含むものである。
発明の効果 以上説明したように、本発明による記録デイス
ク演奏装置においては、メモリから記憶情報を読
み出すための読出しクロツクを、CD演奏時には
固定基準信号に同期して、LDD演奏時には再生
クロツク信号に同期して生成する構成となつてい
るので、デイジタル信号の復調系の回路を共用化
できることになる。
よつて、本発明によれば、コンパチブルプレー
ヤの低コスト化に寄与できると共に、再生デイジ
タル信号に含まれるジツタ成分を確実に抑制して
ジツタのないデイジタル信号を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はビデオ信号及びオーデイオ信号をそれ
ぞれ周波数変調処理した信号とアナログ信号を
PCM変調してパルス化した信号とを重畳して記
録されている記録デイスクから得られたRF信号
の周波数スペクトラムを示す図、第2図は本発明
による記録デイスク演奏装置の一実施例を示すブ
ロツク図、第3図は第2図におけるデイスク判別
回路の具体的な回路構成を示すブロツク図、第4
図は第2図における再生クロツク抽出回路の具体
的な回路構成を示すブロツク図である。 主要部分の符号の説明、1……LD,LDD用ス
ピンドルモータ、2……CD用スピンドルモータ、
5……記録デイスク、10……デイスク判別回
路、12……ピツクアツプ、14……デイジタル
情報復調系、15……アナログオーデイオ復調
系、16……ビデオ復調系、22……EFM復調
回路、23……再生クロツク抽出回路、25……
メモリコントローラ、27,66……電圧制御発
振器、37,48,49,66……位相比較器、
38,42……FM復調器、44……ドロツプア
ウト補償器、52,53……イコライザアンプ、
76L,76R……モード切換スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複合ビデオ信号を担う高周波FM信号と情報
    データを担うべく変調された低周波デイジタル信
    号とが重畳されて記録された第1の記録デイスク
    と、情報データを担うべく変調された低周波デイ
    ジタル信号が記録された第2の記録デイスクとを
    演奏可能な記録デイスク演奏装置であつて、 前記第1又は第2の記録デイスクから読み取つ
    た低周波デイジタル信号を復調する復調手段と、 前記低周波デイジタル信号に位相同期した再生
    クロツク信号を生成する再生クロツク生成手段
    と、 前記復調手段の復調出力を前記再生クロツク信
    号に同期してメモリへ書き込む書込み手段と、 前記メモリから記憶情報を読み出すための読出
    しクロツク信号を発生する読出しクロツク発生手
    段とを備え、 前記読出しクロツク発生手段は、前記第1の記
    録デイスクの演奏時には前記読出しクロツク信号
    を前記再生クロツク信号に同期せしめ、前記第2
    の記録デイスクの演奏時には前記読出しクロツク
    信号を固定基準信号に同期せしめるようになされ
    たことを特徴とする記録デイスク演奏装置。
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