JPH0238726B2 - Boroseitojikiseitankunoseizohoho - Google Patents

Boroseitojikiseitankunoseizohoho

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JPH0238726B2
JPH0238726B2 JP16763784A JP16763784A JPH0238726B2 JP H0238726 B2 JPH0238726 B2 JP H0238726B2 JP 16763784 A JP16763784 A JP 16763784A JP 16763784 A JP16763784 A JP 16763784A JP H0238726 B2 JPH0238726 B2 JP H0238726B2
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JP
Japan
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adhesive
adhesive sealant
tank
silicone adhesive
silicone
Prior art date
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Application number
JP16763784A
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English (en)
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JPS6145070A (ja
Inventor
Hidekazu Motomatsu
Mitsuo Kayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はポリオレフイン系発泡成形体内槽材を
陶磁器製タンクの内側に嵌合してなる防露性陶磁
器製タンクの製造方法に関し、詳しくは発泡成形
体内槽材と陶磁器製タンクの接着シールの改善に
係るものである。 (従来技術) 近年水洗トイレ用の陶磁器製給水タンクの内面
を樹脂発泡体等の断熱材料で成形した防露タンク
が市場に出回つている。これらの防露性陶磁器製
タンクはポリスチロール、塩化ビニール、ポリエ
チレン、ポリウレタン等の発泡体で成形した防露
槽を陶磁器製タンクの内面に嵌合し、その上端面
部などの接合部に接着シールしたものから成り陶
磁器製タンクの表面温度と室温の温度差に基くタ
ンク表面への結露を防止せんとするものである。
これら防露タンクに使用される防露槽として、断
熱性、加工性、耐久性、耐薬品性等に優れかつ低
コストで供給できる材料としてポリエチレン発泡
体を使用したものがあり、これについては実開昭
55−84230号に開示されている。 ポリエチレンは化学構造式 で判るとおり分子鎖中に活性基を持たないため撥
水性に富み吸水率も小さく、加えて洗浄剤、芳香
剤等の薬液に対しても抜群の耐性を有している。 従つてこれをビーズ発泡により独立気泡体とし
て成形したものを水槽用の断熱基材に用いた場
合、長期防露保持に優れた効果を発揮するが、そ
の反面接着シール剤による接着シールが困難であ
るため、その接着不良が原因で陶磁器製タンクと
防露槽の間に浸水して防露不良等を引き起すこと
がある。 (発明が解決しようとする問題点) この改善策としてポリエチレンビーズ発泡体製
防露槽の接着シール部を350〜450℃で1〜2秒間
加熱処理してカルボニル基(−C=O)、カルボ
キシル基(−COOH)、水酸基(−OH)等の活
性基を導入することにより耐久性に優れるシリコ
ーン系接着シール剤にて化学的に強固に接着シー
ルすることが可能となつた。 ところが、この加熱処理により接着シール部で
ある加熱処理表面、又は該表面に近接したポリエ
チレンビーズ発泡体のビーズ粒子が二次発泡、即
ち再発泡して組織が荒されて表面の凹凸が激しく
なつたり、溶融収縮によりビーズ間に細孔を生じ
る結果となり、物性的には強固な接着強度が得ら
れるにもかかわらず、被接着面の肌荒れ、ビーズ
間の細孔によりシール性は反つて悪くなるという
問題を生じた。 一方、陶磁器製タンクとポリエチレン発泡成形
体の接合に用いる接着シール剤については、好適
なものとしてシリコーン系接着シール剤があり、
その性状は他のウレタン、チオコール、ゴム系等
の接着シール剤に比べ耐水性、耐薬品性、耐候
性、耐寒および耐熱性等に優れた特性を持つうえ
に比較的作業性にも富んでいるため建築、自動
車、電気、繊維等の業界でも巾広く使用されてい
る。しかしながら、作業性を良くする観点からこ
のシリコーン系接着シール剤は概して高粘度、高
チクソトロピツク性高揺変性であり、垂れにくい
という特徴がある反面、凹凸の激しい個所、微細
な隙間や細孔等の部分に対してはシールが不確実
となり易い欠点がある。 従つて、陶磁器製タンクと加熱処理して表面に
凹凸の肌荒れやビース間に細孔の生じた防露槽の
シール部分を前記シリコーン系接着シール剤でシ
ールした場合、完全に凹凸部分や細孔部分を埋め
切れず、タンク内に生じた結露水やボールタツプ
からの飛散水が該部を通つて陶磁器製タンクと防
露槽の間に入り込み防露不良を引き起す原因とな
つていた。 (問題点を解決するための手段) 本発明者は、これら凹凸のあるポリオレフイン
系発泡成形体の接着シール性の改善について鋭意
研究した結果、該被接着シール物の表面に予めシ
リコーン系接着シール剤が溶解可能な溶剤又は同
溶剤中にシリコーン系接着シール剤を溶解させた
溶液を塗布し、未乾燥の状態で高粘度シリコーン
系接着シール剤を塗布する工程、若しくは低粘度
シリコーン系接着シール剤を塗布したのち高粘度
シリコーン系接着シール剤を塗布する工程を採る
ことにより、激しい凹凸面、微細な隙間や細孔を
埋めることができ、シール性の大巾な改善ができ
ることを見い出したものである。すなわち、この
ような溶剤又は溶液を被接着シール物の表面に塗
布し、未乾燥の状態でシリコーン系接着シール剤
を塗布すると被接着シール物とシリコーン系接着
シール剤との親和性が高まりいわゆる濡れ易くな
るために凹凸面や微細な隙間、細孔部分への接着
シール剤の充填がスムースになり、かつ接着シー
ル界面においてシリコーン系接着シール剤を局部
的に溶解し、低粘度、低チクソ化するのでその接
着シール効果が倍増される。もちろん局部的溶解
であるため作業性および性能上何ら影響を与える
ものではない。 更に上記溶液を用いる場合は該溶液が低粘度、
低チクソ性であるため非常に微細な隙間や細孔に
まで入り込み該溶液中のシリコーン系接着シール
剤で充填するので接着シール効果は更に大とな
る。 ここで用いられる溶剤はシリコーン系接着シー
ル剤を溶解せしめるものであれば何でもよいが、
好ましくはトルエン、キシレン、酢酸ブチル等が
望ましい。当然のことながら混合系溶剤でも良
い。 また上記溶液としては溶剤中にシリコーンワニ
スミラブル型シリコーンゴム及び室温硬化型液状
シリコーンゴム等のシリコーンおよびその共重合
体を5〜80%溶解させたものであり、好ましくは
室温硬化型液状シリコーンゴムを30〜50%溶解さ
せたものが良い。尚、これら溶剤または溶液中に
接着性改善のため、ビニールシラン、エポキシシ
ラン、アミドシラン等のシラン系カツプリング剤
を添加することも可能である。 シリコーン系接着シール剤はミラブル型シリコ
ーンゴム、室温硬化型液状シリコーンゴムおよび
前2者とウレタン等との共重合物である。通常用
いられるものは室温硬化型液状シリコーンゴムと
そのウレタン等との共重合物であり、主成分であ
る硅素および酸素原子間の原子間隔が他の高分子
物に比べて大きいため透湿性、透ガス性に富んで
おり反応で生じるオキシム、水等を外部へ放出す
る。従つて、先塗りした溶剤は硬化過程および硬
化後Si−O原子間より放出され、接着シールには
何ら悪影響をおよぼさない。 一方、低粘度シリコーン系接着シール剤を塗布
した後高粘度シリコーンシール剤を塗布する場合
においても低粘度シリコーンそのものが低粘性、
低チクソ性であるため前述同様微細な隙間や細孔
まで入り込みしかる後高粘度シリコーンを塗布す
るためそのシール効果は確実なものとなる。高粘
度シリコーン系接着シール剤は低粘度シリコーン
系接着シール剤が未硬化の状態で塗布してもよい
が両者は同一成分であり、これらの接着力は十分
あるため、低粘度シリコーン系接着シール剤が硬
化したのち高粘度シリコーン系接着シール剤を塗
布してもよい。尚、低粘度シリコーン系接着シー
ル剤のみを使用すると低粘度であるため陶磁器製
タンクと防露槽との隙間から次々に流れ落ち、接
着シールに必要な厚みを確保することができない
ばかりか、分子量の違いにより高粘度シリコーン
系接着シール剤に比べてそれ自身の強度も弱くな
るため、接着シールに必要な被膜強度を得られな
い。 (実施例) 以下実施例をあげて本発明を詳細に説明する。 まず、予め成形されたポリエチレンビーズ発泡
体製防露槽の接着シール部分を加熱治具により
350℃〜450℃の温度で1〜2秒間加熱処理したも
のを陶磁器製タンクの内面に挿入嵌合する。次に
上端面部の接合シール部分に刷毛にて50%シリコ
ーン含有キシレン溶液を塗布し、未乾燥の状態で
室温硬化型高粘度シリコーンシール剤を該上端面
部と陶磁器製タンクの内壁面との間に塗布するこ
とにより大巾に接着シール性が改善された陶磁器
製タンクを製造することができた。この成果は以
下に示す接着試験、漏水試験の結果からもうかが
える。 すなわち表−1に示す接着試験においては、巾
25mmの陶器製試験片とポリエチビーズ発泡体を長
さ10mm重ねつぎして400℃1秒加熱処理したもの
で、その中のものは直接ポリオキシムシリコー
ン接着シール剤を塗布したものであり、〜ま
でのものは同様の試験片に予めシリコーン剤の溶
剤又は溶解した溶液を塗布する本発明の方法によ
るものである。 次にこれ等の試験片を23±2℃で60±10RH%
下で7日間養生した後、オートグラフ引張試験機
で50mm/minの引張速度で測定したところ表−1
の通りの結果が得られた。
【表】 この結果からも判るとおり従来のシール方法
に比べ〜は明らかに引張強度が高く接着シー
ル性が改善されたことが判る。また溶剤単独より
溶液タイプの効果が大きいことも判る。これは溶
液中のシリコーン系接着シール剤が微細な凹凸面
に入り込むと共に後塗布の高粘度高チクソタイプ
のシリコーン系接着への濡れ性改善に寄与したた
めに接着シール面積の増大につながつたことに起
因する。 また、表−2に示す漏水試験については、陶磁
器製タンクに防露槽を挿入嵌合し、上端面接合部
分全周を表−2の各条件にて接着シールしたもの
を23±2℃、60±10RH%下で7日間養生した
後、該接着シール部に水柱100mmの水圧を24Hrか
け接着シール界面からの漏水を確認した。
【表】
【表】 以上の通りの方法では防露槽接着シール部分
の凹凸や微細な隙間、細孔を埋めきれず漏水した
が、本発明による〜の方法ではいずれも漏水
が認められなかつた。 (発明の効果) 上述の如く本発明の方法により製作した防露性
陶磁器製タンクは、従来品に比べてタンク内の結
露水やボールタツプからの飛散水による陶磁器製
タンクと防露槽の間への浸水を防止できる確実な
接着シールが可能となつたので長期防露性保持に
優れた製品を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリオレフイン系発泡成形体製内槽材の上端
    面を加熱治具にて加熱した表面に、予めシリコー
    ン系接着シール剤が溶解可能な溶剤又は同溶剤中
    にシリコーン系接着シール剤を溶解した溶液或い
    は低粘度シリコーン系接着シール剤を塗布し、そ
    の後高粘度シリコーン系接着シール剤を塗布して
    内槽材の上端面と陶磁器製タンクの内壁面との間
    を接着シールするようにした防露性陶磁器製タン
    クの製造方法。
JP16763784A 1984-08-10 1984-08-10 Boroseitojikiseitankunoseizohoho Expired - Lifetime JPH0238726B2 (ja)

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JPS6145070A JPS6145070A (ja) 1986-03-04
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DE69830720T2 (de) 1997-04-14 2006-05-04 Osaka Gas Co. Ltd. Verfahren zur Verbindung von Rohren aus Polyolefin und Behandlung der Verbindungsstellen

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