JP3115579B2 - 目地補修法 - Google Patents

目地補修法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建物等の目地に発生した亀裂および隙間
等を容易に補修することのできる目地補修法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来から、建物の外壁部材3の間の目地1に充填され
たシーリング材4に、第3図および第4図に示すよう
に、隙間2aあるいは亀裂2b等が生じた場合、下記の3通
りの方法により隙間2aおよび亀裂2bの補修が行われる。
図において、3は外壁部材、13は外壁部材3表面層に形
成される凹凸仕上塗材である。
第一の方法は、第5図に示すように、隙間2aの発生し
た目地1のシーリング材4およびバツクアツプ材5を全
て除去する。つぎに、目地1に下地処理した後、第6図
に示すように、目地1内にプライマー6を塗布して新規
のシーリング材7を充填するという方法である(再充填
工法)。また、第二の方法は、第7図に示すように、亀
裂あるいは剥離の発生したシーリング材を除去した後、
目地の拡幅(A部分)を行う。そして、目地に下地処理
した後、拡幅された目地内にプライマー6を塗布して新
規のシーリング材7を充填するという方法である(拡幅
再充填工法)。さらに、第三の方法は、まず隙間の発生
した目地1周辺の凹凸仕上塗材13を清掃する。つぎに、
この仕上塗材13にプライマー6を塗布してこのプライマ
ー塗布層上に、第8図に示すように、ボンドブレーカー
8を載置し接着させ、そのボンドブレーカー8を覆い、
さらに凹凸仕上塗材13にも充分接着するように隙間2aを
シーリング材9で蓋するという方法である(ブリツジ工
法)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記補修方法のうち、第一の再充填工
法は、隙間の生じたシーリング材4を全て除去しなけれ
ばならず手間であり、さらに使用されるプライマー6
が、目地1を構成する壁面に残つたシーリング材4に対
して馴染み性が悪い場合、充填されたシーリング材7が
再び剥離を起こし隙間を生じるという問題を有してい
る。また、第二の拡幅再充填工法は、補修する部分の目
地を拡幅するため、上記第一の再充填工法よりさらに作
業が煩雑で工期および費用がかかるうえ、目地拡幅時に
塵埃が飛散し、作業環境の悪化を招く。そして、目地の
拡幅によつて外壁面の美観が損なわれる。さらに、第三
のブリツジ工法は、シーリング材9を建物の外壁面に盛
り上げるため凸部が形成され、やはり美観(意匠性)が
大きく損なわれる。このように、従来の目地の補修方法
は、その補修作業が煩雑であつたり、補修した後の美観
性に問題があるというように、いずれの補修方法も多く
の問題点を有している。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、
目地等に生じた亀裂や隙間を容易に補修でき、しかも補
修後の美観性に優れた目地補修法の提供をその目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の目地補修法
は、目地にシーリング材が充填され、このシーリング材
自体に生じた亀裂もしくはシーリング材と目地を構成す
る壁面との間に生じた隙間を埋める目地補修法であつ
て、上記目地中にシーリング材を残した状態で上記亀裂
もしくは隙間に、下記の(A)成分を必須成分とする接
着剤を注入して埋めるという構成をとる。
(A)シリルエーテル基末端ポリエーテル。
〔作用〕
すなわち、この発明の目地補修法は、従来のように亀
裂および隙間の生じたシーリング材を全て除去したり、
また蓋したりするのではなく、このシーリング材を目地
中に残した状態で、亀裂および隙間部分にシリルエーテ
ル基末端ポリエーテル(A成分)を必須成分とする接着
剤を注入し埋めて補修するものである。このため、補修
工程中にシーリング材の除去,目地の拡幅という煩雑な
工程を経由せずに、塵埃等の生じない良好な作業環境下
で容易に亀裂および隙間部分を補修することができ、し
かも低コストで施工することができる。さらに、補修後
は全体の美観を何ら損ねることもない。
この発明の目的補修法に用いられる接着剤は、シリル
エーテル基末端ポリエーテル(A成分)を必須成分とし
ている。好ましくは、一液タイプのもので、シリルエー
テル基末端ポリエーテル(A成分)と、硬化触媒(B成
分)と、オルガノアルコキシシラン(C成分)と、さら
に揺変剤(D成分)および充填剤(E成分)の片方もし
くは双方とからなる必須成分と、任意成分である非反応
性希釈剤(F成分)とを用いて得られる。
上記シリルエーテル基末端ポリエーテル(A成分)
は、この一液タイプの接着剤のベースポリマーとなるも
ので、例えば末端にアルコキシシリル基を有し主鎖が本
質的にポリエーテルである下記の構造式を有するものが
あげられる。
具体的には鐘淵化学工業社製のカネカMSポリマー15A,
カネカMSポリマー20A等が用いられる。例えば、上記カ
ネカMSポリマー20Aでは、上記構造式において、主鎖の
両末端の珪素原子にそれぞれ1〜2個のメトキシ基が結
合している。
なお、上記シリルエーテル基末端ポリエーテル(A成
分)とともに必須成分として用いられる硬化触媒(B成
分)は、シリルエーテル基末端ポリエーテル(A成分)
の硬化剤として作用するもので、具体的には、オクチル
酸スズ,ジブチルスズジラウレート,ジオクチルスズマ
レエート,ジブチルスズジオクトエート,ジブチルスズ
オキサイド,ジオクチルスズオキサイドのようなスズ化
合物、テトラブトキシチタン,テトライソプロピルオキ
シチタンのようなチタン酸エステル、アミン等があげら
れ、単独でもしくは併せて用いられる。そして、この硬
化触媒(B成分)の配合量は、上記シリルエーテル基末
端ポリエーテル(A成分)100重量部(以下「部」と略
す)に対して0.1〜20部の範囲内に設定することが好適
である。
つぎに、上記シリルエーテル基末端ポリエーテル(A
成分)および硬化触媒(B成分)とともに用いられる必
須成分のオルガノアルコキシシラン(C成分)として
は、H2NCH2CH2CH2Si(OCH33,H2NCH2CH2NHCH2CH2CH2Si
(OCH33, (C2H5O)3SiCH2CH2CH2NHCH2CH2NHCH2CH2CH2Si(OC
2H5等のアミノ基置換アルコキシシラン、CH2=CHSi
(OCH)3,CH3=CHSi(OCH2CH3等のビニルシラン、 等のメタクリルオキシシラン化合物、 のようなエポキシシラン化合物およびHSCH2CH2CH2Si(O
CH3のようなメルカプトシラン化合物等があげられ
る。これらは単独でもしくは併せて用いられる。このよ
うなオルガノアルコキシシランを配合することにより、
一液タイプ接着剤の接着性が著しく向上し、金属,石材
はもとよりプラスチツク,木材に対しても強い接着強度
を有するようになり、例えば目地の補修に際して、目地
を構成する壁面、およびシーリング材を用いるときに
は、シーリング材と壁面の双方に優れた接着性を奏する
ようになる。このオルガノアルコキシシラン(C成分)
の配合量は、上記シリルエーテル基末端ポリエーテル
(A成分)100部に対して2〜100部の割合に設定するこ
とが好ましい。
そして、上記必須成分(A〜C成分)に加えて、さら
に揺変剤(D成分)および充填剤(E成分)の片方もし
くは双方が必須成分として用いられる。
上記揺変剤(D成分)としては、水添ヒマシ油,アマ
イドワツクス,有機ベントナイト,煙霧質シリカ等があ
げられる。すなわち、得られる一液タイプの接着剤の粘
度が低い場合に、この揺変剤を配合することにより粘度
が調整され液ダレを防止することができる。
また、上記充填剤(E成分)としては、炭酸カルシウ
ム,カオリン,タルク,シリカ,珪酸アルミニウム,酸
化亜鉛,酸化マグネシウム,シラスバルーン,パーライ
ト,プラスチツクバルーン等の微粒子状物があげられ、
単独でもしくは併せて用いられる。これら充填剤は、単
に増量剤および増粘剤としての作用だけでなく、一液タ
イプの接着剤の硬化後のモジユラス(引張応力)を向上
させたり、伸び率を大きくさせる等の効果を付与するこ
とができる。
上記揺変剤(D成分)および充填剤(E成分)の片方
もしくは双方の配合割合は、前記A〜C成分100部に対
して0.1〜200部の範囲内に設定するのが好ましい。
上記必須成分とともに用いられる任意成分の非反応希
釈剤(F成分)は、得られる一液タイプの接着剤のTI値
を3.0以上にさせるために上記充填剤(E成分)を用い
ると、粘度が高くなりすぎ20000cpsを超える場合があ
る。このような高粘度を抑制するために用いられる成分
であり、例えば、ジオクチルフタレート,ブチルベンジ
ルフタレートのようなフタル酸エステル、塩素化パラフ
イン,エポキシ化大豆油,アジピン酸エステル,トリク
レジルホスフエート等の燐酸エステル、ベンジルアルコ
ール、液状石油樹脂等があげられ、単独でもしくは併せ
て用いられる。そして、これらのなかでも、前記シリル
エーテル基末端ポリエーテル(A成分)と相溶性に優れ
た高沸点を有するもの、例えばジオクチフタレートを用
いるのが好ましい。
上記任意成分である非反応希釈剤(F成分)の配合割
合は、上記充填剤(E成分)100部に対して0〜200部の
範囲内に設定するのが好ましい。
なお、上記一液タイプの接着剤には、上記必須成分お
よび任意成分以外に、必要に応じて酸化チタン,カーボ
ンブラツク,顔料等の着色剤、老化防止剤,紫外線吸収
剤,消泡剤等を適宜配合してもよい。
この発明に用いられる一液タイプの接着剤は、例えば
つぎのようにして製造される。すなわち、まず、前記必
須成分のうち、シリルエーテル基末端ポリエーテル(A
成分)と揺変剤(D成分)および充填剤(E成分)の片
方もしくは双方を混合容器中で混合する。つぎに、この
混合容器を加熱しながら混合容器内を減圧して脱水す
る。そして、冷却した後、これに硬化触媒(B成分)お
よびオルガノアルコキシシラン(C成分)を添加する。
このとき、粘度調整が必要であれば非反応性希釈剤(F
成分)を加えることにより製造される。このようにして
得られる一液タイプの接着剤は、実質的に水分の存在し
ない状態で調製した後、密封下で貯蔵される。このよう
に貯蔵することで、貯蔵期間中に上記組成物の硬化反応
は進行せず、これを貯蔵容器から取り出し、大気にさら
すことにより、大気中の水分を吸収して組成物は速やか
に表面から硬化反応が進行し弾性を有する注入材とな
る。
このようにして得られる一液タイプの接着剤は、その
粘度が2000〜20000cpsであり、かつTI値が3.0以上に調
製される。すなわち、粘度が2000cps未満だと液ダレが
生じ、逆に20000cpsを超えるとこの注入材組成物を充填
した充填容器からの押出性が低下し、組成物が容器から
出づらくなる。また、TI値が3.0未満だと上記粘度が下
がつたとき液ダレが生じてしまうからである。なお、上
記TI値は、例えば刷毛等で塗布するときに作業時の粘度
が低く、塗布後の垂れにくさの度合いを示す値である。
そして、上記粘度は回転速度20rpm、スピンドルNo.3,N
o.4またはNo.5を用い温度20℃の条件でB型回転粘度計
を用いて測定して得られる値であり、上記TI値は、回転
速度2rpmにおける粘度を上記回転速度20rpmにおける粘
度で除して得られる値である。
この発明の目地補修法は、例えばつぎのようにして行
われる。すなわち、まず上記製法にしたがい一液タイプ
の接着剤を作製する。そして、第1図に示すように、上
記接着剤が充填された充填容器14を押圧して先端ノズル
14aから上記接着剤15を吐出させ、目地1に発生した隙
間2aに上記接着剤15を充填し埋める。つぎに、しばらく
養生した後、接着剤15の充填部分上に周辺の仕上塗材13
と同質の補修塗装を行い補修塗装層16を形成することに
より目地の補修が行われる。
そして、上記目地補修法に用いられる接着剤は、粘度
が低いため低い注入圧で隙間2aの深部まで充分に充填さ
れる。なお、9は壁体である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の目地補修法は、シリルエー
テル基末端ポリエーテル(A成分)を必須成分とする接
着剤を用いることから、シーリング材を目地中に残した
ままの状態で、シーリング材の亀裂および隙間部分に、
上記接着剤を注入するだけで、目地を補修することがで
きる。したがつて、従来のように亀裂等の生じたシーリ
ング材を全て除去したり、目地の拡幅、または蓋したり
するという煩雑な工程を経由せずに補修することができ
るため、容易かつ低コストで施工することができ、しか
も補修後は全体の美観を何ら損ねることもない。そし
て、上記接着剤は、充填時において粘度が低いため、充
填時の押出性に優れ、かつシーリング材の亀裂および隙
間部分の奥まで充分に充填できる。さらに上記接着剤
は、充填後、大気中の湿気により硬化し、接着性に優れ
た効果を奏する。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
まず、実施例に先立つて目地の補修に使用される接着
剤を作製した。
《目地補修用接着剤の調製》 下記の第1表に示す成分を、それぞれ実質的に水分の
存在しない状態で同表に示す配合割合で混合して、一液
タイプの接着剤を得た。なお、同表に前記に示す条件に
より上記一液タイプの接着剤の粘度およびTI値を測定
し、その結果を併せて示した。
〔実施例1〜5、比較例1〜4〕 上記のようにして得られた一液タイプの変成シリコー
ン系接着剤,エポキシ系接着剤を用いて、スランプ(垂
れ下がりテスト),押出性試験,接着性試験を行い、目
地補修の評価をした。その結果を下記の第2表に示し
た。なお、上記スランプ,押出性試験および接着性試験
はつぎのようにして行つた。
《スランプ》 スレート板(300mm×300mm×厚み5mm)上に部材(サ
イデイング材,300mm×50mm×厚み12mm)2枚を目地幅が
2.0mmになるよう貼り付け、このスレート板を目地が垂
直(上下方向)になるように立てる。また、目地の上端
部から50mmの場所に予め標線を記入しておく。つぎに、
この目地に注射器を用いて接着剤を目地の上端部から50
mmまで隙間部分に注入充填する。注入充填してから30分
後に上記標線から垂れ下がつた接着剤の長さ(mm)を測
定し評価した。なお、標線から垂れ下がつた接着剤の長
さが0mmを極めて良好(◎)、1〜3mm未満を良好
(○)、3〜10mm未満をやや不良(△)、10mm以上を不
良(×)とした。
《押出性試験》 ノズル(針)の先端の内径が1.8mmで容量15mlの注射
器内に空気が入らないように接着剤を満たし、注射器の
シリンダーを内容量10mlまで押す。つぎに、上記シリン
ダーに1kgf/cm2の圧力をかけ、注射器内の接着剤を略全
量押し出すのに要した時間(秒)を測定し評価した。な
お、押し出すのに要した時間が15秒未満を極めて良好
(◎)、15秒以上30秒未満を良好(○)、30秒以上45秒
未満をやや不良(△)、45秒以上を不良(×)とした。
《接着性試験》 第9図(A)および(B)に示すような2枚の部材10
(サイデイング材,50mm×50mm×厚み12mm)間に部材10
間の幅が10mmとなるようにシーリング材11(1成分系変
成シリコーン系シーリング材〈カネボウ・エヌエヌシー
社製,デユアリボンMS〉)を充填し、20℃,相対湿度60
%で7日間養生した。つぎに、上記部材10とシーリング
材11との界面をカツターナイフで切り離し、この隙間
(A)が1mmとなるようにした。そして、この隙間
(A)に上記の接着剤を充填し、20℃,相対湿度60%で
7日間養生して試験体を作製した。このようにして作製
した試験体を引張試験機(オリエンテツク社製,RTM−25
0)にかけ、引張接着強度(kgf/cm2)と伸び(%)を測
定し、これを初期試験の結果とした。そして、さらに上
記方法によつて作製した試験体をサンシヤインウエザー
メーター(スガ試験機社製)中に500時間曝露した後、
上記の引張試験機にかけ、引張接着強度(kgf/cm2)と
伸び(%)を測定し、これをW.O.M.500時間の試験の結
果とした。
上記第2表の結果から、比較例1はスランプが17mmと
大きくやや不良であつた。すなわち、スランプが大きい
ということはクラツクに接着剤を注入した場合、接着剤
が垂れ下がり意匠性を損なうばかりか、部分的に注入不
足を生じる場合がある。また、比較例2は押出性に問題
があり、補修作業性の低下につながる。つぎに、比較例
3も比較例1と同様にスランプが21mmと大きく不良であ
る。比較例4はスランプおよび押出性は良好であつた
が、接着性が不良である。これら比較例に比べて実施例
は、スランプ,押出性および接着性の全てにおいて良好
であり、目地補修の仕業性が向上しており、補修後の接
着性にも優れている。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の目地補修法の動作説明図、第2図は
この発明の目地補修法により補修された壁面の縦断面
図、第3図は建造物の目地に発生した隙間状態を示す壁
面の断面図、第4図は建造物の目地に発生した亀裂状態
を示す壁面の断面図、第5図は補修を行う前の建造物の
目地の断面図、第6図は再充填工法により補修された建
造物の目地を示す断面図、第7図は振幅再充填工法によ
り補修された建造物の目地を示す断面図、第8図はブリ
ツジ工法により補修された建造物の目地を示す断面図、
第9図(A)は接着性試験に用いる試験体を示す平面
図、第9図(B)はその正面図である。 1……目地、14……充填容器、15……接着剤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目地にシーリング材が充填され、このシー
    リング材自体に生じた亀裂もしくはシーリング材と目地
    を構成する壁面との間に生じた隙間を埋める目地補修法
    であつて、上記目地中にシーリング材を残した状態で上
    記亀裂もしくは隙間に、下記の(A)成分を必須成分と
    する接着剤を注入して埋めることを特徴とする目地補修
    法。 (A)シリルエーテル基末端ポリエーテル。
  2. 【請求項2】上記接着剤が、下記の(B)〜(C)成分
    と、(D)および(E)成分の少なくとも一方とを必須
    成分とし、(F)成分を任意成分とする一液型接着剤で
    あつて、粘度が2000〜20000cpsで、かつTI値が3.0以上
    である請求項(1)記載の目地補修法。 (B)硬化触媒。 (C)オルガノアルコキシシラン。 (D)揺変剤。 (E)充填剤。 (F)非反応性希釈剤。
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