JPH0797562A - ペースト状シール剤及び自動車ボディとウェザーストリップ間のシール方法 - Google Patents

ペースト状シール剤及び自動車ボディとウェザーストリップ間のシール方法

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JPH0797562A
JPH0797562A JP24187093A JP24187093A JPH0797562A JP H0797562 A JPH0797562 A JP H0797562A JP 24187093 A JP24187093 A JP 24187093A JP 24187093 A JP24187093 A JP 24187093A JP H0797562 A JPH0797562 A JP H0797562A
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sealant
penetration
automobile body
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Osamu Sano
修 佐野
Masakata Kawabata
正名 川畑
Takanori Tanaka
孝則 田中
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Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
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Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遅乾燥性と、適切な初期針入度及び乾燥時針
入度を与える。 【構成】 ブチルゴム10〜40重量%と、充填剤10
〜50重量%と、有機溶剤3〜70重量%とを含み、針
入度が800〜1200であり、且つ3日後の針入度が
初期の針入度の20%以上であると共に7日以上の乾燥
時間を有し、そして乾燥後の針入度が50〜150であ
るペースト状シール剤。このペースト状シール剤16
は、自動車ボディ10とウェザーストリップ12間のシ
ールとして、シール用ブチルゴム粘着テープ14と共に
好適に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペースト状シール剤に関
するものであり、特に自動車ボディとウェザーストリッ
プとの間をシールするのに適したペースト状シール剤に
関するものである。また、本発明はそのペースト状シー
ル剤を使用した自動車ボディとウェザーストリップ間の
シール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のウェザーストリップ
はそのまま自動車ボディに装着される場合もあるが、自
動車ボディのドア枠などの部位においては、ウェザース
トリップと自動車ボディとの間はシールされることが普
通である。なおここで、ウェザーストリップが装着また
は被着される自動車ボディ側の部分を、本明細書では、
単に自動車ボディという。したがって、自動車ボディ
は、ウィンドガラス、あるいはウェザーストリップ用リ
テーナなどである場合も含まれる。
【0003】そして、このような自動車ボディとウェザ
ーストリップ間のシール方法として、シール用ブチルゴ
ム粘着テープを用いる方法が知られている。このブチル
ゴム粘着テープは、ブチルゴムを主成分とし、これに粘
着付与剤、充填剤、加硫剤、その他の添加剤を配合した
半加硫型押出成形品であり、感圧粘着型テープである。
自動車ボディとウェザーストリップ間のシールは、この
ブチルゴム粘着テープをそれらのいずれか一方に貼付
し、次いでウェザーストリップを自動車ボディに接合す
ることからなる。これによって、自動車ボディとウェザ
ーストリップ間は、それらの間に介在するブチルゴム粘
着テープによってシールされる。このような方法に関し
ては、例えば特公昭52−4363号公報にそれの改良
された方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このシール用ブチルゴ
ム粘着テープを用いた自動車ボディとウェザーストリッ
プ間のシール方法は、流動性のあるシール剤を予め装着
されたウェザーストリップと自動車ボディとの間に充填
する方法に比べて、シールのための処理操作をウェザー
ストリップの組付けと同時に行うことができるので自動
車の組立作業が簡易となる、テープの形態のシール材を
用いるのでその施行作業が容易であると共にシール材の
はみ出しが生じない、等の種々の利点を有する。
【0005】しかし、このような粘着テープは、それが
ウェザーストリップの端部からはみ出さないように、そ
の端部がウェザーストリップの端からある程度内側に位
置するように配され、そのため、その厚みにより、この
粘着テープの端部にはウェザーストリップ及び自動車ボ
ディとの間に断面三角形状の隙間が生じるという問題点
があった。また、同様の隙間は、この粘着テープが比較
的柔軟性に乏しいために、自動車ボディに大きな凹凸あ
るいは深い窪みなどがあるような場合にも生じるもので
あった。そしてこれらの隙間は、ウェザーストリップと
自動車ボディ間の接着を弱めるばかりでなく、それを通
して外部からの雨水が車室内に侵入する可能性を含むも
のであった。
【0006】そこで、本発明者等は上記の問題点につい
て検討した結果、この問題点の解決には、粘着テープに
よってはシールが不完全なそれらの部分に流動性のある
シール剤を塗付することが最も有効であるとの結論に達
した。しかし、シール剤は一般に早乾燥性であるか、硬
化性のものが多く、したがってシール剤の塗付からウェ
ザーストリップの組付けまでの時間が長いと、シール剤
は乾燥または硬化して硬くなり自動車ボディとの間に良
好なシールを形成することができないという問題があっ
た。また、固化あるいは硬化したシール剤は、後で補修
するような場合に除去が困難であるという問題もあっ
た。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、塗付作業性と充填性とに十分な初期針入度を有す
ると共に遅乾燥性であり、また乾燥後にも十分な針入度
を有するペースト状シール剤の提供をその課題とするも
のである。また本発明は、そのようなペースト状シール
剤を使用して、自動車ボディとウェザーストリップ間を
隙間なくシールすることができる自動車ボディとウェザ
ーストリップ間のシール方法の提供をその課題とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるペースト
状シール剤は、ブチルゴム10〜40重量%と、充填剤
10〜50重量%と、有機溶剤3〜70重量%とを含
み、初期の針入度が800〜1200であり、且つ3日
後の針入度が初期の針入度の20%以上であると共に7
日以上の乾燥時間を有し、そして乾燥後の針入度が50
〜150であるものである。
【0009】ここで、「針入度」はJIS K−253
0に基づくもので、針とその保持具の重さ50g 、落下
時間5秒間、温度20℃で測定したものである。そし
て、本発明のペースト状シール剤は、初期において80
0〜1200の針入度を有する。針入度が800より小
さいと、一般に可塑性または流動性が十分ではなく、塗
付作業を困難にするばかりでなく、被シール体の凹凸を
十分に埋め良好なシール効果を得ることができない。ま
た、針入度が1200を越えると一般に垂れが生じるよ
うになるので好ましくない。
【0010】また、本発明のペースト状シール剤は遅乾
燥性であり、塗付後において、3日後の針入度は初期の
20%以上の値に維持され、好ましくは300〜500
の値を有する。そして乾燥するまでには一般に7日以上
かかる。ここでシール剤の乾燥とは、針入度の減少が実
質上停止し、そして針入度が実質的に(ほぼ)変化せず
一定になることをいう。そして、その乾燥後の針入度は
50〜150である。針入度が50より小さいとそのシ
ール剤の再利用が一般に困難となり、また、これと反対
に針入度が150より大きいと、夏期の炎天下で長時間
晒されるような場合に垂れが生じる虞れがある。
【0011】そして、本発明のペースト状シール剤の組
成において、主成分としてのブチルゴムの配合量は、一
般に、10〜40重量%である。ブチルゴムの配合割合
が少ないと、十分な粘着性、防水性が得られず、また十
分な物理的強度が得られない。このため、ブチルゴムの
配合量は実用上一般に10〜40重量%が適切である。
なお、ブチルゴムは少なくともその一部を再生ブチルゴ
ムに代えて用いることもできる。
【0012】また、充填剤は増量のために、またシール
剤に適度な物理的強度を与えその保形性を高めるために
配合される。炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、
シリカ粉、あるいはカ−ボンブラック等の無機質充填
剤、あるいはブローンアスファルト等の有機質充填剤
を、単独で、または組合わせて使用することができる。
その配合割合は、余りに少なすぎると充填剤の使用効果
が得られず、また逆に多すぎるとブチルゴムの粘着性及
び防水性を低下させることになる。このため、充填剤
は、その具体的な種類にもよるが、シール剤全体に対し
て、一般に10〜50重量%の範囲で使用される。
【0013】有機溶剤はシール剤に上述の適切な針入度
を付与するために重要である。この有機溶剤としては、
ブチルゴムを溶解するものである限りどのようなもので
も使用可能であるが、遅乾燥性を付与するために、トル
エン等の芳香族化合物、ナフサ、テレピン油、ミネラル
スピリット等の石油系溶剤が脂肪族系溶剤よりも好適に
用いられる。しかし初期の必要な流動性を得るために、
メタノール等の高揮発性の溶剤も必要に応じて使用する
ことができる。またこの有機溶剤の一部は、フタル酸ジ
ブチル等の一般の可塑剤あるいはポリブテン、ポリイソ
ブチレン、プロセスオイルなどの軟化剤に代えることも
できる。この場合、これらの可塑剤あるいは軟化剤は、
シール剤全体の40重量%を越えない割合で使用され
る。そして、これらの有機溶剤は、可塑剤あるいは軟化
剤を含めて、上述の必要な針入度あるいは粘度を得るた
めに単独でまたは組合わせて、一般に3〜70重量%の
比較的広い範囲の間で適宜調整して用いることができ
る。
【0014】また、本発明のペースト状シール剤は、粘
着性を一層高めるために粘着付与剤を加えることもでき
る。この粘着付与剤としては、テルペン系樹脂、ロジン
の水素添加樹脂、クロマン樹脂、キシレン樹脂等の石油
系熱可塑性合成樹脂が好適に用いられる。そして、これ
らは一般に10〜30重量%の配合割合で使用すること
ができる。更に、本発明のペースト状シール剤には、通
常のシール剤と同様に、酸化防止剤や、加工助剤等を添
加することができる。
【0015】そして、本発明の自動車ボディとウェザー
ストリップ間のシール方法は、自動車ボディ及びウェザ
ーストリップのいずれか一方に、シール用ブチルゴム粘
着テープを貼付すると共に少なくとも粘着テープの端部
部分を含む部分にペースト状シール剤を塗付し、これら
のシール用ブチルゴム粘着テープ及びペースト状シール
剤を介してウェザーストリップを自動車ボディに接合す
ることからなり、そのペースト状シール剤として、上述
の本発明のペースト状シール剤を用いるものである。
【0016】ここで、そのペースト状シール剤が塗付さ
れる部分は、シール用ブチルゴム粘着テープの端部部分
(前述の断面三角形状の隙間が生じる部分)の他には、
自動車ボディに大きな凹凸、または深い窪みがあるよう
な部分、あるいは曲がり角の部分など、ブチルゴム粘着
テープと自動車ボディとの間に隙間が生じ易い部分であ
る。しかし、こうしたペースト状シール剤を塗付する部
分は必要最少限に止どめられるべきであり、それによっ
て、ブチルゴム粘着テープを使用する利点が最大限に生
かされる。
【0017】また、本発明の別の自動車ボディとウェザ
ーストリップ間のシール方法は、自動車ボディ及びウェ
ザーストリップのいずれか一方にペースト状シール剤を
塗付し、このペースト状シール剤を介してウェザースト
リップを自動車ボディに接合することからなり、そのペ
ースト状シール剤として、上述の本発明のペースト状シ
ール剤を用いるものである。
【0018】
【作用】本発明のペースト状シール剤においては、特に
有機溶剤を使用することによって針入度を適切に調整し
ているので、塗付作業性と充填性とに十分な初期針入度
を有すると共に遅乾燥性であり、また乾燥後にも十分な
針入度を有する。したがって、十分な初期針入度を有す
るので、シール剤は微細な隙間にも良好に充填されるこ
とができる。また、遅乾燥性であるため、シール剤の塗
付後から組付けまでの時間は長くすることもできる。更
に、乾燥後にも十分な針入度を有するので、シール剤は
乾燥してもその再利用が可能である。
【0019】また、本発明の自動車ボディとウェザース
トリップ間のシール方法においては、シール用ブチルゴ
ム粘着テープによってはシールが不完全な部分をペース
ト状シール剤を塗付することによってシールするように
しているので、自動車ボディとウェザーストリップ間の
シールはより完全なものとすることができる。また、ペ
ースト状シール剤の塗付は必要最少限に行えばよいの
で、ブチルゴム粘着テープを使用する利点はそのまま保
持することができる。更に、そのペースト状シール剤と
して本発明の遅乾燥性のシール剤を用いるので、このシ
ール剤の塗付後のウェザーストリップの組付けを特に急
ぐ必要はなくなる。
【0020】更に、本発明の別の自動車ボディとウェザ
ーストリップ間のシール方法においては、本発明の遅乾
燥性のペースト状シール剤を使用して自動車ボディとウ
ェザーストリップ間をシールするようにしているため、
特に自動車ボディに大きな凹凸などが多数ある場合で
も、それとウェザーストリップ間を隙間なくシールする
ことができる。
【0021】
【実施例】
<実施例1>以下、本発明のペースト状シール剤の実施
例について説明する。
【0022】ブチルゴム(ブチル065.日本ブチル
(株)製)15重量部、炭酸カルシウム(炭カルNS−
100.ソブエクレー(株)製)35重量部、テルペン
系樹脂(YSレジンP1150.安原油脂(株)製)1
0重量部、及びポリブテン(ポリブテンHV−100.
日本石油化学(株)製)20重量部を、加圧ニーダに投
入して130℃×15分混合した。この混練物を冷却し
た後、次いで、ミネラルスピリット(ペガゾールAN4
5.東亜燃料工業(株)製)20重量部を加え、再度混
練した。これによって、ペースト状のシール剤を得た。
【0023】この得られたシール剤の組成は次のとおり
である。
【0024】 (針入度とその変化)本実施例のペースト状シール剤を
離型紙上へ2mmの厚さに塗布し20±2℃の室内に放置
して乾燥させ、経過日数毎にその乾燥したシール剤を離
型紙から剥し適数枚積み重ねて適当な厚さとした後、そ
の針入度を測定した。針入度の測定は、JISK−25
30に基づき、針とその保持具の重さ50g、落下時間
5秒間の条件で行った。
【0025】その針入度の変化を図1にグラフで示す。
【0026】本実施例のペースト状シール剤は、当初の
針入度が980であった。そして、図1に示されるよう
に、その針入度は日数の経過とともに低下したが、3日
後では350、7日後でも210の値を保持した。そし
て針入度の減少が実質的に停止し、針入度が実質的に一
定となった(乾燥)のは20日目以後であり、またその
値は100であった。このように、本実施例のペースト
状シール剤は遅乾燥性であり、また乾燥後も比較的高い
針入度を維持する。
【0027】(シール性)そして、本実施例のペースト
状シール剤について、そのシ−ル性について試験した。
【0028】試験は図2に示すようになされ、本実施例
のペースト状シール剤を、直径3mmのビード1として、
深さが100mmのU字形状にガラス板2に塗付した(図
2(a)参照)。次いでこれを1時間乾燥後、図2
(b)に示すように(ただし、この図は、理解を容易に
するために、実際の寸法とは異なり模式的に記載されて
いる)、厚さ2mmのスペーサ3を介してゴム板4との間
で挾み合わせ、そのU字形部分に水を溜め、24時間後
の水洩れ状態を観察した。
【0029】試験の結果、水洩れは全く観察されなかっ
た。また、同様な試験を、本実施例のシール剤をガラス
板に塗付後そのまま室内で3日間乾燥したもの、7日間
乾燥したもの、及び20日間乾燥したものについてそれ
ぞれ実施した。これらについても、水洩れは全く観察さ
れなかった。このように、本実施例のシール剤は、シー
ル性において合格するものであった。
【0030】(耐熱垂れ性)また、本実施例のペースト
状シール剤について、その耐熱垂れ(タレ)性を試験し
た。
【0031】試験は図3(a),(b),(c)に示す
ように行った(なお、これらの図も、理解を容易にする
ために、実際の寸法とは異なり模式的に記載されてい
る)。
【0032】先ず、図3(a)に示すように、ガラス板
2にシール剤を直径3mmのビード1として塗布し、これ
を20日間乾燥した。次いでこれを、図3(b)に示す
ように、厚さ2mmのスペーサ3を介在して、塗装金属板
5との間で挾み合わせた。そしてこれを垂直に立てた状
態で80℃の乾燥機に入れ、5分後から3日後の間の垂
れ下がり量(図3(c)参照)を測定した。
【0033】試験の結果、本実施例のシール剤には、垂
れ下がりが実質的に見られなかった。これに対して、本
実施例のシール剤の組成において、有機溶剤を25重量
%、充填剤を30重量%とした他は本実施例と同じ組成
のペースト状シール剤を比較例として作成し、これにつ
いて同様な試験を行ったところ、平均で約1.5mmの垂
れ下がりが生じた。なお、この比較例のシール剤は、2
5日後に乾燥したが、その乾燥時の針入度は180であ
った。
【0034】<実施例2>次に、本発明の自動車ボディ
とウェザーストリップ間のシール方法の実施例を、従来
の方法を示す図4と合わせて、図5に基づき説明する。
【0035】図4及び図5はそれぞれ従来の方法及び本
実施例の方法におけるウェザーストリップとそれが被着
される自動車ボディ部分を断面において示すもので、図
中、10はその自動車ボディ、また12はウェザースト
リップである。そしてこの例の場合、その自動車ボディ
10は車体のドア枠の外板を構成する部分であり、溶接
後塗装された金属板からなっている。また、これらの図
において、図4(a)と図5(a)はその自動車ボディ
にウェザーストリップが被着される前の状態を、また図
4(b)と図5(b)は自動車ボディにウェザーストリ
ップがシールされて被着された状態をそれぞれ示し、1
4はシール用ブチルゴム粘着テープ、16はペースト状
シール剤である。
【0036】そして、図4はシール用ブチルゴム粘着テ
ープを用いた従来の自動車ボディとウェザーストリップ
間のシール方法を示すもので、この従来方法は、図4
(a)に示すように、ウェザーストリップ12の裏面側
にシール用ブチルゴム粘着テープ14をその長さ方向に
沿って貼付し、次いでこれを自動車ボディ10側に接合
し被着することからなる。この場合、そのブチルゴム粘
着テープ14は、そのはみ出しを防ぐために、その端部
がウェザーストリップ12の端からある程度内側に位置
するように配される。
【0037】このため、図4(b)に示されるシール後
の状態では、粘着テープ14の端部には、それが厚みを
有するために、自動車ボディ10及びウェザーストリッ
プ12との間に断面三角形状の隙間11aが生じる。同
様の隙間は、自動車ボディ10に大きな凹凸がある場合
にも生じる。本例の場合、自動車ボディ10である塗装
金属板は溶接による継ぎ目部分に窪みを有しており、こ
の部分はシール後に図示されるような隙間11bとなっ
て生じる。そして、このような隙間11a,11bは、
それを通して雨などが外部から車室内に侵入する可能性
を含むものである。
【0038】図5は本発明の実施例によるシール方法を
示すもので、その従来の方法の問題点を解消するもので
ある。すなわち、本実施例のシール方法は、シール用ブ
チルゴム粘着テープ14を用いる点は従来の方法と全く
同じであるが、図5(a)に示すように、前述の隙間1
1a,11bが生じる部分、すなわち粘着テープ14の
端部部分及び自動車ボディ10の溶接による継ぎ目の窪
み部分に、予めペースト状シール剤16を塗付するもの
である。
【0039】ここで、このペースト状シール剤16とし
ては、本発明に基づく、ブチルゴム10〜40重量%
と、充填剤10〜50重量%と、有機溶剤3〜70重量
%とを含み、初期の針入度が800〜1200であり、
且つ、3日後の針入度が初期の針入度の20%以上であ
ると共に7日以上の乾燥時間を有し、そして乾燥後の針
入度が50〜150であるものが使用される。具体的に
は、例えば実施例1のペースト状シール剤を使用するこ
とができる。そして、このペースト状シール剤は適切な
針入度を有するものであるため、それの塗付は、適当な
ノズルを備える塗付ガンを用いて容易に、また必要量だ
け正確に行うことができる。
【0040】次いで、このようにシール用ブチルゴム粘
着テープ14を貼付し、またペースト状シール剤16を
塗付したウェザーストリップ12を、溶接による継ぎ目
の窪みに予めペースト状シール剤16を塗付した塗装金
属板に接合する。この状態は図5(b)に示され、ペー
スト状シール剤16が適切な針入度を有するために、ウ
ェザーストリップ12と自動車ボディ10を構成する塗
装金属板とは隙間なく接着される。またこの場合、ペー
スト状シール剤16は遅乾燥性であるために十分な時間
流動性を保持するので、そのシール剤16を塗付したウ
ェザーストリップ12と自動車ボディ10である塗装金
属板とは、特に急いで組付けられる必要はない。
【0041】このように、本実施例のシール方法によれ
ば、自動車ボディとウェザーストリップ間は隙間なく完
全にシールすることができる。また、ペースト状シール
剤の塗付は必要な部位にのみ行えばよいので、シール用
ブチルゴム粘着テープを使用する利点はそのまま維持す
ることができる。
【0042】なお、本実施例ではシール用ブチルゴム粘
着テープ14をウェザーストリップ12側に貼付した
が、自動車ボディである塗装金属板10側に貼付するこ
ともできる。この場合、その粘着テープ14は、予め塗
装金属板10の溶接継ぎ目の窪み部分にペースト状シー
ル剤16を塗付した後に貼付され、次いで、その粘着テ
ープ14の端部部分にペースト状シール剤16を塗付し
た後、ウェザーストリップ12が被着される。そしてこ
れによっても、本実施例と同じシール効果を得ることが
できる。
【0043】なお、本実施例は請求項2の態様に相当す
るものである。
【0044】<実施例3>また、本発明の別の自動車ボ
ディとウェザーストリップ間のシール方法の実施例を、
図6に基づいて説明する。
【0045】図6はこの本発明の別の実施例によるシー
ル方法を示すもので、自動車ボディ10、ウェザースト
リップ12は先の実施例(実施例2)と同じであり、ま
たペースト状シール剤16も同じく本発明に基づくシー
ル剤である。なお、図4,5の場合と同様に、図6
(a)は自動車ボディにウェザーストリップが被着され
る前の状態を、また図6(b)は自動車ボディにウェザ
ーストリップがシールされて被着された状態をそれぞれ
示す。
【0046】本実施例では先の実施例と異なり、シール
用ブチルゴム粘着テープは用いず、ペースト状シール剤
16のみが使用される。そして、図6(a)に示すよう
に、自動車ボディ10のウェザーストリップ12が被着
される部分に沿って、そのペースト状シール剤16が塗
付される。このペースト状シール剤16は適切な針入度
を有するので、自動車ボディ10である塗装金属板の溶
接継ぎ目の窪み部分にも良好に充填され、隙間のない均
一なシール剤層が形成される。次いで、このようにシー
ル剤16が塗付された自動車ボディ10にウェザースト
リップ12を接合し被着する。この状態は図6(b)に
示され、自動車ボディ10とウェザーストリップ12間
は、先の実施例と同様に隙間なく完全にシールされる。
なおこの場合、ペースト状シール剤16は遅乾燥性であ
り、十分な時間流動性を保持するため、ウェザーストリ
ップ16の自動車ボディ10への組付けは急いで行う必
要がない。
【0047】本実施例は、シール用ブチルゴム粘着テー
プを用いる利点は有しないが、自動車ボディに大きな凹
凸が多数あるような場合、特に好適なものである。そし
て、本実施例ではペースト状シール剤16を自動車ボデ
ィ10側に塗付しているが、ウェザーストリップ12側
に塗付することもできる。このシール剤は遅乾燥性であ
るために十分な時間流動性を保持し、このシール剤を塗
付したウェザーストリップ12を自動車ボディ10に接
合した際には、そのシール剤は自動車ボディ10の凹凸
に良好に充填されることができる。
【0048】なお、本実施例は請求項3の態様に相当す
るものである。
【0049】なお、これらの実施例2,3の自動車ボデ
ィとウェザーストリップ間のシール方法は車体のドア枠
の外板部分にウェザーストリップを被着する場合に関し
ているが、このシール方法は、ウィンドガラスの周囲や
トランクの周囲などのウェザーストリップが被着される
部位であれば他のどのような部位にも適用することがで
きる。またそれと共に、これらの実施例ではウェザース
トリップが被着される自動車ボディは具体的には塗装金
属板からなるが、この自動車ボディはウェザーストリッ
プが被着される部分であれば他のどのようなものからな
ることもでき、例えばウィンドガラスやウェザーストリ
ップのリテーナであることもできる。
【0050】以上、本発明のペースト状シール剤につい
ては、自動車ボディとウェザーストリップ間のシール方
法に関連して主に説明した。しかし、本発明のペースト
状シール剤の用途はこれに限定されず、自動車における
その他の部分のシール、また、自動車以外にも建築構造
物、あるいは水処理設備等のシール、等に一般に使用す
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明のペースト状シー
ル剤は、ブチルゴム10〜40重量%と、充填剤10〜
50重量%と、有機溶剤3〜70重量%とを含み、初期
の針入度が800〜1200であり、且つ3日後の針入
度が初期の針入度の20%以上であると共に7日以上の
乾燥時間を有し、そして乾燥後の針入度が50〜150
であるものである。したがって、ブチルゴムを主成分と
する組成であるため、防水シール性に優れ、また、良好
な接着性を有する。また、有機溶剤を使用してその針入
度と乾燥速度とを適切に調整しているので、塗付作業性
と充填性とに十分な初期の針入度を有すると共に遅乾燥
性を有し、また乾燥後の十分な針入度を有する。このた
め、塗付時の作業性は良好であり、また被塗付物の隙間
への充填性も良好である。また、十分な遅乾燥性を有す
るため、シール剤の塗付後に急いで組付け等の作業を行
う必要がない。更に、十分な乾燥後の針入度を有するの
で、そのシール剤の再利用を図ることができると共に、
補修等の作業も容易に行うことができる。そして、この
ペースト状シール剤は、シール用ブチルゴム粘着テープ
を用いた自動車ボディとウェザーストリップ間のシール
方法において、特に好適に用いることができる。
【0052】また、本発明の自動車ボディとウェザース
トリップ間のシール方法は、自動車ボディ及びウェザー
ストリップのいずれか一方に、シール用ブチルゴム粘着
テープを貼付すると共に少なくとも粘着テープの端部部
分を含む部分にペースト状シール剤を塗付し、これらの
シール用ブチルゴム粘着テープ及びペースト状シール剤
を介してウェザーストリップを自動車ボディに接合する
ことからなり、そのペースト状シール剤として、本発明
のペースト状シール剤を用いるものである。したがっ
て、自動車ボディとウェザーストリップ間を主にブチル
ゴム粘着テープによってシールすると共に、この粘着テ
ープではシールされないかまたは十分にシールされない
部分をそのペースト状シール剤によってシールするよう
にしたので、自動車ボディとウェザーストリップ間は、
これらの粘着テープ及びシール剤によって完全にシール
されることができる。また、ペースト状シール剤の塗付
は必要最少限に行うことができるので、塗付ガンなどを
用いて正確な量を容易に塗付することができ、またそれ
と共に、ブチルゴム粘着テープを用いるシール方法の利
点は阻害されることがない。更に、粘着テープとシール
剤とは同じブチルゴムを主成分とするものであるから、
これらは良好になじみ均一なシールを形成することがで
きる。そして、ペースト状シール剤として上述の本発明
のシール剤を使用するので、本発明のシール方法はその
ペースト状シール剤の効果をそのまま保有する。
【0053】更に、本発明の別の自動車ボディとウェザ
ーストリップ間のシール方法は、自動車ボディ及びウェ
ザーストリップのいずれか一方にペースト状シール剤を
塗付し、このペースト状シール剤を介してウェザースト
リップを自動車ボディに接合することからなり、そのペ
ースト状シール剤として本発明のペースト状シール剤を
用いるものである。したがって、この方法の場合ではシ
ール用ブチルゴム粘着テープを用いることによる利点は
有しないが、本発明のペースト状シール剤を用いるもの
であるため、自動車ボディとウェザーストリップ間を隙
間なくシールすることができ、特に自動車ボディの表面
に大きな凹凸あるいは深い窪みなどが多数あるような場
合に好適に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のペースト状シール剤の実施例の
乾燥速度を表すグラフである。
【図2】図2はシール性の試験方法を示す概略図であ
る。
【図3】図3は耐熱垂れ性の試験方法を示す概略図であ
る。
【図4】図4は従来の自動車ボディとウェザーストリッ
プ間のシール方法を示す断面図である。
【図5】図5は本発明の自動車ボディとウェザーストリ
ップ間のシール方法の実施例を示す断面図である。
【図6】図6は本発明の別の自動車ボディとウェザース
トリップ間のシール方法の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 自動車ボディ(塗装金属板) 12 ウェザーストリップ 14 シール用ブチルゴム粘着テープ 16 ペースト状シール剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 正名 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 田中 孝則 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブチルゴム10〜40重量%と、充填剤
    10〜50重量%と、有機溶剤3〜70重量%とを含
    み、初期の針入度が800〜1200であり、且つ、3
    日後の針入度が初期の針入度の20%以上であると共に
    7日以上の乾燥時間を有し、そして乾燥後の針入度が5
    0〜150であることを特徴とするペースト状シール
    剤。
  2. 【請求項2】 自動車ボディとウェザーストリップ間を
    シールする方法において、 前記自動車ボディ及び前記ウェザーストリップのいずれ
    か一方に、シール用ブチルゴム粘着テープを貼付すると
    共に少なくとも前記粘着テープの端部部分を含む部分に
    ペースト状シール剤を塗付し、前記シール用ブチルゴム
    粘着テープ及び前記ペースト状シール剤を介して前記ウ
    ェザーストリップを前記自動車ボディに接合することか
    らなり、 前記ペースト状シール剤はブチルゴム10〜40重量%
    と、充填剤10〜50重量%と、有機溶剤3〜70重量
    %とを含み、初期の針入度が800〜1200であり、
    且つ3日後の針入度が初期の針入度の20%以上である
    と共に7日以上の乾燥時間を有し、そして乾燥後の針入
    度が50〜150であることを特徴とする自動車ボディ
    とウェザーストリップ間のシール方法。
  3. 【請求項3】 自動車ボディとウェザーストリップ間を
    シールする方法において、 前記自動車ボディ及び前記ウェザーストリップのいずれ
    か一方にペースト状シール剤を塗付し、前記ペースト状
    シール剤を介して前記ウェザーストリップを前記自動車
    ボディに接合することからなり、 前記ペースト状シール剤はブチルゴム10〜40重量%
    と、充填剤10〜50重量%と、有機溶剤3〜70重量
    %とを含み、初期の針入度が800〜1200であり、
    且つ3日後の針入度が初期の針入度の20%以上である
    と共に7日以上の乾燥時間を有し、そして乾燥後の針入
    度が50〜150であることを特徴とする自動車ボディ
    とウェザーストリップ間のシール方法。
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