JPH0238533A - ライン停止時の直火式ストリップ加熱炉の冷却方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はライン停止時の直火式ス１〜リップ加熱炉の
冷却方法に関するものである。

［従来技術］ 冷間圧延ストリップの連続焼鈍設備、溶融亜鉛鍍金設備
等に直火式スＩ−リップ加熱炉が採用されている。この
種の炉では１０００〜１３００′Ｃの雰囲気ガス内をス
Ｉ−リップが移送して加熱処理される。しかるにこのよ
うな雰囲気ガス内を移送するス１ヘリツブは０２〜３．
２ｍｍと薄いものであるため、ス１〜リップを搬送する
機械設備等の不具合或は停電等でストリップの搬送か停
止する場合かある。この場合ス１へリップの温度の上昇
、炉外からの大気の侵入等によって、スＩ・リップ自体
が酸化、溶損して炉内て破断するという事故か生し易い
。そのため一般に温度の上昇しやすい加熱帯にＬ　Ｐガ
ス、コークス炉ガス、都市ガス、天然ガス等の燃料ガス
やアルコール、灯油等の液体燃料或はＮ２ガス等の不活
性ガスを緊急に吹き込んて炉内雰囲気の温度を低く維持
させると共に、炉内圧の低下を防止し大気の侵入を防止
している。その−例として特公昭５９＝１３５７２号公
報ては直火式無酸化炉の場合を記載している。第３図に
その概要を示す。図では１は無酸化炉本体、２は予熱ス
ロート、３はストリップ、４はバーナ、５は電磁弁、６
はガス配管、７はノズルである。ここではストリップ３
が搬送を停止したとき、電磁弁５が作動し、ガス配管６
を通して燃料ガスや不活性ガスをノズル７から炉内に吹
き込むようになっている。吹き込まれた燃料ガスや不活
性ガスは無酸化炉本体１内、予熱スロート２内を冷却し
ながらる炉体と煙道８との隙間から大気中に放出される
。ここでは遮蔽板９を上記緊急時に作動させて燃料ガス
や不活性ガスを煙道８内に流入しないようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら近年直火式ストリップ加熱炉は大型化の傾
向にあり、それにともない縦型直火式ストリップ加熱炉
も多く採用され、しかもここでは複数の加熱帯を配設し
加熱帯間をロール室で連結する等の構造のものか採用さ
れてきている。そのため上述したような加熱帯のみに燃
料ガスや不活性ガスを吹き込んで、炉内を通過させて冷
却させる方法では、ライン停止時に瞬時温度の上昇する
ストリップを破断しないようにするためには大量の燃料
ガスや不活性ガスの吹き込みを必要とし、しかもストリ
ップを完全に破断させないようにすることは困難である
。

本発明は上記のような問題の解決を図ったものであり、
ライン停止時に停止しているストリップが破断しない雰
囲気温度に炉内を冷却することの出来る直火式ストリッ
プ加熱炉の冷却方法を提供することを目的とするもので
ある。

１課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明はライン停止時の予
熱帯、加熱帯を具備した直火式ストリップ加熱炉の冷却
方法において、予熱帯から加熱帯にかけての進行通路に
複数の非酸化性ガス吹き込み装置を順次配置し、ライン
停止時に、前記加熱炉内のストリップ進行通路の雰囲気
温度に対応して、前記ガス吹き込み装置から非酸化性ガ
スを炉内に吹き込み、停止しているスＩ〜リップが破断
しない雰囲気温度に炉内を冷却するライン停止時の直火
式ストリップ加熱炉の冷却方法である。

［作用］ 本発明ては直火式ストリップ加熱炉の予熱帯から加熱帯
にかけての進行通路に複数の非酸化性ガス吹き込み装置
を順次配置しており、ライン停止時に直ちに前記非酸化
性ガス吹き込み装置から加熱炉内の各位置に非酸化性ガ
スを吹き込む。この場合前記非酸化性ガス吹き込み装置
には各々ガス量調節装置が設置してあり、各ガス吹き込
み装置の位置する炉内のストリップ進行通路の雰囲気温
度に対応して非酸化性ガスを吹き込み、停止しているス
トリップが破断しない雰囲気温度に炉内を的確に冷却す
ることが出来る。

［沸喝適実施例］ 以下に本発明を添付図面を参照して説明する。

第１図は本発明の詳細な説明するための図である。図に
おいて１２．１３は予熱帯、１４１５は加熱帯、１６，
１７．１８はロール室、１９は非酸化性ガス吹き込み装
置、２０はガス量調節装置、２１はガス配管、２２は非
酸化性ガスタンク、そして２６はロールを示す。ストリ
ップ３は操業中、第１、第２の２つの予熱帯１２．１３
を移送して４００°Ｃ程度に予熱され、第１の加熱帯１
４、ロール室１８．第２の加熱帯１５を移送して７００
°Ｃ程度に加熱されて次工程に移送される。操業中に搬
送機械設備等の不具合等でラインが停止した場合、直火
式ストリップ加熱炉の図示していない燃焼装置は直ちに
停止されガスパージが行われるが、炉内の雰囲気温度は
１０００〜１３００℃に達しているので、停止したスト
リップ３は急激に温度が上昇し始める。そこで本発明の
方法では上記ラインの停止時に電磁弁２３が作動して、
非酸化性ガスがガスタンク２２から配管２１を介して非
酸化性ガス吹き込み装置１つに供給され、そこから炉内
の雰囲気温度に対応して、非酸化性ガスかガス量調節装
置２０で調節されて炉内に８吹き込まれ、停止している
ストリップ１を破断しない雰囲気温度に冷却する。冷却
した排ガスは点線で示す配管を通して矢印の方向から煙
道を介して大気に放散される。一般には次のスタ）−を
考慮して７００　’Ｃ程度以下に保持される。

非酸化性ガスとしては一般にＮ２ガスか使用される。

次に本発明方法を実施した場合について具体的に述へる
。第１の加熱帯コ４．第２の加熱帯１５を各々４つのゾ
ーンに分けＤ　Ｉ、Ｄ　２．Ｄ　３．Ｄ　４．Ｄ　５Ｄ
６．Ｄ７．Ｄ８て示ず。第１．第２の２つの予熱帯１２
　］３は各々ｐ、、ｐ２て示ず。第２の予熱帯１３と第
１の加熱帯１４０間のロール室］７はＲ１、加熱帯］４
と加熱帯］５の間のロール室］８はＲ２て示した。

Ｎ２コンプレサ−２５て７　ｋｇ　／　ｃｎ！迄昇圧さ
れて、Ｎ２タンク２２に貯えられた高圧Ｎ２は、停止時
に電磁弁２３が作動して、減圧弁２４て５０００ｍｍｌ
−（２０まで減圧され非酸化性ガスが配管２１を介して
非酸化性ガス吹き込み装置１９に供給され、そこから炉
内の雰囲気温度に対応して、非酸化性ガスをガス量調節
装置２０て次のように調節して同時に炉内に吹き込んな
。

（第１回のクエンチ・・　吹き込み場所と使用量）Ｄｌ
下、Ｊ上　・・　５０ＯＮ留／ＨＸ４分Ｄ２下、Ｄ６」
−９００Ｎ　＋１（／　ＨＸ　４分Ｄ３下、Ｄ７上　・
　９０ＯＮ留／Ｈ×４分Ｄ４下、Ｄ８上　・　５５ＯＮ
留／Ｈ×４分Ｄ４上、Ｄ８下　　　４００　Ｎ　ｒｒｌ
　／　ｌ（Ｘ　４分Ｐ］下　　　　　・　６０ＯＮｎイ
／Ｈ×４分Ｐ２Ｊ−・　６００　Ｎ　ｒｒＩ　／　ＨＸ
　４分Ｐ２下　　　　・　５０ＯＮポ／Ｈ×４分Ｒ１・
　４０ＯＮｎ（／ＨＸ４分 Ｒ２−４０ＯＮｎ（／Ｊ（ｘ４分 第１回のクエンチによってス）−リップを９００　’Ｃ
以下に早急に冷却し、破断等の生しない安全温度範囲内
に保持することが出来な。

次に、非酸化性ガスの吹き込みを停止して、１０００秒
間保持し、炉壁、ストリップの保有熱による再熱の変化
の状態を検詞した後、第２回のクエンチを第１回のクエ
ンチと同し条件て行った。そしてス１ヘリツブの温度を
更に７００°Ｃ以下に冷却出来た。その結果ラインをス
タートする時ストリップの破断等がないので容易に操業
を行うことか出来た。

尚、第２図は上記実施例におけるガスタンク内の圧力の
状態を示したものである。

ここては第１−回のクエンチでは７　ｋｇ　／。Ｍ２の
圧力か４．３ｋｇ／ｃｎ！の圧力に下かり、その後の停
止保持ては５．３ｋｇ／ｃｎｆの圧力に上げて、第２回
のクエンチでは２．６ｋｇ／ｃ％の圧力に下がった。

以上の実施例に示すように、直火式ストリップ加熱炉の
冷却として使用するに足る容量のガスタンクを設けるこ
とが出来るので、ガス設備がコンパクー・に出来る。し
かも減圧装置を備えているのて、炉内への非酸化性ガス
の瞬時の流入か可能である。

また、実施例ては第１．第２のクエンチを行っなか、必
要に応してクエンチを繰り返すことが出来る。また、本
発明方法では非酸化性ガスを使用しているので、ストリ
ップは酸化されることがない。

［発明の効果］ 本発明の方法によれは、ライン停止時に、直火式スｌ〜
リップ加熱炉のストリップ進行通路に、ガス吹き込み装
置から同時にしかも雰囲気温度に対応した使用量の非酸
化性ガスを吹き込み炉内を冷却することが出来るので、
停止しているス）・リップは炉内で破断することかなく
、しかも最小必要量のガスて冷却が出来るので産業上有
用な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例の説明図、第２図は本発
明に使用するガスタンクの使用時のガス圧変化を示す図
、第３図は従来の直火式ストリップ加熱炉を示す図であ
る。 １２．１．３　・予熱帯、］、４．，１５　・加熱帯、
１．６，１７．１８−四〜ル室、 １．９　　非酸化性ガス吹き込み装置、・ガス量調節装
置、２ト ガス配管、 非酸化性ガスタンク、 ６・・ロール、 Ｄ３・Ｄ４・Ｄ５・Ｄ６・Ｄ７ ・・・加熱帯ソ ン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ライン停止時の予熱帯、加熱帯を具備した直火式ストリ
   ップ加熱炉の冷却方法において、予熱帯入口から加熱帯
   出口にかけての進行通路に複数の非酸化性ガス吹き込み
   装置を順次配置し、ライン停止時に、前記加熱炉内のス
   トリップ進行通路の雰囲気温度に対応して、前記ガス吹
   き込み装置から非酸化性ガスを同時に炉内に吹き込み、
   停止しているストリップが破断しない雰囲気温度に炉内
   を冷却することを特徴とするライン停止時の直火式スト
   リップ加熱炉の冷却方法。