JPH0238502Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0238502Y2 JPH0238502Y2 JP17918282U JP17918282U JPH0238502Y2 JP H0238502 Y2 JPH0238502 Y2 JP H0238502Y2 JP 17918282 U JP17918282 U JP 17918282U JP 17918282 U JP17918282 U JP 17918282U JP H0238502 Y2 JPH0238502 Y2 JP H0238502Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic delay
- signal
- delay line
- amplifier
- ultrasonic
- Prior art date
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- Expired
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、超音波遅延回路に関するものであ
る。
る。
従来例の構成とその問題点
超音波遅延線は周知のようにくし形フイルタと
してNTSC方式カラーテレビジヨン受像機のドツ
ト妨害除去用、ビデオテープレコーダのクロスカ
ラー除去用に利用されるものである。
してNTSC方式カラーテレビジヨン受像機のドツ
ト妨害除去用、ビデオテープレコーダのクロスカ
ラー除去用に利用されるものである。
超音波遅延線は、電気信号を一定時間遅延させ
るためのもので、音波の速度が電磁波のそれの約
10万分の1であることを着目して、電気信号をい
つたん超音波信号に変換し、数10μsecから数
100μsecの遅延時間を得た後、再び電気信号に変
換するものである。
るためのもので、音波の速度が電磁波のそれの約
10万分の1であることを着目して、電気信号をい
つたん超音波信号に変換し、数10μsecから数
100μsecの遅延時間を得た後、再び電気信号に変
換するものである。
第1図は、通常よく使用される超音波遅延線の
原理を示している。すなわち、遅延媒体1の端面
には電極2a,2bと2a′,2b′を設けた電気−
機械エネルギー変換機能をもつ変換素子3,3′
が取り付けられており、いま、変換素子3の電極
2aと2b間に電気信号Eiが印加されると、変換
素子3はその信号の周波数に応じて機械振動し、
遅延媒体1中に超音波が放射される。この超音波
は遅延媒体1内を第1図に示す経路のように多数
回の反射をして、他端の変換素子3′に到達し、
これによつて変換素子3′が機械的に振動して、
その周波数に応じた電気信号Eoを電極2′aと
2′b間に発生する。
原理を示している。すなわち、遅延媒体1の端面
には電極2a,2bと2a′,2b′を設けた電気−
機械エネルギー変換機能をもつ変換素子3,3′
が取り付けられており、いま、変換素子3の電極
2aと2b間に電気信号Eiが印加されると、変換
素子3はその信号の周波数に応じて機械振動し、
遅延媒体1中に超音波が放射される。この超音波
は遅延媒体1内を第1図に示す経路のように多数
回の反射をして、他端の変換素子3′に到達し、
これによつて変換素子3′が機械的に振動して、
その周波数に応じた電気信号Eoを電極2′aと
2′b間に発生する。
さてこうした超音波遅延線において問題となる
のは、不要反射とよばれる本来の伝搬経路とは別
の径路を通つて来る信号である。第2図に示すよ
うに本来得たい信号6とは別に7〜9といつた不
要反射信号が発生する。これをできるだけ小さく
する必要があつた。なお、第2図中、6は1Hの
遅延信号、7は2Hの遅延信号、8は3Hの遅延信
号、9は4Hの遅延信号、10は原信号を示す。
のは、不要反射とよばれる本来の伝搬経路とは別
の径路を通つて来る信号である。第2図に示すよ
うに本来得たい信号6とは別に7〜9といつた不
要反射信号が発生する。これをできるだけ小さく
する必要があつた。なお、第2図中、6は1Hの
遅延信号、7は2Hの遅延信号、8は3Hの遅延信
号、9は4Hの遅延信号、10は原信号を示す。
考案の目的
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、本
来不要とされた信号を利用して小形の超音波遅延
線を得ることを目的とするものである。
来不要とされた信号を利用して小形の超音波遅延
線を得ることを目的とするものである。
考案の構成
上記目的を達成するために本考案は、超音波遅
延媒体に入力用及び出力用のトランスジユーサを
貼り付けた構造の4端子超音波遅延線と、第1〜
第3の増幅器と、第1、第2の演算回路とから構
成され、第1の増幅器は前記超音波遅延線の遅延
信号を増幅し、第2の増幅器は前記超音波遅延線
に印加される電圧を増幅し、第3の増幅器は前記
超音波遅延線の入力端子側に直列に接続されたそ
の超音波遅延線の端子間インピーダンスに等しい
インピーダンスに印加される信号電圧を増幅し、
第1の演算回路は第1の増幅器の出力信号と第2
の増幅器の出力信号とを減算し、第2の演算回路
は第1の演算回路の出力信号と第3の増幅器の出
力信号とを演算する構成としたものである。
延媒体に入力用及び出力用のトランスジユーサを
貼り付けた構造の4端子超音波遅延線と、第1〜
第3の増幅器と、第1、第2の演算回路とから構
成され、第1の増幅器は前記超音波遅延線の遅延
信号を増幅し、第2の増幅器は前記超音波遅延線
に印加される電圧を増幅し、第3の増幅器は前記
超音波遅延線の入力端子側に直列に接続されたそ
の超音波遅延線の端子間インピーダンスに等しい
インピーダンスに印加される信号電圧を増幅し、
第1の演算回路は第1の増幅器の出力信号と第2
の増幅器の出力信号とを減算し、第2の演算回路
は第1の演算回路の出力信号と第3の増幅器の出
力信号とを演算する構成としたものである。
実施例の説明
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第3図において、11は入力端子、12は超
音波遅延線で、超音波遅延媒体に入力用及び出力
用のトランスジユーサを貼り付けた構造の4端子
型であり、その入力端子11側には端子間インピ
ーダンスに等しいインピーダンスRiの抵抗13
が直列に接続される。14,15,16は増幅器
であり、その増幅器14は超音波遅延線12の遅
延信号V3を増幅し、増幅器15は超音波遅延線
12に印加される電圧V2を増幅し、増幅器16
は抵抗13に印加される信号電圧V1を増幅する。
17,18は演算回路であり、その演算回路17
は増幅器14の出力信号k1V3と増幅器15の出
力信号k2V2とを減算し、演算回路18は演算回
路17の出力信号k1V3〜k2V2と増幅器16の出
力信号k3V1とを減算する。19は出力端子であ
る。
と、第3図において、11は入力端子、12は超
音波遅延線で、超音波遅延媒体に入力用及び出力
用のトランスジユーサを貼り付けた構造の4端子
型であり、その入力端子11側には端子間インピ
ーダンスに等しいインピーダンスRiの抵抗13
が直列に接続される。14,15,16は増幅器
であり、その増幅器14は超音波遅延線12の遅
延信号V3を増幅し、増幅器15は超音波遅延線
12に印加される電圧V2を増幅し、増幅器16
は抵抗13に印加される信号電圧V1を増幅する。
17,18は演算回路であり、その演算回路17
は増幅器14の出力信号k1V3と増幅器15の出
力信号k2V2とを減算し、演算回路18は演算回
路17の出力信号k1V3〜k2V2と増幅器16の出
力信号k3V1とを減算する。19は出力端子であ
る。
上記構成において、超音波遅延線12を通り増
幅器14で増幅された出力信号k1V3は第4図A
に示す通りであり、遅延信号20の他に不要反射
信号21を含む。一方、増幅器15の出力信号
k2V2は第4図Bに示す通りであり、通過信号2
2と抵抗13に発生する不要信号23を含む。超
音波遅延線の構成上、入出力の変換素子が多角形
の遅延媒体の同一面に取付けられた場合、入力側
にはnτの信号が発生し、1τが優位である。変換
素子が異なる面に取付けられた場合、入力側には
2nτの信号が発生し、2τが優位である。本考案の
第1図にある遅延媒体においては、入力側には1τ
の信号が発生する。従つて、不要信号23は1τで
ある。従つて、演算回路17で出力信号k1V3、
k2V2の減算を演算すると、この演算回路17の
出力信号には、第4図cの如く通過信号22と不
要反射信号21とが得られる。このように演算回
路17の出力信号は第4図cの通りであるのに対
し、増幅器16の出力信号K3V1は第4図Dの如
く通過信号24のみであり、演算回路18でこの
両出力信号を減算すると、その出力信号k1V3−
k2V2−k3V1には第4図Eのように不要反射信号
21のみが残ることになる。従つて、このように
すれば、元来1τの遅延時間を有する超音波遅延線
12を用いて、2τの遅延信号を得ることができ
る。即ち、遅延時間を一定とすれば、小型の超音
波遅延線12を得ることができる。
幅器14で増幅された出力信号k1V3は第4図A
に示す通りであり、遅延信号20の他に不要反射
信号21を含む。一方、増幅器15の出力信号
k2V2は第4図Bに示す通りであり、通過信号2
2と抵抗13に発生する不要信号23を含む。超
音波遅延線の構成上、入出力の変換素子が多角形
の遅延媒体の同一面に取付けられた場合、入力側
にはnτの信号が発生し、1τが優位である。変換
素子が異なる面に取付けられた場合、入力側には
2nτの信号が発生し、2τが優位である。本考案の
第1図にある遅延媒体においては、入力側には1τ
の信号が発生する。従つて、不要信号23は1τで
ある。従つて、演算回路17で出力信号k1V3、
k2V2の減算を演算すると、この演算回路17の
出力信号には、第4図cの如く通過信号22と不
要反射信号21とが得られる。このように演算回
路17の出力信号は第4図cの通りであるのに対
し、増幅器16の出力信号K3V1は第4図Dの如
く通過信号24のみであり、演算回路18でこの
両出力信号を減算すると、その出力信号k1V3−
k2V2−k3V1には第4図Eのように不要反射信号
21のみが残ることになる。従つて、このように
すれば、元来1τの遅延時間を有する超音波遅延線
12を用いて、2τの遅延信号を得ることができ
る。即ち、遅延時間を一定とすれば、小型の超音
波遅延線12を得ることができる。
考案の効果
以上実施例に詳述したように本考案によれば、
超音波遅延媒体に入力用及び出力用のトランスジ
ユーサを貼り付けた構造の4端子超音波遅延線
と、第1〜第3の増幅器と、第1、第2の演算回
路とから構成され、第1の増幅器は前記超音波遅
延線の遅延信号を増幅し、第2の増幅器は前記超
音波遅延線に印加される電圧を増幅し、第3の増
幅器は前記超音波遅延線の入力端子側に直列に接
続されたその超音波遅延線の端子間インピーダン
スに等しいインピーダンスに印加される信号電圧
を増幅し、第1の演算回路は第1の増幅器の出力
信号と第2の増幅器の出力信号とを減算し、第2
の演算回路は第1の演算回路の出力信号と第3の
増幅器の出力信号とを演算する構成としているの
で、小形の超音波遅延線を得ることができる。
超音波遅延媒体に入力用及び出力用のトランスジ
ユーサを貼り付けた構造の4端子超音波遅延線
と、第1〜第3の増幅器と、第1、第2の演算回
路とから構成され、第1の増幅器は前記超音波遅
延線の遅延信号を増幅し、第2の増幅器は前記超
音波遅延線に印加される電圧を増幅し、第3の増
幅器は前記超音波遅延線の入力端子側に直列に接
続されたその超音波遅延線の端子間インピーダン
スに等しいインピーダンスに印加される信号電圧
を増幅し、第1の演算回路は第1の増幅器の出力
信号と第2の増幅器の出力信号とを減算し、第2
の演算回路は第1の演算回路の出力信号と第3の
増幅器の出力信号とを演算する構成としているの
で、小形の超音波遅延線を得ることができる。
第1図は超音波遅延線の構成図、第2図は遅延
信号を示す説明図、第3図は本考案の一実施例を
示すブロツク図、第4図はその信号の説明図であ
る。 11は入力端子、12は超音波遅延線、14,
15,16は増幅器、17,18は演算回路、1
9は出力端子。
信号を示す説明図、第3図は本考案の一実施例を
示すブロツク図、第4図はその信号の説明図であ
る。 11は入力端子、12は超音波遅延線、14,
15,16は増幅器、17,18は演算回路、1
9は出力端子。
Claims (1)
- 超音波遅延媒体に入力用及び出力用のトランス
ジユーサを貼り付けた構造の4端子超音波遅延線
と、第1〜第3の増幅器と、第1,第2の演算回
路とから構成され、第1の増幅器は前記超音波遅
延線の遅延信号を増幅し、第2の増幅器は前記超
音波遅延線に印加される電圧を増幅し、第3の増
幅器は前記超音波遅延線の入力端子側に直列に接
続されたその超音波遅延線の端子間インピーダン
スに等しいインピーダンスに印加される信号電圧
を増幅し、第1の演算回路は第1の増幅器の出力
信号と第2の増幅器の出力信号とを減算し、第2
の演算回路は第1の演算回路の出力信号と第3の
増幅器の出力信号とを演算する構成とした超音波
遅延回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17918282U JPS5984925U (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 超音波遅延回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17918282U JPS5984925U (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 超音波遅延回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5984925U JPS5984925U (ja) | 1984-06-08 |
JPH0238502Y2 true JPH0238502Y2 (ja) | 1990-10-17 |
Family
ID=30388832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17918282U Granted JPS5984925U (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 超音波遅延回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5984925U (ja) |
-
1982
- 1982-11-27 JP JP17918282U patent/JPS5984925U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5984925U (ja) | 1984-06-08 |
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