JPH0238335Y2 - - Google Patents

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JPH0238335Y2
JPH0238335Y2 JP16529486U JP16529486U JPH0238335Y2 JP H0238335 Y2 JPH0238335 Y2 JP H0238335Y2 JP 16529486 U JP16529486 U JP 16529486U JP 16529486 U JP16529486 U JP 16529486U JP H0238335 Y2 JPH0238335 Y2 JP H0238335Y2
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JP
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cutter
blade
cutter blade
lens
mask plate
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、カツター羽根を動かすことにより
投光範囲を変化させるようになつているカツター
スポツトライトに関する。
〔背景技術〕
カツタースポツトライトは、演劇などの舞台照
明などに多く用いられている。このカツタースポ
ツトライトは、筒形のライトケーシングを備え、
その後側内部に反射鏡を有する照射ランプなどの
光源が取り付けられ、前側には1枚または複数枚
の照射レンズが配備されている。このライトケー
シングの軸方向中間には、光源と照射レンズ間に
位置するようにマスク板が配置されている。この
マスク板には、円形の原形孔が設けられている。
この原形孔をそのまま用いるときは、照射面に円
形が映るようになつている。その円形の投光を変
化させることができるように、4方向からそれぞ
れ1枚ずつカツター羽根が進退などができるよう
に設けられている。このカツター羽根は、原形孔
へ出る程度および出る角度を適宜調整されること
によつて、光源からの光(光源から直接来た光お
よび反射鏡などで反射されて来た光。以下同様)
を遮り、原形孔により円形になつた投光を変形さ
せる。
ところが、カツター羽根により所望の形にされ
た投光面(被照射面)は、カツター羽根により光
が遮られたかげの部分とはつきりと区別されず、
境界がぼんやりするという問題がある。
また、光源の熱により、カツター羽根、マスク
板などが反つたりして動きにくくなるという問題
がある。ただし、この問題を解決するために、カ
ツター羽根を操作しにくくなるということがある
と不都合である。
〔考案の目的〕
この考案は、以上のことに鑑みて、投光面とか
げの部分とがはつきりと区別され、しかも、照射
に伴う熱影響にかかわらずカツター羽根が常にス
ムーズに動くカツタースポツトライトを提供する
ことを目的とする。
〔考案の開示〕
投光面とかげの部分とをはつきりと区別するた
めに、種々検討を重ねたところ、第5図にみるよ
うに、カツター羽根を2重にすれば良いことを見
出した。カツター羽根が1枚ずつであると、第5
図に2点鎖線で示す光路よりも外側でレンズ5に
入射する光は、レンズ収差により拡散する。この
ため、投光面とかげの部分との境界があいまいに
なり、投光面に悪影響を与えていたのである。
これを防止するため、第5図にみるように、カ
ツター羽根11のレンズ5側に、このカツター羽
根11よりもやや短いレンズ側カツター羽根12
を一体に備えたダブルカツターWを用いるのであ
る。光源側のカツター羽根11で被照射面に所望
の形を映し出すとともに、レンズ側カツター羽根
12で、レンズ収差により拡散する光を遮る(カ
ツトする)。このようにすることにより、ハレー
シヨンを除去することができる。
このようなダブルカツターを動かしたり、保持
したりするために、羽根押さえ板が設けられる。
たとえば、光源側カツター羽根11とレンズ側カ
ツター羽根12をそれぞれ羽根押さえ板で挟みつ
けて摩擦で保持し、しかも、摺動自在とすること
が考えられた。しかし、これら両カツター羽根1
1,12のうち、光源側のカツター羽根11は、
光源からの熱の影響を強く受けるため、反り変形
する。カツター羽根が反つてしまうと、羽根押さ
え板間で動かなくなることがある。カツター羽根
が熱の影響を受けにくいか、あるいは、熱の影響
を受けてもスムーズに動くようになつている構造
が好ましい。
したがつて、この考案は、上記の目的を達成す
るために、照射レンズと光源間に配置され中央に
原形孔を有するマスク板、および、このマスク板
に沿つて動くように配備され前記原形孔へ出没す
るように動いて原形孔の形状を変化させるように
なつているカツター羽根を備えたカツタースポツ
トライトにおいて、前記カツター羽根よりも照射
レンズ側に離れて配置されているレンズ側カツタ
ー羽根をも備え、このレンズ側カツター羽根は、
前記カツター羽根よりも短く形成されているとと
もに、前記カツター羽根と連結されて前記カツタ
ー羽根と同調して動き、レンズ収差によつて拡散
する光をカツトするようになつており、前記レン
ズ側カツター羽根のみが羽根押さえ板の間に摺動
自在に挟みつけられて保持されていることを特徴
とするカツタースポツトライトを要旨とする。
以下に、この考案を、その実施例をあらわす図
面を参照しながら詳しく説明する。
第1図は、この考案にかかるカツタースポツト
ライトの1実施例をあらわし、第2図は、その要
部を分解してあらわし、第3図は、その実施例の
正面からみた状態をあらわす。これらの図にみる
ように、このカツタースポツトライトは、筒形ラ
イトケーシング1、反射鏡2を有する照射ランプ
3、2つの照射レンズ4,5を備えている。
照射ランプ3と照射レンズ4,5間にマスク板
6が配置されていて、ライトケーシング1に固定
されている。このマスク板6は正方形に形成さ
れ、その中央に円形の原形孔6aを備えている。
マスク板6の照射レンズ4,5側には、第1羽根
押さえ板7、第2羽根押さえ板8および第3羽根
押さえ板9がマスク板6と平行(厳密に平行であ
る必要はない)になるように配備されている。こ
れら第1〜第3羽根押さえ板7,8,9は、正方
形の板によつて形成されていて、その中央に通孔
a,a,aが形成されている。
ダブルカツターWは、合計4個設けられてい
て、それぞれ、つまみ10と光源側カツター羽根1
1とレンズ側カツター羽根12を備えている。こ
れら両カツター羽根11,12は、ライトケーシ
ング1の外側でつまみ10の部分で連結されてい
て、両者は同調して動くようになつている。レン
ズ側カツター羽根12は、光源側カツター羽根1
1よりもやや短く形成されている。これら両カツ
ター羽根11,12は、マスク板6に平行(厳密
に平行である必要はない)に向くように、かつ、
前後にある程度間隔を置いて設けられている。1
対のダブルカツターW,Wは垂直に向けられ、も
う1対のダブルカツターW,Wは水平に向けられ
ている。
垂直に向けられたダブルカツターW,Wのレン
ズ側カツター羽根12,12は、それぞれ、第1
羽根押さえ板7および第2羽根押さえ板8の間に
挟まれるように保持されて、摺動自在とされてい
る。水平に向けられたダブルカツターW,Wのレ
ンズ側カツター羽根12,12は、それぞれ、第
2羽根押さえ板8および第3羽根押さえ板9の間
に挟まれるように保持されて、摺動自在とされて
いる。
垂直に向けられたダブルカツターW,Wの光源
側カツター羽根11,11は、それぞれ、マスク
板6の前(マスク板6よりもレンズ5側)にマス
ク板6と離間して配置されている。水平に向けら
れたダブルカツターW,Wの光源側カツター羽根
11,11は、それぞれ、マスク板6の後(マス
ク板6よりも光源側)にマスク板6と離間して配
置されている。
光源側カツター羽根11は、被照射面に形を映
し出すために用いられ、上記原形孔6aに出没す
るようになつている。光源側カツター羽根11
は、また、遮熱板の役目も果たすようになつてい
る。マスク板6も、遮熱板の役目を果たすように
なつている。これらの働きにより、羽根押さえ板
7,8,9、レンズ側カツター羽根12へ熱影響
を与えにくくしている。レンズ側カツター羽根1
2は、上記のように、レンズ収差によつて拡散す
る光をカツトする。
ダブルカツターWを適宜動かして、光源側カツ
ター羽根11を、原形孔6aに出したり、原形孔
6aから没させたり(引つ込めたり)、左右に動
かしたりして、光源側カツター羽根11が原形孔
6aに出る程度や出る角度を適宜調整し、原形孔
6aの形状を変化させる。なお、この変化には、
単なる大きさの変化も含める。
前記のように、ダブルカツターWのうち、熱影
響の少ないレンズ側カツター羽根12の方を羽根
押さえ板7〜9によつて挟みつけて摺動自在に保
持し、他方の熱影響の大きい光源側カツター羽根
11の方はフリーにしておいたので、マスク板や
カツター羽根が熱変形しても、ダブルカツターW
の保持力は常に一定で、安定した操作性が得られ
る。
前記実施例では、羽根押さえ板がそれぞれ1枚
の正方形の板とされていたが、第4図にみるよう
に、帯長状の板を用いて羽根押さえ板13〜16
を構成し、マスク板6における外周辺付近でのみ
カツター羽根12を挟みつけて摺動自在に保持す
るようにしてもよい。こうすれば、羽根押さえ板
13〜16がより熱影響を受けないことになる。
第2図および第4図では、4つのダブルカツタ
ーのうち、それぞれ、2つおよび3つをWとだけ
示して、図示を簡略化している。
なお、この考案は、上記の実施例に限定されな
い。筒形ケーシングの内側の断面形状は、正方
形、円形など特に限定はない。マスク板の中央に
設けられる原形孔の形も、円形に限らず、正方
形、その他の形状でもよい。ダブルカツターは、
4方向に各1個ずつ、合計4個設けられていた
が、4方向未満、合計4個未満でもよく、5方向
以上、合計5個以上でもよい。照射レンズの枚数
は、1枚でもよく、2枚以上でもよい。カツター
羽根の形状は、上記実施例では、半円形の板の円
弧中間にアームがついた形状であつたが、この形
状に限らず、光を遮る部分の形状が半円形以外の
形でもよい。羽根押さえ板は、剛体であつてもよ
いが、板ばねなど弾性を持つものの方が摺動自在
に動かすときに便利である。光源は、電球以外の
ものでもよい。
〔考案の効果〕
この考案にかかるカツタースポツトライトは、
以上にみてさたように、カツター羽根よりも照射
レンズ側に離れて配置されているレンズ側カツタ
ー羽根をも備え、このレンズ側カツター羽根は、
前記カツター羽根よりも短く形成されているとと
もに、前記カツター羽根と連結されて前記カツタ
ー羽根と同調して動き、レンズ収差によつて拡散
する光をカツトするようになつており、前記レン
ズ側カツター羽根のみが羽根押さえ板の間に摺動
自在に挟みつけられて保持されているので、投光
面とかげの部分とがはつきりと区別され、しか
も、照射に伴う熱影響にかかわらずカツター羽根
が常にスムーズに動く。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるカツタースポツトラ
イトの1実施例をあらわす全体の側断面図、第2
図はその要部の分解斜視図、第3図はその実施例
の正面図、第4図は羽根押さえ板の別の1例をあ
らわす分解斜視図、第5図はダブルカツターの機
能を説明する側面図である。 1……ライトケーシング、3……照射ランプ、
4,5……照射レンズ、6……マスク板、6a…
…原形孔、7,8,9……羽根押さえ板、11…
…光源側カツター羽根、12……レンズ側カツタ
ー羽根、13,14,15,16……羽根押さえ
板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 照射レンズと光源間に配置され中央に原形孔
    を有するマスク板、および、このマスク板に沿
    つて動くように配備され前記原形孔へ出没する
    ように動いて原形孔の形状を変化させるように
    なつているカツター羽根を備えたカツタースポ
    ツトライトにおいて、前記カツター羽根よりも
    照射レンズ側に離れて配置されているレンズ側
    カツター羽根をも備え、このレンズ側カツター
    羽根は、前記カツター羽根よりも短く形成され
    ているとともに、前記カツター羽根と連結され
    て前記カツター羽根と同調して動き、レンズ収
    差によつて拡散する光をカツトするようになつ
    ており、前記レンズ側カツター羽根のみが羽根
    押さえ板の間に摺動自在に挟みつけられて保持
    されていることを特徴とするカツタースポツト
    ライト。 (2) 羽根押さえ板が帯長状に形成されていて、レ
    ンズ側カツター羽根が、マスク板における外周
    辺付近でのみ、前記羽根押さえ板の間に摺動自
    在に挟みつけられて保持されている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のカツタースポツトラ
    イト。
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