JP5261686B2 - プロジェクタ型車両用前照灯およびヘッドランプ - Google Patents

プロジェクタ型車両用前照灯およびヘッドランプ Download PDF

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本発明は、レンズホルダを介してリフレクタと投影レンズとが接続されたプロジェクタ型車両用前照灯およびヘッドランプに関し、特には、光源の点灯時にリフレクタが外側から光って見えるようにすることができるプロジェクタ型車両用前照灯およびヘッドランプに関する。
従来から、光源と、光源からの光を反射するための楕円系反射面を有するリフレクタと、リフレクタの楕円系反射面からの光を投影するための投影レンズとを具備し、楕円系反射面の第1焦点上またはその近傍に光源を配置し、楕円系反射面の第2焦点上またはその近傍に投影レンズの焦点を配置し、レンズホルダ(筒状体)を介してリフレクタと投影レンズとを接続したプロジェクタ型車両用前照灯が知られている。この種のプロジェクタ型車両用前照灯の例としては、例えば特開2006−202600号公報の図1に記載されたものがある。
特開2006−202600号公報の図1に記載されたプロジェクタ型車両用前照灯では、投影レンズとレンズホルダ(筒状体)とが、例えばポリカーボネート、アクリル等の樹脂材料によって一体的に形成されている。また、リフレクタが、例えばポリカーボネート、アクリル等の樹脂材料によって形成されている。更に、投影レンズとレンズホルダ(筒状体)との一体品と、リフレクタとが、接合されている。
更に、特開2006−202600号公報の図1に記載されたプロジェクタ型車両用前照灯では、リフレクタの内側表面に蒸着膜を形成することによって、楕円系反射面が形成されている。一方、レンズホルダ(筒状体)の内側表面には、蒸着膜が形成されていない。
そのため、特開2006−202600号公報の図1に記載されたプロジェクタ型車両用前照灯では、光源の点灯時に、光源からの光によって、レンズホルダ(筒状体)が外側から光って見える。
ところで、特開2006−202600号公報の図1に記載されたプロジェクタ型車両用前照灯では、リフレクタの内側表面に蒸着膜が形成されているため、光源の点灯時に、光源からの光がリフレクタの内側表面の蒸着膜によって全反射されるか、あるいは、光源からの光の一部がリフレクタの内側表面の蒸着膜によって吸収されてしまう。その結果、特開2006−202600号公報の図1に記載されたプロジェクタ型車両用前照灯では、光源の点灯時に、光源からの光によってリフレクタが外側から光って見えるようにすることができない。
特開2006−202600号公報の図1
前記問題点に鑑み、本発明者が鋭意研究を行った結果、透光性材料によって形成されたリフレクタおよびレンズホルダの内側表面に形成される蒸着膜の膜厚を所定の厚さに設定すると、光源からの光の大部分がリフレクタおよびレンズホルダの内側表面の蒸着膜によって反射され、それにより、十分な量の光が投影レンズから照射されると共に、光源からの光の一部がリフレクタおよびレンズホルダの内側表面の蒸着膜を透過せしめられ、それにより、光源の点灯時に、リフレクタおよびレンズホルダが外側から光って見えるようになることを見い出したのである。
つまり、本発明は、光源の点灯時にリフレクタが外側から光って見えるようにすることができるプロジェクタ型車両用前照灯およびヘッドランプを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、光源(1)と、光源(1)からの光を反射するための楕円系反射面(2a)を有するリフレクタ(2)と、リフレクタ(2)の楕円系反射面(2a)からの光を投影するための投影レンズ(4)とを具備し、楕円系反射面(2a)の第1焦点(F1)上またはその近傍に光源(1)を配置し、楕円系反射面(2a)の第2焦点(F2)上またはその近傍に投影レンズ(4)の焦点を配置し、レンズホルダ(5)を介してリフレクタ(2)と投影レンズ(4)とを接続したプロジェクタ型車両用前照灯(10)において、リフレクタ(2)と投影レンズ(4)とレンズホルダ(5)とを透光性材料によって形成し、リフレクタ(2)およびレンズホルダ(5)の内側表面に蒸着膜(2a1,5a1)を形成することにより、光源(1)からの光を反射して投影レンズ(4)に入射させるための反射面(2a,5a)を形成し、光源(1)の点灯時に、リフレクタ(2)の蒸着膜(2a1)を透過した光によってリフレクタ(2)が外側から光って見えるようにしたことを特徴とするプロジェクタ型車両用前照灯(10)が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、光源(1)の点灯時に、レンズホルダ(5)の蒸着膜(5a1)を透過した光によってレンズホルダ(5)が外側から光って見えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、リフレクタ(2)およびレンズホルダ(5)が、リフレクタ(2)およびレンズホルダ(5)の内部に入射せしめられた光を導光するための導光路としての機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、光源(1)からの光の一部がリフレクタ(2)の蒸着膜(2a1)を透過するように、リフレクタ(2)の内側表面に蒸着膜(2a1)を形成し、リフレクタ(2)の内側表面の蒸着膜(2a1)を透過した光を内面反射するための反射カット部(2c)をリフレクタ(2)の外側表面に形成したことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、光源(1)から後向きに放射された光を反射し、リフレクタ(2)の後端部(2b)からリフレクタ(2)の内部に入射させるための補助反射鏡(9)を光源(1)の後側に配置したことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、配光パターンにカットオフラインを形成するための縁部(3a)を有するシェード(3)を設け、リフレクタ(2)とレンズホルダ(5)とを一部材によって形成すると共に、レンズホルダ(5)の内部の光が投影レンズ(4)の内部に入射せしめられるように、レンズホルダ(5)と投影レンズ(4)とを接合し、リフレクタ(2)の内部に入射せしめられ、レンズホルダ(5)を介し、投影レンズ(4)の下側部分(4b)から後向きに出射せしめられた光を反射して投影レンズ(4)の内部に入射させるための反射面をシェード(3)の前面(3c)に形成したことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)が提供される。
請求項7に記載の発明によれば、車体の前面から上面に回り込むように配置されたカバーレンズ(20a)とハウジング(20b)とによって画定される灯室(20c)内に、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)を配置し、レンズホルダ(5)とリフレクタ(2)との境界部分から後向きに延びている羽根状部(6)を透光性材料によって形成し、ヘッドランプ(20)の外側からカバーレンズ(20a)を介して投影レンズ(4)およびレンズホルダ(5)を視認することができ、かつ、ヘッドランプ(20)の外側からカバーレンズ(20a)および羽根状部(6)を介してリフレクタ(2)を視認することができるように、エクステンション(20d,20e)を灯室(20c)内に配置したことを特徴とするヘッドランプ(20)が提供される。
請求項1に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、光源(1)と、光源(1)からの光を反射するための楕円系反射面(2a)を有するリフレクタ(2)と、リフレクタ(2)の楕円系反射面(2a)からの光を投影するための投影レンズ(4)とが設けられている。
また、請求項1に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、楕円系反射面(2a)の第1焦点(F1)上またはその近傍に光源(1)が配置されている。更に、楕円系反射面(2a)の第2焦点(F2)上またはその近傍に投影レンズ(4)の焦点が配置されている。また、レンズホルダ(5)を介してリフレクタ(2)と投影レンズ(4)とが接続されている。
詳細には、請求項1に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、リフレクタ(2)と投影レンズ(4)とレンズホルダ(5)とが透光性材料によって形成されている。また、リフレクタ(2)およびレンズホルダ(5)の内側表面に蒸着膜(2a1,5a1)を形成することにより、光源(1)からの光を反射して投影レンズ(4)に入射させるための反射面(2a,5a)が形成されている。
その結果、請求項1に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、光源(1)の点灯時に、リフレクタ(2)の蒸着膜(2a1)を透過した光によってリフレクタ(2)が外側から光って見える。
つまり、請求項1に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)によれば、光源(1)の点灯時にリフレクタ(2)が外側から光って見えるようにすることができる。
請求項2に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、光源(1)の点灯時に、レンズホルダ(5)の蒸着膜(5a1)を透過した光によってレンズホルダ(5)が外側から光って見える。
つまり、請求項2に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)によれば、光源(1)の点灯時にレンズホルダ(5)が外側から光って見えるようにすることができる。
請求項3に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、リフレクタ(2)およびレンズホルダ(5)が、リフレクタ(2)およびレンズホルダ(5)の内部に入射せしめられた光を導光するための導光路としての機能を有する。
詳細には、請求項4に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、光源(1)からの光の一部がリフレクタ(2)の蒸着膜(2a1)を透過するように、リフレクタ(2)の内側表面に蒸着膜(2a1)が形成されている。更に、リフレクタ(2)の内側表面の蒸着膜(2a1)を透過した光を内面反射するための反射カット部(2c)が、リフレクタ(2)の外側表面に形成されている。
つまり、請求項3及び4に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、光源(1)からの光の一部が、ある位置においてリフレクタ(2)の内側表面の蒸着膜(2a1)を介してリフレクタ(2)の内部に入射せしめられ、次いで、リフレクタ(2)の外側表面の反射カット部(2c)によって内面反射され、次いで、リフレクタ(2)および/またはレンズホルダ(5)の内部を導光され、次いで、光源(1)からの光の入射位置とは異なる位置においてリフレクタ(2)またはレンズホルダ(5)の外側表面を介して出射される。
そのため、請求項3及び4に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)によれば、リフレクタ(2)またはレンズホルダ(5)のうち、観察者の視点と光源(1)とを結ぶ直線上から離れている部分がリフレクタ(2)またはレンズホルダ(5)の外側から光って見えるようにすることができる。
請求項5に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、光源(1)から後向きに放射された光を反射し、リフレクタ(2)の後端部(2b)からリフレクタ(2)の内部に入射させるための補助反射鏡(9)が、光源(1)の後側に配置されている。
つまり、請求項5に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、光源(1)から後向きに放射された光が、補助反射鏡(9)によって反射され、リフレクタ(2)の後端部(2b)からリフレクタ(2)の内部に入射せしめられる。
そのため、請求項5に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)によれば、光源(1)から後向きに放射された光が利用されない場合よりも、光源(1)から放射された光の利用効率を向上させることができる。
更に、請求項5に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)によれば、補助反射鏡(9)が設けられていない場合よりも、光源(1)の点灯時に、レンズホルダ(5)およびリフレクタ(2)が外側から明るく光って見えるようにすることができる。
請求項6に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、配光パターンにカットオフラインを形成するための縁部(3a)を有するシェード(3)が設けられている。そのため、請求項6に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)によれば、カットオフラインを有するすれ違いビーム用配光パターンを形成することができる。
更に、請求項6に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、リフレクタ(2)とレンズホルダ(5)とが一部材によって形成されると共に、レンズホルダ(5)の内部の光が投影レンズ(4)の内部に入射せしめられるように、レンズホルダ(5)と投影レンズ(4)とが接合されている。また、補助反射鏡(9)からリフレクタ(2)の内部に入射せしめられ、レンズホルダ(5)を介し、投影レンズ(4)の下側部分(4b)から後向きに出射せしめられた光を反射して投影レンズ(4)の内部に入射させるための反射面が、シェード(3)の前面(3c)に形成されている。
その結果、請求項6に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)では、投影レンズ(4)の下側部分(4b)から後向きに出射せしめられた光が、シェード(3)の前面(3c)に形成された反射面によって反射され、投影レンズ(4)の内部に戻される。次いで、その光が、レンズホルダ(5)またはリフレクタ(2)まで戻され、レンズホルダ(5)またはリフレクタ(2)が外側から光って見えるようにするための光として用いられる。
つまり、請求項6に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)によれば、投影レンズ(4)の下側部分(4b)から後向きに出射せしめられた光が投影レンズ(4)の内部に戻されない場合よりも、光源(1)からの光の利用効率を向上させることができる。
請求項7に記載のヘッドランプ(20)によれば、光源(1)の点灯時にリフレクタ(2)がヘッドランプ(20)の外側から光って見えるようにすることができる。
第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の分解斜視図である。 組み立てられた状態における第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の斜視図である。 プロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’を含む鉛直面内における第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の断面図である。 第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の光路図である。 第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の光路図である。 第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の光路図である。 図1〜図3に示す第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10が適用されたヘッドランプ20の概略的な鉛直断面図である。 プロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’を含む鉛直面内における第12の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の断面図である。 プロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’を含む鉛直面内における第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の断面図である。 プロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’を含む鉛直面内における第15の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の断面図である。
以下、本発明のプロジェクタ型車両用前照灯の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の分解斜視図、図2は組み立てられた状態における第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の斜視図、図3はプロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’を含む鉛直面内における第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の断面図である。
第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図1〜図3に示すように、例えばLED、LD等のような半導体発光素子光源1が、光源支持部7に搭載されている。第2の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、半導体発光素子光源以外のものを光源1として用いることも可能である。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図1〜図3に示すように、光源1からの光を反射するための楕円系反射面2aを有するリフレクタ2が設けられている。この楕円系反射面2aは、所定の軸線を中心に楕円弧を回転させることにより得られる回転楕円面によって、あるいは、回転楕円面を基本とする自由曲面によって構成されている。更に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、リフレクタ2の楕円系反射面2aからの光を投影するための投影レンズ4が設けられている。
更に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図3に示すように、楕円系反射面2aの第1焦点F1上またはその近傍に光源1が配置されている。また、楕円系反射面2aの第2焦点F2上またはその近傍に投影レンズ4の焦点が配置されている。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図1〜図3に示すように、レンズホルダ5を介してリフレクタ2と投影レンズ4とが接続されている。更に、リフレクタ2と投影レンズ4とレンズホルダ5とが、例えば透光性樹脂材料、ガラスなどのような透光性材料によって形成されている。
詳細には、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図3に示すように、リフレクタ2とレンズホルダ5とが一部材によって形成されている。更に、レンズホルダ5と投影レンズ4とが、例えば接着、溶着などによって接合されている。第3の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、リフレクタ2とレンズホルダ5と投影レンズ4とを一部材によって形成することも可能である。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図3に示すように、リフレクタ2とレンズホルダ5との境界部分から後向き(図3の右向き)に延びている羽根状部6が設けられている。詳細には、リフレクタ2とレンズホルダ5と羽根状部6とが一部材によって形成されている。第4の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、羽根状部6を省略することも可能である。
更に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図3に示すように、リフレクタ2の内側表面に蒸着膜2a1を形成することにより楕円系反射面2aが形成されている。また、レンズホルダ5の内側表面に蒸着膜5a1を形成することにより、光源1からの光を反射して投影レンズ4に入射させるための反射面5aが形成されている。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図1および図3に示すように、配光パターンにカットオフラインを形成するための縁部3aが、シェード3の上面3bと前面3cとの境界部分に形成されている。更に、リフレクタ2の楕円系反射面2aからの光を反射して投影レンズ4に入射させるための反射面が、シェード3の上面3bに形成されている。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図1〜図3に示すように、光源支持部7とシェード3とが、例えばアルミダイキャストなどのような熱伝導性の良い材料によって一部材として形成されている。第5の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、光源支持部7とシェード3とを別個の部材によって形成することも可能である。
図4〜図6は第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の光路図である。詳細には、図4(A)、図4(B)および図6はプロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’を含む鉛直面内における第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の光路図である。図5は上側から見た場合における第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の概略的な光路図である。
第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図4(A)に示すように、光源1のうち、リフレクタ2の楕円系反射面2aの第1焦点F1(図3参照)上またはその近傍から放射され、リフレクタ2の楕円系反射面2aによって反射された光が、リフレクタ2の楕円系反射面2aの第2焦点F2(投影レンズ4の焦点)(図3参照)上またはその近傍に一旦集光せしめられ、次いで、投影レンズ4に入射せしめられ、プロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’と概略平行な光L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7になってプロジェクタ型車両用前照灯10の照射方向(図4(A)の左側)に照射される。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図4(A)に示すように、光源1のうち、リフレクタ2の楕円系反射面2aの第1焦点F1(図3参照)上またはその近傍から放射され、レンズホルダ5の反射面5aによって反射された光が、投影レンズ4に入射せしめられ、やや下向きの光L8,L9,L10,L11になってプロジェクタ型車両用前照灯10の照射方向(図4(A)の左側)に照射される。
更に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図4(A)に示すように、投影レンズ4から照射される光L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8,L9,L10,L11により形成される配光パターンに、シェード3の縁部3aによって、カットオフラインが形成される。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図4(B)に示すように、光源1のうち、リフレクタ2の楕円系反射面2aの第1焦点F1(図3参照)から少し離れた位置から放射され、リフレクタ2の楕円系反射面2aによって反射された光が、シェード3の上面3bの反射面によって反射され、次いで、投影レンズ4に入射せしめられ、プロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’と概略平行な光L12,L13,L14,L15,L16,L17になってプロジェクタ型車両用前照灯10の照射方向(図4(B)の左側)に照射される。
更に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図4(B)に示すように、投影レンズ4から照射される光L12,L13,L14,L15,L16,L17により形成される配光パターンに、シェード3の縁部3aによって、カットオフラインが形成される。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図5に示すように、光源1のうち、リフレクタ2の楕円系反射面2aの第1焦点F1(図3参照)上またはその近傍から放射され、リフレクタ2の楕円系反射面2aによって反射された光が、リフレクタ2の楕円系反射面2aの第2焦点F2(投影レンズ4の焦点)(図3参照)上またはその近傍に一旦集光せしめられ、次いで、投影レンズ4に入射せしめられ、プロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’と概略平行な光L18,L19,L20,L21,L22,L23,L24になってプロジェクタ型車両用前照灯10の照射方向(図5の下側)に照射される。
更に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図5に示すように、光源1のうち、リフレクタ2の楕円系反射面2aの第1焦点F1(図3参照)上またはその近傍から放射され、レンズホルダ5(図3参照)の反射面5a(図3参照)によって反射された光が、投影レンズ4に入射せしめられ、水平方向(図5の左右方向)に拡散せしめられた光L25,L26,L27,L28になってプロジェクタ型車両用前照灯10の照射方向(図5の下側)に照射される。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図6に示すように、光源1からの光の一部がリフレクタ2の蒸着膜2a1およびレンズホルダ5の蒸着膜5a1を透過するように、リフレクタ2の蒸着膜2a1およびレンズホルダ5の蒸着膜5a1が形成されている。
詳細には、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図6に示すように、光源1から放射され、リフレクタ2の蒸着膜2a1を透過せしめられた光L29,L30が、プロジェクタ型車両用前照灯10の後上側(図6の右上側)に照射される。その結果、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、光源1の点灯時に、リフレクタ2の蒸着膜2a1を透過した光L29,L30によってリフレクタ2の後側(図6の右側)部分がリフレクタ2の外側(図6の右側)から光って見える。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図6に示すように、光源1から放射され、リフレクタ2の蒸着膜2a1を透過せしめられ、次いで、羽根状部6を透過せしめられた光L31,L32,L33,L34,L35,L36が、プロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図6の上側)に照射される。その結果、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、光源1の点灯時に、リフレクタ2の蒸着膜2a1および羽根状部6を透過した光L31,L32,L33,L34,L35,L36によってリフレクタ2の上側(図6の上側)部分が、リフレクタ2の外側(図6の上側)から羽根状部6を透過して光って見える。
更に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図6に示すように、光源1から放射され、レンズホルダ5の蒸着膜5a1を透過せしめられた光L37,L38,L39,L40が、プロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図6の上側)に照射される。その結果、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、光源1の点灯時に、レンズホルダ5の蒸着膜5a1を透過した光L37,L38,L39,L40によってレンズホルダ5が外側(図6の上側)から光って見える。
つまり、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10によれば、光源1の点灯時に、レンズホルダ5が外側から光って見えるようにすると共に、リフレクタ2が外側から光って見えるようにすることができる。
図7は図1〜図3に示す第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10が適用されたヘッドランプ20の概略的な鉛直断面図である。図7に示すヘッドランプ20では、車体の前面から上面に回り込むように配置されたカバーレンズ20aとハウジング20bとによって画定される灯室20c内に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10が配置されている。
更に、図7に示すヘッドランプ20では、ヘッドランプ20の外側からカバーレンズ20aを介して投影レンズ4およびレンズホルダ5を視認することができ、かつ、ヘッドランプ20の外側からカバーレンズ20aおよび羽根状部6を介してリフレクタ2を視認することができるように、エクステンション20d,20eが灯室20c内に配置されている。また、光源1が発生した熱が、光源支持部7を介して放熱フィン8、ヒートシンク(図示せず)等に伝熱され、放熱フィン8、ヒートシンク等から放熱される。
また、図7に示すヘッドランプ20では、すれ違いビーム用光学モジュールとしての第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10が、例えばエイミングスクリュー(図示せず)およびボールジョイント(図示せず)を介して、光軸10’を調整可能にハウジング20bに接続されている。
第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、縁部3aを有するシェード3が設けられ、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10がすれ違いビーム用光学モジュールとして構成されているが、第6の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、シェード3を省略し、第6の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10を走行ビーム用光学モジュールとして構成することも可能である。
表1は本発明者による研究結果を示した表である。詳細には、表1はリフレクタ2およびレンズホルダ5の蒸着膜2a1,5a1の透過効果と反射効果の評価結果を示した表である。
Figure 0005261686
本発明者による研究では、リフレクタ2およびレンズホルダ5の蒸着膜2a1,5a1の材料としてAlを使用した。また、50cd/mm輝度を有するLEDを光源1として使用した。更に、本発明者による研究では、表1に示すように、リフレクタ2およびレンズホルダ5の蒸着膜2a1,5a1の膜厚が275Å以上の場合に、リフレクタ2およびレンズホルダ5の蒸着膜2a1,5a1の反射率が85%以上になり、十分な量の光を投影レンズ4から照射することができた。
更に、本発明者による研究では、表1に示すように、リフレクタ2およびレンズホルダ5の蒸着膜2a1,5a1の膜厚が400Å以下の場合に、光源1からの光の透過率が0.2%以上になった。また、光源1からの光の透過率が50%以下の場合には、リフレクタ2およびレンズホルダ5の蒸着膜2a1,5a1を透過した光がグレア光にならないことを確認できた。
つまり、本発明者が鋭意研究を行った結果、表1に示すように、透光性材料によって形成されたリフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面に形成されるAl蒸着膜2a1,5a1の膜厚を275Å以上400Å以下に設定すると、光源1からの光の大部分がリフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面のAl蒸着膜2a1,5a1によって反射され、それにより、十分な量の光が投影レンズ4から照射されると共に、光源1からの光の一部がリフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面の蒸着膜2a1,5a1を透過せしめられ、それにより、光源1の点灯時に、リフレクタ2およびレンズホルダ5が外側から光って見えるようになることを見い出したのである。
ちなみに、従来から一般的に使用されているリフレクタおよびレンズホルダの内側表面のAl蒸着膜の膜厚は500Å以上である。つまり、従来から一般的に使用されているリフレクタおよびレンズホルダの内側表面のAl蒸着膜は、本発明のリフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面の蒸着膜2a1,5a1に適用できない。
第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面に例えばAl蒸着膜2a1,5a1が形成されているが、第7の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、Al蒸着膜以外の公知の任意の蒸着膜2a1,5a1をリフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面に形成することも可能である。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、例えば真空蒸着、スパッタなどの蒸着方法によってリフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面の蒸着膜2a1,5a1が形成されているが、第8の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、真空蒸着、スパッタ以外の公知の任意の蒸着方法によってリフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面の蒸着膜2a1,5a1を形成することも可能である。
更に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面上に蒸着膜2a1,5a1が直接形成されているが、第9の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面と蒸着膜2a1,5a1との間に、蒸着膜2a1,5a1の密着性を向上させるためのアンダーコートを形成することも可能である。
また、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面の蒸着膜2a1,5a1が露出せしめられているが、第10の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内側表面の蒸着膜2a1,5a1上に、保護膜としてのオーバーコートを形成することも可能である。
更に、第1の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、リフレクタ2およびレンズホルダ5の外側表面の全体が滑らかな面によって形成されているが、第11の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、リフレクタ2およびレンズホルダ5の外側表面の少なくとも一部に例えばシボ、粗面化部などのような透過光散乱部を形成することも可能である。第11の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10によれば、リフレクタ2およびレンズホルダ5の外側表面を透過せしめられる光が、リフレクタ2およびレンズホルダ5の外側表面において散乱せしめられ、それにより、リフレクタ2およびレンズホルダ5の外側の広い領域からリフレクタ2およびレンズホルダ5が光って見えるようにすることができる。
図8はプロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’を含む鉛直面内における第12の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の断面図である。詳細には、図8は第12の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の光路図である。
第12の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図8に示すように、リフレクタ2およびレンズホルダ5が、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内部に入射せしめられた光L44,L45,L46,L47を導光するための導光路としての機能を有する。詳細には、光源1からの光の一部L44,L45,L46,L47がリフレクタ2の蒸着膜2a1を透過するように、リフレクタ2の内側表面に蒸着膜2a1が形成されている。更に、リフレクタ2の内側表面の蒸着膜2a1を透過した光L44,L45,L46,L47を内面反射するための反射カット部2cがリフレクタ2の外側表面に形成されている。
つまり、第12の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図8に示すように、光源1からの光の一部L44が、ある位置においてリフレクタ2の内側表面の蒸着膜2a1を介してリフレクタ2の内部に入射せしめられ、次いで、リフレクタ2の外側表面の反射カット部2cによって内面反射され、反射光L44bになる。次いで、その反射光L44bが、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内部を導光され、次いで、光源1からの光L44の入射位置とは異なる位置においてレンズホルダ5の外側表面を介して出射される。一方、リフレクタ2の内側表面の蒸着膜2a1を介してリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L44の一部が、リフレクタ2の外側表面の反射カット部2cを透過せしめられ、透過光L44aになって照射される。
また、第12の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図8に示すように、光源1からの光の一部L45が、ある位置においてリフレクタ2の内側表面の蒸着膜2a1を介してリフレクタ2の内部に入射せしめられ、次いで、リフレクタ2の外側表面の反射カット部2cによって内面反射され、反射光L45bになる。次いで、その反射光L45bが、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内部を導光され、次いで、光源1からの光L45の入射位置とは異なる位置においてレンズホルダ5の外側表面を介して出射される。一方、リフレクタ2の内側表面の蒸着膜2a1を介してリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L45の一部が、リフレクタ2の外側表面の反射カット部2cを透過せしめられ、透過光L45aになって照射される。
更に、第12の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図8に示すように、光源1からの光の一部L46が、ある位置においてリフレクタ2の内側表面の蒸着膜2a1を介してリフレクタ2の内部に入射せしめられ、次いで、リフレクタ2の外側表面の反射カット部2cによって内面反射され、反射光L46bになる。次いで、その反射光L46bが、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内部を導光され、次いで、光源1からの光L46の入射位置とは異なる位置においてレンズホルダ5の外側表面を介して出射される。一方、リフレクタ2の内側表面の蒸着膜2a1を介してリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L46の一部が、リフレクタ2の外側表面の反射カット部2cを透過せしめられ、透過光L46aになって照射される。
更に、第12の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図8に示すように、光源1からの光の一部L47が、ある位置においてリフレクタ2の内側表面の蒸着膜2a1を介してリフレクタ2の内部に入射せしめられ、次いで、リフレクタ2の外側表面の反射カット部2cによって内面反射され、反射光L47bになる。次いで、その反射光L47bが、リフレクタ2およびレンズホルダ5の内部を導光され、次いで、光源1からの光L47の入射位置とは異なる位置においてレンズホルダ5の外側表面を介して出射される。一方、リフレクタ2の内側表面の蒸着膜2a1を介してリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L47の一部が、リフレクタ2の外側表面の反射カット部2cを透過せしめられ、透過光L47aになって照射される。
図9はプロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’を含む鉛直面内における第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の断面図である。詳細には、図9は第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の光路図である。
第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、光源1から後向き(図9の右向き)に放射された光を反射し、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射させるための補助反射鏡9が、光源1の後側(図9の右側)に配置されている。つまり、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、光源1から後向きに放射された光が、補助反射鏡9によって反射され、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられる。そのため、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10によれば、光源1から後向きに放射された光が利用されない場合よりも、光源1から放射された光の利用効率を向上させることができる。
詳細には、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、光源1から後向き(図9の右向き)に放射された光L41が、補助反射鏡9によって反射され、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられ、リフレクタ2によって導光される。詳細には、その光L41の一部が、リフレクタ2の外側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の外側表面を透過せしめられ、次いで、羽根状部6を透過せしめられ、光L41aとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図9の上側)に照射される。
また、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L41の一部が、リフレクタ2の外側表面によって2回内面反射され、次いで、リフレクタ2の外側表面を透過せしめられ、次いで、羽根状部6を透過せしめられ、光L41bとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図9の上側)に照射される。
更に、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L41の一部が、リフレクタ2の外側表面によって3回内面反射され、次いで、レンズホルダ5によって導光される。詳細には、リフレクタ2の外側表面によって3回内面反射された光が、レンズホルダ5の外側表面を透過せしめられ、光L41cとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の前側(図9の左側)に照射される。
また、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、光源1から後向き(図9の右向き)に放射された光L42が、補助反射鏡9によって反射され、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられ、リフレクタ2によって導光される。詳細には、その光L42の一部が、リフレクタ2の外側表面を透過せしめられ、次いで、羽根状部6を透過せしめられ、光L42aとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図9の上側)に照射される。
更に、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L42の一部が、リフレクタ2の外側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の外側表面を透過せしめられ、次いで、羽根状部6を透過せしめられ、光L42bとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図9の上側)に照射される。
また、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L42の一部が、リフレクタ2の外側表面によって2回内面反射され、次いで、レンズホルダ5によって導光される。詳細には、リフレクタ2の外側表面によって2回内面反射された光が、レンズホルダ5の外側表面を透過せしめられ、光L42cとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の前側(図9の左側)に照射される。
更に、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、光源1から後向き(図9の右向き)に放射された光L43が、補助反射鏡9によって反射され、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられ、リフレクタ2によって導光される。詳細には、その光L43の一部が、リフレクタ2の外側表面を透過せしめられ、次いで、羽根状部6を透過せしめられ、光L43aとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図9の上側)に照射される。
また、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L43の一部が、リフレクタ2の外側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の内側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の外側表面を透過せしめられ、次いで、羽根状部6を透過せしめられ、光L43bとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図9の上側)に照射される。
更に、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L43の一部が、リフレクタ2の外側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の内側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の外側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の内側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5によって導光される。詳細には、リフレクタ2の内側表面によって内面反射された光が、レンズホルダ5の外側表面を透過せしめられ、光L43cとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図9の上側)に照射される。
また、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図9に示すように、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L43の一部が、リフレクタ2の外側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の内側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の外側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の内側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5によって導光される。詳細には、リフレクタ2の内側表面によって内面反射された光が、レンズホルダ5の外側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5の内側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5の外側表面を透過せしめられ、光L43dとなってプロジェクタ型車両用前照灯10の上側(図9の上側)に照射される。
つまり、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10によれば、補助反射鏡9が設けられていない場合よりも、光源1の点灯時に、レンズホルダ5およびリフレクタ2が外側から明るく光って見えるようにすることができる。
第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、縁部3aを有するシェード3が設けられ、第13の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10がすれ違いビーム用光学モジュールとして構成されているが、第14の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、代わりに、シェード3を省略し、第14の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10を走行ビーム用光学モジュールとして構成することも可能である。
図10はプロジェクタ型車両用前照灯10の光軸10’を含む鉛直面内における第15の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の断面図である。詳細には、図10は第15の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10の光路図である。
第15の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図10に示すように、光源1から後向き(図10の右向き)に放射された光を反射し、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射させるための補助反射鏡9が、光源1の後側(図10の右側)に配置されている。
更に、第15の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図10に示すように、リフレクタ2とレンズホルダ5とが一部材によって形成されると共に、レンズホルダ5の内部の光が投影レンズ4の内部に入射せしめられるように、レンズホルダ5と投影レンズ4とが接合されている。また、補助反射鏡9からリフレクタ2の内部に入射せしめられ、リフレクタ2およびレンズホルダ5によって導光され、投影レンズ4の下側部分4bから後向きに出射せしめられた光L42d,L43eを反射して投影レンズ4の内部に入射させるための反射面が、シェード3の前面3cに形成されている。
詳細には、第15の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図10に示すように、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L42の一部が、リフレクタ2の外側表面によって2回内面反射され、次いで、レンズホルダ5の外側表面によって内面反射され、次いで、投影レンズ4の上側部分4aの外側表面によって内面反射され、次いで、投影レンズ4の下側部分4bの外側表面によって2回内面反射され、次いで、光L42dとなって投影レンズ4の下側部分4bから後向きに出射せしめられ、次いで、シェード3の前面3cによって反射され、投影レンズ4の内部に入射せしめられる。
また、第15の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図10に示すように、リフレクタ2の後端部2bからリフレクタ2の内部に入射せしめられた光L43の一部が、リフレクタ2の外側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の内側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の外側表面によって内面反射され、次いで、リフレクタ2の内側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5の外側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5の内側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5の外側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5の内側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5の外側表面によって内面反射され、次いで、レンズホルダ5の内側表面によって内面反射され、次いで、投影レンズ4の上側部分4aの外側表面によって内面反射され、次いで、投影レンズ4の下側部分4bの外側表面によって内面反射され、次いで、光L43eとなって投影レンズ4の下側部分4bから後向きに出射せしめられ、次いで、シェード3の前面3cによって反射され、投影レンズ4の内部に入射せしめられる。
つまり、第15の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10では、図10に示すように、投影レンズ4の下側部分4bから後向きに出射せしめられた光L42d,L43eが、シェード3の前面3cに形成された反射面によって反射され、投影レンズ4の内部に戻される。次いで、その光が、レンズホルダ5またはリフレクタ2まで戻され、レンズホルダ5またはリフレクタ2が外側から光って見えるようにするための光として用いられる。
すなわち、第15の実施形態のプロジェクタ型車両用前照灯10によれば、投影レンズ4の下側部分4bから後向きに出射せしめられた光L42d,L43eが投影レンズ4の内部に戻されない場合よりも、光源1からの光の利用効率を向上させることができる。
第16の実施形態では、上述した第1から第15の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
1 光源
2 リフレクタ
2a 楕円系反射面
2a1 蒸着膜
4 投影レンズ
5 レンズホルダ
5a 反射面
5a1 蒸着膜
10 プロジェクタ型車両用前照灯

Claims (7)

  1. 光源(1)と、
    光源(1)からの光を反射するための楕円系反射面(2a)を有するリフレクタ(2)と、
    リフレクタ(2)の楕円系反射面(2a)からの光を投影するための投影レンズ(4)とを具備し、
    楕円系反射面(2a)の第1焦点(F1)上またはその近傍に光源(1)を配置し、
    楕円系反射面(2a)の第2焦点(F2)上またはその近傍に投影レンズ(4)の焦点を配置し、
    レンズホルダ(5)を介してリフレクタ(2)と投影レンズ(4)とを接続したプロジェクタ型車両用前照灯(10)において、
    リフレクタ(2)と投影レンズ(4)とレンズホルダ(5)とを透光性材料によって形成し、
    リフレクタ(2)およびレンズホルダ(5)の内側表面に蒸着膜(2a1,5a1)を形成することにより、光源(1)からの光を反射して投影レンズ(4)に入射させるための反射面(2a,5a)を形成し、
    光源(1)の点灯時に、リフレクタ(2)の蒸着膜(2a1)を透過した光によってリフレクタ(2)が外側から光って見えるようにしたことを特徴とするプロジェクタ型車両用前照灯(10)。
  2. 光源(1)の点灯時に、レンズホルダ(5)の蒸着膜(5a1)を透過した光によってレンズホルダ(5)が外側から光って見えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)。
  3. リフレクタ(2)およびレンズホルダ(5)が、リフレクタ(2)およびレンズホルダ(5)の内部に入射せしめられた光を導光するための導光路としての機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)。
  4. 光源(1)からの光の一部がリフレクタ(2)の蒸着膜(2a1)を透過するように、リフレクタ(2)の内側表面に蒸着膜(2a1)を形成し、
    リフレクタ(2)の内側表面の蒸着膜(2a1)を透過した光を内面反射するための反射カット部(2c)をリフレクタ(2)の外側表面に形成したことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)。
  5. 光源(1)から後向きに放射された光を反射し、リフレクタ(2)の後端部(2b)からリフレクタ(2)の内部に入射させるための補助反射鏡(9)を光源(1)の後側に配置したことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)。
  6. 配光パターンにカットオフラインを形成するための縁部(3a)を有するシェード(3)を設け、
    リフレクタ(2)とレンズホルダ(5)とを一部材によって形成すると共に、レンズホルダ(5)の内部の光が投影レンズ(4)の内部に入射せしめられるように、レンズホルダ(5)と投影レンズ(4)とを接合し、
    リフレクタ(2)の内部に入射せしめられ、レンズホルダ(5)を介し、投影レンズ(4)の下側部分(4b)から後向きに出射せしめられた光を反射して投影レンズ(4)の内部に入射させるための反射面をシェード(3)の前面(3c)に形成したことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)。
  7. 車体の前面から上面に回り込むように配置されたカバーレンズ(20a)とハウジング(20b)とによって画定される灯室(20c)内に、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロジェクタ型車両用前照灯(10)を配置し、
    レンズホルダ(5)とリフレクタ(2)との境界部分から後向きに延びている羽根状部(6)を透光性材料によって形成し、
    ヘッドランプ(20)の外側からカバーレンズ(20a)を介して投影レンズ(4)およびレンズホルダ(5)を視認することができ、かつ、ヘッドランプ(20)の外側からカバーレンズ(20a)および羽根状部(6)を介してリフレクタ(2)を視認することができるように、エクステンション(20d,20e)を灯室(20c)内に配置したことを特徴とするヘッドランプ(20)。
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