JPH0238121Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0238121Y2
JPH0238121Y2 JP3171287U JP3171287U JPH0238121Y2 JP H0238121 Y2 JPH0238121 Y2 JP H0238121Y2 JP 3171287 U JP3171287 U JP 3171287U JP 3171287 U JP3171287 U JP 3171287U JP H0238121 Y2 JPH0238121 Y2 JP H0238121Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe
leaf spring
chain
chain tensioner
bifurcated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3171287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63139343U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3171287U priority Critical patent/JPH0238121Y2/ja
Publication of JPS63139343U publication Critical patent/JPS63139343U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0238121Y2 publication Critical patent/JPH0238121Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はチエーンテンシヨナに関し、更に詳細
にはスプロケツトのような回転する部材を使用せ
ず、チエーンに接触する非回転のシユーを使用し
たチエーンテンシヨナに関する。
(ロ) 従来技術 スプロケツトのような回転部材を使用しないで
非回転のシユーをチエーンに当接させるようにし
た形式のチエーンテンシヨナの従来の構造のもの
としては、例えば米国特許第3940302号明細書に
示されるものがある。この米国特許に記載のチエ
ーンテンシヨナは第9図ないし第11図に示され
るように、ボス部bおよび凸部cを有する熱可塑
性プラスチツクでできたシユーaと、穴fおよび
二股部gを有しかつ予め円弧状に曲げられた板ば
ねeとを備え、二股部gをシユーの保持溝h内に
差し込みかつ板ばねeの穴fにシユーの凸部cを
入れて割りピンでシユーからの板ばねの脱落を防
止した構造になつていて、ボス部bをフレーム
(図示せず)に回動可能に取り付けるとともに凸
部をフレームで後押しするようになつている。
しかしながら、この従来のチエーンテンシヨナ
では次のような問題がある。
保持溝が貫通しておらずかつ板ばねの端部が
溝内で終わつているため、チエーンの振動によ
りシユーおよび板ばねが振動すると板ばねの二
股部の先端とシユーの保持溝の内側とがこすれ
あつてシユーが摩耗する。
板ばね付きのシユーをフレームに取り付けた
当初からチエーンを押圧するようになつている
ので、狭い取り付けスペースでの取り付けが困
難である。
シユーの凸部を後押しする面がチエーンが掛
けられている一対のスプロケツトの軸心を通る
線にほぼ平行なためチエーンが徐々に伸びて行
つたときのチエーンの押し込み量を大きく取れ
ない。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案が解決しようとする問題は、シユー式の
チエーンテンシヨナにおいて、シユーおよび板ば
ねの構造を改良することによつてシユーの摩耗を
防止することである。
(ニ) 問題を解決するための手段 上記問題を解決するため、本考案は、一端にボ
ス部がかつ他端に凸部が形成されていて、チエー
ンに接触するようになつている熱可塑性プラスチ
ツク製のシユーと、一端に該凸部が入る穴が形成
されかつ他端が二股になつていて、予め曲げられ
て成形され該シユーに添わせて取り付けられた板
ばねと、該シユーを回動可能に支持するフレーム
とを備えたチエーンテンシヨナにおいて、該シユ
ーの両側部には該ボス部を該シユーの長手方向に
貫通する保持溝を形成し、該板ばねの二股部分を
板ばねの端部が該シユーの端部から突出できるよ
うに該保持溝内で受けて構成されている。
(ホ) 作用 上記構成において、最初板ばねを予め伸ばした
状態で取り付けたシユーをフレームに回動可能に
取り付けた当初、シユーはチエーンに接している
が、必ずしもチエーンになじんだ湾曲形状になつ
ていない。チエーンが動作し始めると周囲温度の
上昇並びにチエーンとの摩擦によりシユーの温度
が上昇し、シユーが柔らかくなり予め円弧状に曲
げられた板ばねの作用によりチエーンになじんで
曲がる。長期の使用によりチエーンが伸びると、
シユーは板ばねの作用によりそれに合わせて曲が
りチエーンに張力を加えかつ案内する。
(ヘ) 実施例 以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。
第1図において、本実施例のチエーンテンシヨ
ナ10が一対のスプロケツト1および2と、その
スプロケツトに掛けられたチエーン3と共に示さ
れている。
チエーンテンシヨナ10は、例えばチエーンの
使用温度で変形可能な柔らかさになる熱可塑性プ
ラスチツクで作られたシユー11と、シユー11
に取り付けられた板ばね21と、シユー11をチ
エーンに関して第1図に示されるような位置関係
に回動可能に支持するフレーム31とを備えてい
る。
第2図ないし第4図において、シユー11は上
記のようにプラスチツクでできた板状の本体部1
2を有し、その一端にボス部13がかつ他端に凸
部14が一体的に形成されている。シユー11に
はまたボス部13の付け根の両面にシユーの長手
方向に伸びる保持溝15が形成されている。この
保持溝15は板ばね21の後述する二股部がシユ
ーの端部に突出できるようにシユーの軸方向に貫
通している。ボス部13および凸部14にはシユ
ーの長手方向にほぼ直角に伸びる穴16および1
7がそれぞれ形成されている。シユー11のほぼ
中央にボス部が形成されている側の面に溝18が
形成されている。
シユー11の本体部12はほぼ真つすぐかまた
は第3図に示されるように僅かに円弧状に曲がつ
ている。
第5図および第6図におて、板ばね21は第6
図に示されるように本体部12よりも小さな曲率
半径で円弧状に予め曲げて形成されている。板ば
ね21の一端(第5図において左)は二股部22
になつておりかつ他端にはシユーの凸部14が入
る穴23が形成されている。
板ばね21をシユー11に取り付けるとき、第
7図および第8図に示されるように、まず二股部
22をシユー11の保持溝内に挿入し、その後板
ばね21を平らに伸ばすようにして穴23内にシ
ユーの凸部14を入れ、最後にシユー11の穴1
7内に止めピン25を入れてシユーからの板ばね
の脱落を防止する。これによりシユー11は板ば
ねの作用により最初の状態よりも曲げられ、反対
に板ばね21はシユーの作用により伸ばされ、そ
れらの曲率は板ばねのばね定数とシユーの材質の
硬さ(常温における)によつて決定される。
第1図において、フレーム31はチエーン3に
ほぼ平行になるようにして固定され、ほぼ中央に
は紙面にほぼ直角にチエーン側に伸びるウエブ3
2が一体的に形成されている。ウエブ32には一
対のスプロケツト1および2の回転軸心を通る線
O−Oに向かつて斜めになつている部分33を有
し、その部分33には線O−Oに斜めになつてい
てシユー11の凸部14と接触してそれを後押し
する押圧面34が形成されている。なお、36は
シユー11をフレーム31に取り付けるときに二
つ折りの取り付けピン(図示せず)を受ける小孔
である。
シユー11と板ばね21の組立体をフレーム3
1に取り付ける場合、まず取り付けピンの一方を
シユーの溝18と板ばね21とによつて限定され
る隙間に入れかつ他方をフレーム31の小孔36
内に入れて、フレームに固定された軸37をシユ
ーの穴16内に入れ、公知の方法でシユーの軸3
7からの脱落を防止する。このときシユーの凸部
14は押圧面34に接触する(場合によつては僅
かに離れていることもある)。取り付け完了後は
その取り付けピンは外す。
上記構成において、チエーンテンシヨナを初め
て使用する前は、シユー11は必ずしもチエーン
3の弛み部の曲率と合わず、シユーの案内面19
は部分的にしかチエーンと接触しない場合もあ
る。
しかしスプロケツト1または2を駆動してチエ
ーンを動作させると、周囲の温度の上昇(例えば
自動車のエンジンに使用した場合)によりまたチ
エーン3との摩擦によりシユー11の温度も上昇
し、シユーは柔らかくなり板ばね21の作用によ
りチエーンになじむように曲がる。
チエーンの長期の使用によりチエーンが伸びる
と、シユー11に接するチエーンの部分の弛みも
大きくなる。するとシユーは柔らかくなつている
ため板ばねの作用により小さな曲率で曲がるよう
になり、軸37から凸部までの直線距離が短くな
る。このため、シユー11の凸部14は押圧面3
4の作用によりチエーンに向かつて押され、チエ
ーンになじむように曲がるとともにチエーン側に
突出する。
(ト) 効果 本考案によれば、次のような効果を奏すること
が可能である。
(a) 板ばねの二股端をシユーの端部から突出され
たのでシユーと板ばねの端部との接触がなくな
り、シユーが板ばねにより削られることはなく
なる。
(b) 取り付けピンを使用してシユーの取り付けを
行うので、フレームへのシユーの取り付けが容
易である。
(c) 後押し面を斜めにしたので、チエーンの伸び
に対するシユーの追随性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のチエーンテンシヨナの一実施
例の側面図、第2図はシユーの上面図、第3図は
シユーの側面図、第4図は第3図の線A−Aに沿
つた断面図、第5図は板ばねの平面図、第6図は
板ばねの側面図、第7図はシユーと板ばねとの組
立体の平面図、第8図は第7図の組立体の側面
図、第9図は従来のチエーンテンシヨナのシユー
と板ばねとの組立体の平面図、第10図は第9図
の組立体の側面図、第11図は従来のチエーンテ
ンシヨナの板ばねの平面図である。 1,2:スプロケツト、3:チエーン、10:
チエーンテンシヨナ、11:シユー、12:本体
部、13:ボス部、14:凸部、15:保持溝、
21:板ばね、22:二股部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一端にボス部がかつ他端に凸部が形成されて
    いて、チエーンに接触するようになつている熱
    可塑性プラスチツク製のシユーと、一端に該凸
    部が入る穴が形成されかつ他端が二股になつて
    いて、予め曲げられて成形され該シユーに添わ
    せて取り付けられた板ばねと、該シユーを回動
    可能に支持するフレームとを備えたチエーンテ
    ンシヨナにおいて、該シユーの両側部には該ボ
    ス部を該シユーの長手方向に貫通する保持溝を
    形成し、該板ばねの二股部分を板ばねの端部が
    該シユーの端部から突出できるように該保持溝
    内で受けることを特徴とするチエーンテンシヨ
    ナ。 2 該シユーのほぼ中央で該板ばね側の面には溝
    が形成されている実用新案登録請求の範囲1に
    記載のチエーンテンシヨナ。
JP3171287U 1987-03-04 1987-03-04 Expired JPH0238121Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171287U JPH0238121Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171287U JPH0238121Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63139343U JPS63139343U (ja) 1988-09-13
JPH0238121Y2 true JPH0238121Y2 (ja) 1990-10-15

Family

ID=30837701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3171287U Expired JPH0238121Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0238121Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63139343U (ja) 1988-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001182788A (ja) ブレードテンショナ装置
US6364796B1 (en) Blade chain tensioner
JPH1122793A (ja) チェーンテンショナ
US20030162615A1 (en) Blade-type tensioner
CN102141123B (zh) 链条引导机构
US20090194131A1 (en) Hair Clip For Beauty Shop
JP2006038148A (ja) ブレードテンショナ
US7845044B2 (en) Vehicular wiper frame
BR0107083A (pt) Elemento de fixação para um limpador de pára-brisas
JP2016080170A (ja) 摩耗遊隙補償手段を含むブレーキシューの戻しばね、ディスクブレーキ、及び交換キット
JP3550548B2 (ja) ブレードスプリング用クリップおよび該クリップを備えたブレードテンショナ
JPH0714663Y2 (ja) 自転車用ブレーキシュー
JPH0238121Y2 (ja)
US20040005953A1 (en) Blade-type tensioner
JPH10311392A (ja) テンショナレバー装置
JPH11201246A (ja) テンショナーレバー
JP4208213B2 (ja) シューの取り付け構造
JP3205619U (ja) 金属板の曲げ加工装置
JPS60255471A (ja) トラツク組立体ユニツト
JPH0842608A (ja) パッド戻し機構付パッドクリップ
JPS597861B2 (ja) 紡機や撚糸機のスピンドル駆動用ベルトの緊張装置
JPH02150885A (ja) 電子写真クリーニング装置
US11953079B2 (en) Knob-driven adjusting mechanism
JP4316953B2 (ja) 筆記具
KR910018096A (ko) 금속제 조여붙이기 밴드의 성형기