JPH0237920Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237920Y2 JPH0237920Y2 JP6926085U JP6926085U JPH0237920Y2 JP H0237920 Y2 JPH0237920 Y2 JP H0237920Y2 JP 6926085 U JP6926085 U JP 6926085U JP 6926085 U JP6926085 U JP 6926085U JP H0237920 Y2 JPH0237920 Y2 JP H0237920Y2
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- Japan
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- pressure
- annular space
- grease
- tail
- shield
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- Expired
Links
- 239000004519 grease Substances 0.000 claims description 19
- 239000003673 groundwater Substances 0.000 description 12
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
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- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はシールド式トンネル掘削機のテールシ
ール装置に係るものである。
ール装置に係るものである。
(従来の技術)
第2図は従来のシールド式トンネル掘削機のテ
ールシール装置を示し、シールド本体1とセグメ
ント2との間隙からの地下水や土砂の逆流を防止
するためにブラシ状のテールシール3をスキンプ
レート端末部に取付け、天然ゴム、ウレタンゴム
等のゴム製品よりなるテールシール、またはブラ
シ状のテールシール4を前記テールシール3の切
羽側に取付け、前記両テールシール3,4間に形
成された環状空間Aに粘性の高いグリースや繊維
質の多いグリースを充填して地下水々圧、土圧に
対抗させている。
ールシール装置を示し、シールド本体1とセグメ
ント2との間隙からの地下水や土砂の逆流を防止
するためにブラシ状のテールシール3をスキンプ
レート端末部に取付け、天然ゴム、ウレタンゴム
等のゴム製品よりなるテールシール、またはブラ
シ状のテールシール4を前記テールシール3の切
羽側に取付け、前記両テールシール3,4間に形
成された環状空間Aに粘性の高いグリースや繊維
質の多いグリースを充填して地下水々圧、土圧に
対抗させている。
図中5はシールドジヤツキである。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら前記テールシール装置において
は、地下の深い個所、海底下部、河川下部等の水
圧の高い個所での工事においては、セグメントの
組立が進行するのに伴つて、前記環状空間Aに充
満させたグリースがセグメント2の外周面に附着
して徐々に減少していく傾向にあり、従来では経
験等で割出した値で、セグメント2のグラウト穴
からグリースを再充填しているが、高水圧下では
矢張り危険なことであつて、安全な対策が要望さ
れている。
は、地下の深い個所、海底下部、河川下部等の水
圧の高い個所での工事においては、セグメントの
組立が進行するのに伴つて、前記環状空間Aに充
満させたグリースがセグメント2の外周面に附着
して徐々に減少していく傾向にあり、従来では経
験等で割出した値で、セグメント2のグラウト穴
からグリースを再充填しているが、高水圧下では
矢張り危険なことであつて、安全な対策が要望さ
れている。
(問題点を解決するための手段)
本考案はこのような問題点を解決するために提
案されたもので、シールド本体の前後方向に配設
された複数のテールシール間に形成された環状空
間にグリースを充填したテールシール装置におい
て、テール部のスキンプレートに両端が夫々前記
環状空間及びシールド本体内部に連通する細径孔
を穿設するとともに、同孔に前記環状空間に配設
された圧力検出器に一端が接続されたコードを挿
貫し、同コードの他端をシールド本体内部の表示
部に接続してなることを特徴とするものである。
案されたもので、シールド本体の前後方向に配設
された複数のテールシール間に形成された環状空
間にグリースを充填したテールシール装置におい
て、テール部のスキンプレートに両端が夫々前記
環状空間及びシールド本体内部に連通する細径孔
を穿設するとともに、同孔に前記環状空間に配設
された圧力検出器に一端が接続されたコードを挿
貫し、同コードの他端をシールド本体内部の表示
部に接続してなることを特徴とするものである。
(作用)
本考案は前記したように構成されているので、
シールド本体の前後方向に配設された複数のテー
ルシール間に形成された環状空間に配設された圧
力検出器によつて、同空間内に充填されたグリー
ス等の圧力を検出し、この検出値を前記シールド
本体内部に穿設された細径孔に挿貫され、且つ前
記圧力検出器に接続されたコードを介してシール
ド本体内部の表示部に表示することによつて、前
前環状空間内のグリース圧をシールド本体側より
常時監視することができる。
シールド本体の前後方向に配設された複数のテー
ルシール間に形成された環状空間に配設された圧
力検出器によつて、同空間内に充填されたグリー
ス等の圧力を検出し、この検出値を前記シールド
本体内部に穿設された細径孔に挿貫され、且つ前
記圧力検出器に接続されたコードを介してシール
ド本体内部の表示部に表示することによつて、前
前環状空間内のグリース圧をシールド本体側より
常時監視することができる。
かくして前記グリース圧が地下水圧より低下す
る傾向にあるときは、地下水圧より下がる手前、
またはそれ以上の適宜時点で、セグメント側より
前記環状空間内にグリース等を再充填し、グリー
ス圧を上昇させることによつて、地下水等の逆流
を防止する。
る傾向にあるときは、地下水圧より下がる手前、
またはそれ以上の適宜時点で、セグメント側より
前記環状空間内にグリース等を再充填し、グリー
ス圧を上昇させることによつて、地下水等の逆流
を防止する。
(考案の効果〕
このように本考案によれば地下水圧の高い大深
度旋工、海底下及び河川下等の施工でも、従来の
経験による方法でなく、常時前記環状空間のグリ
ース等の圧力管理が正確にできるので、非常に安
全な施工が可能となる。
度旋工、海底下及び河川下等の施工でも、従来の
経験による方法でなく、常時前記環状空間のグリ
ース等の圧力管理が正確にできるので、非常に安
全な施工が可能となる。
(実施例)
以下本考案を図示の実施例について説明する。
11はシールド本体で、そのテール部にセグメ
ントとテール内周部との間隙より地下水や土砂が
逆流しないように、端末部に設けたブラシ状のテ
ールシール13とその前方に配設されたブラシ状
またはゴム製のテールシール14が装着され、同
各テールシール13,14間に形成された環状空
間Aに粘性の高いグリースや、繊維質の混入され
たグリースを、セグメント12のグラウト注入口
よりグラウトポンプ等で地下水圧以上の圧力を保
持するように注入、充満させる。
ントとテール内周部との間隙より地下水や土砂が
逆流しないように、端末部に設けたブラシ状のテ
ールシール13とその前方に配設されたブラシ状
またはゴム製のテールシール14が装着され、同
各テールシール13,14間に形成された環状空
間Aに粘性の高いグリースや、繊維質の混入され
たグリースを、セグメント12のグラウト注入口
よりグラウトポンプ等で地下水圧以上の圧力を保
持するように注入、充満させる。
なお図中15はシールドジヤツキである。
前記環状空間Aに臨んで、テールのスキンプレ
ート内周面に小型の圧力検出器16が配設され
る。
ート内周面に小型の圧力検出器16が配設され
る。
前記スキンプレートには一端が圧力検出器16
に接続し、他端がスキンプレートにおけるセグメ
ントの組立やシールドジヤツキの伸縮に支障のな
い個所に開口する細径孔17が穿設され、同細径
孔17には圧力検出器16に一端が接続されたコ
ード18が挿貫され、同コード18の他端はシー
ルド本体内に配設された圧力検出器16における
検出値を換算、または増幅させる増幅器19、及
び圧力表示計20に接続されている。
に接続し、他端がスキンプレートにおけるセグメ
ントの組立やシールドジヤツキの伸縮に支障のな
い個所に開口する細径孔17が穿設され、同細径
孔17には圧力検出器16に一端が接続されたコ
ード18が挿貫され、同コード18の他端はシー
ルド本体内に配設された圧力検出器16における
検出値を換算、または増幅させる増幅器19、及
び圧力表示計20に接続されている。
なお前記圧力検出器16、細径孔17、コード
18、増幅器19及び圧力表示計20は1組、若
しくは複数組設けられている。
18、増幅器19及び圧力表示計20は1組、若
しくは複数組設けられている。
図示の実施例は前記したように構成されている
ので、前記環状空間A内におけるグリース圧を前
記圧力検出器16によつて検出してこの検出値を
圧力表示計20に表示することによつて、常時前
記環状空間Aのグリース圧を監視し、同グリース
圧が地下水圧より低減する傾向にある場合には地
下水圧より低下する手前、またはそれ以上の適宜
の時点でセグメント12側より環状空間A内にグ
リースを再充填して同空間A内のグリース圧を上
昇させ、地下水等の逆流を防止する。
ので、前記環状空間A内におけるグリース圧を前
記圧力検出器16によつて検出してこの検出値を
圧力表示計20に表示することによつて、常時前
記環状空間Aのグリース圧を監視し、同グリース
圧が地下水圧より低減する傾向にある場合には地
下水圧より低下する手前、またはそれ以上の適宜
の時点でセグメント12側より環状空間A内にグ
リースを再充填して同空間A内のグリース圧を上
昇させ、地下水等の逆流を防止する。
このように前記実施例によれば地下水圧の高い
大深度施工、海底下、及び河川下等の施工でも、
従来の経験による方法ではなく、常時的確に前記
環状空間A内のグリース圧の管理ができるので、
非常に安全な施工が可能となる。
大深度施工、海底下、及び河川下等の施工でも、
従来の経験による方法ではなく、常時的確に前記
環状空間A内のグリース圧の管理ができるので、
非常に安全な施工が可能となる。
第1図は本考案に係るシールド式トンネル掘削
機のテールシール装置の一実施例を示す縦断面
図、第2図は従来のシールド式トンネル掘削機の
テールシール装置の縦断面図である。 11……シールド本体、12……セグメント、
13,14……テールシール、16……圧力検出
器、17……細径孔、18……コード、20……
圧力表示計。
機のテールシール装置の一実施例を示す縦断面
図、第2図は従来のシールド式トンネル掘削機の
テールシール装置の縦断面図である。 11……シールド本体、12……セグメント、
13,14……テールシール、16……圧力検出
器、17……細径孔、18……コード、20……
圧力表示計。
Claims (1)
- シールド本体の前後方向に配設された複数のテ
ールシール間に形成された環状空間にグリースを
充填したテールシール装置において、テール部の
スキンプレートに両端が夫々前記環状空間及びシ
ールド本体内部に連通する細径孔を穿設するとと
もに、同孔に前記環状空間に配設された圧力検出
器に一端が接続されたコードを挿貫し、同コード
の他端をシールド本体内部の表示部に接続してな
ることを特徴とするシールド式トンネル掘削機の
テールシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6926085U JPH0237920Y2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6926085U JPH0237920Y2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61184799U JPS61184799U (ja) | 1986-11-18 |
JPH0237920Y2 true JPH0237920Y2 (ja) | 1990-10-12 |
Family
ID=30604765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6926085U Expired JPH0237920Y2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0237920Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0637118Y2 (ja) * | 1989-11-30 | 1994-09-28 | 日本グリース株式会社 | シールド掘進機のテール構造 |
JP6480773B2 (ja) * | 2015-03-24 | 2019-03-13 | 株式会社フジタ | シールド掘進機 |
-
1985
- 1985-05-13 JP JP6926085U patent/JPH0237920Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61184799U (ja) | 1986-11-18 |
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