JPH0237722Y2 - - Google Patents

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JPH0237722Y2
JPH0237722Y2 JP4601084U JP4601084U JPH0237722Y2 JP H0237722 Y2 JPH0237722 Y2 JP H0237722Y2 JP 4601084 U JP4601084 U JP 4601084U JP 4601084 U JP4601084 U JP 4601084U JP H0237722 Y2 JPH0237722 Y2 JP H0237722Y2
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JP
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partition plate
compressor
plate
pallet
packaging
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JP4601084U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本案は圧縮機の梱包装置の改良に係り、特に、
球形で重量の重い圧縮機等を国外や遠隔地へ一度
に多量に輸送し、使用後は使い捨てとされる梱包
装置に関する。
(ロ) 従来技術 一般に、圧縮機の梱包装置は実開昭55−115574
号をはじめとして種々のものが考案されている
が、その用途によつて次の2つに大別される。一
つは、国内向け等の比較的近距離への輸送に用い
られ通函として扱われるもの。もう1つは国外向
けの遠距離への輸送に用いられ1回限りの使い捨
てとして扱われるものである。しかし、いずれの
場合でも被梱包品である圧縮機を損傷することな
く安全に輸送するという目的に変わりはない。こ
こでは後者の1回限りの使い捨ての梱包装置に関
する。
従来、国外向けとして1回限りで使い捨てられ
る圧縮機の梱包装置は、第1図乃至第8図に示す
ような6種類のものが代表的であり、これを第9
図に示す一覧表に基づいて以下に順を追つて説明
する。
まず、第1図に示すもの、即ち、発泡スチロー
ル梱包(この考案の説明中で使われる仮称)は木
製のパレツト1と、発泡スチロール製の複数枚の
仕切板103と、木製の押え板105とから構成
されており、前記仕切板103には、上面に図示
しない圧縮機の下面と合致する凹部108が、下
面に圧縮機の上面と合致する凸部109が一体形
成されている。そして、最下位の仕切板103上
に被梱包品である圧縮機の下面が凹部108に合
致するように並べられた後、この上に次の仕切板
103の凸部109が圧縮機の上面に合致するよ
うに該仕切板を載置する。これを数回繰り返して
複数個の圧縮機を段積みした後、最後に押え板1
05とパレツト1間に図示しないバンドを掛けて
完成される。
つぎに、第2図及び第3図に示すもの、即ち、
ダンボール梱包(仮称)は、木製のパレツト1
と、木製の仕切板203と、複数の区画された空
間204を形成するダンボール構成体205とか
ら構成されている。そして、最下位の仕切板20
3上にダンボール構成体205を設置し、この構
成体の空間204に圧縮機を収容させた後、この
ダンボール構成体上に次の仕切板を載置する。こ
れを数回繰り返して複数個の圧縮機を段積みした
後、最上位の仕切板204とパレツト1間をバン
ド206で結束して完成される。
また、第4図及び第5図に示すもの、即ち、木
枠梱包(仮称)は、木製のパレツト1と、木製の
仕切板303と、木枠305とから構成されてい
る。そして、夫々の仕切板303間に複数個の圧
縮機を並べて段積みした後、これを木枠305で
被い、この木枠とパレツト1を釘付けすると共に
木枠305とパレツト1間をバンド306で結束
することにより完成する。
また、第6図に示すもの、即ち、木箱梱包(仮
称)は、前述した第4図及び第5図に示したもの
の木枠305を木箱405としたものである。
更にまた、第7図に示すもの、即ち、木枠組み
梱包(仮称)は複数枚の木枠503の間に圧縮機
を挾み込み、これを段積みしたものである。
最後に、第8図に示すもの、即ち、鋼板箱梱包
(仮称)は、前述した第4図及び第5図に示した
ものの木枠305を薄い鋼板製の箱体605とし
たものであり、この場合も箱体605とパレツト
1は釘付けされている。
しかしながら、このように構成された6種類の
梱包装置は、いずれのものも国外向けの梱包装置
として必要事項となる次の各点のいずれかが欠除
しており、この必要事項を総てに亘つて満足でき
る梱包装置の開発が要望されていた。
まず、必要事項の第1番目として、梱包及び開
梱がやり易いことが挙げられるが、この点に関
し、第4図及び第5図に示した木枠梱包、第6図
に示した木箱梱包、第8図に示した鋼板箱梱包
は、外装箱となる木枠305、木箱405及び鋼
板製の箱体605を夫々のパレツト1に釘打ちし
て固定しているため、釘打ち及び釘抜き作業が追
加され作業性が悪い。また、第7図の木枠組み梱
包も夫々の木枠503間に圧縮機を一台一台はめ
込んでいるため、組込み及び取り出し作業が困難
である。また、第2図及び第3図に示したダンボ
ール梱包はダンボール構成体205の強度を増す
ために該構成体の構造が複雑となり、部品点数も
増加することから組付作業が悪い。
次に、必要事項の2番目として、使用後の梱包
材の処理が容易かつ安全に行なえることが挙げら
れるが、この点に関し、第4図及び第5図に示し
た木枠梱包及び第6図に示した木箱梱包は、開梱
後、外装箱である木枠305、木箱405を完全
に壊さないとスペースを取るという問題があると
共に壊した後の梱包材から釘が出ていて危険であ
る。また、第1図に示した発泡スチロール梱包
は、開梱後、仕切板103を焼却すればスペース
を取ることはないが、この仕切板103は発泡ス
チロール製であるため、焼却すると有毒ガスが発
生するという問題がある。
また、心要事項の3番目としてコストが低いこ
とが挙げられるが、これは説明するまでもなく第
9図の一覧表に記載した通りである。
最後に、心要事項の3番目としてコストが低い
ことが挙げられるが、これも説明するまでもなく
第9図の一覧表に記載した通りである。
(ハ) 考案の目的 本案は以上の点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、国外向けの一回限りの
使い捨てとなる圧縮機の梱包装置において、輸送
中の荷崩れが起こり難いものとなすと共に該梱包
装置の必要事項である以下の事項を総て満足でき
る梱包装置を提供することである。
1 梱包及び開梱がやり易いこと。
2 使用後の梱包材の処理が容易かつ安全に行え
ること。
3 安価であること。
4 軽量であること。
(ニ) 考案の構成 斯る本案の構成は、パレツトと、このパレツト
上に間隔を存して積層される複数枚の仕切板と、
この仕切板のうち最上位の仕切板とパレツトとを
結束するバンドとから構成され、夫々の仕切板間
に複数個の圧縮機を介在させるようにした圧縮機
の梱包装置において、前記仕切板は上面に圧縮機
の下面と合致する凹部を、下面に圧縮機の上面と
合致する凸部をパルプモールド成形法により一体
形成してい基板と、この基板下面の凸部の逃がし
用切欠を有する補強板とからなりこの補強を前記
基板の下面に接着剤で接合することにより形成さ
れているものであり、前記仕切板の基板を古紙等
の再生によるパルプモールド成形で圧縮機の上下
面に夫々合致する凹凸部をも一体に形成すること
により、荷崩れ難い梱包装置とすると共に前述し
た梱包装置の必要事項を総て満足できる梱包装置
となしたものである。
(ホ) 実施例 以下本案の実施例を第10図乃至第18図に基
づいて説明する。
1は木製のパレツト、2はこのパレツト1上に
敷かれた敷板、3はこの敷板2上に被梱包物であ
る圧縮機4の高さ分の間隔を存して積層された複
数枚の仕切板、5は最上位の仕切板3上に載置さ
れるダンボール製の押え箱、6はパレツト1と押
え箱5とを結束するバンドである。
而して、敷板2及び仕切板3は、夫々、パルプ
或いは古紙等の天然繊維を原料として、これを稀
釈化した後、モールド型に附着させて乾燥させる
ことにより得られるパルプモールド成形により構
成されており、以下にその構造を詳しく説明す
る。
まず、敷板2はパルプモールド成形によりその
上面に圧縮機4の下面形状と合致する複数個の凹
部7を一体形成して厚さ3mm程の板として得られ
ている。ここで、一般のパルプモールド成型装置
では、モールド型の大きさが、大きくとも50cm四
方であること及びモールダーの容器が小さいこと
等から、あまり大きなパルプモールド成形品を得
られないという問題がある。このため、前記敷板
2は、2種類の小さなユニツト2a,2bを平面
上に並べた後、夫々のユニツトを発泡ウレンタ樹
脂で接合することにより得られている。
また、仕切板3は、パルプモールド成形によ
り、その上面に圧縮機4の下面と合致する凹部8
を、下面に圧縮機4の上面と合致する凸部9を一
体形成している厚さ3mm程度の基板10と、この
基板下面の凸部9の逃がし用切欠12を有するダ
ンボール製の補強板11とからなり、この補強板
11を前記基板10の下面に発泡ウレタン樹脂で
接合することにより形成されている。この仕切板
3は敷板2と同じ成形上の理由から2種類の小さ
なユニツト3a,3bを平面上に並べた後、夫々
のユニツトを発泡ウレタン樹脂で接合することに
より得られている。
そして、この梱包方法は、パレツト1上に敷板
2を敷き、この敷板2の凹部7に圧縮機4の下面
を合致させ該圧縮機を敷板2上に並べた後、この
圧縮機4上に、該圧縮機の上面と仕切板3下面の
凸部9とを合致させて該仕切板を載置する。次に
仕切板3上に、該仕切板上面の凹部8と圧縮機4
の下面とを合致させて圧縮機を並べる。このよう
な作業を数回繰り返して圧縮機4を段積みした
後、最上位となつた仕切板3にダンボール製の押
え箱5を被せ、最後にこの最上位の仕切板3とパ
レツト1とをバンド6で結束して完成される。
(ヘ) 考案の効果 以上のように本案は、パレツトとこのパレツト
上に間隔を存して積層される複数枚の仕切板と、
この仕切板のうち最上位の仕切板とパレツトとを
結束するバンドとから構成され、夫々の仕切板間
に複数個の圧縮機を介在させるようにした圧縮機
の梱包装置において、前記仕切板は、上面に圧縮
機の下面と合致する凹部を、下面に圧縮機の上面
と合致する凸部をパルプモールド成形法により一
体形成している基板と、この基板下面の凸部の逃
がし用切欠を有する補強板とからなり、この補強
板を前記基板の下面に接着剤により接合すること
により構成されたものであるから、前記仕切板は
以下のような利点を有する。
a 仕切板の上下面に形成された夫々の凹凸部
は、被梱包品である圧縮機の上下面に合致され
るため、各々の圧縮機の傾斜を防ぎ、段積みさ
れた圧縮機の荷崩れを大巾に低減できる。
b 仕切板の母材である基板は新聞紙等の古紙を
利用できるパルプモールド成形品であるため、
省資源、省エネに寄与すると共に低コストで得
られる。
c 基板の下面に接着剤で接合された補強板は、
パルプモールド成形品であるために脆く形成さ
れている基板の強度を補つており、特に、本実
施例のように基板が小さなユニツトの結合から
構成されている場合は有効である。
そして、このような仕切板の利点により、本案
の梱包装置は、以下に記述するような効果を奏す
る。
(1) 本案は梱包装置は、パレツトの上に仕切板と
圧縮機とを交互に積層し、最上位の仕切板とパ
レツト間をバンドで結束しているだけなので、
梱包及び開梱作業が極めて容易である。
(2) 仕切板はパルプモールド成形品であるため、
簡単に焼却できる。このとき、接着剤は少量で
あるため特に問題とはならない。また、仕切板
はその両面に形成された夫々の凹凸部が重合す
るため、開梱後複数枚の仕切板を積み重ねてお
いても広いスペースを必要としない。
以上のことから第9図の一覧表に示すように先
に述べた梱包装置の必要事項を総て満足できる圧
縮機の梱包装置を提供しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は種々の従来例を示す梱包装
置の斜視図、第9図は従来例及び本実施例の梱包
装置の特徴を示す一覧表、第10図乃至第18図
は本案の一実施例を示し、第10図は梱包装置の
斜視図、第11図は敷板の平面図、第12図は敷
板の正面図、第13図は敷板のユニツトの平面
図、第14図は第13図におけるA−A′セクシ
ヨンでの断面図、第15図は仕切板の平面図、第
16図は仕切板の正面図、第17図は仕切板のユ
ニツトの平面図、第18図は第17図におけるB
−B′セクシヨンでの断面図である。 1……パレツト、3……仕切板、4……圧縮
機、8……凹部、9……凸部、10……基板、1
1……補強板、12……逃がし用切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パレツトと、このパレツト上に間隔を存して積
    層される複数枚の仕切板と、この仕切板のうち最
    上位の仕切板とパレツトとを結束するバンドとか
    ら構成され、夫々の仕切板間に複数個の圧縮機を
    介在させるようにした圧縮機の梱包装置におい
    て、前記仕切板は、上面に圧縮機の下面と合致す
    る凹部を、下面に圧縮機の上面と合致する凸部を
    パルプモールド成形法により一体形成している基
    板と、この基板下面の凸部の逃がし用切欠を有す
    る補強板とからなり、この補強板を前記基板の下
    面に接着剤で接合することにより形成されている
    ことを特徴とする圧縮機の梱包装置。
JP4601084U 1984-03-29 1984-03-29 圧縮機の梱包装置 Granted JPS60157692U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4601084U JPS60157692U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 圧縮機の梱包装置

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JP4601084U JPS60157692U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 圧縮機の梱包装置

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JPS60157692U JPS60157692U (ja) 1985-10-21
JPH0237722Y2 true JPH0237722Y2 (ja) 1990-10-12

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JP4601084U Granted JPS60157692U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 圧縮機の梱包装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4565914B2 (ja) * 2004-07-20 2010-10-20 隆久 渡邊 梱包用パレットおよび梱包装置

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JPS60157692U (ja) 1985-10-21

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