JPH0237057Y2 - - Google Patents
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- JPH0237057Y2 JPH0237057Y2 JP1127386U JP1127386U JPH0237057Y2 JP H0237057 Y2 JPH0237057 Y2 JP H0237057Y2 JP 1127386 U JP1127386 U JP 1127386U JP 1127386 U JP1127386 U JP 1127386U JP H0237057 Y2 JPH0237057 Y2 JP H0237057Y2
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 15
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 10
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、土木車両等に使用される前後進切
換手え装置に関する。
換手え装置に関する。
一般に、土木車両等、特に輾圧機械に使用され
る従来の前後進切換え装置としては、例えば第5
図に示すようなものがある。
る従来の前後進切換え装置としては、例えば第5
図に示すようなものがある。
図において、1は手動レバーであつて、上端部
はシート2に腰かけた運転者が操作し易い位置に
あり、下端部は車体3に回動可能に取付けられた
主動軸4に固定されている。5は主動軸4に固定
された主動リンクであり、6は主動リンク5に設
けられた軸である。7は切換え軸であつて、動力
伝達部8内の前後進切換手段(図示せず)と連動
するごとく動力伝達部8に設けられている。9は
従動リンクであつて切換え軸7に固定されてお
り、10はこの従動リンク9に設けられた軸であ
る。
はシート2に腰かけた運転者が操作し易い位置に
あり、下端部は車体3に回動可能に取付けられた
主動軸4に固定されている。5は主動軸4に固定
された主動リンクであり、6は主動リンク5に設
けられた軸である。7は切換え軸であつて、動力
伝達部8内の前後進切換手段(図示せず)と連動
するごとく動力伝達部8に設けられている。9は
従動リンクであつて切換え軸7に固定されてお
り、10はこの従動リンク9に設けられた軸であ
る。
11は連結ロツドであつて、両端を前記軸6及
び10によつて回動可能に軸支されている。
び10によつて回動可能に軸支されている。
いま、第5図に示した手動レバー1のOの位置
を中立位置とし、矢印X方向を前進側、矢印Y方
向を後退側とすると、手動レバー1をX方向へ所
定角度だけ、手動軸4を中心として回動すると、
主動リンク5は軸6と共に手動レバー1と一体的
にX方向へ回動する。従つて軸6と回動可能に連
結した連結ロツド11は、手動リンク5の回動を
軸10を介して従動リンク9に伝達し、従動リン
ク9は切換え軸7と共にX方向へ回動する。そし
て切換え軸7は動力伝達部8内の前後進切換え手
段(図示せず)を前進に切換える。また、手動レ
バー1を元の中立位置Oに戻し、次いで、矢印Y
方向へ所定角度だけ回動すると、その回動量が主
動リンク5、連結ロツド11及び従動リンク9を
介して切換え軸7に伝達され、これをY方向へ回
動することによつて前記切換え手段を後退に切換
えるようになつている。
を中立位置とし、矢印X方向を前進側、矢印Y方
向を後退側とすると、手動レバー1をX方向へ所
定角度だけ、手動軸4を中心として回動すると、
主動リンク5は軸6と共に手動レバー1と一体的
にX方向へ回動する。従つて軸6と回動可能に連
結した連結ロツド11は、手動リンク5の回動を
軸10を介して従動リンク9に伝達し、従動リン
ク9は切換え軸7と共にX方向へ回動する。そし
て切換え軸7は動力伝達部8内の前後進切換え手
段(図示せず)を前進に切換える。また、手動レ
バー1を元の中立位置Oに戻し、次いで、矢印Y
方向へ所定角度だけ回動すると、その回動量が主
動リンク5、連結ロツド11及び従動リンク9を
介して切換え軸7に伝達され、これをY方向へ回
動することによつて前記切換え手段を後退に切換
えるようになつている。
しかしながら、このような従来の前後進切換え
装置にあつては、剛体又はケーブルである連結ロ
ツドと共に主動リンクと従動リンクが主動軸と切
換え軸との距離を固定長さとするリンク装置を構
成しており、かつこのリンク装置は主動レバーの
回動のみによつて作動する前後進切換え装置とな
つていたため、このリンケージを用いて無線制御
等による前後進切換えの遠隔操作ができないとい
う問題点があつた。
装置にあつては、剛体又はケーブルである連結ロ
ツドと共に主動リンクと従動リンクが主動軸と切
換え軸との距離を固定長さとするリンク装置を構
成しており、かつこのリンク装置は主動レバーの
回動のみによつて作動する前後進切換え装置とな
つていたため、このリンケージを用いて無線制御
等による前後進切換えの遠隔操作ができないとい
う問題点があつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、連結ロツドを伸縮可能とし、
かつ手動レバー掛脱装置を付設することにより、
上記問題点を解決することを目的としている。
てなされたもので、連結ロツドを伸縮可能とし、
かつ手動レバー掛脱装置を付設することにより、
上記問題点を解決することを目的としている。
この考案の土木車両の前後進切換え装置は、手
動レバーの位置を前後進切換えの遠隔操作には中
立位置に固定し且つ手操作時にはその固定を解除
する手動レバー掛脱装置を付設し、また前記連結
ロツドを、手動レバー側及び前後進切換手段側の
一方に連結されるシリンダと、前記の他方に連結
されるピストンロッドと、シリンダ内でピストン
ロツドに固定されるピストンと、ピストンを中立
位置に付勢する弾性体とから構成し、シリンダ内
のピストン両側の流体室に前記弾性体の付勢力に
抗してピストンを移動可能にする流体圧を導く通
孔をシリンダに設けて、前後進切換えの遠隔操作
時に前記連結ロツドを伸縮可能に構成した。
動レバーの位置を前後進切換えの遠隔操作には中
立位置に固定し且つ手操作時にはその固定を解除
する手動レバー掛脱装置を付設し、また前記連結
ロツドを、手動レバー側及び前後進切換手段側の
一方に連結されるシリンダと、前記の他方に連結
されるピストンロッドと、シリンダ内でピストン
ロツドに固定されるピストンと、ピストンを中立
位置に付勢する弾性体とから構成し、シリンダ内
のピストン両側の流体室に前記弾性体の付勢力に
抗してピストンを移動可能にする流体圧を導く通
孔をシリンダに設けて、前後進切換えの遠隔操作
時に前記連結ロツドを伸縮可能に構成した。
前後進切換え装置の手操作時には、手動レバー
はその作動を手動レバー掛脱装置に拘束されず、
かつ可変連結ロツドは弾性体により中立が維持さ
れているから伸縮しないので従来例におけると同
様に作動させることができる。
はその作動を手動レバー掛脱装置に拘束されず、
かつ可変連結ロツドは弾性体により中立が維持さ
れているから伸縮しないので従来例におけると同
様に作動させることができる。
遠隔操作時には、手動レバーは手動レバー掛脱
装置によつて中立位置に固定される。そして、シ
リンダの通孔を介して、一方の流体室を導入する
と、その流体圧により弾性体の付勢に抗してピス
トンが移動し、これと一体にピストンロツドが移
動して、連結ロツドの伸長、短縮のいずれか一方
がなされる。また、シリンダの他方の流体室に流
体を導入すると、ピストン及びピストンロツドが
逆に移動して、連結ロツドの伸長、短縮のうち前
記の他方がなされる。連結ロツドの前記伸縮によ
つて、前後進切換手段、例えば液圧ポンプの流路
切換弁を作動させて車両の前後進を切換える。前
記通孔を介しての流体室への流体圧供給は、その
流路切換えを無線操作等の遠隔操作により行う。
装置によつて中立位置に固定される。そして、シ
リンダの通孔を介して、一方の流体室を導入する
と、その流体圧により弾性体の付勢に抗してピス
トンが移動し、これと一体にピストンロツドが移
動して、連結ロツドの伸長、短縮のいずれか一方
がなされる。また、シリンダの他方の流体室に流
体を導入すると、ピストン及びピストンロツドが
逆に移動して、連結ロツドの伸長、短縮のうち前
記の他方がなされる。連結ロツドの前記伸縮によ
つて、前後進切換手段、例えば液圧ポンプの流路
切換弁を作動させて車両の前後進を切換える。前
記通孔を介しての流体室への流体圧供給は、その
流路切換えを無線操作等の遠隔操作により行う。
以下この考案を図面に基づいて説明する。第1
〜4図はこの考案の一実施例を示す図である。な
お、図において従来例と同一の部分については同
一符号を付し、重複する説明を省く。
〜4図はこの考案の一実施例を示す図である。な
お、図において従来例と同一の部分については同
一符号を付し、重複する説明を省く。
先ず構成を説明すると、20は手動レバー掛脱
装置であつて、手動レバー1の作動を拘束した
り、又その拘束を解除したりするために、車体3
に取付けられたものである。21は掛止ブラケツ
トであつて、手動レバー1と掛合する凹溝部21
aが形成されており、スピリングピン22によつ
て軸23に固定されている。24はハンドルであ
つて、軸23に固定されている。軸23は車体3
に固定された受台25に回動可能に嵌合して装着
されている。第3図は第1図における−矢視
図であつて、手動レバー1が掛止ブラケツト21
によつて掛止された状態を示している。そしてハ
ンドル24によつて軸23を回動すれば、軸23
に固定された掛止ブラケツト21も回動し、手動
レバー1は掛止ブラケツト21の凹溝部21aか
ら外れてX,Y方向への操作が可能となる。23
aは軸23を受台25に対して摩擦固定する皿バ
ネであり、ハンドル24の回動はその摩擦力に打
ち勝つて行われる。
装置であつて、手動レバー1の作動を拘束した
り、又その拘束を解除したりするために、車体3
に取付けられたものである。21は掛止ブラケツ
トであつて、手動レバー1と掛合する凹溝部21
aが形成されており、スピリングピン22によつ
て軸23に固定されている。24はハンドルであ
つて、軸23に固定されている。軸23は車体3
に固定された受台25に回動可能に嵌合して装着
されている。第3図は第1図における−矢視
図であつて、手動レバー1が掛止ブラケツト21
によつて掛止された状態を示している。そしてハ
ンドル24によつて軸23を回動すれば、軸23
に固定された掛止ブラケツト21も回動し、手動
レバー1は掛止ブラケツト21の凹溝部21aか
ら外れてX,Y方向への操作が可能となる。23
aは軸23を受台25に対して摩擦固定する皿バ
ネであり、ハンドル24の回動はその摩擦力に打
ち勝つて行われる。
30は可変連結ロツドであつて、固定ロツド3
1が主動リンク5と軸6によつて回動可能に連結
し、ピストンロツド32が従動リンク9と軸10
によつて回動可能に連結している。33はピスト
ンロツド32に固着されたピストンであつて、ピ
ストンロツド32の往復動と共に液圧シリンダ3
4内を摺動する。35はピストンロツド32に外
嵌し、かつ液圧シリンダ34内に摺接するごとく
設けられたブツシユで、またピストンロツド32
の段部32aと係合している。36はばね座であ
つて、ピストンロツド32に挿通されて液圧シリ
ンダ34内に設けられている。37は圧縮ばねで
あつて、ブツシユ35とばね座36との間に介装
されている。38はロツクナツトであつて、液圧
シリンダ34内に液圧が作用しないときに圧縮ば
ね37がほぼ自由長を保ち、且つピストン33及
びピストンロツド32が図示の中立位置を保つ位
置にばね座36を設定しておくために、ピストン
ロツド32に螺合固定されている。
1が主動リンク5と軸6によつて回動可能に連結
し、ピストンロツド32が従動リンク9と軸10
によつて回動可能に連結している。33はピスト
ンロツド32に固着されたピストンであつて、ピ
ストンロツド32の往復動と共に液圧シリンダ3
4内を摺動する。35はピストンロツド32に外
嵌し、かつ液圧シリンダ34内に摺接するごとく
設けられたブツシユで、またピストンロツド32
の段部32aと係合している。36はばね座であ
つて、ピストンロツド32に挿通されて液圧シリ
ンダ34内に設けられている。37は圧縮ばねで
あつて、ブツシユ35とばね座36との間に介装
されている。38はロツクナツトであつて、液圧
シリンダ34内に液圧が作用しないときに圧縮ば
ね37がほぼ自由長を保ち、且つピストン33及
びピストンロツド32が図示の中立位置を保つ位
置にばね座36を設定しておくために、ピストン
ロツド32に螺合固定されている。
39a,39bはそれぞれ液圧の通孔であつ
て、第2図において、例えば通孔39aから液圧
が液圧シリンダ34内の流体室34aへ供給され
ると、液圧によつてピストン33が右動し、ピス
トンロツド32に段部32aで係合するブツシユ
35は圧縮ばね37をばね座36との間で押圧す
る。そして右動したピストンロツド32は、可変
連結ロツド30の全長を右動した量だけ長くす
る。逆に通孔39bから液圧シリンダ34内の液
体室34bへ液圧が供給されると、ピストン33
は左動し、ばね座36はブツシユ35との間で圧
縮ばね37を押圧する。そして左動したピストン
ロツド32は可変連結ロツド30の全長を左動し
た量だけ短くする。以上のように可変連結ロツド
30はその長さを伸縮できるようになつている。
て、第2図において、例えば通孔39aから液圧
が液圧シリンダ34内の流体室34aへ供給され
ると、液圧によつてピストン33が右動し、ピス
トンロツド32に段部32aで係合するブツシユ
35は圧縮ばね37をばね座36との間で押圧す
る。そして右動したピストンロツド32は、可変
連結ロツド30の全長を右動した量だけ長くす
る。逆に通孔39bから液圧シリンダ34内の液
体室34bへ液圧が供給されると、ピストン33
は左動し、ばね座36はブツシユ35との間で圧
縮ばね37を押圧する。そして左動したピストン
ロツド32は可変連結ロツド30の全長を左動し
た量だけ短くする。以上のように可変連結ロツド
30はその長さを伸縮できるようになつている。
また圧縮ばね37の自由長さは、液圧シリンダ
34内に液圧が供給されていない時に、可変連結
ロツド30の全長が、主動レバー1が中立位置に
あるときは、従動リンク9を中立位置にあるよう
な長さに形成されており、又そのばね定数の大き
さは主動レバー1によつて可変連結ロツド30を
介して従動リンク9に伝達されるる力が、従動リ
ンク9を固設した切換え軸7を回動せしめる程度
の大きさの範囲内においては、その撓み量は無視
できる程度に設定されている。
34内に液圧が供給されていない時に、可変連結
ロツド30の全長が、主動レバー1が中立位置に
あるときは、従動リンク9を中立位置にあるよう
な長さに形成されており、又そのばね定数の大き
さは主動レバー1によつて可変連結ロツド30を
介して従動リンク9に伝達されるる力が、従動リ
ンク9を固設した切換え軸7を回動せしめる程度
の大きさの範囲内においては、その撓み量は無視
できる程度に設定されている。
次に作用を説明する。
前後進切換え装置の手操作時には、手動レバー
掛脱装置20はその掛止ブラケツト21が手動レ
バー1を掛止しない状態に設定されており、かつ
可変連結ロツド30内には液圧が供給されていな
い。そこで手動レバー1をX又はY方向へ回動す
ると、その回動力は主動リンク5から可変連結ロ
ツド30へ伝達されるが、圧縮ばね37はその回
動力を受けても自由長を維持するため、この可変
連結ロツド30の全長は伸縮せず、従つて従来例
における連結ロツド11と同様な剛体として、そ
の回動力を従動リンク9に伝達し、切換え軸7を
X又はY方向へ回動せしめる。
掛脱装置20はその掛止ブラケツト21が手動レ
バー1を掛止しない状態に設定されており、かつ
可変連結ロツド30内には液圧が供給されていな
い。そこで手動レバー1をX又はY方向へ回動す
ると、その回動力は主動リンク5から可変連結ロ
ツド30へ伝達されるが、圧縮ばね37はその回
動力を受けても自由長を維持するため、この可変
連結ロツド30の全長は伸縮せず、従つて従来例
における連結ロツド11と同様な剛体として、そ
の回動力を従動リンク9に伝達し、切換え軸7を
X又はY方向へ回動せしめる。
又、前後進切換え装置の遠隔操作時には、手動
レバー1は手動レバー掛脱装置20の掛止ブラケ
ツト21と掛合して第3図に示すように中立位置
に固定され、手動レバー1と一体の主動リンク5
もその位置を固定される。従つて主動リンク5及
び従動リンク9と連結した可変連結ロツド30の
長さが変わらないときは従動リンク9を中立位置
に維持される。このとき、液圧シリンダ34内
へ、例えば通孔39bから流体室34bに液圧を
供給すると、ピストン33はピストンロツド32
と共に圧縮ばね37の弾力に抗してこれをばね座
36で圧縮しながら左動してピストンロツド32
と回動可能に連結した従動リンク9をX方向へ回
動させ、従動リンク9を固設した切換え軸7を同
方向へ回動させる。次に、X方向に切換えられた
装置を中立位置に戻すときは、通孔39bから供
給された液圧をシリンダ34の流体室34bから
除去すると、ピストン33に作用する外力がなく
なるので、それまで押圧されていた圧縮ばね37
は元の自由長に戻り、従つて可変連結ロツド30
の全長は従動リンク9を中立位置に維持する長さ
に戻る。
レバー1は手動レバー掛脱装置20の掛止ブラケ
ツト21と掛合して第3図に示すように中立位置
に固定され、手動レバー1と一体の主動リンク5
もその位置を固定される。従つて主動リンク5及
び従動リンク9と連結した可変連結ロツド30の
長さが変わらないときは従動リンク9を中立位置
に維持される。このとき、液圧シリンダ34内
へ、例えば通孔39bから流体室34bに液圧を
供給すると、ピストン33はピストンロツド32
と共に圧縮ばね37の弾力に抗してこれをばね座
36で圧縮しながら左動してピストンロツド32
と回動可能に連結した従動リンク9をX方向へ回
動させ、従動リンク9を固設した切換え軸7を同
方向へ回動させる。次に、X方向に切換えられた
装置を中立位置に戻すときは、通孔39bから供
給された液圧をシリンダ34の流体室34bから
除去すると、ピストン33に作用する外力がなく
なるので、それまで押圧されていた圧縮ばね37
は元の自由長に戻り、従つて可変連結ロツド30
の全長は従動リンク9を中立位置に維持する長さ
に戻る。
次に、液圧の供給を通孔39aを介して流体室
34aに切換えると、ピストン33はピストンロ
ツド32と共に、圧縮ばね37の弾力に抗してこ
れをブツシユ35で圧縮しながら右動して従動リ
ンク9をY方向へ回動させることによつて切換え
軸7を同方向に回動させる。そして、このY方向
へ切換えられた装置を中立位置へ戻すには、通孔
39aからの液圧を除去することにより、前記と
同様に可変連結ロツド30の全長は従動リンク9
を中立位置に維持する長さに戻る。
34aに切換えると、ピストン33はピストンロ
ツド32と共に、圧縮ばね37の弾力に抗してこ
れをブツシユ35で圧縮しながら右動して従動リ
ンク9をY方向へ回動させることによつて切換え
軸7を同方向に回動させる。そして、このY方向
へ切換えられた装置を中立位置へ戻すには、通孔
39aからの液圧を除去することにより、前記と
同様に可変連結ロツド30の全長は従動リンク9
を中立位置に維持する長さに戻る。
前後進切換え装置を遠隔操作状態から手操作状
態に変更するには、手動レバー掛脱装置20のハ
ンドル24によつて掛止ブラケツト21を回動し
て手動レバー1との掛合を解除し、かつ液圧シリ
ンダ34への液圧供給を遮断すればよい。
態に変更するには、手動レバー掛脱装置20のハ
ンドル24によつて掛止ブラケツト21を回動し
て手動レバー1との掛合を解除し、かつ液圧シリ
ンダ34への液圧供給を遮断すればよい。
以上説明したように、この考案によればその構
成を、手動レバー側と前後進切換手段側との間
に、手動レバーの運動を前後進切換手段に伝達す
る連結ロツドを介装してなる前後進切換装置にお
いて、前記手動レバーの位置を前後進切換えの遠
隔操作時には中立位置に固定し且つ手操作時には
その固定を解除する手動レバー掛脱装置を付設
し、また前記連結ロツドを、前後進切換え装置の
手操作には伸縮せず遠隔操作時には伸縮可能とな
る機能を備えた可変連結ロツドとしたために、こ
の可変連結ロツドをそのまま用いて前後進切換の
ための遠隔操作も可能となり、従つて該装置の無
線制御等も可能となる等の効果が得られる。
成を、手動レバー側と前後進切換手段側との間
に、手動レバーの運動を前後進切換手段に伝達す
る連結ロツドを介装してなる前後進切換装置にお
いて、前記手動レバーの位置を前後進切換えの遠
隔操作時には中立位置に固定し且つ手操作時には
その固定を解除する手動レバー掛脱装置を付設
し、また前記連結ロツドを、前後進切換え装置の
手操作には伸縮せず遠隔操作時には伸縮可能とな
る機能を備えた可変連結ロツドとしたために、こ
の可変連結ロツドをそのまま用いて前後進切換の
ための遠隔操作も可能となり、従つて該装置の無
線制御等も可能となる等の効果が得られる。
第1図は本考案に係る実施例の概要図、第2図
は可変連結ロツドの拡大断面図、第3図は第1図
における−矢視図、第4図は第3図における
矢視図、第5図は従来例の概要図である。 1……手動レバー、4……主動軸、5……主動
リンク、7……切換え軸、9……従動リンク、1
1……連結ロツド、20……主動レバー掛脱装
置、30……可変連結ロツド、31……固定ロツ
ド、32……ピストンロツド、33……ピスト
ン、34……液圧シリンダ、34a,34b……
流体室、36……ばね座、37……圧縮ばね(弾
性体)。
は可変連結ロツドの拡大断面図、第3図は第1図
における−矢視図、第4図は第3図における
矢視図、第5図は従来例の概要図である。 1……手動レバー、4……主動軸、5……主動
リンク、7……切換え軸、9……従動リンク、1
1……連結ロツド、20……主動レバー掛脱装
置、30……可変連結ロツド、31……固定ロツ
ド、32……ピストンロツド、33……ピスト
ン、34……液圧シリンダ、34a,34b……
流体室、36……ばね座、37……圧縮ばね(弾
性体)。
Claims (1)
- 手動レバー側と前後進切換手段側との間に、手
動レバーの運動を前後進切換手段に伝達する連結
ロツドを介装してなる前後進切換装置において、
前記手動レバーの位置を前後進切換えの遠隔操作
時には中立位置に固定し且つ手操作時にはその固
定を解除する手動レバー掛脱装置を付設し、また
前記連結ロツドを、手動レバー側及び前後進切換
手段側の一方に連結されるシリンダと、前記の他
方に連結されるピストンロツドと、シリンダ内で
ピストンロツドに固定されるピストンと、ピスト
ンを中立位置に付勢する弾性体とから構成し、シ
リンダ内のピストン両側の流体室に前記弾性体の
付勢力に抗してピストンを移動可能にする流体圧
を導く通孔をシリンダに設けて、前後進切換えの
遠隔操作時に前記連結ロツドを伸縮可能に構成し
たことを特徴とする土木車両の前後進切換え装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1127386U JPH0237057Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1127386U JPH0237057Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62125923U JPS62125923U (ja) | 1987-08-10 |
JPH0237057Y2 true JPH0237057Y2 (ja) | 1990-10-08 |
Family
ID=30798336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1127386U Expired JPH0237057Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0237057Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-29 JP JP1127386U patent/JPH0237057Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62125923U (ja) | 1987-08-10 |
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