JPH0236438B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自転車チエーンなどのリンク型ロー
ラチエーンの清掃又は潤滑装置に関し、特に自己
内蔵型の装置に関するものである。

（従来の技術） 自転車チエーンは通常の使用中、塵俟に曝され
るので、適正なチエーン作動を維持し長寿命を達
成するには、定期的に清掃し潤活処理する必要が
ある。駆動チエーンの適正な保守管理は全ての自
転車に重要であるが、チエーン掛替型変速機構使
用の多段変速自転車にとつて特に重要である。

しかし、駆動チエーンの十分かつ有効な清掃を
行なうには通常、チエーンを自転車から取外して
溶剤に浸し、手作業で蓄積された塵俟や細砂を全
て取除いた後、チエーンを自転車に再装着する必
要がある。このようなチエーンの洗浄は非常に時
間を消費し、チエーンを開くための特別の工具を
必要とし、また、汚れ作業であるので、望ましい
程度に頻繁には通常行なわれていない。

（発明が解決しようとする問題点） 各種の自転車チエーン用清掃装置が提案されて
いるが、それらは比較的実効性がないか、使用上
種々の不利益を呈するものであつた。例えば、マ
ツクカルロツチ等の米国特許第574621号は、溶剤
を使用しないで自転車チエーンを外部で連続的に
清掃するブラシ構成を開示している。コールの米
国特許第648724号は、多量の溶剤を収容する開放
容器と、チエーンが溶剤内で回転する間にチエー
ンと接触する固定ブラシを使用した自転車チエー
ン洗浄装置を開示しているが、ブラツシングはチ
エーンの一方の側だけで行われる。

最近のマーチエロの米国特許第3931991号が開
示する自転車チエーン清掃トレーは、自転車駆動
チエーンの下方部分に嵌められ、自転車に組付け
られた状態のチエーンを溶剤洗浄する溶剤を収容
しているが、これにはブラツシング作用は全くな
い。このように、従来のチエーン清掃装置は、望
まれる程には有効性がなく、便利ではなかつた。

従つて本発明の目的は、包囲されたケーシング
内で溶剤を使用すると共に、ブラシ手段付きの回
転可能なスプロケツトホイールを備えているた
め、チエーン表面の清掃を効果的に行なつて従来
装置の難点を克服できる、自転車チエーン等のリ
ンク型ローラチエーンの清掃又は潤滑装置を提供
することである。

他の目的は、自転車に付いている駆動チエーン
の周囲に都合良く容易に設置され、該チエーンを
効果的に清掃又は潤滑処理できる包囲型の清掃又
は潤滑装置を提供することである。

本発明の更に別の目的は、チエーンの開口部内
に嵌合する剛毛房を備えている回転可能なスプロ
ケツトホイールによつて駆動チエーンが清掃され
るため、チエーンの内側部分が積極的なブラツシ
ング作用によつて一層効果的に溶剤清掃され、潤
滑処理が的確になされる清掃又は潤滑装置を提供
することである。

本発明の上記した目的と前記以外の目的並びに
諸利点は、添付図面に基づく次の説明から明らか
となる。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、リンク型ローラチエーン用の
包囲された自己内蔵型の清掃又は潤滑装置が提供
され、本装置は少なくとも１個の回転可能なスプ
ロケツトホイール及びブラシ手段と、装置内に収
容される溶剤材料を使用している。この清掃装置
は、上部を開放された細長い容器を含み、該容器
はリンク型ローラチエーンの一部分を取囲むよう
になつている。この容器は開放上部に近接した両
端部に、包囲空間から該チエーンが出入りするた
めの開口部を有し、また、容器の下方部分内に溶
剤を保持するようになつている。

容器の上部に嵌合する蓋部材は、少なくとも１
個のブラシ手段付きの回転可能な第１スプロケツ
トホイールを備えている。容器の各端部には、該
第１スプロケツトホイールに適合するようにチエ
ーンを保持するのに適当な案内手段が配置されて
いる。清掃されるチエーンに関して容器と蓋部材
を閉鎖位置に保持する保持手段が、用意されてい
る。前記案内手段と協働して中央部のスプロケツ
トホイールが与えられる適当な大きさの張力によ
つて、スプロケツトホイールとチエーンとの嵌合
関係が維持されることが理解されるであろう。

本発明の好ましい実施形態では、２つの各案内
手段はブラシ手段付きの回転可能なスプロケツト
ホイールとして構成される。これらの第２のスプ
ロケツトホイールは前記容器内に着脱自在に挿入
可能であり、前記各ホイールと係合する位置にチ
エーンを保持するように配置されるため、チエー
ン内面の効果的な溶剤清掃がなされる。

第１スプロケツトホイールを１個用いる前記実
施形態と同様に、全部で３個のスプロケツトホイ
ールの剛毛房とチエーンとの嵌合接触関係は、チ
エーンが清掃装置を通過するときチエーンに与え
られる適度の張力で生み出されて各ホイールに対
して働くチエーンの力によつて維持される。

前記スプロケツトホイールは、清掃されるチエ
ーンの開口部に係合するように実質的に形成さ
れ、一定間隔を置いて配置した剛毛房を有するも
のであり、これはブラシ手段付きスプロケツトホ
イールと呼ばれる。本清掃装置の容器と蓋部材
は、例えば装置の中央部分に跨がるスプリングワ
イヤ製つる枠構成といつた、適当な締付け保持手
段によつて緊密に結合保持される。

本装置を自転車チエーンの清掃に使用する間、
自転車と容器はほぼ垂直に向けられ、そのため、
第１スプロケツトホイールの下方部分を取巻くチ
エーンの下方部分と剛毛房の端部は、チエーンが
本装置に沿つて移動するとき、溶剤内に浸ること
になる。

更に、もし望むならば、使用中、本装置は好ま
しくは多段変速自転車のチエーン掛替装置に取付
けて適当位置に保持され、自転車を手で後向き回
転するとき、チエーンは本装置とその内部の溶剤
液中を連続的に通過する。

（実施例） 本発明は、自転車に装着使用したチエーン清掃
装置の全体図である第１１図に言及しながら、以
下の通り一層詳細に説明される。

チエーン清掃装置１０は細長くて狭幅の容器１
２を含んでおり、この容器１２は通常、中心線１
３に沿つて縦方向に２分割される２つの接合部品
１２ａ，１２ｂで構成される。容器１２は製造上
の経済性のために、２つの同等な半割体で構成さ
れている。これらの半割体は第５図に良く示され
ている通り、ビス１３ａといつた適当な締着手段
によつて緊固に接合一体化される。容器１２は開
放上部の各端部に接近して開口部１４ａ，１１４
ｂを有する。これらの開口部１４ａ，１４ｂは、
自転車チエーン１５が通過するように寸法設定さ
れている。

容器１２はその開放上部を嵌め合せ蓋部材１６
によつて閉塞され、この蓋部材１６も縦方向の中
心線１７に沿つて接合部品１６ａ，１６ｂに分割
される。これらの接合部品１６ａ，１６ｂは、ビ
ス１７ａ等の適当な締着手段によつて堅固に接合
一体化される。蓋部材１６は２つの可撓性ある平
行な延長部分１８ａ，１８ｂと備えており、これ
らの延長部分は第４図に良く示されている通り、
容器１２の各側面において２つの拡大部分１９
ａ，１９ｂに嵌込まれる。容器１２と蓋部材１６
は通常、成型可能で寸法安定性のある材料で製造
され、この材料は好ましくは溶剤材料に対して化
学的抵抗性を持つものである。

蓋部材１６は、中央部に配置された回転可能な
第１スプロケツトホイール２０に含んでいる。こ
の中央配置のスプロケツトホイール２０は軸２１
を中心に回転可能である。この軸２１は軸受面１
８a′，１８b′を含む２つの延長部分１８ａ，１８
ｂによつて、その各端を所定位置に保持されてい
る。第１スプロケツトホイール２０と軸２１は、
第４図に仮想線で示した通り、２つの可撓性ある
平行な延長部分１８ａ，１８ｂを曲げることによ
つて挿入又は取外し可能であり、前記軸受面１８
a′，１８b′は分離して第１スプロケツトホイール
２０と軸２１の挿入及び取外しを許す。

容器の端部に配置された２個の回転可能な第２
スプロケツトホイール２２，２４は、それぞれ軸
２３と軸２５で回転可能であり、これらの軸２
３，２５は、容器１２の２つの垂直溝２６，２８
内に摺動可能に挿入される。２個の第２スプロケ
ツトホイール２２，２４は、後でより十分説明す
る垂直溝の深さ設定によつて、所定位置に固定さ
れる。

２個の第２スプロケツトホイール２２，２４と
それらの軸２３，２５は、蓋部材１６を取外した
状態で容器１２を反転させるだけで取外し可能で
あり、この反転動作によつて該軸２３，２５は垂
直溝２６，２８から滑り出る。このようにして、
全部で３個のスプロケツトホイール２０，２２，
２４は、チエーン清掃装置の使用に先立つて清掃
又は交換のために、各自の軸から取外される。

第２図、第３図及び第４図に示したように各ス
プロケツトホイールは、その周囲に一定間隔を置
いてスプロケツト用剛毛房を有し、該剛毛房は自
転車チエーンの開口部内に密に嵌合する大きさに
なつている。剛毛房の長さは清掃されるチエーン
の厚さとほぼ等しい。剛毛房の厚さはチエーンの
各リンク開口部の長さより若干小さい。

清掃中、チエーン１５が容器内を通過すると
き、各剛毛房がチエーンの各リンクの開口部に押
込まれることが、理解されよう。手でペダルを回
してチエーンを矢印Ａの方向に逆行させることに
よつて得られたチエーンの動きによつて、全部で
３個のスプロケツトホイールが回転させられ、こ
れによつて剛毛房はチエーンの連続した開口部に
出入りさせられる。

第２図と第３図に詳しく示したように、端部に
ある一方のスプロケツトホイール２２は、ハブ部
分３０を備えている。このハブ部分３０は、ハブ
部分３０より外向きに半径方向に突出した案内用
隆起部３１を中央部の有する。この隆起部３１の
両側には、一定間隔を置いて配置した２つの剛毛
房の列３２ａ，３２ｂがある。第４図に示した中
央部のスプロケツトホイール２０と、端部にある
別の回転スプロケツトホイール２４も前記スプロ
ケツトホイール２２と同様に構成されている。

容器１２の蓋部材１６に近接した各端部に設け
た開口部１４ａ，１４ｂは、ローラチエーン１５
より若干大きい寸法になつており、チエーンの清
掃中、チエーンが容器１１に出入りするように湾
曲形成されている。容器１２の下方部分内に用意
された溶剤３５の量は、第５図に示したように使
用中、容器１２がほぼ直立に配向されたとき、少
なくともチエーン１５と中央部のスプロケツトホ
イール２０の剛毛房が届くに十分なものである。
本装置の材料と適合し、チエーンの金属表面から
の塵俟やグリースを溶解させる溶剤はいずれも使
用でき、これにはガソリン、灯油、ヂーゼル燃料
等といつた石油軽分留物を含むことができる。

容器１２と蓋部材１６は迅速に解除できる適当
な締付け保持手段３６によつて結合一体化され、
例えばこの保持手段は、容器の下方部分に枢着さ
れ、蓋部材１６に部分３８で密接に係合するロー
ラ３７を有している。容器１２の一端部に部分４
１で取付けられた取付手段４０は、他端部にロー
ラ４２を有し、このローラ４２は本装置１０を使
用中、所定位置例えば自転車のチエーン掛替型変
速ユニツト５０に固定するのに使用される。

（作用） 本装置は第１図及び第５図に最も良く示された
ように非常に簡略な方式によつて、自転車チエー
ンに清掃のため取付けられる。スプロケツトホイ
ール２０，２２，２４を蓋部材１６及び容器１２
内の所定位置に配置した後、容器１２の下方部分
はレベル４５まで容剤で満たされ、それから容器
１２は後輪に近接した駆動チエーン１５の自由部
分の直下にほぼ垂直に配置される。

それから容器１２は、端部の各スプロケツトホ
イール２２，２４の少なくとも１つの剛毛房がチ
エーンのリンク開口部に入り込み、また、容器１
２に入り込んでいるチエーンの各端部が開口部１
４ａ，１４ｂ内に横たわるように持ち上げられ
る。その後、中央部のスプロケツトホイール２０
を装備した蓋部材１６が、容器１２に注意深く嵌
め込まれる。

最初、中央部のスプロケツトホイール２０の剛
毛房は端部のスプロケツトホイール２２と２４の
中間にあるチエーンのリンク開口部と整列させら
れ、その後、蓋部材１６が容器１２に押込まれて
蓋部材１６の２つの平行な延長部分１８ａ，１８
ｂが、容器１２の２つの拡大部分１９ａ，１９ｂ
に係合させられる。それから蓋部材１６は、締付
け保持手段３６によつて結合一体化される。

このようにして清掃装置は閉じられた後、変速
ユニツトに向つて後退させられ、取付手段４０に
よつて自転車の変速ユニツト５０に固定され、そ
の後、自転車は第１図に示したように不動の略直
立状態に設置される。

第５図に最も良く示した通り、蓋部材１６がチ
エーン装填過程で容器１２に押込まれたとき、チ
エーンは上下に湾曲して引張られる。２つの第２
スプロケツトホイール２２，２４の各軸２３，２
５は、緊張されたチエーン１５によつて垂直溝２
６，２８の下端に当接した所定位置に保持され
る。かくして、手でペダルを操作して自転車チエ
ーン１５を後向き方向に移動させると、各スプロ
ケツトホイール２０，２２，２４の剛毛房より成
るブラシ手段が回転し、各２つの剛毛房の列がチ
エーンの開口部に入り込んで、駆動チエーンを摺
擦して清掃する。

中央部のスプロケツトホイール２０の一部とチ
エーン１５の一部は溶剤レベル４５以下の溶剤中
に浸る。また、もし望むならば、第２のスプロケ
ツトホイール２２，２４の代りに、ローラチエー
ン１５と中央部の剛毛房付きスプロケツトホイー
ル２０とを係合関係に保持する２つの案内部材を
用いることによつて、同様に使用することができ
る。

この清掃装置１０を用いてローラチエーン１５
を溶剤洗浄している間に、望ましくない過剰の溶
剤がしばしばチエーンに残留する。そのような液
体状の過剰溶剤は、第７図に概略的に示したよう
に、容器の出口端に設けた固定ブラシ４４の使用
によつて都合良く除去することができる。このよ
うな固定ブラシは容器１２と蓋部材１６の双方に
取付けることができる。

あるいは、過剰の溶剤は、第８図に示したよう
に蓋部材１６と容器１２の出口端に装着したホル
ダー４８に吸収性材料より成るパツド４６を取外
し可能に収容し、該パツド４６によつてチエーン
１５の下側面から拭き取ることができる。清掃サ
イクルの完了後、該吸収性パツド４６は取外して
廃棄され、次に本装置を使用するのに備えて新し
いパツドが補充される。

本装置は清掃後、チエーンを潤活処理する場合
にも、同様な方法で利用することができる。この
潤滑処理の方法は、潤活剤が溶剤にとつて代わる
ことを除けば、清掃処理の方法と同じである。

以上のように本発明を好ましい実施例によつて
広範に説明したきたが、特許請求の範囲で規定さ
れた発明の範囲内において種々の変更修正が可能
であると、理解されるべきである。

（発明の効果） 本発明の主たる利点は、清掃又は潤滑装置が処
理対象のチエーンの周囲に便利かつ容易に配置さ
れ得ることである。本発明の他の重要な利点は、
清掃用溶剤又は潤滑剤が容器内に保持されている
ため、使用上都合良いと共に、溶剤又は潤滑剤の
要求量を減少させ、また、溶剤や潤活剤の漏れに
よる無駄をなくせることである。他の重要な利点
は、リンク型ローラチエーンの全表面が溶剤や潤
活剤に浸り、回転するスプロケツトホイールの周
囲に一定間隔で配置された剛毛房によつて摺擦清
掃されることであり、該剛毛房はチエーンの各リ
ンク開口部に入り込むことによつてリンク型ロー
ラチエーンの清掃や潤滑処理を的確に行なう。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであり、第
１図は駆動チエーンを清掃するために自転車に固
定されたリンク型ローラチエーン清掃装置の全体
の側面図であり、第２図は第１図の清掃装置の２
−２線に沿つた水平断面図であり、第３図は第１
図の清掃装置の３−３線に沿つた垂直断面図であ
り、第４図は第１図の４−４線に沿つた垂直断面
図であり、容器内の中央部にある第１スプロケツ
トホイールの取付状態を示している。第５図は第
４図の５−５線に沿つた縦断面図であり、自転車
チエーンは所定位置にあり、蓋部材は取外し状態
についても示してある。第６図は清掃装置を所定
位置に固定する取付手段の平面図であり、第１図
の６−６線に沿つて切断してある。第７図は容器
のチエーン出口端部に固定したブラシを示し、こ
れは自転車チエーンから余分の溶剤を除去する。
第８図は容器のチエーン出口端部に取付けた吸収
性パツドを示し、自転車チエーンから過剰の溶剤
を取去る。 １０……チエーン清掃装置、１２……容器、１
４ａ，１４ｂ……チエーン通過用開口部、１５…
…自転車チエーン、１６……蓋部材、１８ａ，１
８ｂ……蓋部材の延長部分、１９ａ，１９ｂ……
容器の拡大部分、２０……第１スプロケツトホイ
ール、２１，２３，２５……軸、２２，２４……
第２スプロケツトホイール、２６，２８……垂直
溝、３６……保持手段、３７……ローラ、４０…
…取付手段、４２……ローラ、４４……固定ブラ
シ、４６……吸収性パツド、５０……変速装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ (a) 開放された上部を有し、リンク型ローラ
   チエーンの一部分を包囲するようになつている
   と共に、該チエーンの通過を許す大きさの開口
   部を両端部に有し、また、その下方部分に液体
   を保持するようになつている細長い容器と； (b) 前記容器内に配置された回転可能な第１スプ
   ロケツトホイールを少なくとも１個含み、該ス
   プロケツトホイールが前記容器を通る該チエー
   ンの移動方向と実質的に直角方向に配置された
   軸を中心に回転可能である、前記容器に適合す
   る蓋部材と； (c) 前記容器と協働して、該チエーンを回転可能
   な前記スプロケツトホイールと嵌合するよう保
   持する、案内手段と； (d) 前記案内手段と協働して、該チエーンと接触
   するブラシ手段と； (e) 該チエーンを包囲し、かつ、容器の下方部分
   に液体材料を保持するように容器と蓋部材を閉
   鎖位置に保持することによつて、該チエーンを
   容器内に通過させると共に前記スプロケツトホ
   イール及びブラシ手段と嵌合させて、該チエー
   ンの清掃又は潤滑処理をなす保持手段とから成
   る、リンク型ローラチエーンの清掃又は潤滑装
   置。 ２ 回転可能な前記第１スプロケツトホイールが
   前記蓋部材に着脱可能である、特許請求の範囲第
   １項記載の装置。 ３ 前記ブラシ手段が第１スプロケツトホイール
   の周囲に一定間隔で配置した複数の剛毛房で構成
   され、該剛毛房が前記容器を通過するチエーンの
   開口部内に密に嵌合する大きさになつている、特
   許請求の範囲第１項記載の装置。 ４ 前記案内手段の少なくとも１つが回転可能な
   第２プロケツトホイールであり、該第２スプロケ
   ツトホイールが、一定間隔を置いて配置されてチ
   エーンの開口部に嵌合する大きさの剛毛房を複数
   個有している、特許請求の範囲第１項記載の装
   置。 ５ 前記保持手段が前記容器に枢着されたワイヤ
   製つる枠であり、該つる枠が前記蓋部材に密接係
   合して各部品を結合保持する、特許請求の範囲第
   １項記載の装置。 ６ 中央部の第１スプロケツトホイールを取巻い
   たチエーンの下方部分が、溶剤液体に接触するよ
   うなレベルまで、溶剤液体が前記容器内に保持さ
   れる、特許請求の範囲第１項記載の装置。 ７ 前記容器が、縦方向に中心線上で分割される
   同等な半割体で構成され、これら半割体が緊密に
   結合保持される、特許請求の範囲第１項記載の装
   置。 ８ 前記蓋部材が縦方向に分割される２つの半割
   体で構成され、これらが緊密に結合保持される、
   特許請求の範囲第１項記載の装置。 ９ チエーンから過剰の液体を受取る手段を備え
   ている特許請求の範囲第１項記載の装置。 １０ チエーンが装置から出て行く直前にチエー
   ンと接触し、チエーンから過剰の液体を除去する
   固定ブラシを備えた、特許請求の範囲第１項記載
   の装置。 １１ 容器の出口端部の開口部に近接して設けら
   れた吸収性パツドが、容器を通過するチエーンと
   接触する、特許請求の範囲第１項記載の装置。 １２ 前記容器と蓋部材がチエーンのまわりに配
   置され、使用中、装置が静止状態を維持するよう
   に、装置が自転車に装着される、特許請求の範囲
   第１項記載の装置。 １３ 使用時に容器の一端部に装着される取付手
   段を備え、該取付手段によつて使用中、装置を自
   転車に固定する、特許請求の範囲第１２項記載の
   装置。