JPH0236216B2 - Seichaseijuhohooyobiseichaseijusochi - Google Patents

Seichaseijuhohooyobiseichaseijusochi

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JPH0236216B2
JPH0236216B2 JP13723980A JP13723980A JPH0236216B2 JP H0236216 B2 JPH0236216 B2 JP H0236216B2 JP 13723980 A JP13723980 A JP 13723980A JP 13723980 A JP13723980 A JP 13723980A JP H0236216 B2 JPH0236216 B2 JP H0236216B2
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Fumio Tomita
Masayuki Suzuki
Fumyoshi Hirasawa
Koji Watanabe
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Kawasaki Kiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な製茶精揉方法及び製茶精揉装置
に関し、詳しくは、従来常に熟練者が機械の傍に
いて、工程の進行状況に合わせその操作をしなけ
れば良好な製品を得ることができないとされてい
た加圧分銅の位置、揉手の往復速度、揉室の加熱
度等、製茶精揉工程における各製茶要素の推移
を、はじめに熟練技術者が試行し良好な製品を得
ることができたときの記録を指標として行なわ
せ、連続的に繰り返される精揉工程において熟練
技術者自身がその操作をする必要がなく、また、
熟練していない者に精揉工程の実行を任せても熟
練技術者が行なつた場合と同様の良好な製品を得
ることができ、かつ品質が均一化されるようにし
た新規な製茶精揉方法及び製茶精揉装置を提供し
ようとするものである。
製茶精揉工程は、粗揉、揉捻、中揉とつづく各
工程で揉圧、乾燥されてきた茶葉に所定の揉圧、
加熱を行ない、その含水率が約13%になるまで茶
葉を乾燥させると共に、その形状を整え、しまり
をつけるという意義を持つ。
このような製茶精揉工程は一般に第1図及び第
2図に示すような精揉機を使用して実施される。
即ち、茶葉投入約10分前にコツク1を開きガスバ
ーナ2,2に点火して、揉盤3中央底部のダク木
4,4、……上で70℃〜75℃両側の溝部5,5底
板上で160℃〜170℃になるまで揉室6全体を予熱
する。この場合、若芽に対してはその温度を低め
に、また、こわ葉に対しては高めにする。
所定の温度に達したら運転スイツチを入れ始動
する。
そして、自動投入装置により、あるいは、人の
手によつて中揉工程を終えた茶葉を少しづつ樋
7,7上に投入する。樋7,7は往復運動をして
おり、該樋7,7が中央の位置まで移動したとき
に丁度回転箒8,8が回つてきた樋7,7上の茶
葉を揉盤3内へと掃き込む。一方、主軸9に固定
されている揉手馬10は一定の周期で往復運動を
しており、その両端に取着されている葉ざらい1
1,11は揉盤3上に掃き込まれた茶葉を揉盤3
中央底部へ向かつて掻き寄せる。
また、揉手馬10の中央には揉手12が配置さ
れ、該揉手12はリンク13により揉手馬10に
連結されており、該馬10と共に一定の周期で往
復運動をする。そして、揉手12には、例えば、
第3図A,Bに示すような形で推移されるところ
の分銅14による荷重が加えられており、該揉手
12と揉盤3との間に挾まれた茶葉をその往復運
動により揉圧し且つ整形する。そして何回か揉圧
され揉盤3の両側縁からはみ出し溝部5,5上に
落下した茶葉は該溝部5,5の熱により加熱され
ると共に、溝部5,5内を往復する往復箒(図示
せず)により樋7,7上に掃き上げられ、そして
再び回転箒8,8により揉盤3内へ掃き込まれて
いく。
揉盤3は、一般に蝶番によつて支承され中央か
ら2つに分かれて下方へ向かつて開くようにされ
ており、上記循環が繰り返され、所定の揉圧、乾
燥、整形が施された茶葉は該開口した部分から下
方へと落下し、ベルトコンベヤ風送装置により次
の乾燥工程へ運ばれて行く。
このような製茶精揉工程において各製茶要素、
例えば、前述の分銅14の位置をどのようにすれ
ば良いか、即ち、茶葉を押圧する力をどのような
大きさにし、又、工程の進行に伴つてそれをどの
ように推移させていくのが良いかは一概には伝え
ない。というのは、茶はいわば生きものであり、
例えば、みる芽とこわ葉というように摘採時期の
違い、茶の品種による違い、産地の違い、年毎の
雨量、日照時間の違い、摘採日前日の天候の違い
など、いろいろな条件の違いにより、生葉の状態
が微妙に変化するものだからである。
従つて前年あるいは前回の摘採時の精揉工程に
おいて良い結果がでていたから今回の精揉工程で
もそれと同じように各製茶要素を推移させれば良
いかと云えば必らずしもそうではなく、同じよう
に良い結果がでる場合もあれば、そうでない場合
もある。この意味で第3図は単にその例を示して
いるに過ぎない。また、製茶作業はあたかも戦場
のごとき様相の中で行なわれ精揉工程の進行中随
時変更する分銅の位置、該位置に置いた時間な
ど、いちいち記録していられるものでもない。
この点は精揉工程における他の製茶要素、例え
ば、ガスバーナ2,2に火力、即ち、揉室6の加
熱度、主軸9の往復の周期等他の製茶要素の推移
に関しても同様である。
このような点から製茶精揉作業では、茶師と呼
ばれる熟練技術者が常に精揉機の傍にいて、精揉
工程の進行を監視し、例えば、茶の揉りの進み具
合、握つたときの感触、湿り具合などを参考に
し、その経験と勘により精揉工程の進行中におけ
る各製茶要素、例えば分銅14の位置の推移をコ
ントロールしているのが実情である。
また、熟練技術者が常に傍にいて分銅14等の
位置をコントロールしている場合でも、その推移
を全く同一にすることはできず1回ごとにその結
果に微妙な違いがあることは否めないものであ
る。
本発明製茶精揉方法及び製茶精揉装置はこのよ
うな点に鑑みてなされたものであり、製茶要素推
移の指標となるユーザー作成パターンを得るため
の操作は熟練技術者の技能に依存して行なうが、
以後繰返される工程ではこれらのパターンを指標
として製茶要素の推移を行なわしめ、これにより
良質で、且つ、品質が均一であるお茶を量産する
ことができるようにした新規な製茶精揉方法及び
製茶精揉装置を提供しようとするものである。
以下、本発明の詳細な説明をするが、はじめ
に、精揉工程における各製茶要素のうち主たるも
の、即ち、分銅の位置、主軸の往復の周期、揉室
の加熱度を操作するための操作部について説明を
する。
第4図は分銅14の位置を変えるための操作部
の一例を示す。図中15は分銅レール、16はそ
の支軸であり、分銅レール15の両端と中央近く
にはフリースプロケツトホイール17,17,1
7が、また、レール15の中央近くには駆動スプ
ロケツトホイール18が夫々取り付けられてい
る。これらのフリースプロケツトホイール17,
17,17,18にはチエーン19が張架されて
おり、分銅14は該チエーン19に係合されてい
る。従つて駆動モータ20を回転させることによ
り、駆動スプロケツトホイール18が回転してチ
エーン19が移動し、分銅14は駆動モータ20
の回転方向によつて、揉手12への重圧が大きく
なる方向(第4図では左右)へ、あるいは、その
反対へと移動する。
尚、21,21は金属板を略状に折り曲げて
形成された分銅レール15の両側下端から側方へ
張り出した係合縁であり、分銅14下面に形成さ
れた係合凹部22の対向する両側面に形成された
溝23,23とスライド可能な状態で係合してい
る。
又、24は分銅14にその中央部を回動自在に
支持されたレバーであり一端は分銅14前面側へ
突出されている。レバー24の他端は分銅14内
に位置されており、そこに係合子25が固定され
ている。係合子25の下面にはいくつかの係合歯
26,26,26が形成されており、この係合歯
が前記チエーン19と係合している。27は係合
子25をチエーン19の側へ押圧する圧縮コイル
スプリングである。このような構成は、精揉工程
の自動プログラム操作中、イニシヤライズを行な
うとか、緊急に分銅を動かすとか、あるいはプロ
グラムの実行や作成とは無関係にマニユアル操作
を行なうとかの必要がある場合に便利である。即
ち、分銅14がスタート位置(第4図では右側の
端部)まで戻された後更に駆動モータ20が回転
を続けてもチエーン19が係合子25を押し上げ
ることによつてチエーン19は空送りとなり、ま
た、レバー24の前方突出端を下方へ下げてやる
と内端、即ち係合子25が圧縮スプリング27の
押圧力に抗して上方へ移動し、係合子25のチエ
ーン19との係合が解かれる。従つて、精揉工程
の開始にあたり、駆動モータ20を、分銅14が
レール15先端からスタート位置まで戻るに必要
な時間より稍々長い時間回転させるようにすれ
ば、分銅14はスタート位置まで戻されたあとは
空送りされ、それ以前の位置如何に拘らず必ずス
タート位置まで戻される。また、レバー24を操
作して分銅14をプログラムの実行や作成と無関
係な状態で動かすことができる。
第5図は主軸9の往復周期を調節するための操
作部の一例を示す。図中9は主軸、28は該主軸
9に固定されたアームである。29はクランク機
構でありプーリー30の回転運動をクランクアー
ム31の往復揺動運動(クランクアーム31が想
像線で示す位置まで行き且つ戻る運動)に変換す
る。32は主軸駆動モータで、その軸には可変径
プーリー33が取着され、該プーリー33の回転
はVベルト34によりクランク機構29のプーリ
ー30に伝えられる。35は往復周期を制御する
モータであり、該モータ35の回転により、制御
アーム36が、例えば、想像線で示した位置まで
回動するようにされている。これによりモータの
架台37が支点38を中心として回動して、Vベ
ルト34の張力が増し、該ベルト34が可変径プ
ーリー33の溝39を押し広げ、該プーリー33
の直径は実質上小さくなる。
従つて、クランク機構29のプーリー30は従
前より回転が下がり、主軸9の往復周期は長くな
る。
第6図は揉室6の加熱度を調整するための操作
部の一例で、揉室6を下方から斜めに見た状態で
示す。図中2,2はバーナ揉室6の溝部5,5を
下から加熱する。そして、元管40から供給され
るガスは絞り弁41、主電磁弁42を経て、夫々
のバーナ2,2への分岐ガス通路上に設けられた
個別電磁弁43,43を通つてバーナ2,2へ供
給され、そして、燃焼する。この機構の場合、精
揉作業中、個別電磁弁43,43は開放されたま
まであり、火力の調節は主電磁弁42を開閉する
ことによつて行なう。即ち、主電磁弁42を開け
たときは該弁42と絞り弁42の双方をガスが通
るので強火、また、主電磁弁42を閉じたときは
絞り弁41のみをガスが通るので弱火となる。
以上、精揉工程における各製茶要素のうち主た
るものについてこれを操作するための操作部につ
いて夫々その一例を挙げたが、これはあくまでユ
ーザー作成パターンを指標として各製茶要素を推
移せしめるという本発明を実施するための一例を
示したに過ぎず、本発明を実施するにあたつて操
作部の構造を如何にするか、あるいは製茶要素そ
のものをどのように選ぶかは任意である。
次に本発明の詳細を4つの揉室、即ち第1図、
第2図に示すような揉室6を4組設けてなる精揉
機について、所謂マイクロプロセツサを使用し加
圧分銅14の位置のみを自動制御する目的で実施
した場合を例にとつて説明をする。(もちろん分
銅14も各揉室6ごとに配置されている。) 第7図は制御盤(制御部)の正面図、第8図は
各揉室6に配置されるスイツチを表わす図、第9
図は制御部のブロツクダイヤグラム、第10図は
分銅14の位置を制御する際の手順を示すフロー
チヤートである。
第7図において44は電源表示灯であり、電源
の活死を表わす。45は電源スイツチである。4
6はブザーであり、パターンをロードし、または
ストアし終つたとき及び精揉が終了し取出時期が
きたときに鳴動する。47は該ブザーの鳴動を停
止するための押ボタンである。48はストアエリ
ア指定ノブであり、パターンを格納するエリアの
番号を指定する。49はパターン選択スイツチで
あり、「個別作成」はユーザーが各揉室6につい
て独立にパターンを作成するときのノブの位置を
示す刻印、50a〜50dは表示ランプであり、
マスターとする揉室6の番号を示すと共に、4つ
の揉室6のうち工程が最も進んでいるものの番号
を示すものが点灯するようにされている。「プロ
グラム保護」はパターンの書き替え、消去を防止
するときの位置を示す刻印であり、他の作業者等
が手を触れた場合、折角作成したパターンが書き
替えられたりしないようにするためのものであ
る。51はロードストアスイツチであり、ロード
側に倒したときはストアエリア指定ノブ48で指
定した番号のストアエリアのパターンをパターン
選択スイツチ49で指定した番号の揉室6に対応
するワーキングエリアへ移し替え、また、ストア
側に倒したときはパターン選択スイツチ49で指
定した番号の揉室6に対応するワーキングエリア
のパターンをストアエリア指定ノブ48にて指定
した番号のストアエリアへ格納する。52は精揉
時間設定器で、ノブ53,53,53,53によ
り1の精揉工程の時間を「分」単位で設定するも
のである。54は精揉工程の経過時間を示す表示
素子でその下の切替ダイヤル55により選択した
番号の揉室6について投入から何分経過している
かを示す。
第8図は各揉室6の脇に配置されるスイツチを
示す。56a〜56dは投入指令ボタンであり、
精揉を開始するときの起動信号を出すためのもの
である。57a〜57dは分銅操作スイツチであ
り、ユーザーが加圧分銅14を前進、後退させる
ために使用する。そして58a〜58dは取出し
リミツトスイツチで、揉盤3を下方に開くための
レバー(図示せず)と連動するようにされてお
り、精揉工程終了時に押すことにより記憶作業を
停止させ、かつ次に繰返される精揉工程に備えた
イニシヤライズを行なわせる。
次に第9図において、CPUは中央処理装置、
EPROMはCPUに接続された消去書替込可能読
取専用メモリー、RAMはCPUに接続されたラン
ダムアクセスメモリー、59はCPUに接続され
た入出力ポート、60はCPUに接続されたゲー
トラツチ選択回路、52は精揉時間設定器、49
はパターン撰択スイツチ、55は経過時間表示切
替ダイアル、48はストアエリア指定ノブ、57
は分銅操作スイツチ、56は投入指令ボタン、5
8は取出リミツトスイツチであり、ゲートラツチ
選択回路60からの信号によつて開閉される夫々
のゲート回路61,61,……を介して入出力ポ
ート59に接続されている。M1〜M4は分銅1
4を移動するためのモータ、#1〜#4はモータ
M1〜M4が回転している間その回転方向に対応
した夫々の接点が閉じるリレー、54は精揉時間
表示素子、50a〜50dは揉室6の番号を示す
表示ランプ、62は該ランプの点滅を制御する回
路、そして46はブザーであり、夫々ゲートラツ
チ選択回路60により制御されるラツチ回路6
3,63,63,63を介し入出力ポート59に
接続されている。尚、ブザー46は精揉終了を知
らせる場合にはブザー停止ボタン47を押すまで
鳴動し、またロード/ストア終了を知らせるとき
はモノマルチ64の動作により一定時間鳴動する
ようにされている。
而してこのような制御部を使用して製茶精揉工
程における分銅14の移動は第10図に示したフ
ローチヤートに従つて実施される。
(1) ユーザーが各揉室6について個別に分銅14
を操作してパターンを作成する場合 (a) パターン選択スイツチ49を「個別作成」
の位置に置く (b) 運転すべき揉室6の投入指令ボタン、例え
ば56aを押す。
(c) 精揉すべき茶葉を徐々に投入する。自動投
入装置を使用するときは上記投入指令ボタン
56aにより投入装置が起動されるようにし
ておけば作業者の手間がかからない。そして
第10図フローチヤートに示されるように、
「パターン選択は何か?」は「個別」、従つて
「個別パターンを使用」となり、各揉室6の
各分銅14はメモリーRAM内の各揉室6に
対応するワーキングエリアに記憶されている
個別パターンを指標として推移するようにさ
れる。尚、ユーザーがパターンを作成する場
合、本実施例では精揉時間1分に対し1の番
地、合計64番地を用意し、最長64分の精揉
工程における分銅14の推移の経過を記憶し
うるようにしている。
そして、仮にメモリーRAMのワーキング
エリアの最初の10分間に対応する各番地に、
「分銅14の位置はスタート位置」であるこ
とを示すワードが書き込まれていたとする
と、分銅14は該10分の間その位置に留まつ
ている。なお、本実施例の場合、精揉工程の
開始にあたり該各番地についてはイニシヤラ
イズをしないようにしているので、実際には
各揉室6に対応するワーキングエリアにはそ
の前に実行された精揉工程における分銅14
の推移の径過が記憶されていて、特にスイツ
チ類を操作しない限り分銅14はそのような
パターンに従つて移動をする。
(d) そして例えば、10分が経過し、その揉室6
に対応する分銅操作スイツチ57aを前進に
倒し、第3図に示すところのAの位置に分銅
14を移動した場合 第10図フローチヤートでは該スイツチ5
7aの操作により割込みが行なわれ、「パタ
ーン選択は何か?」は「個別」となり、該移
動した位置Aに相当するワードがワーキング
エリアの当該経過時間に対応する番地(例え
ばスタート後10分に該当する番地)に記録さ
れる。
本実施例では一旦分銅操作スイツチ57a
〜57dが押され分銅14の位置が動いたと
き、例えば上述のように、10分経過の時点で
分銅14の位置を変えたときは、メモリーの
ワーキングエリアの当該時点に対応する番地
から最後の64分の番地まで全部該Aの位置に
相当するワードを書き込むようにしており、
その後分銅操作スイツチ57a〜57dが操
作されなければ、第10図フローチヤートに
示すように分銅14の位置は該メモリーに書
き込まれた位置、即ち、位置Aを保つように
されている。
(e) 以後精揉工程が進行するに従つて分銅14
が移動されると、その都度該移動した時点に
対応する番地より後の番地の書き替えが行な
われる。
(f) そして所期の揉圧、整形が施された時点で
ユーザーが操作ハンドル(図示せず)を動か
し、揉盤3の下方に開放して茶葉を取り出す
と、該ハンドルに連動する当該取出リミツト
スイツチ58aが閉じる。これにより精揉開
始から終了までに要した時間、即ち、1の精
揉工程の時間がメモリーRAMの所定の番地
に記憶されると共に第10図において「製茶
時間終了か?」は「YES」となり、分銅1
4はスタート位置に戻される。
以上の操作によりメモリーRAMの該揉室6
に対応するワーキングエリアにはその揉室6に
ついて1の精揉工程中ユーザーが操作した分銅
14の推移がユーザー作成パターンとして記憶
される。従つて次の精揉工程からは必要に応じ
該ユーザーパターンを使用して分銅14を推移
させることができる。
なお、パターン選択スイツチを「個別作成」
の位置に置くときは他の揉室6についても同様
に精揉の開始から終了に至るまでの間、操作部
が動かした各分銅14の推移がメモリーRAM
の夫々のワーキングエリアに別々のパターンと
して記憶される。
(2) いずれかの揉室6、例えばNo.1の揉室、をマ
スターとする精揉作業を実行する場合。
(a) パターン選択スイツチ49を「No.1」にす
る。
(b) 投入指令ボタン56aを押し、該揉室No.1
に精揉すべき茶葉を徐々に投入する。
(c) これにより第10図において「パターン選
択は何か?」は「マスター」となり、該指定
された揉室即ち、No.1の揉室に対応したワー
キングエリアのみが使用されるように回路が
構成され、すべての揉室6のパターンを指標
として行なわれる。この場合、各揉室6ごと
にそのスタート時期が異なつていても個別に
マスターパターンの最初から順を追つて分銅
14の推移が行なわれる。
従つて既に試行され良い結果が出た揉室の
パターンについてこれをマスターとすれば、
他の揉室6の分銅14は該良好な結果が出た
揉室6の推移と全く同一の動きをすることに
なる。
(d) また、マスターパターンを使用するこのよ
うな操作は、熟練者が現在傍にいて分銅14
の位置を調整しながら精揉工程を進めている
揉室6についてこれをマスターとして他の揉
室6の分銅14を推移させるという形でも行
なうことができる。
(e) 即ち、例えばNo.1の揉室をマスターとした
場合、該No.1の揉室について分銅操作スイツ
チ57aが操作されると、これに従つて分銅
14が移動をすると共に、第10図に示すよ
うに該スイツチ57aの操作によつて割り込
み動作が行なわれ、「パターン選択は何か?」
は「マスター」、従つて個別作成の場合と同
様の手順で、マスターとしたNo.1の揉室に対
応するワーキングエリアの当該操作時点に該
当する番地以後のすべての未実行部分に、移
動後の分銅14の位置に相当するワードが書
き込まれる。
(f) 以後、分銅14が推移されるたびNo.1の揉
室に対応するワーキングエリアの当該時点に
対応する番地以降の番地には該新たな分銅1
4の位置に相当するワードが書き込まれる。
(g) そして、精揉工程が終了した時点で、個別
作成のときと同様に茶葉の取り出しを行なえ
ば、開始からの経過時間がメモリーの所定の
エリアに記憶されると共に、イニシヤライ
ズ、即ち、分銅14がスタート位置に戻され
る動作が行なわれる。
(h) この場合、マスターとした揉室以外の揉室
については茶葉投入準備ができたものから順
次投入指令ボタン56b〜56dを押し精揉
を開始すれば、例えば、マスターとしたNo.1
の揉室の分銅14が開始後5分でAの位置、
10分でBの位置に置かれたとすれば、No.2の
揉室の分銅14も該揉室6において精揉が開
始された後5分の時点での1の位置へ、10分
でBの位置へ、というようにマスターとした
揉室6についてのユーザー作成パターンを指
標として推移する。
以上各パターンごとの操作を説明したが、本実
施例の場合RAMはバツテリーによつてバツクア
ツプされても、電源スイツチ45を「断」にして
もデータが保存されるようになつている。
従つて、例えばNo.2の揉室の推移の結果が良く
今後も続けて使用したいパターンであるときは、
例えばパターン選択スイツチ49をマスターのNo.
2に、ストアエリア指定ノブ48の位置を1に
し、ロードストアスイツチ51を「ストア」側に
倒す。この操作によりNo.2の揉室についてのワー
キングエリア内のパターンはメモリーRAMのス
トアエリアNo.1に移され、転送が完了した時点で
ブザー46が鳴る。他の揉室6のパターンについ
ても同様に保存することができる。
そして、このようなストアエリアに保存されて
いるパターンを指標として例えばNo.1の揉室の分
銅14の推移を行なわせようとする場合は、該指
標とすべきパターンが保存されているストアエリ
アの番号にストアエリア指定ノブ48を合わせ、
また、該パターンにより推移させようとする揉室
6の番号にパターン選択スイツチ49を合わせ、
ロードストアスイツチ51を「ロード」側に倒
す。これにより当該ストアエリアのパターンは選
択された揉室6のワーキングエリアに転送されそ
れが終了したときはブザー46が鳴る。そして、
当該揉室6の精揉工程を開始すれば該揉室6の分
銅14は該パターンを指標としてその推移が行な
われる。
以上説明したように本発明製茶精揉方法及び製
茶精揉装置では、1の精揉工程における製茶要素
の推移をユーザーが試行して良好な結果を得たパ
ターンを指標として行なうようにしている。従つ
て従来の精揉方法あるいは装置のように精揉工程
を繰り返している間、熟練技術者が常に傍にいて
操作する必要がなく、また、このようなパターン
を用いれば熟練技術者の手を借りずとも誰でも製
茶精揉作業を実施するとができる。更に、良好な
結果を得た工程についての各種諸元の推移を忠実
にかつ容易に再現することができるので、従来熟
練者でもなかなか実現し得ないとされていた製品
の品質の同一性保持を容易に実現することができ
る。更にまた、いつかのユーザーパターンを保存
しておくことができるので茶の性状に適したパタ
ーンを選択して製茶精揉作業を実施することがで
きる。更にまた、これらのパターンは熟練者の経
験や勘と異なつて狂う慮れがないものであるか
ら、これらパターンのいずれかをいわば尺度とし
て使用し、その結果から逆に茶の性状を見定め、
該性状に適したパターンを作成することもでき
る。
なお、上記説明では4つの揉室を1台に組み込
んだ精揉機を例にとつているが、1つあるいは2
つの揉室をもつ精揉機を複数台使用する場合にも
本発明を適用しうること勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は製茶精揉機の要部縦断面図、第2図は
同じく要部平面図、第3図Aは分銅の位置を示す
図、第3図Bは1の精揉工程における分銅の推移
のパターンの例を示す図、第4図は分銅の位置を
操作するための操作部の1実施例を示し、Aは正
面図中央縦断面図、Bは平面図、Cは背面図、第
5図は主軸の往復周期を操作するための操作部の
1実施例を示し、Aは側面図、Bは主軸駆動モー
タを取り出して示す側面図、第6図は揉室の加熱
度を操作するための操作部の1実施例を示す揉室
下方から見た斜視図、第7図は制御盤(制御部)
の正面図、第8図は各揉室ごとに配置されるスイ
ツチ類を示す図、第9図は制御部の1実施例を示
すブロツクダイヤグラム、第10図は分銅の位置
を制御する際の手順の一例を示すフローチヤート
である。 符号の説明、6……揉室、12……揉手、14
……分銅、RAM……メモリー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1ないし2以上の任意の精揉工程について、
    ユーザーが適時工程中の茶葉の性状を判断し、加
    圧分銅の位置、揉手の往復速度、揉室の加熱度
    等、製茶精揉工程における製茶要素の1ないし2
    以上の操作部を操作して該製茶要素の制御値と持
    続時間とを変更し、茶葉品質に応じた製茶条件と
    しながら製茶すると共に、自動的にメモリー中の
    パターンの操作時点相当番地以降を書替え、この
    書替えをユーザーが操作部を操作する毎に繰り返
    し、当該1の精揉工程を終了した際には、1の精
    揉工程に於けるユーザーが所望に変更した製茶要
    素の推移の経過のユーザー作成パターンとして記
    憶させ、以後繰り返される精揉工程において必要
    に応じ、該ユーザー作成パターンの中から1つを
    選択し、該パターンをそのまま指標とし、上記1
    ないし2以上の製茶要素を推移させ1の精揉工程
    を終了するようにしたことを特徴とする製茶精揉
    方法。 2 複数の揉室を使用する製茶精揉方法におい
    て、全部あるいは一部の揉室における1ないし2
    以上の任意の精揉工程について、ユーザーが適時
    工程中の茶葉の性状を判断し、加圧分銅の位置、
    揉手の往復速度、揉室の加熱度等、製茶精揉工程
    における製茶要素の1ないし2以上の操作部を操
    作して該製茶要素の制御値と持続時間とを変更
    し、茶葉品質に応じた製茶条件としながら製茶す
    ると共に、自動的にメモリー中のパターンの操作
    時点相当番地以降を書替え、この書替えをユーザ
    ーが操作部を操作する毎に繰り返し、当該1の精
    揉工程を終了した際には、1の精揉工程に於ける
    ユーザーが所望に変更した製茶要素の推移の経過
    のユーザー作成パターンとして記憶させ、以後繰
    り返される精揉工程において必要に応じ、該ユー
    ザー作成パターンの中から1つをマスターパター
    ンとして選択し、該パターンをそのまま指標と
    し、上記1ないし2以上の製茶要素を推移させ各
    揉室の1の精揉工程を終了するようにしたことを
    特徴とする製茶精揉方法。 3 加熱装置で加熱されると共に茶葉取出のため
    に開閉可能な揉室と、揉室内に揺動自在に設置さ
    れ揉室内の茶葉を揉圧する揉手と、揉手に茶葉に
    対する加圧力を与え加圧分銅の位置によつて該加
    圧度が変化される加圧装置と、加圧分銅の位置、
    揉手の往復速度、揉室の加熱度等、製茶精揉工程
    における各製茶要素のうち少なくとも一つを操作
    するための少なくとも一つの操作部と、メモリー
    と、該メモリーによつて記憶されたパターンによ
    つて前記操作部を制御する制御部とを備えてお
    り、特に、メモリーには前記製茶要素の1の精揉
    工程中における推移の指標としてパターンを記憶
    するために数十番地が確保され、各番地は製茶要
    素の一制御値の単位持続時間分として割り当てら
    れ、ユーザーが前記操作部を操作したときは、該
    操作時点の相当番地以降の番地のすべてに該操作
    後の製茶要素の制御値を示すワードが書込まれ、
    操作部が操作される毎にこの書替えが行われ、ま
    た、所定番地には茶葉取出のために揉室が開閉さ
    れた時点を示すワードが書込まれて、ユーザーの
    操作による製茶要素の推移をユーザー作成パター
    ンとして記憶し得るようにされており、前記制御
    部はユーザー作成パターンのうちの任意のパター
    ンをユーザーの選択に応じて選択して操作部を制
    御し得るようにされていることを特徴とする製茶
    精揉装置。
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