JPH0236068Y2 - - Google Patents

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JPH0236068Y2
JPH0236068Y2 JP16138085U JP16138085U JPH0236068Y2 JP H0236068 Y2 JPH0236068 Y2 JP H0236068Y2 JP 16138085 U JP16138085 U JP 16138085U JP 16138085 U JP16138085 U JP 16138085U JP H0236068 Y2 JPH0236068 Y2 JP H0236068Y2
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JP
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grate
base material
ceramic plate
clinker
stopper
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、グレートクーラのグレートに関する
もので、詳しくは、キルンで焼成された高温のセ
メントクリンカなどの焼塊を空気冷却するグレー
トクーラのグレートとして利用されるものであ
る。
従来の技術 高温のセメントクリンカを空気冷却する従来の
グレートクーラは、たとえば、第5図に示すよう
な構成からなつている。第5図において、21は
水平より幾分傾斜させて設けられた横断面がL字
状になつている鋳鋼制の固定グレート、22はそ
の傾斜に沿つて前後に往復運動をする横断面がL
字状になつている鋳鋼制の可動グレート、23は
前記可動グレート22の支持部材、24は前記支
持部材23を固定して前記傾斜に沿つて前後に往
復運動をする可動フレーム、25は前記可動フレ
ーム24の下面に固着されたガイド、26は前記
ガイド25の下部傾斜面に接触している遊転ロー
ラ、27は前記可動フレーム24に結合されてい
る連結棒、28は前記連結棒27に往復運動を与
えるクランク機構、29は駆動装置、30は後流
側に設けられた排出口、31は送風機である。す
なわち、送風機31により、グレート下部からは
冷却用空気が吹込まれ、ロータリキルンで焼成さ
れた1300〜1500℃の高温のクリンカが矢印32の
ように導入され、その冷却用空気により、グレー
ト上の高温のクリンカが急冷され、また可動グレ
ート22の往復運動によつて、矢印33および3
4で示すように後流側に搬送されながら冷却さ
れ、100℃以下になつて矢印35のように、その
冷却されたセメントクリンカは排出口30から排
出される。
考案が解決しようとする問題点 前述のように、従来のグレートクーラは、その
固定グレート21および可動グレート22が、と
もに鋳鋼製であるため、高温のクリンカとの接触
面の焼損および摩耗が激しく、長期間の連続運転
ができないという問題点がある。本考案は、この
ような問題点を解決しようとするものである。す
なわち、本考案は、耐熱性と耐摩耗性とを有して
長期間にわたる連続運転が可能であるグレートク
ーラのグレートを提供することを目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 高温のクリンカなどの焼塊によりグレート基材
の損耗する面にセラミツクス板をボルトで固定
し、かつ、グレートと焼塊の相対的な動きによつ
てセラミツクス板に生じるスラスト力を支持する
ストツパをグレート基材の上面に設けた。すなわ
ち、本考案の構成は、横断面がL字状になつてい
る鋳鋼製のグレート基材の表面にボルトによつて
締結固定されたセラミツクス板を備え、かつ、前
記グレート基材の上面には、前記セラミツクス板
の側面と当接している隆起状のストツパが形成さ
れていて、しかも、前記グレート基材とセラミツ
クス板とを貫通してグレート下部から上部へ冷却
用空気を通す貫通孔を備えているものとした。
作 用 高温のクリンカなどの焼塊によるグレートの損
傷しやすい面に、耐熱性と耐摩耗性に富んだセラ
ミツクス板が設けられているので、グレート基材
の焼損および摩耗が防止される。またグレート基
材の上面には、グレートと焼塊の相対的な動きに
よつてセラミツクス板に生じるスラスト力を支持
する隆起状のストツパを有するので、セラミツク
ス板のずれを防止し、かつ、締結ボルトにかかる
スラスト力を減少させ、したがつて、セラミツク
ス板のグレート基材からの脱落を防止できる。
実施例 第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
し、第3図および第4図は本考案の第2実施例を
示している。
第1図および第2図において、1は横断面がL
字状になつている鋳鋼製のグレート基材、2は
100mm平方程度のセラミツクス板、3はボルト、
4はナツト、5は座金、6は前記グレート基材1
とセラミツクス板2とを貫通してグレート下部か
ら上部へ冷却用空気を通す貫通孔、7は前記グレ
ート基材1の上面に設けられた隆起状のストツパ
である。
すなわち、セラミツクス板2は、グレート基材
1の損傷しやすい面、つまり、グレート基材1の
上面と、第5図の矢印33と34で説明したクリ
ンカの流れの後流側の側面36とにボルト3によ
つて固着されている。またグレート基材1の上面
には、該クリンカの流れの方向および該クリンカ
の流れの方向に対して直角方向に設けられた隆起
状のストツパ7を有し、該ストツパ7がグレート
基材1の上面に設けられたセラミツクス板2の側
面を支持している。
第1図および第2図に示すように構成されたグ
レートクーラのグレートにおいては、第5図に示
した固定グレート21および可動グレート22の
ようにしてグレートクーラに取付けて使用するこ
とができ、とくに、可動グレートとして使用する
ことが望ましい。すなわち、第2図の矢印8で示
されるように、グレート基材1の下部から冷却用
空気が吹込まれ、そして、貫通孔6を通つた冷却
用空気(矢印9)により、セラミツクス板2上の
高温クリンカが急冷される。
ここで、グレート基材1の損傷しやすい面が、
耐熱性と耐摩耗性に富んだセラミツクス板2によ
つて保護されているため、高温のクリンカによる
損傷が防がれ、長期間の連続使用が可能となる。
またグレート基材1の上面には、セラミツクス板
2が受けるスラスト力を分散させて支持するスト
ツパ7を有するので、セラミツクス板2のずれを
防止し、かつ、ボルト3にかかるスラスト力を減
少させ、つまり、ボルト3の剪断力が著しく減少
し、したがつて、セラミツクス板2のグレート基
材1からの脱落をなくし、長期間の連続使用が可
能となる。
第1図および第2図に示した実施例では、セラ
ミツクス板2がストツパ7の上面の一部を覆つて
いるが、第3図および第4図に示した実施例は、
セラミツクス板2がストツパ7の上面を覆つてい
ないという点でのみ相違し、その他は同様であ
る。
考案の効果 本考案によれば、横断面がL字状になつている
鋳鋼製のグレート基材の表面にボルトによつて締
結されたセラミツクス板を備えているので、すな
わち、高温の焼塊によるグレート基材の損傷しや
すい面、つまり、グレート基材の上面と該焼塊の
流れの後流側の側面とが、耐熱性と耐摩耗性に富
んだセラミツクス板で保護されているため、高温
のクリンカによる焼損および摩耗が防がれ、長期
間の連続使用が可能となる。また前記グレート基
材の上面には、前記セラミツクス板の側面を支持
する隆起状のストツパを有するので、そのセラミ
ツクス板のずれを防止し、該焼塊の搬送時におけ
る前記ボルトにかかるスラスト力を減少させ、し
たがつて、そのセラミツクス板の前記グレート基
材からの脱落を防止でき、長寿命が保証される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示した一部切欠
平面図、第2図は第1図の切断線A−Aに沿う正
面断面図、第3図は同じく第2実施例を示した一
部切欠平面図、第4図は第3図の切断線B−Bに
沿う正面断面図、第5図は従来のグレートクーラ
の一例を示した正面断面図である。 1……グレート基材、2……セラミツクス板、
3……ボルト、6……貫通孔、7……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横断面がL字状になつている鋳鋼製のグレート
    基材の表面にボルトによつて締結固定されたセラ
    ミツクス板を備え、かつ、前記グレート基材の上
    面には、前記セラミツクス板の側面と当接してい
    る隆起状のストツパが形成されていて、しかも、
    前記グレート基材とセラミツクス板とを貫通して
    グレート下部から上部へ冷却用空気を通す貫通孔
    を備えている、グレートクーラのグレート。
JP16138085U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0236068Y2 (ja)

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JP16138085U JPH0236068Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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JPS6269777U JPS6269777U (ja) 1987-05-01
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