JPH0236007Y2 - - Google Patents

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JPH0236007Y2
JPH0236007Y2 JP239086U JP239086U JPH0236007Y2 JP H0236007 Y2 JPH0236007 Y2 JP H0236007Y2 JP 239086 U JP239086 U JP 239086U JP 239086 U JP239086 U JP 239086U JP H0236007 Y2 JPH0236007 Y2 JP H0236007Y2
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hot water
water pipe
shaped groove
scaffold board
board
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JP239086U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、温水を利用した暖房足場板に関する
ものであり、低温の作業場・水を使用する作業
場、乾燥できない作業場等において作業者の健康
維持に役立つと共に、作業能率の向上に貢献す
る。
〔従来の技術とその問題点〕
温水を利用した暖房足場板としては特開昭60−
152833号の自動循環足温装置に使用される足温函
体が知られている。この発明はボイラースチーム
タンク、加熱槽等の温水供給装置を介して一定温
度にコントロールされた温水を自動的に足温函体
に供給し函体内で循環させる装置であり暖房足場
板として有効に作用する。しかしながらこの発明
に係る足温函体はその名の示す通り足場板本体が
函体をしており、この函体の内部に互い違いの仕
切板を設けてこの仕切板に則つて温水を流す構造
をしており温水の放熱は函体全体に対して均一に
行われるため放熱に無駄が多く、そのため必然的
にボイラーやスチームタンク等加熱装置が大型化
する傾向にあつた。又函体の製作に当つて仕切板
の熔着等の手数が掛るという欠点を有するため本
考案においては函体の構造に改良を加え先ず放熱
方向を限定することにより熱の有効利用を計ると
共に、全体を錆びない清潔感のある且大量生産に
適した熱可塑性合成樹脂にて製作可能な構造とし
たものである。
〔問題を解決するための手段〕
本考案においては、足場板本体を押出成形法に
係る熱可塑性合成樹脂の利用に適した形状とする
ため、先ず足場板本体裏面長手方向全長にわたつ
て数本のリブ状脚部を一体に設け、この脚部を利
用して温水循環用パイプを取付ける構成とするも
のであるが、この場合、足場板本体に生ずる急速
な温度変化に伴つて合成樹脂材料に生じ易いひず
み、ふくれ等の変形現象に対処するため本考案に
おいては足場板本体表面の長手方向全長にわたつ
て略U字状の溝を設けると共に該溝にゴム等の弾
性物或は逆U字状の合成樹脂等実質的弾性部材を
嵌着することにより変形効果を吸収すると共に、
さらに足場板本体長手方向両端部を温水パイプ端
部接続具と共にキヤツプし固定することにより温
度の変化に強く見栄えのよい暖房足場板を提供す
るものである。又足場板の加熱方法としては、裏
面の相対するリブ状脚部間に足場板板部裏面に密
接し且中央部に温水パイプ支持用U字溝を有する
金属性放熱板及び同放熱板下方より断熱材を挿入
固定し、さらに該温水パイプ支持用U字溝内に温
水パイプを挿入設置し、温水を流通する構造とす
ることにより温水パイプからの放熱が足場板の方
向にのみ効果的に発散出来る如くしたものであ
る。
〔実施例〕
以下本考案の構成を添付図面に示す実施例を用
いて説明すれば、図中1は、本考案に係る暖房足
場板本体であり、全体を硬質塩化ビニル等の熱可
塑性合成樹脂を用いて押出成形法で製作し通常は
長さ90〜180cm、巾30〜90cmからなる長尺異型板
体である。2は足場板本体1裏面に本体1長手方
向全長にわたつて設けたU字溝であり、3は同U
字溝2に押圧嵌着した弾性部材である。弾性部材
3の形状は図面に示す通り断面逆U字状の長尺体
であり、同脚部3′をU字溝内に圧着するもので
あるが、弾性部材3は、この形状に限定されるも
のではなく他にゴム・軟質合成樹脂等実質的な弾
性を有する部材であれば使用可能である。
4は足場板本体1板体裏面に本体1と一体に押
出成形した複数本のリブ状脚部である。4′は脚
部4端部鈎状部であり、鈎状部4′は本体1の安
定性を保つ作用をするが、後述する如く断熱材8
固定用止具として作用することも出来る。
5は2本の相対するリブ状脚部4間において板
体1裏面に密接した金属板であり、中央部に温水
パイプ支持用U字溝を板体長手方向全長にわたつ
て設けてあり、足場板本体1に対する放熱板とし
て作用する。7は温水パイプ支持用U字溝6に挿
入設置した温水パイプであり、温水パイプ7は足
場板本体1両端部9まで延長し、該端部9におい
て隣接する温水パイプ端部7′と連結し、さらに
その最端部7″は、足場板1外(図示せず)に設
けた公知の温水供給循環装置に接続することによ
り、循環装置より供給された温水は温水パイプ内
を循環し金属板5を介して足場板1を裏面から加
熱することが出来る構造をなす。8は金属板5の
下方から金属板5を包込み保持する状態で挿入し
た発泡ウレタン・発泡スチロール等の断熱部材で
あり、脚部4間で接着又は脚部端部係止部4′を
利用して係止され金属板5の放熱が床方向に逃散
することを防止している。11は足場板本体1長
手方向両端部9及び同端部9における温水パイプ
連結部10を包込んだキヤツプであり、ビス孔1
2、ビス13を介して足場板1に固定する。14
は温水パイプ最端部7″と外部温水供給循環装置
を連結するためのパイプ孔である。15は、2枚
の足場板1を横方向に連結するためのビスを示す
が、この方法は、例えば60cm巾、及び90cm巾の暖
房足場板1を製造する場合、先ず30cm巾の暖房足
場板を2組又は3組作成し、これをビス15を用
いて順次連結すれば、製作が手軽となり在庫調整
に有利となるばかりでなく、合成樹脂押出成形機
及び同ダイスを30cm用のみ準備するだけで各種サ
イズの暖房足場板の製作が可能である。
〔考案の効果〕
本考案は以上の構造であるから、温水パイプの
放熱は金属板5を介して足場板の方向にのみ効率
的に行われ特に床面に逃れる熱の損失を防止する
ことが出来るため温水循環装置が小企模なもので
一定の効果が期待出来る。又足場板1全体が合成
樹脂で製作されるため清掃が容易、水場で錆びな
い等の衛生的特徴を有すると共に、製造は押出成
形法により極めて経済的に大量生産をすることが
出来る。又本考案における暖房足場板は、表面全
長にわたるU字溝及び端部キヤツプの固定により
合成樹脂に顕著な温度変化による製品の変形が防
止されており、全体として軽くて強い暖房足場板
として利用効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る暖房足場板の全体を示
す斜視図、第2図は第1図A〜A′断面図、第3
図は第2図の一部拡大図、第4図は足場板長手方
向端部におけるキヤツプ取付状態を示す説明図で
ある。 1……足場板本体、2……U字溝、3……弾性
部材、4……リブ状脚部、5……金属板、6……
温水パイプ支持用U字溝、7……温水パイプ、1
1……キヤツプ、8……断熱部材、14……連結
用パイプ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺板体の長手方向全長にわたつて軸線と平行
    に少くとも1本のU字溝を有し、且裏面に複数本
    のリブ状脚部を有する足場板本体を熱可塑性合成
    樹脂にて一体に押出成形すると共に、該U字溝を
    弾性部材にて閉塞して足場板表面部を形成し、裏
    面の相対するリブ状脚部間の全部又はいづれかを
    選んで該脚部間に足場板本体板体裏面に密接し且
    中央部に温水パイプ支持用U字溝を有する金属板
    を取付け、さらに該金属板下方から断熱部材を挿
    入固定すると共に前記温水パイプ支持用U字溝に
    温水パイプを挿入し、該温水パイプ両端部はそれ
    ぞれ足場板本体長手方向両端部において隣接する
    温水パイプ端部と順次連結し、その最端部は別途
    足場板外部に設けた温水循環供給装置に連結して
    温水パイプ内を温水が循環出来る構成となすと共
    に、足場板長手方向両端部には同端部及び温水パ
    イプ端部連結部を包込んだキヤツプを嵌着固定し
    てなることを特徴とする温水を利用した暖房足場
    板の構造。
JP239086U 1986-01-10 1986-01-10 Expired JPH0236007Y2 (ja)

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JPS62115011U JPS62115011U (ja) 1987-07-22
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