JPH0235857Y2 - - Google Patents

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JPH0235857Y2
JPH0235857Y2 JP137383U JP137383U JPH0235857Y2 JP H0235857 Y2 JPH0235857 Y2 JP H0235857Y2 JP 137383 U JP137383 U JP 137383U JP 137383 U JP137383 U JP 137383U JP H0235857 Y2 JPH0235857 Y2 JP H0235857Y2
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JP
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pedestal
flow
scouring
pillar
holes
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JP137383U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、脚柱が海底に固定された海洋構造物
の脚柱まわりの洗掘の防止に関する。
洗掘は、第1図〜第2図に示されるように、流
れが脚柱2に衝突して下降循環流を生じ、この下
降循環流が海底4の砂礫を跳ね上げるとともに、
脚柱まわりの流れが剥離することにより生じた渦
が砂礫を巻き込んで脚柱2まわりの海底4Aに穴
をあける現象があり、脚柱2の後方に砂礫の堆積
した山6が形成される。
脚柱によつて海底に固定された海洋構造物は、
流れによつて脚柱まわりが洗掘されて傾いたり、
沈下したり、移動したりして不安定となり、ひい
ては倒壊するという危険もある。特に、海峡のよ
うに地形が狭まつている所では流れが急なため洗
掘作用も著しく、このような場所に橋脚等を設置
しようとするときは、この洗掘作用を考慮して設
置場所を選択する必要がある。
本考案の目的は、下降循環流や流れの剥離を防
ぐことにより、脚柱まわりの洗掘を防止すること
にある。
本考案は、脚柱を中空筒状に形成する外周壁に
水面から海底に亘つて水平方向に多数の開孔をほ
ぼ均等に穿設し、その開孔部の面積は外周壁の水
面下表面積の40〜60%を占めることを特徴とし、
これによつて上記目的を達成せんとするものであ
る。
次に、本考案に係る海油構造物の脚柱の実施例
を図面に基づいて説明する。
第3図において、内部が空洞で対角線の長さが
4〜10mの外形正六角柱状の脚柱8の水面下に位
置する外周壁には、一定の大きさの孔10が多数
穿設されている。孔10は整然と穿設されてお
り、脚柱8の水面下表面積に対する開孔部面積の
割合は40%〜60%で、孔10の直径の隣接する孔
の中心間距離(ピツチ)に対する比は0.8となつ
ている。
流れは、脚柱8の外周壁に穿設された孔10を
通過するので外周壁に衝突して下降循環流は生じ
にくいとともに、脚柱8まわりの流れの剥離が抑
制されて渦の発生が防止されるため、脚柱8まわ
りの洗掘作用がかなり軽減される。
また、流れは汐のみちひきによりその流れの方
向を変えるが、脚柱8は正六角柱に形成されてい
るため、急流でない限り洗掘作用軽減効果に及ぼ
す影響は少ない。
第4図は別の実施例を示すもので、外形三角状
脚柱12の外周壁に多数の孔10が穿設されたも
のであ。但し、この三角柱状脚柱12の場合に
は、流れの方向が変わり、側壁12Aに対し流れ
が垂直に衝突する位置となつたとき、下降循環流
の防止、および剥離の防止という作用は、流れが
稜線12Cに当たる位置と比べてある程度減じら
れる。しかし、孔の穿設されていない脚柱に比べ
れば、洗掘は著しく軽減される。
第5図は、さらに別の実施例を示すもので、内
部が空洞で外形円柱状脚柱14の外周壁に多数の
孔10が穿設されたものである。流れは汐のみち
ひきによりその流れの方向が変わるが、いずれの
方向からの潮流に対しても洗掘作用めを軽減する
効果は全く同じであり、流れの方向が著しく変わ
る場所で特に有効である。
第6図は、対角線長さが216mmの断面正六角形
の内部が空洞である脚柱模型と、1辺の長さが
216mmの断面正三角形の内部が空洞である脚柱模
型を用いて水深30cm、水の流速0.3mm/s下で洗
掘実験を行つた場合の時間に対する洗掘深さを示
した図で、脚柱模型の外周壁に孔の穿設されてい
る場合を実線で、孔の穿設されていない場合を破
線で示してある。
尚、六角柱状脚柱の場合は一対角線が流れの方
向と垂直となる位置で、三角柱状脚柱の場合は側
稜部が流れの上流を向きかつ一側壁が流れの方向
と垂直となる位置で行つた洗掘実験である。
尚、第6図において、横軸はT(=U2/gD tU/D) 〔U:流速、t:流れの作用時間、D:模型の幅、
g:重力加速度〕、縦軸はds/D(ds:洗掘深さ
D:模型の幅)をとり、いずれも無次元化して対
数目盛で表わされている。
この第6図から、孔の有無に拘わず時間の経過
とともに洗掘が進むが、孔に設けられている脚柱
の方が孔の設けられていない脚柱に比べ洗掘量は
少ないことがわかる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば脚柱まわりの洗掘作用が軽減されることによ
り、海洋構造物の安全性が高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は脚柱まわりの洗掘状況を示す側面図、
第2図は第1図に示す線−に沿う断面図、第
3図は本考案に係る海洋構造物の脚柱の実施例の
斜視図、第4図は別の実施例の斜視図、第5図は
さらに別の実施例の斜視図、第6図は脚柱模型を
用いて脚柱外周壁に孔を穿設した場合とそうでな
い場合の脚柱まわりの洗掘深さを示した図であ
る。 8,12,14……海洋構造物の脚柱、10…
…孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周壁により中空筒状に形成され海底に固定さ
    れた海洋構造物の脚柱において、該脚柱回りの洗
    掘を防止するため該脚柱の外周壁に水面から海底
    に亘つて水平方向に前記外周壁の水面下表面積の
    40〜60%を占める多数の開孔をほぼ均等に穿設し
    たことを特徴とする海洋構造物の脚柱。
JP137383U 1983-01-10 1983-01-10 海洋構造物の脚柱 Granted JPS59107633U (ja)

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JP137383U JPS59107633U (ja) 1983-01-10 1983-01-10 海洋構造物の脚柱

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Publication Number Publication Date
JPS59107633U JPS59107633U (ja) 1984-07-20
JPH0235857Y2 true JPH0235857Y2 (ja) 1990-10-01

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ID=30133101

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