JPH0235763Y2 - - Google Patents

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JPH0235763Y2
JPH0235763Y2 JP2399286U JP2399286U JPH0235763Y2 JP H0235763 Y2 JPH0235763 Y2 JP H0235763Y2 JP 2399286 U JP2399286 U JP 2399286U JP 2399286 U JP2399286 U JP 2399286U JP H0235763 Y2 JPH0235763 Y2 JP H0235763Y2
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JP
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wire
resin
ultraviolet
tip
coating
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  • Corsets Or Brassieres (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば女性用下着、運動着、医療具
等に使用するワイヤーに関する。
(従来の技術) 例えば女性用下着であるブラジヤー、コルセツ
ト等においては、体形を整える効果を高めるた
め、或いは運動着、医療具等においては身体を保
護するために、ワイヤーを内包したものがある。
ところで、このように下着等にワイヤーを内包
する場合、ワイヤーの切り口から身体を保護等す
るために、加熱したワイヤーの先端部を例えばプ
ラスチゾル、エポキシ樹脂等の粉体樹脂中に投入
した後、再加熱処理して塗布したものがある。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このようにワイヤーの先端部に粉体
樹脂を塗布する場合、加熱処理の熱管理が困難で
あつて均一に塗布することができない。
そのため、粉体樹脂をワイヤーに塗布するに
は、その塗布技術を熟練した者による手作業によ
らなければならないが、この手作業によつても粉
体樹脂塗装部の先端にバリ等が形成され、このよ
うなワイヤーを使用すると繊維を傷つけるだけで
はなく、身体を傷つける恐れがある。更に、ワイ
ヤーの両端部に形成する樹脂膜の形状を均一化す
ることが難しいために品質が低下し、ワイヤーの
縫い込み作業等にも支障を来す。
また、この樹脂を塗装する作業は、上記のよう
な手作業によらなければならないと共に、その工
程が、先ずワイヤーを加熱し、その後そのワイヤ
ーに粉体塗装を施し、続いて再加熱処理し、更に
そのワイヤーを冷却して成形するという4工程か
ら成ることからも生産性が極めて悪い。
更に、上記の粉体樹脂の塗装時には、樹脂の粉
塵、煙が発生し作業環境が悪い。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、少なくとも
ワイヤーの先端部に紫外線硬化樹脂からなる被膜
を形成した。
本考案に使用するワイヤーの材質は、特に限定
されないが、例えば女性用下着に使用するワイヤ
ーであれば、体形を整えて美しく保持する等の目
的に応じた一定の剛性、弾性を有する金属、樹脂
等であれば良く、ワイヤーを使用する製品の種類
に応じて、その製品の機能を阻害しないものであ
る。
更に、上記のワイヤーの形状も特に限定される
ものではなく、ワイヤーを使用する製品の種類及
びその製品にワイヤーを使用する目的に応じて、
適宜決定できる。
また、本考案に使用する紫外線硬化樹脂として
は、紫外線の照射により硬化してワイヤーの表面
に塗布可能で、硬化前後に適度なチキソトロピツ
ク性を有する樹脂であればいかなるものでも良
く、例えば、(メタ)アクリレート系、不飽和ポ
リエステル系、ポリエン−チオール系、エポキシ
樹脂のカチオン重合系等である。
この紫外線硬化樹脂は、少なくともワイヤーの
先端部に塗布されるが、ワイヤーを使用する製品
の用途及びワイヤーの使用目的等に応じ、ワイヤ
ーの表面全体あるいは先端部以外の他の部分にも
塗布してもよい。
更に、ワイヤーに塗布された紫外線硬化樹脂の
塗布膜の厚さ及び形状は、ワイヤーを使用する製
品の用途及びワイヤー使用目的等に応じて適宜決
めることができる。
(実施例) 実施例 1 女性用下着のブラジヤーに縫い込んで内包して
使用する金属製のワイヤーの両先端部10mmを、粘
度1500〜2000cpsに調整したアクリル系紫外線硬
化樹脂(TB3069B、(株)スリーボンド社製、商品
名)を入れた樹脂槽に入れてデイツピングした後
に引き上げ、紫外線照射装置(オーク製作所製、
HMW−244CM)を使用し、照度3000mj/cm2
の紫外線に30秒間照射し、ワイヤーの両先端部に
前記の樹脂を硬化させて膜厚0.5〜0.8mmの樹脂膜
を形成した。
この実施例における紫外線樹脂の塗布作業上記
のとおり樹脂槽にデイツピングする工程と紫外線
を照射する工程との2工程とから成る。
実施例 2 紫外線硬化樹脂として、実施例1で使用した
3069Bに代えて、粘度1500cps以下に調整したア
クリル系樹脂(TB3030、(株)スリーボンド社製、
商品名)を使用したこと以外は実施例1と同様の
方法で、ワイヤーの両先端部に紫外線硬化樹脂を
硬化させて膜厚0.5mm以下の樹脂膜を形成した。
実施例1〜2において、紫外線樹脂の塗布に要
した時間は、40秒であつた。更に第1図に示すよ
うにワイヤー1の両先端部に形成された紫外線硬
化樹脂2は、バリの形成はなく、均一な形状で、
しかも均一な厚さに形成された。
比較例 金属製のワイヤーを加熱し、そのワイヤーの先
端部を粉体のエポキシ樹脂を入れた樹脂槽中に入
れた後引き上げて粉体のエポキシ樹脂をワイヤー
の先端部に付着させ、更にそのワイヤーに再加熱
処理を施し、その後ワイヤーを冷却してワイヤー
の両先端部に樹脂膜を形成した。
粉体樹脂の樹脂膜をワイヤーの先端部に形成す
る工程は4工程からなり、その樹脂膜の形成に要
した時間は2分であつた。更に第2図イ,ロに示
すようにワイヤー11の両先端部に形成された粉
体樹脂の樹脂膜12には、バリが形成されたり、
その形状は不均一で、しかも両端部の膜厚は不均
一でバラツキがあつた。
(考案の効果) 上記のように本考案は、少なくともワイヤーの
先端部に紫外線硬化樹脂からなる被膜を形成した
ので、バリ等が形成されず、しかも均一な形状に
紫外線硬化樹脂の被膜を形成することでき、樹脂
コートワイヤーの品質を非常に高める。
さらに、ワイヤーのコート樹脂として紫外線硬
化樹脂を使用したので、作業時間を大幅に短縮
し、粉塵等の発生の無い衛生的な作業環境で樹脂
コートワイヤーを製造することができると共に、
製造ラインの自動化も可能で生産性を非常に向上
させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の説明に供する説明
図、第2図は本考案の比較例の説明に供する説明
図である。 1……ワイヤー、2……樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも先端部に紫外線硬化樹脂からなる被
    膜を形成してなることを特徴とする紫外線樹脂コ
    ートワイヤー。
JP2399286U 1986-02-21 1986-02-21 Expired JPH0235763Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2399286U JPH0235763Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2399286U JPH0235763Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62136511U JPS62136511U (ja) 1987-08-28
JPH0235763Y2 true JPH0235763Y2 (ja) 1990-09-28

Family

ID=30822809

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JP2399286U Expired JPH0235763Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JPS62136511U (ja) 1987-08-28

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