JPH0235750B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0235750B2
JPH0235750B2 JP57072608A JP7260882A JPH0235750B2 JP H0235750 B2 JPH0235750 B2 JP H0235750B2 JP 57072608 A JP57072608 A JP 57072608A JP 7260882 A JP7260882 A JP 7260882A JP H0235750 B2 JPH0235750 B2 JP H0235750B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyanouracil
formula
hydroxyethyl
mol
derivative
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57072608A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58189169A (ja
Inventor
Kiichi Takemoto
Yoshiaki Inagi
Yoshuki Harita
Kentaro Tsutsumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP57072608A priority Critical patent/JPS58189169A/ja
Publication of JPS58189169A publication Critical patent/JPS58189169A/ja
Publication of JPH0235750B2 publication Critical patent/JPH0235750B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は6位にシアノ基を有するウラシル誘導
体に関するもので、詳しくは 一般式 (式中Rは
【式】又は
【式】であり、R1は水素原子又は メチル基を示す。) で表わされる6−シアノウラシル誘導体に関す
る。 次に本発明を詳細に説明する。 一般式で表わされる化合物は、具体的には1
−(2−アクリロイルオキシエチル)−6−シアノ
ウラシル、1−(2−メタクリロイルオキシエチ
ル)−6−シアノウラシル、1−(2−グリシジル
オキシエチル)−6−シアノウラシルが挙げられ
る。 本発明の6−シアノウラシル誘導体は、例えば
Rが
【式】の場合に関していえば、 次式で示すとおり1−(2−ヒドロキシルエチル)
−6−シアノウラシルを酸無水物
【式】と反応させることにより 製造される。 上記反応は、不活性アミン類、例えばピリジ
ン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、N,
N−ジメチルアニリンなどを溶媒として行なわれ
る。酸無水物は、1−(2−ヒドロキシエチル)−
6−シアノウラシルに対し100モル%〜300モル%
の範囲で用いられる。反応温度は室温から溶媒の
沸点まで特に制限はない。 また本発明の6−シアノウラシル誘導体のRが
【式】の場合に関していえば次式 で示すとおり1−(2−ヒドロキシエチル)−6−
シアノウラシルを
【式】(Xは塩 素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原
子を示す)と反応させることにより製造される。 上記反応はエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシドなどが溶媒として用い
られる。1−(2−ヒドロキシエチル)−6−シア
ノウラシルと
【式】は通常、当量 で用いられる。また触媒は1−(2−ヒドロキシ
エチル)−6−シアノウラシルの水酸基から水素
を脱離させるための脱水素触媒であり、例えば水
素化ナトリウムなどが用いられる。反応温度は−
50℃〜溶媒の沸点まで特に制限はない。 なお、1−(2−ヒドロキシエチル)−6−シア
ノウラシル(融点:249〜251℃)は下記のような
反応によつて合成することができる。 (式中、OAcは
【式】を示す) 本発明の6−シアノウラシル誘導体はネガ型遠
紫外線用ホトレジストとして好適な高感度な感光
性ポリマーの合成原料として有用である。 これらの感光性ポリマーは一般式の6−シア
ノウラシル誘導体を単独であるいは6−シアノウ
ラシル誘導体と他の単量体例えばメチルメタクリ
レート、プロピルメタクリレート、エチルアクリ
レートなどのメタクリル酸アルキルエステル又は
アクリル酸アルキルエステル、スチレン、ビニル
トルエン、塩化ビニルなどのモノオレフイン系不
飽和化合物、ブタジエン、イソプレンなどの共役
ジオレフインとを(共)重合させることにより得
られる。例えば に関していえば、過硫酸カリウムなどを開始剤と
してラジカル(共)重合を行なわせると、構造式 で表わされる繰返し構造単位を有するポリマーが
生成する。 また に関していえば例えば三フツ化ホウ素、四塩化ス
ズなどの開環重合触媒を用いて開環(共)重合を
行なわせると、構造式 で表わされる繰返し構造単位を有するポリマーが
生成する。 このポリマーは光化学反応性が非常に優れた6
−シアノウラシル基が存在するため高感度な感光
性材料として好適に使用することができる。 次に、実施例をあげて本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれ
ら実施例に制約されるものではない。 実施例 1 22g(0.12モル)の1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−6−シアノウラシルを150mlのピリジンに溶
解し、これに37ml(0.24モル)の無水メタクリル
酸を加えて室温で15時間反応させた。反応終了
後、ピリジンと過剰のメタクリル酸などを減圧蒸
留により留去し、残留物をエタノールから再結晶
すると25gの1−(2−メタクリロイルオキシエ
チル)−6−シアノウラシルが収率83%で融点192
〜194℃の無色針状結晶として得られた。 生成物の構造は、赤外線吸収スペクトル(第1
図)、NMRスペクトル(第2図)および元素分
析値により決定した。 元素分析値(C11H11O4N3) 計算値 C、53.01;H、4.45;N、16.86 測定値 C、52.65;H、4.50;N、16.73 実施例 2 18.4g(0.1モル)の1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−6−シアノウラシルをテトラヒドロフラン
120mlに溶解し、さらに4.8g(0.2モル)の水素
化ナトリウムを加えて室温で1時間かきまぜる。 この反応液に9.2gのエピクロルヒドリン(0.1
モル)のテトラヒドロフラン(25ml)溶液を滴下
した後、40℃で3時間反応を行なつた。 反応混合物を氷水にあけエーテルで抽出した
後、有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去した後、得られた粗結晶をエタ
ノールから再結晶して18.5gの1−(2−グリシ
ジルオキシエチル)−6−シアノウラシルを得た。
(収率81%) 元素分析値(C10H11O4N3) 計算値 C、52.17;H、4.78;N、19.56 測定値 C、52.57;H、5.09;N、19.86 なおこのものの赤外線吸収スペクトルは2200cm
-1にシアノ基の吸収およびカルボニル吸収領域に
ウラシル基のカルボニルの特徴的な吸収が見られ
る。 またNMRスペクトルにおいては、δ2.8〜3.6に
エポキシ環の水素が他の水素と重なつて見られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1−(2−メタクリロイルオ
キシエチル)−6−シアノウラシルの赤外線吸収
スペクトルを、第2図は同じくNMRスペクトル
をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中Rは【式】又は 【式】であり、R1は水素原子又は メチル基を示す。) で表わされる6−シアノウラシル誘導体。
JP57072608A 1982-04-30 1982-04-30 6−シアノウラシル誘導体 Granted JPS58189169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57072608A JPS58189169A (ja) 1982-04-30 1982-04-30 6−シアノウラシル誘導体

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JP57072608A JPS58189169A (ja) 1982-04-30 1982-04-30 6−シアノウラシル誘導体

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Publication Number Publication Date
JPS58189169A JPS58189169A (ja) 1983-11-04
JPH0235750B2 true JPH0235750B2 (ja) 1990-08-13

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