JPH0235703Y2 - - Google Patents

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JPH0235703Y2
JPH0235703Y2 JP18603385U JP18603385U JPH0235703Y2 JP H0235703 Y2 JPH0235703 Y2 JP H0235703Y2 JP 18603385 U JP18603385 U JP 18603385U JP 18603385 U JP18603385 U JP 18603385U JP H0235703 Y2 JPH0235703 Y2 JP H0235703Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、郵便物の自動消印装置等に適用して
有効な被印字物の自動送り込み機構に関するもの
である。
(従来の技術) 従来、郵便物の自動消印装置では郵便物はその
厚さによつて分類され、はがきと封書とが別々に
処理されていた。即ち、厚さのまちまちな郵便物
が混在する状態で束ねられた郵便物の束の中から
1通ずつ分離して消印印字機構に給送する場合、
はがきのような薄いものに合わせて郵便物の厚さ
方向の搬送速度を設定すると、厚手の封書を取り
だしたときには次の郵便物が来るまでの間が待ち
時間となつて処理能率が著しく低下し、また、厚
手の封書に合わせて郵便物の厚さ方向の搬送速度
を設定すると、はがきが連続した場合に搬送速度
が速すぎてはがきがジヤムしてしまうため、はが
きと封書とを分類し、厚さを揃えて処理するのが
一般的であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 従つて、この種の郵便物の自動消印装置ではポ
ストから集めてきた郵便物を厚さに応じて仕分け
る必要があり、この仕分け作業は通常人手によつ
て行なわれるものであつて、消印装置の完全な自
動化を阻害するものであつた。
また、厚さのまちまちな郵便物を混在したまま
の状態で消印印字機構へ給送することは、郵便物
の束の背後を人手で押圧することで可能となる。
即ち、人手によつて郵便物の束の背後を押圧し
て、はがきのような薄いものの場合には搬送速度
が遅く、厚手の封書では搬送速度が速くなるよう
にその押圧力を調整すれば、処理能率の低下、は
がきのジヤム等の問題点は解決できる。しかしな
がら、郵便物の束の背後を押圧するための人手を
省くことはできず、やはり消印装置の完全な自動
化はできないという問題点があつた。
本考案は、これらの点に着目してなされたもの
で、郵便物の消印装置等の完全な自動化を可能と
する被印字物の自動送り込み機構を提供せんとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) そのために本考案では、束ねられた被印字物を
その厚さ方向へ搬送する被印字物の自動送り込み
機構と、この被印字物の自動送り込み機構によつ
て搬送される被印字物を1通ずつに分離して印字
機構に給送する被印字物の分離給送機構と、1通
ずつ給送されてくる被印字物に所定の印字を行な
う印字機構と、この印字機構より排出される印字
の済んだ被印字物を整列する被印字物の排出整列
機構とで構成される自動印字装置における前記被
印字物の自動送り込み機構を、変速機能を有する
送りモータと、この送りモータによつて駆動さ
れ、被印字物の束の背後を押圧してこれをその厚
さ方向へ搬送する搬送手段と、前記被印字物の搬
送方向前方に配置されて、搬送されてくる被印字
物の搬送圧力に応じて回動する受圧アームと、そ
の周面に周方向の溝が刻設されて前記受圧アーム
の回動部に軸支され、搬送されてくる被印字物が
接する検知ローラと、この検知ローラの溝内に先
端部が位置するように回動可能に配置され、その
先端部に設けられた接触部が搬送されてくる被印
字物に圧接する如く前記溝より突出するように付
勢された接触作動子と、この接触作動子の回動状
態を検知して前記送りモータの変速機能を制御す
る接触検知手段と、前記受圧アームの回動状態を
検知してそれが所定の値を越えたときに前記送り
モータの回転を停止させる過圧検知手段とで構成
したものである。
(作用) このように構成された本考案の被印字物の自動
送り込み機構では、前記検知ローラの溝内に配置
されて、その溝より突出する如く付勢された接触
作動子先端部の接触部が、印字機構へ厚手の被印
字物が給送されたときには次の被印字物がくるま
での間検知ローラの溝より突出し、また、薄い被
印字物が給送されたときには次の被印字物にすぐ
に当接して検知ローラの溝より突出することはな
く、この接触作動子の状態を検知した接触検知手
段は、接触作動子が検知ローラの溝より突出して
いる場合には被印字物の厚さ方向の搬送速度が速
くなるように、また、突出していない場合には前
記搬送速度が遅くなるように送りモータの変速機
能を制御する。従つて、薄い被印字物の場合には
搬送速度が遅く、厚手の被印字物では搬送速度が
速くなり、処理能率の低下、薄手の被印字物のジ
ヤム等の問題は解決される。
また、薄手の被印字物が多量に続いて印字機構
への給送が搬送手段の搬送速度に追いつかなくな
ると、受圧アームが押圧されて徐々に回転してゆ
き、この受圧アームの回転角が予め定められた所
定の値を越えた場合には、これを検知した過圧検
知手段の作用によつて前記送りモータの動作が停
止させられ、被印字物の搬送が一時停止したまま
で被印字物の印字機構への給送が行なわれる。従
つて、受圧アームは徐々に逆回転して戻つてゆ
き、その回転角が前記所定の値を割ると、それを
検知した加圧検知手段の作用で送りモータは再び
動作を開始し、被印字物の厚さ方向への搬送が再
開される。これによつて、郵便物の自動消印装置
等の完全な自動化を可能とする被印字物の自動送
り込み機構の実現が可能となる。
(実施例) 次に、本考案の実施の一例を図面を参照しなが
ら説明する。第1図は本考案に係る被印字物の自
動送り込み機構を適用した自動印字装置の一例を
示す一部切欠平面図、第2図はその正面図であ
る。図面において、1は本考案に係る被印字物の
自動送り込み機構、3は分離給送機構、5は印字
機構、7は排出整列機構であり、これらは基盤9
上に配置されている。
11は変速機能を有する送りモータであり、1
3はこの送りモータ11で駆動され、図示を省略
した被印字物の束を背後より押圧してその厚さ方
向へ搬送する搬送手段である。この搬送手段13
は前記送りモータ11によつて回転駆動される無
端の搬送ベルト15と、この搬送ベルト15に並
行して配置された案内バー19と、この案内バー
19に回転および摺動自在に装着されて被印字物
の背後を押圧する押圧板21とで構成されてい
る。前記搬送ベルト15は表面に多数の係止凹部
15aを備えて環状に形成され、その表面が前記
基盤9に被印字物の搬送方向に並行してあけられ
た透孔17より露呈しており、前記押圧板21は
前記搬送ベルト15の係止凹部15aに嵌合する
係止突片21aを備えている。第3図はその要部
を示す−線拡大断面図である。
また、23は繰込ローラ25の回転軸に軸支さ
れて被印字物の搬送方向の前方に配置された受圧
アームであり、スプリング23aで矢印A方向に
付勢されて前記搬送手段13によつて搬送されて
くる被印字物の搬送圧力に応じて回動する。27
はこの受圧アーム23の回動部に枢着された検知
ローラであり、その周面には周方向の溝27aが
刻設されている。この検知ローラ27の溝27a
内には、回動可能な接触作動子29の先端部が配
置されており、この先端部に設けられた接触部2
9aが前記検知ローラ27の溝27aより突出す
る如く付勢されていて、搬送されてくる被印字物
に圧接するようになつている。31はこの接触作
動子29の回動状態を検知して前記送りモータ1
1の変速機能を制御する接触検知手段であり、例
えばマイクロスイツチが用いられている。第4図
はその要部を示す−線部分断面図である。
また、第4図の33は過圧検知手段で、固定接
点33aと可動接点33bで構成されている。こ
の過圧検知手段33は前記送りモータ11と電源
との間に接続されていて、固定接点33aは基盤
9のフレーム9aに取付けられた電極に、可動接
点33bは前記受圧アーム23と一緒に回動する
プレート35に取付けられた電極に夫々固着され
ている。この両接点33a,33bは平常状態に
於いては接触してオン状態となつており、前記受
圧アーム23の回転の角度が予め定められた所定
の値を越えたときに開離してオフ状態となる。
前記被印字物の自動送り込み機構1はこれらに
よつて構成されている。
また、37は逆転ローラであつて、支持アーム
39に回転自在に支持された軸41に固着されて
前記繰込ローラ25の周面にその周面がに対向す
るように配置されており、支持アーム39は基盤
9に回動可能に支持されている。43は前記支持
アーム39と同一の軸に回転可能に支持された押
圧板であり、45,47は前記支持アーム39あ
るいは押圧板43の押圧力調整手段である。ここ
で、前記繰込ローラ25は被印字物の給送方向に
対して正転する如く駆動されており、逆転ローラ
37はこの繰込ローラ25とは反対方向に回転す
る如く駆動されている。
また、この逆転ローラ37は、前記軸41に所
定の間隔をあけて嵌着固定された一対のガイドロ
ーラ49a,49bと、このガイドローラ49
a,49bの間に配置され、前記軸41が遊嵌す
るパイプ51にベアリングを介して枢着されてい
る主ローラ53と、この主ローラ53に同心状に
配置固定された内歯歯車55と、前記軸41に嵌
着固定されてこの内歯歯車55と噛合し、ピツチ
が内歯歯車55と同一でピツチ円が内歯歯車55
のそれより若千小径の外歯歯車57と、前記パイ
プ51が嵌着固定され、スラストベアリング59
上を前記軸41と直角な方向へ進退可能に支持さ
れた進退プレート61と、この進退プレート61
の進退を制御するねじ63とによつて形成されて
いる。第5図はこの逆転ローラ部分の詳細を示す
分解斜視図、第6図はその一部切欠平面図、第7
図はその−線縦断面図である。
また、前記繰込ローラ25および主ローラ53
の周面にはゴムリング等を嵌着して、周面の摩擦
係数が大きくなるように配慮しており、ガイドロ
ーラ49a,49bの周面は充分に仕上げられた
金属面のままとして周面の摩擦係数が小さくなる
ように配慮している。
前記分離給送機構3はこれらによつて構成され
ている。
また、65a,65bは一対の送りローラであ
り、その送り速度が前記繰込ローラ25による被
印字物の送り速度よりも若千速く設定されてい
る。この送りローラの一方、即ち送りローラ65
aは基盤9に回転自在に配置され、他方の送りロ
ーラ65bは回動アーム67の回動端部に回転自
在に配置されている。この回動アーム67は前記
繰込ローラ25の回転軸に回動自在に支持されて
おり、押圧手段69によつて送りローラ65a側
に付勢されている。
71は印字ローラ、73はプラテンローラであ
つて、夫々一対ずつ備えられている。この印字ロ
ーラ71はその周面に印字すべき文字,パターン
等の活字類が植設されており、基盤9に回転自在
に配置されている。プラテンローラ73は、一端
が固定支点75a,75bで回動自在に支持され
た一対のリンク77a,77bの他端に軸支され
たブラケツト79に前記印字ローラ71と平行に
なるように回転自在に支持されている。前記リン
ク77a,77bは押圧手段81によつて印字ロ
ーラ71側に付勢されており、前記回動アーム6
7と係合しているロツド83によつて固定支点7
5a,75bを中心に回動させられる。また、8
5a,85bは送出しローラである。第8図、第
9図はその詳細を示す平面図である。
ここで、第9図に示すように、厚手の被印字物
が送込まれて送りローラ65aと65bとの間隔
がDとなつた場合、ロツド83の作用でリンク7
7a,77bが回動し、プラテンローラ73が平
行移動して印字ローラ71との間にdなる間隙を
形成する。この間隙dと間隔Dとの間には d=D・(1/L) ここで1は固定支点75a,75bからブラケ
ツト79の軸支点までの長さ、Lは固定支点75
a,75bからロツド83の作用点までの距離で
ある。
なる関係がある。このように印字ローラ71とプ
ラテンローラ73との間隙dが、被印字物によつ
て押し拡げられた送りローラ65a,65bの相
互間隔Dより常に若千狭くなるようにして所望の
印字圧を得ている。
また、85a,85bは印字済みの被印字物を
送出す繰出ローラである。前記印字機構5はこれ
らによつて構成されている。
87a,87b,87cは排出ローラであり、
89は回動プレートである。回動プレート89は
押圧手段91によつて付勢され、基盤9に立設さ
れた軸89aに軸支されている。この排出ローラ
内の1つ87aは前記軸89aに回転自在に支持
され、他の2つの排出ローラ87b,87cは回
動プレート89から立設された2本の軸に回転自
在に支持されており、図面に表れないベルトによ
つて同一の速さで回転している。
また、93は送りモータであり、95は例えば
マイクロスイツチで形成される回動検知手段であ
る。この回動検知手段95のマイクロスイツチは
前記回動プレート89の回動に応動してオン・オ
フし、前記送りモータ93の回転,停止を制御す
る。96は前記搬送手段13の搬送ベルト15と
同等の搬送ベルトであり、97は印字が終つて排
出されてくる被印字物を受承し整列させる受承板
である。この受承板97は前記押圧板17と同様
に搬送ベルト96に並行して配置された案内バー
99に回転および摺動自在に装着され、前記搬送
ベルト96の係止凹部に係合する係止突片97a
を備えていて、前記送りモータ93の回転に応じ
て案内バー99にガイドされて移動する。
前記排出整列機構7はこれらによつて構成され
ている。
次に、このように構成された自動印字装置の動
作を説明する。
先ず、被印字物の束が基盤9の透孔17上に載
置される。この場合、被印字物は特にその厚さに
よつて仕分けすることなく、各々が基盤9に対し
て略垂直となるように透孔17の長手方向に重ね
た状態で載置される。次いで、押圧板21を摺動
させてそれが最後部の被印字物に接する位置で回
動させ、その係止突片21aを搬送ベルト15の
係止凹部15aの至近のものに嵌合させて被印字
物の束の背後を支承する。ここで、起動スイツチ
を投入すると、送りモータ11が回転して被印字
物は先頭のものから順次分離給送機構3へ搬送さ
れる。分離給送機構3では繰込ローラ25の回転
によつて先頭の被印字物のみが印字機構5へ送り
込まれ、2番目以降の被印字物は逆転ローラ37
の作用で印字機構5へ送り込まれることはない。
ここで、繰込ローラ25によつて印字機構5へ
送り込まれる被印字物に厚手のものばかりが続い
て、被印字物の搬送がまにあわなくなつてくる
と、検知ローラ27の周面が被印字物に圧接され
なくなつて、接触作動子29の接触部29aが検
知ローラ27の溝27aから突出する。これによ
つて、接触検知手段31としてのマイクロスイツ
チがオフとなつて送りモータ11の変速機能を制
御し、送りモータ11は高速回転をしはじめる。
送りモータ11の高速回転によつて被印字物の搬
送速度が増し、被印字物が検知ローラ27の周面
に圧接されるようになると、接触作動子29の接
触部29aは検知ローラ27の溝27a内に押し
込まれるため、接触検知手段31としてのマイク
ロスイツチがオンとなる。これによつて変速機能
が制御され送りモータ11は低速回転に戻る。
また、繰込ローラ25によつて印字機構5へ送
り込まれる被印字物として薄手のものばかりが続
くと被印字物の搬送が過剰になり、被印字物が検
知ローラ27を押圧するようになる。従つて、そ
の圧力によつて検知ローラ27が枢着されている
受圧アーム23が回動し、プレート35もこれと
ともに回動する。プレート35の回転角が所定の
値を越えると過圧検知手段33は接点33a,3
3bが離れ、送りモータ11の電源を遮断してそ
の回転を停止させる。この間も繰込ローラ25に
よる被印字物の印字機構5へ送り込みは続いてお
り、被印字物による検知ローラ27の押圧は徐々
に減少してゆき、受圧アーム23の回転角が所定
の値以下になると過圧検知手段33は接点33
a,33bが接触し、送りモータ11に電源を接
続してその回転を再開させる。
次に、被印字物の自動送り込み機構1よりの被
印字物は、分離給送機構2の繰込ローラ25と逆
転ローラ37とによつて1通ずつに分離され、印
字機構5へ給送される。この逆転ローラ37では
周面摩擦係数の大きな主ローラ53と、この主ロ
ーラ53を挾む如く配された周面摩擦係数の小さ
なガイドローラ49a,49bとが同一の回転を
しており、被印字物の逆転ローラ37に接触する
部分では、主ローラ53の両側がガイドローラ4
9a,49bで押えられている。従つて、逆転ロ
ーラ37が被印字物に接触する部分における主ロ
ーラ53とガイドローラ49a,49bとの周面
レベルを適宜調整することによつて逆転ローラ3
7の作用を微妙に調節することが可能となり、例
えばエアメールの薄手の腰の弱い封筒のような被
印字物でも、分離のためにその表裏が繰込ローラ
25と逆転ローラ37で互いに逆方向に擦つて
も、しわがよつたりジヤムしたりするようなこと
はなくなる。
ここで、この逆転ローラ37の主ローラ53と
ガイドローラ49a,49bとの周面レベル調整
は次のようにして行なわれる。即ち、ねじ63を
回転させると回転量に応じて進退プレート61が
水平方向に移動し、軸41が遊嵌しているパイプ
51がそれに伴つて移動する。ここで、主ローラ
53はこのパイプ51にベアリングを介して回転
自在に支持されており、ガイドローラ49a,4
9bは軸41に固着されていて、両者は多少のガ
タツキをもつて噛合している内歯歯車55と外歯
歯車57とによつて結合しているため、パイプ5
1が移動しても軸41に伝えられた駆動力は主ロ
ーラ53にも確実に伝達され、ガイドローラ49
a,49bと主ローラ53とは同一の回転を行な
う。
次に、分離給送機構3よりの被印字物は、一対
の送りローラで65a,65b受けられ、印字ロ
ーラ71とプラテンローラ73との間に給送され
る。このとき、被印字物の先端は図示を省略した
フオトカプラ等のセンサで検出され、この検出出
力によつて印字ローラ71とプラテンローラ73
とが回転を開始する。ここで、送りローラ65
a,65bによる被印字物の送り速度が前記繰込
ローラ25によるそれよりも若千速く設定されて
いるため、後続の被印字物との間には確実に間隙
が形成され、被印字物の先端検出が不能になるこ
とはない。
被印字物が送込まれて送りローラ65aと65
bとの間隔がDだけ押し拡げられると、ロツド8
3,リンク77a,77bの作用で、プラテンロ
ーラ73と印字ローラ71との間にdなる間隙を
形成する如く平行移動する。この間隙dは間隔D
より狭く、これによつて所望の印字圧が得られる
ものである。
また、一方の送りローラ65bは回動アーム6
7を介して押圧手段69によつて付勢されるとと
もに、ロツド83を介して押圧手段81からも付
勢されているため、高速で送られてくる被印字物
が送りローラ65bに衝突してもその送りローラ
65bがジヤンプするようなことはなく、確実な
送り動作が得られ、被印字物の先端検出にも支障
をきたすようなことはない。
印字の済んだ被印字物は繰出ローラ85a,8
5bによつて排出整列機構7へ送出される。排出
整列機構7では運転開始時、送りモータ93は停
止しており、受承板97は排出ローラ87cの近
傍でその係止突片97aが搬送ベルト96の係止
凹部に係合している。繰出ローラ85a,85b
によつて送出された被印字物は、排出ローラ87
a,87b,87cによつて受承板97へ送ら
れ、受承板97と排出ローラ87cとの間に整列
させられる。受承板97と排出ローラ87cとの
間の被印字物の量が増えてくると、排出ローラ8
7cが押圧を受け、回動プレート89が回動をは
じめる。この回動プレート89の回転角が所定値
に達すると、回動検知手段95のマイクロスイツ
チがオン状態となつて送りモータ93が回転を開
始する。
この送りモータ93の回転によつて搬送ベルト
96も回転をはじめ、係止突片97aがその係止
凹部に係合している受承板97が案内バー99に
ガイドされて矢印B方向に移動する。受承板97
が移動すると排出ローラ87cの押圧が除かれ、
回動プレート89は押圧手段91の作用によつて
逆方向に回動する。この回動プレート89の回転
角が所定値以下になると、回動検知手段95のマ
イクロスイツチはオフ状態となつて送りモータ9
3の回転は停止する。
以下、この動作を繰り返して排出されてくる被
印字物を整列させる。
このようにして被印字物の自動送り込み機構1
に束ねて載置された被印字物は自動的に印字され
て排出整列機構7に整列される。
(考案の効果) 本考案は以上の様に構成され、接触作動子と接
触検知手段とによつて被印字物の束の搬送速度を
制御し、薄い被印字物が印字機構に給送された場
合には遅く、厚い被印字物が印字機構に給送され
た場合には早くなるようにするとともに、受圧ア
ームに応動する過圧検知手段によつて、被印字物
の印字機構への給送が搬送手段の搬送速度に追い
つかなくなると送りモータの回転を停止させて被
印字物の搬送を一時停止するものであるため、処
理能率の低下、薄手の被印字物のジヤム等の問題
は完全に解決され、被印字物の送り込み作業から
人手による作業を排除することができるため、郵
便物の自動消印装置等の完全な自動化を可能とす
る被印字物の自動送り込み機構が実現できるとい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る被印字物の自動送り込み
機構を適用した印字装置の一例を示す一部切欠平
面図、第2図はその正面図、第3図は第1図の
−線で切断した部分拡大断面図、第4図は第1
図の−線で切断した部分縦断面図、第5図は
その逆転ローラ部分の詳細を示す分解斜視図、第
6図はその一部切欠平面図、第7図はその−
線で切断した縦断面図、第8図は印字機構の詳細
を示す平面図、第9図はその厚手の被印字物印字
時の状態を示す平面図である。 1……被印字物の自動送り込み機構、3……分
離給送機構、5……印字機構、7……排出整列機
構、9……基盤、11……送りモータ、13……
搬送手段、15……搬送ベルト、15a……係止
凹部、19……案内バー、21……押圧板、21
a……係止突片、23……受圧アーム、27……
検知ローラ、27a……溝、29……接触作動
子、29a……接触部、31……接触検知手段、
33……過圧検知手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 分離給送機構によつて1通ずつに分離されて
    給送されてくる被印字物に印字機構で所定の印
    字を行ない、印字済みの被印字物を排出整列機
    構で整列させる自動印字装置の前記分離給送機
    構に、被印字物を束ねてその厚さ方向へ搬送し
    て送り込む被印字物の自動送り込み機構におい
    て、 変速機能を有する送りモータと、 この送りモータによつて駆動され、被印字物
    の束の背後を押圧してこれをその厚さ方向へ搬
    送する搬送手段と、 前記被印字物の搬送方向前方に配置されて、
    搬送されてくる被印字物の搬送圧力に応じて回
    動する受圧アームと、 その周面に周方向の溝が刻設されて前記受圧
    アームの回動部に軸支され、搬送されてくる被
    印字物が接する検知ローラと、 この検知ローラの溝内に先端部が位置するよ
    うに回動可能に配置され、その先端部に設けら
    れた接触部が搬送されてくる被印字物に圧接す
    る如く前記溝より突出するように付勢された接
    触作動子と、 この接触作動子の回動状態を検知して前記送
    りモータの変速機能を制御する接触検知手段
    と、 前記受圧アームの回動状態を検知してそれが
    所定の値を越えたときに前記送りモータの回転
    を停止させる過圧検知手段と を備えて成る被印字物の自動送り込み機構。 (2) 前記搬送手段が、 表面に多数の係止凹部を備えて前記被印字物
    の搬送方向に並行して延展され、前記送りモー
    タによつて回転駆動される無端の搬送ベルト
    と、 この搬送ベルトに並行して配置された案内バ
    ーと、 この案内バーに回転および摺動自在に装着さ
    れ、前記搬送ベルトの係止凹部に嵌合する係止
    突片を有して前記被印字物の背後を押圧する押
    圧板と を備えていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項に記載の被印字物の自動送り込
    み機構。
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