JPH0235227B2 - - Google Patents
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- JPH0235227B2 JPH0235227B2 JP59129778A JP12977884A JPH0235227B2 JP H0235227 B2 JPH0235227 B2 JP H0235227B2 JP 59129778 A JP59129778 A JP 59129778A JP 12977884 A JP12977884 A JP 12977884A JP H0235227 B2 JPH0235227 B2 JP H0235227B2
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- thermo
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、冷蔵庫等の冷却領域の温度制御装
置に関し、特に複数台の冷凍機により単一の冷却
領域内を冷却する方式の温度制御装置に関するも
のである。
置に関し、特に複数台の冷凍機により単一の冷却
領域内を冷却する方式の温度制御装置に関するも
のである。
従来、例えば冷蔵庫の温度制御装置としては第
１図に示すものがあつた。同図において、１は冷
蔵庫、２ａ〜２ｎは冷蔵庫１内を冷却する複数台
の冷凍機、３は冷蔵庫１内の温度を検知する温度
センサ、４は冷蔵庫１内の温度を制御する温度制
御装置であり、この温度制御装置４は、上記温度
センサ３の検知温度を取り込む温度入力部５と、
庫内温度及び冷凍機の制御台数などを設定する設
定部６と、これら入力部５及び設定部６のデータ
を記憶する記憶部７，８と、この両記憶部７，８
のデータをもとに演算動作する演算部９と、この
演算部９の結果にもとづいて冷凍機２ａ〜２ｎの
運転、停止を行なう制御部１０とから構成され、
制御部１０と冷凍機２ａ〜２ｎ間は制御線１１に
より接続されている。
１図に示すものがあつた。同図において、１は冷
蔵庫、２ａ〜２ｎは冷蔵庫１内を冷却する複数台
の冷凍機、３は冷蔵庫１内の温度を検知する温度
センサ、４は冷蔵庫１内の温度を制御する温度制
御装置であり、この温度制御装置４は、上記温度
センサ３の検知温度を取り込む温度入力部５と、
庫内温度及び冷凍機の制御台数などを設定する設
定部６と、これら入力部５及び設定部６のデータ
を記憶する記憶部７，８と、この両記憶部７，８
のデータをもとに演算動作する演算部９と、この
演算部９の結果にもとづいて冷凍機２ａ〜２ｎの
運転、停止を行なう制御部１０とから構成され、
制御部１０と冷凍機２ａ〜２ｎ間は制御線１１に
より接続されている。
次に上記のように構成された従来の温度制御装
置の動作について説明する。
置の動作について説明する。
冷蔵庫１の庫内温度は温度センサ３により温度
制御装置４の入力部５へ入力され、記憶部７に記
憶される。
制御装置４の入力部５へ入力され、記憶部７に記
憶される。
一方、設定部６においては制御の対象となる冷
凍機２ａ〜２ｎの台数、維持したい庫内温度の上
限値、即ちサーモオン点Tpo、及び下限値サーモ
オフ点Tpffが設定され、同様にして記憶部に記憶
される。演算部９においては、上記記憶部７，８
の値により、庫内温度がサーモオン点Tpoかある
いはTpoより高ければ、直ちに冷凍機２ａ〜２ｎ
を全台数運転させて冷却を行ない、サーモオフ点
Tpffになれば停止させる。停止後温度は時間の経
過とともに上昇するが、Tpoになるまでは停止を
続け、Tpoになれば再び冷凍機を全台数運転させ
る指令を制御部１０を介して行なう。
凍機２ａ〜２ｎの台数、維持したい庫内温度の上
限値、即ちサーモオン点Tpo、及び下限値サーモ
オフ点Tpffが設定され、同様にして記憶部に記憶
される。演算部９においては、上記記憶部７，８
の値により、庫内温度がサーモオン点Tpoかある
いはTpoより高ければ、直ちに冷凍機２ａ〜２ｎ
を全台数運転させて冷却を行ない、サーモオフ点
Tpffになれば停止させる。停止後温度は時間の経
過とともに上昇するが、Tpoになるまでは停止を
続け、Tpoになれば再び冷凍機を全台数運転させ
る指令を制御部１０を介して行なう。
このようにして冷蔵庫１の庫内温度はTpoと、
Tpffの間に維持されることになる。
Tpffの間に維持されることになる。
第２図はこのときの冷凍機の運転、停止による
冷蔵庫１の庫内温度の変化を示したもので、ta1、
ta2は冷凍機が全台数運転される時間である。
冷蔵庫１の庫内温度の変化を示したもので、ta1、
ta2は冷凍機が全台数運転される時間である。
上記のような従来の温度制御装置においては、
冷蔵庫内の温度がサーモオン点以上になれば、サ
ーモオフ点に低下するまで冷凍機を全台数運転さ
せるように構成されているので、時々刻々変化す
る庫内の負荷と冷凍機のバランスは考慮されてお
らず、このため、負荷が低い場合は急速に庫内温
度が低下することになり、品物によつては急激に
冷却すると良くないものもある。
冷蔵庫内の温度がサーモオン点以上になれば、サ
ーモオフ点に低下するまで冷凍機を全台数運転さ
せるように構成されているので、時々刻々変化す
る庫内の負荷と冷凍機のバランスは考慮されてお
らず、このため、負荷が低い場合は急速に庫内温
度が低下することになり、品物によつては急激に
冷却すると良くないものもある。
また、荷の入出庫で冷蔵庫の扉を開けて長時間
作業する場合は、冷却は急速に行なわれるので、
短時間の運転で停止してしまい、停止中は外気の
影響をまともに受けて庫内温度が上昇し、再び冷
凍機が全台数運転して短時間に冷却し停止し、そ
して停止すれば再び外気の影響を受けて庫内温度
が上昇するというように冷凍機の運転、停止が頻
繁に行なわれることになる。
作業する場合は、冷却は急速に行なわれるので、
短時間の運転で停止してしまい、停止中は外気の
影響をまともに受けて庫内温度が上昇し、再び冷
凍機が全台数運転して短時間に冷却し停止し、そ
して停止すれば再び外気の影響を受けて庫内温度
が上昇するというように冷凍機の運転、停止が頻
繁に行なわれることになる。
また、負荷が大きい場合には、庫内が冷却され
にくく、サーモオフ点まで低下しないで長時間運
転し続けることもあり、しかもサーモオフ点に達
するまで冷却運転を続けることは、使用電力量も
大きくなる問題があつた。
にくく、サーモオフ点まで低下しないで長時間運
転し続けることもあり、しかもサーモオフ点に達
するまで冷却運転を続けることは、使用電力量も
大きくなる問題があつた。
そこでこの発明は、庫内等の温度がサーモオン
点とサーモオフ点の間にあり、この間で一定時間
以上冷却運転を行なえば、冷却領域の断熱機能が
十分である限り冷凍機を停止しても長時間の保冷
が可能であることに着目してなされたもので、制
御する冷凍機の台数、サーモオン点Tpo、サーモ
オフ点Tpff、サーモオン点Tpoにて冷凍機が運転
開始後サーモオフ点Tpffにて停止するに要する時
間の最小値t1、サーモオン点Tpoにて始動後負荷
が大きくサーモオン点Tpo以下にならない時の許
容時間の最大値t2、サーモオン点Tpoにて始動後
サーモオン点Tpoとサーモオフ点Tpffの範囲内に
て運転するとき所定時間経過後はサーモオフ点
Tpffまで冷却領域内温度が低下しなくても冷凍機
を強制停止させる経過時間t3、この経過時間t3に
て停止後冷却領域内温度が上昇して、サーモオン
点Tpoになるまでの最小時間t4を設定部に設定し
ておき、温度がサーモオン点Tpoとなつた時点か
らサーモオフ点Tpffとなつた時点までの運転時間
tb1と最小値t1とを比較し比較結果に応じて次回の
冷凍機の運転台数を演算すると共に、サーモオン
点Tpoからの運転時間tc1と経過時間t3とを比較し
tc1≧t3のとき運転停止と成す演算を行い、また、
運転停止後温度がサーモオン点Tpoになるまでの
時間te1と最小時間t4とを比較し比較結果に応じて
経過時間t3を変更する演算を行い、さらに、サー
モオン点Tpo以上で運転している時間td1と最大値
t2とを比較し比較結果に応じて運転台数を変更す
る演算を行うように成し、これにより時々刻々変
化する冷却領域内負荷と速やかにバランスさせて
設定内の温度にかつサーモオン点に近い温度に保
つために必要な運転すべき冷凍機運転台数及び運
転時間を決定し、使用電力量を減少させ、省エネ
ルギ化を図るようにした温度制御装置を提供する
ことを目的としている。
点とサーモオフ点の間にあり、この間で一定時間
以上冷却運転を行なえば、冷却領域の断熱機能が
十分である限り冷凍機を停止しても長時間の保冷
が可能であることに着目してなされたもので、制
御する冷凍機の台数、サーモオン点Tpo、サーモ
オフ点Tpff、サーモオン点Tpoにて冷凍機が運転
開始後サーモオフ点Tpffにて停止するに要する時
間の最小値t1、サーモオン点Tpoにて始動後負荷
が大きくサーモオン点Tpo以下にならない時の許
容時間の最大値t2、サーモオン点Tpoにて始動後
サーモオン点Tpoとサーモオフ点Tpffの範囲内に
て運転するとき所定時間経過後はサーモオフ点
Tpffまで冷却領域内温度が低下しなくても冷凍機
を強制停止させる経過時間t3、この経過時間t3に
て停止後冷却領域内温度が上昇して、サーモオン
点Tpoになるまでの最小時間t4を設定部に設定し
ておき、温度がサーモオン点Tpoとなつた時点か
らサーモオフ点Tpffとなつた時点までの運転時間
tb1と最小値t1とを比較し比較結果に応じて次回の
冷凍機の運転台数を演算すると共に、サーモオン
点Tpoからの運転時間tc1と経過時間t3とを比較し
tc1≧t3のとき運転停止と成す演算を行い、また、
運転停止後温度がサーモオン点Tpoになるまでの
時間te1と最小時間t4とを比較し比較結果に応じて
経過時間t3を変更する演算を行い、さらに、サー
モオン点Tpo以上で運転している時間td1と最大値
t2とを比較し比較結果に応じて運転台数を変更す
る演算を行うように成し、これにより時々刻々変
化する冷却領域内負荷と速やかにバランスさせて
設定内の温度にかつサーモオン点に近い温度に保
つために必要な運転すべき冷凍機運転台数及び運
転時間を決定し、使用電力量を減少させ、省エネ
ルギ化を図るようにした温度制御装置を提供する
ことを目的としている。
以下、この発明の一実施例を第３図及び第４図
について説明する。
について説明する。
第３図はこの発明にかかる温度制御装置を冷蔵
庫に適用した場合の一例を示すもので、第１図と
同一符号は同一または相当部分を示す。また、１
２は冷蔵庫１の庫内温度を制御する温度制御装置
であつて、温度センサ３の検知温度を温度制御装
置１２へ取り込むための温度入力部５及びその記
憶部７と、庫内温度及び冷凍機の制御台数、運転
時間等を設定する設定部１３と、その設定データ
を記憶する記憶部１４と、各記憶部７，１４の値
をもとに冷凍機２ａ〜２ｎの制御指令を演算する
演算部１５と、この演算部１５で得られた演算結
果に基づいて冷凍機２ａ〜２ｎに制御指令を出力
する制御部１６とから構成されている。
庫に適用した場合の一例を示すもので、第１図と
同一符号は同一または相当部分を示す。また、１
２は冷蔵庫１の庫内温度を制御する温度制御装置
であつて、温度センサ３の検知温度を温度制御装
置１２へ取り込むための温度入力部５及びその記
憶部７と、庫内温度及び冷凍機の制御台数、運転
時間等を設定する設定部１３と、その設定データ
を記憶する記憶部１４と、各記憶部７，１４の値
をもとに冷凍機２ａ〜２ｎの制御指令を演算する
演算部１５と、この演算部１５で得られた演算結
果に基づいて冷凍機２ａ〜２ｎに制御指令を出力
する制御部１６とから構成されている。
そして、上記設定部１３では、制御の対象とな
る冷凍機２ａ〜２ｎの台数と、維持したい庫内温
度の上限値、即ちサーモオン点Tpo及び下限値で
あるサーモオフ点Tpffと、冷蔵庫内温度がサーモ
オン点Tpoにて冷凍機が始動後サーモオフ点Tpff
にて停止するに要する時間の最小値t1と、サーモ
オン点Tpoにて冷凍機始動後負荷の関係にてサー
モオン点Tpo以下に低下しないときの許容時間の
最大値t2と、サーモオン点Tpoにて冷凍機始動後
サーモオン点Tpoとサーモオフ点Tpffの範囲内に
て運転するとき、所定時間経過後はサーモオフ点
Tpffまで庫内温度が低下しなくとも冷凍機を強制
的に停止させる経過時間t3と、経過時間t3にて停
止後庫内温度が上昇しサーモオン点Tpoになるま
での最小時間t4の各値が設定されるようになつて
おり、この各設定値は記憶部１４に記憶されるも
のである。
る冷凍機２ａ〜２ｎの台数と、維持したい庫内温
度の上限値、即ちサーモオン点Tpo及び下限値で
あるサーモオフ点Tpffと、冷蔵庫内温度がサーモ
オン点Tpoにて冷凍機が始動後サーモオフ点Tpff
にて停止するに要する時間の最小値t1と、サーモ
オン点Tpoにて冷凍機始動後負荷の関係にてサー
モオン点Tpo以下に低下しないときの許容時間の
最大値t2と、サーモオン点Tpoにて冷凍機始動後
サーモオン点Tpoとサーモオフ点Tpffの範囲内に
て運転するとき、所定時間経過後はサーモオフ点
Tpffまで庫内温度が低下しなくとも冷凍機を強制
的に停止させる経過時間t3と、経過時間t3にて停
止後庫内温度が上昇しサーモオン点Tpoになるま
での最小時間t4の各値が設定されるようになつて
おり、この各設定値は記憶部１４に記憶されるも
のである。
次に上記のように構成された本実施例の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
冷蔵庫１の庫内温度は温度センサ３により検知
され、その検知温度は温度入力部５へ入力され記
憶部７に記憶される。一方、設定部１３で設定さ
れる冷凍機台数、サーモオン点Tpo、サーモオフ
点Tpff及び時間値t1〜T4は記憶部１４に記憶され
る。従つて冷蔵庫１内の負荷または温度変化が生
じると、演算部１５は上記記憶部７，１４の各値
をもとに冷蔵庫１の負荷とバランスするように冷
凍機の運転台数を決定し、制御部１６から各冷凍
機に指令を出すのであるが、その演算は次のよう
に行なわれる。
され、その検知温度は温度入力部５へ入力され記
憶部７に記憶される。一方、設定部１３で設定さ
れる冷凍機台数、サーモオン点Tpo、サーモオフ
点Tpff及び時間値t1〜T4は記憶部１４に記憶され
る。従つて冷蔵庫１内の負荷または温度変化が生
じると、演算部１５は上記記憶部７，１４の各値
をもとに冷蔵庫１の負荷とバランスするように冷
凍機の運転台数を決定し、制御部１６から各冷凍
機に指令を出すのであるが、その演算は次のよう
に行なわれる。
ここで、冷蔵庫１内の温度はサーモオン点Tpo
（以下これを単にTpoという）とサーモオフ点Tpff
（以下これを単にTpffという）の範囲内にあれば
良く、冷凍機の運転によりTpffまで下げる必要が
ない。
（以下これを単にTpoという）とサーモオフ点Tpff
（以下これを単にTpffという）の範囲内にあれば
良く、冷凍機の運転によりTpffまで下げる必要が
ない。
また、冷却する温度設定を1deg高めることは
２〜３％の電力節減にもなるため、庫内温度をで
きるだけTpoに近い値にすることが省エネルギ化
にもなる。
２〜３％の電力節減にもなるため、庫内温度をで
きるだけTpoに近い値にすることが省エネルギ化
にもなる。
以下、第４図を参照しながら説明する。第４図
は冷凍機の運転、停止による冷蔵庫１の庫内温度
の変化を示すもので、横軸には時刻を、縦軸は温
度を表わしている。
は冷凍機の運転、停止による冷蔵庫１の庫内温度
の変化を示すもので、横軸には時刻を、縦軸は温
度を表わしている。
今、冷凍機２ａ〜２ｎは全てでＮ台あり、ある
時刻の庫内温度がTAであつたとする。このとき
の庫内温度TAはTpoより高いため、演算部１５で
は冷凍機をＮ台運転するように制御部１６へ指令
を与え、これに伴ない制御部１６は全ての冷凍機
２ａ〜２ｎを運転状態に制御する。運転後、庫内
温度がTpoとなつた時点から、演算部１５は時間
をカウントし始める。一方、庫内が冷却されTpff
になれば、冷凍機は停止し、上記カウントも停止
する。この間の時間をtb1とすると、演算部１５
では、予め設定部１３で設定された時間t1≧tb1
であれば、庫内負荷より冷凍能力が過大であると
判断し、次回庫内温度が上昇してTpoとなつた時
点から再び運転される冷凍機の台数を、例えばＮ
−２台に決定する。t1＜tb1のときはＮ−１台と
する。
時刻の庫内温度がTAであつたとする。このとき
の庫内温度TAはTpoより高いため、演算部１５で
は冷凍機をＮ台運転するように制御部１６へ指令
を与え、これに伴ない制御部１６は全ての冷凍機
２ａ〜２ｎを運転状態に制御する。運転後、庫内
温度がTpoとなつた時点から、演算部１５は時間
をカウントし始める。一方、庫内が冷却されTpff
になれば、冷凍機は停止し、上記カウントも停止
する。この間の時間をtb1とすると、演算部１５
では、予め設定部１３で設定された時間t1≧tb1
であれば、庫内負荷より冷凍能力が過大であると
判断し、次回庫内温度が上昇してTpoとなつた時
点から再び運転される冷凍機の台数を、例えばＮ
−２台に決定する。t1＜tb1のときはＮ−１台と
する。
庫内温度Tpoより冷却運転を開始し、Tpffまで
下がる間は演算部１５ではt1とtb1…tbnの大小比
較判定を実行しながら次回に運転させる冷凍機の
台数を決定する。これにより庫内負荷と冷凍機能
力はバランスがとれ、そしてTpoにて運転開始後
の庫内は冷却されるが、Tpffまでは下がらない状
態となる。即ち、演算部１５では、、Tpoからの
運転時間tc1と、予め設定部１３で設定された時
間値t3とを比較し、tc1≧t3となつた時点で冷凍機
を停止させるからである。この場合、次回の冷凍
機運転台数は今回と同じである。冷凍機の停止
後、演算部１５では庫内温度がTpoになるまでの
時間te1をカウントし、設定部１３で予め設定さ
れた値t4と比較し、te1＞t4であるならば運転時間
が長すぎると判定して、冷凍機を強制的に停止さ
せる経過時間t3を自動的に一定時間分短くする。
また、te1＜t4であれば上記と逆に停止経過時間t3
を自動的に一定時間分長くし、これにより庫内温
度を調整する。
下がる間は演算部１５ではt1とtb1…tbnの大小比
較判定を実行しながら次回に運転させる冷凍機の
台数を決定する。これにより庫内負荷と冷凍機能
力はバランスがとれ、そしてTpoにて運転開始後
の庫内は冷却されるが、Tpffまでは下がらない状
態となる。即ち、演算部１５では、、Tpoからの
運転時間tc1と、予め設定部１３で設定された時
間値t3とを比較し、tc1≧t3となつた時点で冷凍機
を停止させるからである。この場合、次回の冷凍
機運転台数は今回と同じである。冷凍機の停止
後、演算部１５では庫内温度がTpoになるまでの
時間te1をカウントし、設定部１３で予め設定さ
れた値t4と比較し、te1＞t4であるならば運転時間
が長すぎると判定して、冷凍機を強制的に停止さ
せる経過時間t3を自動的に一定時間分短くする。
また、te1＜t4であれば上記と逆に停止経過時間t3
を自動的に一定時間分長くし、これにより庫内温
度を調整する。
このようにして時間t3を運転時間に応じ最適な
時間に自動調整しながらバランスのとれた状態で
tc1…tcnの間温度制御を行なうことになる。
時間に自動調整しながらバランスのとれた状態で
tc1…tcnの間温度制御を行なうことになる。
また、再び庫内負荷が変化した場合、例えば負
荷が今より小さくなつた場合には、庫内温度は、
Tpffまで下がる可能性があるので、演算部１５
は、設定時間値T2と大小比較を行ないながら冷
凍機の運転大小を調整すれば良い。負荷が大きく
なつた場合は、現在の運転台数では足りずTpo以
上に庫内温度が上昇することもあるので、演算部
１５ではTpo以上で運転している時間td1をカウン
トし、その値が予め設定部１３で設定した設定時
間値t2と比較し、t2≧td1となつた時点で冷凍機の
運転台数を１台追加する。１台追加した時点より
再び時間td2をカウントし、t2＞td2で庫内が冷却
されその温度がTpoまで下がれば、その運転台数
を基準とし、設定時間値t3と比較しながら、Tpo
とTpffの間に庫内温度を制御する。また、t2≦td2
となつてもtpoまで冷却されない場合は、さらに
冷凍機の運転台数を１台追加する。このようにし
て、冷蔵庫１の庫内温度を速やかにTpoとTpffの
範囲内で、しかもTpoに近付けるようにして温度
制御するのである。
荷が今より小さくなつた場合には、庫内温度は、
Tpffまで下がる可能性があるので、演算部１５
は、設定時間値T2と大小比較を行ないながら冷
凍機の運転大小を調整すれば良い。負荷が大きく
なつた場合は、現在の運転台数では足りずTpo以
上に庫内温度が上昇することもあるので、演算部
１５ではTpo以上で運転している時間td1をカウン
トし、その値が予め設定部１３で設定した設定時
間値t2と比較し、t2≧td1となつた時点で冷凍機の
運転台数を１台追加する。１台追加した時点より
再び時間td2をカウントし、t2＞td2で庫内が冷却
されその温度がTpoまで下がれば、その運転台数
を基準とし、設定時間値t3と比較しながら、Tpo
とTpffの間に庫内温度を制御する。また、t2≦td2
となつてもtpoまで冷却されない場合は、さらに
冷凍機の運転台数を１台追加する。このようにし
て、冷蔵庫１の庫内温度を速やかにTpoとTpffの
範囲内で、しかもTpoに近付けるようにして温度
制御するのである。
なお、上記実施例では、演算部１５による冷凍
機運転の増減台数を１台ないし２台としたが、設
定部１３にて設定可能としても良く、また、設定
時間値t3の自動調整時間も設定可能としても良
い。さらにまた、対象を冷蔵庫を冷却する冷凍機
としたが、室内を空気調和する空調機にも摘要す
ることができる。
機運転の増減台数を１台ないし２台としたが、設
定部１３にて設定可能としても良く、また、設定
時間値t3の自動調整時間も設定可能としても良
い。さらにまた、対象を冷蔵庫を冷却する冷凍機
としたが、室内を空気調和する空調機にも摘要す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明した通りこの発明によれば、サーモオ
ン点Tpo、サーモオフ点Tpffの他にt1、t2、t3、T4
で示す時間要素を追加し、温度がサーモオン点
Tpoとなつた時点からサーモオフ点Tpffとなつた
時点までの時間tb1と最小値t1とを比較し比較結果
に応じて次回の冷凍機の運転台数を演算すると共
に、サーモオン点Tpoからの運転時間tc1と経過時
間t3とを比較しtc1≧t3のとき運転停止と成す演算
を行い、また、運転停止後温度がサーモオン点
Tpoになるまでの時間te1と最小時間t4とを比較し
比較結果に応じて経過時間t3を変更する演算を行
い、さらに、サーモオン点Tpo以上で運転してい
る時間td1と最大値t2とを比較し比較結果に応じて
運転台数を変更する演算を行う演算部と、上記演
算部の演算結果に基づいて冷凍機の運転台数及び
運転時間の制御を行う制御部とを備えたことによ
り、時々刻々変化する負荷にも速やかに追従し効
率の良い温度制御が可能になり、しかもできるだ
けサーモオン点に近い温度に制御するため、省エ
ネルギ化ができる。
ン点Tpo、サーモオフ点Tpffの他にt1、t2、t3、T4
で示す時間要素を追加し、温度がサーモオン点
Tpoとなつた時点からサーモオフ点Tpffとなつた
時点までの時間tb1と最小値t1とを比較し比較結果
に応じて次回の冷凍機の運転台数を演算すると共
に、サーモオン点Tpoからの運転時間tc1と経過時
間t3とを比較しtc1≧t3のとき運転停止と成す演算
を行い、また、運転停止後温度がサーモオン点
Tpoになるまでの時間te1と最小時間t4とを比較し
比較結果に応じて経過時間t3を変更する演算を行
い、さらに、サーモオン点Tpo以上で運転してい
る時間td1と最大値t2とを比較し比較結果に応じて
運転台数を変更する演算を行う演算部と、上記演
算部の演算結果に基づいて冷凍機の運転台数及び
運転時間の制御を行う制御部とを備えたことによ
り、時々刻々変化する負荷にも速やかに追従し効
率の良い温度制御が可能になり、しかもできるだ
けサーモオン点に近い温度に制御するため、省エ
ネルギ化ができる。
第１図は従来の冷蔵庫の温度制御装置を示すブ
ロツク図、第２図は従来における庫内温度の変化
を示す特性図、第３図はこの発明の冷蔵庫の温度
制御装置の一例を示すブロツク図、第４図はこの
発明における庫内温度変化を示す特性図である。 １…冷蔵庫、２ａ〜２ｎ…冷凍機、３…温度セ
ンサ、５…温度入力部、７…記憶部、１３…設定
部、１４…記憶部、１５…演算部、１６…制御
部。なお、図中同一符号は同一または相当部分を
示す。
ロツク図、第２図は従来における庫内温度の変化
を示す特性図、第３図はこの発明の冷蔵庫の温度
制御装置の一例を示すブロツク図、第４図はこの
発明における庫内温度変化を示す特性図である。 １…冷蔵庫、２ａ〜２ｎ…冷凍機、３…温度セ
ンサ、５…温度入力部、７…記憶部、１３…設定
部、１４…記憶部、１５…演算部、１６…制御
部。なお、図中同一符号は同一または相当部分を
示す。
Claims (1)
- １ 冷蔵庫等の所定の冷却領域内を複数台の冷凍
機により温度制御する温度制御装置において、上
記冷却領域内温度を入力する入力部と、制御対象
である冷凍機の台数、維持したい冷却領域内温度
の上限値であるサーモオン点Tpo及び下限値であ
るサーモオフ点Tpff、サーモオン点Tpoにて始動
後サーモオフ点Tpffにて停止するに要する時間の
最小値t1、サーモオン点Tpoにて始動後負荷の関
係からサーモオン点Tpo以下に下らない時の許容
時間の最大値t2、サーモオン点Tpoにて始動後サ
ーモオン点Tpoとサーモオフ点Tpffの範囲内にて
運転するとき所定時間経過後サーモオフ点Tpffま
で温度が低下しなくても冷凍機を停止させる経過
時間t3、及びこの経過時間t3にて停止後温度が上
昇してサーモオン点Tpoになるまでの最小時間t4
をそれぞれ設定する設定部と、上記入力値及び設
定値を記憶する記憶部と、温度がサーモオン点
Tpoとなつた時点からサーモオフ点Tpffとなつた
時点までの運転時間tb1と最小値t1とを比較し比較
結果に応じて冷凍機の運転台数を演算すると共に
サーモオン点Tpoからの運転時間tc1と経過時間t3
とを比較しtc1≧t3のとき運転停止と成す演算を行
い、また、運転停止後温度がサーモオン点Tpoに
なるまでの時間te1と最小時間t4とを比較し比較結
果に応じて経過時間t3を変更する演算を行い、さ
らに、サーモオン点Tpo以上で運転している時間
td1と最大値t2とを比較し比較結果に応じて運転台
数を変更する演算を行う演算部と、上記演算部の
演算結果に基づいて冷凍機の運転台数及び運転時
間の制御を行う制御部とを備えたことを特徴とす
る温度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12977884A JPS618582A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12977884A JPS618582A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 温度制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS618582A JPS618582A (ja) | 1986-01-16 |
| JPH0235227B2 true JPH0235227B2 (ja) | 1990-08-09 |
Family
ID=15017983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12977884A Granted JPS618582A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 温度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS618582A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5236245B2 (ja) * | 2007-10-16 | 2013-07-17 | ホシザキ電機株式会社 | 冷却貯蔵庫 |
| USD808799S1 (en) | 2015-11-17 | 2018-01-30 | Hunter Fan Company | Carton with color striping |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5878043A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 空調機の制御方式 |
| JPS6024315A (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-07 | Nippon Steel Corp | 冷却媒体噴射ノズル装置 |
-
1984
- 1984-06-23 JP JP12977884A patent/JPS618582A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5878043A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 空調機の制御方式 |
| JPS6024315A (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-07 | Nippon Steel Corp | 冷却媒体噴射ノズル装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS618582A (ja) | 1986-01-16 |
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