JPH0235117Y2 - - Google Patents

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JPH0235117Y2
JPH0235117Y2 JP1984131242U JP13124284U JPH0235117Y2 JP H0235117 Y2 JPH0235117 Y2 JP H0235117Y2 JP 1984131242 U JP1984131242 U JP 1984131242U JP 13124284 U JP13124284 U JP 13124284U JP H0235117 Y2 JPH0235117 Y2 JP H0235117Y2
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JP
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pipe
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layer
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heat insulating
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JP1984131242U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内層及び外層の2層構造を有する複合
断熱パイプカバーの改良に関するものであり、特
に内層及び外層を厚肉の断熱材で形成したパイプ
カバーを提供しようとするものである。
〔従来の技術〕
近年、厚肉の断熱材を用いて保温、保冷するパ
イプが大量に使用されている。例えば、寒冷地に
おける融雪用スプリンクラーの配管として用いら
れる保温パイプ等が知られている。
これらの用途における配管は通常大口径である
ため、必然的に厚肉の断熱材を有する断熱パイプ
カバーが使用されている。
第1図に示すように、従来の断熱パイプカバー
1は、発泡ポリエチレン製等からなるパイプ状の
断熱材で内層2及び外層3を形成し、これら両層
にそれぞれ軸方向に沿つて1本のスリツト4を設
けた構造を有している。
この断熱パイプカバー1を配管5に取り付ける
際には、外層3及び内層2のスリツト4を押し広
げて変形することにより開口し、これを既設の配
管5の周囲に被覆した後、その外周に防水テープ
を巻き付けている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、断熱材として厚肉例えば15〜50mm程度
のものを用いるパイプカバーでは、前述したよう
にこれを押し広げて開口させる際に、大きな力を
必要とするため大きく開口させることが困難であ
り、作業性が著しく低下する。また、このような
パイプカバーを無理に開口しようとすると、パイ
プカバーを構成する断熱材は引裂等の機械的性能
が弱いため、必然的に損傷が生じて不良品化する
などの問題が生じていた。
本考案は前記課題を解決するためになされたも
のであり、大口径かつ厚肉の断熱材を有している
が、配管の外周に被覆する際の作業性が良好な複
合断熱パイプカバーを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の複合断熱パイプカバーは、パイプ状の
断熱材からなり、軸方向に沿つて1本のスリツト
が設けられ、該スリツトを押し広げて変形するこ
とにより開口可能な外層と、断面が半円弧状をな
す1対の断熱材からなり、前記外層の内側に配置
されてパイプ状をなす内層とを有し、前記外層の
開口時に変形する部位の内面とこの部位に対応す
る前記内層の外面とを除いて、前記外層の内面と
前記内層の外面とを密着させたことを特徴とする
ものである。
本考案において、内層及び外層を構成する断熱
材は、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等
からなるものが望ましい。これらの断熱材の厚さ
は10〜50mm程度である。
なお、本考案のパイプカバーを内層及び外層の
2層で構成する理由は、1層のみでは十分な断熱
性を得ることができず、断熱パイプカバーとして
の目的を達成し難いためである。
〔作用〕
本考案の複合断熱パイプカバーは、外層の開口
時に変形する部位の内面とこの部位に対応する内
層の外面とが密着していないので、損傷を生じる
ことなく、外層を極めて容易に大きく開口するこ
とができる。したがつて、これを配管の外周に施
工するに際して迅速に作業することができる。
〔実施例〕
次に、本考案の1例を図面を参照して説明す
る。
第2図に示すように、外層は、厚さ10mm、内径
82mmの発泡ポリエチレン製パイプ11に軸方向に
沿つて1本のスリツト12を入れたパイプ状断熱
材からなるものである。
また、第3図に示すように、内層は、厚さ10
mm、内径62mmの発泡ポリエチレン製パイプ14に
直径上の2個所に軸方向に沿つて2本のスリツト
15,15′を入れて半割りにすることにより形
成された、断面が半円弧状をなす1対の断熱材か
らなるものである。
第4図及び第5図に示すように、本考案の複合
断熱パイプカバーは、外層13の開口時に変形す
る部位(第5図の状態では外層13のスリツト1
2と反対側近傍の部位)の内面とこの部位に対応
する内層21の外面とを除いて、外層13の内面
と内層21の外面とを密着させた構造を有してい
る。
この複合断熱パイプカバーは、以下のようにし
て製造される。外層13となるパイプ状断熱材の
スリツトを押し広げ、上部を開口して断面が椀型
になるように変形し、その内側に内層21を構成
する半円弧状断熱材16,16′を配置する。こ
のとき、内層21を構成する半円弧状断熱材1
6,16′のそれぞれの一方の端部17,17′を
外層13となるパイプ状断熱材の端部18,1
8′と一致させる。そして、外層13の開時に
変形する部位の内面とこの部位に対応する内層2
1の外面とを除いて、外層13の内面と内層21
の外面とを接着剤又は熱融着により密着させる。
したがつて、第4図に示すように、外層13を
開口した状態では、内層21を構成する半円弧状
断熱材16,16′のそれぞれの他方の端部19,
19′側が外層13の開口時に変形する部位の内
面から浮上して内層21の断面がW型状をなし、
断面が三角形状をなす空隙部20が形成される。
本考案の複合断熱パイプカバーは、以下のよう
にして配管の外周に施工される。第4図に示すよ
うに、外径60.5mmの配管5の下方に、複合断熱パ
イプカバーの外層13を開口した状態で配置して
持ち上げ、これを配管5の外周に沿うように内側
へつぼめ、外層13の端部18,18′どうし及
び内層21の端部17,17′どうしを接着させ
る。こうして、第5図に示すように、複合断熱パ
イプカバーを配管5の外周に被覆する。この状態
で断熱パイプとして使用される。
以上のように、本考案の複合断熱パイプカバー
は、外層13の開口時に変形する部位の内面とこ
の部位に対応する内層21の外面とが密着してい
ないので、損傷を生じることなく、外層13を極
めて容易に大きく開口することができる。また、
外層13を内側につぼめたときに外層13にしわ
等が発生することはなく、しかも内層21及び外
層13の接着部がずれることもないので、外観を
美麗に仕上げることができる。
なお、第4図に示す空隙部20は、第5図の状
態で僅かな隙間として残るが、断熱性には何ら影
響を及ぼすものではない。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の複合断熱パイプ
カバーは、大口径かつ厚肉の断熱材を有するにも
かかわらず、損傷を生じることなく容易に大きく
開口することができ、配管の外周に施工するに際
して迅速に作業することができ、生産性を著しい
向上できる等顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の断熱パイプカバーを配管に被覆
した断熱パイプの断面図、第2図は本考案の複合
断熱パイプカバーの外層を示す断面図、第3図は
本考案の複合断熱パイプカバーの内層を示す断面
図、第4図は本考案の複合断熱パイプカバーの開
口状態を示す断面図、第5図は本考案の複合断熱
パイプカバーを配管に被覆した断熱パイプの断面
図である。 1……従来の断熱パイプカバー、2……内層、
3……外層、4……スリツト、5……配管、11
……発泡ポリエチレン製パイプ、12……スリツ
ト、13……外層、14……発泡ポリエチレン製
パイプ、15,15′……スリツト、16,1
6′……半円弧状断熱材、20……空隙部、21
……内層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パイプ状の断熱材からなり、軸方向に沿つて
    1本のスリツトが設けられ、該スリツトを押し
    広げて変形することにより開口可能な外層と、
    断面が半円孤状をなす1対の断熱材からなり、
    前記外層の内側に配置されてパイプ状をなす内
    層とを有し、前記外層の開口時に変形する部位
    の内面とこの部位に対応する前記内層の外面と
    を除いて、前記外層の内面と前記内層の外面と
    を密着させたことを特徴とする複合断熱パイプ
    カバー。 (2) 外層及び内層を構成する断熱材が、発砲ポリ
    エチレン又は発泡ポリプロピレンからなること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の複合断熱パイプカバー。
JP13124284U 1984-08-31 1984-08-31 複合断熱パイプカバ− Granted JPS6147191U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13124284U JPS6147191U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 複合断熱パイプカバ−

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JP13124284U JPS6147191U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 複合断熱パイプカバ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6147191U JPS6147191U (ja) 1986-03-29
JPH0235117Y2 true JPH0235117Y2 (ja) 1990-09-21

Family

ID=30689836

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JP13124284U Granted JPS6147191U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 複合断熱パイプカバ−

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05249731A (ja) * 1992-03-03 1993-09-28 Canon Inc 電子写真用トナーおよびその組成物の表面処理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528256B2 (ja) * 1974-12-13 1977-03-08

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528256U (ja) * 1975-07-04 1977-01-20
JPS54134364U (ja) * 1978-03-10 1979-09-18
JPS55140190U (ja) * 1979-03-26 1980-10-06

Patent Citations (1)

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JPS6147191U (ja) 1986-03-29

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