JPH0234664Y2 - - Google Patents

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JPH0234664Y2
JPH0234664Y2 JP12399487U JP12399487U JPH0234664Y2 JP H0234664 Y2 JPH0234664 Y2 JP H0234664Y2 JP 12399487 U JP12399487 U JP 12399487U JP 12399487 U JP12399487 U JP 12399487U JP H0234664 Y2 JPH0234664 Y2 JP H0234664Y2
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broach
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chiller
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は眼鏡フレーム用治具装置に関し、一層
詳細には、眼鏡フレームを構成するリムとブロー
チにヨロイを抵抗溶接等により溶着するための装
置であつて、前記リムとヨロイおよびブローチと
を接合状態で三方から位置決めし、このように位
置決めされた眼鏡用部品に対して電極を押圧しな
がら溶接用電流を通電し、一方において、冷し金
により溶接熱を逃出させながら必要な個所にのみ
抵抗溶接を行うよう構成した眼鏡フレーム用治具
装置に関する。
[考案の背景] 一般に、眼鏡フレームの中、メタルフレームに
は種々の金属が材料として用いられている。最近
では、チタニウムを含有するチタン合金で製造さ
れるメタルフレームが広汎に普及している。チタ
ン合金は比強度、すなわち、重量当たりの強度が
大きく耐蝕性に優れるという利点があり、さら
に、軽量であるために眼鏡フレームの素材として
広く活用されつつある。この種のチタン合金を利
用した眼鏡フレームの一般的な構成を第1図aに
例示する。
すなわち、眼鏡フレームAはレンズを担持する
一対のリム1と、これらリム1を連結するブリツ
ジ2と、この眼鏡フレームAの装着時に終端部が
利用者の耳にかかるテンプル3とから基本的に構
成されている。第1図bに示すように、前記リム
1の分離する先端部にはブローチ4a,4bが取
着され、このブローチ4a,4bが螺子5により
接合されてリム1は一体的なリング状をなす。一
方、前記ブローチ4aにはヨロイ6が固着され、
このヨロイ6に蝶番7を介して内側方向に曲折自
在に前記テンプル3が連結される。また、強度を
補強するためのワタリ8がリム1の間に橋架され
る。眼鏡フレームAを組み立てる場合には以上の
ような各種部品を溶接等によつて接合しなければ
ならない。
そこで、チタン合金製の眼鏡フレームを前記の
ような部品で組み立てようとする場合にろう付け
を行うことがある。然しながら、ろう付けしよう
とする際、チタン合金製であるが故に加熱温度が
所定温度を超えると脆化するという不都合があ
る。このため、通常はろう付けとして銀ろうを用
い、高周波誘導コイルで銀ろうを昇温させ加熱温
度によつて変化するこの銀ろうの発光色を目安と
して温度制御しながら比較的低温でろう付けを行
う。
然しながら、このようなろう付け作業は高度に
熟練を必要とするばかりか、例えば、銀ろうの温
度を判断するにしても作業者の経験と勘に依存せ
ざるを得ず、製品を均一な品質に保つことが困難
である。しかも、銀ろうを低温でろう付けするた
め接合部位に些程の強度を期待することが出来な
い。そこで、チタン合金製眼鏡フレームであつて
も、眼鏡フレームAを構成する各種部品をリム1
に固着させる場合、電流が通電する際のジユール
熱を利用して溶着させる抵抗溶接が試みられてい
る。この場合、抵抗溶接に用いられる溶接装置
は、基本的には、例えば、リム1とヨロイ6とを
ブローチ4aを介して接合状態に保ちながら一方
の電極上に載置し、その接合部に他方の電極を圧
接した状態で大電流を通電し、ジユール熱を発生
させながら両者の一体化を図る。
然るに、第1図bから容易に諒解されるよう
に、リム1、ブローチ4a,4bおよびヨロイ6
とは夫々些程に大きな部品ではなく、溶接途上に
おいてこれらを溶接用電極で圧接すべく好ましい
接合状態で維持することは極めて困難である。従
つて、勢い抵抗溶接の際には人手を借りざるを得
ず、生産能率も些程に向上してはいない。また、
それが製造原価にも影響を及ぼし、特に、チタン
合金製の眼鏡においてその製造コストの低廉化を
妨げる1つの不都合として露呈している。
[考案の目的] 本考案は前記の不都合を克服するためになされ
たものであつて、リムとヨロイとブローチとをエ
アシリンダ等を用いて3点で冷し金を介して位置
決め保持し、このように位置決め保持された眼鏡
フレーム用部品に対して電極を押圧させて前記冷
し金の冷却作用下に抵抗溶接を行うよう構成する
ことにより、簡単な構成でありながら眼鏡製造工
程を効率的に行うことを可能とする眼鏡フレーム
用治具装置を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本考案は基台に
支承されている揺動自在な治具プレートに互いに
所定角度偏位してアクチユエータの作用下に摺動
変位自在な第1の摺動部材と第2の摺動部材とを
配設し、前記第1並びに第2摺動部材の先端部か
ら所定距離離間して溶接用電極を配設し、前記
夫々の摺動部材には冷し金を設け、前記第1およ
び第2摺動部材を前記溶接用電極に対して近接変
位させて前記第1摺動部材の冷し金と第2摺動部
材の冷し金と溶接用電極とによりブローチおよび
リムとを挟持位置決めして前記ブローチに対しヨ
ロイを溶接させるよう構成することを特徴とす
る。
[実施態様] 次に、本考案に係る眼鏡フレーム用治具装置に
ついて好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
第2図乃至第5図において、参照符号10は本
考案に係る眼鏡フレーム用治具装置を示し、この
治具装置10は基台12を含む。この基台12か
らは垂直方向上方に指向して、第1の脚部14a
と第2の脚部14bとが互いに平行となるように立
設されている。第1脚部14a並びに第2脚部1
4bにはその上部に孔部が穿設され、この孔部を
利用して治具プレート16が回動自在に支承され
ている。この治具プレート16は、実際、第1脚
部14a、第2脚部14bに指向する支持板18
a,18bにボルト20a,20bを螺着させる
ことによつて回動自在である。治具プレート16
上には第1のエアシリンダ22と第2のエアシリ
ンダ24とが固着され、これら第1エアシリンダ
22、第2エアシリンダ24の夫々のシリンダロ
ツド21,23には第1の摺動部材25と第2の
摺動部材26とが互いに直交するように係着され
ている。第1摺動部材25は一端部において屈曲
する形状のガイド部材28によつて案内され、ま
た、互いに拡開する傾斜面を有する第2摺動部材
26はガイド部材30によつて案内される。
第1摺動部材25の上部には実質的に直方体状
を形成する支持部材32が固着され、この支持部
材32の上面にボルト34a,34bを介して銅
製の第1の冷し金36が固着されている。第1冷
し金36は通常状態において前記第1摺動部材2
5の先端部からさらに前方へと延在している。一
方、第2摺動部材26の上部にも切欠部を設けた
支持部材38が固着され、この支持部材38の上
面には前記第1冷し金36と同様に銅製の第2の
冷し金40がボルト42a,42bを介して固着
され、この第2冷し金40の上面部には長尺な導
電板43が前記ボルト42bにより固着されてい
る。この場合、前記支持部材38には弾性片44
を垂直方向に延在するように立設し、この弾性片
44の下端部に前記第1冷し金36の先端部と同
方向に延在するようにヨロイ6を保持するための
舌片44aを設けておく。次に、治具プレート1
6の隅角部に銅製の電極46を固着する。図から
容易に諒解されるように、電極46は実質的に直
方体状であつて、その上部に銅製の第3の冷し金
48がボルト50a乃至50dを介して固着さ
れ、この第3冷し金48の上面部には長尺な導電
板49が前記ボルト50c,50dにより固着さ
れる。この場合、第1冷し金36と第3冷し金4
8の先端部はリム1に固着されたブローチ4aの
両側面部を押圧し、第2冷し金40の先端部は前
記リム1の内周面部を押圧するものである。従つ
て、夫々の先端部は夫々の押圧部位に対応するよ
うに予め切欠部並びに爪部が形成されている。
なお、図中、参照符号52は電極46と第2摺
動部材26との間に介装されて、この第2摺動部
材26を原位置方向へと復帰動作させるためのコ
イルスプリングを示す。
本考案に係る眼鏡フレーム用治具装置は基本的
には以上のように構成されるものであり、次にそ
の作用並びに効果について説明する。
第5図から諒解されるように、先ず、予めブロ
ーチ4a,4bが夫々溶接により固着されたリム
1を電極46上の上端部に載置する。このように
載置されたリム1において、ヨロイ6をブローチ
4aに対して上載する。そして、第1エアシリン
ダ22を駆動してシリンダロツド21を矢印A1
方向に変位させる。このシリンダロツド21に係
着される支持部材32は第1摺動部材25に固定
されており、このため、第1摺動部材25はガイ
ド部材28に案内されて矢印A1方向に変位する。
従つて、前記第1摺動部材25と一体的に矢印
A1方向に変位する支持部材32に固着された第
1冷し金36の先端部は電極46に固定される第
3冷し金48の先端部とでリム1に固着されるブ
ローチ4aの両側面部を押圧保持することにな
る。
次に、第2エアシリンダ24を駆動してシリン
ダロツド23を矢印B1方向に変位させれば、こ
のシリンダロツド23に係着されている支持部材
38は第2摺動部材26と一体的にガイド部材3
0に案内されてコイルスプリング52の弾発力に
抗して矢印B1方向に移動する。このため、前記
支持部材38に固着される第2冷し金40の先端
部はリム1の内周面部を押圧する。これによつ
て、リム1並びにブローチ4aは第1冷し金3
6、第2冷し金40および第3冷し金48を介し
て3方向から押圧されるに至る。
また、この時、ブローチ4aに載置されたヨロ
イ6は支持部材38に配設される弾性片44に形
成された舌片44aによりブローチ4aに対して
保持されると共に、第2冷し金40に設けた導電
板43と、第3冷し金48に固着される導電板4
9とにより位置決め固定される。
そこで、図示しないが、溶接機から延在する第
2の電極を下方へと移動させ、ヨロイ6を所定の
加圧力で押圧する。そして、この第2電極から電
極46に電流を通電すると、ヨロイ6とブローチ
4aの間に予め板付けされている溶材が発生する
ジユール熱により溶融し、所定時間経過後、両者
が一体的に接合されるに至る。
溶接工程が終了した段階で第1エアシリンダ2
2並びに第2エアシリンダ24を滅勢して支持部
材32,38を退動動作させる。この結果、第1
摺動部材25は第1エアシリンダ22の退動動作
によつて原位置に復帰し、一方、第2摺動部材2
6はコイルスプリング52の弾発作用下に原位置
に復帰する。従つて、第1冷し金36、第2冷し
金40および第3冷し金48によるリム1並びに
ブローチ4aの保持作用が解除され、溶接がなさ
れた眼鏡フレームAを当該治具装置10から容易
に取り出すことが出来る。
この場合、本実施態様によれば、少なくとも直
交するように配設されている第1エアシリンダ2
2と第2エアシリンダ24と、その直交部位に配
設されている電極46との間で第1冷し金36乃
至第3冷し金48を介してリム1並びにブローチ
4aを3点保持すると同時に前記ブローチ4aに
接合されるヨロイ6を弾性片44と前記第2冷し
金40および第3冷し金48に取着される導電板
43,49で容易且つ迅速に保持出来る。しか
も、溶接部位以外の部位に対しては前記第1冷し
金36乃至第3冷し金48よつて十分に冷却効果
が施され、リム1とブローチ4aとの接合部位か
らろう材が溶融して流出することが防止される。
従つて、溶接工程の作業効率が向上するばかり
か、溶接がなされた後の部品そのものに変色等が
起こることなく、美観に優れる眼鏡フレームを得
ることが可能となる。さらにまた、本考案では、
例えば、ブローチとヨロイ、若しくはリムとヨロ
イ、ブローチ間における接合角度が変わつた場合
であつても、ボルト20a,20bを弛めること
によつて治具プレート16を揺動させることが可
能であるために、接合部位を電極で押圧する場合
の圧接面を調整出来、種々の形状を有するリム、
ブローチおよびヨロイに対応することが可能とな
る。
[考案の効果] 本考案によれば、以上のように、極めて簡単な
構成でありながら優れた溶接効果が得られるもの
であり、特に、リムとブローチとを3方向からア
クチユエータの作用下に冷し金で押圧保持すると
共に、前記ブローチに接合されるヨロイを弾性片
と前記冷し金に設けられた導電板とで固定させる
よう構成している。このため、些程熟練を要する
ことなく、容易且つ迅速に溶接を行え、眼鏡フレ
ームの生産効率を一層高めることが可能となる効
果が得られる。また、前記冷し金の冷却作用下
に、予め、ろう付けされているリムとブローチの
接合部位からろう材が流出することが回避され、
結局、美観に優れた眼鏡フレームを製造すること
が出来るという利点が得られる。さらにまた、部
品の形状が異なつた場合であつても、治具プレー
トを揺動させることによつて部品の角度上の差異
の有無に抱らずそれに十分に対応出来るため、汎
用性に富む治具装置を得ることが出来る。
以上、本考案について好適な実施態様を挙げて
説明したが、本考案はこの実施態様に限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の改良並びに設計の変更が可能なこと
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図aは眼鏡フレームの一部省略概略斜視説
明図、第1図bは眼鏡フレームの要部拡大斜視
図、第2図は本考案に係る治具装置の斜視説明
図、第3図は本考案に係る治具装置の平面図、第
4図は本考案に係る治具装置の側面図、第5図は
第2図乃至第4図に示す治具装置においてその使
用状態を示す斜視説明図である。 10……治具装置、12……基台、16……治
具プレート、22,24……エアシリンダ、2
5,26……摺動部材、28,30……ガイド部
材、36,40……冷し金、44……弾性片、4
6……電極、48……冷し金。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基台に支承されている揺動自在な治具プレー
    トに互いに所定角度偏位してアクチユエータの
    作用下に摺動変位自在な第1の摺動部材と第2
    の摺動部材とを配設し、前記第1並びに第2摺
    動部材の先端部から所定距離離間して溶接用電
    極を配設し、前記夫々の摺動部材には冷し金を
    設け、前記第1および第2摺動部材を前記溶接
    用電極に対して近接変位させて前記第1摺動部
    材の冷し金と第2摺動部材の冷し金と溶接用電
    極とによりブローチおよびリムとを挟持位置決
    めして前記ブローチに対しヨロイを溶接させる
    よう構成することを特徴とする眼鏡フレーム用
    治具装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、第2摺動部材に弾性片を設け、前記弾
    性片によりブローチに対してヨロイを固定保持
    するよう構成してなる眼鏡フレーム用治具装
    置。
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Publication Number Publication Date
JPS6429618U JPS6429618U (ja) 1989-02-22
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