JPH0234436A - 車両用エンジン制御装置 - Google Patents

車両用エンジン制御装置

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Publication number
JPH0234436A
JPH0234436A JP18389888A JP18389888A JPH0234436A JP H0234436 A JPH0234436 A JP H0234436A JP 18389888 A JP18389888 A JP 18389888A JP 18389888 A JP18389888 A JP 18389888A JP H0234436 A JPH0234436 A JP H0234436A
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JP
Japan
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value
control
acceleration
vehicle speed
target
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JP18389888A
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English (en)
Inventor
Katsuo Akishino
秋篠 捷雄
Tadashi Hirako
平子 廉
Makoto Shimada
誠 島田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車に用いて好適な車両用エンジン制御装
置に関する。
[従来の技術] 従来より、車両の走行速度を自動的に制御すべく車両用
エンジンを制御する装置が考えられているが、この種の
制御には、定車速走行制御や加速又は減速走行制御等が
ある。
なお、我が国のように交通量の多い道路で前方の車両に
追従して走行している場合には、走行速度の変更を特に
頻繁に行なう必要があり、また、路面の勾配の変化等が
多い場合、定車速走行制御時には、車速補正制御を特に
頻繁に行なう必要がある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、定車速走行制御時に、路面の勾配の変化等に
よって車速が急変すとこれに対して車速の補正が必要に
なるが、このような車速補正にかかる制御を1乗車フィ
ーリングや運転フィーリングを損なわないように、でき
るだけ滑らかに行ないたい。
本発明は、このような課題に鑑みて案出されたもので、
定車速走行制御時における車速補正を滑らかに行なえる
ようにした、車両用エンジン制御装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、本発明の車両用エンジン制御装置は、車両の
定速走行すべき速度を設定する目標車速設定手段と、上
記車両を目標車速に保持して定車速走行制御しうる定車
速制御手段と、上記の定車速制御手段からの制御信号に
基づきエンジン出力を調整するエンジン出力調整手段と
、上記定車速制御時の車速補正時に上記車両の目標加速
度及び目標減速度を設定する目標加減速度設定手段と、
上記車両の実車速を検出する車速検出手段とをそなえ、
上記定車速制御手段が、上記定車速走行時に上記車両が
目標車速から外れると上記車両を上記目標車速へ復帰す
べく車速補正#i御を行ないうるように構成されると共
に、上記目標加減速度設定手段が、上記車速補正制御時
の上記車両の目標加減速度を、所定値を越えない範囲内
で、上記目標車速と上記車速検出手段で検出した実車速
との差に対応した値に設定しうるように構成されている
ことを特徴としている。
[作 用コ 上述の本発明の車両用エンジン制御装置では、定車速制
御手段の制御による定車速走行時に、車速の変化が生じ
て車両が定車速走行の目標車速から外れると、上記車両
の速度を目標車速へ復帰させるために、上記定車速制御
手段で、エンジン出力調整手段を通じてエンジン出力を
調整することにより、上記車両を加減速しなから車速補
正の制御が行なわれる。この車速補正の加減速時に、上
記車速の制御の基準となる上記車両の目標加減速度は、
目標加減速度設定手段においてが設定されるが、この目
標加減速度は、所定値を越えない範囲内で、上記目標車
速と上記車速検出手段で検出した実車速との差に対応し
た値に設定される。
口実施例] 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第1〜27図は本発明の第1実施例としての車両用エン
ジン制御装置を示すものであり、第28〜30図は本発
明の第2実施例としての車両用エンジン制御装置を示す
ものである。
まず、本発明の第1実施例としての車両用エンジン制御
装置について第1〜27図に基づいて説明する。なお、
第1〜27図のうち、第1〜7図は1本装置の構成を示
すものであり、これらの第1〜7図に基づいて本装置の
構成から説明する。
はじめに、第1,2図に基づき説明するが、第1図は本
実施例の車両用エンジン制御装置の主要部分を概念的に
示した構成図、第2図は本実施例の車両用エンジン制御
装置の全体構成図である。
第1図から説明すると、第1図において、1は車両用エ
ンジン制御装置である。
2は車両室内に設けられ手動操作さ九る手動操作手段で
あり、具体的には第2図に示すアクセルペダル27.ブ
レーキペダル28.シフトセレクタ29及びオートクル
ーズスイッチ18等がこれに相当する。
3は走行状態指定手段であり、具体的には第2図に示す
制御部25の走行状態指定部がこれに相当する。この走
行状態指定手段3は、変速機(第2図の自動変速機32
が対応する)がエンジン13の出力を駆動輪33..3
4(第2図参照)に伝達しうる状態であって、且つ、ア
クセルペダル27(第2図参照)とアクセルペダル28
(第2図参照)とが共に解放状態にある時に手動操作手
段2を操作することで、定車速走行状態と加速走行状態
と減速走行状態との何れかを指定しろるものである。
つまり、手動操作手段2が定車速走行すべき条件に一致
すると定車速走行状態を指定し、手動操作手段2が加速
走行すべき条件に一致すると加速走行状態を指定し、手
動操作手段2が減速走行すべき条件に一致すると減速走
行状態を指定する。
4は目標加速度設定手段であって、具体的には第2図に
示す制御部2Sの目標加速度設定部が相当する。この目
標加速度設定手段4は、走行状態指定手段3での指定が
加速走行ならこの加速走行時の加速度の目標値を設定し
、指定が減速走行ならこの減速走行時の減速度の目標値
を設定する。
5は車両の走行速度を検出する車速検出手段であり、具
体的には車両の変速機等に設けられた車速センサー(図
示省略)などが相当する。
6は到達目標車速設定手段(目標車速設定手段)であり
、第2図に示す制御部25の到達目標車速設定部がこれ
に相当する。この到達目標車速設定手段6は、走行状態
指定手段3での指定が加速走行に切換ねると加速後に車
両が走行すべき走行速度を設定し、指定が減速走行に切
換ねると減速後に車両が走行すべき走行速度を設定する
。この目標加速度設定手段4での設定は、目標加速度が
車速の変化に対応して変化するように行なわれる。
7は可変の制御量に基づいてエンジン13の出力を調整
するエンジン出力調整手段であって、具体的には第2図
に示すスロットル弁回動部26及びスロットル弁31が
これに相当する。なお、可変の制御量には、具体的には
第2図に示す制御部から送られる制御量が相当する。
8は定車速制御手段であって、具体的には第2図に示す
定車速制御部がこれに相当する。この定車速制御手段8
は、走行状態指定手段3での指定が定車速走行である時
、車両が所定の速度による定車速走行を維持できるよう
に、これに必要なエンジン13の出力を調整するための
エンジン出力調整手段7の制御量を設定する。
9は加速制御手段であって、具体的には第2図に示す加
速制御部がこれに相当する。この加速制御手段9は、走
行状態指定手段3での指定が加速走行である時に、車両
が目標加速度設定手段4で設定された加速度での加速走
行を維持できるよう、これに必要なエンジン13の出力
を調整するためのエンジン出力調整手段7の制御量を設
定する。
10は減速制御手段であって、具体的には第2図に示す
減速制御部がこれに相当する。この減速制御手段1oは
、走行状態指定手段3での指定が減速走行の時、車両が
目標加速度設定手段4で設定された減速度による加速走
行を維持できるよう、これに必要なエンジン13の出力
を調整するためのエンジン出力調整手段7の制御量を設
定する。
11は到達検出手段であって、具体的には第2図に示す
到達検出部がこれに相当する。到達検出手段11は、走
行状態指定手段3での指定が加速走行または減速走行で
ある時に、車速検出手段5で検出された車両の走行速度
が、到達目標車速に到達したことを検出する。
12は走行状態切換手段であって、具体的には第2図に
示す走行状態切換部がこれに相当する。
この走行状態切換手段12は、到達検出手段11で到達
目標車速に到達したことが検出されると走行状態設定手
段3で走行状態の指定を切換える。
次に、第2図の全体構成図に基づいて、本実施例の車両
用エンジン制御装置を具体的に説明する。
本車両用エンジン制御装置1は、踏込量検出部14と、
アクセルスイッチ15と、ブレーキスイッチ16と、シ
フトセレクタスイッチ17と、オートクルーズスイッチ
18と、車重検出部19と。
吸入空気量検出部20と、エンジン回転数検出部21と
、出力軸回転数検出部22と、変速段検出部23と、車
速・加速度検出部24と、これらの各検出部及びスイッ
チ14〜24からの入力信号に基づいた制御信号を出力
する制御部25と、この制御部25からの制御信号を受
けてスロットル弁31を駆動するスロットル弁回動部2
6とから構成されている。
以下、これらの各構成部分について説明する。
踏込量検出部14は、エンジンの出力を人為的に調整す
るためのアクセルペダル27の踏込量を検出するもので
あって、第3図に示すように、アクセルペダル27に連
動してアクセルペダル27の踏込量に比例する電圧を出
力するポテンショメータ37と、このポテンショメータ
37の出力電圧値をデジタル値のアクセルペダル踏込量
APSに変換するA−D変換部38とから構成される。
アクセルスイッチ15は、アクセルペダル27に連動し
て0N−OFFL、て、アクセルペダル27が踏み込ま
れていない時にON状態となり、踏み込まれている時に
OFF状態となる。
ブレーキスイッチ16は、車両を制動するブレーキ(図
示せず)を人為的に操作するためのブレーキペダル28
に連動しながら0N−OFFして、ブレーキペダル28
が踏み込まれている時にON状態となり、ブレーキペダ
ル28が踏み込まれていない時にOFF状態となる。
シフトセレクタスイッチ17は、シフトセレクタ29に
よって人為的に指定された自動変速機32の作動状態を
デジタル信号で出力するが、このシフトセレクタスイッ
チ17の示す作動状態には。
ニュートラル時のNレンジと、駐車時のPレンジと、自
動変速走行時のDレンジと、自動変速機32の変速段が
第1速にホールドされている時のLレンジと、後進時の
Rレンジとがある。
オートクルーズスイッチ18は、車両の走行状態を人為
的に指定するためのものであり、第6図に示すように、
ステアリングゴラム49の側方に突設されて加速スイッ
チ45および切換スイッチ46として機能するメインレ
バー18aと、このメインレバー18aに左右へスライ
ドしうるように取り付けられたスロットルスイッチ47
と、メインレバー18aを軸に回転しうるように取り付
けられた目標車速変更スイッチ48とをそなえている。
このオートクルーズスイッチ18の詳細については、後
述する。
また、車重検出部19は、車輪と車体との相対位置、即
ち車高の変化によって検出し、この検出値をデジタル値
で出力するものである。
吸入空気量検出部20は、吸入通路30を通じてエンジ
ン13に吸入される空気量を検出し、この検出値をデジ
タル値で出力するものである。
エンジン回転数検出部21は、エンジン13のカム軸(
図示省略)に設けられており、エンジン13の回転数を
検出して、この検出値をデジタル値で出力するものであ
る。
出力軸回転数検出部22は、自動変速機32ののトルク
コンバータ(図示省略)の出力軸(図示省略)に設けら
れており、この出力軸の回転数を検出して、この検出値
をデジタル値で出力するものである。なお、33.34
は、自動変速機32を介してエンジン13で駆動される
左前車輪、右前車輪である。
変速段検出部23は、自動変速機32に設けられた変速
指令部(図示省略)から出力される変速指令信号に基づ
いて使用中の変速段を検出し、この検出値をデジタル値
で出力するものである。
車速・加速度検出部24は、車両の実車速(実際の走行
速度)と車両の実加速度(実際の加速度)とを検出して
、この検出値をデジタル値で出力するものである。この
車速・加速度検出部24は、第5図に示すように、左後
車輪36の車輪速を検出してこの検出値をデジタル値で
出力する左後車輪速検出部42と、左後車輪35の車輪
速を検出してこの検出値をデジタル値で出力する左後車
輪速検出部43と、これらの右後車輪速検出部42及び
左後車輪速検出部43から出力されるデジタル値に基づ
き車両の実車速及び実加速度を算出する車速・加速度算
出部44とから構成される。
制御部25は、走行状態指定部3と、到達目標車速設定
部6と、到達目標車速変更制御部6aと、定車速制御部
8と、加速制御部9と、減速制御部10と、到達検出部
11と、走行状態切換部(走行状態切換制御部)12と
をそなえており、走行状態指定部3による指定に従って
、各制御部で適切なスロットル開度が設定される。つま
り、走行状態指定部3で定車速走行が指定されると、定
車速制御部8により所要の定車速走行に必要なスロット
ル開度が設定され、加速走行に指定されると、加速制御
部9により所要の加速走行に必要なスロットル開度が設
定され、減速走行に指定されると、減速制御部1oによ
り所要の減速走行に必要なスロットル開度が設定される
。このように設定されたスロットル開度の大きさは、デ
ジタル信号としてスロットル弁回動部26へ出力される
スロットル弁回動部26は、スロットル弁31が制御部
25で設定されたスロットル開度をとるように、このス
ロットル弁31を回動させるものであって、第4図に示
すように、制御部25からの信号に基づきスロットル弁
31を設定開度まで回動させるための駆動信号を出力す
るアクチュエ−夕駆動部39と、このアクチュエータ駆
動部39からの信号を受けてスロットル弁31を回動す
るスロットル弁アクチユエータ40と、このスロットル
弁アクチユエータ40により回動されたスロットル弁3
1の開度を検出してこの検出値をデジタル値で7クチユ
工−タ駆動部39にフィードバックするスロットル弁開
度検出部41とから構成されている。なお、スロットル
弁アクチユエータ40はステッパモータ等の電動モータ
である。
また、スロットル弁31は、吸気通路3oに回動可能に
設けられ、適度な角度に調整されることで吸気通路30
の開閉(開度調整)を行ない、エンジン13への吸気量
を調整するものである。
ここで、オートクルーズスイッチ18について詳細に説
明する。
加速スイッチ45は、メインレバー18aをステアリン
グゴラム49の回りに旋回動させることによって切り換
えられ、ここでは、第6図中に示す[0,h、回および
口の4つの位置に切り換わって、これらの各位置でそれ
ぞれON状態をとる。
この加速スイッチ45が固の位置にあると、指定された
速度での定車速走行となり、旧〜印の位置にあると、そ
れぞれの目標加速度での加速走行となる。特に、旧→回
→団と切り換えるに従い目標加速度が大きくなり、口の
位置では緩加速走行、回の位置では中加速走行、印の位
置では急加速走行に設定される。
切換スイッチ46は、走行状態切替操作手段であって、
メインレバー18aを手前に引くことでON状態になっ
て加速スイッチ45の1位置に応じて走行状態が切り換
えられ、切り換えられた後にメインレバー18aから手
を離すと、このレバー18aは自動的に元の位置に復帰
する。
例えば、加速スイッチ45が回の位置にある時には、切
換スイッチ46で定車速走行と減速走行とが切り換えら
れる。つまり、加速スイッチ45が固の位置にあって定
車速走行している時にこの切換スイッチを操作すると、
定車速走行から減速走行へと切り換わり、この切換によ
って加速スイッチ45が口の位置にあって減速走行して
いる時にこの切換スイッチを操作すると、減速走行から
定車速走行へと切り換わる。
一方、加速スイッチ45がl2回または口の位置にある
時には、切換スイッチ46で加速走行と定車速走行とが
切り換えられる。つまり、加速スイッチ45が旧2回ま
たは印の位置にあって加速走行している時にこの切換ス
イッチを操作すると。
加速走行から定車速走行に切り換わり、この切換によっ
て加速スイッチ45が旧2回またはIの位置にあって定
車速走行している時にこの切換スイッチを操作すると、
定車速走行から加速走行に切り換わる。
さらに、この切換スイッチ46によって到達目標車速を
変更でき、定車速走行から加速走行に切り換えるために
切換スイッチ46のON状態を継続させつづけると、こ
の継続時間に比例して到達目標車速が増加し、定車速走
行から減速走行に切り換えるために切換スイッチ46の
ON状態を継続させつづけると、この継続時間に比例し
て到達目標車速が減少する。
スロットルスイッチ47は、スロットル弁31に対する
アクセルペダル27またはブレーキペダル28の状態に
応じた制御内容を変更するものであり、回、圓および図
の3つの位置に切り換わって、これらの各位置でそれぞ
れON状態をとる。
このスロットルスイッチ47が回の位置にある時には、
アクセルペダル27とスロットル弁31とが機械的に直
結したのと同様な関係に制御が行なわれ、アクセルペダ
ル27の動きに応じてスロットル弁31が調整される。
また、スロットルスイッチ47が■または図の位置にあ
る時には、アクセルペダル27とスロットル弁31とは
機械的直結関係にはならず、以下のような制御となる。
つまり、スロットルスイッチ47が田の位置にある時に
は、ブレーキペダル28を踏み込んで減速を行なった後
このブレーキペダル28を開放すると1次にアクセルペ
ダル27を踏み込むまでの間、スロットル弁31が常に
アイドル位置である最小開度を保持するような制御が行
なわれる。
スロットルスイッチ47が圀の位置にある時は、ブレー
キペダル28を踏み込んで減速を行なった後このブレー
キペダル28を開放すると、走行中の車面を停車させる
場合を除いて、次にアクセルペダル27を踏み込むか、
加速スイッチ45または切換スイッチ46の操作により
加速走行または減速走行が指定されるまでの間、ブレー
キペダル28の開放時の車速を維持して定車速走行すべ
く、スロットル弁31の開度制御が行なわれる。
目標車速切換スイッチ48は、定車速走行の際の目標車
速の設定値を変更するためのものであり、上方[第6図
中の(+)方向]または下方[第6図中の(−)方向]
に回動させるとそれぞれON状態となり、切り換えられ
た後にスイッチ48から手を離すと、このスイッチ48
は自動的に元の位置(第6図中に示す中立状態)に復帰
してOFF状態となる。そして、この目標車速切換スイ
ッチ48を(+)側のON状態に操作すると、このON
状態の継続時間に比例して到達目標車速が増加し、(−
)側のON状態に操作すると、このON状態の継続時間
に比例して到達目標車速が減少する。
したがって、この目標車速切換スイッチ48を回動させ
て到達目標車速を増減させた後にスイッチ48から手を
離すと、到達目標車速は、この手を離した時点の値に設
定される。
なお、オートクルーズスイッチ18と制御部25との接
続部分の回路は、第7図に示すように構成されている。
制御部25側には、制御部25の信号入力用に設けられ
たバッファBUI〜BUIOと、これらのバッファBU
I〜BUIOの各入力側に設けられたプルアップ抵抗R
1〜RIOとがそなえられている。なお、これらのプル
アップ抵抗R1〜R10は、バッファBU1〜BU1o
の電源50と並列に設けられている。
そして、オートクルーズスイッチ18を構成する、加速
スイッチ45.切換スイッチ46.スロットルスイッチ
47及び目標車速変更スイッチ48のそれぞれの接点が
、制御部25のバッファBU1〜BUIOの各入力側に
接続されている。
なお、この第7図中の加速スイッチ4sの各接点に付し
た符号口〜印は、第6図中の位置口〜団に対応しており
、切換スイッチ46の接点(ON)は、メインレバー1
8aを手前に引いてON状態にした時に接触する。また
、スロットルスイッチ47の各接点に付した符号回〜l
は、第6図中の位置回〜lに対応しており、目標車速変
更スイッチ48の各接点に付した(+)、 (−)は、
それぞれ目標車速変更スイッチ48を第6図中の(+)
側又は(−)側に回転操作すると接触する接点である。
そして、これらの各スイッチの接点のうち、ON状態と
なった接点に接続されたバッファの入力側では、この入
力側に接続されたプルアップ抵抗にバッファBUI〜B
UIOの電源5oがら電流が流れて、この結果、ON状
態となった接点に接続されたバッファにはローレベルデ
ジタル信号が与えられる。また、他のOFF状態の接点
に接続されたバッファにはハイレベルデジタル信号が与
えられる。
したがって、例えば、各接点が第7図に示すような接続
状態にある時には、制御部25のバッファBUI及びB
U7の入力側に、ローレベルデジタル信号が与えられ、
BU2〜BU6及びBU8〜BUIOの入力側には、ハ
イレベルデジタル信号が与えられる。
次に、このエンジン制御装置1による制御内容を説明す
る。
第8〜18図は、いずれもこのエンジン制御装置による
制御内容を示すフローチャートであり、このうち、第8
図(i)が5本制御の主要内容を示す主フローチャート
であって、制御はこの主フローチャートに従って行なわ
れるが、主フローチャートに定期的に割り込んで、第8
図(ii)〜(iv)にそれぞれ示すような割込制御が
行なわれる。
第8図(ii)は、第8図(i)に示す主制御が行なわ
れている時に、この制御に50ミリ秒毎に割込んで優先
的に行なわれる割込制御(以下、第1の割込制御という
)であって、カウンタCAPCNGに対してなさ九る制
御の内容を示すフローチャートである。
第8図(iii)は、同様に第8図(i)に示す制御に
10ミリ秒毎に割込んで優先的に行なわれる割込制w(
以下、第2の割込制御という)であって、踏込量検出部
11によって検出されたアクセルペダル踏込量APSに
基づきこの踏込量APSの変化速度DAPSを求める制
御の内容を示すフローチャートである。
さらに、第8図(iv)は、同様に第8図(i)に示す
制御に65ミリ秒毎に割込んで優先的に行なわれる割込
制御(以下、第3の割込制御という)であって、車速・
加速度検出部24の右後車輪速検出部42によって検出
された右後車輪速VARRと右後車輪速検出部43によ
って検出された左後車輪速VARLとから、車両の実車
速VAと実加速度DVAとを求める制御の内容を示すフ
ローチャートである。この制御は、車速・加速度算出部
44において行なわれる。
また、第8図(V)は、第8図(iv) °に示す第3
の割込制御によって求められる実加速度DVAの誤差を
補償するためのフェールセイフ制御の内容を示すフロー
チャートである。つまり、第3の割込制御では、車速・
加速度検出部24による検出値を用いて実加速度DVA
を算出するが、車速・加速度検出部24が車輪速によっ
て車両の速度を検出するため、路面の凹凸等によって車
輪35゜36にバンプやリバウンド等が生じると、瞬間
的に実車速VAとは異なる値を車速として検出するおそ
れがある。このフェールセイフ制御は、このように誤っ
た車速値に基づいて実加速度DVAが算出されるのを防
止するためのものである。ここでは、車重検出部19の
一つとして設けられているエアサスペンションの空気圧
検出装置(図示省略)の検出値に基づいて、フェールセ
イフ制御を行なっている。これは、バンプやリバウンド
等で車輪速に誤差が生じる時には、これと同時に、エア
サスペンションの空気圧も変化するので、実車速VAと
しての測定値の信頼性の尺度として、空気圧の変化を採
用しているのである。
第8図(i)に示す主制御では、種々の内容の制御が行
なわれるが、これらの制御内容は、第9〜18図に示さ
れている。
第9図は、第8図(i)のステップA117で行なわれ
るスロットル直動制御の詳細を示すフローチャートであ
って、このスロットル直動制御とは、アクセルペダル2
7とスロットル弁31とが機械的に直結したのと同等な
関係でアクセルペダル27に対してスロットル弁31を
制御を行ないエンジン13の制御を行なうものである。
第10図は、第8図(i)のステップA116で行なわ
れるスロットル非直動制御の詳細を示すフローチャート
であって、このスロットル非直動制御とは、アクセルペ
ダル27とスロットル弁31とが必ずしも機械的直結関
係のようにはならないスロットル弁31の制御でエンジ
ン13の制御を行なうものである。
第11図は、第10図のステップC137で行なわれる
アクセルモード制御の詳細を示すフローチャートであっ
て、このアクセルモード制御とは、踏込量検出部14に
よって検出されたアクセルペダル踏込量APSと、この
踏込量APSに基づき制御部22によって求められたア
クセルペダル踏込量変化速度DAPSと、カウンタCA
PCNGの値とに基づいて車両の目標加速度を決定し、
この目標加速度を得るエンジン出力となるようにスロッ
トル弁31を回動制御してエンジン13の制御を行なう
ものである。
第12図は、第10図のステップC144で行なわれる
オートクルーズモード制御の詳細を示すフローチャート
であって、このオートクルーズモード制御とは、アクセ
ルペダル27およびブレーキペダル28の踏込みが解除
された状態にある時に、第2図中の各検出部および各ス
イッチ14〜24の情報に基づき、制御部25の加速制
御部9、減速制御部10、あるいは定車速制御部8でス
ロットル弁31の開度を設定し、スロットル弁回動部2
6によりスロットル弁31を回動することによりエンジ
ン13の制御を行なって、車両の走行状態を加速走行、
減速走行、あるいは定車速走行とするものである。
第13図は、第12図のステップE128で行なわれる
切換スイッチ制御の詳細を示すフローチャートであって
、この切換スイッチ制御とは、制御部25の走行状態指
定部3による車両の走行状態の指定と、切換スイッチ4
6および制御部25の走行状態切換部12による切換え
と、制御部25の到達目標車速設定部6による到達目標
車速の設定と、制御部25の到達目標車速変更制御部6
aによる到達目標車速の変更とに関して行なわれるもの
である。
第14図は、第12図のステップE121で行なわれる
加速スイッチ制御の詳細を示すフローチャートである。
この加速スイッチ制御とは、加速スイッチ45を第6図
中の口〜団の位置に切換えた時に、制御部25の目標加
速度設定部4においてこの切換位置に応じて行なわれる
目標加速度DvS2の設定の制御である。この目標加速
度DVS2は、加速スイッチ45または切換スイッチ4
6の操作によって制御部25の走行状態指定部3の指定
が加速走行となって車両が加速を開始した後に一定とな
る加速度の目標値のことである。
第15図は、第12図のステップE131で行なわれる
減速制御の詳細を示すフローチャートである。この減速
制御は、加速スイッチ45および切換スイッチ46の操
作による制御部25の走行状態指定部3の指定が減速走
行となった時に、制御部25の目標加速度設定部4によ
り設定された負の目標加速度(即ち目標減速度)に最も
近く且つ実現可能な減速度で減速走行を行なうような制
御であり、主として制御部25の減速制御部10及び目
標加速度設定部4において行なわれるものである。
第16図は、第12図のステップE133で行なわれる
目標車速制御の詳細を示すフローチャートであって、こ
の目標車速制御は、加速スイッチ45あるいは切換スイ
ッチ46の操作等により制御部25の走行状態指定部3
の指定が定車速走行となった時に車両の走行速度を、こ
の指定が定車速走行となった時の走行速度に一致させて
維持する定車速走行を行なうためのもの、および定車速
走行時の目標車速走行速度の目標値を目標車速変更スイ
ッチ48により変更するためのものであり。
主として制御部25の定車速制御部8において行なわれ
るものである。
第17図は、第12図のステップE122で行なわれる
加速制御の詳細を示すフローチャートである。この加速
制御とは、加速度の変化(増減)を滑らかに行なうよう
にする制御である。例えば、加速スイッチ45あるいは
切換スイッチ46の操作により制御部25の走行状態指
定部3の指定が加速走行となった時に、加速スイッチ4
5の位置に対応して制御部25の目標加速度設定部6で
設定された目標加速度への車両の加速度の増加および減
少を滑らかに行なうようにしたり、加速走行により制御
部25の到達目標車速設定部6および到達目標車速変更
制御部6aで設定された到達目標車速に車両の走行速度
が到達する際の加速度の変化を滑らかに行なうようにす
るものである。
第18図は、第16図のステップJ115で行なわれる
目標加速度DvS4の決定の制御の詳細を示すフローチ
ャートである。この目標加速度DvS4は、制御部25
の走行状態指定部3による指定が定車速走行である時に
、車両の走行速度を目標車速に一致させて維持するため
の車両の加速度の目標値である。
第19〜26図は、いずれもこのエンジン制御装置1で
の制御に使用されるマツプのパラメータとこのパラメー
タに対応して読み出される変量との対応関係を示すグラ
フである。
第27図は加速スイッチ45を切換えて制御部25の走
行状態指定部3の指定を加速走行とした時の、切換後の
時間経過に対応した目標加速度および走行速度の変化の
一例を示したものである。
以上のような構成によるエンジン制御装置1の作用を第
1〜27図に基づき説明する。
まず初めに、エンジン13を始動するために車両のイグ
ニッションスイッチ(図示省略)をONにすると、スタ
ータモータ(図示省略)によりエンジン13のクランク
軸(図示省略)が回転を始め、燃料制御装置(図示省略
)により決定されたエンジン始動に必要な量の燃料が、
燃料噴射装置(図示省略)によってエンジン13に供給
される。
これとともに、点火時期制御装置(図示省略)によって
決定されたタイミングで点火装置(図示省略)により燃
料に点火が行なわれて、エンジン13が自刃で運転を開
始する。
この時、同時にエンジン制御装置1に電源が接続されて
、第8〜18図に示すフローチャートに従ってエンジン
の制御が開始される。
以下、この制御について説明する。
初めに第8図(i)のステップA1o1において、制御
で使用する変数、フラグ、タイマ、およびカウンタを全
て値が0になるようにリセットして、次のステップAl
O2へ進む。
この時、第8図(i)のステップAl0I〜A117に
示す主フローの制御に優先して、第8図(ii)のステ
ップA118〜Al2Oのフローチャートに従って50
ミリ秒毎に行なわれる第1の割込制御と、第8図(ii
i)のステップA121〜A122のフローチャートに
従って10ミリ秒毎に行なわれる第2の割込制御と、第
8図(iv)のステップA123〜A128のフローチ
ャートに従って65ミリ秒毎に行なわれる第3の割込制
御とが実行される。
これらの割込制御のうち、第1の割込制御は、制御部2
5において行なわれるものであり、前述のようにカウン
タCAPCNGに関する割込制御である。
つまり、エンジン制御装置1による制御が開始された直
後は、ステップA101においてカウンタの値CAPC
NGがリセットされて、CAPCNGの値は0と設定さ
れているので、ステップA118でCAPCNGに1を
加算した値を新たなCAPCNGにすると、ここでのC
APCNGの値は1となる。したがって1次のステップ
Al19ではCAPCNG=1の条件を満足することに
なり、ステップAl2Oへ進む。そして、このステップ
Al2Oで、CAPCNGから1を減算した値(つまり
O)が新たなCAPCNGの値となる。
これから50ミリ秒経過後に再びこの第1の割込制御が
始まる際には、CAPCNGの値は上述のように前回の
第1の割込制御開始時と同様に0となっている。したが
って、今回の第1の割込制御の内容は前回の第1の割込
制御と全く同一となって、今回の第1の割込制御の終了
後には、CAPCNGの値は再び0となる。つまり、主
フローの制御のいずれかのステップにおいてCAPCN
Gの値がO以外に設定されない限り、この50ミリ秒毎
に行なわれる第1の割込制御は全く同一の内容で繰り返
され、この結果得られるCAPCNGの値は常にOとな
る。
第2の割込制御は、制御部25において行なわれる制御
であって、ここでは、踏込量検出部14によって検出さ
れたアクセルペダル踏込量APSに基づいて、この踏込
量APSの変化速度DAPSが求められる。
なお、アクセルペダル踏込量APSの値は、アクセルペ
ダル27と連動する踏込量検出部14のポテンショメー
タ37からアクセルペダル27の踏込量に比例した電圧
が出力され、この出力電圧が踏込量検出部14のA−D
変換部38でデジタル値に変換されることにより得られ
る値である。
この第2の割込制御においては、ステップA121でア
クセルペダル踏込量APSが入力されて、この次のステ
ップA122でこの入力されたAPSの値と、これと同
様にして100ミリ秒前に入力され記憶されているアク
セルペダル踏込量APS′との差l APS−APS 
’ IがDAPSの値として算出される。この割込制御
は10ミリ秒毎に繰返されるので、APS、APS ’
およびDAPSの値は10ミリ秒毎に更新される。
第3の割込制御は、実車速VAおよび実加速度DAVを
算出するために車速・加速度検出部24において行なわ
れる制御である。
この第3の割込制御が開始されると、まず初めにステッ
プA123において、左後車輪速検出部42により検出
された右後車軸36の車輪速がVARRとして入力され
、ついでステップA124で、左後車輪速検出部43に
より検出された左後車軸35の車輪速がVARLとして
入力される6次に、ステップA125においてVARR
とVARLの平均値が車両の実車速VAとして算出され
記憶される。次のステップA126では、ステップA1
25で算出された実車速VAと今回の割込制御から39
0ミリ秒前の割込制御で同様に算出されて記憶された実
車速VA’との変化量VA−VA ’が実加速度D V
 A、、として算出される。
そして、ステップA127においては、VAとVA’と
の平均値VAAと、VAが算出された割込制御から更に
65ミリ秒前の割込制御で同様に算出され記憶されてい
た実車速VA”とVA”’(VA”よりも390ミリ秒
前に算出・記憶されたもの)との平均値VAA’との変
化量VAA−VAA’が、実加速度DVA1□。とじて
算出され記憶される。
更に、ステップA128においては、ステップA127
で算出された実加速度DVA1.。と前回までの割込制
御によって同様にして算出されたDVAよ、。のうち最
新の4つのDVA□、。どの平均値が、実加速度D V
 A、、。とじて算出される。
以上のようにして算出されるVA、VA’、VA”、V
A”’、VAA、VAA’、DVA、、。
DVA工3゜およびD V A、s、の各位は、この第
3の割込制御が65ミリ秒毎に行なわれるので、65ミ
リ秒毎に更新される。
これらの実加速度のうち、D A V、、は上述のよう
に2つの実車速(VA、VA’)に基づいて算出される
ので、実際の車両の加速度の変化に対し最も追従性が高
い反面、外乱等により1つの実車速の誤差が増大した時
にうける影響が大きく安定性が低い。一方、DAVss
。は、上述のように4つの実車速(VA、VA’、VA
”、VA”’H:、基づいて算出される実加速度DAV
□、。を5つ用いて求められるので、D V A、、と
は逆に外乱による影響は少なく安定性が高い反面、追従
性が低い。また、D A V、、。はD A V!sと
D A V、s、との中間の安定性および追従性を有す
るものである。
なお、ここで、第3の割込制御によって求められる実加
速度DVAの誤差を補償するために行なうフェールセイ
フ制御の内容を説明すると、第8図(v)に示すように
、まず、ステップNl0Iで、車重検出部19の−っと
して設けられているエアサスペンション(エアサス)の
空気圧検出装置で検出した検出値の変化(空気圧の変化
度合)が、予め設定された基準値よりも大きいか否がが
判断される。
検出値の変化が基準値よりも大きくない場合には、実車
速VAとしての測定値には誤差が生じていないと判断し
て、ステップN108へ進んでフラグ114の値をOと
した後、ステップN109に進んで、タイマ(TMA’
)をリセットし、ステップN11oに進む。このステッ
プN110では、各実加速度(DVA、、、DVA、、
。、DVAsso)を通常通り、つまり、上述のように
ステップA126〜A128にしたがって算出する。
ただし、このフェールセイフ制御時以前の段階から検出
値の変化が基準値よりも大きくない状態が続いている場
合には、フラグエ、4の値ははじめから0であって、タ
イマ(TMA’)も既にリセット状態になっている。
なお、フラグIi4は、既にエアサスの空気圧の変化が
基準値よりも大きい状態となっていることを値が1であ
ることにより示す。また、タイマTMA’は、エアサス
の空気圧の変化が大きい状態が連続している場合の連続
時間をカウントするものである。
一方、検出値の変化が基準値よりも大きい場合には、ス
テップN101で、実車速VAとしての測定値に誤差が
生じたと判断できる。この場合は、まずステップN10
2へ進んでフラグI 14の値が1であるか否かを判断
する。
今、初めてエアサスの空気圧の変化が基準値よりも大き
くなったとすると、フラグ114の値はまだ0の状態な
ので、ステップN103へ進んでフラグL4の値を1と
した後、ステップN104でタイマTMA ’のカウン
トをスタートさせる。ついで、ステップN105で、各
実加速度(DVAss tD V Al2O、D V 
As1a)の算出を停止して、直前に算出された各算出
値(最終算出値)を出力データとして記憶する。
続いて、ステップN106に進んで、制御周期を再設定
する。この制御周期の再設定とは、後述する第8図(i
)の主フローに示す制御を、初期状態つまりステップA
101の段階に戻して、新たに制御を開始することであ
る。そして、この後は、ステップN107に進む。
また、前回の制御でもエアサスの空気圧の変化が基準値
よりも大きいと判断されている場合には、フラグ114
は1になっているので、ステップN102で、フラグI
 14の値が1であると判断される。
この場合、ステップN103〜N106をジャンプして
、直接ステップN107に進む。
ステップN107に進むと、タイマTMA ’のカウン
ト値t TMA′が所定値tcよりも大きいか否かが判
断される。ここで、カウント値t TMA′とは、エア
サスの空気圧の変化が基準値よりも大きくなった状態の
連続している時間である。また、所定値toとは基準時
間であって、車両のサスペンシミンの固有振動周期等よ
り適当に大きい値として例えば750Il!1程度に設
定される。
このステップN107で行なう判断は、エアサスの空気
圧の変化が、車輪のバンプ・リバウンド等に起因したも
のか、゛実際に車速か変化したためのものかの判断であ
る。つまり、エアサスの空気圧の変化が車輪のバンプ・
リバウンド等に起因していれば、基準時間tc程度経過
してバンプ・リバウンド等が収まればその変化も解消さ
れる。従って、逆に、空気圧の変化が基準値よりも大き
い状態が基準時間tcよりも長く続いていれば、実際に
車速か変化したためにエアサスの空気圧が変化が続いて
いると判断できる。
即ち、タイマTMA ’のカウント値t TMA ’が
所定値tcよりも大きいならば、空気圧の変化は実際に
車速か変化したためであり、算出した現実加速度データ
を採用できると判断でき、タイマTMA’のカウント値
t TMA′が所定値tcよりも大きくなければ、空気
圧の変化が車輪のバンプ・リバウンド等に起因している
可能性があり、現実加速度データを採用できないと判断
できる。
ステップN107で、カウント値t TMA ’が所定
値t。よりも大きくないと判断すると、この制御を終了
し、逆に、カウント値tTMへ′が所定値tcよりも大
きいと判断すると、ステップN108へ進み、フラグI
14の値をOとした後、ステップN109でタイマ(T
MA ’)をリセットして。
ステップN110に進んで、各実加速度(DVA、、、
DVAよ、。、DVA□。)を通常通りステップA12
6〜A128に従って算出する。
なお、この第8図(v)に示す実加速度DVAの誤差を
補償するために行なうフェールセイフ制御は、所定時間
(ただし基準時間tcよりも適当に短い時間)ごとに繰
り返される。
このように、実加速度データが信頼できると判断できる
場合には、所定通りに実加速度を算出して、はぼ現在の
実加速度データを採用する一方、実加速度DVAに誤差
が生じたと判断できる場合には、各実加速度DVA (
DVA6.、DVAl、、。
DVA、s、)のデータとして、既に算出した適正なデ
ータの中から最も新しいもの(最終算出値)を採用する
のである。
一方、第8図(i)のステップA1.O1〜A117の
主フローでは、ステップA101に引続きステップAl
O2において、スロットル弁31の開閉を行なうタイミ
ングを決定するためのタイマTMBが時間のカウントを
開始して次のステップAlO3へ進む。
ステップAlO3では、車速・加速度検出部24でのス
テップA123〜A128の第3の割込制御によって算
出された実車速VA、実加速度DVA、、、DVA1.
。、DVA、5.、踏込量検出部14によって検出され
たアクセルペダル踏込量APS、ステップA121〜A
122による割込制御により制御部25で算出されたA
PSの変化速度DAPS、吸入空気量検出部20によっ
て検出された吸入空気量AE、エンジン回転数検出部2
1によって検出されたエンジン回転数NE、車重検出部
19によって検出された車重W、出力軸回転数検出部2
2によって検出された自動変速機32のトルクコンバー
タ出力軸(図示省略)の回転数NOがそれぞれ入力され
る。これとともに、アクセルスイッチ15、ブレーキス
イッチ16、シフトセレクタスイッチ17およびオート
クルーズスイッチ18の加速スイッチ45.切換スイッ
チ46、スロットルスイッチ47.目標車速変更スイッ
チ48の各スイッチの接点情報と、変速段検出部23で
検出された自動変速機32の使用変速段情報とが取込ま
れる。
そして、次のステップAlO4で、フラグI4の値が1
であるが否かが判断される。このフラグエ、は、制御部
25の走行状態指定部3によって定車速走行が指定され
るべきことを、値が0であることによって示すものであ
る。このステップAlO4では、定車速走行状態が指定
されているとl4=1ではないと判断して、ステップA
lO3へ進む。逆に、定車速走行状態が指定されていな
いと工、=1であると判断して、ステップAl071\
進む。
ステップAlO3へ進んだ場合は、フラグエ。
の値が1であるか否かが判断される。このフラグエ、は
、後述する第12図のステップE133で行なわれる目
標車速制御の中で、車速が定車速走行の目標車速にほぼ
一致した後の制御が行なわれることを値が0であること
によって示すものである。そして、ステップAlO3に
おいて、I、=1であると判断した場合にはステップA
107へ進み、■、=1ではないと判断した場合にはス
テップA106へ進む。
ステップA106では、スロットル弁31の開閉を行な
うタイミングの周期TK2が予め設定された一定値TK
として指定される。
ステップA107では、周期TK2がステップAlO3
で入力されたエンジン回転数NHの逆数と予め設定され
た一定値の係数αとの積によって指定される。したがっ
て、制御部25の走行状態指定部3により定車速走行が
指定されると、目標車速制御の中で車速が目標車速に到
達するまでは、スロットル弁31の開閉はエンジン13
の回転数の増加とともに短縮する周期で行なわれ、車速
が目標車速にほぼ一致した後に制御が行なわれる場合に
は、スロットル弁31は一定の周期で開閉が行なわれる
ステップA106あるいはステップA107がらステッ
プAlO3へ進むと、タイマTMBによってカウントさ
れた時間t TMBとI−Kzとが比較されて、t T
MB> t Kmであるか否かが判断される。
そして、tr14a>tに2であると判断した場合には
ステップA1o9へ進み、t TMB> t Km 1
’はないと判断した場合にはステップA112へ進む。
t TMB> t Kzの場合は、今回の制御サイクル
がスロットル弁31の開閉を行なうタイミングに該当し
、ステップA109でスロットル弁31の次の開閉のタ
イミングを求めるためにタイマTMBをリセットしてt
 TMBの値を0とし、ステップA110でタイマTM
Bによる時間のカウントを再びスタートさせ、ステップ
A111でフラグエ、1を1とする。このフラグエ、□
は、ステップA11OでタイマTMBによる時間のカウ
ントを再びスタートさせた後、スロットル弁31の開閉
を行なう制御サイクルであることを、値が1であること
によって示すものである。
また、t TMB> t Kmではない場合は、今回の
制御サイクルがスロットル弁31の開閉(エンジン出力
の調整)を行なうタイミングに該当しないので、ステッ
プA112でフラグエ、□の値をOとする。
ステップA111あるいはステップA112からステッ
プA113へ進むと〜ステップAlO3で入力されたシ
フトセレクタスイッチ17の接点情報により、シフトセ
レクタ29がDレンジの位置にあるか否かが判断される
。Dレンジの位置にあると判断した場合には、ステップ
A114へ進み、Dレンジの位置にないと判断した場合
には、Dレンジ以外では車両の走行状態等に基づく複雑
な制御は不要であるとしてステップA117へ進んでス
ロットル直動制御が行なわれる。
ステップA114へ進んだ場合には、オートクルーズス
イッチ18のスロットルスイッチ47が第6図中の回の
位置にあるか否かが判断される。
スロットルスイッチ47が回の位置にある場合には、ア
クセルペダル27とスロットル弁31とが機械的に直結
されたのと同等にスロットル弁31が操作される状態と
なるので、ステップA117へ進んでスロットル直動制
御が行なわれる。
逆に、ステップA114においてスロットルスイッチ4
7の位置が回ではないと判断するとステップA115へ
進む。ステップA115では、ステップAlO3で入力
されたエンジン回転数NEが、エンジン13の暖気運転
完了後のアイドル回転数より若干低めに予め設定された
基準値Nにに対して、NE<NKであるかどうかが判断
される。
そして、NE<NKであると判断した場合には、ステッ
プA117へ進んでスロットル直動制御が行なわれ、N
E<NKではないと判断した場合には、ステップA11
6へ進んでスロットル非直動制御が行なわれる。
したがって、エンジン始動時にエンジン13の回転数が
エンジン停止状態から定常状態の回転数に立上がるまで
の間、あるいは何らかの原因でエンジン13の運転状態
が不安定となってエンジン回転数が低下した時には、ス
ロットル弁31がアクセルペダル27の動きのみに対応
して作動しエンジン13が制御される。
ステップA116のスロットル非直動制御あるいはステ
ップA117のスロットル直動制御が終了すると1回の
制御サイクルが終了し、再びステップAlO3へ戻って
以上に述べたステップAlO3−ステップA116また
はA117の制御が繰返される。したがって、1回の制
御サイクル毎にステップAlO3で各検出値および各接
点情報が更新して入力され、この検出値および接点情報
に基づいて以上に述べた制御が行なわれる。
次に、第8図(i)のステップA117のスロットル直
動制御について説明する。このスロットル直動制御は、
第9図に示すフローチャートに従って行なわれる。
つまり、初めに第9図中のステップB101においてア
クセルペダル踏込量APSをパラメータとして、第19
図に示すマツプ#MAPSから、第8図(i)のステッ
プAlO3で入力されたアクセルペダル踏込量APSに
対応するスロットル弁開度θTHDが読出されて設定さ
れ、ステップB102へ進む。
ステップB102では、前述のフラグLiの値が1であ
るか否かが判断される。工、□=1であると判断した場
合には、今回の制御サイクルがスロットル弁31の開閉
を行なうタイミングに該当するので、ステップB103
へ進んでスロットル弁31の開閉を行なった後、今回の
制御サイクルにおけるスロットル直動制御を終了する。
工□1=1ではないと判断した場合には、今回の制御サ
イクルがスロットル弁31の開閉を行なうタイミングに
該当しないので、何も行なわずに今回の制御サイクルに
おけるスロットル直動制御を終了する。
ステップB103においては、制御部25からスロット
ル弁回動部26に対し、ステップBIO1で設定された
スロットル弁開度θTHDを指示する信号を送出する。
スロットル弁回動部26は、アクチュエータ駆動部39
でこの信号を受けてスロットル弁アクチユエータ40に
対しスロットル弁開度がθTHDとなる位置までスロッ
トル弁31を回動するように駆動信号を送出する。これ
に基づき、スロットル弁アクチユエータ40がスロット
ル弁31の回動を行なう。
この時、スロットル弁31の開度がスロットル弁開度検
出部41によって検出され、この検出結果がアクチュエ
ータ駆動部39にフイ、−ドパツクされるので、この検
出結果に基づき、アクチュエータ駆動部39では、スロ
ットル弁開度がθTHDとなるようにするスロットル弁
31の回動駆動信号を引続き送出する。スロットル弁3
1がこのような位置まで回動されたことが、スロットル
弁開度検出部41によって検出されると、この検出結果
に対応して、アクチュエータ駆動部39は駆動信号を送
出しなくなり、スロットル弁31がスロットル弁開度を
0丁)10とする位置で停止する。
上述のように、スロットル直動制御においては、スロッ
トル弁開度θTHDがアクセルペダル27の踏込量のみ
に基づいて決定される。また、スロットル弁開度θTH
Dとアクセルペダル踏込量APSとは、第19図に示す
ように比例関係にある。したがって、アクセルペダル2
7とスロットル弁31とが機械的に直結されたような状
態で、アクセルペダル27の動きに応じてスロットル弁
31が作動する。
なお、スロットル弁31がこのように作動して吸気通路
30の開閉を行なうと、エンジン13に吸入される空気
量が変化し、これに応じて、吸入空気量検出部20によ
って検出された空気量とエンジン13の運転状態とに基
づいて燃料制御装置(図示省略)が決定するエンジン1
3への燃料供給量が変化する。この結果、燃焼噴射装置
(図示省略)が吸気通路30へ実際に噴射する燃料の量
が変化し、エンジン13の出力が変化する。
次に、第8図(i)のステップA116のスロットル非
直動制御について説明する。このスロットル非直動制御
は、第10図に示すフローチャートに従って行なわれる
つまり、初めにステップC101において、第8図(i
)のステップAlO3で入力された接点情報に基づき、
ブレーキスイッチ16の接点がON状態にあるか否かが
判断される。
この時、車両の制動を行なうためにブレーキペダル28
を踏込んでいる場合には、ステップC101においてブ
レーキスイッチ16の接点がON状態になっているので
ステップClO2へ進み、ブレーキペダル28を踏込ん
でいない場合には、ブレーキスイッチ16の接点がON
状態になっていないので、ステップC113へ進む。し
たがって、ブレーキペダル28が踏込まれている時と、
踏込まれていない時とでは、内容の異なる制御が行なわ
れる。
ブレーキペダル28が踏込まれてステップClO2へ進
んだ場合には、このステップClO2において、フラグ
I7の値が0に設定される。このフラグエ、は、値がO
であることにより前回の制御サイクルでブレーキペダル
28が踏込まれていたことを示すものである。そして、
次いでステップClO3においてフラグエ2の値が1で
あるが否かが判断される。
このフラグエ2は、後述するように、ブレーキペダル2
8を踏込んでブレーキ(図示省略)による車両の減速を
行なった際に、減速度が基準値より大きい急制動状態が
基準時間より長く継続したことを、値が1であることに
より示すものである。
なお、この基準値および基準時間は、予め設定される。
ステップClO3で工、=1であると判断した場合には
、後述のステップC112へ直接進み、12=1ではな
いと判断した場合はステップc104へ進む。
ステップClO3からステップClO4へ進むと、第8
図(i)のステップAlO3で入力された実加速度DV
Aよ、。が予め設定された負の基準値に2に対し、DV
A□3゜<K2であるが否がか判断される。実加速度D
VAよ、。は車両の加速が行なわれている時に正の値と
なって、負の値となるのは車両の減速が行なわれている
時なので、負の基準値に2に対しDvA13゜<K2で
あるが否かの判断は、車両の減速度が予め設定された基
準値より大きいか否かの判断と同一となる。
ブレーキ(図示省略)による減速度の大きい急制動が行
なわれていると、ステップClO4でDVAl、。<K
2であると判断され、ステップClO7へ進む、急制動
が行なわれていないと、ステップClO4でDvA13
゜〈K2ではないと判断されて、ステップClO3へ進
む。
ステップC107へ進むと、フラグ■□の値が1である
か否かが判断される。このフラグエ□は、実加速度DV
A工、。が基準値に2より小さい状態(即ち減速度が基
準値より大きい状態)の継続時間を計測するタイマTM
Aが時間を、カウント中であることを値が1であること
によって示すものである。タイマTMAが既に時間をカ
ウントしていると、工、=1であると判断され、ステッ
プC110へ進む。タイマTMAが時間のカウントを行
なっていないと、■、=1ではないと判断され、ステッ
プ0108へ進みフラグエ、の値を1とし、ステップC
109でタイマTMAによる時間のカウントを開始した
後ステップC110へ進む。
ステップC110では、タイマTMAによってカウント
された時間t TMAが予め設定された基準時間t4工
に対して、tTMA>tK工であるが否がか判断される
一trMA>tに1であると判断した場合には、ステッ
プC111へ進み、前記フラグエ2の値を1とした後ス
テップc112へ進む。一方、j TMA> t K□
ではないと判断した場合には、直接ステップC112へ
進み前記フラグI2の値は0のままとなる。
一方、ステップClO4において、D V A、、。
<K2ではないと判断してステップClO3へ進んだ場
合には、ブレーキ(図示省略)による減速度が基準値以
下でありタイマTMAによる時間のカウントが不要とな
る。そこで、タイマTMAによるカウントが必要となる
場合にそなえ、ステップClO3でフラグ11の値を0
とし、ステップC106でタイマTMAをリセットして
時間のカウントを中止するとともに、カウント時間tT
MAの値を0とした後、ステップc112へ進む。
なお、このようなステップClO3〜c111の制御に
よって、ブレーキ(図示省略)による減速度が基準値よ
り大、きい状態が基準時間より長く継続するとフラグエ
2の値が1とされるが、このフラグI2の値は、1度1
に設定されると、ステップClO3−C111以外のい
ずれかのステップで値をOとされない限り、たとえ減速
度が基準値以下となっても変化することがない。
ステップC112においては、制御部25からスロット
ル弁回動部26に対して、エンジンアイドル位置となる
最小開度のスロットル弁開度を指定する信号が送出され
る。スロットル弁回動部26では上記の信号を受けて、
そのアクチュエータ駆動部39で、スロットル弁アクチ
ユエータ40に対しスロットル弁31を最小開度のスロ
ットル弁開度まで回動する駆動信号を送出し、これを受
けたスロットル弁アクチユエータ40がスロットル弁3
1を回動する。
この時、スロットル弁31の開度がスロットル弁開度検
出部41によって検出され、この検出結果がアクチュエ
ータ駆動部39にフィードバックされてフィードバック
制御が行なわれる。つまり、アクチュエータ駆動部39
では、スロットル弁開度の検出結果に基づき、スロット
ル弁31が所定の位置まで回動されたことが確認される
まで、スロットル弁31の回動に必要な駆動信号を引続
き送出する。そして、スロットル弁31が所定の位置ま
で回動されたことがスロットル弁開度検出部41によっ
て検出されると、アクチュエータ駆動部39からの駆動
信号の送出が終わって、スロットル弁31が所定位置に
停止し、エンジンブレーキによる制動力が発生する。
以上述べたように、ブレーキペダル28を踏込んだ場合
には、車両の減速が目的であるから、ステップClO3
〜C111の制御を経た後、常にスロットル弁31をエ
ンジンアイドル位置となる最小開度に保持することによ
り、エンジンブレーキによる車両の制動が、ブレーキ(
図示省略)による制動とともに行なわれるのである。
ブレーキペダル28が踏込まれず、ステップC101か
らステップc113へ進んだ場合には、フラグエ、の値
が1であるか否かが判断される。
このフラグI7は、前述のようにブレーキペダル28が
前回の制御サイクルで踏込まれていたか否かを示すが、
踏込まれていなければその値は1となっており、踏込ま
れていればその値が0となっている。したがって、この
ステップC113においては、ブレーキペダル28が踏
込まれていない状態となってから最初の制御サイクルで
あるが否かが判断されることになる。
このステップC11−3において、■、=1である、即
ちブレーキペダル28が踏込まれていない状態となって
から最初の制御サイクルではないと判断した場合には、
ステップC133へ進む。逆に、工、=1ではない、即
ちブレーキペダル28が踏込まれていない状態となって
から最初の制御サイクルであると判断した場合には、ス
テップC114へ進む。
ステップC113からステップC114へ進んだ場合に
は、ステップ0114〜C118に従って、種々の設定
および判断がなされる。
まず、ステップC114では、。既にブレーキペダル2
8は踏込まれていないので、前述のようなタイマTMA
による時間のカウントを行なう必要がなくなる。そこで
、次回以降の制御サイクルで、再び上記カウントを行な
う時にそなえ、前記フラグエ、の値をOとする。
そして1次のステップC115では、ブレーキペダル2
8が踏込まれていないのでフラグ■7の値を1とし、ス
テップC116で、ステップC114と同様の理由によ
りタイマTMAをリセットして時間のカウントを停止し
カウント時間t TMAの値を0とする。
ついで、ステップC117でフラグLzの値をOとする
。このフラグI xzは、各制御サイクルでステップC
144のオートクルーズモード制御を行なうようになっ
てから最初に訪れるスロットル弁31開閉のタイミング
に該当する制御サイクル(開閉タイミングサイクル)に
おいて、スロットル弁31の開閉をまだ行なっていない
こと、あるいはこの開閉は既に行なったが、オートクル
ーズモード制御において加速スイッチ45または切換ス
イッチ46の操作により車両の走行状態の指定が変更さ
れた後に最初に訪れる開閉タイミングサイクルにおいて
、スロットル弁31の開閉をまだ行なっていないことを
、値がOであることによって示すものである。
ステップC118では、第8図(i)のステップAlO
3で入力された接点情報からアクセルスイッチ15の接
点がON状態にあるか否かが判断される。アクセルペダ
ル27が踏込まれてアクセルスイッチ15の接点がOF
F状態にある場合には、ステップC135へ進んでフラ
グエ2の値を0とし、ステップC136でフラグエ、の
値を1とした後、ステップC137へ進む。このフラグ
エ、は、スロットル弁31をエンジンアイドル位置とな
る最小開度に保持すべきことを、値がOであることによ
って示すものである。
なお、フラグエ、の値がステップC111で1と設定さ
れた場合には、このステップC135の制御が行われる
までは工2の値が1のままとなる。
即ちフラグエ2の値は、アクセルペダル27が踏込まれ
た時に0となるのである。
ステップC137では、前述したように、踏込量検出部
14によって検出されたアクセルペダル踏込量APSと
、この踏込量APSから制御部25において求められた
踏込量APSの変化速度DAPSと、カウンタCAPC
NGの値とに基づき、目標加速度を決定して、アクセル
モード制御を行なう。このアクセルモード制御とは、車
両が目標加速度になるようにスロットル弁31を回動さ
せてエンジン13の出力を制御するものである。このア
クセルモード制御を行なったところで、今回の制御サイ
クルにおけるスロットル非直動制御を終了する。
アクセルペダル27が踏込まれておらず、アクセルスイ
ッチ15の接点がON状態となり、ステップC118か
らステップC119へ進むと、DAPMXQの値をOと
する。このDAPMXQは、アクセルペダル27の踏込
量の増大時におけるアクセルペダル踏込量APSの変化
速度DAPSの最大値を示している。
そして、次のステップCl2OにおいてDAPMXSの
値を0とする。このDAPMXSは、踏込量減少時にお
ける変化速度DAPSの最小値を示している。
更に、ステップC121において、第8図(iv)のス
テップA123〜A128の割込制御で算出された最新
の実車速VA、が入力される。
次いで、ステップC122において、ブレーキペダル2
8を解放した直後の実車速を示すV OFFの値として
ステップC121で入力された実車速VA工の値が代入
される。
次に、ステップC123において、第8図(i)のステ
ップAlO3で入力された接点情報から、オートクルー
ズスイッチ18のスロットルスイッチ47の位置が第6
図中の■になっているか否かが判断される。なお、スロ
ットルスイッチ47が■の位置にある場合には、前述の
ようにブレーキペダル28を踏み込んで車両の減速を行
なった後、ブレーキペダル28を解放すると、アクセル
ペダル27を踏込まない限りスロットル弁31をエンジ
ンアイドル位置である最小開度に保持することが指定さ
れている。
ステップC123において、スロットルスイッチ47の
位置が■であると判断した場合には、ステップC126
へ進み、フラグエ、の値を0とした後ステップC112
で前述のようにスロットル弁31を最小開度となるスロ
ットルアイドル位置へ回動する。
一方、ステップC123において、スロットルスイッチ
47の位置が国ではないと判断した場合は、ステップC
124へ進み、このステップC124でV OFFが予
め設定された基準値に1に対し、VOFF<K、である
か否かが判断される。
ステップ01244:おイテ、V OFF < K t
であると判断した場合には、ステップC125へ進み、
フラグエ2の値が1であるか否かが判断される。
工2=1であると判断すると、ステップC126へ進ん
でフラグエ、の値を0とした後、ステップC112で前
述のようにスロットル弁31を最小開度となる位置へ回
動する。
一方、ステップC124で、Vorr<Kxではないと
判断した場合、あるいはステップC125で工2=1で
はないと判断した場合は、ステップC145へ進む。
したがって、ブレーキペダル28が踏込まれて車両の制
動が行なわれた時に、減速度が基準値より大きい状態が
基準時間より長く継続し、且つ、制動が中止された時の
車速が基準値より小さい場合には、アクセルペダル27
が踏込まれていなけレバ、車両の制動を優先して、ブレ
ーキペダル28の解放後も引続きスロットル弁31を最
小開度に保持しエンジンブレーキによる制動を行なう。
例えば、交差点等において停止のためにブレーキによる
減速を行なう場合には、停止直前に、停止時の衝撃を緩
和するためにブレーキペダル28を一旦解放するが、こ
の時には、上述のように、スロットル弁31が最小開度
に保持されてエンジンブレーキによる制動が自動的に行
なわれるのである。
ステップC124あるいはステップc125からステッ
プC145へ進んだ場合は、フラグエ。
の値を0として、ステップc127へ進む。なお。
フラグエ、は、制御部25の走行状態指定部3によって
定車速走行が指定されるべきことを値が0であることに
よって示すものである。
ステップC127では、スロットル弁31を、最小開度
に保持する必要がないので、フラグエ、の値を1とし、
次のステップ0128で前記フラグ■8の値を1とした
後、ステップc129において、定車速走行の際の目標
車速vSにステップC121で入力された実車速VAI
が代入される。
次に、ステップC130において、目標車速VSでの走
行を維持するために必要な目標トルクTOMいが、下式
(1)によって算出される。
T OM、 = [((v−r/g) ・ks”ki)
 ” (DVSz−DI/Ss s )”To−TEM
]/ T。
・・・・・ (1) なお、上式(1)において、Wは車両検出部19によっ
て検出されて第8図(i)のステップAlO3で入力さ
れた車両の重量、rは予め記憶されている左前車輪33
あるいは右前車輪34のタイヤ有効半径、gは重力加速
度である。
また、k、 sは自動変速機32において使用する変速
段を第1速とした状態に換算するために予め設定された
係数であって、変速段検出部23によって検出されステ
ップAlO3で入力された現在使用中の自動変速機32
の変速段に対応して値が設定されているものである。そ
して、kiは車両のドライブ軸−まわりのエンジン13
および自動変速機32の慣性に関する補正量である。
さらに、TQは自動変速機32のトルク比であって、こ
のトルク比TQは、出力軸回転数検出部22によって検
出され、速度比eをパラメータとして自動変速機32の
特性に基づき予め設定されたマツプ#MTRATQ (
図示省略)によって決定されるものである。なお、速度
比eは、ステップAlO3で入力された自動変速機32
内のトルクコンバータ(図示省略)の出力軸回転数ND
を、エンジン回転数検出部21によって検出されステッ
プAlO3で入力されたエンジン回転数NEで除すこと
により得られる。
そして、DVS3は、車速を目標車速vSに等しくして
これを維持するための目標加速度であって、目標車速v
Sと実車速VAとの差VS−VAをパラメータとし、第
23図に示すように予め設定されたマツプ#MDVS3
によって決定される。
なお、ステップC130では目標車速vSが前述のよう
にブレーキペダル28を解放した直後の実車速であるの
で、上式(1)において差VS−VAの値をOとして目
標加速度DVS、の決定を行なう。この結果、第23図
に示す対応関係から目標加速度DVS、の値も0となる
また、DVA、、は前述のように第8図(iv)のステ
ップA123〜A128の割込制御で算出されステップ
AlO3で入力された実加速度、TEMは、エンジン1
3の出力中の実トルクであり、吸入空気量検出部20で
検出されステップAlO3で入力された吸入空気量AE
を、エンジン回転数NEで除した値AE/NEと、エン
ジン回転数NEとをパラメータとして、エンジン13の
特性に基づき予め設定されたマツプ#TEMAP (図
示省略)によって決定される。
このようにしてステップC130で目標トルりTOM工
が算出されると、次のステップC131で、マツプ#M
TH(図示省略)からスロットル弁開度θTH工を読出
す。このマツプ#MTHは、目標トルクTOMとエンジ
ン13の回転数NEとをパラメータとしてエンジン13
の特性に基づき予め設定されたものであって、エンジン
13から出力されるトルクを上記目標トルクTOMに等
しくするために必要なスロットル弁開度θTHの決定を
目的として使用されるのものである。したがって読み出
されるスロットル弁開度θTH工の値は、ステップC1
30で算出された目標トルクTOM、と、エンジン回転
数検出部21で検出されステップAlO3で入力された
エンジン回転数NEとに対応するものである。
ステップC132では、ステップC131で読だされた
スロットル弁開度θTHxに基づきスロットル弁31を
駆動する。つまり、スロットル弁開度θTH1を指示す
る信号が制御部25からスロットル弁回動部26に送出
され、スロットル弁回動部26ではアクチュエータ駆動
部39がこの信号を受けて、スロットル弁アクチユエー
タ40に対しスロットル弁31をスロットル弁開度θT
H工となる位置まで回動するように駆動信号を送出する
これにより、スロットル弁アクチユエータ40がスロッ
トル弁31の回動を行なう。
この時にも、スロットル弁31の開度調整は、スロット
ル弁開度検出部41を通じたフィードバック制御で行な
われ、スロットル弁31が所定の位置まで回動されると
アクチュエータ駆動部39は信号を送出しなくなり、ス
ロットル弁31が所定位置に停止する。
スロットル弁のこのような調整で吸気通路30が開閉さ
れて、前述したようにエンジン13に吸入される空気量
が変化し、燃料制御装置(図示省略)でこの空気量の検
出結果に基づきエンジン13へ供給する燃料量の決定さ
れて、燃料量も変化する。この結果、エンジン出力が調
整されて、目標トルクTOM1にほぼ等しいトルクがエ
ンジン13から出力されるようになる。
このエンジン13から出力されるトルクは、前述のよう
に、ブレーキペダル28解放直後の実車速を目標車速と
して、この目標車速を一定に維持するために必要なトル
クにほぼ等しくなる。
上述のステップ0129〜C132の制御によって、ブ
レーキペダル28の解放直後には、基準時間jKzによ
り決定される開閉タイミングサイクルでなくても、ブレ
ーキペダル28を解放した直後の車速を維持しうると推
測されるスロットル弁開度の位置へ、スロットル弁31
を暫定的に回動して、目標車速による定車速走行への移
行のための準備を行なう。
前回の制御サイクルでステップC113からステップC
114へ進んで上述のような制御が行なわれ、今回の制
御サイクルでもブレーキペダル28が解放されたままで
ある場合には、前回の制御サイクルの際にステップC1
15でフラグI7の値が1とされているので、ステップ
C113では工、=1であると判断してステップC13
3へ進み、ステップAlO3で入力された接点情報から
アクセルスイッチ15の接点がON状態にあるが否かが
判断される。
アクセルペダル27が踏込まれていると、ステップC1
33でアクセルスイッチ15の接点がON状態にないと
判断されて、ステップC134へ進んでフラグ11zの
値をOとした後、ステップC135へ進みフラグエ2の
値を0とし、さらに、ステップC136でフラグ■1の
値を1としてステップC137へ進む。
なお、フラグI2は、前述したように、ステップC11
1で値を1とされるとステップC135の制御が行われ
るまで値が変化することはない。
また、ステップC135へは、ステップC118から進
む場合と、ステップC133からステップC134を経
て進む場合とがあるが、いずれの場合もアクセルペダル
27を踏込んでアクセルスイッチ15の接点がOFF状
態となった場合である。
したがって、アクセルペダル27を踏込んで車両の再加
速を行なうことにより、ステップC135でフラグ■2
の値はOとなる。
また、ステップC137ではアクセルモード制御が行な
われるが、ステップc135と同様に、アクセルペダル
27を踏込むと常にアクセルモード制御が行なわれる。
アクセルペダル27が踏込まれていないと、ステップC
133においてアクセルスイッチ15の接点がON状態
にあると判断されて、ステップC138で最大値DAP
MX○の値をOとし、ステップC139で最小値DAP
MXSの値を0とした後、ステップC140でフラグエ
□の値が1であるか否かを判断する。
なお、ここでアクセルスイッチ15がONとなるのは、
ブレーキ(図示省略)により減速を行なって、ブレーキ
ペダル28を解放して減速を終了した後にアクセルペダ
ル27を踏込まない場合であって、前回の制御サイクル
で前述のステップC113〜C132の制御が行なわれ
た場合に相当する。
フラグ■3は前述したように値が0であることによって
、スロットル弁31をエンジンアイドル位置となる最小
開度の位置に保持すべきことを示すものであり、ステッ
プC140で工、=1であると判断した場合には、ステ
ップC141へ進み、■、=1ではないと判断した場合
には、ステップC112へ進んで前述のようにスロット
ル弁31の開度をエンジンアイドル位置となる最小開度
とする。
なお、フラグエ、の値が0となるのは、前述したように
、ステップC126へ進んだ場合である。
したがって、スロットルスイッチ47が第6図中の圓の
位置にある時、およびブレーキ(図示省略)による減速
の際に減速度が基準値より大きい状態が、基準時間より
長く継続し且つ減速終了時の車速が基準値より小さい時
には、アクセルペダル27およびブレーキペダル28が
共に解放されている間は常にスロットル弁31が最小開
度に保持され、エンジンブレーキによる制動が行なわれ
る。
また、ステップC140からステップC141へ進んだ
場合は、フラグエ、tの値が1であるか否かが判断され
、■□2=1であると判断した時は、ステップC143
へ進み、Il、=1でないと判断した時はステップC1
42へ進む。
フラグI xiの値がOであるのは、前述したように、
各制御サイクルでステップc144のオートクルーズモ
−ド制御を行なうようになってから最初に訪れるスロッ
トル弁31開閉のタイミングに該当する制御サイクルで
のスロットル弁31の開閉をまだ行なっていなか、ある
いは、この開閉は既に行なったがオートクルーズモード
制御において加速スイッチ45または切換スイッチ46
の操作により車両の走行状態の指定が変更された後に最
初に訪れるスロットル弁31開閉のタイミングに該当す
る制御サイクルでのスロットル弁31の開閉をまだ行な
っていないことを示す。
したがって、フラグIi2の値がOである場合には、オ
ートクルーズモード制御による車両走行状態への移行あ
るいはこの移行の後の加速スイッチ45または切換スイ
ッチ46の操作による車両走行状態の変更に際して、ス
ロットル弁31の開度が大きく変化する可能性がある。
このため、スロットル弁31の必要な開度へのより正確
な開閉を行ない、迅速な移行あるいは変更を実施するた
めには、開閉の直前までの実際の値の変化に最も良く追
従し、この値に最も近い値を有するデータが必要である
そこで、ステップC142へ進んで、オートクルーズモ
ード制御で使用する実加速度DVAの値として前述した
ように実際の車両の加速度に最も近い値を有し、この加
速度の変化に最も高い追従性を有するD V A6.を
採用する。
一方、フラグエ□2の値が1である場合には、上記の移
行あるいは変更に際しての開閉がすでに行なわれていて
、スロットル弁31の開度の変化は大きくならない。し
たがって、追従性がいくぶん低下しても実際の値と計測
データとの差は小さく。
むしろ制御の安定性を重視すべきである。そこで、ステ
ップC143へ進み、実加速度DVAの値としてD V
 As0よりも追従性は低下するが安定性の高いD V
 A1.。を採用する。
ステップC142あるいはステップC143で加速度D
VAの値を設定した後、次のステップC144へ進むと
、後述するオートクルーズモード制御を行ない、今回の
制御サイクルにおけるスロットル非直動制御を終了する
以上のように、第10図のステップC101〜C144
に示すスロットル非直動制御を行なうことにより、ブレ
ーキペダル28を踏込んでブレーキ(図示省略)による
制動を行なっている時には、スロットル弁31をエンジ
ンアイドル位置となる最小開度に保持して、エンジンブ
レーキによる制動をブレーキ制動に並行して行なう。一
方、ブレーキペダル28を解放してアクセルペダル27
を踏込んだ時には、後述するアクセルモード制御が行な
われる。
また、ブレーキペダル28による車両の減速度が基準値
よりも大きい状態が基準時間より長く継続し、且つ、ブ
レーキペダル28を解放した直後の車速か基準値より小
さい場合には、ブレーキペダル28を解放しても、アク
セルペダル27を踏込むまでスロットル弁31が最小開
度に保持されて、エンジンブレーキによる制動が引続い
て行なわれる。
減速度が基準値以下である場合、または、減速度が基準
値よりも大きい状態の継続時間が基準時間以下である場
合、または、ブレーキペダル解放後の車速が基準値以上
である場合には、アクセルペダル27を踏込まない限り
、ブレーキペダル28解放直後の車速を維持する定車速
走行をするようなスロットル弁開度に、スロットル弁3
1が暫定的に回動されて、その後、オートクルーズモー
ド制御が行なわれる。
このオードクルーズモード制御では、ブレーキペダル2
8解放後にオートクルーズスイッチ18の接点情報に変
化がない場合には、後述するように定車速走行が行なわ
れるが、この時、ブレーキペダル28の解放のタイミン
グとスロットル弁31の開閉のタイミングとは全く関連
性がなく、必ずしもブレーキペダル28が解放された時
が開閉のタイミングに一致するわけではない。
このため、ブレーキペダル28解放直後には、スロット
ル弁31を、暫定的に上記のスロットル弁開度(ブレー
キペダル解放直後の車速での定車速走行を維持しうるス
ロットル弁開度)となる位置へ回動しておいて、次の制
御サイクル以降のスロットル弁開閉タイミングサイクル
で、オートクルーズモード制御によるスロットル弁31
の回動を行なう。
このように車速を制御することにより、ブレーキペダル
28解放直後から車速の変動のほとんどない状態で、定
車速走行への移行が行なわれる。
また、ブレーキペダル28を解放し、アクセルペダル2
7を踏込んで後述のアクセルモード制御が行なわれた後
、アクセルペダル27を解放した場合にも、このような
オートクルーズモード制御が行なわれる。
スロットル非直動制御のステップC137(第10図)
において行なわれるアクセルモード制御について詳細に
説明すると、このアクセルモード制御は、制御部25に
おいて、第11図に示すステップD101〜D126の
フローチャートに従って行なわれる。
つまり、初めに、ステップD101において。
前回の制御サイクルで目標加速度DVS、を求めるため
にマツプ#MDVS6Sが使用されたか否かが判断され
る。このマツプ#MDVS6Sは、第20図に示すよう
に、アクセルペダル踏込量APSをパラメータとして、
目標加速度DVS、を求めるためのものであり、アクセ
ルペダル27の踏込量が減少する場合に使用される。な
お、アクセルペダル踏込量APSは、踏込量検出部14
によって検出されて、第8図(i)のステップAlO3
で入力されたものである。
ステップD101において、前回の制御サイクルでマツ
プ#MDVS6Sが使用されたと判断した場合には、前
回は踏込量減少時の制御を行なったとしてステップD1
12八進む、一方、前回の制御サイクルでマツプ#MD
VS6Sが使用されなかったと判断した場合は、前回は
踏込量減少時の制御を行なわなかった。即ち、前回は踏
込量増大時の制御を行なったとしてステップD102へ
進む。
ステップD102へ進んだ場合には、アクセルペダル踏
込量APSの変化速度DAPSが、予め設定された負の
基準値に6に対して、DAPS<K、であるか否かが判
断される。なお、このアクセルペダル踏込量APSの変
化速度DAPSは、第8図(iii)のステップA12
1〜A122の割込制御で算出され第8図(i)のステ
ップAlO3で入力されたものである。
ステップD102において、DAPS(K6であると判
断した場合には、アクセルペダル27の踏込量が現在減
少中であるとしてステップD103へ進み、DAPS<
K、ではないと判断した場合は、アクセルペダル27の
踏込量が増大中であるとしてステップD105へ進む。
ステップD103へ進んだ場合には、前回の制御サイク
ルでの制御が踏込量増大時のものであって今回は逆に踏
込量減少中である。そこで、ステップD103で踏込量
増大時の変化速度DAPSの最大値DAPMXOの値を
0とし、次のステップD104で踏込量減少時の変化速
度の最小値DAPMXSの値を0として、ステップD1
15へ進む。なお、DAPMXOはアクセルペダル27
の踏込量増大時のものであるので常に0以上の値となり
、DAPMXSはアクセルペダル27の踏込量減少時の
ものであるので常にO以下の値となる。
一方、ステップD101からステップD112へ進んだ
場合には、変化速度DAPSが予め設定された正の基準
値に7に対して、DAPS)K7であるか否かが判断さ
れる。ステップD112で、DAPS>K、であると判
断した場合は、アクセルペダル27の踏込量が増大中で
あるとしてステップD113へ進み、DAPS>K、で
はないと判断した場合は、アクセルペダル27の踏込量
が減少中であるとしてステップD115へ進む。
ステップD113へ進んだ場合には、前回の制御サイク
ルでの制御が踏込量減少時のものであって今回は逆に踏
込量が増大中である。そこで、ステップD113でDA
PMXOの値をOとし、次のステップD114でDAP
MXSの値を0とした後、ステップD115へ進む。
したがって、アクセルペダル27の踏込量が増大中(継
続して増大中)であると判断した時には。
ステップD105〜D111の制御を経た後、ステップ
D122〜D126の制御が行なわれる。
一方、アクセルペダル27の踏込量が減少中(継続して
減少中)であると判断した時には、ステップD115〜
D121の制御を経た後、ステップD122〜D126
の制御が行なわれる。
ステップD105に進んだ場合には、踏込量検出部14
で検出されて第8図(i)のステップAlO3で入力さ
れたアクセルペダル踏込量APSに対応する目標加速度
DVS、が、マツプ#MDVS60から読出される。こ
のマツプ#MDVS60は、アクセルペダル踏込量AP
Sをパラメータとして、アクセルペダル27の踏込量増
大中の時の目標加速度DvSsを求めるためのものであ
って、APSの値とDVS、の値とは第20図中の#M
DVS60に示す対応関係を有する。
次のステップD106では、前回の制御サイクルにおい
て記憶されたDAPMXOの値と今回の制御サイクルに
おけるDAPSの値とが比較される。そして、DAPM
XO<DAPSであると判断した場合には、ステップC
107で、DAPSが新たなりAPMXOの値としてD
APMXOに代入されて記憶され、ステップD108へ
進む。
また、DAPMXO<DAPSではないと判断した場合
には、前回の制御セイクルにおいて記憶されたDAPM
XOがそのまま記憶され残り、ステップD108へ進む
ステップD108では、上述のようにしてDAPMXO
に対応する目標加速度DVS、がマツプ#MDVS70
から読出される。このマツプ#MDVS70は、DAP
MXOをパラメータとしてアクセルペダル27の踏込量
が増大中の時の目標加速度DVS、を求めるためのもの
であって、DAPMXOとDVS、とは第21図中(7
)#MDVS70に示す対応関係を有する。
この第21図中の8MDVS70に示す対応関係から明
らかなように、ステップD106〜D1o8の制御によ
って、アクセルペダル27の踏込量の増大を速く行なう
ほど目標加速度DVS、の値は増大する。ただし、DA
PMXOがある値を超えると目標加速度DVS、の値は
一定となるので、安全性の低下を招くような過激な急加
速は行なわれないようになっている。
次のステップD109では、アクセルペダル踏込量AP
Sの変化速度DAPSが予め設定された基準値に8に対
して、DAPS>K、であるか否かが判断される。DA
PS>K、であると判断した場合には、アクセルペダル
27の踏込量増大時の変化が大きいとしてステップD1
10へ進み、DAPS>K、ではないと判断した場合に
は、その変化が大きくないとしてステップD111へ進
む。
そして、ステップD109からステップD110へ進ん
だ場合には、カウンタCAPCNGの値を1とした後、
ステップD111へ進む。
ステップD111では、カウンタCAPCNGの値に対
応する目標加速度DVS、がマツプ#MDVS80から
読出される。マツプ#MDVS80は、カウンタCAP
CNGの値をパラメータとして、アクセルペダル27の
踏込量が増大中の時の目標加速度DVS、を求めるため
のものであって、カウンタCAPCNGの値とDVS、
の値とは、第22図中の#MDVS80に示す対応関係
を有する。
ステップD111で用いられるカウンタCAPCNGの
値は、前述のように第8図(ii)のステップA118
〜Al2Oの割込制御によって設定され、0以外の値を
代入されない限り常に0である。この値が0であると、
ステップD111でマツプ#MDVS80から読出され
る目標加速度DVS、も、第22図中(7)#MDVS
80がら明らかなように、0となる。また、変化速度D
APSが基準値に6より大である場合には、上述のよう
にステップD110においてカウンタCAPCNGの値
を1とするので、変化速度DAPSが基準値に8より大
である間は常にカウンタCAPCNGの値は1となる。
したがって、この時には、ステップD111でマツプ#
MDVS80から読出される目標加速度DVS、は、第
22図中の#MDVS80から明らかなように、マツプ
#MDVS80における最大のものとなる。
ステップD110においてカウンタCAPCNGの値が
1とされた後、次の制御サイクルで再びステップD10
2を経てステップD109に至ると、アクセルペダル2
7の踏込量の増大が緩和あるいは中止されたので、今度
のステップD110ではDAPS>K、ではないと判断
して、ステップD110を経由しないで、ステップD1
11へ進む。このステップD111で、カウンタCAP
CNGの値が第8図(ii)のステップA118〜Al
2Oの割込制御によって決定される値となる。
この割込制御では、ステップA118において、カウン
タCAPCNGのそれまでの値に1を加えた値がカウン
タCAPCNGの新たな値として指定される。
次のステップA119では、カウンタCAPCNGの値
が1であるか否かが判断されるが、上述のようにステッ
プ0110でカウンタCAPCNGの値を1とすると、
ステップA118でカウンタCAPCNGの新たな値が
2となるので、ステップA119における判断によって
ステップAl2Oへは進まずに、今回の割込制御終了時
点でのカウンタCAPCNGの値は2となる。
更に1次の制御サイクル以降もステップDIO9による
制御が行なわれ、DAPS)K、ではない状態が継続す
ると、割込制御によって上述のようにカウンタCAPC
NGの値が1ずつ増加していく。
ステップD109へステップD102からステップD1
05を経て進んだ場合には、ステップD102の判断に
より、変化速度DAPSは基準値に、に対し、DAPS
<K、ではなく、DAPS≧に6である。したがって、
ステップ0109からステップD111へ直接進むのは
変化速度DAPSが、KG≦DAPS≦に、となる値を
有する時であって、前述のように基準値に、は負の値を
、また、基準値に、は正の値をそれぞれ有する。このた
めアクセルペダル27の踏込量を一定に保持すると、上
述したようにカウンタCAPCNGの値が1ずつ増加し
ていく。
この時、ステップD111においてマツプ#MDVS8
0から読出される目標加速度DvS、は。
第22図中の#MDVS80から明らかなように、カウ
ンタCAPCNGの値の増加と共に減少し、最終的には
Oとなる。したがって、アクセルペダル27の踏込量の
増大を行なった後、この踏込量をほぼ一定に保持すると
、正の値を有する目標加速度DVS、の値は、保持後の
時間の経過とともに徐々にOに接近する。
一方、ステップ0104あるいはD112からステップ
D115へ進んだ場合には、踏込量検出部14によって
検出され、第8図(i)のステップAlO3で入力され
たアクセルペダル踏込量Apsに対応する目標加速度D
VS、が、マツプ#MDVS6Sから読出される。なお
、マツプ#MDVS6Sは、アクセルペダル踏込量AP
Sをパラメータとして、アクセルペダル27の踏込量が
減少中の時の目標加速度DVS、を求めるためのもので
あって、APSとDVS、とは第20図中の#MDVS
6Sに示す対応関係を有する。
次のステップD116では、前回の制御サイクルにおい
て記憶されたDAPMXSと今回の制御サイクルにおけ
るDAPSとが比較される。DAPMXS>DAPSで
あると判断した場合には、DAPSの値が新たなりAP
MXSの値としてステップD117において前記DAP
MXSに代入されて記憶され、ステップD118へ進む
、また、DAPMXS>DAPSではないと判断した場
合には、前回の制御サイクルにおいて記憶されたDAP
MXSがそのまま記憶されて残り、ステップD118へ
進む。
ステップD118では、上述のようにして定められたD
APMXSに対応する目標加速度DVS7がマツプ#M
DVS7Sから読出される。このマツプ#MDVS7S
は、DAPMXSをパラメータとしてアクセルペダル2
7の踏込量が減少中の時の目標加速度DVS、を求める
ためのものであって、DAPMXSとDVS7とは第2
1図中の#MDVS7Sに示す対応関係を有する。なお
、DAPMXSは、アクセルペダル27の踏込量が減少
している時のこの踏込量の変化速度であるので前述のよ
うに0あるいは負の値となり、目標加速度DVS、も第
21図中+7)#MDVS7Sに示すように負の値とな
る。したがって、目標加速度DVS、の絶対値は減速度
となる。
このように、ステップD116〜D118の制御では、
第21図中に示す対応関係から明らかなように、アクセ
ルペダル27の踏込量の減少を速く行なうほど目標加速
度DVS、の値はより小さい負の値となる。
次のステップD119では、アクセルペダル踏込量AP
Sの変化速度DAPSが予め設定された負の基準値に、
に対して、DAPS<K、であるか否かが判断される。
nAps<Ksであると判断した場合には、アクセルペ
ダル27の踏込量減少時の変化が大きいとしてステップ
D120へ進み。
DAPS<Klではないと判断した場合は変化が大きく
ないとしてステップD121へ進む。また、ステップD
119からステップDI20へ進んだ場合には、カウン
タCAPCNGの値を1とした後、ステップD121へ
進む。
ステップD121では、カウンタCAPCNGの値に対
応する目標加速度DvSsがマツプ#MDVS8Sから
読出される。マツプ#MDVS8Sは、カウンタCAP
CNGの値をパラメータとして、アクセルペダル27の
踏込量が減少中の時の目標加速度DVS、を求めるため
のものである。
カウンタCAPCNGの値とDvS、の値とは第22図
中の#MDV38Sに示す対応関係を有する。なお、こ
の目標加速度DVS8は、第22図中の#MDVS8S
に示すように、0あるいは負の値となるので、このDV
S、は減速度となる。
ステップD121で用いられるカウンタCAPCNGの
値は、前述のように、第8図(ii)のステップA11
8〜Al 20の割込制御によって設定され、O以外の
値を代入されない限り常に0である。よって、このCA
PCNGの値がOであると、ステップD1211’7ツ
プ#MDVS8Sから読出される目標加速度DVS、も
、第22図中の#MDVS8Sから明らかなように0と
なる。
また、変化速度DAPSが基準値に、より小である場合
には、上述のようにステップD120において、カウン
タCAPCNGの値はOとされる。
したがって、変化速度DAPSが基準値Kgより小であ
る間は常にカウンタCAPCNGの値は1となり、この
時ステップD121でマツプ#MDvsssから読出さ
れる目標加速度DVS、は、第22図中の#MDVS8
Sから明らかなように、マツプ#MDVS8Sにおいて
最小の負の値を有し、このDVS、は最大の減速度とな
る。
例えば、ステップD120においてカウンタCAPCN
Gの値が1とされた後、次の制御サイクルで再びステッ
プD112を経てステップDl19に至って、この時、
アクセルペダル27の踏込量の減少を緩和あるいは中止
したために、DAPS<K、ではないと判断されると、
ステップD119からステップD121へ進む。この場
合には、ステップD120を経由しないので、カウンタ
CAPCNGの値は第8図(ii)のステップAl18
〜Al2Oの割込制御によって決定される値となる。こ
の割込制御では、ステップA118において、カウンタ
CAPCNGのそれまでの値に1を加えた値がこのカウ
ンタCAPCNGの新たな値として指定される。
次のステップA119では、カウンタCAPCNGの値
が1であるか否かが判断されるが、上述のようにステッ
プD120でカウンタCAPCNGの新たな値は2とな
るので、ステップA119における判断によってステッ
プAl2Oへは進まない。これにより、今回の割込制御
終了時点でのカウンタCAPCNGの値は2となる。更
に、次の制御サイクル以降も、ステップD119による
制御が行なわれ、DAPS<K、ではない状態が継続す
ると、割込制御によって上述のようにカウンタCAPC
NGの値が1ずつ増加していく。
ステップD119ヘステップD112からステップD1
15を経て進んだ場合には、ステップD112の判断に
より変化速度DAPSは、基準値に7に対し、DAPS
>K、ではなくなり、DAPS≦に7である。したがっ
て、ステップD119からステップD121へ直接進む
のは、変化速度DAPSが、K9≦DAPS≦に7とな
る値を有する時であり、また、前述のように基準値に7
は正の値を、基準値に、は負の値をそれぞれ有するので
、アクセルペダル27の踏込量を一定に保持すると、上
述のようにカウンタCAPCNGの値が1ずつ増加して
いくのである。
この時、ステップD121においてマツプ#MDVS8
Sから読出される目標加速度DVS、は、第22図中の
#MDVS8Sから明らかなように、カウンタCAPC
NGの値の増加とともに増大し、最終的には0となる。
したがって、アクセルペダル27の踏込量の減少を行な
った後、この踏込量をほぼ一定に保持すると、負の値を
有する目標加速度DVS、の値は、この踏込量の保持後
の時間経過とともに徐々に0に接近する。
ステップD111あるいはD121からステンプD12
2へ進むと、ステップD105〜Dl11の制御によっ
て求められた目標加速度DVS、。
DVS、およびDVS、の総和、あるいはステップD1
15〜D121の制御によって求められた目標加速度D
VS、、DVS、およびDVS、の総和が、アクセルモ
ード制御における総合の目標加速度DVSとして計算さ
れる。
次に、ステップD123において、目標加速度DVSを
車両の実際の加速度として得るために必要な目標トルク
ToMAが下式(2)によって算出される。
T OMA=[((V−r/g)・ks+ki)・DV
S+R’・rl/ T。
・・・・ (2) なお、上式(2)において+ W g r 1 g p
 k S pki、Tgは、前述のスロットル非直動制
御の説明の際に示した式(1)で使用したものと同一で
あり、また、R′は下式(3)によって算出される車両
走行時の走行抵抗である。
R′=μr−W+μair−A−VA2 ・・・ (3
)なお、上式(3)において、μrは、車両のころがり
抵抗係数、Wは上式(2)で用いられたものと同一の車
重、μairは車両の空気抵抗係数、Aは車両の前面投
影面積、VAは第8図(iv)のステップA123〜A
128の割込制御で算出され第8図(i)のステップA
lO3で入力された実車速である。
ステップD123からステップD124へ進むと、ステ
ップD123で算出された目標トルクTOMAと、エン
ジン回転数検出部21によって検出されて第8図(i)
のステップAlO3で入力されたエンジン13の回転数
NEとに対応するスロットル弁開度0丁HAが、マツプ
#MTHから読出される。マツプ#MTHは、前述のス
ロットル非直動制御の際に、第10図のステップC13
1で使用するものと同一のものである。
次のステップD125では、フラグエ、□が1であるが
否かが判断されるが、このフラグエ□1は、前述のよう
に、値が1であることで、今回の制御サイクルがスロッ
トル弁31の開閉を行なう制御サイクルであることを示
すものである。
このように、フラグエ、□の値が1である場合には開閉
を行なう制御サイクルであるので、ステップD126へ
進み、フラグIllの値が1でない場合には、開閉を行
なう制御サイクルではないのでステップD126へは進
まず、今回の制御サイクルにおけるアクセルモード制御
を終了する。
ステップD126では、ステップD124で読出された
スロットル弁開度θTl(Aを指示する信号を、制御部
25からスロットル弁回動部26に送出する。このスロ
ットル弁回動部26では、アクチュエータ駆動部39が
上記の信号を受けて、スロットル弁アクチユエータ40
に対し所要の(スロットル弁開度θτHAとなる位置ま
でスロットル弁31を回動するための)駆動信号を送出
して、スロットル弁アクチユエータ40がスロットル弁
31の回動を行なう。
この時、スロットル弁31の開度がスロットル弁開度検
出部41によって検出され、この検出結果がアクチュエ
ータ駆動部39に送られてフィードバック制御がなされ
る。
スロットル弁31が所定位置まで回動されると。
アクチュエータ駆動部39は駆動信号を送出しなくなっ
て、スロットル弁31が所定位置に停止して、今回の制
御サイクルにおけるアクセルモード制御を終了する。
このようにスロットル弁31を通じた吸気通路30の開
閉によって、前述したように、エンジン13に吸入され
る空気量および燃料量が変化して、エンジン13の出力
が調整され、この結果、目標加速度DVSにほぼ等しい
加速度で車両の加速が行なわれるのである。
以上述べたように、アクセルモード制御は、アクセルペ
ダル27°の踏込量と、この踏込量の変化速度と、同踏
込量の変化の方向とに基づいて目標加速度を決定して、
この目標加速度に対応してスロットル弁31の開閉を行
ないエンジ°ン13を制御するものである。
即ち、アクセルペダル27の踏込量APSを増加させた
場合には、目標加速度DVSを構成するDVS、、DV
S、およびDVS、(7)3−)(7)目標加速度の値
は、それぞれ次のように変化する。
まず、o v S sの値は、踏込量APSの値に対し
て、第′20図の#MDVS60に示す対応関係に基づ
いて決定されるので、踏込量APSの増大とともに値が
増大して、特に、踏込量APSの増大を速く行なうほど
、DVS、の増大の割合は大きくなる。
また、DVS、の値は、踏込量APSの増大が継続して
いる間における踏込量の変化速度の最大値D A P 
M X Oニ対して、第21図の#MDvS70に示す
対応関係に基づいて決定されるので、踏込量APSの増
大を速く行なうほど、DVS。
の値は大きい値となる。
さらに、D V S、(7)値は、カウンタcAPcN
Gの値に対して、第22図の#MDVS80に示す対応
関係に基づき決定されるので、踏込量APSの増大が基
準を超える速さの時には、CAPCNG=1となって、
DVS8は、最も大きい値となる。
このように各目標加速度DVS、、DVS、、DvS、
が変化するので、アクセルペダル27の踏込量の増大を
速く行なうほど車両は急加速を行なうことになる。
また、踏込量の増大を中止しアクセルペダル27の踏込
量を一定保持した場合には、各目標加速度DVS、、D
VS7.DVS、(7)値は、それぞれ以下のようにな
る。
DVS、の値は、踏込量APSに対して第20図の#M
DVS60に示す対応関係に基づいて決定されるので、
一定の値となる。
また、DVS、の値は、踏込量APSが一定に保持され
る前の踏込量の増大時に上述と同様に第21図の#MD
VS70に示す対応関係に基づいて決定された値をその
まま保持するので、一定となる。
さらに、Dv汎の値は、踏込量APSの増大速度が基準
以下になった時からの経過時間に応じてCAPCNGの
値が増加するので、第22図の#MDVS80に示すよ
うに、時間の経過とともに徐々に減少し最終的にはOと
なる。
したがって、踏込量の増大を中止しアクセルペダル27
の踏込量を一定保持した場合には、目標加速度DVSが
、次第に一定値に近づくことになるのである。
つまり、アクセルペダル27の踏込量APSを適当な量
まで増大させると、急加速状態から滑らかに加速度が変
化し緩加速状態へと移行する。
一方、アクセルペダル27の踏込量APSを減少させた
場合には、各目標加速度DVS、、DVS、、DVS、
の値は次のようになる。
DVS、の値は、踏込量APSに対して、第20図の#
MDVS6Sに示す対応関係に基づいて決定される。こ
のため、踏込量APSの減少とともに値が減少すること
になる。このDVS、の減少の割合は、踏込量APSの
減少を速く行なうほど大きくなる。
また、DVS、の値は、踏込量APSの減少が継続して
いる間の踏込量の変化速度の最小値(即ち、減少速度の
最大値)DAPMXSに対して第21図の#MDVS7
Sに示す対応関係に基づいて決定されるので、踏込量A
PSの減少を速く行なうほどDVS、の値は小さい値(
負で絶対値の小さな値)となる。
さらに、DVS、の値は、踏込量APSの減少が基準値
を超える速さの時には、CAPCNG=1となって、第
22図の#MDVS8Sに示すように、最も小さな値(
負で絶対値が最大の値)となる。
したがって、アクセルペダル27の踏込量APSの減少
を速く行なうほど車両の加速はより速く緩くなり、さら
には車両は減速状態となる。
なお、第20図(7)#MDVS60および#MDVS
6Sに示すように、踏込量が増大中の時と減少中の時と
で、同じ踏込量に対応するDVSGの値を比較すると、
踏込量が増大中の時の方が大きく設定される。
したがって、踏込量が同じであっても、踏込量を増大さ
せている時の方が、踏込量を減少させている時より急な
加速が行なわれる。
また、DVS6は、第20図(7)#MDVS 6 S
に示すように、踏込量を減少させて値を0とした後も引
き続いて上記踏込量を減少させると、負の値となる。こ
のため、各目標加速度DVS、、D■S7およびDVS
、を加えた目標加速度DVSも負の値となり、この結果
、負の目標加速度に基づいて車両の減速が行なわれるこ
とになる。
また、踏込量APSの減少を中止しアクセルペダル27
の踏込量を一定に保持した場合には、各目標加速度DV
S、、DVS、、DVS、(7)値は次のようになる。
DVSGの値は、踏込量APSに対して第20図の#M
DVS6Sに示す対応関係に基づいて決定されるので、
ここでは一定の値となる6また。DVS7の値は、踏込
量APSが一定に保持される前の踏込量の減少の際の踏
込量の変化速度の最小値(即ち減少速度の最大値)にD
APM X S ニ対シテ第21図の8MDVS7Sに
示す対応関係に基づいて決定された値をそのまま保持す
るので一定となる。
さらに、DvS、の値は、踏込量APSの減少速度が基
準以下になった時から経過する時間に応じてCAPCN
Gの値が増加するので、第22図の#MDVS8Sによ
って示すように、時間の経過とともに徐々に増加し最終
的に0となる。
このようにして、アクセルペダル27の踏込量を減少さ
せると、加速度の減少状態あるいは減速状態から滑らか
に加速度が減少し一定の加速度による加速状態へと移行
するのである。
さて、スロットル非直動制御において行なわれる第10
図のステップC144のオートクルーズモード制御は、
第12図のステップE101〜E133のフローチャー
トに従って行なわれる。
このオートクルーズモード制御は、前述のスロットル非
直動制御において、アクセルペダル27およびブレーキ
ペダル28が共に踏込まれていない時に行なわれるもの
である。
まず、初めにステップE101において、前回の制御サ
イクルでアクセルペダル27が踏込まれておらずにアク
セルスイッチ15の接点がON状態にあったか否かが判
断される。アクセルペダル27が解放されアクセルスイ
ッチ15の接点がON状態となってから最初の制御サイ
クルであれば、ここでの判断によってステップE102
へ進み、前回の制御サイクルですでにアクセルペダル2
7が解放されアクセルスイッチ15の接点がON状態と
なっている場合には、ここでの判断によってステップE
110へ進む。
したがって、アクセルペダル27を踏込んで車両の加速
を行なった後、このアクセルペダル27を解放してから
最初の制御サイクルは、この最初の制御サイクル以降の
制御サイクル、あるいは、アクセルペダル27を踏込ま
ない状態でブレーキペダル28を解放してオートクルー
ズモード制御が行なわれるようになってからの各制御サ
イクルとは異なった制御となる。
アクセルペダル27の踏込を解除してから最初の制御サ
イクルで、ステップE102へ進んだ場合には、フラグ
エ、の値をOとしステップEIO3へ進む、このフラグ
エ、は、制御部25の走行状態指定部3によって定車速
走行が指定されるべきことを値が0であることによって
示すものである。
ステップE103では、フラグエ、の値を0として、ス
テップE104へ進む。このフラグエ。
は、切換スイッチ46の接点がON状態となってから最
初の制御サイクルであることを値が1であることによっ
て示すものである。
ステップE104では、第8図(iv)のステップA1
23〜A128の割込制御で算出された最新の実車速V
AIがアクセルペダル27解放直後の実車速として入力
され、次のステップE105で、目標車速vSにこの実
車速VAIが代入される。
そして、ステップE106では、フラグエ、の値を0と
する。なお、このフラグエ、は、値が0であることによ
ってオートクルーズモード制御により車速かほぼ一定に
保たれていることを示すものである。
ついで、ステップE107で、車速を目標車速vSに維
持するために必要なエンジン13の目標トルクTOM、
を下式(4)によって、算出し、ステップE108へ進
む。
T OM) = [((lt−r/g) ・ks+ki
) ・(DVS3−DVSs s )”Tc+−TEM
I/ T。
・・・・・ (4) なお、上式(4)は、前述のスロットル非直動制御を示
す第10図のフローチャート中のステップC130で使
用される式(1)と実質的に全く同一である。
ステップE108では、ステップE107で算出した目
標トルクTOM□と、エンジン回転数検出部18で検出
され第8図(i)のステップAlO3で入力されたエン
ジン回転数NEとに対応するスロットル弁開度θTHx
を、前記のマツプ#MTHから読出す。
次に、ステップE109において、スロットル弁開度θ
TH3を指示する信号を制御部25からスロットル弁回
動部26のアクチュエータ駆動部39に送出する。そし
て、このアクチュエータ駆動部3・9からスロットル弁
アクチユエータ40に対し所要の駆動信号が送出され、
スロットル弁アクチユエータ40がスロットル弁31の
回動を行なう。この時、スロットル弁31の開度は、ス
ロットル弁開度検出部41を通じてアクチュエータ駆動
部39によりフィードバック制御される。
そして、スロットル弁31が所定位置まで回動されると
、アクチュエータ駆動部39は駆動信号を送出しなくな
り、スロットル弁31が所定位置に停止して、今回の制
御サイクルにおけるオートクルーズモード制御を終了す
る。
スロットル弁がこのように作動して吸気通路30の開閉
を行なうことによって、前に述べたように、エンジン1
3に吸入される空気量が変化し。
燃料量が変化して目標トルクTOM、にほぼ等しいトル
クがエンジン13から出力される。
このように、エンジン13から出力されたトルクは、前
述のようにアクセルペダル17解放直後の実車速を目標
車速として車速を一定に維持するために必要なトルクに
ほぼ等しくなる。そして、上述のステップE104〜E
109の制御によって、アクセルペダルの解放直後には
、スロットル弁31の開閉を行なうタイミングに該当す
る制御サイクルでなくでも、アクセルペダルの解放直後
の車速を維持するようなスロットル弁開度の位置へスロ
ットル弁31を暫定的に回動し、目標車速による定車速
走行状態への移行のための準備が行なわれる。
上述のステップE104〜E109の制御によるスロッ
トル弁31の回動は、前述のスロットル非直動制御のう
ちの第10図のステップC121およびステップC12
9〜C132の制御によるスロットル弁31の回動と実
質的に同一であって、制御を開始する条件が異なるだけ
である。
アクセルペダル27を解放してから最初の制御サイクル
において、上述のような制御を行なった後の制御サイク
ル、あるいは、ブレーキペダル28の踏込を解除してス
テップC121およびステップC129〜C132の制
御を行なった後にオートクルーズモード制御へ移行した
時の制御サイクルにおいて、ステップE101へ進んだ
場合には、前回の制御サイクルにおいてもアクセルスイ
ッチ18の接点はON状態にあったので、ステップE1
10へ進む。このステップE110では、加速スイッチ
45の位置が前回の制御サイクルと今回の制御サイクル
とで異なっているか否かが判断される。
加速スイッチ45の切換を行なわない場合の制御の内容
について説明すると、前回の制御サイクルから加速スイ
ッチ45の位置は変更となっていないので、ステップE
110からステップE128へ進み、切換スイッチ46
に関連する切換スイッチ制御を行なう。
ステップE128の切換スイッチ制御は、第13図のス
テップF101〜F121に示すフローチャートに従っ
て、主として制御部25の走行状態切換部12と到達目
標車速設定部6と同到達目標車速変更制御部6aとによ
って行なわれ、切換スイッチ44の操作に対応する車両
走行状態の切換と、切換スイッチ44の操作の結果指定
された車両走行状態が加速走行あるいは減速走行である
時の到達目標車速の変更等を行なうものである。
切換スイッチ46の操作を行なわない場合を説明すると
、第13図のステップFIOIにおいて、切換スイッチ
46の接点がON状態にあるか否かが、第8図(i)の
ステップAlO3で入力された接点情報に基づいて判断
され、切換スイッチ46の操作を行なっていない場合に
は、この切換スイッチ46の接点はON状態にないので
ステップF111へ進む。
ステップF111では、フラグエ、の値を0として、ス
テップF112へ進む。なお、このフラグI、は、前回
の制御サイクルにおいて切換スイッチ46の接点がON
状態にあったことを、値が1であることによって示すも
のである。
そして、ステップF112では、フラグIsの値をOと
する。
切換スイッチ46の操作を行なわない場合には、以上で
今回の制御サイクルの切換スイッチ制御を終了し、第1
2図のステップE129へ進んで、フラグエ、の値が1
であるか否かが判断される。
フラグI4の値は、第10図のステップC145あるい
は第12図のステップE102でOとされており、後述
するように、ステップE128の切換スイッチ制御にお
いて、切換スイッチ46の接点がON状態にある時の制
御が行なわれた時、あるいは加速スイッチ45の位置が
前回の制御サイクルから変更になっている場合の制御が
行なわれた時に1となる。したがって、切換スイッチ4
6および加速スイッチ45の操作をともに行なわない場
合には、フラグエ、の値はOであり、ステップE129
の判断によって、ステップE132へ進む。なお、この
時、制御部25の走行状態指定部3による指定が定車速
走行となっている。
そして、ステップE132では、フラグエ、の値が1で
あるか否かによって、切換スイッチ46の接点がON状
態となってから最初の制御サイクルであるか否かを判断
する。切換スイッチ46の操作を行なっていない場合に
は、接点がON状態になっておらず、フラグI、の値は
Oであるため。
ステップE133へ進み目標車速制御を行なう。
この目標車速制御は、前述のように、走行状態指定部3
によって、定車速走行が指定されている時に、車速を目
標車速に近づける制御と、目標車速変更スイッチ46に
よる目標車速の設定値変更の制御とを行なうものであっ
て、第16図のステップJ101〜J116のフローチ
ャートに従い、主として制御部25の定車速制御部8に
よって行なわれる。
つまり、この目標車速制御では、初めに、ステップJ1
01において、°前記フラグエ、の値が1であるか否か
が判断されるが、フラグT8の値は、ブレーキペダル2
8の踏込を解除することによってオートクルーズモード
制御による車両走行状態に移行した場合には、第10図
のステップC128で1となり、アクセルペダル27の
踏込を解除することによって車両走行状態に移行した場
合には、第12図のステップE108で1となる。した
がって、オートクルーズモード制御による車両走行状態
への移行後、加速スイッチ45および切換スイッチ46
の操作を行なわずに、ステップJ101へ進んだ場合に
は、このステップJ101の判断によってステップJ 
102へ進む。
ステップJ102では、今回の制御サイクルがスロット
ル弁31の開閉を行なうタイミングに該当するか否かを
、前記フラグI ilの値が1であるか否かによって判
断する。フラグIllの値が1である場合にはステップ
J103へ進みスロットル弁31の開閉に必要な制御を
行ない、フラグILLの値が1でない場合には今回の制
御サイクルにおけるオートクルーズモード制御を終了す
る。
フラグI工、の値が1であることによって次のステップ
J103へ進むと、定車速走行の目標車速vSには、仮
の値として、第8図(i)のステップAlO3で入力さ
れた実車速VAを代入する。
この目標車速vSの仮の設定は、車速がほぼ一定の値と
なった後の制御に備えるもので、車速がほぼ一定となる
前から行なわれる。この設定値は、車速がほぼ一定とな
るまで、開閉のタイミングに該当する制御サイクル毎に
更新される。
次に、ステップJ104において、前述のように第10
図のステップC141〜C143の制御によってDVA
、、あるいはDvA13゜の値を指定された実加速度D
VAの絶対値が、予め設定された基準値にαに対して、
I DVA l <Kαであるか否かが判断される。目
標車速制御により車速かほぼ一定になって車両の加速度
が減少した結果、ステップJ104において、l DV
A l <Kαであると判断した場合は、ステップJ 
108で前記フラグエ、の値を0とした後、ステップJ
109へ進む。また、車速がほぼ一定とはなっておらず
、車両の加速度が減少せずに、ステップJ104におい
て、IDVAI<Kαではないと判断した場合は、ステ
ップJ105へ進む。
ステップJ105では、実加速度DVAが正の値である
か否かによって、現在車両が加速状態にあるのか減速状
態にあるのかを判断する。実加速度DVAが正の値であ
る場合には、車両が加速状態にあるので定車速走行状態
とするために、ステップJ107へ進んで実加速度DV
Aから予め設定された補正量ΔDV、を減じた値を目標
加速度DVSとする。一方、実加速度DVAが負の値で
ある場合には、車両が減速状態にあるので定車速走行状
態とするために、ステップJ106へ進んで実加速度D
VAに上記補正量ΔDV2を加えた値を目標加速度DV
Sとする。これにより、今回の制御サイクルにおける目
標車速制御を終了し、第12図のステップE123へ進
む。
第12図のステップE123〜E127では、後述する
ように、車両の加速度を上記目標加速度DVSに一致さ
せるための制御が行なわれる。したがって、車速がほぼ
一定の値とならない状態で。
第16図のステップJIOI〜J107による上述の制
御が繰返されると、目標加速度DVSが徐々に0に接近
するのに伴って実加速度DVAの絶対値が減少し、車速
が徐々に一定値に近づく。
そして、第16図のステップJ104において、DVA
 l (Kαであると判断すると、上述したようにステ
ップJ108を経てステップJ109へ進み、この時の
制御サイクルにおいてステップJ103で値を設定され
た目標車速vsが次に述・へるステップJ109〜J1
16の定車速走行のための制御における目標車速となる
また、ステップJ108を経てステップJIO9へ進ん
だ制御サイクルの次の制御サイクル以降においては、引
続きオートクルーズモード制御を行なう。そして、加速
スイッチ45および切換スイッチ46の操作を行なわな
い限りフラグエ、の値が0のままであるので、ステップ
J101の判断によってステップJ109へ直接進んで
制御が行なわれる。
ステップJ109では、オートクルーズスイッチ18の
目標車速変更スイッチ48が第6図中の(+)方向に回
動されているか否がが、第8図(i)のステップAlO
3で入力された接点情報に基づいて判断される。(+)
側接点がON状態にあると判断した場合は、ステップJ
110へ進んで前回の制御サイクルにおける目標車速v
Sに予め設定された補正量vT3を加えた値を新たな目
標車速vSとして設定した後、ステップJ113へ進む
一方、(+)側接点がON状態にないと判断した場合に
は、ステップJ111へ進む。
ステップJ111では、目標車速変更スイッチ48が第
6図中の(−)方向に回動されているか否かが判断され
る。(−)側接点がON状態にあると判断した場合は、
ステップJ112へ進んで前回の制御サイクルにおける
目標車速vSから補正量VT、を減じた値を新たな目標
車速vSとして設定した後、ステップJ113へ進む。
一方、(−)側接点がON状態にないと判断した場合に
は、直接ステップJ113へ進む。
このようなステップJ109〜J112の制御によって
、目標車速変更スイッチ48による目標車速vSの変更
が行なわれ、目標車速変更スイッチ48の(+)側接点
のON状態を継続すると、制御サイクル毎にステップJ
IIOの制御によって目標車速VSが増加する。また、
目標車速変更スイッチ48の(−)側接点のON状態を
継続すると、制御サイクル毎にステップJ112の制御
によって目標車速vSが減少する。
そして、目標車速変更スイッチ48による上述のような
目標車速vSの変更を行なった後、第6図中の(+)方
向あるいは(−)方向への回動を中止し、中間の停止位
置へ目標車速変更スイッチ48を戻すと、直前の制御サ
イクルにおいて変更設定された目標車速vSが次の制御
サイクル以降の目標車速となる。したがって、ステップ
J104がらステップJ108を経てステップJ109
へ進んだ後、目標車速変更スイッチ48の操作を全く行
なわない場合は、ステップJ103で値を設定された目
標車速vSが次回以降の各制御サイクルにおける目標車
速となる。
ステップJ109〜J112の制御による以上のような
目標車速vSの変更は、上述のように実加速度DVAの
絶対値が減少し、基準値にαより小さくなった後に行な
われるので、車速かほぼ一定となった定車速走行状態に
ある時にのみ目標車速変更スイッチ48による目標車速
vSの変更が可能となる。
次に、ステップJ113では、目標車速vSと、第8図
(i)のステップAlO3で入力された実車速VAとの
差VS−VAを計算し、ステップJ114へ進む。
ステップJ114では、既に車速がほぼ一定となってい
ることから、応答性の高い制御よりも安定性の高い制御
が必要である。このため、後述する第12図のステップ
E123で使用する実加速度DVAの値として、第8図
(iv)のステップA123〜A128の割込制御によ
って算出され第8図(i)のステップAlO3で入力さ
れた3種の実加速度DVA、、、DVA1.。およびD
 V A、、。
のうち前述したように安定性の最も高い実加速度D V
 A、s、を指定する。
次に、ステップJ115において、ステップJ113で
算出された目標車速vSと実車速VAとの差VS−VA
に対応する目標加速度DvS4を、第18図のステップ
MIOI〜M106のフローチャートに従って行なう制
御によって求める。そして、ステップJ116において
、後述する第12図のステップE123で使用する目標
加速度DvSの値として目標加速度DvS4を代入して
今回の目標車速制御を終了し、第12図のステップE1
23へ進む。
ステップJ115における目標加速度Dvs4の決定は
、上述のように、第18図に示すフローチャートに従い
ながら制御部25の定車速制御部8で行なわれるが、初
めのステップM1o1では、第16図のステップJ11
3で算出された差vS−VAに対応する目標加速度Dv
S3をマツプ#MDVS3から読出す。このマツプ#M
DVS3は、前述のように、差VS−VAをパラメータ
として目標加速度DVS、を求めるためのものであって
、差VS−VAと目標加速度DVS、とは第23図に示
す対応関係を有する。
次に、ステップM102において、差VS−VAに対応
する加速度許容差DVMAXをマツプ#MDVMAXか
ら読出す。このマツプ#MDVMAXは、差VS−VA
をパラメータとして加速度許容差DVMAXを求めるた
めのものであって、差VS−VAと加速度許容差DVM
AXとは第24図に示す対応関係を有する。
さらに、次のステップM103では、目標加速度DVS
、から、第16図のステップJ114で値をDvS8s
oと指定された実加速度DVAを減じた値(つまりDV
S、−DVA)を加速度差Dvxとして算出する。そし
て1次のステップM104において、加速度差DVXが
加速度許容差DV M A X ニ対して、DVX<D
VMAXt−あるか否かが判断される。
ステップM104でDVX<DVMAXであると判断し
た場合には、ステップM105へ進み目標加速度DVS
、として目標加速度DVS、を指定する。また、DVX
<DVMAXではないと判断した場合は、ステップM1
06へ進んで目標加速度DVS、として、実加速度DV
Aと上記加速度許容差DVMAXとを加えた値を指定す
る。
以上のようなステップM101〜M106の制御により
目標加速度DvS4の決定を行なうことで、目標加速度
DvS4の変動量が加速度許容差DVMAX以下に規制
される。したがって、定車速走行中に何らかの原因で急
変した車速を元に戻すために行なわれる車両の加速度の
変化は緩やかになるものになる。
このように、ステップM101〜M106の制御により
値を決定された目標加速度DVS、を、第16図のステ
ップJ116で目標加速度DVSに代入した後に、ある
いは、ステップJ106またはステップJ107の制御
によって目標加速度DVSの値を設定した後に、第12
図のステップE123に進んだ場合には、車両の加速度
を目標加速度DVSに等しくするために必要なエンジン
13の目標トルクTOM2を下式(5)によって算出す
る。
T OM2= [((W−r/g) ・ks+ki) 
H(DVS−DVA)+TQ−TEM] / T Q・
・・・・ (5) なお、上式(5)は、前記の式(1)あるいは式(4)
と実質的に同一であるが、上式(5)中のDVAは、第
16図のステップJ106あるいはJ107からステッ
プE123へ進んだ場合には、第10図のステップ01
41〜C143の制御により指定された値となる。また
、式(5)中のDVAは、第16図のステップJ116
からステップE123へ進んだ場合には、第16図のス
テップJ114で指定されたDvAssoとなる。
次に、ステップE124へ進むと、ステップE123で
算出された目標トルクTOM2と、エンジン回転数検出
部21で検出されて第8図(i)のステップAlO3で
入力されたエンジン回転数NEとに対応するスロットル
弁開度θTHzを、前記マツプ#MTH(図示省略)か
ら読出し、ステップE125へ進む。
ステップE123およびステップE124の制御は、制
御部25の定車速制御部8、加速制御部9および減速制
御部10のそれぞれにより、共通して行なわれるもので
あって、上に述べたように、ステップE133からステ
ップE123へ進んだ場合には、定車速制御部によりス
テップE123およびステップE124に従って制御が
行なわれ、スロットル弁開度θTHzが設定される。
次に、ステップE125では、前記フラグI 、xの値
が1であるか否かが判断される。■0、=1であると判
断した場合は、今回の制御サイクルがスロットル弁31
の開閉を行なうタイミングに該当するのでステップE1
26へ進み、■、□=1ではないと判断した場合は、今
回の制御サイクルが上記タイミングに該当しないので、
スロットル弁31の開閉を行なわずに今回の制御サイク
ルにおけるオートクルーズモード制御を終了する。
ステップE126へ進んだ場合は、ステップE124で
決定したスロットル弁開度θTH2どなる位置まで、前
記ステップE109と同様にしてスロットル弁31の回
動が行なわれ、上記目標トルクTOM2にほぼ等しいト
ルクがエンジン13から出力される。また、今回の制御
サイクルのスロットル弁31の開閉は、開閉すべきタイ
ミングにおけるものなので、次のステップE127にお
いて前記フラグ11□の値を1として、今回の制御サイ
クルにおけるオートクルーズモード制御を終了する。
以上のように、ブレーキペダル28の解放状態でアクセ
ルペダル27の踏込を解除するか、またはアクセルペダ
ル27の解放状態でブレーキペダル28の踏込を解除し
た結果、オートクルーズモード制御による車両走行状態
へ移行し、この時、加速スイッチ45および切換スイッ
チ46の操作を行なわない場合には、まず、アクセルペ
ダル27およびブレーキペダル28の踏込解除直後の車
速を維持するように、この踏込解除直後にスロットル弁
31を暫定的に回動しておく。ついで、オートクルーズ
モード制御に移行した後、スロットル弁31の開閉タイ
ミング毎に、車速の維持を引続き行なうために制御部2
5の定車速制御部8によって設定されたスロットル弁開
度に基づきスロットル弁31の回動を行なう。
即ち、踏込解除後、スロットル弁31の開閉タイミング
に該当する制御サイクルを待たずに、暫定的に各ペダル
27.28の解除直後の車速を維持しうるスロットル弁
31の回動を行なった場合でも、この後、ある程度車速
が変動するので、その開閉タイミングに該当する制御サ
イクル毎に。
スロットル弁31の回動を行ない、車速の変動を低減さ
せて最終的にほぼ一定の車速とする。
したがって、ペダルの踏込解除後に、加速スイッチ45
および切換スイッチ46を操作しない場合には、ブレー
キ(図示省略)による基準より急な制動が基準時間より
長く続き、かつ、この制動の終了時の車速が基準値より
低下した時を除いて、以下のようになる。
つまり、制御部25の走行状態指定部3の指定が定車速
走行となり、この指定が定車速走行となった時(ペダル
の踏込解除の瞬間)の車速にほぼ等しい車速を維持しう
るだけの出力をエンジン13から得られるように、スロ
ットル弁開度が制御部25の定車速制御部(図示省略)
によって設定されるのである。そして、スロットル弁開
度に基づきスロットル弁31が開閉タイミング毎に回動
され、この結果、車両が所定車速で定車速走行を行なう
このようなスロットル弁31の回動によって車速がほぼ
一定となった後は、目標車速変更スイッチ48の操作に
より定車速走行時の目標車速の変更が可能となり、目標
車速変更スイッチ48を第6図中の(+)方向あるいは
(−)方向に回動した状態の継続時間に比例した目標車
速の変化量が得られる。
オードクルーズモード制御による車両走行状態に移行後
、加速スイッチ45および切換スイッチ46のいずれに
ついても操作しない場合は以上のとおりであるが、上記
移行後加速スイッチ45あるいは切換スイッチ46を操
作した場合について以下に説明する。
オートクルーズモード制御による車両走行状態への移行
を行ない上述の制御によって車速がほぼ一定となった後
、加速スイッチ45を操作して、第6図中の同〜団のい
ずれかの位置に切換えた場合には、第12図のステップ
E101を経てステップEl 10へ進み、前述のよう
に、加速スイッチ45の位置が前回の制御サイクルから
変更になっているか否かが判断される。
加速スイッチ45の位置を変更してから最初の制御サイ
クルでステップE110へ進んだ場合には、ここでの判
断によってステップE111へ進んでフラグI、の値を
1とし、次のステップE112でフラグエ、の値をOと
し、さらに、次のステップE113でフラグエ、の値を
0とした後、ステップE114へ進む。なお、このフラ
グエ。
は、加速スイッチ45あるいは切換スイッチへの操作に
より制御部25の走行状態指定部3の指定が加速走行と
なった時に、加速スイッチ45の位置に対応して設定さ
れた目標加速度まで車両の加速度を滑らかに上昇させる
ための制御が、既に前回の制御サイクルにおいて行なわ
れたことを、値が1であることによって示すものである
ステップE114では、今回の制御サイクルにおいて第
8図(i)のステップAlO3で入力された接点情報に
基づき、加速スイッチ45の位置が第6図中の同である
か否かが判断される。この位置が同であると判断した場
合には、ステップE115へ進み、口ではないと判断し
た場合には、ステップE116へ進む。
ステップE116へ進んだ場合には、豚御部25の走行
状態指定部3の指定が加速走行に切換わり、フラグ■、
の値を1とする。そして、次のステップE117でフラ
グ1.の値を0とした後、ステップE118へ進む。
なお、この時の制御サイクルは、加速スイッチ45の位
置を変更してから最初のものであって、この変更後はま
だスロットル弁31の開閉を行なっていない。このため
、ステップE118でフラグLxの値を・0とし、つい
で、ステップE119で、ステップE118と同様の゛
理由から今回の制御サイクルで使用する実加速度DVA
の値として、第8図(i)のステップAlO3で入力さ
れたDvAoを採用する。そして、ステップE120へ
進む。
このステップE120は、制御部25の到達目標車速設
定部6における加速後の車速の目標値である到達目標車
速vSの設定であって、このvSの値は、今回の制御サ
イクルにおいて車速・加速度検出部24により検出され
て制御部25に入力された実車速VA[第8図(i)の
ステップAlO3参照]と、予め設定された補正量Vに
1との和に設定される。
次にステップE121へ進むと、第14図に示すステッ
プ0101〜G105のフローチャートに従って制御部
25の目標加速度設定部4が、加速スイッチ制御を行な
う。この加速スイッチ制御は、第6図中に示す加速スイ
ッチ45の(5)1回、あるいは団の各位置に対応して
、目標加速度DVS2の値を設定するものである。
つまり、第14図のステップG101およびステップG
103によって、加速スイッチ45の位置が旧、回、団
のうちのいずれの位置にあるかが判断され、各位置ごと
に、ステップG102、G104およびG105で加速
度DvS2の値の設定が行なわれる。
即ち、第14図に示すように、初めにステップG101
において、加速スイッチ45の位置が第6図中の同の位
置にあるか否かの判断を行ない、同の位置にあると判断
した場合には、ステップG102へ進んで、旧の位置に
対応して予め設定された値DVSbを目標加速度DvS
2に代入する。
また、ステップGIOIにおいて、加速スイッチ45の
位置が上記口の位置にないと判断した場合には、ステッ
プG103へ進み、加速スイッチ45の位置が第6図中
の回の位置にあるか否かの判断を行なう。加速スイッチ
45の位置が回の位置にあると判断した場合は、ステッ
プG104へ進んで、回の位置に対応して予め設定され
た値DVScを目標加速度DvS2に代入する。
一方、加速スイッチ45の位置が回の位置にないと判断
した場合は、残された団の位置にあることになり、印の
位置に対応して予め設定された値DVSdを目標加速度
DvS2に代入する。なお、ここで団の位置にあると判
断できるのは、加速スイッチ制御を行なう前の第12図
のステップE114で加速スイッチ45の位置は固でな
こと、さらに、ステップG 1.01およびG103で
、同でも回でもないことが、既に判断されているからで
である。
以上のようにして、加速スイッチ45の位置に対応する
目標加速度DVS2の値の設定を行なうが、この目標加
速度DVS2は、制御部25の走行状態指定部3によっ
て、加速走行が指定され加速を開始した後に一定となる
車両の加速度の目標値であるので、(5)〜団の位置に
対応して3種類の車両の加速状態(DVSb、DVSc
およびDVSd)が選択される。このようなり V S
b、 D V ScおよびDVSd(7)値は、DVS
b<DVSc<DVSdとなっており、DVSbが緩加
速、DVScが中加速、DVSJが急加速にそれぞれ対
応する値となっている。
こうして加速スイッチ制御が終了すると、次に第12図
のステップE122へ進み、主として制御部25の加速
制御部9が加速制御を行なう。
この加速制御は、前述のように、制御部25の走行状態
指定部3により加速走行が指定された時に、加速スイッ
チ45の位置に対応して行なわれる制御であって、制御
部25の目標加速度設定部4で各位置(El、回または
団)に対応して設定された目標加速度DvS2まで、車
両の加速度を滑らかに上昇させて、このような加速走行
により、制御部25の到達目標車速設定部6および到達
目標車速変更制御部6aで設定された到達目標車速まで
車速が到達する際の加速度の変化を滑らかにしている。
このような加速制御は、第17図のステップL101〜
120に示すフローチャートに従って行なわれる。
つまり、最初のステップL101では、第8図(i)の
ステップAlO3で入力された実車速VAが予め設定さ
れた基準値Ksに対して、VA>K5であるか否かが判
断される。VA>K5であると判断した場合には、ステ
ップL104へ直接進み、VA>K、ではないと判断し
た場合には、ステップL102およびL103を経てス
テップL104へ進む。
ステップL101からステップL、102へ進んだ場合
には、実車速VAと第8図(i)のステップAlO3で
入力された接点情報による加速スイッチ45の位置とに
対応する目標加速度DVSACをマツプ#MDVSAC
から読出す。
このマツプ#MDVSACは、実車速VAと加速スイッ
チ45の位置とをパラメータとして目標加速度DVSA
Cを求めるためのものであって、実車速VAおよび加速
スイッチ45の位置と目標加速度DVSACとは、第2
6図に示す対応関係を有する。
即ち、実車速VAが0から基準値に、までの間は、第6
図中に示す加速スイッチ45の(6)〜印の各位置別に
実車速VAの増加に対応して上記目標加速度DVSAC
が増加し、実車速VAが基準値Ksとなった時には、目
標加速度DVSACの値は、第12図のステップE12
1の加速スイッチ制御(第14図参照)により、同一印
の各位置別に設定された目標加速度DVS、の値と等し
くなる。
次にステップL103へ進むと、加速スイッチ制御によ
り設定された目標加速度DvS2の値をステップL10
2で読出したDVSACに変更し、ステップL104へ
進む。
つまり、車速が基準値Kfより大きい時は、目標加速度
DVS、の値は上記加速スイッチ制御によって設定され
た値のままとなり、発進直後のように車速が基準値に、
以下の時は、車速の増加に対応して増加し、スイッチ制
御によって設定された値より小さい値が目標加速度DV
S2の値となる。
そして、ステップL104では、フラグエ、□の値が1
であるか否かが判断される。このフラグ■□1は、前述
のように、値が1であることによって、今回の制御サイ
クルがスロットル弁31の開閉を行なうタイミングに該
当すること(スロットル弁開閉タイミングサイクルであ
ること)を示すのである。ステップL104でフラグエ
、1の値が1ではないと判断した場合は、今回の制御サ
イクルがスロットル弁開閉タイミングサイクルに該当し
ないので、直ちに今回の制御サイクルにおける加速制御
を終了する。
また、ステップL104でフラグI xlの値が1であ
ると判断した場合には、今回の制御サイクルが開閉のタ
イミングに該当し、ステップL105へ進んで加速制御
が引続き行なわれる。
ステップL105では、フラグエ、の値が1であるか否
かが判断される。フラグエ、は、前回の制御サイクルに
おいて、後述するステップLIO8あるいはステップL
11oの制御が行なわれたことを、値が1であることに
よって示すものである。加速スイッチ45の切換を行な
ってから最初にステップL105へ進んだ場合には、前
述のように第12図のステップE113においてフラグ
エ、の値を0としているので、ステップL105でフラ
グエ、の値が1ではないと判断して、ステップL106
へ進む。
ステップL106では、フラグIt3をOとして、L1
07へ進む。なお、このフラグ113は、後述するステ
ップL108あるいはステップL110で値を指定され
た目標加速度DVS工と加速スイッチ制御により設定さ
れた目標加速度DVS、とか、DVSl<DVS2の関
係にないことを、値が1であることによって示すもので
ある。
次のステップL107では、フラグエ、の値を1として
、ステップL108へ進む。
ステップL108では、目標加速度DVS□の値として
、第12図のステップE119でDVA6、を入力され
た実加速度DVAと、予め改定された補正量ΔDV工と
を加えたも(DVA+ΔDV□)を指定し、ステップL
111へ進む。
ステップL111では、このように設定された2−1)
目1加速度DVS、およびDVS2が、DVS□<DV
S、の関係にあるか否かが判断される。
実加速度DVAと目標加速度o v S tとにあまり
差がなく、これらの目標加速度DVS、と目標加速度D
VS2とが、DvS□くDVS2の関係にないと判断し
た場合には、ステップL113へ進んでフラグエ□、の
値を1とした後、ステップLl14へ進む。
一方、ステップL111において、DVS工くDVS2
の関係にあると判断した場合には、ステップL112へ
進み、今回の制御サイクルにおけるオートクルーズモー
ド制御で車両の加速走行のために使用する目標加速度D
VSの値として上記目標加速度DVS、を指定して今回
の制御サイクルにおける加速制御を終了する。
なお、上述のように、今回の制御サイクルが加速スイッ
チ45を第6図中のEl−Qdのいずれかの位置に切換
えてから最初にステップL105へ進む制御サイクルで
あって1次回の制御サイクル以降において加速スイッチ
45の切換が行なわれず引続き加速制御が行なわれる場
合には、今回の制御サイクルのステップL107でフラ
グ■、の値が1となっているので1次回の制御サイクル
以降においては、ステップL105の判断によってステ
ップL109へ進む。
このステップL109では、フラグI 13の値が1で
あるか否かが判断されるが、1サイクル前までの制御サ
イクルでステップL111からステップL113へ進ん
でフラグI 13の値を1とした場合には、ステップL
109からステップL114へ進む。1サイクル前まで
の制御サイクルでステップL111からステップL11
3へ進んだことがない場合には、l1ffは1でないの
で、ステップLLIOへ進む。
このステップL110では、1サイクル前の制御サイク
ルまでの目標加速度DVS工の値に補正量ΔDV1を加
えたものを新たな目標加速度DVSよとして指定してス
テップL111へ進む。
したがって、目標加速度DVS工の値は、ステップL1
09でフラグI13の値が1であると判断されるまで、
ステップLIIOに繰り返し進むことによって、時間の
経過とともに増大する。
そして、ステップL111において、DvSlくDVS
2ではないと判断されるまで目標加速度DVS□が増大
すると、ステップL111からステップL113へ進ん
で、上述のようにフラグエ□、の値を1とするので1次
の制御サイクル以降においては、ステップL109から
ステップLl14へ進み、目標加速度DVS工の値は増
大しなくなる。
また、ステップL111で、DVS□<DVS。
ではないと判断されるまでは、上述のようにして値の増
大する目標加速度DvS1を、ステップL112におい
て目標加速度DVSの値として指定するが、ステップL
lllで、DVS、<DVS2ではないと判断されると
、この判断の行なわれた制御サイクル以降においては、
上述のようにステップL114へ進むノテ、DVS=D
VS□の指定は行なわれなくなる。
ステップL114へ進むと、第12図のステップE12
0で値の設定された到達目標車速vSと、第8図(i)
のステップAlO3で入力された実車速VAとの差VS
−VAを計算する。次のステップL115では、この差
VA−VAに対応する目標加速度DVS、をマツプ#M
DVS3から読出す。
このマツプ#MDVS3は、前述したように、差VS−
VAをパラメータとして目標加速度DVS、を求めるた
めのものであって、差VS−VAと目標加速度DVS、
とは第23図に示す対応関係を有する。
次に、ステップL116へ進むと、目標加速度DVS、
と、目標加速度DvS3とが、DVS2〈DVS、の関
係にあるか否かが判断される。ここで、DVS2<DV
S、の関係にあると判断した場合には、ステップL11
7へ進んで、目標加速度DVSの値として目標加速度D
vS2を指定し、加速制御を終了する。また、ステップ
L116において、DVS2くDVS3の関係にないと
判断した場合には、ステップL118へ進み、制御部2
5の到達検出部11により、差VS−VAの絶対値I 
VS−VA lが予め設定された基準値に4より小さい
か否かの判断が行なわれる。
第23図に示すように、差VS−VAの値が、補正量v
K□(第12図のステップE120で到達目標車速vS
を設定するために実車速VAに加えた補正量)に等しい
ときには、マツプ#MDVS3に従って決定する目標加
速度DVS、は、目標加速度DVS2より大きい値を有
する。
したがって、加速スイッチ43を切換えた後、最初にス
テップL105へ進んだ制御サイクルにおいて、ステッ
プL116へ進んだ場合には、差VS−VAは補正量V
に、にほぼ等しくなっている。
このため、ステップL116において、DvS2〈Dv
S3であると判断されて、ステップLl17に進む。
また、この制御サイクルより後の制御サイクルにおいて
、加速スイッチ45の切換が行なわれず引続き加速制御
が行なわれ、後述するような車両の加速が行なわれると
、実車速VAが到達目標車速vSに近づいて、差VS−
VAの値が減少するが、第23図に示すように、この差
VS−VAの減少に対応して目標加速度DVS、が減少
する。
そして、差VS−VAが第23図中に示すVα以下とな
って目標加速度DVS、が、目標加速度Dv82以下と
なると、ステップL116の判断によってステップL1
18に進む。
ここで、IVs−VAI<K、ではないと判断した場合
は直接、またIVS−VAI<K4であると判断した場
合は車速が到達目標車速に到達したとしてステップL1
20を経た後、ステップL119へ進む、このステップ
L119では、目標加速度DVSの値として目標加速度
DVS□を指定して加速制御を終了する。
したがって、目標加速度DVS、が目標加速度DVS、
より小さくなってから後の制御サイクルにおいては、目
標加速度DVSの値として目標加速度DvS3が指定さ
れる。目標加速度DVSは、加速走行時の加速度の目標
値であるので、目標加速度DVS、が指定された後は、
実車速VAが到達目標車速vSに近づくにつれて実加速
度も減少する。
実車速VAが到達目標車速vSにほぼ等しくなると、ス
テップL118で、IVS−VA I <K4であると
判断し、上述のようにステップL120へ進む。
この判断は、加速走行によって車速が到達目標車速vS
に到達したことを検出するものであって、この到達の検
出が行なわれた後は、制御部25の走行状態指定部3の
指定を、到達目標車速VSの定車速走行とするために、
ステップL120で制御部25の走行状態切換部12に
よりフラグエ。
の値がOとされる。なお、このフラグエ、は、前述のよ
うに、値が0であることによって、走行状態指定部3の
指定を定車速走行とすべきことを示すものである。
以上述べたようにして、第12図のステップE122の
加速制御を終了すると、ステップE123へ進み、前述
のように、車両の加速度を目標加速度DVSに等しくす
るために必要なエンジン13の目標トルクTOM、を前
記の式(5)によって算出する。
さらに、次のステップE124で目標トルクTOM、を
エンジン13から得られるようなスロットル弁開度OT
Hzを決定しステップE125へ進む。なお、制御部2
5の走行状態指定部3の指定が加速走行であると、ステ
ップE123およびステップE124の制御は前述のよ
うに制御部25の加速制御部9によって行なわれる。
ステップE122からステップE123.E124を経
てステップE125へ進むのは、第17図のステップL
104でフラグエ□、の値が1であると判断された場合
である。したがって、ステップE125では、Io、=
1であると判断してステップE126へ進み、前述のよ
うにしてスロットル弁31をスロットル弁開度θTHz
となる位置まで駆動する。
そして1次のステップE127でフラグ11□の値を1
として、今回の制御サイクルにおけるオートクルーズモ
ード制御を終了する。
スロットル弁31をこのように駆動することで、前述の
ように、目標トルクTOM、にほぼ等しいトルクがエン
ジン13から出力されるため、車両は目標加速度DVS
にほぼ等しい加速度で加速走行を行なう。
加速スイッチ45を第6図中の同一日の位置に切換える
ことにより、以上のようなステップE110〜E114
を経てステップE116へ進む一つの制御サイクルが行
なわれるが、この後、加速スイッチ45および切換スイ
ッチ46のいずれも操作されないと、この次の制御サイ
クル以降において引続きオートクルーズモード制御が行
なわれることになる。この場合は、初めに第12図のス
テップE101において、アクセルスイッチ15の接点
はON状態であったと判断してステップE110へ進む
。これは、サイクル前の制御サイクルにおいてもアクセ
ルペダル27が踏込まれずにオートクルーズモード制御
が行なわれているためである。
ステップE110では、前述のように、加速スイッチ4
5の位置が1サイクル前の制御サイクルの時から変更に
なっているか否かの判断が行なわれる。ここでは、加速
スイッチ45の操作は行なっていないので、否定されて
ステップE128へ進み、切換スイッチ46に関連する
切換スイッチ制御を行なう。
この切換スイッチ制御は、前に述べたように、第13図
のステップF101〜F121に示すフローチャートに
従って行なわれる。
まず初めに、ステップFIOIにおいて、切換スイッチ
46の接点がON状態にあるか否かの判断が行なわれる
。ここでは、切換スイッチ46の操作は行なわないので
、この接点はON状態とはならず、否定されてステップ
F111へ進み、フラグエ、の値をOとする。
さらに、次のステップF112でフラグエ、の値を0と
して、今回の制御サイクルにおける切換スイッチ制御を
終了する。
なお、前に述べたが、フラグI、は、前回の制御サイク
ルで切換スイッチ46の接点がON状態にあったことを
値が1であることによって示すものであり、また、フラ
グIGは、切換スイッチ46の接点がON状態となって
から最初の制御サイクルであることを値が1であること
によって示すものである。
次に、第12図のステップE129へ進むと、フラグエ
。の値が1であるか否かが判断される。
このフラグエ。は、前述のように、制御部25の走行状
態指定部3の指定を定車速走行とすべきであることを、
値が0であることによって示すものであるが、加速スイ
ッチ45を第6図中の同一印のいずれかの位置に切換え
てから最初の制御サイクルにおいて、ステップE116
でフラグエ、の値を1としているので、車両の加速走行
が行なわれている間は、ステップE129の判断で肯定
されてステップE130へ進む。
また、前述のように、車両の加速が行なわれて、走行速
度が到達目標車速vSに達すると、第17図のステップ
L120で、制御部25の走行状態切換部12がフラグ
エ、の値を0とする。これによって、ステップE129
の判断で否定されてステップE132に進む。なお、こ
の時、制御部25の走行状態指定部3の指定が定車速走
行に切換わる。
一方、ステップE129からステップE130へ進んだ
場合には、このステップE130で加速スイッチ45の
位置が圃の位置であるか否かが判断されるが、加速スイ
ッチ45は(5)〜団の位置にあるので、否定されてス
テップE121へ進み、加速スイッチ制御が行なわれる
この加速スイッチ制御は、前に述べたように、第14図
のステップGIOI〜G105に示すフローチャートに
従って制御部25の目標加速度設定部4により行なわれ
、加速スイッチ45の位置に対応する目標加速度DvS
2の設定を行なうものである。
次に、ステップE122へ進むと、加速制御が、前に述
べたように、第17図のステップLLOI〜L120に
示すフローチャートに従って、主として制御部25の加
速制御部9により行なわれ、車両の加速走行時の目標加
速度DVSの設定を行なうものである。今回の制御サイ
クルがスロットル弁31の開閉を行なうタイミングに該
当した時にこの目標加速度の設定を行なうと、次にステ
ップE123〜E127に従って、前述のようにスロッ
トル弁31の開閉が行なわれ、車両が目標加速度DVS
にほぼ等しい加速度で加速走行を行なう。
車両の加速走行により、走行速度が到達目標車速vSに
達すると、上述のように制御部25の走行状態指定部3
の指定が定車速走行に切換ねり、ステップE129から
ステップE132へ進む。
そして、ステップE132でフラグエ、の値が1である
か否かが判断される。このフラグエ、は。
第13図のステップF112で値を0とされているので
、ステップE132からステップE133へ進み、目標
車速制御が行なわれる。
この目標車速制御は、前に述べたように、第16図のス
テップJ101〜5116に示すフローチャートに従っ
て、主として制御部25の定車速制御部8により行なわ
れる。
つまり、加速スイッチ45の切換を行なってから最初の
制御サイクルでフラグエ、の値をOとしている(第12
図のステップE117参照)ので。
ステップJ101では、工、=1ではないと判断して、
加速スイッチ45あるいは切換スイッチ46を操作しな
い限りは、常にステップJ109へ進む。
ついで、ステップJ109〜5116に従って行なわれ
る制御は、前述のとおりであって、車両の走行速度を目
標車速vSに一致させて、これを一定に維持するための
目標加速度DVSの値の設定が行なわれる。
この目標車速制御を終了すると、第12図のステップE
123〜E127に従って、前に述べたように、スロッ
トル弁31の開閉が行なわれ、車両は目標車速vSにほ
ぼ等しい走行速度定車速走行を行なう。
したがって、加速スイッチ45を第6図中の同一印のい
ずれかの位置に切換えることにより車両の加速を行ない
、走行速度が到達目標車速VSに達した後は、この到達
目標車速vSが目標車速となって、車両の走行速度が一
定に維持される。
以上述べたように、加速スイッチ45を切換えて、制御
部25の走行状態指定部3の指定を加速走行とし、ステ
ップE122の加速制御により指定された目標加速度D
VSで車両の加速を行なった時には、その目標加速度D
VSおよび走行速度の変化は、例えば第27図(i)、
 (ii)に示すようになる。なお、第27図(i)は
、切換後の時間の経過に対応する目標加速度DVSの値
を示し、第27図(ii)は、同じく切換後の時間経過
に対する車両の走行速度の変化を示す。
つまり、この第27図(i) 、  (ii)に示すよ
うに、はじめに車両が一定の走行速度V工で定速走行し
ていて、ある時刻上〇に、加速スイッチ45が同一印の
いずれかの位置に切換えられると、加速走行が指定され
る。そして、第17図のステップL108で設定された
値の目標加速度をもって加速を開始する。この時、スロ
ットル弁31の開閉を行なうタイミングに該当する制御
サイクル毎に、第17図のステップLIIOで設定され
る目標加速度DVS工が加速走行の際の目標加速度DV
Sとなるので、第27図(i)に階段状に示すように、
この制御サイクル毎に目標加速度DVSが増加していく
一方、このような目標加速度DVSの増加に伴い、車両
の走行速度が時刻t、から滑らかに増加を開始する。
この結果、時刻t工において、目標加速度DVS1が、
加速スイッチ45の位置に対応して制御部25の目標加
速度設定部4で設定された目標加速度DvS2より大き
くなると、時刻t1以降の制御サイクルでは、この目標
加速度DVS、が目標加速度DVSの値となる。これに
より目標加速度DVSは、第27図(i)に示すように
一定値となる。したがって、この時の車両の走行速度は
、第27図(ii)に示すようにほぼ一定の割合で増加
していくことになる。
そして、時刻t2において、走行速度が、第12図のス
テップE120で設定された到達目標車速vSよりも、
第23図中に示すVαだけ低い値に達すると、第23図
に示すように、第17図のステップL115でマツプ#
MDVS3から読出される目標加速度DvS3の方が、
目標加速度DvS2よりも、小さくなる。そして、時刻
t2以降の制御サイクルでは、目標加速度DVS、が目
標加速度DVSの値となる。
この目標加速度DVS、は、第23図に示すように、到
達目標車速vSと実車速VAとの差vS−VAが減少す
るのに対応して減少するので、走行速度の上昇に伴って
目標加速度DVSは、第27図(i)に階段状に示すよ
うに、制御サイクル毎に次第に減少していく。
このような目標加速度DVSの減少によって、走行速度
は、第27図(ii)に示すように、徐々に上昇の度合
を緩やかにする。
そして、時刻t3以降において、走行速度と到達目標車
速■Sとの差が、基準値に4より小さいことが制御部2
5の到達検出部11により検出されると、この制御部2
5の走行状態切換部12で、走行状態指定部3が指定す
る定車速走行への切換が行なわれて、車両の加速走行は
終了する。この時刻t、より後の制御サイクルでは、制
御部25の定車速制御部8での第12図のステップE1
33の目標車速制御によって設定された目標加速度DV
Sに基づき車両の定車速走行が行なわれる。
この結果、第27図(ii)に示すように、走行速度は
、滑らかに到達目標車速vSに近づき、時刻t、におい
て到達目標車速vSとほぼ等しい値となって、この時刻
し、より後では到達目標車速vSにほぼ一致した値とな
る。また、目標加速度DVSは時刻t、において、0に
近い値となり、時刻t、より後では、走行速度を到達目
標車速VSに一致させて一定に維持するための値となる
加速スイッチ45を第6図中の同一印のいずれかの位置
に切換え、切換スイッチ46の操作は行なわない場合は
以上のとおりであるが、次に、以上に述べたような車両
の加速走行がまだ行なわれている時に、切換スイッチ4
6を操作した場合について説明する。
切換スイッチ46を第6図中の手前側に引いて○N状態
にすると、前述の場合と同様にして第12図に示すステ
ップEIOIからステップEllOへ進む。加速スイッ
チ45の位置は前回の制御サイクルから変更になってい
ないので、このステップE110で否定されて、ステッ
プE128へ進む。ステップE128では、前述のよう
に、第13図に示すステップF101〜F121のフロ
ーチャートに従って切換スイッチ制御が行なわれる。
この切換スイッチ制御は、初めにステップF101にお
いて、第8図(i)のステップAlO3で入力された接
点情報に基づき、切換スイッチ46の接点がON状態に
あるか否かが判断されるが。
この場合、オートクルーズスイッチ18の操作部18を
第6図中の手前側に引いているので、接点がON状態に
あると判断してステップF102へ進む。
ステップF102でフラグエ、の値を1として、次のス
テップF103ではフラグエ、の値が1であるか否かが
判断される。なお、フラグ■、は、前述のように、前回
の制御サイクルで切換スイッチ46の接点がON状態で
あったことを、値が1であることによって示すものであ
る。
切換スイッチ46の接点をON状態にしてから最初の制
御サイクルにおいてステップF103へ進んだ場合には
、切換スイッチ46の接点をON状態とする前の制御サ
イクルのステップF111でフラグエ、の値をOとして
いるので、このステップF103の判断によってステッ
プF104へ進む。そして、このステップF104でフ
ラグ15の値を1とした後、ステップF105へ進む。
一方、前回の制御サイクルでも切換スイッチ46の接点
がON状態となっていた場合には、前回の制御サイクル
のステップF104でフラグエ。
の値を1としている。したがって、ステップF1o3の
判断によってステップF113へ進む。
上述のように、ステップF104からステップF105
へ進むと、フラグIGを1とする。なお、このフラグ■
6は、前述のように、切換スイッチ46の接点がON状
態となってから最初の制御サイクルであることを、値が
1であることによって示すものである。
次のステップF106では、フラグエ□2の値を0とし
て、ステップF107へ進む。なお、フラグ■1□は、
前述したが、各制御サイクルでオートクルーズモード制
御を行なうようになってから最初に訪れるスロットル弁
31開閉のタイミングに該当する制御サイクルでの開閉
をまだ行なっていないこと、あるいは、この開閉は既に
行なったが、オートクルーズモード制御において、加速
スイッチ45あるいは切換スイッチ46の操作により制
御部250走行状態指定部3の指定が変更された後に最
初に訪れるスロットル弁31開閉のタイミングに該当す
る制御サイクルでの開閉をまだ行なっていないことを、
値が0であることによって示すものである。
ステップF107では、今回の制御サイクルが切換スイ
ッチ46の接点をON状態としてから最初の制御サイク
ルであるので、前回の制御サイクルまで走行状態指定部
(図示省略)によって指定されていた車両の走行状態と
は異なる走行状態が指定される。このため、前述したよ
うに、実際の値に対する追従性の高さを優先して、実加
速度DVAの値を第8図(i)のステップAlO3で入
力されたD V AG、とする。
次のステップF108では、フラグエ、の値が1である
か否かの判断が行なわれる。なお、このフラグI、は、
値が0であることによって、走行状態指定部(図示省略
)により定車速走行が指定されるべきことを示すもので
あるt ここでは、加速スイッチ45の切換によって指定された
車両の加速走行がまだ行なわれている間に切換スイッチ
46の接点がON状態となっているので、今回の制御サ
イクルは接点がON状態となってから最初のものであっ
て、フラグI4の値は、第12図のステップE116で
1とされた後、変化しておらず、I、=1であると判断
されてステップF109へ進む。
ステップF109で、制御部25の走行状態切換部12
がフラグエ、の値をOとしてステップF110へ進む。
このステップF110では、第8図(iv)のステップ
Al23〜A128による割込制御で求められた最新の
実車速V A xを入力し、今回の制御サイクルにおけ
る切換スイッチ制御を終了する。
第12図のステップE128の切換スイッチ制御を上述
のようにして行なうと、次のステップE129へ進んで
、フラグエ。の値が1であるか否かの判断が行なわれた
時には、フラグエ、は、第13図のステップF109に
おいて値をOとされているので、工、=1でないと判断
されて、ステップE132へ進み、制御部25の走行状
態指定部3の指定が定車速走行に切換わる。
ステップE132では、フラグエ、の値が1であるか否
かが判断されるが、フラグエ、の値は、第13図のステ
ップF105において1としているので、■、=1であ
るとしてステップE105へ進む。
ステップE105および−このステップE105に続く
ステップE106〜E109による制御は。
前に述べたアクセルペダル27解放後最初の制御サイク
ルにおいてステップE105〜E109によって行なわ
れる制御と全く同一である。したがって、この制御(E
 105〜E109)では、今回の制御サイクルがスロ
ットル弁31開閉のタイミングに該当するか否かにかか
わらず、切換スイッチ46による切換時の実車速VAx
を目標車速として、定車速走行を行ないうると推測され
るスロットル弁開度までスロットル弁31の回動が行な
われる。そして、この結果エンジン13がら所望(定車
速走行に要する大きさ)トルクにほぼ等しいトルクが出
力され、車両の走行状態は加速走行から定車速走行へと
変化を開始する。
切換スイッチ46の接点をON状態としてから最初の制
御サイクルでは以上に述べたような制御が行なわれるが
1次の制御サイクル以降も引続きオートクルーズモード
制御が行なわれて、加速スイッチ45の操作は行なわな
い場合には、上述の場合と同様にして、第12図のステ
ップE101およびステップE110を経てステップE
128へ進んで切換スイッチ制御が行なわれる。
この切換スイッチ制御も、上述のように、第13図のス
テップF101〜F121に示すフローチャートに従っ
て行なわれるが、ステップFIO1からステップF10
2へ進んだ場合、ここでは、切換スイッチ46の接点が
ON状態を継続しており、この接点がON状態となって
から最初の制御サイクルのステップF104でフラグエ
、の値が1となったままなので、ステップF103での
フラグ■5の値が1であるか否かの判断によって、ステ
ップF113へ進む。
ステップF113では、フラグI4の値が1であるか否
かが判断される。フラグエ。は、切換スイッチ46の接
点がON状態となってから最初の制御サイクルのステッ
プF109で値を0とされているので、l4=1でない
として、ステップF112へ進む。そして、ステップF
112で、フラグエ、の値を0として今回の制御サイク
ルにおける切換スイッチ制御を終了する。
一方、ステップF101からステップF111へ進んだ
場合には、このステップF111でフラグI、の値をO
とした後、ステップF112でフラグエ、の値を0とし
て今回の制御サイクルにおける切換スイッチ制御を終了
する。
したがって、切換スイッチ46の接点が、1サイクル前
の制御サイクルから引き続いてON状態にある場合と、
今回の制御サイクルで接点がON状態でなくなった場合
とでは、切換スイッチ制御において、フラグエ、の値の
設定のみが異なる。
次に、切換スイッチ制御終了後、第12図のステップE
129へ進むと、フラグエ、の値が1であるか否かが判
断されるが、上述のように、フラグエ、の値は第13図
のステップF109で0となったままであるので、ステ
ップE129の判断によってステップE132へ進み、
制御部25の走行状態指定部3の指定は定車速走行のま
まとなる。
ステップE132では、フラグ■6の値が1であるか否
かが判断される。ここでは、上述のように、フラグエ、
の値は第13図のステップFi12でOとされているの
で、ステップE132からステップE133へ進み、目
標車速制御が行なわれる。
この目標車速制御は、前に述べたように、第16図のス
テップ5101〜J116に示すフローチャートに従っ
て行なわれる。
最初のステップJ101では、フラグエ、の値が1であ
るか否かの判断が行なわれる。このフラグエ、は、オー
トクルーズモード制御によってほぼ一定の車速で車両が
走行していることを値がOであることにより示すもので
ある。ここでは、フラグエ、の値は、前述したように、
切換スイッチ46の接点をON状態にしてから最初の制
御サイクルで、第12図のステップE132からステッ
プE105を経てステップE106へ進んだ際に1とさ
れているので、ステップJ101の判断によってステッ
プJ102へ進む。
ステップJ102〜J107に従って行なわれる制御は
、アクセルペダル27解放後の最初の制御サイクルで第
12図のステップE101〜E109に従って制御を行
なった後の第2回目以後の制御サイクルにおいて、ステ
ップE133の目標車速制御で行なわれるものと全く同
一である。
即ち、実加速度DVSを徐々に減少させるために必要な
目標加速度DVSの設定が、スロットル弁開閉タイミン
グサイクル毎に行なわれる。
この目標車速制御終了後に行なわれるステップE123
〜E127の制御は、これまでの各場合において述べた
ものと同様であって、スロットル弁開閉タイミングサイ
クル毎に、目標加速度DVSに等しい車両の加速度が得
られるようなスロットル弁開度へ、スロットル弁31の
開閉(開度調整)を行なう。
この結果、車両の加速度が徐々に減少し、走行速度は、
切換スイッチ46の接点をONして定車速走行となった
時の実車速VA、に徐々に接近し、やがてほぼ一定とな
る。
そして、第16図のステップJ104において、実加速
度DVAの絶対値I DVA +が予め設定された基準
値にαより小さいと判断すると、ステップJ108でフ
ラグエ、の値を0とした後、ステップJ109〜J11
6に従って制御を行なう。
このステップJ109〜J116に従う制御も、ステッ
プJ101〜J107の制御と同様に、アクセルペダル
27解放によってオートクルーズモード制御が行なわれ
る際に第12図のステップE133の目標車速制御で行
なわれる制御と全く同一である。また、ステップJ10
4の判断が行なわれた制御サイクルの次の制御サイクル
以降は、ステップJ108でフラグエ、の値が0とされ
ているので、ステップJIOIからステップJIO9へ
進み、同様の制御が行なわれる。
即ち、車両の走行速度がほぼ一定となってから後は、走
行速度を引続き一定に維持するために必要な目標加速度
DVSの設定が行なわれ、目標車速変更スイッチ48を
第6図中の(+)側あるいは(−)側に切換えた時には
、この切換に従って、走行速度を一定に維持するための
目標車速vSの設定値の増減が行なわれる。
さらに、目標車速制御の終了後に行なわれるステップE
123〜E127の制御によって、上述のように、スロ
ットル弁31が、所要のスロットル弁開度(目標加速度
DVSに等しい車両の加速度を得るスロットル弁開度)
に開閉され、この結果、車両は目標車速にほぼ一致して
一定した走行速度で定車速走行を行なう。
以上述べたように、車両の加速走行が行なわれている時
に切換スイッチ46の接点をON状態とすると、制御部
25の走行状態指定部3の指定が定車速走行に切換わり
、この切換が行なわれた時の実車速VA、が、定車速走
行時の目標車速となる。
そして、アクセルペダル27の解放によって定車速走行
状態へ移行した場合と同様にして、車両の走行速度がほ
ぼ一定に維持される。
次に、加速スイッチ45が第6図中の旧〜団のいずれか
の位置にあって、オートクルーズモード制御が行なわれ
、走行状態指定部3の指定が定車速走行になっている時
に、オートクルーズスイッチ18の操作部18aを手前
側に引いて切換スイッチ46の接点をON状態とした場
合について説明する。
この場合、切換スイッチ46の接点がON状態となると
、前述の場合と同様にして、第12図のステップE10
1からステップE110へ進む。
このステップE110では、加速スイッチ45の操作が
行なわれていないので、加速スイッチ45の位置が前回
の制御サイクルから変更になっていないと判断してステ
ップE128へ進む。
ステップE128では、前述のように、第13図のステ
ップF101〜F121に示すフローチャートに従って
切換スイッチ制御が行なわれる。
つまり、初めに、ステップF101において、第8図(
i)のステップAlO3で入力された接点情報に基づき
、切換スイッチ46の接点がON状態にあるか否かが判
断され、この判断によってステップF102へ進む。
ステップF102では、フラグエ、の値を1として、ス
テップF103へ進み、このステップF103で、フラ
グエ、の値が1であ°るか否かの判断を行なう。前回ま
での制御サイクルでは、加速スイッチ45および切換ス
イッチ46をともに操作しない状態でオートクルーズモ
ード制御が行なわれており、フラグI、の値はステップ
F111で0とされている。したがって、切換スイッチ
46の接点をON状態としてから最初の制御サイクルで
は、ステップF103での判断によってステップF10
4へ進み、このステップF104で、フラグエ、の値を
1とした後、ステップ105へ進む。
なお、次回以降の制御サイクルでも切換スイッチ46の
接点がON状態にあって引続きオートクルーズモード制
御が行なわれてステップF103へ進んだ場合には、上
述のように切換スイッチ46の接点をON状態としてか
ら最初の制御サイクルのステップF104でフラグエ、
の値は1とされているので、ステップF103での判断
によってステップF113へ進む。
次に、ステップF103からステップF104を経てス
テップF105へ進んだ場合、ステップF105でフラ
グエ、の値を1とし、次のステップF106でフラグ■
1□の値を0とした後、ステップF107へ進む。
ステップF107では、今回の制御サイクルが切換スイ
ッチ46の接点をON状態としてから最初の制御サイク
ルであるので、前回の制御サイクルまで指定されていた
車両の走行状態と異なる走行状態が制御部25の走行状
態指定部3によって指定される。このため、ここでは、
前述のように、実際の加速度値に対する追従性の高さを
優先して、実加速度DVAの値を第8図(i)のステッ
プAlO3で入力されたD V A、、とする。
次のステップF108では、フラグ■、の値が1である
か否かの判断が行なわれる。
ここで、加速スイッチ45を切換えて車両の加速走行を
行なった後、前述のようにして、走行速度が到達目標車
速に定車速走行状態となった場合には、フラグエ、の値
は第17図のステップL120でOとされる。
アクセルペダル27の解放によってオートクルーズモー
ド制御が行なわれて定車速走行状態となった場合には、
フラグエ、の値は第12図のステップE102でOとさ
れる。また、ブレーキペダル28の解放によってオート
クルーズモード制御が行なわれて定車速走行状態となっ
た場合には、フラグエ、の値は第10図のステップC1
45で0とされる。
さらに、切換スイッチ46の接点をON状態にすること
によって定車速走行状態となった場合には、前述のよう
に、フラグエ、の値は第13図のステップF109でO
とされている。
したがって、ステップF108では、工、=1でないと
判断して、ステップF117へ進む。
ステップF117で、フラグエ、の値を1とし、次のス
テップF118でフラグエ、の値をOとした後、ステッ
プF119で、第8図(i)のステップAlO3で入力
された接点情報から加速スイッチ45が第6図中の圃の
位置にあるが否がが判断される。
加速スイッチ45の位置は第6図の同一印のいずれかの
位置にあるので、ステップF117の判断によってステ
ップF121に進み、制御部25の走行状態指定部3に
よる指定が加速走行に切換わる。
ステップF121では、制御部25の到達目標車速設定
部6で、今回の制御サイクルにおいて車速・加速度検出
部24により検出され第8図(i)のステップAlO3
で入力された実車速VAと、前述の第12図のステップ
E120で使用するものと同一の予め設定された補正量
vK工とを加えた値(VA十Vに、)が、加速走行時の
到達目標車速VSとして設定される。
これにより、今回の制御サイクルにおける切換スイッチ
制御を終了する。
このように、切換スイッチ制御では、定車速走行状態に
ある際に加速スイッチ45を第6図中の圓〜、団のいず
れかの位置に切換えた時と、同様に加速走行時の到達目
標車速VSが設定される。
第12図のステップE128の切換スイッチ制御を上述
のようにして行なうと、次にステップE129へ進み、
フラグI4の値が1であるか否かが判断されるが、上述
のようにフラグエ、は第13図のステップF117で値
を1とされているので、ステップE129の判断でステ
ップE130へ進む。
ステップE130では、加速スイッチ45の位置が第6
図中の口の位置にあるか否かが、第8図(i)のステッ
プAlO3で入力された接点情報に基づいて判断される
。ここでは、加速スイッチ45の位置は第6図中の口〜
団のいずれかの位置にあるので、ステップE130で固
の位置にないとして、ステップE121へ進む。
このステップE121で、制御部25の目標加速度設定
部4による加速スイッチ制御が行なわれ、次いでステッ
プE122へ進んで、主として制御部25の加速制御部
9による加速制御が行なわれる。
このような切換スイッチ46の入力による加速スイッチ
制御および加速制御は、加速スイッチ45を切換えて車
両の加速走行状態を指定した時に行なわれる加速スイッ
チ制御および加速制御と同一であり、また、切換スイッ
チ46の入力後最初の制御サイクルで行なわれる制御は
、上記の加速スイッチ45を切換えて車両の加速走行状
態を指定した時に加速スイッチ45切換後最初の制御サ
イクルで行なわれる制御と同一である。さらに、切換ス
イッチ46を入力してから最初に訪れるスロットル弁3
1開閉のタイミングに該当する制御サイクルでの制御は
、上記の加速スイッチ45を切換えて車両の加速走行状
態を指定した時に加速スイッチ45切換後最初に訪れる
タイミングに該当する制御サイクルの制御と同一である
即ち、切換スイッチ46の入力後、最初の制御サイクル
では、加速スイッチ制御によって、加速スイッチ45の
位置に対応する。一定加速度走行状態の際の目標加速度
DvS2の設定が行なわれ、次の加速制御によって、実
車速VAが予め設定された基準値に5より低い時には、
目標加速度DVS2の値が実車速に対応する値に変更さ
れる。
また、制御サイクルがスロットル弁31開閉のタイミン
グに該当する場合には、さらに加速制御によって、実加
速度DVAに予め設定された補正量ΔDV、が加えられ
て、このDVA+ΔDV1の値が車両の加速走行開始を
滑らかに行なうための目標加速度DVSとして設定され
る。
切換スイッチ46の接点をON状態としてから最初の制
御サイクルが開閉のタイミングに該当する場合には、加
速制御を終了するとステップE123〜ステップE12
7に従って、これまでに述べたようにしてスロットル弁
31が開閉され、目標加速度DVSにほぼ等しい加速度
で車両の加速が開始される。
また、この制御サイクルが開閉のタイミングに該当しな
い場合には、この制御サイクルでの加速制御による目標
加速度DVSの設定およびステップE123〜E127
によるスロットル弁31の開閉を行なわずに、制御サイ
クルでのオートクルーズモード制御を終了する。
以上述べたようにして、切換スイッチ46の接点をON
状態としてから最初の制御サイクルにおける制御が行な
われるが、次の制御サイクル以降もアクセルペダル27
およびブレーキペダル28が踏込まれず、引続きオート
クルーズモード制御が行なわれて、加速スイッチ45の
切換も行なわれない場合には、再び上述の場合と同様に
して、第12図のステップE101およびステップE1
10を経て、第13図のステップF101へ進み、切換
スイッチ46の接点がON状態にあるか否かが判断され
る。
また、切換スイッチ46の接点を前の制御サイクルから
引き続いてON状態としている場合には、ステップF1
01の判断によってステップFIO2へ進み、オートク
ルーズモード18の操作部18aを解放して元の位置に
戻す。一方、切換スイッチ46の接点をOFF状態とし
ている場合には、ステップF101の判断によってステ
ップFi11へ進む。
ステップF101からステップF102へ進んだ場合に
は、ステップF102でフラグエ、の値を1とした後、
ステップF103へ進み、ステップF103でフラグエ
、の値が1であるか否かが判断される。フラグエ、の値
は、前に述べたように、切換スイッチ46の接点をON
状態としてから最初の制御サイクルのステップF104
で1とされており、接点は引続きON状態のままである
ので、ステップFIOIの判断によってステップF11
3へ進む。
ステップF113では、フラグエ、の値が1であるか否
かが判断されるが、フラグエ、の値は、この制御サイク
ルのステップF117で1とされているので、ステップ
F113の判断によってステップF114に進む。
ステップF114では、第8図(i)のステップAlO
3で入力された接点情報に基づき、加速スイッチ45が
第6図中の固の位置にあるか否かが判断される。いま、
加速スイッチ45は第6図中の旧〜団のいずれかの位置
にあるので、ステップF114の判断によってステップ
F116へ進む。
このステップF116では、制御部25の到達目標車速
変更制御部6aで、前回の制御サイクルにおける到達目
標車速■Sに、予め設定された補正量VT工を加えた値
(VS+VT工)を、今回の制御サイクルにおける加速
走行の到達目標車速VSとして指定する。
なお、前回の制御サイクルにおける到達目標車速vSは
、この制御サイクルが切換スイッチ46の接点をON状
態としてから最初の制御サイクルである場合には、ステ
ップF121で値を指定されたものであり、一方、最初
の制御サイクルではない場合には、ステップp116で
値を指定されたものである。
したがって、切換スイッチ46の接点をON状態とする
と、最初の制御サイクルで実車速VAに予め設定された
補正量VK1を加えた値が加速走行の際の到達目標車速
vSとして指定される。切換スイッチ46のON状態を
継続すると、この継続の時間の増大に伴い制御サイクル
毎に予め設定された補正量VT、ずつ到達目標車速vS
が増加する。つまり、VS=VA+VT、+VK、とな
る。
次に、ステップF116からステップF112へ進むと
、フラグIGの値を0として今回の制御サイクルにおけ
る切換スイッチ制御を終了する。
今回の制御サイクルで切換スイッチ46の接点がON状
態となっておらず、ステップF101の判断によってス
テップF111へ進んだ場合には、このステップF11
1においてフラグI5の値を0としてステップF112
へ進む。ステップF112では、上述のようにフラグ1
@の値を0として、今回の制御サイクルにおける切換ス
イッチ制御を終了する。
以上のようにして切換スイッチ制御を終了し、次に、第
12図のステップE129へ進む。このステップE12
9では、フラグエ、の値が1であるか否かの判断が行な
われるが、上述したように、フラグI4の値は、第13
図のステップF117で1とされているので、ステップ
G129の判断によってステップE130へ進む。
ステップE130では、加速スイッチ45が第6図中の
口の位置にあるか否かの判断が行なわれる。ここでは、
加速スイッチ45は同図中の同一印の位置にあるので、
ステップE130からステップE121八進む。
ステップE121およびそれに続いて行なわれるステッ
プE122〜E127の制御は、前述のように、加速ス
イッチ45を切換えてから2番目の制御サイクル以降に
行なわれる制御と同一である。
即ち、ステップE121の加速スイッチ制御では、加速
スイッチ45の位置の変更がないので、切換スイッチ4
6の接点をON状態としてから最初の制御サイクルで設
定された値が、引続き一定加速度走行の際の目標加速度
DVS、として設定される。
また、ステップE122の加速制御によって、加速開始
の際には車両の加速度を滑らかに目標加速度DvS2ま
で上昇させ、この後、目標加速度DVS、で車両の加速
を行なって、車両の走行速度を到達目標車速vSに到達
させる際には到達目標車速VSの到達前に加速度を徐々
に減少させるように目標加速度DVSの設定が行なわれ
る。
さらに、この時、実車速VAが予め設定された基準値に
、より低ければ、目標加速度DVS2が実車速VAに対
応する値に変更される。そして、スロットル弁開閉タイ
ミングサイクル毎に、目標加速度DVSに基づいてスロ
ットル弁31の開閉を行なう。これにより、車両が目標
加速度DVSにほぼ等しい加速度で加速される。
このような加速によって、車両の走行速度が到達目標車
速vSにほぼ等しくなった場合も、加速スイッチ45の
切換によって加速制御が行なわれた時と同様に、ステッ
プE122の加速制御においてフラグエ、の値が0とさ
れる。したがって、次の制御サイクル以降では、ステッ
プE129からステップE132を経てステップE13
3へ進んで、到達目標車速vSを目標車速とする目標車
速制御で、車両の定車速走行が行なわれる。
以上述べたように、加速スイッチ45が第6図中の■〜
日の位置に保持され、オートクルーズモード制御が行な
われて、車両が定車速走行状態にある時には、オートク
ルーズスイッチ18の操作部18aを第6図中の手前側
に引いて切換スイッチ46の接点を入力すると、制御部
25の走行状態指定部3の指定が加速走行となり、加速
スィッチ45切換時と同様にして、加速スイッチ45の
位置に応じた加速度、車両の加速走行が滑らかに行なわ
れる。
また、この時、加速走行時の到達目標車速が、定車速走
行状態の際の車両の走行速度より一定量だけ高い値に設
定され、この到達目標車速は切換スイッチ46を第6図
中の手前側に引いている時間を長くすることによって増
加する。
そして、加速走行によって車両の走行速度が到達目標車
速に達した後は、走行状態指定部3の指定が定車速走行
に切換ねり、到達目標車速を目標車速とする車両の定車
速走行が行なわれる。
以上、加速スイッチ45をEl−aの位置に切換えた場
合、および、加速スイッチ45が(5)〜団の位置にあ
る時にオートクルーズスイッチ18の操作部18aを手
前側に引いて切換スイッチ46の接点をON状態とした
場合について述べたが1次に、加速スイッチ45を口の
位置に切換えた場合、および、加速スイッチ45が固の
位置にある時に操作部18aを手前側に引いて切換スイ
ッチ46の接点を○N状態にした場合について述べる。
加速スイッチ45゛を第6図中の日の位置に切換ること
により、あるいは、加速スイッチ45が同の位置にあっ
て車両が定車速走行状態にある時に切換スイッチ46の
接点をON状態とすることにより、車両の加速走行状態
が指定される。そして、車両の加速が行なわれている時
に、加速スッチ45を(5)の位置に切換えた場合には
、前回の制御サイクルにおいてもアクセルペダル27は
踏込まれていないので、第12図のステップE101で
、アクセルスイッチ12の接点が前回の制御サイクルで
ON状態にあったと判断してステップElfOへ進む。
ステップE110では、前述のように、加速スイッチ4
5の位置が前回の制御サイクルから変更になっているか
否かの判断が第8図(i)のステップAlO3で入力さ
れた接点情報に基づいて行なわれる。加速スイッチ45
は、前回の制御サイクルではlの位置にあり、今回の制
御サイクルでは回の位置になるので、ステップEIIO
の判断によりステップE111へ進む。
このステップE111およびそれに続くステップE11
2〜E113において、前述のようにフラグエ、の値を
1に、またフラグT、およびフラグエ、の値を0にする
。ついで、ステップE114において、加速スイッチ4
5が固の位置にあるか否かの判断を、第8図(i)のス
テップAlO3で入力された接点情報に基づいて行なう
加速スイッチ45は、今回の制御サイクルにおいて、固
の位置にあるので、ステップE114からステップE1
15へ進み、フラグI4の値をOとした後、ステップE
104へ進む。
このステップE104およびこれに続くステップE10
5〜E109の制御は、前述したアクセルペダル27解
放後最初の制御サイクルにおいて行なわれるステップE
104〜E109の制御と全く同一である。
この制御により、今回の制御サイクルがスロットル弁3
1開閉のタイミングに該当するか否かにかかわらず、加
速スイッチ45を回の位置に切換えた直後の実車速VA
xを目標車速として定車速走行を行なうよう制御される
。具体的には、この定車速走行に必要なトルクをエンジ
ン13がら得られるように、スロットル弁31を適度な
スロットル弁開度に調整する。そして、この結果、エン
ジン13からほぼ所望の大きさのトルクが出力されて、
車両の走行状態は加速走行から定車速走行へと変化を開
始する。
加速スイッチ45を圃の位置に切換えてから最初の制御
サイクルでは、以上に述べたような制御が行なわれるが
、次の制御サイクル以降も引続きオートクルーズモード
制御が行なわれる。そして、加速スイッチ45が固の位
置に保持されるとともに、切換スイッチ46の操作も行
なわれない場合には、上述の場合と同様にして第12図
のステップEIOIからステップE110へ進み、加速
スイッチ45の位置が前回の制御サイクルから変更にな
っているか否かが判断される。
上述のように、加速スイッチ45は固に保持されて、前
回の制御サイクルから位置は変更されていないので、ス
テップE110からステップE128へ進み、切換スイ
ッチ制御が行なわれる。
この切換スイッチ制御は、前述のように、第13図のス
テップF101〜F121に示すフローチャートに従っ
て行なわれる。
最初のステップF1o1では、切換スイッチ46が操作
されていないので、前述のように、切換スイッチ46の
接点はON状態ではないと判断され、ステップF111
へ進む。
そして、ステップF111でフラグ■5の値を0とし1
次にステップF112でフラグIsの値を0として、今
回の制御サイクルにおける切換スイッチ制御を終了する
次に、第12図のステップE129へ進むと、フラグ■
4の値が1であるか否かの判断が行なわれるが、フラグ
エ、は、上述のように、加速スイッチ45を四の位置に
切換えてから最初の制御サイクルのステップE115で
値をOとされているので、ステップE129の判断によ
ってステップE132へ進み、制御部25の走行状態指
定部3の指定が定車速走行に切換ねる。
ステップE132では、フラグエ、の値が1であるか否
かの判断が行なわれ、このフラグIGは第13図のステ
ップF112で値を○とされているので、ステップE1
32の判断によってステップE133へ進んで、目標車
速制御が行なわれる。
この目標車速制御は、前述のように、第16図のステッ
プJ101〜J116に示すフローチャートに従って行
なわれる。
つまり、最初のステップJ101では、フラグIsの値
が1であるか否かの判断が行なわれる。
このフラグ1.は、加速スイッチ45を口の位置に切換
えてから最初の制御サイクルの第12図のステップE1
06で値を1とされているので、ステップJ101から
ステップJ102へ進む。
このステップJ102およびそれに続くステップJ10
3〜J107の制御は、アクセルペダル27の解放後の
最初の制御サイクルで第12図のステップE101〜E
109に従って制御を行なって、これ以降の制御サイク
ルでステップE133へ進んで、この結果、ステップJ
102〜J107に従って行なわれる目標車速制御と全
く同一である。即ち、実加速度DVAを徐々に減少させ
るために必要な目標加速度VDSの設定が、スロットル
弁31の開閉を行なうタイミングに該当する制御サイク
ル毎に行なわれる。
以上にようにして、目標車速制御を終了すると、次に、
第12図のステップE123〜E127に従い、これま
での各場合において述べたようにして制御が行なわれ、
目標加速度DVSに等しい車両の加速度を得られるよう
なスロットル弁開度へのスロットル弁31の開閉が、開
閉するタイミングに該当する制御サイクル毎に行なわれ
る。そして、この結果、車両の加速度が徐々に減少し、
走行速度が、加速スイッチ45切換直後の実車速VA、
に徐々に接近してほぼ一定となる。
このようにして、車両の加速度が減少し、第16図のス
テップJ104において、実加速度DVAの絶対値l 
DVA lが予め設定された基準値にαより小さいと判
断されると、ステップJ108でフラグ■、の値をOと
した後、ステップJIO9へ進む。そして、このステッ
プJ109およびこれに続くステップJ110〜J11
6に従って制御が行なわれる。また、ステップJ104
の判断が行なわれた後の各制御サイクルでは、ステップ
J108でフラグエ、の値を0としているので、ステッ
プJIOIからステップJ109へ進み、同様に制御が
行なわれる。
このステップJ109〜J116に従って行なわれる制
御は、アクセルペダル27解放後のオートクルーズモー
ド制御において上述のようにステップJIOI〜J10
8に従って制御が行なわれ、特にステップJ104の判
断によって、ステップJ I O8ニ進んだ後、ステッ
プJ109〜J116に従って行なわれる制御と全く同
一である。
そして、次に第12図のステップE123〜E127に
従って制御が行なわれる。これによって、目標加速度D
VSに等しい車両の加速度を得るスロットル弁開度への
スロットル弁31の開閉が、スロットル開閉タイミング
サイクル毎に行なわれる。この結果、車両が目標車速■
Sにほぼ一致して一定した走行速度で定車速走行を行な
う。
以上述べたように、加速スイッチ45を切換えること、
または、切換スイッチ46の接点をON状態とすること
により、車両の加速走行が行なわれている時に加速スイ
ッチ45を口の位置に切換えた場合には、制御部25の
走行状態指定部3の指定が定車速走行に切換ねり、加速
スイッチ45切換直後の実車速VAx、即ち、走行状態
の指定が定車速走行に切換わった時の車速を、目標車速
として一定の速度で走行するための制御が行なわれる。
この制御は、アクセルペダル27の解放により定車速走
行状態へ移行した場合、あるいは車両が加速走行を行な
っている際に切換スイッチ46の接点をON状態にした
場合と同様の制御である。
そして、この結果、車両の走行速度が目標車速にほぼ一
致して一定に維持される。
なお、加速スイッチ45がIの位置にあって、制御部2
5の走行状態指定部3の指定が定車速走行になっている
ので、車両が定車速走行状態にある時に加速スイッチ4
5を口の位置に切換えると、上述と同様の制御が行なわ
れる。この場合には、切換前から既に指定が定車速走行
となっているので、同一の目標車速で引続き定車速走行
が行なわれ、車両の走行状態に変化は発生しない。
次に、加速スイッチ45が口の位置に保持され、且つ、
オートクルーズモード制御が行なわれるとともに、制御
部25の走行状態指定部3の指定が定車速走行であるた
め車両が定車速走行状態にある時に、オートクルーズス
イッチ18の操作部18aを第6図中の手前側に引いて
切換スイッチ46の接点をON状態とした場合について
以下に説明する。
この場合、切換スイッチ46の接点をON状態とすると
、前述の場合と同様にして、第12図のステップE10
1〜ステップE11oへ進み、さらに、ステップE11
0では、加速スイッチ45の操作が行なわれていないの
で、加速スイッチ45の位置が前回の制御サイクルから
変更になっていないと判断してステップE128へ進む
このステップE128では、前に述べたように、切換ス
イッチ制御が行なわれ、初めに、第13図のステップF
1o1において、第8図(i)のステップAlO3で入
力された接点情報に基づき、切換スイッチ46の接点、
がON状態にあるか否かの判断が行なわれる。
いま、切換スイッチ46の接点はON状態にあるので、
ステップFIOIからステップF102へ進み、フラグ
I3の値が1とされ、次のステップF103で、フラグ
エ、の値が1であるか否かの判断が行なわれる。
切換スイッチ46の接点がON状態となってから最初の
制御サイクルでは、前回までの制御サイクルにおいて加
速スイッチ45および切換スイッチ46を共に操作しな
い状態でオートクルーズモード制御が行なわれているの
で、フラグエ、の値はステップF111でOとされてい
る。したがってF2O3の判断によって、ステップF1
04へ進む。
このステップF104でフラグエ、の値を1とし、次の
ステップF105でフラグエ、の値を1とし、さらに、
ステップF106でフラグI工2の値を0として、ステ
ップF107へ進む。
このステップF107では、今回の制御サイクルが切換
スイッチ46の接点をON状態としてから最初の制御サ
イクルであるので、前回の制御サイクルまで指定されて
いた車両の走行状態と異なる走行状態が制御部25の走
行状態指定部3によって指定される。このため、前に述
べたように、実際の値に対する追従性の高さを優先して
、実加速度DVAの値を第8図(i)のステップAlO
3で入力されたD V A、、とする。
次のステップF108では、フラグエ、の値が1である
か否かの一判断が行なわれるが、前に述べたように、フ
ラグI4の値は0となっている。
つまり、切換スイッチ44の接点をON状態とする前の
定車速走行状態が、加速スイッチ44の切換によるもの
である場合には、第12図のステップE115で、フラ
グエ、の値は0となる。
また、アクセルペダル27解放によって移行したもので
ある場合には、第12図のステップE102で、フラグ
エ、の値はOとなる。
さらに、ブレーキペダル28解放によって移行したもの
である場合には、第10図のステップC145で、フラ
グI4の値はOとなる。
そして、切換スイッチ46の接点をON状態とすること
による場合には、第13図のステップF109で、フラ
グエ、の値は0となる。
したがって、ステップF108の判断によってステップ
F117へ進むのである。
そして、ステップF117でフラグエ。の値を1とし、
次のステップF118でフラグI9の値をOとした後、
ステップF119へ進むと、第8図(i)のステップA
lO3で入力された接点情報から加速スイッチ45が圃
の位置にあるか否かの判断を行なう。
この場合、加速スイッチ43は口の位置にあるので、ス
テップF119の判断によってステップF120へ進み
、制御部25の走行状態指定部3の指定が減速走行に切
換ねる。
このステップF120では、第8図(i)のステップA
lO3で入力された実車速VAから予め設定された補正
量Vに、を減じた値が、制御部25の到達目標車速設定
部6によって減速走行時の到達目標車速として定められ
る。これにより、今回の制御サイクルにおける切換スイ
ッチ制御を終了する。
次に、第12図のステップE129へ進むと、フラグエ
、の値が1であるか否かの判断が行なわれるが、このフ
ラグI4の値は、上述のように、第13図のステップF
117で1とされているので、ステップE129からス
テップE130へ進む。
ステップE130では、第8図(i)のステップAlO
3で入力された接点情報に基づき、加速スイッチ45が
固の位置にあるか否かの判断が行なわれるが、いま、加
速スイッチ45は口の位置にあるので、ステップE13
0からステップE131へ進み、このステップE131
で減速制御が行なわれる。
この減速制御は、到達目標車速VSまで車両の走行速度
を減少させる減速走行を行なうための負の値の目標加速
度(つまり目標減速度)DVSの設定を行なうものであ
って、第15図のステップHIOI〜HIIOに示すフ
ローチャートに従い主として制御部25の減速制御部1
0および目標加速度設定部4により行なわれる。
つまり、初めに、ステップH101において、到達目標
車速vSと第8図(i)のステップAlO3で入力され
た実車速VAとの差の絶対値1vS−VAIが、予め設
定された基準値に4より小さいか否かの判断が行なわれ
る。
切換スイッチ46の接点をON状態としてから最初の制
御サイクルでステップH101に進んだ場合には、上述
したように到達目標車速vSが実車速VAから補正量v
K2を減じたものであるので、絶対値I VS−VA 
lは補正量VKzに等しい。そして、補正量V K z
は基準値に4より大きく設定されているノテ、l VS
−VA l >K4トなッテ、ステップH102へ進む
このステップH102で、到達目標車速vSと実車速V
Aとの差VS−VAを算出した後、次のステップH10
3で、差VS−VAに対応する目標加速度DVS、をマ
ツプ#MDVS5から読出す。そして、次のステップH
104で、減速走行時の目標加速度DVSの値として目
標加速度DVS、を指定して、今回の制御サイクルにお
ける減速制御を終了する。
上記ツマツブ#MDVS5は、差VS−VAをパラメー
タとして、減速走行時の目標減速度に対応する目標加速
度DvSsを求めるためのものであって、差VS−VA
と目標加速度DvS5とは、第25図に示す対応関係を
有する。したがって、目標加速度DVS5は、差VS−
VAが正の値である限り負の値であり、実質的に減速度
となる。
以上のようにして減速制御により目標加速度DvSの設
定を行なった後、第12図のステップE123へ進む。
そして、前述のように、車両の加速度を目標加速度DV
Sに等しくするために必要なエンジン13の目標トルク
TOM2の算出を前記の式(5)を使用して行なう。
この切換スイッチ46の接点をON状態としてから最初
の制御サイクルの場合では、目標加速度DVSとして負
の値を有する目標加速度DVS。
を指定しており、制御サイクルの前までの車両走行状態
が定車速走行であるため、実加速度DVAはほぼOにな
っている。したがって、この場合、式(5)によって算
出される目標トルクTOM2は、エンジン13が出力し
ている実トルクTEMより小さい値となる。
次にステップE124へ進むと、ステップE123で算
出された目標トルクTOM、と、第8図(i)のステッ
プAlO3で入力されたエンジン回転数NEとに対応す
るスロットル弁開度θTH2を、マツプ#MTH(図示
省略)から読出し、ステップE125へ進む。
なお、ステップE123およびステップE124の制御
は、制御部25の走行状態指定部3の指定が減速走行で
あるので、制御部25の減速制御部1oによって行なわ
れる。
マツプ#MTH(図示省略)におけるスロットル弁開度
θTH2の最小値は、エンジンアイドル位置となる最小
開度に対応するものであって、目標トルクTOM2がエ
ンジン13から出力可能な最小のトルクより小さい値と
なった場合には、スロットル弁開度θTH2には最小開
度が指定される。
そして、ステップE125およびそれに続くステップE
126〜E127の制御は、これまでに述べた各場合に
おいて行なわれるものと同一であって、今回の制御サイ
クルがスロットル弁31の開閉のタイミングに該当する
場合には、ステップE124で指定されたスロットル弁
開度θTHzへのスロットル弁31の開閉が行なわれる
とともに、フラグI12の値が1とされる。
そして、この結果、目標トルクTOM2がエンジン13
から出力可能な最小のトルクより大きい時には、この目
標トルクTOM2にほぼ等しいトルクがエンジン13か
ら出力され、逆に、目標トルクTOM、がエンジン13
からの最小のトルクより小さい時には、スロットル弁3
1がエンジンアイドル位置となる最小開度に保持されて
、エンジンブレーキによる減速を開始し、車両の走行状
態が定車速走行から減速走行へと移行する。
また、今回の制御サイクルが、R閉のタイミングに該当
しない場合には、スロットル弁の開閉が行なわれずに今
回の制御サイクルにおけるオートクルーズモード制御を
終了する。
以上のようにして、切換スイッチ46の接点を○N状態
としてから最初の制御サイクルにおける制御をおこなっ
た後、次の制御サイクル以降においても引続きオートク
ルーズモード制御が行なわれる。加速スイッチ45の切
換が行なわれない場合には、再び上述の場合と同様にし
て、第12図のステップE101およびステップEII
Oを経て、第13図のステップH101へ進み、切換ス
イッチ46の接点がON状態にあるか否かが判断される
切換スイッチ46の接点を前の制御サイクルから引き続
いてON状態としている場合には、ステップF102へ
進み、オートクルーズスイッチ18の操作部18aを解
放して切換スイッチ46の接点をOFF状態としている
場合には、ステップF111へ進む。
ステップF101からステップF102へ進んだ場合に
は、前述したように、加速スイッチ45が(5)〜印の
位置にある時に切換スイッチ46の接点をON状態にし
て車両の加速走行状態を指定した際の2回目以降の制御
サイクルで接点がON状態を継続している場合と同様に
して、ステップF102からステップF103およびス
テップF113を経てステップF114に進む。
ステップF114では、第8図(i)のステップAlO
3で入力された接点情報に基づき、加速スイッチ45が
同の位置にあるか否かが判断されるが、ここでは、加速
スイッチ45は、固の位置にあるので、ステップF11
5へ進む。
そして、ステップF115では、制御部25の到達目標
車速変更制御部6aで前回の制御サイクルにおける到達
目標車速vSから予め設定された補正量vT2を減じた
値(VS−VT、)を、今回の制御サイクルにおける到
達目標車速vSとして設定する。
なお、前回の制御サイクルにおける到達目標車速vSは
、前回の制御サイクルが切換スイッチ46の接点をON
状態としてから最初の制御サイクルである場合には、ス
テップF120で値を設定されたものであり、一方、最
初の制御サイクルではない場合には、ステップF115
で値を設定されたものである。
従って、切換スイッチ46の接点をON状態とすると、
最初の制御サイクルで実車速VAから予め設定された補
正量VKzを減じた値(VA  VK2)が減速走行の
際の到達目標車速VSとして指定され、接点の○N状態
を継続すると、この継続の時間の増大に伴い、制御サイ
クル毎に予め設定された補正量vTzずつ到達目標車速
VSが減少する。
つまり、V S ”: V A  V T2  VK2
となる。
次に、ステップF115からステップF112へ進み、
フラグエ、の値を0として、今回の制御サイクルにおけ
る切換スイッチ制御を終了する。
今回の制御サイクルで切換スイッチ46の接点がON状
態となってないため、ステップFoolからステップF
111へ進んだ場合には、このステップF111におい
てフラグr5の値を0とし、次のステップF112でフ
ラグエ、の値を0として、今回の制御サイクルにおける
切換スイッチ制御を終了する。
以上のようにして切換スイッチ制御を終了し、次に、第
12図のステップE129へ進む。そして、前述のよう
に、フラグエ。の値が1であるか否かの判断が行なわれ
る。ここでは、フラグI4の値が第13図のステップF
117で1とされているので、ステップE129からス
テップE130へ進む。
ステップE130では、加速スイッチ45の位置が第6
図中の口の位置にあるか否かの判断が行なわれるが、こ
こでは、加速スイッチ45は固の位置にあるため、ステ
ップE131へ進んで、引続いて前述の減速制御が行な
われる。
なお、この時の車両の減速度は目標加速度DVSの絶対
値にほぼ等しい値となるが、ステップE123で算出さ
れた目標トルクTOM、がエンジン13から出力可能な
最小トルクより小さい値となった場合には、前述のよう
にスロットル弁31がエンジンアイドル位置となる最小
開度に閉動されるので、エンジンブレーキにより得られ
る最大の減速度となり必ずしも目標加速度DVSの絶対
値とは等しくならない。
この目標加速度DVSの値として設定される目標加速度
D’VS、は、第25図に示すように、到達目標車速V
Sと実車速VAとの差VS−VAが同図中に示すVβよ
り大きい場合には一定の値を有するが、このVβより小
さくなると、差vS−VAの減少に伴って値がOに近づ
く。したがって、減速走行によって、実車速VAが到達
目標車速VSに近い値となった後は、実車速VAの減少
に伴って車両の減速の度合が緩やかになり、車両の走行
速度は滑らかに到達目標車速に接近する。
以上のようにして、車両の減速走行が行なわれ、実車速
VAが減少して絶対値l VS−VA lが基準値に4
より小さくなると、制御部25の到達検出部11により
、車両の走行速度が到達目標車速vSに到達したことが
検出され、ステップHIO1の判断によってステップH
105に進む。
このステップ、H2O2では、到達目標車速vSと実車
速VAとの差VS−VAの計算を行なう。
次のステップH106では、前述の定車速走行状態への
移行の制御と同様に、車両の走行速度がほぼ一定となっ
て走行状態の急変がないので、追従性の高さよりも安定
性の高さを優先して、第12図のステップE123で使
用する実加速度DVAの値として、第8図(iv)の割
込制御で算出され第8人図(i)のステップAlO3で
久方された実加速度D V A、、、を指定する。
次に、ステップH108に進むと、上述のように実車速
VAと到達目標車速VSとがほぼ等しくなり、制御部2
5の到達検出部11により車両の走行速度が到達目標車
速vSに到達したとする検出が行なわれているので、目
標加速度DVS、の代わりに、目標加速度Dvs4を、
第18図のステップM101〜M106のフローチャー
トに従って行なわれる制御により求める。
この制御の内容は、アクセルペダル27を解放してオー
トクルーズモード制御にょる定車速走行状態へ移行した
時の第16図のステップJ115の制御と全く同一であ
る。
さらに、次のステップH108では、第12図のステッ
プE123で使用する目標加速度DVSの値として目標
加速度DvS4を指定してステップH109へ進む。
この目標加速度DvS4は、前に述べたように、定車速
走行時の目標車速vSと第8図(i)のステップAlO
3で入力された実車速VAとの差VS−VAに対し、第
23図あるいは第24図に示す対応関係をもって設定さ
れるが、いずれの図においても差VS−VAの増大に伴
って、増大する対応関係にある。したがって、目標加速
度DVSは、それまで、減少していた車両の走行速度を
目標車速vS、即ち減速走行状態にあった時の到達目標
車速vSにとどめるためのものとなる。
ステップH109では、制御部25の走行状態切換部1
2がフラグI4の値を0とし1次のステップH110で
はフラグ■、の値をOとして、今回の制御サイクルにお
ける減速制御を終了し1次に第12図のステップE12
3〜E127に従って制御を行なう。
この制御は、これまでに述−べた各場合におけるステッ
プE123〜E127の制御と同一であり。
ステップE123およびステップE124の制御は、制
御部25の走行状態指定部3の指定が減速走行であるの
で、制御部25の減速制御部10によって行なわれる。
即ち、減速制御によって値が指定された目標加速度DV
Sに基づいてスロットル弁開度θTHzが設定され、今
回の制御サイクルがスロットル弁31の開閉タイミング
に該当する場合には、スロットル弁31がこのスロット
ル弁開度θTH2まで開閉される。そして、この結果、
車両の走行速度目標車速vSにほぼ等しい値にとどまる
以上のようにして、第15図のステップHIO3〜H1
10に従って制御サイクルの次の制御サイクル以降にお
いても、引続きオートクルーズモード制御が行なわれる
。さらに、加速スイッチ45および切換スイッチ46が
共に操作されない場合には、再び上述の場合と同様にし
て、第12図のステップE101およびステップE11
0を経て、第13図のステップFIOIへ進む。
ここでは、切換スッチ46の接点は既にOFF状態とな
っているので、前に述べたように、ステップF101の
判断によってステップF111へ進み、フラグ■5の値
を0とした後、ステップF112でフラグエ、の値をO
として、今回の制御サイクルにおける切換スイッチ制御
を終了する。
次に、第12図のステップE129へ進むと、フラグエ
、の値が1であるか否かの判断が行なわれるが、フラグ
■、の値は前述のように第15図のステップH109で
0とされているので、ステップE132に進み、制御部
25の走行状態指定部3の指定が定車速走行に切換わる
このステップE132では、フラグIGの値が1である
か否かの判断が行なわれるが、このフラグI、の値は、
上述のように第13図のステップF112で0とされて
いるので、ステップE132からステップE133へ進
み、目標車速制御が行なわれる。
この目標車速制御は、第16図のステップJ101〜J
116に示すフローチャートに従って行なわれるが、最
初のステップJ101で判断されるフラグエ、の値は、
前述のように、第15図のステップH110で0とされ
ているので、加速走行状態から定車速走行状態へ移行し
た後と同様にしてステップ5109〜5116に従って
、前述の制御が行なわれる。
目標車速制御を終了すると、第12図のステップE12
3〜E127に従って制御が行なわれ、これまでに述べ
た場合と同様にして、上記目標加速度DVSに対応して
スロットル弁31が開閉タイミングに該当する制御サイ
クル毎に開閉される。
この結果、車両は目標車速vSにほぼ等しく一定の走行
速度で走行する。
以上述べたように、加速スイッチ45が口の位置に保持
されて、オートクルーズモード制御が行なわれて車両が
定車速走行状態にある時に、オートクルーズスイッチ1
8の操作部18aを手前側に引いて切換スイッチ46の
接点をON状態とした場合には、制御部25の走行状態
指定部3によって減速走行が指定され、接点のON状態
の継続時間の増大に伴って値が減少する到達目標車速V
Sまで、車両の走行速度が減少する。そして、走行速度
が到達目標車速vSに到達したことが、制御部25の到
達検出部11によって検出されると、制御部25の走行
状態切換部12が走行状態指定部3の指定を定車速走行
に切換え、到達目標車速VSを目標車速とする定車速走
行へ滑らかに移行する。これにより、車両は、到達目標
車速vSにほぼ等しい走行速度、即ち、走行状態指定部
3の指定が定車速走行に切換ねった′時の走行速度を維
持して走行する。
次に、以上に述べたような車両の減速走行がまだ行なわ
れている時に、再度オートクルーズスイッチ18の操作
部18aを第6図中の手前側に引いて切換スイッチ46
の接点をON状態とした場合について以下に説明する。
この場合、切換スイッチ46の接点をON状態とすると
、前述の場合と同様にして、第12図のステップE10
1およびステップE110を経て第13図のステップF
101へ進む。
このステップF1o1では、第8図(i)のステップA
lO3で入力された接点情報に基づき、切換スイッチ4
6の接点がON状態にあるか否かの判断が行なわれる。
いま、接点はON状態にあるのでステップF102へ進
む6 ステップF102では、フラグエ、の値を0とし、次の
ステップF103では、フラグエ、の値が1であるか否
かの判断を行なう。
切換スイッチ46の接点をON状態としてから最初の制
御サイクルでこのステップF103へ進んだ場合には、
前回の制御サイクルのステップF111でフラグ■、の
値をOとしているので、ステップF103の判断によっ
てステップF104へ進む。
ステップF104およびそれに続くステップF105〜
F106では、フラグエ、およびフラグエ、の値を1に
、またフラグI□2の値を0として、次のステップF1
07に進む。このステップF107では、前述のように
、切換スイッチ46の接点をON状態にする。
そして、制御部25の走行状態指定部3の指定を異なる
走行状態とした最初の制御サイクルであるので、高追従
性を優先して実加速度DVAの値を第8図(i)のステ
ップAlO3で入力されたD V A!fとする。
次のステップF108では、フラグエ。の値が1である
か否かの判断が行なわれるが、上述のように、車両の減
速走行がまだ行なわれている時に切換スイッチ46の接
点をONN状上しており、今回の制御サイクルが接点を
ON状態としてから最初のものなので、この切換スイッ
チ46の入力が行なわれた時に、第13図の切換スイッ
チ制御のステップF117においてフラグエ、の値が1
とされている。したがって、ステップF108の判断に
よってステップF109へ進む6ステツプF109では
、制御部25の走行状態切換部12でフラグ■4の値が
Oとされ、次のステップF110では、第8図(iv)
のステップA123〜A128による割込制御で求めら
れた最新の実車速VA工を、切換スイッチ46をON状
態とした直後の実車速として入力し、今回の制御サイク
ルにおける切換スイッチ制御を終了する。
以上のような切換スイッチ制御は、前述の、車両加速走
行時に切換スイッチ46の接点を○N状態とした際の最
初の制御サイクルにおける切換スイッチ制御と同一のも
のとなる。従って、切換スイッチ制御終了後のフラグエ
、およびフラグ16の値も同一となり、この切換スイッ
チ制御終了後は、第12図のステップ129及びステッ
プE132を経てステップE105へ進み、制御部25
の走行状態指定部3の指定が定車速走行に切換ねる。
ステップE105〜E109による制御は、アクセルペ
ダル27解放後最初の制御サイクルあるいは、車両加速
走行時に切換スイッチ46の接点をON状態としてから
最初の制御サイクルで、ステップE105〜E109に
従って行なわれる制御と全く同一である。即ち、今回の
制御サイクルがスロットル弁31開閉のタイミングに該
当するか否かにかかわらず、切換スイッチ46の接点を
ON状態とした直後の実車・速VA工を目標車速として
定車速走行を行なうようスロットル弁開度を調整する。
この結果、エンジン13から所要のトルクが出力されて
、車両の走行状態が減速走行から定車速走行へと変化を
開始する。
切換スイッチ46の接点をON状態としてから最初の制
御サイクルでは以上のような制御が行なわれるが、次の
制御サイクル以降も引続きオートクルーズモード制御が
行なわれて加速スイッチ45の操作は行なわない場合に
は、上述の場合と同様にして第12図のステップE10
1およびステップE11oを経てステップE128へ進
み、切換スイッチ制御が行なわれる。
上述のように、切換スイッチ46の接点をON状態とし
てから最初の制御サイクルにおける制御は、加速走行時
に接点をON状態としてから最初の制御サイクルと同一
であるので、各フラグの値は同一となり、切換スイッチ
制御も同様に行なわれる。そして、ステップE129お
よびステップE132を経て、ステップE133へ進む
と、目標車速制御が第16図のステップJ101〜J1
16に示すフローチャートに従って行なわれる。
この目標車速制御では、初めに、ステップJ101にお
いて、フラグエ。の値が1であるか否かの判断が行なわ
れるが、このフラグエ、の値は、切換スイッチ46の接
点をON状態としてから最初の制御サイクルにおける第
12図のステップE106で0とされているので、ステ
ップJ101からステップJ102へ進む。
ステップJ102では、フラグ11□の値が1であるか
否かの判断が行なわれる。なお、フラグ1□、は、今回
の制御サイクルがスロットル弁31開閉のタイミングに
該当することを、値が1であることによって示すもので
ある。
このフラグLxの値が1ではない場合には、今回の制御
サイクルが開閉のタイミングに該当しないので、直ちに
今回の制御サイクルにおけるオートクルーズモード制御
を終了する。一方、フラグIttの値が1である場合に
は、今回の制御サイクルが開閉のタイミングに該当する
ので、ステップJ103へ進み、ここで引き続いて目標
車速制御を行なう。
ステップJ103へ進んだ場合には、定車速走行におけ
る目標車速vSに、仮の値として、第8図(i)のステ
ップAlO3で入力された実車速VAを代入する。目標
車速vSは、このようにして、車両の走行速度がほぼ一
定となった後の制御にそなえ、走行速度がほぼ一定とな
るまで開閉のタイミングに該当する制御サイクル毎に値
が更新される。
次に、ステップJ104において、前述のようにしてD
VA、、またはDvA13゜の値に指定された実加速度
DVAの絶対値が、予め設定された基準値にαより小さ
いか否かの判断が行なわれる。
目標車速制御が行なわれることによって車両の走行速度
がほぼ一定となり車両の減速度がOに近づいていて、こ
のステップJ104において実加速度DVAの絶対値が
基準値にαより小さいと判断した場合、ステップJ10
8に進みフラグ11の値をOとした後ステップJ109
へ進む、また。
走行速度がまだ一定とはなっておらず、車両の減速度が
Oに近づかずに、ステップJ104において、実加速度
DVAの絶対値が上記基準値にαより小さくないと判断
した場合には、ステップJ105へ進む。
ステップJ105では、実加速度DVAがOより大きい
か否かの判断が行なわれる。ここでは、切換スイッチ4
6の接点をON状態とするまでは車両が減速走行状態に
あったので、実加速度DVAが負の値を有しており、ス
テップJ106へ進む。
ステップ5106では、実加速度DVAに予め設定され
た補正量ΔDV、を加えた値を目標加速度DVSとして
今回の制御サイクルにおける目標車速制御を終了する。
以上のような目標車速制御を終了すると、次に第12図
のステップE123〜E127に従って、これまでに述
べた各場合と同様にして制御が行なわれ、スロットル弁
31の開閉タイミングに該当する制御サイクル毎に、目
標加速度DVSに対応するスロットル弁開度0丁H2へ
のスロットル弁31の開閉が行なわれる。
この結果、車両は目標加速度DVSにほぼ等しい負の加
速度、即ち減速度で減速走行を行なう。
目標加速度DVSは、上述したように、その制御サイク
ルの実加速度DVAに補正量ΔDV、を加えたものであ
るから、上述の制御が繰り返し行なわれることによって
徐々に負の値がOに近づく。
したがって、これに伴い、車両の減速度も徐々に0に近
づいていく。
以上のようにして、実加速度DVAがOに近づいていく
が、第16図のステップJ104において、実加速度D
VAの絶対値が予め設定された基準値にαより小さいと
判断されると、上述のようにステップJ108を経てス
テップJ109へ進む。
このステップJ109およびこれに続くステップJ11
0〜J116に従って行なねれる制御は、前述の定車速
走行状態へ移行した時にステップJ109〜J116に
従って行なわれる制御と同一である。したがって、ステ
ップJ104からステップJ108を経てステップJ1
09へ進んでステップJ116に至る制御サイクルでは
、ステップJ103で値を設定された目標車速vSに車
両の走行速度が一致して定車速走行を行なうように。
所要の目標加速度DVSの設定が行なわれるのである。
また、目標車速変更スイッチ48が第6図の(+)側あ
るいは(−)側に切換えられた時には、この切換に対応
して目標車速vSの設定値の変更が行なわれる。
上述のような目標車速制御が行なわれた後も、同様にし
て、第12図のステップE123〜E127の制御によ
ってスロットル弁31の開閉が行なわれ、車両が目標車
速vSにほぼ一致した一定の走行速度で走行する。
なお、ステップJ104からステップJ108を経てス
テップJ109へ進んで行なわれた制御サイクル以降の
制御サイクルでは、ステップJ108でフラグIsの値
が0とされているので、目標本速制御の際にはステップ
J101から直接ステップJ109へ進んで上述のよう
な制御が行なわれる。
したがって、上述のように、加速スイッチ45が同の位
置にある時に、まず、切換スイッチ46の接点をON状
態として車両の減速走行状態を指定して、ついで、−旦
この接点をOFF状態とし、この後、まだ車両が減速走
行状態にある時に、再び切換スイッチ46の接点をON
状態とした場合には、制御部25の走行状態指定部3の
指定が減速走行から定車速走行へと切換わり、車両は減
速走行を中止して接点をON状態とした直後の走行速度
にほぼ等しい走行速度、即ち指定が定車速走行に切換わ
った時の走行速度を維持して走行するようになる。
以上述べたようにして、オートクルーズモード制御が行
なわれることにより、アクセルペダル27解放の状態で
ブレーキペダル28の踏込を解除した場合、あるいはブ
レーキペダル28解放の状態でアクセルペダル27の踏
込を解除した場合には、踏込解除直後の走行速度を維持
して車両が定車速走行を行なう。
そして、車両が定車速走行状態にある時に、加速スイッ
チ45を第6図の同一印のいずれかの位置に切換えた場
合、あるいは加速スイッチ45が同一印の位置にあって
切換スイッチ46の接点をON状態とした場合には、E
l−qの各位置に対応する加速度で車両が加速走行を行
なって走行速度が到達目標車速に達すると、この到達目
標車速にほぼ一致した一定の走行速度で定車速走行を行
なう。なお、切換スイッチ46の接点をON状態として
加速走行を行なった場合には、到達目標車速はON状態
の継続時間を長くすることによって設定値が増加する。
また、車両が定車速走行状態にある時に、加速スイッチ
45を固の位置に切換えた場合、あるいは加速スイッチ
45が口の位置にあって切換スイッチ46の接点をON
状態とした場合には、車両が減速走行を行ない、到達目
標車速に達すると、この到達目標車速にほぼ一致した一
定の走行速度で定車速走行が行なわれる。なお、切換ス
イッチ46の接点をON状態として、このような減速走
行を行なった場合には、到達目標車速はON状態の継続
時間を長くすることによって設定値が減少する。
さらに、加速走行状態あるいは減速走行状態のいずれか
の走行状態にある時に、切換スイッチ46の接点を再度
ON状態とした場合には、接点をON状態とした直後の
走行速度にほぼ等しい走行速度を維持して、車両が定車
速走行を行なうようになる。
例えば、加速スイッチ45が(5)の位置にあって車両
の加速走行が行なわれている時に、加速スイッチ45を
同の位置に切換えた場合には、この切換直後の走行速度
にほぼ等しい走行速度を維持して、車両が定車速走行を
行なう、また、車間が定車速走行状態にある時に、目標
車速変更スイッチ48を第6図中の(+)側あるいは(
−)側に切換えると、この切換に対応して定車速走行に
おける目標車速の設定値が増減され、この切換の継続時
間を長くすると、目標車速の設定値の増減量が増加する
以上のような本発明の第1実施例のエンジン制御装置1
によってエンジン13の制御を行なうことにより、以下
のような効果が得られる。
エンジン始動直後にエンジン13の回転数が定常状態の
回転数に立ち上がるまでの間や、なんらかの原因でエン
ジン13の運転状態が不安定となってエンジン回転数が
低下した時には、アクセルペダル27の動きに対して、
アクセルペダル27とスロットル弁31とが機械的に直
結された状態と同等にスロットル弁31が作動する。
したがって、この場合には、アクセルペダル27の踏込
量の変化速度や車両の運転状態等に基づいたスロットル
弁31の制御は行なねれないことになり、スロットル弁
31が安定して制御されて、エンジン13の運転状態が
更に不安定になることが防止される。
また、ブレーキペダル28が踏込まれた車両のブレーキ
(図示省略)による制動が行なわれた場合には、以下の
ような効果がある。
第1に、この制動が行なわれている時には、スロットル
弁31がエンジンアイドル位置となる最小開度に保持さ
れるので、ブレーキ(図示省略)による制動に加え、エ
ンジンブレーキによる制動効果が得られる。
第2に、ブレーキによる制動において、基準より大きい
減速度となった状態の継続時間が基準値より長く、且つ
、ブレーキペダル28の踏込解除時の車速が基準値より
低い場合には、アクセルペダル27が踏込まれるまでス
ロットル弁31が最小開度位置に保持される。したがっ
て、交差点等で停止するために、ブレーキ(図示省略)
により減速を行なった後、停止直前に一旦ブレーキペダ
ル28を解放すると、エンジンブレーキによる制動が行
なわれ、車両が滑らかに停止して、停止時の衝撃が防止
されるという効果がある。
また、第3に、ブレーキによる制動において。
減速度が基準より大きくならないか、上記継続時間が基
準値より長くないか、あるいは上記踏込解除時の車速か
基準値より低くないかのいずれかの場合には、アクセル
ペダル27が踏込まれるまでの間、ブレーキペダル28
踏込解除直後の車速を目標車速として車速か一定に維持
される。したがって、車速を維持するために、アクセル
ペダル27を踏み込んだり、従来の定車速走行装置のよ
うにブレーキペダル28踏込の度に解除される定車速走
行制御を手動によって再始動する必要がなくなり、運転
者の負担が軽減される上、比較的交通量の多い道路でも
定車速走行が容易に可能となる効果がある。
更に、第4に、このような定車速走行状態への移行に際
して、ブレーキペダル28の踏込解除直後からこの解除
後最初に訪れるスロットル弁31開閉タイミングまでの
間は、解除直後の実車速を維持すると推測されるスロッ
トル弁開度に暫定的にスロットル弁31が開閉される。
したがって、解除直後から定車速走行状態への移行が迅
速かつ滑らかに行なわれるという効果がある。
また、第5に、オートクルーズスイッチ18に設けられ
たスロットルスイッチ47を■の位置にすることにより
、ブレーキペダル28解放時はアクセルペダル°27が
踏込まれるまで常にエンジンアイドル位置となる最小開
度に保持される。したがって、緩やかな下り坂等の走行
時にはスロットルスイッチ47を■の位置に切換えるこ
とによって、エンジンブレーキを併用して走行すること
が可能となる。
次に、アクセルペダル27を踏み込んだ場合には、以下
のような効果がある。
第1に、車両の加速度は、アクセルペダル27の踏込量
と、この踏込量の変化速度と、この変化速度が基準値よ
り小さくなってから経過した時間とに対応して設定され
る。このため、アクセルペダル27をより速く踏込めば
より急激な加速が行なわれ、より緩やかに踏込めればよ
り緩やかな加速が実現して、運転者の意志を的確に反映
した応答性の良い加速を行なうことができる。また;急
激な踏込量を緩和あるいは中止すると加速度が滑らかに
変化して、加速度の急変による衝撃の発生が防止される
という効果もある。
第2に、アクセルペダル27の踏込が解除されると、こ
の解除直後の車速を目標車速として車速か一定に維持さ
れる。したがって、車速を一定に維持するために、アク
セルペダル27を再度踏込んだり、従来の定車速走行装
置のようにアクセルペダル27による車速変更の度に目
標車速を再設定する必要がない。このため、運転者の負
担が軽減される上、比較的交通量の多い道路でも定車速
走行が容易に可能となる効果があり、この効果は前述の
ブレーキペダル28踏込解除時の定車速走行と組合せる
ことによって一段と顕著なものとなる。
また、第3に、定車速走行状態への移行に際して、アク
セルペダル27の踏込解除直後からこの解除後最初に訪
れるスロットル弁31開閉タイミングまでの間は、解除
直後の実車速を維持すると推測されるスロットル弁開度
に暫定的にスロットル弁31が開閉される。これにより
、解除直後から定車速走行状態への移行が迅速かつ滑ら
かに行なわれるという効果がある。
更に、第4に、シフトセレクタ29がDレンジ以外の位
置にある時あるいはスロットルスイッチ47が回の位置
にある時には、アクセルペダル27の動きに対して、ア
クセルペダル27とスロットル弁31とが機械的に直結
された状態と同等にスロットル弁31が作動する。した
がって、アクセルペダル27の踏込を緩和あるいは中止
することによりスロットル弁31が閉動されるため、例
えば坂道走行の際に、シフトセレクタ29をLレンジと
するかスロットルスイッチ47を回の位置とすることに
よりエンジンブレーキを併用した走行が可能となる。
第5に、アクセルペダル27踏込時に設定される目標加
速度のうち、アクセルペダル27の踏込量に対応して設
定される目標加速度は、第20図に示すように、同一の
踏込量に対し、踏込量増大時の方が踏込量減少時よりも
大きい値となっている。これにより、アクセルペダル2
7の、踏込量増大から減少あるいは減少から増大の動き
に対応し、迅速に車両の加速度が増減し、運転フィーリ
ングが向上するという効果がある。
また、上述のように、アクセルペダル27の踏込解除あ
るいはブレーキペダル28の踏込解除によって定車速走
行状態へと移行する場合には、車両の加速度を踏込解除
後の時間の経過に伴って徐々に減少させてOに近づける
ように目標加速度が設定される。したがって、定車速走
行状態への移行時の加速度の急変による衝撃の発生が防
止されるという効果がある。
更に、アクセルペダル27およびブレーキペダル28が
共に解放状態にあって上述のように定車速走行状態にあ
る場合には、以下のような効果がある。
第1に、加速スイッチ45あるいは切換スイッチ46の
操作によって、加速走行、減速走行、定車速走行の3つ
の走行状態の選択が可能であって、1度の操作のみで到
達目標車速への加減速および同到達目標車速への到達後
の定車速走行への移行が自動的に行なわれる。このため
、高速道路等で定車速走行を行なう際に状況に応じた車
速の変更が容易になり、運転者の負担が軽減されるとい
う効果がある。
第2に、切換スイッチ46の接点をON状態とすること
により加速あるいは減速走行を指定した時は、目標速度
vSが、実車速VAと補正量Vに1とON状態の継続時
間に応じた補正量VTユとの和(つまり、VS=VA+
VK1+VT1)、又は、実車速VAから補正量VKz
とON状態の継続時間に応じた補正量VT、とを除いた
もの(つまり、VS = V A −V Kg −V 
T z ) #ニーなる+7)t’、 ON状態の継続
時間を長くすることにより、指定前の車速と到達目標車
速との差が拡大する。このため、到達目標車速を超えて
加減速を行ないたい時には、切換スイッチ46の接点を
再度ON状態として加速あるいは減速走行を再指定し、
このON状態を必要に応じて継続するだけで良い、更に
、加速あるいは減速走行状態にある時に切換スイッチ4
6の接点をON状態とすると、このON状態とした直後
の車速を目標車速とする定車速走行状態へ移行する。し
たがって、到達目標車速へ達する前に希望する車速とな
った時には切換スイッチ46を一度操作するだけで良い
。また、加速走行については、加速スイッチ45により
緩加速、中加速、急加速の3種類の選択が可能であるの
で、これらの操作を組合せることにより、上記の効果を
より一層高めることができる。
第3に、定車速走行状態にある時に5例えば、坂道等で
車速か急変すると、車速を元に戻すための目標加速度は
、目標車速と車速検出手段で検出した実車速との差に対
応した値で、且つ、現車面の加速度との差が予め設定さ
れた値を超えないように、所定値を越えない範囲内に設
定される。従って、急激な加速度の変化がなくなり、衝
撃、の発生が防止されるという効果がある。
加速スイッチ45あるいは切換スイッチ46を操作して
、上に述べたように加速走行状態を指定した場合には、
以下のような効果がある。
第1に、指定後直ちに加速スイッチ45の位置に対応す
る一定値の目標加速度が指定されるのではなく、目標加
速度の立上がり時に傾斜が設けてあり(第27図参照)
、この指定後の時間の経過に対応して目標加速度に接近
し最終的に等しくなる目標加速度が指定される。これに
より、定車速走行状態から加速走行状態に移行した時の
加速度の急変による衝撃やハンチングの発生が防止され
るという効果がある。
また、第2に、加速走行により車速か到達目標車速に近
づくと、加速スイッチ45の位置に対応する一定値の目
標加速度に代わって、到達目標車速への車速の接近に伴
って減少する目標加速度が指定される。このため、車速
か到達目標車速に達する際には滑らかに車両の加速度が
変化して定車速走行状態へ移行するため、加速度の急変
による衝撃の発生が防止されるという効果がある。
更に、第3に、車速か基準値より低い時には。
加速スイッチ45の位置に対応して設定された一定値の
目標加速度に代ねって、車速の上昇に伴って増加し目標
加速度に近づく値を有する目標加速度が新たに設定され
る。したがって、車両が徐行中に加速スイッチ45ある
いは切換スイッチ46を操作して加速走行状態を指定す
ると、より緩やかに車両の加速が行なわれて乗車フィー
リングが向上するという効果がある。
また、切換スイッチ46の操作により、上述のごとく減
速走行状態を指定した場合には、減速走行により車速か
到達目標車速に近づくと、それまでの一定値の目標減速
度に代わって、到達目標車速への車速の接近に伴って徐
々にOに近づく目標減速度が指定される。このため、車
速か到達目標車速に達する際には滑らかに車両の加速度
が変化して定車速走行状態へ移行するため、加速度の急
変による衝撃の発生が防止され、乗車及び運転のフィー
リングが向上するという効果がある。
なお、例えば加速走行中や減速走行中のような定車速走
行以外の時には、目標車速変更スイッチ48を入力させ
ても、この指示は無視するようになっている(第16図
のステップJ104→J108)ので、制御時の混乱が
防止されて1本装置によるエンジン制御が確実になる。
更に、定車速走行中に車速変更を行なうと加減速走行を
行なうが、この場合、新たな目標車速VSと実車速VA
との差VS−VAに対応して目標加速度を設定しく第2
3.25図参照)この目標加速度に基づいてエンジン制
御を行ない、車速変更を実行するようになっているので
、上述と同様に、定車速走行状態から加速走行状態に移
行した時の加速度の急変による衝撃などの発生が防止さ
れるという効果がある。
特に、差VS−VAが一定値以下になる(つまり、実車
速VAが目標車速VSに近づく)と、それまで一定値で
あった目標加速度が、差VS−VAの減少に伴って減少
するように設定されている(第23.25図のマツプ#
MDVS3.#MDVS5参照)ので、目標車速への収
束が安定する。
一方、加速走行状態あるいは減速走行状態にある時に、
加速スイッチ45あるいは切換スイッチ46の操作によ
って定車速走行状態を指定した場合には、以下の効果が
ある。
第1に、定車速走行状態への移行に際して、操作直後か
ら最初に訪れるスロットル弁31開閉のタイミングまで
の間は、この操作直後の実車速を維持すると推測される
スロットル弁開度に暫定的にスロットル弁31が開閉さ
れる。これにより、操作直後から定車速走行状態への移
行が迅速かつ滑らかに行なわれるという効果がある。
また、第2に、定車速走行状態への移行に際して、スロ
ットル弁の開閉タイミングサイクル毎に目標加速度を徐
々に減少(または増加)するように設定しているので、
この目標加速度に基づいて行なわれるスロットル弁31
の駆動によって、操作後の時間の経過に伴って実加速度
が徐々に減少(増加)する。そして、実加速度が基準値
より小さく(大きく)なると、このときの車速を新たな
目標車速vSとして、目標加速度は差VS−VAの減少
(増加)に伴い減少(増加)して、はぼ目標車速VSに
等しい速度での定車速走行に入る。このため、定車速走
行状態への移行時の加速度の急変による衝撃の発生が防
止されるという効果がある。
アクセルペダル27およびブレーキペダル28が共に解
放状態にあり、オートクルーズモード制御が行なわれて
いる場合は、以下の効果がある。
第1に、オートクルーズモード制御で使用する実加速度
の数値として、車両の加速度の実際の変化に対する追従
性が高く応答性の高い制御に適するD V As、と、
瞬間的な外乱による影響が少なく安定性の高い制御に適
するDVA□。と、上記両数値の中位にあるDVAよ、
。の互いに精度特性の異なる3つデータを、走行状態変
更開始時と、走行状態変更中間時と、走行状態変更完了
後とにより、適宜選択して用いているので、常に最適な
制御を行なえる。
例えば、アクセルペダル27の踏込解除あるいはブレー
キペダル28の踏込解除によって定車速走行状態へ移行
する際、および加速スイッチ45あるいは切換スイッチ
46の操作により指定された異なる走行状態への移行の
際には、移行開始後最初のスロットル弁31の開閉タイ
ミングまでの制御でDVA、、の値を用いることによっ
て、移行開始が迅速かつ的確に行なわれるという効果が
ある。また、移行の後、定車速走行状態となってからは
、D V A、、、を用いることによって、外乱による
誤動作の発生の無い安定した制御が可能となるという効
果がある。
第2に、スロットル弁31の開閉を行なうタイミングは
、アクセルペダル27.ブレーキペダル28、加速スイ
ッチ45又は切換スイッチ46といった走行状態変更手
段の各操作により加減速走行中にある時などの車速が変
動している場合には、車速の変化に反比例する周期をも
って設定される。
このため、車速が上昇するのに伴いスロットル弁31の
単位時間当りの開閉回数が増え、応答性の高い運転が可
能となるという効果がある。
更に、第3に、車重検出部19のエアサスペンション(
エアサス)の空気圧検出装置で検出された空気圧(車重
に対応したデータ)が急変した場合には、実加速度デー
タとして急変前のものを採用すると共に、装置の制御を
初期段階に設定し直すように構成されたフェールセイフ
制御によって、第3の割込制御によって求められる実加
速度DVAに誤差が生じたと判断できる場合には、各実
加速度DVA (DVA、、、DVA、、。、DVA、
、。)のデータとして、既に算出した適正なデータの中
から最も新しいもの(最終算出値)を採用している。し
たがって、例えば路面の凹凸によって車輪がバンプ・リ
バウンド等を起こして車速データに誤差が生じても、実
加速度データとして誤ったものが参入しないようになる
。このため、車両の走行制御が外乱に影響されない円滑
なものになり、且つ、可能なかぎり最新の加速度データ
が用いられるので、速やかに望みの制御を行なえ1乗車
フィーリング及び運転フィーリング等の向上に大きく貢
献しうる利点がある。
そして、定車速走行状態となった後は、車速かほぼ一定
となって大幅なスロットル弁開度の変動がないため、車
速に無関係な一定の周期で上記のタイミングが設定され
る。これにより、高速走行の割合が増加しても、スロッ
トル弁31およびスロットル弁回動部26の寿命の低下
が防止されるという効果がある。
次に1本発明の第2実施例のエンジン制御装置について
説明すると、この第2実施例では、オートクルーズモー
ド制御の一部が第1実施例と異なっている。つまり、第
1実施例では、オートクルーズモード制御による定車速
走行状態への移行の際に、車速を目標車速vSに近づけ
る手段として、目標加速度DVSを徐々に0に近づける
ようにしているのに対して、第2実施例では、これと異
なる手段で、車速を目標車速vSに近づけるようにして
いる。
このため、第2実施例では、そのエンジン制御装置の構
成の一部及びこの装置で行なわれる制御のうちのオート
クルーズモード制御の一部が、第1実施例と異なってい
る他は、第1実施例のものと同様になっている。
したがって、この第2実施例の装置の構成内容の説明に
は、第1実施例の第1〜7図をそそのまま流用でき、ま
た、この装置による制御内容の説明には、第8図、第9
図、第11図、第13〜15図、第17図、第18図に
ついてはそのまま流用でき、オートクルーズモード制御
に係るフローチャートである第1実施例の第10図、1
2図。
第16図に替えて、これらの図にそれぞれ対応する、第
28図、第29図、第30図を用いることにする。
なお、第28図、第29図、第30図において、第10
図、12図、第16図と同様なステップについては同様
の符号を付している。
また、第2実施例の各制御に用いられるマツプも第1実
施例で用いたものと同様なので、第19〜27図をその
まま流用する。
第2実施例については、第1実施例で説明した部分は除
いて、第28〜30図に基づき、その特徴的な部分につ
いて説明する。
第28図は、第8図(i)に示すフローチャートのステ
ップA116で行なわれるスロットル非直動制御の詳細
を示すフローチャートである。このスロットル非直動制
御は、第1実施例と同様に。
アクセルペダル27の動きに対してアクセルペダル27
とスロットル弁31とが必ずしも機械的直結関係のよう
にはならないような動きにスロットル弁31を駆動して
、エンジン13の制御を行なうものである。
第29図は、第28図のフローチャートのステップC1
44で行なわれるオートクルーズモード制御の詳細を示
すフローチャートである。このオートクルーズモード制
御は、第1実施例と同様に、アクセルペダル27および
ブレーキペダル28の踏込みが解除された状態にある時
に、第2図中の各検出部および各スイッチ14〜24の
情報に基づき、加速走行、減速走行、あるいは定車速走
行を行なうようにスロットル弁31の開度を調整して、
エンジン13の制御を行なうものであるが。
車速を目標車速vSに近づける手段が第1実施例とは異
なっている。
第30図は、第29図のフローチャートのステップE1
33で行なわれる目標車速制御の詳細を示すフローチャ
ートである。この目標車速制御は、第1実施例と同様に
、主として制御部25の定車速制御部8において行なわ
れるものであって、目標車速変更スイッチ48による定
車速走行時の目標車速vSの変更と、オートクルーズモ
ード制御において車速を目標車速vSに近づけるのに必
要な目標加速度、及び、車速か目標車速VSに近づいて
ほぼ等しくなった後に車速を一定に維持するのに必要な
目標加速度の設定とを行なうものであるが、ここでも、
車速を目標車速VSに近づけるのに必要な目標加速度の
設定手段が第1実施例とはことなっている。
第1〜7図に示すように構成された第2実施例のエンジ
ン制御装置1は1以上のような第28〜30図に示すフ
ローチャートに従った制御により、以下のように作用す
る。
まず初めに、エンジン13を始動するために車両のイグ
ニッションスイッチ(図示省略)をONにすると、第1
実施例と同様にして、第8図(i)のステップA101
〜A117に示す主フローの制御が行なわれるとともに
、これに優先して、第8図(ii)のステップA118
〜Al2Oのフローチャートに従って50ミリ秒毎に行
なわれる第1の割込制御と、第8図(iii)のステッ
プA121〜A122のフローチャートに従って10ミ
リ秒毎に行なわれる第2の割込制御と、第8図(iv)
のステップA123−A128のフローチャートに従っ
て65ミリ秒毎に行なわれる第3の割込制御とが実行さ
れる。
この第8図(i )、(ii)、(ni)に示すフロー
チャートに従って行なわれる第2実施例の制御の内容は
、オートクルーズモード制御を含むステップAl16の
スロットル非直動制御の部分のみが第1実施例と異なっ
ている。したがって、この第2実施例のエンジン制御装
置1の動作についても、スロットル非直動制御が行なわ
れた時を除いて、第1実施例と全く同様に行なわれる6 また、スロットル非直動制御が行なわれた場合は、オー
トクルーズモード制御における車速の目標車速への接近
手段は異なっても、得られる結果は、車速の目標車速へ
の接近及び車速を一定に維持した定車速走行であって、
第1実施例と、実質的にほぼ同一の結果となる。
ステップA116で行なねれるスロットル非直動制御の
内容は、第28図のフローチャートによって示されるが
、このフローチャートは、第1実施例の対応するフロー
チャート(第10図)において、ステップC129をス
テップC147に変更し、このステップC147とステ
ップC128との間にステップC146を追加したもの
になっている。
このうち、ステップC147は、第28図のステップC
121で、第1実施例と同様にして入力された最新の実
車速VAxの値を第1の目標車速VS工として代入する
ステップである。また、ステップC146は、フラグI
工。の値をOにするステップである。なお、このフラグ
エ□。は、オートクルーズモード制御で行なわれる目標
車速制御で使用され、オートクルーズモード制御におい
て第2の目標車速■S2の値の初期設定が既に行なわれ
たことを、値が1であることによって示すものである。
このように、ステップC146はステップC144のオ
ートクルーズモード制御に関連する制御であり、ステッ
プC147は第1実施例のステップC129の名称及び
符号を変更しただけであるので、ブレーキペタダル28
及びアクセルペダル27が共に開放されている時に、ス
テップC144のオートクルーズモード制御が行なわれ
る場合を除いて、本実施例のエンジン装置1の作用庁、
第1実施例のものと実質的に同一となる。
ステップC144で行なわれるオートクルーズモード制
御は、第29図に示すフローチャートに従って行なわれ
る。
この第29図のフローチャートは、第1実施例のこれに
対応するフローチャート(第12図)において、ステッ
プE105をステップE134に変更して、ステップE
106とステップE107どの間にステップE135を
追加したものである。
このうち、ステップE134は、ステップE128の切
換スイッチ制御またはステップE104で、第1実施例
と同様にして入力された最新の実車速の値VAxを第1
目標車速vS工に代入するスチップである。また、ステ
ップE135は、フラグエ、。の値を0とするステップ
である。
ステップE134は、第28図のステップC147と同
様に、第1実施例において第12図のステップE105
で値を設定される目標車速■Sの名称及び記号を第1目
標車速vS1に変更しただけである。したがって、ステ
ップE134からステップE106.ステップE135
を経てステップE107へ進んだ場合には、このステッ
プE107で、第1目標車速vS工に車速を一致させて
維持するために必要な目標トルクTOM3の算出を、第
1実施例で使用した式(5)によって第1実施例と同様
に行なう。
そして、第29図のフローチャートによるオートクルー
ズモード制御が行なわれ、アクセルペダル27の解放後
の最初の制御サイクルで、ステップE101からステッ
プE102へ進んだ場合には、ステップE133の目標
車速制御で使用されるフラグエ□。の値がステップE1
35において0とされる。この点だけが、第1実施例と
異なるほかは、第1実施例の目標車速vSと名称及び記
号が異なるだけの第1目標車速vS工に車速を一致させ
て維持するように、第1実施例と同様にしてスロットル
弁31を回動してエンジン13の制御を行なう。
また、アクセルペダル27が前回の制御サイクルで既に
開放されていて、ステップEIOIからステップEII
Oへ進んだ場合には、ステップE135を経て行なわせ
る制御が、2通りある。つまり、ステップE114を経
てステップE115からステップE104へ進み、上述
と同様に、ステップE134.ステップE106.ステ
ップE135を経てステップE107へ進んで行なわれ
る制御、及び、ステップE128.ステップE132を
経てステップE134へ進み、上述と同様に、ステップ
E106.ステップE13を経てステップE107へ進
んで行なわれる制御であるが、これらの場合、ステップ
E135でフラグエ、。の値を0とする点が第1実施例
とは異なる。
また、ステップE132からE133へ進んで目標車速
制御が行なわれる時には、この目標車速制御の内容が第
1実施例と異なっている。第2実施例だけに設けられる
フラグエ、。は、この目標車速制御で用いられるための
ものであり、第2実施例のエンジン制御手段が第1実施
例のものと実質的に異なるのは、この目標車速制御の行
なわれている時である。目標車速制御が行なわれるため
の条件、及び、目標車速制御が行なわれるステップE1
33以外の各ステップによる制御の内容は、第1実施例
と実質的に同一になっている。
次に、目標車速制御について説明すると、この目標車速
制御は、第30図に示すフローチャートに従って行なわ
れる。
つまり、始めに、ステップJ101において、第1実施
例と同様に、フラグI8の値が1であるか否かが判断さ
れる。なお、このフラグエ、は、前述のように、オート
クルーズモード制御が行なわれることによって車両がほ
ぼ一定の車速で走行していることを、値がOであること
によって示すものである。
そして、第1実施例と同様に、オートクルーズモード制
御が行なわれていることによって車速がほぼ一定になっ
ている場合には、ステップJ101での判断で、ステッ
プJ130へ進み、そうでない場合には、ステップJ1
02へ進む。
即ち、オートクルーズモード制御による走行状態への移
行後、車速がまだほぼ一定にはならない状態でステップ
J101へ進んだ場合と、オートクルーズモード制御に
よる走行状態にあって、加速スイッチ45または切換ス
イッチ46が操作されて定車速走行が指定された後、車
速がまだほぼ一定にならない状態でステップJ101へ
進んだ場合とにおいては、ステップJ101での判断で
、ステップJ102へ進む。
また、オートクルーズモード制御による走行状態への移
行後、車速がまだほぼ一定の値になってステップJIO
Iへ進んだ場合と、加減速走行中に定車速走行が指定さ
れた後車速がほぼ一定となってステップJ101へ進ん
だ場合と、加減速走行により車速か目標車速に達した後
はぼ一定となってステップJ101へ進んだ場合とにお
いては、ステップJIOIでの判断で、ステップJ13
0へ進む。
ステップJ101からJ102へ進んだ場合には、この
ステップJ102で、フラグ■、□の値が1であるか否
かが判断される。なお、このフラグエ□1は、前述のよ
うに、スロットル弁開閉タイミンサイクルであることを
、値が1であることによって示すものである。
今回の制御サイクルがスロットル弁開閉タイミンサイク
ルに該当する場合には、ステップJ102の判断によっ
て、ステップJ117へ進む。
方、今回の制御サイクルがスロットル弁開閉タイミンサ
イクルに該当しない場合には、ステップJ102の判断
によって、今回の制御サイクルにおける目標車速制御を
終了する。
ステップJ102からステップJ117へ進むと、この
ステップJ117で、フラグ■、。の値が0であるか否
かが判断される。
オートクルーズモード制御において、第2目標車速vS
2の値の初期設定がまだ行なわれていない場合には、ス
テップJ117からステップJ118へ進んで、第2目
標車速■S2の値として。
第8図(i)のステップAlO3で入力された実車速V
Aを指定して初期設定を行なう。ついで、ステップJ1
19でフラグエ、。の値を1とした後、ステップJ12
0へ進む。
また、前回までの制御サイクルで、ステップJ118に
おける第2目標車速vS2の初期設定が既に行なわれて
いる場合には、同時にステップJ119においてフラグ
エ、。の値が1とされているので、ステップJ117の
判断によって、直接ステップJ120へ進む。
ところで、目標車速制御が行なわれるのは、次の6つの
場合がある。つまり、アクセルペダル27の踏込解除に
よって各制御サイクルでオートクルーズモード制御が行
なわれるようになった時には、加速スイッチ45及び切
換スイッチ46によって定車速走行が共に指定されない
場合と、加速スイッチ45または切換スイッチ46によ
って定車速走行が指定された場合と、加減速走行により
車速が到達目標車速に達した場合との3つの場合があり
、ブレーキペダル28の踏込解除によって各制御サイク
ルでオートクルーズモード制御が行なわれるようになっ
た時にも、上述の3つの場合がある。
この6つの場合のうち、ステップJ102へ進むのは、
加減速走行により車速が到達目標車速に達した場合の2
つを除いた4つの場合である。
これらの4つの場合には、前述のように、第28図のス
テップ0146または第29図のステップE135で、
フラグエ□。の値がOにされているので、これらの場合
の最初のスロットル弁開閉タイミングサイクルでは、必
ずステップJ117からステップJ118に進んで、第
2目標車速の設定が改めて行なわれる。また、このスロ
ットル弁開閉タイミングサイクルのステップJ119で
フラグI工。の値がOにされているので、このスロット
ル弁開閉タイミングサイクルよりも以降のスロットル弁
開閉タイミングサイクルでは、上述のように、ステップ
J117から直接ステップJ120へ進む。
このステップJ120で、第2目標車速vS2と第1目
標車速vS工との差の絶対値1vs2−vSSi2値が
予め設定された基準値に3よりも小さいか否かが判断さ
れる。
第1目標車速vS1は、ブレーキペダル28の踏込解除
によって各制御サイクルでオートクルーズモード制御が
行なわれるようになった時に、加速スイッチ45及び切
換スイッチ46の操作が行なわれなかった場合は、ブレ
ーキペダル踏込解除後の最初の制御サイクルにおけるス
テップC147(第28図)で最新の実車速VAIを指
定され、その他の場合は、それぞれの場合の最初の制御
サイクルにおけるステップE134 (第29図)で最
新の実車速VA、を指定されたものである。
一方、第2目標車速vS2の初期値は、上述の4つの場
合の何れにおいても、最初に訪れるスロットル弁開閉タ
イミングサイクルのステップAlC5[第8図(i)]
で入力された実車速である。
このように、第1目標車速vS□と第2目標車速vS2
の初期値との設定に時間差があるので、互いに異なる値
となる。つまり、それまで加速走行状態にあった時には
、第2目標車速vS2の方が第1目標車速vS4よりも
大きくなり、それまで減速走行状態にあった時には、第
1目標車速VS1の方が第2目標車速vS2よりも大き
くなる。
これによって、ステップJ120において、絶対値1 
vs、−vs□1の値が予め設定された基準値に、より
も小さくないと判断すると、ステップJ121へ進む。
そして、第1目標車速vS工と第2目標車速VS2との
差が減少して、テップJ120において。
絶対値I VS2−VS、Iの値が予め設定された基準
値に、よりも小さいと判断すると、ステップ3128へ
進む。
ステップJ120からステップJ121へ進むと、この
ステップJ121で、第2目標車速vS2が第1目標車
速vS工よりも大きいか否かが判断される。そして、第
2目標車速vS2の方が大であると判断するとステップ
J123へ進み、第2目標車速vS2の方が大ではない
と判断するとステップJ122へ進む。
ステップJ123では、前回の制御サイクルまでの第2
目標車速vS2から予め設定された補正量VKzを減じ
た値vs2−vK2を、新たな第2目標車速vS2の値
に設定して、ステップJ124へ進む。また、ステップ
J122では、前回の制御サイクルまでの第2目標車速
vS2から予め設定された補正量VK2を加えた値vS
2+vに2を、新たな第2目標車速vS2の値に設定し
て、ステップJ124へ進む。
従って、このようなステップJ121〜J123の制御
により、スロットル弁31の開閉タイミング毎に、補正
量Vに2ずつ、第2目標車速vS2の値が第1目標車速
vS工の値に近づいていく。
ステップJ124では、目標車速制御による定車速走行
の際の目標車速vSの値として、第2目標車速vS2を
設定し、次のステップJ124で、このように設定され
た目標車速vSと、第8図(i)のステップAlO3で
入力された実車速VAとの差VS−VAを計算して、ス
テップJ126へ進む。
ステップJ126では、差VS−VAに対応する目標加
速度DvS3をマツプ#MDVS3がら読出す、このマ
ツプ#MDVS3は、前述の加速制御におけるステップ
L115 (第17図)で使用するものと同一であるが
、目標車速制御における目標車速DVS、は、車速を上
記の目標車速VSに近づけて一致させるための加速度と
して用いられる。なお、マツプ#MDVS3は、前述の
ように、差VS−VAをパラメータとして目標加速度D
VS、を求めるものであって、差VS−VAと目標加速
度DVS、とは、第23図に示すような対応関係になっ
ている。
次に、ステップJ127では、目標車速制御後にステッ
プE123 (第29図)で目標トルクT○M2を算出
するために使用する目標加速度DVSの値として、上記
の目標加速度DVS、を指定する。これにより、今回の
制御サイクルにおける目標車速制御を終了する。
以上のようにして、目標車速制御を終了すると、第1実
施例と全く同様に、第29図のステップE123〜E1
27の制御が行なわれる。そして、この制御によって、
目標車速制御で設定された目標加速度DVSに等しい車
両の加速度を得るための目標トルクTOM、が算出され
て、この目標トルクTOM2をエンジン13から出力さ
せるために求められた開度θTH2まで、スロットル弁
31を開閉する。
この結果、第1実施例で説明したように、目標トルクT
OM、にほぼ等しいトルクがエンジン13から出力され
て、車速が、上記の目標車速VS、即ち、第2目標車速
vS2に近づいていく。
従って、上述の目標車速制御において、第30図のステ
ップJ121〜J127での制御が、スロットル弁開閉
タイミングサイクル毎に繰り返して行なわれると、前述
のように、第2目標車速VS2が第1目標車速vS1に
次第に近づいていく。
また、第2目標車速vS2が第1目標車速VS工に近づ
いて、ステップJ120で5両者の差の絶対値1vs、
−vs工1の値が予め設定された基準値に3よりも小さ
いと判断すると、ステップJ128へ進み、目標車速制
御による定車速走行際の目標車速VSの値として、第1
目標車速VS工を設定する。つまり、第2目標車速vS
2が第1目標車速VS工に十分に近づいた後は、第1目
標車速vS□が目標車速■Sとなるのである。
そして、次のステップJ129では、上記目標車速VS
と、第8図(i)のステップAlO3で入力された実車
速VAとの差の絶対値IVs−VA1が予め設定された
基準値に4よりも小さいか否かが判断される。
車速が目標車速にまだ十分に近づいていないと、絶対値
l VS−VA lが基準値に4よりも小さくないと判
断して、ステップJ125へ進む。
J125及びこれに続くステップJ126.J127の
制御は、上述の通りである。また、この制御の後に行な
われる第29図のステップE123〜E127の制御も
、上述の通りであり、この結果、車速は、目標車速vS
へ近づく。
次の制御サイクル以降においても、第1目標車速vS1
及び第2目標車速vS2の値は変更されないので、第3
0図のステップJ120からステップ5128へ進んで
、上述と同様に制御が行なわれる。そして、車速か目標
車速vSに十分に近づいて、ステップJ129で、絶対
値IVs−VAの値が基準値に4よりも小さいと判断す
ると、ステップJ108でフラグI、の値をOとした後
、ステップJ109〜J116の制御を行なう。
ここで、ステップJ108でフラグI6の値がOとされ
るので、次の制御サイクル以降の各制御サイクルでは、
引き続いて目標車速制御が行なわれる限り、ステップJ
IOIの判断によってステップJ130へ進み、フラグ
エ、。の値をOとして、ステップJ109〜3116の
制御を行なう。
このステップJ109〜J116の制御は、第1実施例
と全く同様であって、ステップJ109〜J112で目
標車速変更スイッチ48による目標車速VSの設定変更
を行ない、次いで、ステップJ113〜J116で、車
速を目標車速に一致させて維持するのに必要な目標加速
度DVSの設定を行なう。
なお、ステップJ109〜J112の制御による目標車
速vSの変更は、この目標車速VSと実車速VAとの差
の絶対値IVs−VAIが減少して基準値に4よりも小
さくなった後に行なわれるので、第1実施例と同様、車
速か一定となり定車速状態にある時にのみ、目標車速変
更スイッチ48による目標車速vSの設定変更が可能と
なる。
このような目標車速制御を行なうことにより、車両の走
行状態が、以下の各場合に応じて定車速走行状態へ移行
する。
アクセルペダル27またはブレーキペダル28の踏込解
除によってオートクルーズモード制御が行なわれるよう
になった時には、踏込解除後に、加速スイッチ45及び
切換スイッチ46の何れも操作しない場合には、最終的
に踏込解除後の車速にほぼ等しい車速を維持する定車速
走行状態へ移行する。
また、加速スイッチ45または切換スイッチ46を操作
することにより定車速走行を指定した場合には、最終的
にこの操作直後の車速にほぼ等しい車速を維持する定車
速走行状態へ移行する。
さらに、加減速走行により車速が目標車速に到達した場
合には、最終的に到達目標車速にほぼ等しい車速を維持
する定車速走行状態へ移行する。
本発明の第2実施例のエンジン制御装置1によるエンジ
ン13の制御が上述のように行なわれるので、第1実施
例とほぼ同様な効果が得られるほか、第1実施例とは異
なる目標車速制御によって、以下のように、第2実施例
に特有の効果も得られる。
つまり、アクセルペダル27を踏込んで車両の加速を行
なった後に、アクセルペダル27を踏込を解除した場合
には、まず、解除した直後の実車速VAIを第1目標車
速VS工に設定して、車速がこの第1目標車速vS1を
維持しうると推測される開度位置にスロットル弁31を
暫定的に回動する。次いで、次の制御サイクル以降で最
初のスロットル弁開閉タイミングサイクルになった時に
、実車速VAを第2目標車速vS2にして、この第2目
標車速vS2に近づくようにスロットル弁31の開度調
整を行なってエンジン13を制御するとともに、第2目
標加速度vS2を第1目標加速度vS1に徐々に近づけ
ていく。そして、最終的に、車速は第1目標車速vS工
にほぼ一致して一定に維持される。
したがって、第1に、定車速状態における車速かアクセ
ルペダル27の踏込解除直後の車速により正確に一致す
る効果がある。
また、第2に、アクセルペダル27の踏込解除後最初の
スロットル弁開閉タイミングサイクルから直ちに定車速
走行の目標車速として第1目標車速vS1を採用せずに
、第2目標車速vS工を採用して、このスロットル弁開
閉タイミングサイクルにおけるスロットル弁31が開閉
される直前の車速と目標車速との差を小さくしている。
したがって、このスロットル弁開閉タイミングサイクル
でのスロットル弁31の開閉を行なった時の車速及び加
速度の急変が解消されて、不快な衝撃の発生が防止され
て極めて滑らかな速度変化を実現できる効果がある。
次に、ブレーキペダル28を踏込んで車両の減速を行な
った後、ブレーキペダル28の踏込を解除した場合には
、第1実施例と同様に、減速時の減速度が基準以上の状
態が基準時間を超えて継続し且つ踏込解除時の車速が基
準よりも低い時を除き、アクセルペダル28の踏込解除
時と同様にして第1目標加速VSよ及び第2目標車速v
S2が設定されてスロットル弁31の開閉が行なわれる
したがって、第1に、定車速走行状態における車速かブ
レーキペダル28の踏込解除直後の車速により正確に一
致する効果がある。
また、第2に、ブレーキペダル28の踏込解除後最初の
スロットル弁開閉タイミングサイクルから直ちに定車速
走行の目標車速として第2目標車速vS1を採用して、
このスロットル弁開閉タイミングサイクルにおけるスロ
ットル弁31の開閉直前の実車速と目標車速との差を小
さくしている。
したがって、このスロットル弁開閉タイミングサイクル
でのスロットル弁31の開閉を行なった時の車速及び加
速度の急変が解消されて、不快な衝撃の発生が防止され
て極めて滑らかな速度変化を実現できる効果がある。
なお、実施例中のスロットル弁開閉タイミングサイクル
とはエンジン出力調整周期に相当する。
以上で第2実施例の説明を終える。
以下に、エンジン制御装置1を手動変速機を有する車両
に装備した場合について説明する。
上述の第1実施例及び第2実施例のエンジン制御装置1
は、自動変速機32を有する車両に装備したものである
が、この装置1は、手動変速機(図示省略)を有する車
両に装備することもでき、これにより上述の各実施例と
ほぼ同様の効果を得ることができる。
この場合には、第2図に示す第1実施例及び第2実施例
のエンジン制御装置1の構成のうち1次の点を変更する
つまり、出力回転数検出部22を省略し、自動変速機3
2に代わって手動変速機(図示省略)を設けると共に、
シフトセレクタ29に代わって手動変速機の変速段を手
動で選択するためのシ5フトレバー(図示省略)を設け
る。また、シフトセレクタ17に代わってシフトレバ−
がニュートラルまたは後進を選択する位置にある時、或
は、クラッチペダル(図示省略)が踏み込まれている時
に、ON状態となる接点を有するシフトポジションスイ
ッチ(図示省略)を設ける。
また、このように手動変速機のものに変更されたエンジ
ン制御装置1により行なわれる制御の内容は、第1実施
例及び第2実施例のものに対して、次の点を変更する。
つまり、第8図(i)のA113で行なわれる制御では
、シフトポジションスイッチ(図示省略)の接点がON
状態にあるか否かの判断とする。そして、接点がON状
態にあると判断するとステップA117へ進み、OFF
状態にあると判断するとステップA114へ進むものと
する。
また、第10図または第28図のステップC130で使
用する式(1)、第11図のステップD123で使用す
る式(2)、第12図または第29図のステップE10
7で使用する式(4)、及び、第12図または第29図
のステップE123で使用する式(5)における、トル
ク比TQを求めるための速度比eの値は1となる。
以上のようなエンジン制御装置1における作用は、上述
のように変更したステップA113の部分のみ異なる。
即ち、シフトレバ−がニュートラルまたは後進を選択す
る位置にある時、あるいは、クラッチペダル(図示省略
)が踏み込まれている時には、シフトポジションスイッ
チの接点がON状態となるので、ステップA113での
判断により、ステップA117へ進んで、第1実施例ま
たは第2実施例と同様にして、スロットル直向制御が行
なわれる。
また、シフトレバ−がニュートラル及び後進を選択する
位置以外にあって、クラッチペダルが踏み込まれていな
い時には、シフトポジションスイッチの接点がOFF状
態となり、ステップAl13での判断により、ステップ
A114へ進んで、第1実施例または第2実施例と同様
にして制御が行なわれる。
したがって、このようなエンジン制御装置を、手動変速
機を有する車両に装備した場合にも、第1実施例または
第2実施例とほぼ同様の効果を得ることができるのであ
る。
また、このようなるエンジン制御装置において、シフト
ポジションスイッチがON状態となる条件であるシフト
レバ−の位置に、ローギヤとして使用する第1速を加え
てもよく、また、この第1速とセカンドギヤとしての第
2速とを加えてもよく、さらに、これらの第1速と第2
速とサードギヤとしての第3速とを加えてもよい。
以上で、エンジン制御装置1を手動変速機を有する車両
に装備した場合の説明を終える。
このように説明した各実施例のエンジン制御装置におい
て、以下のような変更を行なうこともできる。
各制御サイクルでオートクルーズモード制御が行なわれ
、車両が定車速状態にある時に、加速スイッチ45また
は切換スイッチ469を操作して加速走行状態あるいは
減速走行状態を指定すると、制御部25の到達目標車速
設定部6で、到達目標車速の設定値を変更してもよい。
つまり、この時の到達目標車速の設定値は、加速走行状
態が指定されている時には、車速・加速度検出部24に
よって検出された実車速VAに補正量vに、を加えたも
のであり、減速走行状態が指定されている時には、車速
・加速度検出部24によって検出された実車速VAに補
正量VKzを減じたものであるが、実車速VAに予め設
定された係数を乗じることにより、到達目標車速を設定
するようにしてもよい。
また、実車速VAの代わりに、定車速走行状態にあった
時の目標車速vSを用いてもよい。あるいは、補正量v
K□、Vに2を同一の値としても、上記の各実施例とほ
ぼ同様な効果が得られる。
つぎに、定車速走行状態にある時に、切換スイッチ46
を操作して減速走行状態を指定した場合、加速走行状態
を指定した場合と同様に、指定後の各制御サイクル毎に
、徐々に目標加速度を増加させるようにしてもよい。こ
の場合、各実施例で得られる効果に加えて、減速走行へ
の移動がより滑らかに行なわれるという効果がある。
また、スロットルスイッチ47を、国の位置とした場合
には、ブレーキペダル28の踏込解除後は常にスロット
ル弁31がエンジンアイドル位置となる最小開度位置に
保持されるが、この場合には、アクセルペダル27の踏
込解除後も常にスロットル弁31が最小開度位置に保持
されるようにしてもよい。
さらに、加速スイッチ45の位置は、第6図中の四〜団
の4つがあって、切換スイッチ46の操作は行なわずに
加速スイッチ45の切換を行なった場合には、加速スイ
ッチ45の位置を固にすると定車速走行、また、(5)
〜団にすると加速走行がそれぞれ制御部25の走行状態
指定部3でによって指定されるようになっているが1口
〜団の各位置に対応する走行状態は、このようなものに
限定されず、必要に応じて任意に設定することができる
また、各実施例では、加速スイッチ45の切換だけでは
減速走行は指定されないが、加速スイッチ45の切換だ
けで減速走行を指定できるように、加速スイッチ45の
何れかの位置に「減速走行」を設定し、これを選択しつ
るようにしてもよい。
また、加速スイッチ45の選択は、固〜団の4つに限定
されるものではなく、必要に応じて選択位置の数を増減
させてもよい。
さらに、切換スイッチ46の操作に対応する走行状態の
切換についても、各実施例に示すものに限定されず、加
速スイッチ45の各位置毎に任意の走行状態を組み合わ
せて設定し、切換スイッチ46の操作に対応して切り換
えられるようにしてもよい。
次に、ブレーキ(図示省略)により車両の減速を行なっ
た時に、減速度が基準よりも大きい状態の継続時間が基
準時間よりも長く且つ減速減速時の車速が基準より低い
場合には、ブレーキペダル28の踏込解除後も引き続き
スロットル弁31をエンジンアイドル位置となる最小開
度に保持するようになっているが、これらの条件を車両
の特性。
使用目的等に応じて変更してもよい。
これにより、例えば、減速度が基準よりも大きい場合、
あるいは、継続時間が基準よりも長い場合、あるいは、
減速度が基準よりも大きく且つ減速減速時の車速か基準
より低い場合等を条件とすることができる。
また、減速の程度の判断を減速度で行なっているが、ブ
レーキを駆動するブレーキオイルの圧力の大小によって
行なってもよい。
さらに、各制御サイクルにおいて、オートクルーズモー
ド制御が行なわれる。車両の走行状態として定車速走行
が指定されている時には定車速走行の目的車速を、加速
走行あるいは減速走行を指定されている時には加速走行
あるいは減速走行の到達目標車速を表示する機能を追加
してもよく、この場合、目標車速あるいは到達目標車速
の設定値の変更を目で確認しながら行なうことができる
ようになる。
また、各実施例のエンジン制御装置1は、アクセルペダ
ル27とブレーキペダル28とがともに解放状態にある
時には、特定の場合を除いて常に車両の走行状態を定車
速走行とするものであるが、従来のように定車速走行を
人為的に指定した時のみ、定車速走行が行なわれるよう
にしてもよい。
この場合、人為的に走行状態の指定が行なわれるので車
両が定車速走行を行なっている時に、エンジン制御袋W
1を作動させることにより、同等の効果が得られる。
また、各実施例のエンジン制御装置1において、アクセ
ルペダル27とブレーキペダル28とを共に解放状態と
しただけでは車両の走行状態を定車速走行とはせずに、
加速スイッチ45または切換スイッチ46を操作して予
め設定された状態に切換えた時、即ち各実施例では加速
スイッチ45を圃の位置に切換えた時に定車速走行が指
定されるようにしてもよい。
[発明の効果コ 以上詳述したように、本発明の車両用エンジン制御装置
によれば、定車速制御手段が、定車速走行時に車両が目
標車速から外れると上記車両を上記目標車速へ復帰すべ
く車速補正制御を行ないうるように構成されると共に、
目標加減速度設定手段が、上記車速補正制御時の上記車
両の目標加減速度を、所定値を越えない範囲内で、上記
目標車速と上記車速検出手段で検出した実車速との差に
対応した値に設定しうるように構成されているので、定
車速走行時に、路面勾配が大きく変わったような時にも
、急激な加速度の変化がなくなり。
衝撃の発生が防止されて1乗車フィーリングや運転フィ
ーリングの向上に寄与しうるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜27図は本発明の第1実施例としての車両用エン
ジン制御装置を示すもので、第1図は本装置の主要部分
を概念的に示した構成図、第2図はその全体構成図、第
3図はその踏込量検出部の構成図、第4図はそのスロッ
トル弁回動部の構成図、第5図はその車速・加速度検出
部の構成図、第6図はそのオートクルーズスイッチの正
面図、第7図はそのオートクルーズスイッチと制御部と
の接続部分の回路図、第8図(i)は本制御の主要内容
を示す主フローチャート、第8図(it)〜(桓)はそ
れぞれ主フローチャートに優先して割り込まれる割込制
御の内容を示すフローチャート、第8図(V)は第8図
(iv)に示す第3の割込制御によって求められる実加
速度の誤差を補償するためのフェールセイフ制御の内容
を示すフローチャート、第9図は第8図(i)のステッ
プAl17で行なわれるスロットル直動制御の詳細を示
すフローチャート、第10図は第8図(i)のステップ
A116で行なわれるスロットル非直動制御の詳細を示
すフローチャート、第11図は第10図のステップC1
37で行なわれるアクセルモード制御の詳細を示すフロ
ーチャート、第12図は第10図のステップC144で
行なわれるオートクルーズモード制御の詳細を示すフロ
ーチャート、第13図は第12図のステップE128で
行なわれる切換スイッチ制御の詳細を示すフローチャー
ト、第14図は第12図のステップE121で行なわれ
る加速スイッチ制御の詳細を示すフローチャート、第1
5図は第12図のステップE131で行なわれる減速制
御の詳細を示すフローチャート、第16図は第12図の
ステップE133で行なねれる目標車速制御の詳細を示
すフローチャート、第17図は第12図のステップE1
22で行なわれる加速制御の詳細を示すフローチャート
、第18図は第16図のステップJ115で行なわれる
目標加速度DvS4の決定の制御の詳細を示すフローチ
ャート、第19〜26図はいずれもこのエンジン制御装
置での制御に使用されるマツプのパラメータとこのパラ
メータに対応して読み出される変量との対応関係を示す
グラフ、第27図は加速スイッチ45を切換えて制御部
の走行状態指定部の指定を加速走行とした時の、切換後
の時間経過に対応した目標加速度および走行速度の変化
の一例を示したグラフであり、第28〜30図は本発明
の第2実施例としての車両用エンジン制御装置を示すも
ので、第28図はスロットル非直動制御(第8図(i)
のステップA116)の詳細を示すフローチャート、第
29図は第28図のステップC144で行なねれるオー
トクルーズモード制御の詳細を示すフローチャート、第
30図は第29図のステップE133で行なわれる目標
車速制御の詳細を示すフローチャートである。 1−車両用エンジン制御装置、2−手動操作手段、3−
走行状態指定手段としての走行状態指定部、4− 目標
加速度設定手段としての目標加速度設定部、5−車速検
出手段、6−到達目標車速設定手段としての到達目標車
速設定部(目標車速設定部)、7−エンジン出力調整手
段、8−・一定車速制御手段としての定車速制御部、9
−・加速制御手段としての加速制御部、10−減速制御
手段としての減速制御部、11−到達検出手段としての
到達検出部、12−走行状態切換手段としての走行状態
切換部、13−エンジン、14−踏込量検出部、15−
アクセルスイッチ、16−ブレーキスイッチ、17−ジ
ッドセレクタスイッチ、18−・オートクルーズスイッ
チ、18a−メインレバー19−車重検出部(エアサス
ペンションの空気圧検出装置を含む)、20−吸入空気
量検出部、21−エンジン回転数検出部、22−出力軸
回転数検出部、23−変速段検出部、24−車速・加速
度検出部、25−制御部、26−スロットル弁回動部、
27−アクセルペダル(走行状態変更手段)。 28−ブレーキペダル(走行状態変更手段)、30−吸
入通路、31−スロットル弁、32−自動変速機、33
−左前車輪、33−右前車輪、357−左後車輪、36
・−右後車輪、37−ポテンショメータ、38−A−D
変換部、39・・−アクチュエータ駆動部、40−スロ
ットル弁アクチユエータ、41−スロットル弁開度検出
部、42− 右後車輪速検出部、43−左後車輪速検出
部、44−車速・加速度算出部、45−加速スイッチ(
走行状態変更手段)、46−切換スイッチ(走行状態切
換操作手段及び走行状態変更手段)、47−スロツドル
スイツチ、48−目標車速変更スイッチ、49−ステア
リングゴラム、 50−一電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  車両の定速走行すべき速度を設定する目標車速設定手
    段と、上記車両を目標車速に保持して定車速走行制御し
    うる定車速制御手段と、上記の定車速制御手段からの制
    御信号に基づきエンジン出力を調整するエンジン出力調
    整手段と、上記定車速制御時の車速補正時に上記車両の
    目標加速度及び目標減速度を設定する目標加減速度設定
    手段と、上記車両の実車速を検出する車速検出手段とを
    そなえ、上記定車速制御手段が、上記定車速走行時に上
    記車両が目標車速から外れると上記車両を上記目標車速
    へ復帰すべく車速補正制御を行ないうるように構成され
    ると共に、上記目標加減速度設定手段が、上記車速補正
    制御時の上記車両の目標加減速度を一所定値を越えない
    範囲内で、上記目標車速と上記車速検出手段で検出した
    実車速との差に対応した値に設定しうるように構成され
    ていることを特徴とする、車両用エンジン制御装置。
JP18389888A 1988-07-24 1988-07-24 車両用エンジン制御装置 Pending JPH0234436A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0591950A (ja) * 1991-03-27 1993-04-16 Seb Sa 補強された軟質金属製品、及び調理用容器
DE10033495A1 (de) * 2000-07-10 2002-01-31 Friedbert Bleile Kork-Flächenverkleidung, insbesondere Kork-Bodenbelag, und Verfahren zu deren Herstellung

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JPH0591950A (ja) * 1991-03-27 1993-04-16 Seb Sa 補強された軟質金属製品、及び調理用容器
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