JPH0234301A

JPH0234301A - 摩耗リンク付きソーチェーン

Info

Publication number: JPH0234301A
Application number: JP1020925A
Authority: JP
Inventors: Michael D Harfst; マイケル・デー・ハーフスト
Original assignee: Blount Inc
Current assignee: Oregon Tool Inc
Priority date: 1988-07-07
Filing date: 1989-02-01
Publication date: 1990-02-05
Also published as: EP0351455A1; BR8900692A; US4873903A; AU600880B2; AU2584888A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の背景）本発明は、ソーチェン、特に、ソーバーに対する耐摩耗
性を向上させた構造をもつソーチェンに関するものであ
る。

既知のソーチェンは、リベット又はピンにより相互に枢
着された−続きのリンクを有している。

この−続きのリンクは、中央に存する駆動リンクとサイ
ドリンクとを有し、駆動リンクは垂下する駆動リンクを
有し、サイドリンクは連接リンクまたは連接帯体及びカ
ッタリンクを含む、駆動リンクのタングをチェーン用の
ソーバーに取付ける場合、タンクは、バー内の中央に長
手方向に延在した溝内に載置され、この溝を形成する平
行な外側レール上をサイドリンクの底面が摺動する。

前述のチェーンは、ソーバーのレール上を摺動するサイ
ドリンクの底面が摩耗又は変形する欠点をもっている。

このようなリンクは、チェーンに加わる引張り荷重に耐
えることのできる高張力鋼から好適に形成されている。

しかしながら、前記鋼は耐摩耗性が十分でない。その結
果、ソーバーと接触する面の摩耗により、ソーチェーン
の寿命は決まって短かくなる。リンクの底面部分の摩耗
速度を減少させる試みとして、従来においては、リンク
を改良するか又は、鋼よりも耐摩耗性のある材料でリン
クを形成することに焦点があてられていた。例えば、ソ
ーバーと係合する縁部がリンクの残部よりも大きな幅を
もつようなソーチェーンリンクが米国特許第２．８９７
．８５７号に開示さている。米国特許第３．５４８．８
９７号においては、前方に向いたデフレクタを各カッタ
リンクに設けることにより、摩耗が進んでいることを知
らせる構成を有している。前記デフレクタは、ソーバー
のレールに沿うリンクの移動においてバランスのとれた
作動を生起する。バランスのとれた作動は、カッタリン
クの底面を均一に摩耗させる。米国特許第４．４５９，
８９０号においては、少なくとも幾つかの駆動リンクの
上に設けた安全突部が開示されている。

これら安全突部は、カッタリンクが制御れた方法で加工
物と係合するようなレバー作動を提供する。

ソビエト社会主義共和国連邦（ＳＯ）第１１１５９０１
号においては、耐摩耗性及び強度を高めるために、スト
リップ材が巻れた方向に対して所定の角度位置にカッタ
リンクの切刃を指向させるような製造方法が開示されて
いる。米国特許第３．８５４．３６３号においては、既
知の炭素鋼及び既知の低合金鋼よりも硬いサイドリンク
用複合材料が開示されている。

この複合材料は高い耐摩耗性をもっていると述べられて
いる。

上述したいずれのものも特に十分な解決手段となってい
なかった。均一な摩耗を促進するためにリンクの形状を
変えると、レールからの摩耗に対して底面をさらすこと
となる。他方、硬い材料を利用した場合、耐摩耗性を向
上させることができるが、引張り力は減少し、チェーン
の早期破壊につながる。

（発明の概要）本発明の主目的は、寿命の向上したソーチェーンを提供
することにある。

本発明の他の目的は、ソーバーに対する耐摩耗性を向上
させたソーチェーンを提供することにある。

本発明の更に他の目的は、チェーンの張力を犠牲にする
ことなくソーチェーンの耐摩耗性を向上させることにあ
る。

本発明の更に他の目的は、チェーンの耐摩耗性を向上さ
せるために、現存するソーチェーンに簡単に取付けるこ
とのできる手段を提供することにある。

図示された実施例に関して、本発明は、ソーバーのレー
ルと係合してチェーンをレール上で支持するように位置
決めされ、且つ、チェーンの他のリンクと対をなすよう
に配置される摩耗リンクを提供する。耐摩耗性を良くす
るために、摩耗リンクは、鋼からなる他のリンクよりも
耐摩耗性のある材料から形成されている。しかしながら
、この材料は鋼よりも引張りに弱い。チェーンに加わる
引張り荷重を鋼製のリンクに確実に負わせるために、摩
耗リンクは長円形のピン開口を有し、この長円形のピン
開口は、サイドリンクのピン開口と同じ高さに形成され
ていると共に、いかなる引張り荷重をも受けることなく
バー上でチェーンを支持するような比較的長い長さをも
っている。

（実施例）以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。

第１〜３図においては、ガイドバーとしてのソーバー１
２の直線部分に取付けられたのこ刃を有するチェーン（
以下ソーチェーンという）　１０の一部が示されている
。ソーチェーン１０は、−続きの駆動リンク１４と、連
接リンク１６及びカッタリンク１８を具えたサイドリン
クと、を有するチェーンリンクで構成されており、これ
ら全てのリンクは、これらリンク内に形成した円形の開
口を貫通して延在するリベット又はピン１１により相互
に枢着されており、前述した開口はピンの直径よりも数
十分の１インチだけ大きな直径をなしている。第３図に
最も良く示されているように、連接リンク１６及びカッ
タリンク１８の各底面１５と１７は、摩耗リンク２６の
存在により、ソーバー１２のレール２２と２３の各外面
１９と２１から離間して配置されている。

既知のソーチェーンにおいては摩耗リンク２６がなく、
チェーン１０をソーバー１２の周囲で駆動させた場合、
底面１５と１７がレール面１９と２１と摩擦接触をする
。チェーンソー用モータのスプロケット（図示せず）で
チェーン１０を既知の方法により駆動係合させるために
、駆動リンク１４の垂下タング２４は、レール２２と２
３により画成された中央溝２５内に自由に載置されてい
る。リンク１４．１６及び１８は、ソーチェーン鋼とし
て利用している適切な高張力鋼、例えば型番Ｎ５８０１
から製造されている。上述したソーチェーンは米国特許
第２，５０８．７８４号に開示されたチェーンと類似し
ている。

本発明に関して、各連接リンク１６及び各カッタリンク
１８に隣接して摩耗リンク２６が設けられており、この
摩耗リンク２６は対をなして配置されている。摩耗リン
ク２６の底面２７の輪郭は、リンク１６゜１８の底面１
５と１７の輪郭と対をなしている。摩耗リンク２６は各
駆動リンク１４とこのリンクに近接し且つ対をなすサイ
ドリンクとの間に設けられている。

摩耗リンク２６はサイドリンク１６．１８に利用した鋼
よりも摩耗に強い材料からなっている。適切な材料とし
ては、商標名ＳＴＩ！ＬＬＩＴＥ６Ｂとして販売されて
いるコバルトクロム合金を用いる。Ｓ置ＬＩＴＥ６Ｂは
レール２２．２３に用いた耐摩耗性の鋼よりも更に摩耗
に強（なっている。しかしながら、Ｓ置ＬＩＴＥ６Ｂは
前述の鋼よりも低い張力特性を有しており、したがって
、ソーバーの周囲にチェーンを駆動させた場合にチェー
ンが受ける振動や張力を僅んど吸収することができない
。

チェーンの張力を犠牲にするこ々なく、摩耗リンク２６
の向上した耐摩耗性の利点を生かすため、摩耗リンクを
、レール面１９と２１上に載置し、そしてチェーン１０
に引張り荷重を与えることなく、別のチェーンリンクを
摩耗リンクが支持する。この目的を達成するため、各摩
耗リンク２６には、第４図に示すように、ピン１１を収
容するための長円形のピン開口２８．３０が対をなして
形成されている。

開口２８と３０の中心間距離は、サイドリンク１６．１
８に形成した開口の中心間距離と同じである。しかしな
がら、チェーンの長手方向に延在する各開口２８、３０
の長袖すなわち長さ°Ａ゛　は連接リンク１６およびカ
ッタリンク１８内の円形のピン開口の直径°Ｂ”よりも
太き（なっている。したがって、開口２８゜３０は、こ
れと隣接するサイドリンク内の開口と部分的に一致する
。しかしながら、各開口２８．３０の短軸すなわち高さ
°Ｃ°は直径“Ｂ”と同じである。

第３．４図に示されるように、ピン開口２８と３０のこ
のような形状は、チェーン１０に加わる全引張り荷重を
連接リンク１６及びカッタリンク１８にだけ確実に加え
、したがって、引張り荷重が摩耗リンク２６に加わらな
いようになっている。他方、サイドリンクの側部に設け
た硬い摩耗リンク２６はレール面１９．２１による摩耗
に耐え、チェーンの寿命を長くしている。

第５〜８図は本発明の第２実施例を示しており、この場
合において、摩耗リンク２６′　は駆動リンク１４の両
側に設けられている。第６．７図に特に良く示されてい
るように、摩耗リンク２６′　の底面２７′の輪郭は、
レール面１９と２１上に載置するために、部分的に重な
り合ったサイドリンク１６．１８の底面１５、１７と整
列し且つ直線状をなす輪郭を有している。隣接する駆動
リンク１４がチェーン上の引張り荷重を受けるようにす
るために、第８図に示すように、摩耗リンク２６′内に
長円形のピン開口２８′と３０′が設けられており、摩
耗リンク２６゛　はバー上でチェーンを支持している。

したがって、バー１２に対するチェーンの耐摩耗性を向
上させるために、摩耗リンク２６．２６”　は、開示さ
れた方法で、サイドリンク又は駆動リンクの側部に選択
的に取付けられてもよい。また、チェーンの耐用寿命を
長くし、耐摩耗性を向上させるような他のパターンでリ
ンク２６．２６’をチェーンに取付けてもよい。

本発明は前述の実施例に限定されるものではなく、種々
の変更を加えることができるのは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るソーチェーンの第１実施例を示す
側面図、第２図は第１図に示したソーチェーンの平面図、第３図
は第１図の３−３線に沿う拡大断面図、第４図は第３図
の４−４線に沿う断面図、第５図は本発明に係るソーチ
ェーンの第２実施例を示す側面図、第６図は第５図に示したソーチェーンの平面図、第７図
は第５図の７−７線に沿う拡大断面図、第８図は第７図
の８−８線に沿う断面図である。１０・・・ソーチェーン　　　　１１・・・ピン１２・
・・ソーバー　　　　　　１４・・・駆動リンク１５、
１７・・・サイドリンクの底面１６・・・連接リンク（サイドリンク）１８・・・カッ
タリンク（サイドリンク）１９、２１・・・レール面　
　　　２２．２３・・・レール２６、２６”　・・・摩
耗リンク

Claims

【特許請求の範囲】１、鋼で形成された駆動リンクとサイドリンクとを、こ
れらリンク内に形成した円形の開口を通って延在するピ
ン手段によって相互に枢着したソーチェーンであって、
ソーバーの中央溝内に前記駆動リンクを載置し、前記溝
を形成する一対の平行なレールの外面に沿って前記サイ
ドリンクの底面を配置する構成をもったソーチェーンに
おいて、前記各サイドリンクに１個づつ隣接して設けら
れ且つ前記レールと係合する複数の摩耗リンクを具え、
前記鋼よりも耐摩耗性がある材料で前記摩耗リンクを形
成したことを特徴とする摩耗リンク付きソーチェン。２、請求項１記載のソーチェンにおいて、前記摩耗リン
クは長円形のピン開口を有し、前記チェーンの長手方向
に延在する軸線に沿った前記ピン開口の長さが前記円形
の開口の直径よりも大きな長さを有し、前記摩耗リンク
における前記長円形のピン開口は、前記サイドリンクの
開口の中心間距離と等しい中心間距離を有し、このこと
により、前記チェーンに加わる前記引張り荷重を前記摩
耗リンクに与ずに、前記サイドリンクに与えることを特
徴とするソーチェン。３、請求項１記載のソーチェンにおいて、前記各摩耗リ
ンクを、前記各サイドリンクの側方に、且つ、前記駆動
リンクと前記サイドリンクとの間に設けたことを特徴と
するソーチェン。４、請求項１記載のソーチェンにおいて、前記摩耗リン
クを、鋼よりも大きな耐摩耗性を有するコバルトクロム
合金で形成したことを特徴とするソーチェン。５、鋼で形成された駆動リンクとサイドリンクとを、こ
れらリンク内に形成した円形の開口を通って延在するピ
ン手段によって相互に枢着したソーチェーンであって、
ソーバーの中央溝内に前記駆動リンクを載置し、前記溝
を形成する一対の平行なレールの外面に沿って、前記サ
イドリンクの底面を配置する構成をもったソーチェーン
において、前記レールの外面に沿って配置するために、
複数の摩耗リンクを前記各サイドリンクの側部に一個づ
つ設け、前記摩耗リンクを、前記鋼よりも大きな耐摩耗
性を有する材料で形成し、更に、前記摩耗リンクが長円
形のピン開口を有し、前記チェーンの長手方向に延在す
る軸線に沿った前記ピン開口の長さが前記円形の直径よ
りも大きな長さを有し、前記摩耗リンクにおける前記長
円形のピン開口が、前記サイドリンクの開口の中心間距
離と等しい中心間距離を有し、このことにより、前記チ
ェーンに加わる前記引張り荷重を、前記摩耗リンクに与
えずに、前記サイドリンクに与えることを特徴とする摩
耗リンク付きソーチェーン。６、鋼で形成された駆動リンクとサイドリンクとを、こ
れらリンク内に形成した円形の開口を通って延在するピ
ン手段によって相互に枢着したソーチェーンであって、
ソーバーの中央溝内に前記駆動リンクを載置し、前記溝
を形成する一対の平行なレールの外面に沿って、前記サ
イドリンクの底面を配置する構成をもったソーチェーン
において、前記駆動リンクの各側部に１個づつ隣接して
設けられ且つ前記レールと係合する複数の摩耗リンクを
具え、前記鋼よりも耐摩耗性がある材料で前記摩耗リン
クを形成したことを特徴とする摩耗リンク付きソーチェ
ン。７、請求項６記載のソーチェンにおいて、前記摩耗リン
クが長円形のピン開口を有し、前記チェーンの長手方向
に延在する軸線に沿った前記ピン開口の長さが前記円形
の直径よりも大きな長さを有し、前記摩耗リンクにおけ
る前記長円形のピン開口が、前記サイドリンクの開口の
中心間距離と等しい中心間距離を有し、このことにより
、前記チェーンに加わる前記引張り荷重を前記摩耗リン
クに与ずに、前記サイドリンクに与えることを特徴とす
るソーチェン。８、ソーチェンに利用する摩耗リンクであって、前記ソ
ーチェンが、鋼で形成された駆動リンクとサイドリンク
とを有し、これらリンク内に形成した円形の開口を通っ
て延在するピン手段によって前記リンクを相互に枢着し
、ソーバーの中央溝内に前記駆動リンクを載置し、前記
溝を形成する一対の平行なレールの外面に沿って、前記
サイドリンクの底面を配置し、前記レールと係合するた
めの前記摩耗リンクを前記チェーンに設け、前記鋼より
も耐摩耗性がある材料で前記摩耗リンクを形成し、前記
摩耗リンクが長円形のピン開口を有し、前記チェーンの
長手方向に延在する軸線に沿った前記ピン開口の長さが
前記円形の直径よりも大きな長さを有し、前記摩耗リン
クにおける前記長円形のピン開口が、前記サイドリンク
の開口の中心間距離と等しい中心間距離を有し、このこ
とにより、前記チェーンに加わる前記引張り荷重を前記
摩耗リンクに与ずに、前記サイドリンクに与える構成を
もったことを特徴とするソーチェン用摩耗リンク。９、請求項８記載の摩耗リンクにおいて、前記摩耗リン
クの底面の輪郭を、前記チェーン内に設けた前記サイド
リンクの底面の輪郭と一致させたことを特徴とする摩耗
リンク。１０、請求項８記載の摩耗リンクにおいて、前記摩耗リ
ンクを、サイドリンクの側部に、且つこのサイドリンク
と駆動リンクとの間に設けたことを特徴とする摩耗リン
ク。１１、請求項８記載の摩耗リンクにおいて、前記摩耗リ
ンクを、駆動リンクの側部に設けたことを特徴とする摩
耗リンク。