JPH0234262Y2 - - Google Patents

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JPH0234262Y2
JPH0234262Y2 JP12297386U JP12297386U JPH0234262Y2 JP H0234262 Y2 JPH0234262 Y2 JP H0234262Y2 JP 12297386 U JP12297386 U JP 12297386U JP 12297386 U JP12297386 U JP 12297386U JP H0234262 Y2 JPH0234262 Y2 JP H0234262Y2
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JP
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valve
hole
valve body
main
drain
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JP12297386U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、給水を止めた後、二次側配管内の水
を外部、例えば地中に排出する水抜栓に関するも
のである。
(従来技術) 寒冷地方では、水道管の氷結による破裂を防止
するために水抜栓が設置されており、夜間など水
道を使用しない時は主弁を閉じて本管からの水を
止めるとともに副弁を開いて水抜栓と蛇口との間
の二次側配管内の水を抜くようにしている。
しかしながら、従来の水抜栓は、一般に構造が
複雑でコスト高となり、また比較的寿命が短い等
の問題があつた。また、構造的に主弁が完全に閉
じないうちに副弁が開き、従つて弁の動作途中に
おいて、一次側配管からの水が一時的に副弁を通
つて排出される、いわゆる中間排水が生じてい
た。この中間排水を防止するために種々の改良が
加えられているが、そのため益々構造が複雑化
し、コスト上昇は避けられなかつた。
これに対し、本考案者は、先に、構造が極めて
簡単で、安価、しかも中間排水のないボール弁か
らなる水抜栓を提案した(特願昭60−262600号参
照)。この水抜栓は、そのボール弁体を回動する
ことにより一次側と二次側とを導通又は遮断する
ための貫通孔の外に、一次側と二次側が遮断状態
になつたとき二次側配管内の水を通して排出する
第2の貫通孔をボール弁体に設けたものである。
しかしながら、この種の水抜栓は、一般家庭に
広く使用されるものであるから、さらにコスト低
減と、小形化が要求される。また、一家で複数個
の水抜栓を使用する場合は、個々のものを複数個
使用するより、それらを1つの筐体に集合させる
ことによつて、より小形化とコスト低減を図るこ
とができる。
(考案の目的) 本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
先に提案した水抜栓の基本的構造を応用してさら
に発展させ、単一のものは勿論、複数組の水抜栓
を1つの筐体に集合させて小形化を可能にし、製
造コストを大幅に低減するようにした水抜栓を提
供するものである。
(考案の構成) 一次側配管及び二次側配管にそれぞれ接続され
る継手部を有する外箱と、この外箱内に装着さ
れ、一次側及び二次側継手部にそれぞれつながる
主貫通孔を有する略平板状若しくは方形ブロツク
状の弁箱と、中央に第1の貫通孔を有しその主貫
通孔内に回動自在に挿着され、主貫通孔に対する
第1の貫通孔の向きによつて一次側と二次側が連
通又は遮断され、一次側と二次側が遮断された状
態で一方の口が二次側へ連通し他方の口が底部中
心付近に位置する第2の貫通孔を有するボール弁
体と、このボール弁体を両側から挟むようにして
主貫通孔内にそれぞれ配置された弁パツキンと、
その弁パツキンをそれぞれ外側から押える押え板
と、主貫通孔から弁箱の上部へ貫通する孔を通し
て挿入され、ボール弁体の上部に係合してボール
弁体を回動するための弁棒と、主貫通孔から弁箱
の下方へ延び、その端部につながる逆止水弁を有
する排水用孔と、中心部に排水路を有し、前記排
水用孔内に挿入されて一端がボール弁体の底部に
係合し、ボール弁体の回動とともに回動して回動
の向きによつて排水路と逆止水弁との間を連通又
は遮断する排水用副弁棒とから構成され、一次側
と二次側間が遮断されたとき排水用副弁棒の弁が
開いて二次側配管内の水を第2の貫通孔、排水路
及び逆止水弁を通して排出するようにしたもので
ある。
このように、本願考案では、略平板状若しくは
方形ブロツク状の部材に主貫通孔を形成し、その
中にボール弁体を挿着するとともにそのボール弁
体の両側を弁パツキンで挟み、その弁パツキンを
外側から押え部材で押える構造を採用しているた
め、製作が極めて容易で、製造コストを大幅に低
減することが可能になり、しかも複数組の水抜栓
を一つの筐体内に集合させるに適した構造となつ
ている。
(実施例) 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。第1図は、本考案の一実施例の構成を示した
ものであり、第2図は、その外箱を除いた部分の
分解斜視図である。第1図及び第2図において、
1は、一次側配管に接続される継手部1a及び二
次側配管に接続される継手部1bを有する外箱、
2は外箱1内に装着される弁箱で、第2図に示し
たように略方形ブロツク状の部材からなり、外箱
の一次側及び二次側継手部にそれぞれつながる主
貫通孔2aを有する。また主貫通孔2aから弁箱
の上部へ貫通する孔2b、下部へ貫通する孔2
c、孔2cと略平行に下部から上方へ適宜の長さ
に延びた孔2d、孔2c,2d間を連通する孔2
e(この連通孔は、実際は部材の側面から穿ち、
後入口を密封する)、孔2dの上部と外部をつな
ぐ孔2fが形成されている。3は、弁箱2の主貫
通孔2a内に回動自在に挿着されたボール弁体
で、中央に第1の貫通孔3aと、さらに細い第2
の貫通孔3bとを有する。4は、ボール弁体3を
両側から挟むようにして主貫通孔2a内に配置さ
れた、例えばテフロンからなる弁パツキンであ
り、ボール弁体3に接する側とは反対側の面に弾
性を有するOリング5を備えている。6は弁パツ
キン4を外側から押える押え板で、この押え板6
にも外側にOリング7が設けられている。押え板
6は弁箱2にビス止めされる。8は、主貫通孔2
aから上部へ抜ける孔2bを通して挿入され、ボ
ール弁体3の上部に係合してボール弁体を回動す
るための弁棒、9は、主貫通孔2aから下方に延
びた孔(排水用孔)2cに挿入され、一端がボー
ル弁体3の底部に係合してボール弁体の回動とと
もに回動する副弁棒で、中心部に排水路9aを有
し、また他端に近い側面に排水路の出口9bが形
成され、その周囲を取り巻くようにOリング10
が配置されている。11は孔2dに設けられたボ
ール弁からなる逆止水弁、12は孔2c,2dの
底部を密封する、パツキン13付底板である。な
お、14,15は水漏れ防止用Oリングである。
次に、本実施例の動作を説明する。ボール弁体
3の第1の貫通孔3aが第1図の向きにあれば、
一次側と二次側は遮断された状態となる。この状
態から弁棒8によりボール弁体3を90゜反時計方
向に回動すると、第1の貫通孔3aが一次側、二
次側継手部の通路と一致するので、水は一次側配
管から二次側配管へ流れる状態となる。このとき
ボール弁体の第2の貫通孔3bの口は、2つの弁
パツキン4の中間に位置しており、また副弁棒9
の出口9bが孔2eとはずれているため、水がこ
の第2の貫通孔3bを通つて外部へ排出されるこ
とはない。次にボール弁体3を時計方向に回動す
ると、その回動に応じて第1の貫通孔3aが一次
側、二次側の通路から次第にずれていき、やがて
全く外れた時点で、二次側への水の供給は停止さ
れる。ここで第2の貫通孔3bの口が二次側通路
へ現われる。同時に、ボール弁体3の回動ととも
に回動する副弁棒9の排水路の出口9bが孔2e
に一致する。そこで、二次側通路、第2の貫通孔
3b、副弁棒9の排水路9a、孔2e,2d、逆
止水弁11が連通するので、二次側配管内の水が
その経路を通つて逆止水弁11のボールを押し上
げ、孔2fを経て外部、即ち地中に流れ出る。
上記構成のうち、ボール弁体3による一次側と
二次側の導通、遮断のタイミングと、副弁棒9に
よる排水路9aと孔2eの導通、遮断のタイミン
グは、一次側、二次側が完全に遮断されてから副
弁が開き、また、副弁が完全に閉じた後、一次
側、二次側が導通するようになつているので、中
間排水を生じることはない。
実施例から判るように、本考案では、弁箱2が
略方形ブロツク状の部材に主貫通孔2aを形成し
し、その主貫通孔2a内にボール弁体3、弁パツ
キン4を収納して、両側から押え板6で押えるよ
うにした極めて簡略な構造をしている。従来は、
ボール弁体と弁パツキンとの良好な接触状態を得
るために、スプリング等の弾性体を内部に配置す
るなどの複雑な構造をとつていたが、本考案で
は、弁パツキン4の背面にOリング5を配置する
ことでボール弁体と弁パツキンとを適当な圧力で
密接させることができる。なお、Oリングの代り
に、環状の弾性シートを使用してもよい。
第3図は、本考案の他の実施例を示したもの
で、1つの筐体内に2組の水抜栓を集合、実装し
たものである。なお、第1図と同一符号のものは
同一のものを示している。外箱21は、一次側が
共通の継手部21aを有し、二次側がそれぞれ継
手部21b,21cを備えている。弁箱22は、
1つの略平板状の部材に2つの主貫通孔を、位置
をずらせて設け、各貫通孔に対応してそれぞれボ
ール弁体3、弁パツキン4、弁棒8、副弁棒9、
逆止水弁11を設けてある。押え板23は共通に
なつている。
このように2組の水抜栓を集合させることによ
り、個別の水抜栓を2個使用するよりも形状が非
常に小さくなるとともに、製造コストを大幅に低
減することができる。なお、実施例では2組を集
合させたが、さらに多くの、例えば4組の水抜栓
を集合させることも可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、構造が
極めて簡単で、コストの低減を図ることができる
とともに、1つの筐体に複数の水抜栓を容易に集
合させることができ、さらに、コストの低減と小
形化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の構成図、第2図
は、同外箱を除いた部分の分解斜視図、第3図
は、本考案の他の実施例の構成図である。 1,21……外箱、2,22……弁箱、2a…
…主貫通孔、3……ボール弁体、3a……第1の
貫通孔、3b……第2の貫通孔、4……弁パツキ
ン、5,7,10……Oリング、6,23……押
え板、8……弁棒、9……副弁棒、11……逆止
水弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一次側配管及び二次側配管にそれぞれ接続さ
    れる継手部を有する外箱と、該外箱内に装着さ
    れ、前記一次側及び二次側継手部にそれぞれつ
    ながる主貫通孔を有する略平板状若しくは方形
    ブロツク状の弁箱と、中央に第1の貫通孔を有
    し前記主貫通孔内に回動自在に挿着され前記主
    貫通孔に対する前記第1の貫通孔の向きによつ
    て一次側と二次側が連通又は遮断され、一次側
    と二次側が遮断された状態で一方の口が二次側
    へ連通し他方の口が底部中心付近に位置する第
    2の貫通孔を有するボール弁体と、該ボール弁
    体を両側から挟むようにして前記主貫通孔内に
    それぞれ配置された弁パツキンと、その弁パツ
    キンをそれぞれ外側から押える押え板と、前記
    主貫通孔から弁箱の上部へ貫通する孔を通して
    挿入され、前記ボール弁体の上部に係合してボ
    ール弁体を回動するための弁棒と、前記主貫通
    孔から弁箱の下方へ延び、その端部につながる
    逆止水弁を有する排水用孔と、中心部に排水路
    を有し、前記排水用孔内に挿入されて一端が前
    記ボール弁体の底部に係合し、ボール弁体の回
    動とともに回動して回動の向きによつて排水路
    と前記逆止水弁との間を連通又は遮断する排水
    用副弁棒とからなり、前記一次側と二次側間が
    遮断されたとき前記排水用副弁棒の弁が開いて
    二次側配管内の水を前記第2の貫通孔、排水路
    及び逆止水弁を通して排出することを特徴とす
    る水抜栓。 (2) 前記ボール弁体の両側に配置された弁パツキ
    ンは、前記押え板に接する側にOリング等の弾
    性体を備えていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の水抜栓。 (3) 前記弁箱は、1つの略平板状部材に複数の主
    貫通孔を有し、各貫通孔に対応してそれぞれ前
    記ボール弁体、弁パツキン、弁棒、排水用副弁
    棒、逆止水弁が設けられ、前記外箱は、1つの
    一次側継手部及び各主貫通孔に対応した複数の
    二次側継手部を有し、複数の水抜栓が集合、実
    装されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載の水抜栓。
JP12297386U 1986-08-12 1986-08-12 Expired JPH0234262Y2 (ja)

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JPS6331165U JPS6331165U (ja) 1988-02-29
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