JPH0233765A

JPH0233765A - 磁気テープ記憶装置およびその制御方式

Info

Publication number: JPH0233765A
Application number: JP63181881A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Shinagawa; 哲夫品川; Hiroshi Chiba; 浩千葉
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1988-07-22
Filing date: 1988-07-22
Publication date: 1990-02-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、磁気テープを用いた磁気記録装置に係り、特
にカー１−１．１ツジに収納された複数の磁気テープを
用いる磁気テープ記憶装置に関する。１〔従来の技術〕磁気テープ・カートリッジに収納された磁気テープを用
いる磁気テープ記録ｌｊ生装置は、従来から映像信号や
音声信壮の記憶装置として、あるいは電子言１算機シス
テ１１のデータ記憶装置として使用されている。１本の
磁気子−プに紀録呵能な情報量はおのずと限＋２＋　Ｊ
ｌ、るため、大量の情報の取り扱いを可能とするために
、複数の磁気テープ・カートリッジをカートリッジ１反
納機構、たとえば１ｌｌｌｌやカートリッジ・マガジン
等に収納し、これら複数の磁気テープ・カー１へＩＪノ
シの中から１木の磁気テープを選ｔＪＩ！シ、磁気テー
プ記録再生装置に装着し記録（Ｉ１生をｔ−ｊう装置が
使用されている。

たとえは磁気子−プ装置を映像を記録するために用いる
場合、長時間の映像情報の連続記録１１Ｆ生を可能とす
るために、多数のヒデオ・カセノｌ−を棚に収納し、そ
れらを順次磁気テープ記録＋１生装置に装着しながら映
像の記録再生を？−ｉう装置か特開昭６２−２３９　ニ
ー’Ｓ　７２狡公報に開）■くされている１、また、顕
なる映像情報か記録された複数の磁気テープ・カートリ
ッジをカー１ヘリソシ装脱着機構に収納し６、使用名の
要求に応して二ｔシ＋゛＋の中かｌ’Ｊ　ｌ本を選択し
磁気テープ装置に装着し、映像情報を再生する装置が特
開昭５５−７３９６０号公報に開示されている。

これらはいずれも複数の磁気テープ・カー１ヘリツジを
カートリッジ装脱着機構に収納し、それらのうちの１本
の磁気テープ・カートリッジを選択して磁気テープ記録
再生装置に装着する構成とすることにより、大容量の情
報を取り扱うことを可能とするものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術によれば複数の磁気テープを一括して管理
し、大容量の記録装置を実現することが可能である。

電子計算機などに接続されるデータ記憶装置は一般に多
数の使用者によって共用される。上記の従来技術を使用
する磁気テープ記憶装置では、その装置の持つ１台以上
の磁気テープ記録再生装置がすでに使用中である状態で
さらに別の使用者が磁気テープ記憶装置を使用しようと
する場合、要求の発生から実際に磁気テープに記録され
た情報の記録再生が行われるまで長時間時たされる可能
性がある。特に磁気テープにディジタル・データを記録
する場合は、必要なデータを実際に磁気テープ記録再生
装置により記録再生するために要する時間は非常に短い
にもかかわらず、要求を発生してから実際にデータの記
録再生が行われるまでの時間が長くなるため使用者に不
快感を与えることとなる。

上記の問題点の発生を防止するためには、同時に発生す
る複数のデータの記録再生要求の件数の最大値を予測し
、その値以上の台数の磁気テープ記録再生装置を磁気テ
ープ記憶装置に持たせることが考えられる。しかし、電
子計算機システムにおいて、同時に発生するであろう使
用要求の数を正確に予測することは難しい上、磁気テー
プ記憶装置の規模も大きくなり、設置面積、コストの両
面から好ましくない。

本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、複数の
磁気テープ・カートリッジを使用し、大量のデータの記
録再生を可能とする磁気テープ記憶装置において、設置
面積を大きくすることなく、情報の記録再生の要求から
データの記録再生までに要する時間を短縮し、磁気テー
プ記憶装置を使用する複数の使用者に待ち時間が大きく
なることによる不快感を与えることのない、磁気テープ
記憶装置と、その制御方式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、以下の方法によって達成される。

複数の磁気テープ・カートリッジを複数の収納位置にそ
れぞれ収納したカートリッジ装脱着機構と、前記磁気テ
ープ・カートリッジに対する情報の記録再生を行う１台
以上の磁気テープ記録再生機構と、前記カートリッジ装
脱着機構に収納された磁気テープ・カートリッジを前記
磁気テープ記録再生機構に装脱着するカートリッジ装脱
着機構と、前記カートリッジ装脱着機構の複数の収納位
置のうち指定された１つが前記磁気テープ記録再生機構
に対向して位置づけられるように前記カートリッジ装脱
着機構と磁気テープ記録再生機構との少なくとも１方を
相対的に移動させる対向移動機構とを有する磁気テープ
記憶装置において、前記カートリッジ装脱着機構に、カ
ートリッジ装脱着機構の複数の収納位置に収納されてい
るそれぞれの磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープ
の巻戻しおよび早送りを行う手段を設け、磁気テープ・
カートリッジを磁気テープ記録再生機構に装着すること
なく磁気テープの早送りおよび巻戻しが行える構成とす
る。

カートリッジ装脱着機構の複数の収納位置に、上記の磁
気テープの早送りおよび巻戻しを行うために磁気テープ
・カートリッジのハブを回転するための機構と、テープ
の走行量を検出するための機構およびテープの端まで巻
戻しあるいは早送りが行われたことを検出する機構、お
よび前記テープの走行量を検出する機構が検出するテー
プ走行量情報を磁気テープ記録再生機構との間でやりと
りするための機構を設ける。

上記の構成の磁気テープ記憶装置を用い、磁気テープ記
憶装置の使用を開始するに先立ち、カートリッジ装脱着
機構に収納されたすべての磁気テープ・カートリッジの
磁気テープを磁気テープ全長の１／２の位置まで走行さ
せておく。

さらにデータの記録再生要求により磁気テープ記録再生
機構でデータの記録再生を行い、カートリッジ装脱着機
構に戻された磁気テープ・カートリッジの磁気テープを
、」−記のカートリッジのハブを回転する機構により磁
気テープ全長の１／２の位置まで走行させる。

ある磁気テープ・カートリッジに対するデータの記録再
生要求が発生した時に、磁気テープ記憶装置の持つ磁気
テープ記録再生機構がすべて使用中である場合には、前
記のカートリッジ装脱着機構に設けた磁気テープ・カー
トリッジのハブを回転するための機構により、磁気テー
プ記録再生機構が使用可能となるまでの時間を利用し、
磁気テープの目的位置近傍まで磁気テープを走行させる
。

複数の磁気テープ・カートリッジに対するデータの記録
再生要求が存在する場合に、処理を行う順序を以下の方
法によって決定する。目的の磁気テープ・カートリッジ
において、磁気テープをデータの記録再生を行う目的位
置近傍まで早送りあるいは巻戻すために要する時間と、
磁気テープ・カートリッジを磁気テープ記録再生機構に
装着するために要する時間と、磁気テープ記録再生機構
において磁気テープ・カートリッジの磁気テープに対し
て要求されるデータを記録再生するために要する時間と
、磁気テープ・カー１ヘリツジを磁気テープ記録再生機
構から脱着し、カートリッジ装脱着機構のもともと収納
されていた収納位置に収納するために要する時間を加算
した時間を求める。

この時間から個々の磁気テープ・カートリッジに対する
データの記録再生要求から現在までの待時間を減じた時
間がもっとも小さくなる要求から処理を行う。

あるいは、上記において目的の磁気テープ・カートリッ
ジにおいて、磁気テープをデータの記録再生を行う目的
位置近傍まで早送りあるいは巻戻すために要する時間と
、磁気テープ・カートリッジを磁気テープ記録再生機構
に装着するために要する時間と、磁気テープ記録再生機
構において磁気テープ・カートリッジの磁気テープに対
して要求されるデータを記録再生するために要する時間
と、磁気テープ・カートリッジを磁気テープ記録再生機
構から脱着し、カートリッジ装脱着機構のもともと収納
されていた収納位置に収納するために要する時間を加算
した時間に、要求発生順序に応して一定の時間を加算し
、この時間から個々の磁気テープ・カートリッジに対す
るデータの記録再生要求から現在までの待時間を減じた
時間がもっとも小さくなる要求から処理を行う。

上記２種の制御方式において、もし現在磁気テープ記録
再生機構に装着されている磁気テープ・カートリッジに
対するデータの記録再生要求がある場合は、前記の処理
順序にしたがわず現在磁気テープ記録再生機構に装着さ
れている磁気テープ・カートリッジに対する要求の処理
を行う。

この場合に、磁気テープ記録再生機構に装着されている
磁気テープ・カー１ヘリツジに対する処理が連続するこ
ととなるが、この連続回数を特定の回数に制限し、その
回数に達するまでは磁気テープ記録再生機構に装着され
ている磁気テープ・カートリッジに対する処理要求があ
る場合は優先的に処理する。

以上述べた磁気テープ記憶装置の構成、およびその制御
方式により、前記の目的は達成される。

〔作　用〕複数の磁気テープ・カートリッジを棚あるいはカートリ
ッジ・マガジン等のカートリッジ装脱着機構に収納し、
その中から使用者の要求に応じて１本の磁気テープ・カ
ートリッジを選択し、磁気テープ記録再生機構に装着し
、磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープに対するデ
ータの記録再生を行う磁気テープ記憶装置においては、
目的の磁気テープ・カートリッジを棚あるいはカートリ
ッジ・マガジン等のカートリッジ装脱着機構から選択し
磁気テープ記録再生機構に装着するために要する時間、
あるいは磁気テープ記録再生装置に装着されている磁気
テープ・カートリッジを棚あるいはカートリッジ・マガ
ジン等のカートリッジ装脱着機構の所定の位置に戻すた
めに要する時間、あるいは磁気テープ記録再生機構にお
いて、装着された磁気テープ・カートリッジ内の磁気テ
ープに対して目的とするデータを記録再生するために要
する時間などに比べて、磁気テープ・カートリッジ内の
磁気テープをデータを記録再生する目的位置まで走行さ
せるための時間、つまり早送りあるいは巻戻しに要する
時間の方がはるかに太きい。

磁気テープ記憶装置は１台以上の磁気テープ記録再生機
構を有し、またその台数以」−の磁気テープ・カーｌ−
リッジに対するデータ処理要求を受ける場合かある。全
部の磁気テープ記録再生機構をすでにある要求によって
使用している状態で新たに別の磁気テープ・カートリッ
ジに対する処理要求があった場合、カートリッジ装脱着
機構に設けた磁気テープの早送りおよび巻戻しを行う機
構によって、磁気テープをデータの記録再生を行う目的
位置近傍まで走行させることが可能である。このため、
磁気テープ記録再生機構が使用可能な状態となるまでの
待時間を利用して、磁気テープをテタの記録再生を行う
目的位置近傍まで走行させることかでき、磁気テープ記
録再生装置が使用可能な状態となってから目的の磁気テ
ープ・カートリッジを磁気テープ記録再生機構に装着し
た」二で目的位置近傍までテープを走行させるのに比べ
て、処理要求から処理の実行までの時間を短縮すること
が可能である。

磁気テープ記憶装置の使用を開始するのに先立ち、カー
トリッジ装脱着機構に収納された全ての磁気テープ・カ
ートリッジ内の磁気テープを、ハブを回転するための機
構によりテープ端部検出機構によって磁気テープの始端
部または終端部であることが検出されるまで走行させる
。磁気テープ端部まで走行したことが検出された時点で
テープ走行量検出機構を初期化し、さらにテープ走行量
検出機構により磁気テープが磁気テープ前兆の１／また
け走行したことが検出される位置まで走行させる。これ
により磁気テープ記憶装置の開始時点ではカートリッジ
装脱着機構に収納された磁気テープ・カートリッジは全
て磁気テープの長さの１／２の位置に位置つけされる。

これにより磁気テープ・カー１ヘリツジ内の磁気テープ
のどの位置か１」的位置となっても、その位置まで走行
させるために要する時間を最小とすることが可能である
。

これらの磁気テープ・カートリッジに対する処理要求か
あり、磁気テープに対する記録再生な行う場合には、そ
の目的磁気テープ・カートリッジを磁気テープ記録再生
機構に装着する際に、＾１ｆ記テープ走行景検出機構の
情報を磁気テープ記録再生機構のテープ走行量検出機構
に伝達する。また磁気テープ記録再生機構による処理が
終Ｙし、カートリッジ装脱着機構の所定の位置に磁気テ
ープ・カートリッジを戻す場合にも磁気テープ記録再生
機構のテープ走行量検出機構の情報をカートリッジ装脱
着機構のテープ走行量検出機構に伝達する。これにより
磁気テープ・カー１ヘリツジ内の磁気テープの走行量と
、その磁気テープ・カートリッジが収納されているカー
トリッジ装脱着機構の収納位置に設けられたテープ走行
星検出機構の情報とは常に−・致させることか可能とな
る。

また、＋’＋ｉｉ記処理終子処理終了磁気テープヘリツ
シ後、つまり磁気テープ記録再生機構による処理が終了
し、磁気テープ・カートリッジがカートリッジ装脱着機
構に戻された後、磁気テープ・カートリッジ内の磁気テ
ープを磁気テープ１涌兆の１／２の位置まて走行させて
おくことにより、常に前述した使用開始時点と同しよう
に平均的な目的位置までの走行時間を最小とすることが
可能であり、処理要求から処理開始までの時間を短縮す
ることが可能である。

さらに複数の磁気テープ・カートリッジに対するデータ
の記録再生要求が存在する場合に、処理を行う順序を以
下の方法によって決定する。目的の磁気テープ・カート
リッジにおいて、磁気テープをデータの記録再生を行う
目的位置近傍まで早送りあるいは巻戻すために要する時
間と、磁気テープ・カートリッジを磁気テープ記録再生
機構に装着するために要する時間と、磁気テープ記録再
生機構において磁気テープ・カートリッジの磁気テープ
に対して要求されるデータを記録再生するために要する
時間と、磁気テープ・カー１へりツジを磁気テープ記録
再生機構から脱着し、カートリッジ装脱着機構のもとも
と収納さｈていた収納位置に収納するために要する時間
を加算した時間を求める。この時間から個々の磁気テー
プ・カートリッジに対するデータの記録再生要求から現
在までの待時間を減じた時間がもっとも小さくなる要求
から処理を行う、あるいは、」１記において目的の磁気
テープ・カーＩ−リッジにおいて、磁気テープをデータ
の記録再生を行う１−１的位置近傍まて早送りあるいは
巻戻すために要する時間と、磁気テープ・カートリッジ
を磁気テープ記録再生機構に装着するために要する時間
と、磁気テープ記録再生機構において磁気テープ・カー
Ｉ−リッジの磁気テープに対して要求されるデータを記
録ｆＩｉ生するために要する時間と、磁気テープ・カー
トリッジを磁気テープ記録再生機構から脱着し、カート
リッジ装脱着機構のもともと収納されていた収納位置に
収納するために要する時間を加算した時間に、要求発生
順序に応して一定の時間を加算し、この時間から個々の
磁気テープ・カートリッジに対するデータの記録再生要
求から現在までの待時間を減じた時間がもっとも小さく
なる要求から処理を行うことにより、複数の処理要求の
個々の処理要求から処理終了までの時間を平均化するこ
とが可能となり、特定の使用者の待時間が他の使用者の
待ち時間に比へて極端に長くなることにより不快感を与
えるようなことはない。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明す
る。

第１図は本発明の磁気テープ記憶装置の構成の一実施例
である。回転軸９を中心に回転自在に設けられた円筒形
の回転筒１０に１１．１２，１３゜１４．１５，１６，
１７．１８で示す磁気テープ・カートリッジを装着する
ための機構が固定されている。この回転筒１０と磁気テ
ープ・カートリッジ装着を装着するための機構１１，１
２，１３゜１４．１５，１６，１７．１８によってカー
トリッジ装脱着機構が構成される。ここで磁気テープ・
カートリッジ髪装着するための機構１１，１２゜１３．
１４，１５，１６，１７．１８のそれぞれが磁気テープ
・カートリッジの収納位置となる。

磁気テープ・カートリッジを装着するための機構１１．
１２，１３，１４，１５，１６，１７゜１８にはそれぞ
れ１本の磁気テープ・カートリッジが装着される。たと
えば磁気テープ・カートリッジを装着するための機構１
１には磁気テープ・カートリッジ１が、磁気テープ・カ
ートリッジを装着するための機構１２には磁気テープ・
カートリッジ２が、磁気テープ・カー１ヘリツジを装着
するための機構１３には磁気テープ・カートリッジ３が
装着される。同図において磁気テープ・カートリッジを
装着するための機構１５．１６は磁気テープ・カートリ
ッジが装着されていない状態であり、また磁気テープ・
カートリッジを装着するための機構１４は回転筒１０の
影になっており図示されていない。

磁気テープ・カートリッジを装着するための機構には磁
気テープ・カートリッジ内の磁気テープを走行させるた
めのハブ２０゜２１が設けられている。５は磁気テープ
・カートリッジを装着し磁気テープ・カートリッジ内の
磁気テープに対するデータの記録再生を行うための磁気
テープ記録再生機構である。いま、たとえば磁気テープ
・カートリッジ２内の磁気テープに対するデータの記録
再生を行う場合を考える。ますモータ１８を回転させる
ことにより、回転筒１０に接して設けられたロータ１９
を介し回転筒１０を回転させ、磁気テープ・カートリッ
ジ２が磁気テープ記録再生機構５に対向する位置まで移
動させる。同図において磁気テープ・カートリッジを装
着するための機構１７の位置である。磁気テープ・カー
トリッジを装着するための機構に装着されている磁気テ
ープ・カートリッジを磁気テープ記録再生機構５に装着
、あるいは脱着するための腕機構７は、同図における矢
印７および矢印８の方向に移動可能であり、」１記の操
作によって磁気テープ・カートリッジ２が磁気テープ記
録再生機構５の対向する位置にきた時点で、腕機構６を
矢印８の方向に操作し、磁気テープ・カートリッジ２を
挟む。次にモータ１８により回転筒１０を同図において
反時計回りに回転し、磁気テープ・カートリッジを装着
するための機構１２に設けられているハブを磁気テープ
・カートリッジから脱着する。次に腕機構６を矢印７の
方向に操作することにより腕機構６が挟んでいる磁気テ
ープ・カートリッジ２を磁気テープ記録再生機構５に装
着する。

る。

第２図は本発明の磁気テープ記憶装置の構成の別の実施
例である。上記の実施例は磁気テープ記録再生機構を固
定し、円筒状のカートリッジ装脱着機構を回転させ目的
の磁気テープ・カートリッジを磁気テープ記録再生に対
向させる構成であるが、本実施例はカートリッジ装脱着
機構を固定とし、磁気テープ記録再生機構を移動させ、
目的の磁気テープ・カートリッジに対向させる構成とし
たちのである。

ベース７１の上に磁気テープ・カートリッジを装着する
ための機構６１，６２，６３，６４゜６５．６６．６７
．６８が固定されている。磁気テープ・カートリッジを
装着するための機構６１゜６２．６３，６４，６５，６
６．６７．６８には装着された磁気テープ・カー１リツ
ジ内の磁気テープを走行させるためのハブ７６．７７が
設けられている。磁気テープ・カートリッジを装着する
ための機構６１．．６２，６３，６４，６５，６６゜６
７．６８にはそれぞれ磁気テープ・カートリッジが装着
される。たとえば磁気テープ・カートリッジを装着する
ための機構６１には磁気テープ・カートリッジ５１が、
磁気テープ・カートリッジを装着するための機構６２に
は磁気テープ・カートリッジ５２が装着される。同図に
おいて磁気テープ・カートリッジを装着するための機構
６８は磁気テープ・カートリッジが装着されていない状
態である。磁気テープ記録再生機構７４はベース７１上
の溝７２．７３に案内されて矢印５９の方向に移動する
。いま、たとえば磁気テープ・カートリッジ５６内の磁
気テープに対するデータの記録再生を行う場合、まず磁
気テープ記録再生機構７４を案内溝７２．７３により矢
印５９の方向に磁気テープ・カートリッジ５６に対向す
る位置ま、２８で移動する。磁気テープ・カートリッジを装着するため
の機構に装着された磁気テープ・カー１ヘリツジを磁気
テープ記録再生機構７４に装着するための腕機構７５は
矢印７８、および矢印５８の方向に動作可能である。磁
気テープ・カートリッジ５６を磁気テープ記録再生機構
７４に装着するためには、まず腕機構７５で磁気テープ
・カートリッジ５６を挟み、その状態で磁気テープ記録
再生機構７４を同図において右側に移動する。これによ
り磁気テープ・カートリッジを装着するための機構６６
に設けられたハブが磁気テープ・カートリッジ５６から
離れる。その後、腕機構７５を矢印７８の方向に動作さ
せ、磁気テープ・カートリッジ５６を磁気テープ記録再
生機構７４に装着する。

第３図は第１図の磁気テープ記憶装置の制御システムの
構成である。テープ走行機構１０１は第１図の磁気テー
プ・カートリッジを装着するための機構に設けられたハ
ブ２０．２１に相当するものであり、磁気テープ・カー
１ヘリツジを装着するだめの機構に装着された磁気テー
プ・カートリッジ内の磁気テープを走行させるためのも
のである。

第１図の場合、磁気テープ・カートリッジを装着するた
めの機構は全部で８個であるので第３図におけるテープ
走行機構１０１もそれぞれの磁気テープ・カー１ヘリツ
ジを装着するための機構に］−個づつ８個必要である。

１０２，１．０３は磁気テープ記録再生機構であり、第
１図の５に相当する。

第３図の構成では磁気テープ記録再生機構を２台有する
構成となっている。第１図では磁気テープ記録再生機構
は１台であるが、たとえば回転軸９に対して磁気テープ
記録再生機構５の反対側、第１図において磁気テープ・
カートリッジ３に対向する位置にもう１台の磁気テープ
記録再生機構を配したものと考えればよい。１０４．．
１０５はカートリッジ装脱着機構であり、それぞれ磁気
テープ記録再生機構１０２，１０３に磁気テープ・カー
トリッジを装脱着するためのものである。第１図におけ
る腕機構６がこれに相当する。１．０８は目的の磁気テ
ープ・カートリッジを磁気テープ記録再主機構１．０２
あるいは１０３に対向させるための機構であり、第１図
におけるモータ」−８、ロータ１９はこれにあたる。１
０６，１．０７は磁気テープ記録再生装置に装着された
磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープに記録するた
めのデータ、あるいは再生されたデータを一時保存する
ためのメモリである。１０９は磁気テープ記憶装置を使
用するシステムとのインタフェース回路であり、磁気テ
ープ記憶装置を使用するシステムはインタフェース回路
１０９を通してアクセスする。

１１０は磁気テープ記憶装置を制御する制御回路であり
、上記のテープ走行機構１０１、磁気テープ記録再生装
置１０２，１０３およびカートリッジ装脱着機構１０４
，１０５、対向移動機構１、０８は制御回路１１０によ
って制御される。磁気テープ記憶装置を使用するシステ
ムはインタフェース回路１０９を通して制御回路１１０
に目的磁気テープ・カートリッジの番号、磁気テープの
目的位置、記録再生するデータ量を指定する。制御回路
１．１０は指定された磁気テープ・カートリッジがたと
えば磁気テープ記録再生機構１．０２に対向する位置に
くるように対向移動機構１０８を制御する。目的の磁気
テープ・カートリッジが磁気テープ記録再生機構１０２
に対向する位置に位置づけられたら、制御回路１１０は
カートリッジ装脱着機構１０４を制御し、磁気テープ・
カートリッジを磁気テープ記録再生機構１０２に装着す
る。データの記録を行う場合、使用者は予め記録すべき
データをメモリ１０６にインタフェース回路１０９を通
して保存しておく。制御回路１１０は磁気テープ記録再
生機構１０２を制御し、メモリ１０６に保存されている
データを磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープの目
的位置に記録する。データの再生を行う場合は、制御回
路１１０は磁気テープ記録再生機構１０２を制御し、磁
気テープ・カートリッジ内の磁気テープの目的位置から
データを指定された量だけメモリ１０６に読み出す。使
用者はインタフェース回路１０９を通してメモリ］−０
６に保存されているデータを読み出す。

第４図は第３図におけるテープ走行機構の構成である。

１１１，１１２はハブを回転するためのモータであり、
サーボ回路１１３により回転数の制御が行われる。ハブ
・モータ１１１，１１２からはそのハブの回転数を計数
するために必要な信号が検出回路１１４に出力される。

検出回路１」、４にはテープ端部検出回路１１５の出力
も接続される。検出回路１１４はテープ端部検出回路１
１５から磁気テープの始端部あるいは終端部を検出した
ことが通知されると検出情報を初期化する。ハブ・モー
タ１１１，１１．２を回転させることによりテープ走行
機構に装着された磁気テープ・カートリッジ内の磁気テ
ープを走行させると、ハブ・モータから回転にしたがっ
て検出回路１１４に回転数の情報が伝達され、検出回路
１１４はこの情報に従ってテープ走行量を求める。テー
プ走行機構は早送り指示信号１１６、巻戻し指示信号１
−１７、テープ端部検出信号１１８、テープ走行量情報
１１９、テープ走行量情報ロート指示信号１２０、テー
プ走行量情報セット指示信号１２１によって第３図の制
御回路１１０と接続される。

次に」１記の磁気テープ記憶装置の制御方法について説
明する。

第５図は本発明の磁気テープ記憶装置の制御方式の第１
の実施例である。制御回路１１０は磁気テープ記憶装置
を使用するのに先立ち、２０１で示される制御を行う。

まずカートリッジ装脱着機構のテープ走行機構１０１の
ハブ・モータ］１１゜１１２の回転を開始する。（ステ
ップ２０２）それぞれのテープ走行機構１０１に装着さ
れた磁気テープ・カートリッジの始端部あるいは終端部
が端部検出機構１１５により検出されたかどうかをチエ
ツクし、（ステップ２０３）検出されていない場合は検
出されるまで待つ。この場合前述のハブ・モータ１１１
，１１２の回転により巻戻しを行う場合は始端部が、早
送りを行う場合は終端部が検出されることとなる。端部
検出回路１１５によりテープ走行機構１０１に装着され
た磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープの始端部あ
るいは終端部が検出されたらハブ・モータ］−１１。

１１２の回転を停止する。（ステップ２０４）この時、
走行量検出機構の検出回路１１４の情報も初期化される
。（ステップ２０５）続いて、ハブ・モータ１１１，１
１２を前記の処理とは磁気テープの走行方向が逆となる
ようにハブ・モータ１１．１，１１２の回転を開始し、
（ステップ２０６）検出機構１１４によって磁気テープ
が磁気テープ全長の１／２の長さだけ走行したことが検
出されるまで待つ。（ステップ２０７）テープ走行量検
出機構の検出機構１１４によって磁気テープが磁気テー
プ全長の１／２だけ走行したことが検出されたならば、
ハブ・モータ１１１゜１１２の回転を停止する。（ステ
ップ２０８）使用者から磁気テープ記憶装置に対して磁
気テープに対するデータの記録再生を処理要求があった
場合は２０９に示す制御を行う。まず制御回路１１０は
対向移動機構１０８を制御して複数のテープ走行機構の
いずれかに装着されている目的の磁気テープ・カートリ
ッジが磁気テープ記録再生機構１０２または１０３のい
ずれかに対向する位置まで移動する。（ステップ２１０
）続いてカートリッジ装脱着機構１０４または１０５を
制御し磁気テープ・カートリッジを磁気テープ記録再生
機構１０２または１０３に装着する。（ステップ２］１
）このとき制御回路１１０はテープ走行機構のテープ走
行量情報ロード指示信号１２１を操作し、検出回路１１
４からテープ走行量情報信号１１９を通してテープ走行
量情報を読み出す。このテープ走行量情報は制御回路１
１０から前記処理により磁気テープ・カートリッジが装
着された磁気テープ記録再生機構１０２か１０３のいず
れかに伝達される。（ステップ２１２）制御回路１１０
は磁気テープ・カートリッジが装着された磁気テープ記
録再生機構に対してデータの記録再生を指示し、磁気テ
ープに対するデータの記録再生処理を行う。（ステップ
２１３）記録再生処理２１３が終了したら制御回路１．
１０はカートリッジ装脱着機構１０４あるいは１０５を
制御し磁気テープ記録再生機構１．０２あるいは１０３
に装着されている磁気テープ・カートリッジを脱着し、
カートリッジ装脱着機構の処理前に収納されていたテー
プ走行機構に装着する。（ステップ２１４）この時制御
回路１１０は磁気テープ記録再生機構］−０２あるいは
１０３から磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープの
走行量情報を得、この走行量情報をテープ走行量情報セ
ラ１〜指示信号１２０を制御することによりテープ走行
量情報信号１１９を通してテープ走行機構の検出回路１
１４に伝達する。これにより１つのデータ記録再生要求
に対する処理が終了する。

第６図は第５図の磁気テープ記憶装置の制御方式に次の
制御を加えたものである。第５図におけるデータ記録再
生の要求に対する処理が終了した後、テープ走行機構の
ハブ・モータ１１１゜１］２の回転を開始し、（ステッ
プ２１６）検出機構１１４のテープ走行量情報が磁気テ
ープ全長の１／２の位置を検出するまで待ち、（ステッ
プ２１７）検出機構１１４のテープ走行量情報が磁気テ
ープ全長の１／２の位置を検出した時点で）ｚブ・モー
タ１１１，１１２の回転を停止する。

第７図は本発明の磁気テープ記憶装置の制御方式の第２
の実施例である。磁気テープ記憶装置を使用する前に行
う処理は第５図に示すものと同じである。本実施例では
磁気テープ・カートリッジに対するデータの記録再生要
求があった場合に、３０１に示す以下の処理を行う。ま
ず、制御回路１１０は磁気テープ記録再生機構が使用可
能であるかどうかをチエツクする。（ステップ３０２）
第３図に示す構成においては磁気テープ記憶装置は２台
の磁気テープ記録再生機構１０２，１０３を有する。こ
れらのいずれかが使用可能であるかどうかをチエツクす
る。もし使用可能である場合は、第５図ステップ２１０
と同様に目的の磁気テープ・カートリッジを選択しくス
テップ３０３）ステップ２１１と同様に磁気テープ記録
再生機構に磁気テープ・カートリッジを装着し、　（ス
テップ３０４）さらにステップ２１２と同様にテープ走
行量情報を伝達する。この後、磁気テープ記録再生機構
によって磁気テープの目的位置近傍まで磁気テープを走
行させた（ステップ３０６）後、磁気テープ記録再生機
構に装着された磁気テープ・カートリッジに対するデー
タの記録再生処理を行い（ステップ３０７）、ステップ
２１４と同様に磁気テープ・カートリッジを磁気テープ
記録再生機構から脱着しくステップ３０８）、ステップ
２１５と同様にテープ走行量情報を伝達する。

（ステップ３０９）ステップ３０２において使用可能な
磁気テープ記録再生機構の有無をチエツクした結果、使
用可能な磁気テープ記録再生機構がない場合は、制御回
路１１０は目的の磁気テープ・カートリッジが装着され
ているテープ走行機構のハブ・モータ］、１１．．ｉ１
２の回転を開始し、（ステップ３１０）検出回路１１４
によって磁気テープが使用者が要求する目的位置近傍ま
で走行したことが検出されるのを待つ。（ステップ３」
１）制御回路」−１０は目的位置が現在位置よりも先に
ある場合は早送り指示信号１１６を、また目的位置が現
在位置よりも前にある場きは巻戻し指示信号１１７を操
作する。磁気テープが使用者の要求する目的位置近傍ま
で走行したことが検出回路１−１４によって検出された
場合は制御回路１１０はハブ・モータ１１．１，１１２
の回転を停止する。（ステップ３］２）この状態で磁気
テープ記録再生機構のいずれかが使用可能となるのを待
つ。（ステップ３１３）磁気テープ記録再生機構のいず
れかが使用可能となった時点で、ステップ２１０と同様
の処理により目的の磁気テープ・カートリッジを磁気テ
ープ記録再生機構に対向する位置に位置づけ、（ステッ
プ３１４）さらにステップ２１１と同様の処理を行うこ
とにより目的の磁気テープ・カートリッジを磁気テープ
記録再生機構に装着し、（ステップ３１５）ステップ２
］、２と同様の処理によりテープ走行量情報を伝達する
。（ステップ３１６）以下前述したステップ３０７から
３０９の処理を行う。

次に本発明の磁気テープ記憶装置において、複数の使用
者の処理要求が発生した場合の処理順序の決定方法につ
いて説明する。

ここでは第３図の構成の磁気テープ記憶装置を使用する
場合について説明する。つまり磁気テープ記録再生機構
を２台有する磁気テープ記憶装置である。また同時に１
０個の処理要求を受は付けるものとして説明する。１１
個以上の処理要求が発生した場合、１０個を越える分に
関しては受は付けないものとする。

第８図に示すように、まず、いずれかのテープ走行機構
に装着されている目的の磁気テープ・カートリッジを１
０２．１．０３いずれかの磁気テープ記録再生機構、た
とえば磁気テープ記録再生機構１０２に対向する位置に
位置づけてから、磁気テープ・カートリッジを磁気テー
プ記録再生機構１０２にカートリッジ装脱着機構１０４
により装着するために要する時間をＴ　Ｌ　Ｄとする。

（ステップ４０１）また磁気テープ記録再生機構１０２
に装着されている磁気テープ・カートリッジを脱着し、
もともと装着されていたテープ走行機構にカートリッジ
装脱着機構１０４により戻すために要する時間をＴＵＬ
とする。（ステップ４０２）磁気テープ記録再生機構１
０２，１０３のいずれかが使用可能となった場合、　（
ステップ４０３）次の方法により処理すべき要求を決定
する。処理要求の個数を１０とすると、それらの処理要
求のそれぞれについて、テープ走行機構により磁気テー
プの目的位置近傍まで早送りあるいは巻戻しするために
要する時間ＴＦＲ１要求されただけのデータを磁気テー
プ記録再生機構により記録または再生するために要する
時間ＴＲＷ、処理の要求がなされてから現在までの時間
′ｒｗを求め、（ステップ４０４）それぞれの要求にお
けるＴ　＝　Ｔ　Ｌ　Ｄ＋ＴＵＬ十ＴＦＲ＋ＴＲＷ−Ｔ
Ｗを求める。（ステップ４０５）テープ走行機構に装着
されている磁気テープ・カートリッジの磁気テープが現
在どれだけ走行した状態にあるかは、テープ走行機構の
検出回路１１４からテープ走行量情報を読み出すことに
より知ることができる。この磁気テープの現在位置と、
処理要求の目的位置との差を求めることによりゴ゛ＦＲ
を求める。要求されただけのデータを磁気テープ記録再
生機構により記録または再生するために要する時間’１
”ＲＷには目的位置を正確に検出するために要する時間
も含まれる。

磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープを目的位置近
傍まで走行させる処理はテープ走行機構で行われるため
、本来の目的位置からずれることが考えられる。磁気テ
ープに記録されているデータを読み出すことなく走行さ
せるためである。したがって実際に磁気テープに対して
データの記録再生処理を行う場合は、記録されているデ
ータを再生しながら目的位置を検出する必要がある。」
１記の方法によって求めたＴがもっとも小さい要求を処
理する。

複数の使用者の処理要求が発生した場合の処理順序の第
２の決定方法を第９図に示す。

いずれかのテープ走行機構に装着されている目的の磁気
テープ・カートリッジを１０２，１０３いずれかの磁気
テープ記録再生機構、たとえば磁気テープ記録再生機構
１０２に対向する位置に位置づけてから、磁気テープ・
カートリッジを磁気テープ記録再生機構１０２にカート
リッジ装脱着機構１０４により装着するために要する時
間をＴＬＤとする。（ステップ４０１）また磁気テープ
記録再生機構１０２に装着されている磁気テープ・カー
トリッジを脱着し、もともと装着されていたテープ走行
機構にカートリッジ装脱着機構１０４により戻すために
要する時間をＴＵＬとする。（ステップ４０２）磁気テ
ープ記録再生機構１０２．１０３のいずれかが使用可能
となった場合、（ステップ４０３）次の方法により処理
すべき要求を決定する。処理要求の個数を１０とすると
、それらの処理要求のそれぞれについて、テープ走行機
構により磁気テープの目的位置近傍まで早送りあるいは
巻戻しするために要する時間ＴＦＲ１要求されただけの
データを磁気テープ記録再生機構により記録または再生
するために要する時間ＴＲＷ、処理の要求がなされてか
ら現在までの時間ＴＶを求める。（ステップ４０４）さ
らに要求発生順位に応じた時間ＴＮを定義する。これは
たとえばもっとも早い処理要求にはＴ１、次に発生した
処理要求にはＴ２、という形でたとえば処理要求が１０
個の場合、Ｔ１からＴＩＯまてを定める。ここでＴｌ＜
Ｔ２＜Ｔ３＜・・・・・くＴ１０の関係を満足すること
が必要である。

（ステップ４０６）続いてＴ＝ＴＬＤ＋ＴＵＬ＋Ｔ　Ｆ
　Ｒ＋　Ｔ　ＲＷ　＋　Ｔ　Ｎ　−ＴＷを求める。（ス
テップ４０７）ステップ４０３により使用可能であるこ
とが検出された磁気テープ記録再生機構により。

前記のＴがもっとも小さい処理要求を処理する。

第８図に示す決定方法と、第９図に示す決定方法の違い
は要求発生順序と処理実行順序との関係である。第８図
に示す処理方法では、場合によっては要求発生順序と処
理実行順序が著しく異なるものとなる場合がある。この
場合でもここの処理要求における、要求発生から処理終
了までの時間は平均化されているので使用者に不快感を
与えることはないと考えられるが、たとえば個々の使用
者が近接した場所で同じ磁気テープ記憶装置を使用する
場合には、上記のような現象が発生すると不快感を与え
ることとなる。このような場合には第９図に示した処理
方法により処理順序を決定することにより要求発生順序
と処理終了順序が著しく異なるものとなることを防止す
ることが可能である。

第１０図に第３の処理順序決定方法を示す。ステップ４
０１からステップ４０２までは第８図あるいは第９図に
示した処理方法と同じである。この後現在発生している
処理要求の中に現在いずれかの磁気テープ記録再生機構
に装着されている磁気テープ・カートリッジに対する処
理要求の有無をチエツクする。（ステップ４０８）もし
現在いずれかの磁気テープ記録再生機構に装着されてい
る磁気テープ・カートリッジに対する処理要求がない場
合は、第８図あるいは第９図で説明した処理を行う。も
し現在いずれかの磁気テープ記録再生機構に装着されて
いる磁気テープ・カートリッジに対する処理要求が存在
する場合は、その処理要求を優先する。つまり磁気テー
プ記録再生機構に装着されている磁気テープ・カートリ
ッジに対する処理が終了した時点でその磁気テープ・カ
ートリッジを磁気テープ記録再生機構から脱着すること
なく、前記の処理要求に対する処理を行う。

これにより現在いずれかの磁気テープ記録再生機構に装
着されている磁気テープ・カートリッジ以外の磁気テー
プ・カートリッジに対する処理要求に対する待ち時間が
、前記磁気テープ記録再生機構に装着されている磁気テ
ープ・カートリッジに対するデータ記録再生処理に要す
る時間分だけ長くなる。しかし、現在いずれかの磁気テ
ープ記録再生機構に装着されている磁気テープ・カート
リッジに対する処理要求に関しては、磁気テープ・カー
トリッジを装脱着するために要する時間を必要としない
ため、以降の処理要求における待ち時間は結果として短
くすることが可能となる。

第１１図に第４の処理順序決定方法を示す。第１０図に
示す処理順序決定方法と異なる点は、最初に同し磁気テ
ープ・カートリッジに対する連続処理回数の最大値Ｎを
定める。（ステップ４１４）現在いずれかの磁気テープ
記録再生機構に装着されている磁気テープ・カートリッ
ジに対する処理要求があった場合には、まずＮがＯでな
いことをチエツクする。（ステップ４１１）ここでもし
ＮがＯの場合はＮにステップ４１４で定めた連続処理回
数の最大値を設定し、（ステップ４１０）第１０図で示
す処理方法を行う。ＮがＯでない場合には、Ｎから１を
減じ（ステップ４１２）優先的に処理を行う。つまり現
在磁気テープ記録再生機構に装着されている磁気テープ
・カートリッジを脱着することなく、処理要求を処理す
る。またステップ４０８において、現在いずれかの磁気
テープ記録再生機構に装着されている磁気テープ・カー
トリッジに対する処理要求がない場合は常にＮにステッ
プ４１４で定めた同じ磁気テープ・カートリッジに苅す
る連続処理回数の最大値を設定する。

この処理順序決定方式は第１０図の処理順序決定方法で
は、磁気テープ記録再生機構がある特定の磁気テープ・
カートリッジによって連続使用され、結果的にほかの磁
気テープ・カー１ヘリツジに対する処理要求の処理開始
時間が遅くなるのを防止するためである。第１０図の処
理方式を使用するか、あるいは第１１図の処理方法を使
用するかは、磁気テープ記憶装置の使用状況によって使
い分ける。同じある特定の磁気テープ・カートリッジに
対する処理要求が頻繁に発生する可能性の低いと考えら
れる場合は、第１０図の処理方法でよい。

しかし、ある特定の磁気テープ・カートリッジに対する
処理要求が頻繁に発生する可能性か高い場合は、第１１
図の処理方法を用いるべきである。

以」二連へたように、本発明の磁気テープ記憶装置とそ
の制御方式によれば、磁気テープ記憶装置の有する磁気
テープ記録再生機構が全て使用中の状態で新たな処理要
求が発生した場合には、力１〜リッジ装脱着機構に磁気
テープ・カートリッジを収納した状態で、磁気テープを
目的位置近傍まで走行させることが可能であるため、処
理要求発生から処理終了までの時間を短縮することが可
能である。

また、複数の使用者が同時に処理要求を発生した場合に
、その処理要求を処理する順序を各使用者の待ち時間が
平均化するように制御を行うため、特定の使用者に不快
感を与えることはない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、複数の磁気テープ・カートリッジをカ
ートリッジ装脱着機構に収納し、これらの磁気テープ・
カートリッジから１本を選択し磁気テープ記録再生機構
に装着してデータの記録再生を行う磁気テープ記憶装置
において、磁気テープ記録再生機構に磁気テープ・カー
トリッジを装着するのに先だって磁気テープを目的位置
近傍まで走行させることが可能であり、特に複数の使用
者が同時に使用可能な磁気テープ記憶装置において使用
者の待ち時間を短縮することが可能である。

また、複数の使用者が同時に使用可能な磁気テープ装置
において、処理の要求を行っている全使用者の処理要求
から処理終了までの時間が、個々の要求によって著しく
異ならない制御を行うため、使用者に不快感を与えない
磁気テープ記憶装置を構成することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の磁気テープ記憶装置の構成を
示す図、第３図は本発明の磁気テープ記憶装置の制御シ
ステムの構成を示す図、第４図は第３図におけるテープ
走行機構の構成を示す図、第５図から第７図は本発明の
磁気テープ記憶装置の制御方式の処理の流れを示す図、
第８図から第１−１図は本発明の磁気テープ記憶装置に
おける処理順序決定方法を示す図である。］＃、磁気テープカートリッジ、］１　磁気テープ・カ
ー１ヘリツジを装着するための機構、１０１−・・テー
プ走行機構、１０２，１０３　　磁気テープ記録再生機
構、１０４．．１０５　・カートリッジ装脱着機構、１
０８・・対向移動機構。

Claims

【特許請求の範囲】１、少なくとも、複数の磁気テープ・カートリッジを複
数の収納位置にそれぞれ収納したカートリッジ収納機構
と、前記磁気テープ・カートリッジに対する情報の記録
再生を行う１台以上の磁気テープ記録再生機構と、前記
カートリッジ収納機構に収納された磁気テープ・カート
リッジを前記磁気テープ記録再生機構に装脱着するカー
トリッジ装脱着機構と、前記カートリッジ収納機構の複
数の収納位置のうち指定された１つが前記磁気テープ記
録再生機構に対向して位置づけられるように前記カート
リッジ収納機構と磁気テープ記録再生機構との少なくと
も１方を相対的に移動させる対向移動機構とを有する磁
気テープ記憶装置において、前記カートリッジ収納機構
に、カートリッジ収納機構の複数の収納位置に収納され
ているそれぞれの磁気テープ・カートリッジ内の磁気テ
ープの巻戻しおよび早送りを行う手段を設けたことを特
徴とする、磁気テープ記憶装置。２、少なくとも、複数の磁気テープ・カートリッジを複
数の収納位置にそれぞれ収納したカートリッジ収納機構
と、前記磁気テープ・カートリッジに対する情報の記録
再生を行うテープ走行量検出機構を備えた１台以上の磁
気テープ記録再生機構と、前記カートリッジ収納機構に
収納された磁気テープ・カートリッジを前記磁気テープ
記録再生機構に装脱着するカートリッジ装脱着機構と、
前記カートリッジ収納機構の複数の収納位置のうち指定
された１つが前記磁気テープ記録再生機構に対向して位
置づけられるように前記カートリッジ収納機構と磁気テ
ープ記録再生機構との少なくとも１方を相対的に移動さ
せる対向移動機構とを有する磁気テープ記憶装置におい
て、前記カートリッジ収納機構の複数の収納位置のそれ
ぞれに、収納位置に収納されている磁気テープ・カート
リッジのハブを回転するハブ回転機構と、磁気テープ・
カートリッジ内の磁気テープの始端部あるいは終端部を
検出するテープ端検出機構と、磁気テープ・カートリッ
ジ内の磁気テープの走行量を検出するテープ走行量検出
機構と、テープ走行量検出機構によって検出されたテー
プ走行量情報を、該磁気テープ・カートリッジを磁気テ
ープ記録再生機構に装着すると同時に磁気テープ記録再
生機構のテープ走行量検出機構に伝達し、脱着すると同
時に磁気テープ記録再生機構のテープ走行量検出機構の
テープ走行量情報を前記テープ走行量検出機構に伝達す
る走行量情報伝達機構と、を設けたことを特徴とする磁
気テープ記憶装置。３、前記磁気テープ記憶装置の使用を開始するに先立ち
、カートリッジ収納機構の複数の収納位置に収納された
それぞれの磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープを
、前記テープ端検出機構により磁気テープの終端部ある
いは始端部が検出されるまで前記ハブ回転機構によって
早送りあるいは巻戻しを行うとともにテープ走行量検出
機構の初期化を行った後、磁気テープ・カートリッジ内
の磁気テープ全長の１／２の長さだけ磁気テープが走行
したことが前記テープ走行量検出機構によって検出され
るまで巻戻しあるいは早送りを行い、前記カートリッジ
収納機構の複数の収納位置に収納された磁気テープ・カ
ートリッジのいずれかに対する情報の記録再生を行う場
合に、情報の記録再生を行う該磁気テープ・カートリッ
ジを対向移動機構およびテープ装脱着機構により磁気テ
ープ記録再生機構に装着すると同時に前記テープ走行量
検出機構から磁気テープ記録再生機構のテープ走行量検
出機構にテープ走行量情報を走行量伝達機構によって伝
達するとともに、磁気テープ記録再生機構による情報の
記録再生が終了した後、テープ装脱着機構により脱着し
カートリッジ収納機構に収納すると同時に磁気テープ記
録再生機構のテープ走行量検出機構から前記テープ走行
量検出機構にテープ走行量情報を走行量伝達機構によっ
て伝達することを特徴とする請求項２記載の磁気テープ
記憶装置に使用される制御方式。４、磁気テープ記録再生機構による情報の記録再生が終
了し、カートリッジ収納機構の複数の収納位置に収納さ
れた磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープを、磁気
テープ全長の１／２の長さだけ磁気テープが走行したこ
とが前記テープ走行量検出機構によって検出されるまで
巻戻しあるいは早送りを行うことを特徴とする請求項３
記載の磁気テープ記憶装置の制御方式。５、１台以上の磁気テープ記録再生機構が全てに磁気テ
ープ・カートリッジが装着され情報の記録再生を行って
いる状態で、新たに別の磁気テープ・カートリッジに対
する情報の記録再生の要求があった場合に、カートリッ
ジ収納機構に設けられたハブ回転機構と走行量検出機構
とにより、新たに要求のあった磁気テープ・カートリッ
ジの磁気テープを、情報の記録再生を行う位置近傍まで
早送りあるいは巻戻すことを特徴とする請求項２記載の
磁気テープ装置の制御方式。６、複数の磁気テープ・カートリッジに対する情報の記
録再生要求が同時に存在する場合に、それぞれの磁気テ
ープ・カートリッジに対する情報の記録再生動作に要す
る時間Ｔａを、前記カートリッジ収納機構に設けられた
ハブ回転機構とテープ走行量検出機構とによって磁気テ
ープを情報の記録再生を行う位置近傍まで早送りあるい
は巻戻しをするために要する時間、および磁気テープ・
カートリッジを磁気テープ記録再生機構に装着するため
に要する時間、および磁気テープ記録再生機構により磁
気テープに対して情報の記録再生を行うために要する時
間、および磁気テープ・カートリッジを磁気テープ記録
再生機構から脱着しカートリッジ収納機構に収納するた
めに要する時間を加算することにより求め、情報の記録
再生要求発生から現在までの待ち時間ＴｗをＴａから減
じた値（Ｔａ−Ｔｗ）がもっとも小さくなる磁気テープ
・カートリッジに対する情報の記録再生要求から順に処
理することを特徴とする請求項２記載の磁気テープ装置
の制御方式。７、複数の磁気テープ・カートリッジに対する情報の記
録再生要求が同時に存在する場合に、これらの要求発生
順位Ｎ（Ｎ＝１、２・・・）に対応する時間Ｔｎ（Ｔ１
＜Ｔ２＜・・・）を定め、それぞれの磁気テープ・カー
トリッジに対する情報の記録再生動作に要する時間Ｔａ
を、前記カートリッジ収納機構に設けられたハブ回転機
構とテープ走行量検出機構とによって磁気テープを情報
の記録再生を行う位置近傍まで早送りあるいは巻戻しを
するために要する時間、および磁気テープ・カートリッ
ジを磁気テープ記録再生機構に装着するために要する時
間、および磁気テープ記録再生機構により磁気テープに
対して情報の記録再生を行うために要する時間、および
磁気テープ・カートリッジを磁気テープ記録再生機構か
ら脱着しカートリッジ収納機構に収納するために要する
時間を加算することにより求め、これに前記Ｔｎを加算
し、さらに情報の記録再生要求発生から現在までの待ち
時間Ｔｗを減じた値（Ｔａ＋Ｔｎ−Ｔｗ）がもっとも小
さくなる磁気テープ・カートリッジに対する情報の記録
再生要求から順に処理することを特徴とする請求項２記
載の磁気テープ装置の制御方式。８、複数の情報の記録再生要求の中に、現在いずれかの
磁気テープ記録再生機構に装着されている磁気テープ・
カートリッジに対する情報の記録再生要求が存在する場
合に、上記処理順位を求めるために計算される値に関係
なく最優先で処理を行うことを特徴とする請求項６又は
請求項７記載の磁気テープ記憶装置の制御方式。９、磁気テープ記録再生機構に装着された磁気テープ・
カートリッジに対する情報の記録再生要求の処理を連続
して行う回数を、特定回数に制限することを特徴とする
請求項８記載の磁気テープ記憶装置の制御方式。１０、磁気テープ・カートリッジのハブを回転するハブ
回転機構と、磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープ
の始端部あるいは終端部を検出するテープ端検出機構と
、磁気テープ・カートリッジ内の磁気テープの走行量を
検出するテープ走行量検出機構と、テープ走行量検出機
構によって検出されたテープ走行量情報を、該磁気テー
プ・カートリッジを磁気テープ記録再生機構に装着する
と同時に磁気テープ記録再生機構のテープ走行量検出機
構に伝達し、脱着すると同時に磁気テープ記録再生機構
のテープ走行量検出機構のテープ走行量情報を前記テー
プ走行量検出機構に伝達する走行量情報伝達機構とから
なる、磁気テープ記憶装置におけるカートリッジ収納機
構のカートリッジ走行機構。