JPH0233264B2 - - Google Patents

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JPH0233264B2
JPH0233264B2 JP62156017A JP15601787A JPH0233264B2 JP H0233264 B2 JPH0233264 B2 JP H0233264B2 JP 62156017 A JP62156017 A JP 62156017A JP 15601787 A JP15601787 A JP 15601787A JP H0233264 B2 JPH0233264 B2 JP H0233264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
vulcanization accelerator
mold
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62156017A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63318955A (ja
Inventor
Yoshuki Shimamura
Kyogo Tsushima
Hisato Seto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Corp
Original Assignee
Okamoto Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Okamoto Corp filed Critical Okamoto Corp
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Priority to DE19873790493 priority patent/DE3790493T1/de
Priority to DE19873790493 priority patent/DE3790493C2/de
Priority to GB8804231A priority patent/GB2205502B/en
Priority to PCT/JP1987/000825 priority patent/WO1988003005A1/ja
Priority to EP87906945A priority patent/EP0288576B1/en
Publication of JPS63318955A publication Critical patent/JPS63318955A/ja
Publication of JPH0233264B2 publication Critical patent/JPH0233264B2/ja
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  • Endoscopes (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は血管内や管腔臓器内を、観察、診断、
治療するための内視鏡に使用するバルーン特にレ
ーザー光線治療に適したバルーンを製造する方法
に関するものである。
<従来技術> 従来此種のバルーンは無かつた。
血管の内に挿入し生理食塩水を注入して膨脹さ
せて血液の流れを止めるものとしてはデイスポー
ザブル血管用チユーブ、カテーテルがあつた。こ
れは透明なものではなかつたが、レーザー光線を
透過したり、透視したりすることが出来なかつ
た。又、透明ゴム製品(例えば乳首)の場合は、
加硫剤、加硫促進助剤に粉末のものを少量使用し
ていたのでどうしても強度が落ちる傾向にあつ
た。そこで強度を落とさないためには、厚みを増
やすことが一般的であり、膨脹することが出来な
いものであつた。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は透明性を有し且つ薄くて膨脹しても強
度を満しレーザー光線を透過することが出来る内
視鏡用バルーンを提供するものである。
<問題点を解決するための手段> 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、天
然ゴムラテツクスに粉末加硫剤と粉末加硫促進助
剤を少量配合して粉末添加剤をできる限り抑え、
液状加硫促進剤と液状老化防止剤とを添加した配
合溶液に成形型を浸漬するものである。
<実施例> 本発明の実施の一例を説明すると配合溶液は天
然ゴムラテツクスのゴム分100重量部に対して、
粉末加硫剤0.7〜1.5重量部好ましくは0.8〜1.2重
量部、粉末加硫促進助剤0.2〜0.5重量部好ましく
は0.3〜0.4重量部と、液状加硫促進剤0.5〜2.0重
量部、液状老化防止剤0.5〜2.0重量部を添加して
なるもので、その配合方法は分散した加硫剤及び
加硫促進助剤を天然ゴムラテツクスに添加し、混
合撹拌した後、加硫促進剤および老化防止剤を添
加し、10〜15℃の恒温槽中に12〜24時間放置した
後、更に25〜35℃の恒温槽中で24〜48時間放置し
て熟成させる。
成形型は所定の大きさ、形状をした本体を得る
ためのいわゆる浸漬製造型であり、この成形型を
凝固剤に浸漬してから前記配合溶液に30〜60秒間
程度浸漬した後、ゆつくり引き揚げて天然ゴムを
0.10〜0.40mm程度附着させ、80〜90℃で30分間加
熱加硫して薄膜状とし、剥離粉などを用いて脱型
し、この型を洗浄、乾燥して再度、初めの凝固剤
に浸漬させこれを繰り返し行なうものである。
脱型した薄膜状本体は洗浄した後、シリコーン
エマルジヨン処理し透明感を出し、80℃で60分程
度乾燥せしめ所定の長さに口元カツテイングを行
う。この透明薄膜本体は、固定筒部の先に伸縮自
在で膨脹可能な膨脹部を同一体に設けたもので、
固定部は一方端を開放状とした内径1.0〜17.0mm
程度の略円筒形状をしており、膨脹部から透視
し、内視鏡に形成してあるチヤンネル又は送気送
水口から生理食塩水を注入することによつて、透
明性膨脹部を所定の大きさに膨脹する球状体又は
膨出体或いは筒状体である。この膨脹部は前記固
定筒部より大径状に形成するか、小径状又は同径
状とするかは任意であり、又は膨脹部と固定筒部
との間に小径状のくびれ部又は補強凸条リングを
同一体に設けることも可能である。その内径も
0.9〜35.0mm程度と診断や治療する場所に応じて
適宜大きさのものを選び、いずれにしても生理食
塩水の注入によつて膨脹し薄膜がさらに薄くなつ
て透視が一層よくなると共にレーザー光線が透過
出来るものである。
具体的実施の態様 天然ゴムラテツクス(シス−1.4−ポリイソプレ
ン)ゴム分 100重量部 粉末加硫剤(コロイド硫横) 1.2重量部 粉末加硫促進助剤(酸化亜鉛) 0.35重量部 加硫促進剤(ジチオカルバメート系) 0.7重量部 老化防止剤(パラフインエマルジヨン)
1.0重量部 からなる配合溶液を用いる。
成形型を10%硝酸カルシウム・メタノールを添
加せる室温の凝固剤溶液にゆつくり浸漬して直ち
にゆつくり引き揚げた後、前記配合溶液にゆつく
り浸漬して室温で30〜60秒後ゆつくり引き揚げ、
天然ゴムを附着させ80℃で30分間加熱加硫して、
膜厚が0.16mm、内径が1.94mmの固定筒部と、その
先に膜厚が0.22mm、内径が1.54mmのくびれ部を介
して膜厚が0.16mm、内径が1.81mmの球状膨脹部が
同一体で、かつ膨脹部の頂面の膜厚が0.19mmとな
つた薄膜状物とし、該薄膜状物を剥離粉を用いて
脱型して40〜50℃の循環温水中で約24時間抽出
後、10%シリコンエマルジヨンに室温でまんべん
なくつけ80℃で60分間乾燥し透明感のすぐれた透
明性薄膜本体を得た。
以上の様に浸漬成形した透明性薄膜本体Aは上
記寸法、肉厚に限定されるものではなく第1図乃
至第4図に示す如く固定筒部1の先部に膨脹部2
を同一体に形成し必要に応じて両者1,2間にく
びれ部3又は凸条リング4を設けた任意形態及び
寸法、肉厚のものであり、この本体Aを第5図に
示す如く内視鏡Bの先端部bに固定して膨脹部が
突出するように取付ける。内視鏡Bの先端部bは
第6図に示す如く、2本のライトガイドb−1,
b−1、対象物レンズb−2、処置具、治療具、
鉗子などを挿入するチヤンネルb−3、送気送水
口b−4などを有し、上下左右方向に自由に動か
すことが出来るようになつているところの周知の
構造のものである。このような内視鏡Bの先端部
bに前述の本体Aを被覆取付けた後、血管内や管
腔臓器(食道、胃・十二指腸、大腸、鼻咽腔、胆
道、腹腔、膀胱、子宮脛部など)内に挿入して、
内視鏡Bのチヤンネルb−3又は送気送水口b−
4から生理食塩水を注入し膨脹部2を膨脹させ
て、出血部位や病巣などの患部を観察又は診断
し、チヤンネルb−3に光フアイバーb−5を挿
入してレーザー光線を照射して治療するものであ
る。このようにして使用するため本体A、特に膨
脹した際の膨脹部2が不透明であると患部が不鮮
明で見落す危険性があり、さらにレーザー光線を
照射するため不透明の場合はレーザー光線の透過
性が悪くなるため治療効果が向上しないのみなら
ずエネルギーが本体に吸収され、本体の耐久性を
も縮めてしまうものであり、本体は膨脹性と透明
性との双方を有するものでなければならない。
<効果> 本発明は天然ゴムラテツクスのゴム分100重量
部に対し、粉末加硫剤0.7〜1.5重量部、粉末加硫
促進助剤0.2〜0.5重量部、液状加硫促進剤0.5〜
2.0重量部、液状老化防止剤0.5〜2.0重量部を添加
した配合溶液に、成形型を浸漬して加硫乾燥して
なるから、透明性があつてしかも強度が大である
薄膜本体が得られる。
又この透明性薄膜本体を内視鏡の先端部に取付
けることによつて、ライトガイドや対象レンズ或
いは光フアイバーに血液や分泌物、食物などが附
着せず、患部が見ずらくならず、診断や治療が充
分行い得ると共に、生理食塩水の注入によつて膨
脹部が容易に膨らみ、これによつて所定の空間部
が出来、視野を広げ、患部の観察及び診断或いは
治療がさらに一層確実に行い得る。例えば、血栓
病等の病巣を診断し、又、病巣にレーザー光線を
照射して治療したり、或いは食道静脈瘤の病巣又
は胃・十二指腸の病巣などを圧迫して出血をおさ
え、止血せしめたり、若しくは狭窄した部分を拡
開し治療することが出来る。その他各臓器におい
ても患部に光フアイバーを透過するヤグレーザ
ー、アルゴンレーザー、アルゴンダイレーザーな
どのレーザー光線を照射して出血を止めたり、病
巣を焼灼したりして治療することも出来、新しい
治療法の提供に役立つものである。
しかも血管内において使用する場合には、膨脹
部を膨らませることによつて血管の内面に密接
し、血液の流れを止めることが出来るため、従来
のように、内視鏡挿入個所とは別の個所を切開す
る事がなく、カテーテルのような部材も不要とな
り治療も容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の製造方法によつて製造された透
明性薄膜本体を示すもので、第1図は縦断正面
図、第2図乃至第4図は他の実施例の縦断正面
図、第5図は内視鏡に取付けた状態図、第6図は
内視鏡の先端部の拡大図、第7図は血管内に挿入
した使用状態の拡大図であり、Aは本体、1は筒
状固定部、2は膨脹部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 天然ゴムラテツクスのゴム分100重量部に対
    し、粉末加硫剤0.7〜1.5重量部、粉末加硫促進助
    剤0.2〜0.5重量部、液状加硫促進剤0.5〜2.0重量
    部、液状老化防止剤0.5〜2.0重量部を添加して配
    合溶液を構成し、この溶液に成形型を浸漬して天
    然ゴムを付着させ、加硫乾燥後、脱型し、筒状固
    定部の先に膨脹部を同一体に形成した透明性薄膜
    本体からなる内視鏡用バルーンの製造方法。
JP62156017A 1986-10-29 1987-06-22 内視鏡用バル−ンの製造方法 Granted JPS63318955A (ja)

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JP62156017A JPS63318955A (ja) 1987-06-22 1987-06-22 内視鏡用バル−ンの製造方法
DE19873790493 DE3790493T1 (de) 1986-10-29 1987-10-27 Endoskop oder ballon zur verwendung einer lichtleiterfaser und verfahren zur herstellung derselben
DE19873790493 DE3790493C2 (de) 1986-10-29 1987-10-27 Ballonk¦rper f}r ein Endoskop oder einen Katheter
GB8804231A GB2205502B (en) 1986-10-29 1987-10-27 Balloon endoscopy
PCT/JP1987/000825 WO1988003005A1 (en) 1986-10-29 1987-10-27 Ballon for endoscope or optical fiber and production method thereof
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JPH0213423A (ja) * 1988-06-30 1990-01-17 Okamoto Ind Inc カテーテル用バルーン及びその製造方法
CN104066368B (zh) * 2011-09-22 2017-02-22 乔治华盛顿大学 用于使经消融组织可视化的系统和方法

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JPS63318955A (ja) 1988-12-27

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