JPH0233252Y2 - - Google Patents

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JPH0233252Y2
JPH0233252Y2 JP1984124210U JP12421084U JPH0233252Y2 JP H0233252 Y2 JPH0233252 Y2 JP H0233252Y2 JP 1984124210 U JP1984124210 U JP 1984124210U JP 12421084 U JP12421084 U JP 12421084U JP H0233252 Y2 JPH0233252 Y2 JP H0233252Y2
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shaft
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permanent magnet
grooves
magnet
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JP1984124210U
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Description

【考案の詳細な説明】 利用産業分野 この考案は、静電転写式電子写真複写機におけ
る磁気ブラシ現像を行なうための永久磁石ロール
に係り、特に多極型の磁石構成体において、その
構造を簡素化し、高い量産性を保持しながら小型
軽量化並びに低価格化を計つた静電現像用永久磁
石ロールに関する。
背景技術 永久磁石ロールは、従来、非磁性体円筒状スリ
ーブ内に相対的に回転自在に軸支し、軸中心から
放射位置に複数個の磁極を形成してなる磁石構成
体が、中心に非磁性材のシヤフトを挿入した円柱
体でかつ外周の長手方向に溝を設けた磁石支持体
と、該溝に接着剤で固着される棒状磁石とから形
成される構造であるため、接着剤の使用に伴なう
作業環境の悪化と人体への悪影響が懸念されてい
た。
そこで、出願人は、この問題を解決した永久磁
石ロールとして、実開昭57−63369号公報におい
て、磁石支持体を、断面コ字形で長手方向の両縁
端および折曲部の外表面の一部に突設した挾持爪
を有する薄板磁性材料から構成し、この磁石支持
体をシヤフトにプロダクシヨン溶接で固着した構
造を提案したが、この構成は所謂3極型の永久磁
石ロールに極めて有効であるが、周方向に広角度
で磁極配置する多極型永久磁石ロールには不向き
であつた。
また、棒状永久磁石を長手方向に挾持する挾持
爪を複数個突設した磁石支持部材を用いる構成の
ものは、支持部材を鋼板で作製した場合に、材料
のスプリングバツクにより、精度が保持し難い問
題があつた。
さらに、近年、かかる複写機における小型軽量
化がもとめられており、機器の主要部たる永久磁
石ロールの小径化及び軽量化が強く求められてい
る。しかし、永久磁石ロールとして必要な強度を
維持しかつ量産性を考慮しながら軽量化を計るこ
とは困難であり、多くの提案がなされているが、
特に加工性に問題があつた。
考案の目的 この考案はかかる現状に鑑み、多極型永久磁石
ロールにおいて、構造を簡素化し、接着剤を使用
することなく、加工性、生産性にすぐれ、かつ小
型軽量化並びに低価格化を計つた静電現像用永久
磁石ロールを目的としている。
考案の構成 すなわち、この考案は、非磁性体円筒状スリー
ブ内に、軸中心から放射位置に複数個の磁極を形
成してなる磁石構成体を内蔵し、かつ相対的に回
転自在に軸支する静電現像用永久磁石ロールにお
いて、磁石構成体が、複数の棒状永久磁石と、3
方向以上の板状放射フインを有する軸芯材と、棒
状永久磁石を長手方向に嵌入支持する溝部を外周
面に複数条設け、軸中心に該軸芯材の両端部を嵌
入あるいは挾持する固定部を有し、各外方端面に
回転軸を立設した一対の軸止部材と、軸止部材の
溝部に両端部を嵌入した複数の棒状永久磁石の外
周に沿つて全体を被包する熱可塑性樹脂チユーブ
とからなることを特徴とする静電現像用永久磁石
ロールである。
棒状永久磁石は、厚み方向に異方性を有する磁
気異方性フエライト磁石のほか、ゴム磁石、樹脂
磁石等の使用も可能であり、所要の磁極数や磁束
分布に応じて、磁気特性、寸法形状を適宜選定す
ればよい。
軸芯材は、下記する軸支部材に両端を嵌着保持
されて、磁石支持体の芯材をなすもので、磁石構
成体のねじれ防止、補強、芯出し等の機能を有す
ればよく、3方向以上の板状放射フインを有する
実施例のようなY字型、あるいは十字型を始めと
するスターフイン型などの断面形状のものが利用
でき、容易に高剛性のものが得られ、一枚の金属
板からなるものや複数枚の金属を組合せたもので
もよく、また、材質は磁性、非磁性を問わない。
軸止部材は、中心部に回転軸を軸止して、複数
または単数の固定すべき磁石支持部材の形状に応
じて外周面に磁石の嵌入溝を形成し、軸芯材の端
部を嵌入する型穴や挾持するための突起などの軸
芯材固定部を設け、多極型永久磁石ロールに応じ
た一定の多角柱シヤフトを構成するものであれば
いかなる構成でもよい。例えば、材質は鉄合金や
アルミ、合成樹脂等、磁性、非磁性を問わず使用
でき、組立容易性を考慮した、回転軸を一体成型
したアルミダイキヤスト製品、金属回転軸をイン
サートした樹脂製品などが好ましい。
熱可塑性樹脂チユーブは、組立完了した磁石構
成体の棒状永久磁石の外表面を被包するもので、
磁石構成体をチユーブ内に遊挿したのち、熱によ
りチユーブを軸中心方向に収縮させて強固に固定
できれば、塩化ビニル等いかなる材質のチユーブ
でもよい。
この考案の構成とすることにより、軸芯材、軸
止部材は鉄板プレスや樹脂成形等で容易に製造で
き、いずれも加工性にすぐれ、磁石構成体の組立
が精度よく容易で、軸支部材の溝部に嵌入保持さ
せた棒状永久磁石は熱可塑性樹脂チユーブで強固
に被包されてるため、接着剤の使用することなく
容易に組立ることができ、安価になるほか、磁石
構成体における軸芯材は薄板材のように軽量であ
り、軸止部材も軸芯材の両端部のみであり、小
径、軽量化が容易に達成できる利点がある。
実施例 第1図と第4図はこの考案による永久磁石ロー
ルの縦断側面図と縦断正面図であり、第2図はこ
の考案による軸芯材の斜視図、第3図は軸止部材
の斜視図である。
ここでは、5本の棒状永久磁石5を装着した磁
石構成体4の例を説明する。
軸芯材10は、第2図a図に示すように、略L
字型のアングルを2本組合せたものを用いて、断
面Y字型のアルミ型材となしているが、第2図b
図のように、平板をプレス成型してY字型となし
た軸芯材11でもよい。
一対の軸止部材12は、円柱状の合成樹脂製で
あり、外周面には永久磁石5の端部が嵌入する溝
部13が5条成型され、さらに、軸中心部には鉄
製の回転軸7が嵌入立設できるよう軸穴14が成
型され、同様に軸芯材10の端面部が嵌入できる
型穴15が設けてある。
軸芯材10の両端に軸止部材12が装着され、
所定の回転軸7が軸穴に嵌入され、さらに、棒状
永久磁石5が軸方向に各溝部13に嵌着されたの
ち、塩化ビニール製の熱可塑性樹脂チユーブ6を
被せて熱を加え、このチユーブ6を収縮させて、
棒状永久磁石5の外表面全体を強固に被包し、磁
石構成体4の組立を完了する。
この磁石構成体4をアルミ製のスリーブ1内に
挿入し、スリーブ1の開口に嵌入するフランジ部
2の中心部に設けた軸受3で回転軸7を軸支し、
この磁石構成体4とスリーブ1とを相対的に回転
自在となし、永久磁石ロールの組立を完了する。
また、軸止部材12の溝部が、アルミ引き抜き
型材のように部材両端面まで連通する場合、永久
磁石5を接着剤で止着してチユーブで全体を被包
すると、組立が容易になる。
なお、この考案による磁石構成体4は、スリー
ブ1がアルミの深絞りにより、円筒体の一方端面
を一体に閉塞した構成のものと組合わせることが
できる。この場合、通常、永久磁石ロールの外筒
スリーブに、トナーの現像能力を高めるためバイ
アス電圧を印加するが、この考案による軸止部材
12及び1個しかないフランジ部2が導電性のな
い合成樹脂製からできているときは、例えば第4
図に示す如く、鉄製の回転軸7と軸芯材10と
を、軸止部材12に設けた軸穴14部(第3図参
照)にて嵌入接触させることによつて導通させ、
軸芯材10を介して、上記スリーブ1の閉塞側の
軸受部より同スリーブ1に導通させるとよい。
実施例の効果 以上の構成からなるこの考案の永久磁石ロール
は、軸芯材10,11がプレス成型であり、軸止
部材12は樹脂成形であり、いずれも加工性にす
ぐれ、精度よく製造でき、高強度の磁石構成体の
組立が容易となる。また、軸止部材12に嵌入保
持させた棒状永久磁石5は熱可塑性樹脂チユーブ
6で強固に被包されてるため、接着剤を使用する
ことなく容易に組立ることができ、安価に製造で
きる。さらには、磁石構成体4における軸芯材1
0,11は薄板材であるが高剛性であり、軸止部
材12も小径化が容易でかつ軸芯材の両端部のみ
の部材でよく、小径、軽量化がきわめて容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図と第4図はこの考案による永久磁石ロー
ルの縦断側面図と縦断正面図であり、第2図はこ
の考案による軸芯材の斜視図、第3図は軸止部材
の斜視図である。 1……スリーブ、2……フランジ部、3……軸
受、4……磁石構成体、5……棒状永久磁石、6
……熱可塑性樹脂チユーブ、7……回転軸、1
0,11……軸芯材、12……軸止部材、13…
…溝部、14……軸穴、15……型穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非磁性体円筒状スリーブ内に、軸中心から放射
    位置に複数個の磁極を形成してなる磁石構成体を
    内蔵し、かつ相対的に回転自在に軸支する静電現
    像用永久磁石ロールにおいて、磁石構成体が、複
    数の棒状永久磁石と、3方向以上の板状放射フイ
    ンを有する軸芯材と、棒状永久磁石を長手方向に
    嵌入支持する溝部を外周面に複数条設け、軸中心
    に該軸芯材の両端部を嵌入あるいは挟持する固定
    部を有し、各外方端面に回転軸を立設した一対の
    軸止部材と、軸止部材の溝部に両端部を嵌入した
    複数の棒状永久磁石の外周に沿つて全体を被包す
    る熱可塑性樹脂チユーブとからなることを特徴と
    する静電現像用永久磁石ロール。
JP12421084U 1984-08-13 1984-08-13 静電現像用永久磁石ロ−ル Granted JPS6138663U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6138663U JPS6138663U (ja) 1986-03-11
JPH0233252Y2 true JPH0233252Y2 (ja) 1990-09-07

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278445A (ja) * 1988-09-13 1990-03-19 Yamamoto Mfg Co Ltd 移動式穀物乾燥施設

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56140380A (en) * 1980-04-04 1981-11-02 Hitachi Metals Ltd Magnet roll for electrostatic developing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS609799Y2 (ja) * 1979-01-26 1985-04-05 日立金属株式会社 静電記録用磁石ロ−ル
JPS58159236U (ja) * 1982-04-17 1983-10-24 株式会社吉野工業所 容器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56140380A (en) * 1980-04-04 1981-11-02 Hitachi Metals Ltd Magnet roll for electrostatic developing

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