JPH0233076Y2 - - Google Patents

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JPH0233076Y2
JPH0233076Y2 JP5797785U JP5797785U JPH0233076Y2 JP H0233076 Y2 JPH0233076 Y2 JP H0233076Y2 JP 5797785 U JP5797785 U JP 5797785U JP 5797785 U JP5797785 U JP 5797785U JP H0233076 Y2 JPH0233076 Y2 JP H0233076Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、車両用空気吹出口装置に係り、特に
ハウジングの内部に空気吹出口を備えたバレルを
有し、そのバレルの回動によつて吹出空気の向き
が変えらるようにされている吹出口装置に関する
ものである。
(従来技術) 従来から、自動車等の車両用空気調和装置にお
ける車室内への空気吹出口には、両端部が軸着さ
れて一軸回りに回動可能とされた風向板(ブレー
ド)が配置され、この風向板が回動せしめられる
ことによつて、車室内に吹き出される空気の吹出
方向を種々変化せしめるようにした装置が、種々
提案されている。
そして、そのような空気吹出口装置の一つとし
て、車室内に開口するハウジングの開口部内に、
後方から導かれた空気を前方の車室内に吹き出す
ための空気吹出口を備えた一般に太鼓型断面形状
の筒状バレルを第一軸心回りに回動可能に設ける
と共に、該バレルの空気通路内に、両端部が該バ
レルに軸着されて第二軸心回りに回動可能とされ
た風向板を設けて、かかるバレルの回動並びに風
向板の回動によつて車室内に吹き出される空気の
方向を制御(変化)せしめるようにした形式のも
のが知られている。
(解決課題) この形式の吹出口装置は、従来から、比較的グ
レードの低い車両に装着されているが、かかる吹
出口装置においては、風向板を自動的に首振り運
動させることによつて吹出部材の向きを連続的に
変化させるようにすることが、極めて困難と考え
られていたのである。というのは、風向板が、バ
レルと一体に回動するようにされているところか
ら、バレルの回動角度を変化させると、風向板の
位置も変化してしまい。駆動機構からの駆動力を
それら風向板に伝達することが困難となるからで
ある。
このため、本考案者らは、先に実願昭60−
33926号等として、風向板の後方端に、その回動
軸心(第二軸心)に平行な方向のブレードシヤフ
トを一体的に設ける一方、該ブレードシヤフトに
対して、所定の駆動機構により首振り作動せしめ
られる二股状伝達部材の先端二股部を係合せしめ
て、該伝達部材を首振り作動せしめることによ
り、かかる風向板をその回動軸心回りに首振り運
動せしめるようにした構造の吹出口装置を明らか
にした。
このような構造の吹出口装置によれば、バレル
をその回動軸心(第一軸心)回りに回動させた場
合にも、風向板のブレードシヤフトと二股状伝達
部材とは常に係合状態に保持され、従つてかかる
二股状係合部材の首振り作動によつて、風向板は
有効に首振り運動させられることとなるのである
が、第4図および第5図に示される如く、バレル
をその第一軸心回りに所定角度回動せしめると、
その回動につれて風向板も該第一軸心回りに回動
せしめられることとなるところから、伝達部材の
首振り作動に基づいて首振り運動せしめられる風
向板の振れ角に変化が生ずる問題がある。
すなわち、バレルがその回動中央位置にある時
のブレードシヤフトに対する伝達部材の係合状態
を示す第4図の状態から、バレルが所定角度回動
せしめられることによつて、第5図に示される如
く風向板が回動せしめられると、そのブレードシ
ヤフトに対する伝達部材の係合部位が変化し、そ
して伝達部材の首振り中心との間の距離が変化す
るために、この伝達部材の首振り作動によつて首
振り運動せしめられる風向板の振れ角も、当然の
ことながら、変化することとなるのである。
(解決手段) ここにおいて、本考案は、上記した問題を解決
するために為されたものであつて、その要旨とす
るところは、車室内に開口するハウジングの開口
部内に、後方から導かれた空気を前方の車室内に
吹き出すための空気吹出口を備えた筒状のバレル
を第一軸心回りに回動可能に設けると共に、該バ
レルの空気通路内に、両端部が該バレルに軸着さ
れて第二軸心回りに回動可能とされた風向板を設
けて、該バレルの回動及び該風向板の回動によつ
て、車室内に吹き出される空気の方向を制御する
ようにした空気吹出口装置において、所定の駆動
機構により首振り作動させられる伝達部材を設け
ると共に、該伝達部材の先端部を前記風向板の後
方側部分に回動可能に係合せしめて、該伝達部材
を首振り作動させることにより、前記風向板を前
記第二軸心回りに首振り運動させる一方、該伝達
部材と該風向板との係合部を、前記バレルの回動
軸となる第一軸心上に位置せしめられるようにし
たことにある。
(作用・効果) 従つて、このような吹出口装置においては、バ
レルを第一軸心回りに所定角度回動させた場合に
も、伝達部材と風向板との係合部がバレルの回動
軸となる第一軸心上に位置せしめられているため
に、かかる係合位置が変化することがなく、常に
同じ位置において風向板が伝達部材に係合させら
れることとなる。それ故、この状態で、伝達部材
を首振り作動せしめられるようにすれば、それに
よつて風向板は首振り運動せしめられ、またバレ
ルの回動に伴う係合位置の変化が阻止されつつ、
かかる伝達部材の首振り作動が風向板の首振り運
動に効果的に変換せしめられることとなるのであ
る。
それ故、かかる本考案の装置においては、バレ
ルを任意の回動位置に位置させた状態において、
風向板に対して常に略同様な振れ角において有効
な首振り運動を惹起せしめることが可能となり、
これにより、従来、低グレードの車両に多く用い
られていた上記バレルタイプの吹出口装置におい
ても、吹出空気の向きを連続的に、かつ自動的に
変化させることが可能となつたのである。
(実施例) 次に、本考案を更に具体的に明らかにするため
に、本考案の一実施例を、図面に基づいて詳細に
説明することとする。
先ず、第1図および第2図において、10は、
矩形枠体形状をなす吹出口装置のハウジングであ
り、その前部に開口12を有している。このハウ
ジング10の開口部内には、空気吹出口14を有
する太鼓型断面形状の筒状バレル16が、軸18
の軸心(第一軸心62)の回りに回動可能に配設
されている。このバレル16は、また、第2図に
示されるように上部および下部に拒合部20を有
し、それらの円弧状の凸面22が、ハウジング1
0に形成された図示しない円弧状凹面に摺動可能
に嵌合されている。
また、バレル16の空気通路たる開口内には、
その開口前端部分に位置するように複数の横風向
板(横ブレード)24が上下に並べられた状態で
位置固定に一体的に設けらる一方、かかる横風向
板24の後方に位置するように複数の縦風向板
(縦ブレード)26が横一列に並べられた状態で
バレル16内面に取り付けられている。この縦風
向板26は、それ自身の軸心(第二軸心)64が
前記第一軸心62に対して直角となるように、両
端部にそれぞれ設けられた軸28によつて、バレ
ル16に回動可能に取り付けられている。すなわ
ち、本装置は、バレル16の向きおよび縦風向板
26の向きを変えることによつて、かかるバレル
16の空気吹出口14から吹き出される空気の向
きを上下左右に変化させ得るようになつているの
である。なお、上記複数の縦風向板26は連動プ
レート30によつて互いに連結されており、複数
の縦風向板26が連動して一斉に回動させられる
ようになつている。
なお、これら複数の縦風向板26のうちの中央
のもの(センターブレード)には、その後方側部
分の中央部位に切欠部31が設けられ、そこに前
記第二軸心64に平行な方向に延びるブレードシ
ヤフト32が一体的に設けられている。そして、
このブレードシヤフト32は、後に詳述するよう
に、その中央部位において前記バレル16の回動
軸となる第一軸心62と直交するように位置せし
められているのである。
一方、かかる複数の縦風向板26のうちのセン
ターブレードの後方には、ハウジング10を上下
に貫通して延びる駆動シヤフト36が、それ自身
の軸心(第三軸心66)回りに回動可能に配設さ
れている。また、この駆動シヤフト36のハウジ
ング10の内部に位置する部分には、伝達部材と
して、先端部が二股状に分岐せしめられることに
よつて係合溝38が形成されたコ字片34が固設
されており、そしてセンターブレード26のブレ
ードシヤフト32が、該係合溝38内に入り込ん
でいる。したがつて、コ字片34が駆動シヤフト
36と共に回動させられるとき、ブレードシヤフ
ト32が係合溝38に対して相対回転しつつ共に
移動させられることとなるのである。すなわち、
センターブレード26が、第二軸心64の回りに
回動させられるようになつているのである。
他方、ハウジング10の上面には、往復動プレ
ート40が第1図において矢印方向に移動可能に
配設されている。この往復動プレート40と上記
シヤフト36のハウジング10上に突き出た部分
とは、運動変換機構42により連結されており、
往復動プレート40の直線運動が駆動シヤフト3
6の回動運動に変換されるようになつている。か
かる運動変換機構42は、往復動プレート40に
突設されたアーム44と、駆動シヤフト36に嵌
合されたアーム6と、前記アーム44に形成され
た溝48と、前記アーム46に固設されて該溝4
8内に入り込むピン50とを含んでおり、往復動
プレート40が往復動させられたとき、アーム4
6が回動することによつて、往復動プレート40
の直線運動を駆動シヤフト36の回動運動に変換
するようになつている。
なお、アーム46は、コイルスプリング54の
付勢力に基づいて駆動シヤフト36のフランジ5
2上に押圧された状態とされており、このフラン
ジ52とアーム46との間に生ずる摩擦力よりも
大きい力がこれらアーム46とシヤフト36との
間に作用したとき、該シヤフト36に対して相対
回動し得るようにされている。すなわち、このア
ーム46、フランジ52、更にコイルスプリング
54、シヤフト36に嵌合されたスプリング受け
56、抜け止め用のEリング58によつて、往復
動プレート40と駆動シヤフト36との間で動力
伝達を為し、あるいは遮断するクラツチ60が構
成されるのである。
このような装置において、往復動プレート40
を、第1図において矢印方向に所定ストロークだ
け往復動させると、その駆動力が運動変換機構4
2を介して駆動シヤフト36に伝えられ、該シヤ
フト36およびこれに一体的に固定されたコ字片
34が、第三軸心66回りに所定角度だけ首振り
回動させられることとなる。そして、これによつ
て、コ字片34の係合溝38に係合させられたブ
レードシヤフト32が共に回動せしめられること
となり、以てセンターブレード26が第二軸心6
4の回りに所定角度の範囲で首振り運動させられ
るのである。また、このセンターブレード26
は、連結プレート30を介して各縦風向板26に
連結されているため、センターブレード26が回
動させられると、他の縦風向板26が連動して首
振り運動させられ、バレル16の空気吹出口14
から吹き出される空気の向きが左右方向に自動的
且つ連続的に変化させられることとなる。
なお、これら縦風向板26は、手動操作にても
その向きを変えることができる。往復動プレート
40が静止した状態において縦風向板26に回動
操作力を加えると、クラツチ60により往復動プ
レート40への力の伝達が遮断されて、駆動シヤ
フト36、コ字片34および縦風向板26のみが
独立して回動するのである。
他方、バレル16も、手動操作によつて上下に
向きが変えられる。すなわち、バレル16に対し
て第2図中時計方向および反時計方向に回動操作
力を加えると、バレル16が、その嵌合部20の
凸面22をハウジング10の凹面に対して摺動さ
せつつ、第一軸心62の回りに回動させられるで
ある。このとき、駆動シヤフト36に取り付られ
たコ字片34は静止した状態にあるが、その係合
溝38は、バレル16の回動軸心(第一軸心6
2)に対して直角な方向に延びているため、セン
ターブレード26のブレードシヤフト32は係合
溝38内において自由に相対回動することができ
る。このため、センターブレード26は前記バレ
ル16と共に第一軸心62回りに自由に回動し得
るのである。しかも、センターブレード26の回
動後において、そのブレードシヤフト32は係合
溝38に係合した状態に保たれるため、往復動プ
レート40が往復動させられると、駆動力が回動
変換機構42、駆動シヤフト36を通じてセンタ
ーブレード26に伝えられて、複数の縦風向板2
6が一斉に首振り運動させられることとなる。
ところで、このようなコ字片34の如き伝達部
材の首振り作動にてセンタブレード26を首振り
運動せしめる構造のものにあつては、バレル16
を回動させた場合において、ブレードシヤフト3
2とコ字片34との係合位置が変化する問題があ
る。
すなわち、バレル16がその回動中央位置に保
持された状態下にあつては、第4図aに示される
如く、センターブレード26の第二軸心64は駆
動シヤフト36の第三軸心66と略平行に位置
し、ブレードシヤフト32の中央部分に対して、
コ字片34の係合溝38が係合させられ、そして
第4図bに示される如く、かかるコ字片34の首
振り作動に従つて、第二軸心64回りに首振り運
動せしめられる。
而して、バレル16がその第一軸心62回りに
所定角度:θ、回動せしめられると、第5図aの
如く、センターブレード26も回動させられ、そ
の第二軸心64も角度θだけ傾斜せしめられ、こ
れに伴いセンターブレード26に設けられたブレ
ードシヤフト32が傾斜せしめられて、その中央
部分から係合部位がはずれ、ブレードシヤフト3
2がコ字片34の係合溝38内により深く入り込
むようにして、係合せしめられる状態となるので
ある。
換言すれば、ブレードシヤフト32のコ字片3
4に対する係合部位が、コ字片34の首振り中心
(第三軸心66)に接近するようになり、そのた
めに、駆動シヤフト36にてコ字片34が所定角
度首振り作動せしめられても、ブレードシヤフト
32の回動角度、ひいてはセンターブレード26
の首振り運動の振れ角が小さくなるのである。
そして、このように、バレル16の回動角度に
よつてセンターブレード26の振れ角が変化し、
ひいては各縦風向板26の振れ角が変化すること
は、車内に吹き出される空気の吹出領域が変化す
ることとなり、吹出口装置としては望ましいもの
ではない。
このため、本考案にあつては、第1図および第
2図に例示する如く、センターブレード26とコ
字片34との係合部位を、バレル16の回動軸と
なる第一軸心62上に位置せしめるようにしたの
である。すなわち、ここでは、センターブレード
26に一体的に設けたブレードシヤフト32の中
央部位においてそれと第一軸心62とが直交する
ように、センターブレード26を軸28にてバレ
ル16に軸着せしめると共に、かかる第一軸心6
2の直交するブレードシヤフト32の中央部分に
コ字片34の係合溝38を係合せしめて、それら
を連結するように構成したのである。
このようなブレードシヤフト32とコ字片34
との係合部位を第一軸心62上に位置せしめる構
成によつて、たとえバレル16が第一軸心62回
りに回動せしめられても、第3図に示される如く
ブレードシヤフト32とコ字片34との係合部位
は何等その位置を変化させることがなく、そのた
めにコ字片34の首振り作動によつて首振り運動
せしめられるセンターブレード26の振れ角も殆
ど変化することがないのである。
従つて、かかる構造によれば、バレル16を回
動せしめたときのセンターブレード26、ひいて
は全ての縦風向板26の首振り運動の振れ角の減
少が殆どなくなつたことにより、バレル16を回
動せしめても吹き出される空気の吹出領域が変化
するという問題が全く解消され得たのである。ま
た、そのような振れ角の減少を図るための特殊な
対策、例えばブレードシヤフトを湾曲せしめる等
の複雑な加工や構造を採用する必要が全くなくな
つたのであり、更にはブレードシヤフト32とコ
字片34の係合位置が略一定しているところか
ら、センターブレード26に設けられる切欠3
1、換言すればコ字片34の二股状先端部分の干
渉部分を小さくすることができ、これによつて車
室内に吹き出される空気の流通時の風切音も効果
的に小さく為し得たのである。
以下、本考案の一実施例について詳述してきた
が、本考案は、その他の態様で実施することも可
能である。
例えば、上例においては、複数枚の縦風向板2
6が設けられ、そのセンターブレードに対して回
転駆動作用が加えられるようになつているが、縦
風向板26が単に一枚設けられている場合にあつ
ても、本考案は実施可能であり、また上例とは異
なり、横風向板24がバレル16の奥部に回動可
能に設けられている場合にあつては、そのような
横風向板に対して本考案を適用することも可能で
ある。
更に、伝達部材としては、例示の如く、二股状
係合部材としてのコ字片34の採用が好ましいも
のであるが、その形状乃至は構造は適宜に選定さ
れ得るものであり、また、そのようなコ字片34
の如き伝達部材を首振り作動せしめるための駆働
機構にあつても、上例の如き駆動シヤフト36を
含む機構以外の公知の機構が適宜に採用可能であ
る。
また、センターブレード26に対する伝達部材
(コ字片34)の係合構造にあつても、単なるコ
字片34の係合溝38内にブレードシヤフト32
を挿入せしめた構造ばかりでなく、第6図aおよ
びbに示される如く、ブレードシヤフト32に球
状連結部70(第一軸心62上に位置する)を一
体的に設け、この球状連結部70に対して、所定
の伝達部材34を係合せしめたり、更には第7図
aおよびbに示される如く、球状の連結部72を
センターブレード26に対して直接設け、この球
状連結部72に伝達部材34を係合せしめるよう
にすることも可能である。特に、このような球状
連結部70あるいは72の如き構造を採用するこ
とにより、バレル16を回動せしめた場合にあつ
ても、伝達部材34との間のこじり発生を効果的
に抑制せしめ得る利点がある。
その他、本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲
において、当業者の知識に基づいて種々なる変形
を加えた形態で実施することが可能であり、本考
案はそのような実施形態のものをも含むものであ
ること、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る空気吹出口装
置の要部斜視図であり、第2図はその要部側面断
面図であり、また、第3図はバレルを所定角度回
動せしめた場合における第2図に対応する図であ
る。第4図および第5図は風向板の振れ角の変化
を説明するための図であつて、第4図aはバレル
が回動させられていない状態におけるセンターブ
レードとコ字片との係合形態を示す要部正面略
図、第4図bはその状態における首振り形態を示
す要部平面説明図であり、第5図aはバレルを所
定角度回動せしめた時のセンターブレードとコ字
片との係合状態を説明するための要部正面略図、
第5図bはそのような状態における首振り形態を
示す要部平面説明図である。第6図aはセンター
ブレードと伝達部材との係合形態の本考案に従う
他の例を示す要部正面略図、第6図bはそのよう
な例における首振り状態を示す要部平面説明図で
あり、第7図aはセンターブレードと伝達部材の
更に異なる本考案の他の例を示す要部正面略図、
第7図bはその平面形態を示す要部平面説明図で
ある。 10:ハウジング、12:開口、14:空気吹
出口、16:バレル、24:横風向板、26:縦
風向板、28:軸、30:連動プレート、32:
ブレードシヤフト、34:コ字片、36:駆動シ
ヤフト、38:係合溝、40:往復動プレート、
42:運動変換機構、60:クラツチ、62:第
一軸心、64:第二軸心、66:第三軸心、7
0,72:球状連結部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車室内に開口するハウジングの開口部内に、
    後方から導かれた空気を前方の車室内に吹き出
    すための空気吹出口を備えた筒状のバレルを第
    一軸心回りに回動可能に設けると共に、該バレ
    ルの空気通路内に、両端部が該バレルに軸着さ
    れて第二軸心回りに回動可能とされた風向板を
    設けて、該バレルの回動および該風向板の回動
    によつて車室内に吹き出される空気の方向を制
    御するようにした空気吹出口装置において、 所定の駆動機構により首振り作動させられる
    伝達部材を設けると共に、該伝達部材の先端部
    を前記風向板の後方側部分に回動可能に係合せ
    しめて、該伝達部材を首振り作動させることに
    より、前記風向板を前記第二軸心回りに首振り
    運動させる一方、該伝達部材と該風向板との係
    合部を、前記バレルの回動軸となる第一軸心上
    に位置せしめたことを特徴とする車両用空気吹
    出口装置。 (2) 前記伝達部材が、二股状先端部を有し、この
    二股状先端部の間に前記風向板の後方側部分を
    挟んで首振り作動することにより、該風向板を
    首振り運動せしめる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の車両用空気吹出口装置。 (3) 前記風向板が、その後方側部分において、前
    記第二軸心に平行な方向のブレードシヤフトを
    一体的に有し、このブレードシヤフトに対して
    前記伝達部材の先端二股部が係合せしめられる
    実用新案登録請求の範囲第2項記載の車両用空
    気吹出口装置。 (4) 前記風向板が前記伝達部材との係合部におい
    て球状連結部を有す、この球状連結部に対して
    該伝達部材の先端部が回動可能に係合せしめら
    れて、連結される実用新案登録請求の範囲第1
    項乃至第3項の何れかに記載の車両用空気吹出
    口装置。 (5) 前記駆動機構が、前記バレルの後方に位置す
    るように、前記ハウジングに回転可能に支持さ
    れた駆動シヤフトを含み、該駆動シヤフトに前
    記伝達部材の基部を取り付け、該駆動シヤフト
    を往復回動せしめることにより、該伝達部材の
    首振り作動が行われるようにした実用新案登録
    請求の範囲第1項乃至第4項の何れかに記載の
    車両用空気吹出口装置。 (6) 前記風向板が前記バレルの空気通路内におい
    て互いに平行に複数枚配置され、且つそれら複
    数枚の風向板が連動部材にて連結されて、同時
    に同じ方向に回動せしめられ得るように構成さ
    れる一方、それら風向板の1枚に対して、前記
    伝達部材が連結せしめられ、該伝達部材による
    首振り運動が作用せしめられるようにした実用
    新案登録請求の範囲第1項乃至第5項の何れか
    に記載の車両用空気吹出口装置。 (7) 前記バレルの空気通路内において、前記風向
    板の前方に位置し、且つ該風向板とは直交する
    ように、少なくとも1枚の前方風向板が、該バ
    レルに一体的に設けられている実用新案登録請
    求の範囲第1項乃至第6項の何れかに記載の車
    両用空気吹出口装置。
JP5797785U 1985-04-18 1985-04-18 Expired JPH0233076Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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