JPH0232890A - 高彩度の色再現性にすぐれた印刷法 - Google Patents
高彩度の色再現性にすぐれた印刷法Info
- Publication number
- JPH0232890A JPH0232890A JP18254888A JP18254888A JPH0232890A JP H0232890 A JPH0232890 A JP H0232890A JP 18254888 A JP18254888 A JP 18254888A JP 18254888 A JP18254888 A JP 18254888A JP H0232890 A JPH0232890 A JP H0232890A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- ink
- printing
- red
- colors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000007639 printing Methods 0.000 title claims abstract description 49
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 27
- 239000000976 ink Substances 0.000 claims abstract description 97
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims abstract description 21
- 235000000177 Indigofera tinctoria Nutrition 0.000 claims description 19
- 229940097275 indigo Drugs 0.000 claims description 19
- COHYTHOBJLSHDF-UHFFFAOYSA-N indigo powder Natural products N1C2=CC=CC=C2C(=O)C1=C1C(=O)C2=CC=CC=C2N1 COHYTHOBJLSHDF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- FBOUIAKEJMZPQG-AWNIVKPZSA-N (1E)-1-(2,4-dichlorophenyl)-4,4-dimethyl-2-(1,2,4-triazol-1-yl)pent-1-en-3-ol Chemical compound C1=NC=NN1/C(C(O)C(C)(C)C)=C/C1=CC=C(Cl)C=C1Cl FBOUIAKEJMZPQG-AWNIVKPZSA-N 0.000 claims description 8
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 4
- 238000007645 offset printing Methods 0.000 claims description 3
- 239000000049 pigment Substances 0.000 claims description 3
- 125000000664 diazo group Chemical group [N-]=[N+]=[*] 0.000 claims 2
- GUYIZQZWDFCUTA-UHFFFAOYSA-N (pentadecachlorophthalocyaninato(2-))-copper Chemical group [Cu+2].N1=C([N-]2)C3=C(Cl)C(Cl)=C(Cl)C(Cl)=C3C2=NC(C2=C(Cl)C(Cl)=C(Cl)C(Cl)=C22)=NC2=NC(C2=C(Cl)C(Cl)=C(Cl)C(Cl)=C22)=NC2=NC2=C(C(Cl)=C(C(Cl)=C3)Cl)C3=C1[N-]2 GUYIZQZWDFCUTA-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- IYHIFXGFKVJNBB-UHFFFAOYSA-N 5-chloro-2-[(2-hydroxynaphthalen-1-yl)diazenyl]-4-methylbenzenesulfonic acid Chemical compound C1=C(Cl)C(C)=CC(N=NC=2C3=CC=CC=C3C=CC=2O)=C1S(O)(=O)=O IYHIFXGFKVJNBB-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- CGLVZFOCZLHKOH-UHFFFAOYSA-N 8,18-dichloro-5,15-diethyl-5,15-dihydrodiindolo(3,2-b:3',2'-m)triphenodioxazine Chemical group CCN1C2=CC=CC=C2C2=C1C=C1OC3=C(Cl)C4=NC(C=C5C6=CC=CC=C6N(C5=C5)CC)=C5OC4=C(Cl)C3=NC1=C2 CGLVZFOCZLHKOH-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 claims 1
- VVOLVFOSOPJKED-UHFFFAOYSA-N copper phthalocyanine Chemical group [Cu].N=1C2=NC(C3=CC=CC=C33)=NC3=NC(C3=CC=CC=C33)=NC3=NC(C3=CC=CC=C33)=NC3=NC=1C1=CC=CC=C12 VVOLVFOSOPJKED-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 235000010187 litholrubine BK Nutrition 0.000 claims 1
- WPPDXAHGCGPUPK-UHFFFAOYSA-N red 2 Chemical compound C1=CC=CC=C1C(C1=CC=CC=C11)=C(C=2C=3C4=CC=C5C6=CC=C7C8=C(C=9C=CC=CC=9)C9=CC=CC=C9C(C=9C=CC=CC=9)=C8C8=CC=C(C6=C87)C(C=35)=CC=2)C4=C1C1=CC=CC=C1 WPPDXAHGCGPUPK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 abstract description 49
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 4
- 235000005811 Viola adunca Nutrition 0.000 description 2
- 235000013487 Viola odorata Nutrition 0.000 description 2
- 240000009038 Viola odorata Species 0.000 description 2
- 235000002254 Viola papilionacea Nutrition 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 241000394591 Hybanthus Species 0.000 description 1
- IRERQBUNZFJFGC-UHFFFAOYSA-L azure blue Chemical compound [Na+].[Na+].[Na+].[Na+].[Na+].[Na+].[Na+].[Na+].[Al+3].[Al+3].[Al+3].[Al+3].[Al+3].[Al+3].[S-]S[S-].[O-][Si]([O-])([O-])[O-].[O-][Si]([O-])([O-])[O-].[O-][Si]([O-])([O-])[O-].[O-][Si]([O-])([O-])[O-].[O-][Si]([O-])([O-])[O-].[O-][Si]([O-])([O-])[O-] IRERQBUNZFJFGC-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000001502 supplementing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野〕
本発明は6色の一次色インキと墨インキの7色の印刷イ
ンキから成る高彩度の色再現性にすぐれたインキシステ
ムを用いた印刷法に関する。
ンキから成る高彩度の色再現性にすぐれたインキシステ
ムを用いた印刷法に関する。
〔従来の技術]
プロセス印刷の技術は印刷機、製版技術などに近年著し
い技術革新がつづき、印刷インキも印刷の高速化に対応
するように改良が行われている。
い技術革新がつづき、印刷インキも印刷の高速化に対応
するように改良が行われている。
しかし、印刷インキの色彩は、長年、黄・紅・藍・墨の
4色構成に変わりがなく、個々の色についても新しい発
色範囲の広い顔料の出現も望み薄の現状である。
4色構成に変わりがなく、個々の色についても新しい発
色範囲の広い顔料の出現も望み薄の現状である。
そこで、現状のプロセス印刷は黄・紅・藍の3原色によ
る2色ずつの刷り重ねで赤・緑・青紫の光の3原色に相
当する色を再現するシステムによっている。
る2色ずつの刷り重ねで赤・緑・青紫の光の3原色に相
当する色を再現するシステムによっている。
[発明が解決しようとする課題]
プロセス印刷の場合は減法混色と並置混色の併用によっ
て広範囲の色再現を行っているが、印刷インキの3原色
が理想的な分光屓射率分布を備えていないため、発色の
範囲に制約を生じ、特に−次色(黄・紅・藍)と二次色
(赤・緑・青紫)の中間の色、例えば橙・黄緑・青緑・
群青色・紫・赤紫の色相では彩度の高い色の発色が不充
分である。
て広範囲の色再現を行っているが、印刷インキの3原色
が理想的な分光屓射率分布を備えていないため、発色の
範囲に制約を生じ、特に−次色(黄・紅・藍)と二次色
(赤・緑・青紫)の中間の色、例えば橙・黄緑・青緑・
群青色・紫・赤紫の色相では彩度の高い色の発色が不充
分である。
このような欠点を補うために更に3色の原色を加えて、
上記の発色不良の部分を補おうとしたのが本発明のシス
テムである。
上記の発色不良の部分を補おうとしたのが本発明のシス
テムである。
本発明は現状のプロセス印刷のシステムを残して3色を
補う方法により、現存の顔料により高彩度の色再現性に
すぐれた印刷法を提供することを目的とするものである
。
補う方法により、現存の顔料により高彩度の色再現性に
すぐれた印刷法を提供することを目的とするものである
。
[課題を解決するための手段]
すなわち本発明は、標準条件でオフセット印刷した場合
のベタ印刷面のxYz表色系による色度が、 紅インキでY17〜22%、x0.40−0.46、y
o 、23〜0.26 橙インキでY26−33%、x0.51〜0.55、F
0.34〜0.37 黄インキでY60〜75%、x0.40−0,46,7
0,47r0.5 0 緑インキでY32〜43%、x0.19〜0.22、y
0. 34〜041 藍インキでY20〜27%、x0.16〜0.19、y
0.19〜0,23 紫インキでY14〜20%、x0.23〜0.26.7
0.14〜0.18 墨インキでY2〜8%、x0.30〜0.34、y0.
30〜0.34 の範囲内にある7色の印刷インキを用い、色環上で互い
に隣接する2色の有彩色インキと墨インキあるいは隣接
する3色の有彩色インキの刷り重ねを印刷面の部分によ
って使い分けることを特徴とする高彩度の色再現性にす
ぐれた印刷法である。
のベタ印刷面のxYz表色系による色度が、 紅インキでY17〜22%、x0.40−0.46、y
o 、23〜0.26 橙インキでY26−33%、x0.51〜0.55、F
0.34〜0.37 黄インキでY60〜75%、x0.40−0,46,7
0,47r0.5 0 緑インキでY32〜43%、x0.19〜0.22、y
0. 34〜041 藍インキでY20〜27%、x0.16〜0.19、y
0.19〜0,23 紫インキでY14〜20%、x0.23〜0.26.7
0.14〜0.18 墨インキでY2〜8%、x0.30〜0.34、y0.
30〜0.34 の範囲内にある7色の印刷インキを用い、色環上で互い
に隣接する2色の有彩色インキと墨インキあるいは隣接
する3色の有彩色インキの刷り重ねを印刷面の部分によ
って使い分けることを特徴とする高彩度の色再現性にす
ぐれた印刷法である。
ここに言う色環は第1図に示すものであり、3色の組合
せとは、「紅・橙・墨」、「橙・黄・墨」、「黄・緑・
墨」、「緑・藍・墨」、「藍・紫・墨」、「紫・紅・墨
」、「紅・橙・黄」、「橙・黄・緑」、「黄・緑・藍」
、「緑・藍・紫」、「藍・紫・紅」、「紫・紅・橙」の
12通りを指し、各組合せにおいてはその内の112色
が用いられない場合も含む。
せとは、「紅・橙・墨」、「橙・黄・墨」、「黄・緑・
墨」、「緑・藍・墨」、「藍・紫・墨」、「紫・紅・墨
」、「紅・橙・黄」、「橙・黄・緑」、「黄・緑・藍」
、「緑・藍・紫」、「藍・紫・紅」、「紫・紅・橙」の
12通りを指し、各組合せにおいてはその内の112色
が用いられない場合も含む。
本発明において、3色を追加する場合の色の選び方は、
赤・祿・青紫の光の3原色を当てる方法と、−次色、二
次色からどちらかにずらして3色を選択する方法が考え
られるが、ここでは橙色、青みの緑、紫を選んで本発明
のシステムを構成している。
赤・祿・青紫の光の3原色を当てる方法と、−次色、二
次色からどちらかにずらして3色を選択する方法が考え
られるが、ここでは橙色、青みの緑、紫を選んで本発明
のシステムを構成している。
これにより一次色が6色、二次色が6色となり発色の範
囲が拡がってくる。刷り重ねの場合は減法混色となるた
め、高彩度さを維持するには、主波長が近い色同士を刷
り重ねることが有利であるため、6色の一次色をもつこ
とは鮮やかさのキープに有力な手段として働く。本発明
のシステムでは更に暗い色をつくるために墨インキを組
み合わせて、7色によるセットインキとなる。
囲が拡がってくる。刷り重ねの場合は減法混色となるた
め、高彩度さを維持するには、主波長が近い色同士を刷
り重ねることが有利であるため、6色の一次色をもつこ
とは鮮やかさのキープに有力な手段として働く。本発明
のシステムでは更に暗い色をつくるために墨インキを組
み合わせて、7色によるセットインキとなる。
本発明の印刷法では、7色セットインキによってひとつ
の色表現システムが構成されている。このカラーシステ
ムは、墨インキの網点濃度を縦軸とした十二角錐、ある
いは表現の仕方によってはダビデの星形雑の形をもつ色
立体として表現できる(第2図参照)。
の色表現システムが構成されている。このカラーシステ
ムは、墨インキの網点濃度を縦軸とした十二角錐、ある
いは表現の仕方によってはダビデの星形雑の形をもつ色
立体として表現できる(第2図参照)。
この色立体では、周辺に高彩度色をめぐらし中心に向か
って徐々に明度が上がり中心の白色点(紙の色)に収れ
んする清色領域を頂上にもち、無彩色軸を下に向かうに
従って徐々に墨の網点レベルが増大する同一ブラックレ
ベル色平面が積み重なり、墨インキの網点濃度が大きく
なるに従い同一ブラックレベル色平面の面積は小さくな
り、やがて、墨100%で1点に収れんする。
って徐々に明度が上がり中心の白色点(紙の色)に収れ
んする清色領域を頂上にもち、無彩色軸を下に向かうに
従って徐々に墨の網点レベルが増大する同一ブラックレ
ベル色平面が積み重なり、墨インキの網点濃度が大きく
なるに従い同一ブラックレベル色平面の面積は小さくな
り、やがて、墨100%で1点に収れんする。
この色立体においては、隣接する2つの一次色の刷り重
ねによって中間色が表現されるため、−次色同士の刷り
重ねから生ずる色の濁りが比較的少ないため、色の明る
さあるいは色の濁りは、墨インキ網点濃度にほぼ依存す
る。
ねによって中間色が表現されるため、−次色同士の刷り
重ねから生ずる色の濁りが比較的少ないため、色の明る
さあるいは色の濁りは、墨インキ網点濃度にほぼ依存す
る。
そして、この色立体は一次色の隣接2色と墨の網点濃度
の3因子のみによって規定されるカラーシステムである
。従ってひとつの色の表示は三つの記号量によって表現
される。
の3因子のみによって規定されるカラーシステムである
。従ってひとつの色の表示は三つの記号量によって表現
される。
その例を示すと〔紅100%・橙0%・墨θ%]、[i
50%−黄50%・墨0%]、[緑80%・藍20%・
墨10%1等の表現となる。
50%−黄50%・墨0%]、[緑80%・藍20%・
墨10%1等の表現となる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
第3図に標準条件でオフセット印刷した場合の本発明の
システムの7色セットインキ−次色のベタ印刷面および
二次色のベタ刷り重ね印刷面の分光反射曲線を示す。こ
の内の4色は通常のプロセスインキと同一であり、それ
らの二次色のグラフは第4図に示す。これらのグラフで
は反射率が100%に近いほど色は明るく、形がシャー
プなほど鮮やかなはっきりした色ということができる。
システムの7色セットインキ−次色のベタ印刷面および
二次色のベタ刷り重ね印刷面の分光反射曲線を示す。こ
の内の4色は通常のプロセスインキと同一であり、それ
らの二次色のグラフは第4図に示す。これらのグラフで
は反射率が100%に近いほど色は明るく、形がシャー
プなほど鮮やかなはっきりした色ということができる。
また、これらの色度をマンセル色度の色相−彩度(JI
S Z−8721三属性による色の表示方法による)
図上にプロットしたものを第5図に示すが、通常の4色
プロセス印刷の場合に比較して本発明のシステムがより
広い発色範囲をもっていることが判る。この図では外側
にあるほど彩度の高い色ということができる〇 第1表は本発明の7色の印刷インキのベタ印刷面および
隣接する2色の有彩色インキのベタ刷り重ね印刷面のマ
ンセル値、主波長および色の純度を示している。
S Z−8721三属性による色の表示方法による)
図上にプロットしたものを第5図に示すが、通常の4色
プロセス印刷の場合に比較して本発明のシステムがより
広い発色範囲をもっていることが判る。この図では外側
にあるほど彩度の高い色ということができる〇 第1表は本発明の7色の印刷インキのベタ印刷面および
隣接する2色の有彩色インキのベタ刷り重ね印刷面のマ
ンセル値、主波長および色の純度を示している。
第2表は従来より用いられている4色プロセス印刷イン
キのベタ印刷面および隣接する2色の有彩色インキのベ
タ刷り重ね印刷面のマンセル値、主波長および色の純度
を示している。
キのベタ印刷面および隣接する2色の有彩色インキのベ
タ刷り重ね印刷面のマンセル値、主波長および色の純度
を示している。
(以下余白)
本実施例に用いたインキは、
第3表に示す。
第3表
紫使用印刷インキー覧表
(いずれも大日精化工業株式会社製オフセットインキ)
これらの表から従来の4色プロセス印刷に比較して本発
明の印刷法がより高彩度色あるいはより高純度の色を印
刷表現できることが明らかである。
これらの表から従来の4色プロセス印刷に比較して本発
明の印刷法がより高彩度色あるいはより高純度の色を印
刷表現できることが明らかである。
また、一般の4色プロセス印刷では、各色を異なったス
クリーン角度で製版・印刷しており、モアレが生じない
限界として、O’ 15゜45’ 75°のスクリ
ーン角度を用いている。
クリーン角度で製版・印刷しており、モアレが生じない
限界として、O’ 15゜45’ 75°のスクリ
ーン角度を用いている。
本システムでは7色の印刷インキを用いるので、理想的
に七つのスクリーン角度を用いたいが、そうするとモア
レが生ずる。製版上の工夫が必要ではあるが一つのスク
リーン角度を反対色関係にある2色すなわち「紅・緑」
、「橙・藍」、「黄・紫」で共用する方法をとることに
よってモアレ現象を回避する。本システムは部分的にみ
ると隣接2色と墨あるいは隣接3色の有彩色インキによ
る色再現システムであるため、共用してもモアレが生じ
ないこととなる。特別に反対色同士の刷り重ねを行いた
い場合には、使われていないスクリーン角度を一方の色
に用いることによって解決することができる。
に七つのスクリーン角度を用いたいが、そうするとモア
レが生ずる。製版上の工夫が必要ではあるが一つのスク
リーン角度を反対色関係にある2色すなわち「紅・緑」
、「橙・藍」、「黄・紫」で共用する方法をとることに
よってモアレ現象を回避する。本システムは部分的にみ
ると隣接2色と墨あるいは隣接3色の有彩色インキによ
る色再現システムであるため、共用してもモアレが生じ
ないこととなる。特別に反対色同士の刷り重ねを行いた
い場合には、使われていないスクリーン角度を一方の色
に用いることによって解決することができる。
[発明の効果]
本発明の方法では、XYz表色系による色度が特定の範
囲内に入るような、7色の印刷インキ、即ち、紅インキ
、橙インキ、黄インキ、緑インキ、藍インキ、紫インキ
、及び墨インキを用い色環上で互いに隣接する2色の有
彩色インキと墨インキの3色あるいは隣接する3色の有
彩色インキを刷り重ねることによって色再現をなす印刷
法であるため、従来の黄、紅、藍の三原色インキを刷り
重ね、補助的に墨インキを用いる方法と比較して高彩度
の色表現ができる利点がある。
囲内に入るような、7色の印刷インキ、即ち、紅インキ
、橙インキ、黄インキ、緑インキ、藍インキ、紫インキ
、及び墨インキを用い色環上で互いに隣接する2色の有
彩色インキと墨インキの3色あるいは隣接する3色の有
彩色インキを刷り重ねることによって色再現をなす印刷
法であるため、従来の黄、紅、藍の三原色インキを刷り
重ね、補助的に墨インキを用いる方法と比較して高彩度
の色表現ができる利点がある。
従って、本発明の印刷法は各種美術印刷、ポスター、カ
レンダー等の印刷に極めて有効である。
レンダー等の印刷に極めて有効である。
第1図は6色の一次色印刷インキの色環上の位置関係を
示し、隣接する2色あるいは3色の組合せおよび反対色
の関係が明確になるようにしている。図の中の記号はM
・・・紅インキ、0・・・橙インキ、Y・・・黄インキ
、G・・・緑インキ、C・・・藍インキ、■・・・紫イ
ンキ、B・・・墨インキの色を示し、以下の図において
も同一である。 第2図は本発明の印刷法によって表現できる色空間の形
−色立体を示している。 第3図は本発明の7色の印刷インキのベタ印刷面および
隣接する2色の有彩色インキのベタ塗り重ね印刷面の分
光反射率曲線を示している。 第4図は従来より用いられている4色プロセス印刷イン
キのベタ印刷面および隣接する2色の有彩色インキのベ
タ刷り重ね印刷面の分光反射率曲線を示している。 第5図はマンセル色度の色相−彩度グラフ上に本発明の
7色の印刷インキのベタ印刷面および隣接する2色の有
彩色インキの刷り重ねにより表現される色相・彩度を実
線で、従来より用いられている4色プロセス印刷インキ
のそれを破線で示す。 特許出願人 大日精化工業株式会社
示し、隣接する2色あるいは3色の組合せおよび反対色
の関係が明確になるようにしている。図の中の記号はM
・・・紅インキ、0・・・橙インキ、Y・・・黄インキ
、G・・・緑インキ、C・・・藍インキ、■・・・紫イ
ンキ、B・・・墨インキの色を示し、以下の図において
も同一である。 第2図は本発明の印刷法によって表現できる色空間の形
−色立体を示している。 第3図は本発明の7色の印刷インキのベタ印刷面および
隣接する2色の有彩色インキのベタ塗り重ね印刷面の分
光反射率曲線を示している。 第4図は従来より用いられている4色プロセス印刷イン
キのベタ印刷面および隣接する2色の有彩色インキのベ
タ刷り重ね印刷面の分光反射率曲線を示している。 第5図はマンセル色度の色相−彩度グラフ上に本発明の
7色の印刷インキのベタ印刷面および隣接する2色の有
彩色インキの刷り重ねにより表現される色相・彩度を実
線で、従来より用いられている4色プロセス印刷インキ
のそれを破線で示す。 特許出願人 大日精化工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 標準条件でオフセット印刷した場合のベタ印刷面の
XYZ表色系による色度(JIS Z−8701XYZ
表色系及びX_1_0、Y_1_0、Z_1_0表色系
による色の表示方法による)が、 紅インキでY17〜22%、x0.40〜0.46、y
0.23〜0.26 橙インキでY26〜33%、x0.51〜0.55、y
0.34〜0.37 黄インキでY60〜75%、x0.40〜0.46、y
0.47〜0.50 緑インキでY32〜43%、x0.19〜0.22、y
0.34〜0.41 藍インキでY20〜27%、x0.16〜0.19、y
0.19〜0.23 紫インキでY14〜20%、x0.23〜0.26、y
0.14〜0.18 墨インキでY2〜8%、x0.30〜0.34、y0.
30〜0.34 の範囲内にあり、かつ印刷インキの主成分顔料が、紅イ
ンキはカーミン6B、橙インキはパーマネントレッド2
B、レーキレッドCとジスアゾイエローの混合物、黄イ
ンキはジスアゾイエロー、緑インキは銅フタロシアニン
グリーン、藍インキは銅フタロシアニンブルー、紫イン
キはジオキサジンバイオレット、墨インキはカーボンブ
ラックである7色の印刷インキからなり、色環上で互い
に隣接する2色の有彩色インキと墨インキの刷り重ねあ
るいは隣接する3色の有彩色インキを印刷面の部分によ
って使い分けることを特徴とする高彩度の色再現性にす
ぐれた印刷法。 (ここに言う色環は第1図に示すものであり、3色の組
合せとは、「紅・橙・墨」、「橙・黄・墨」、「黄・緑
・墨」、「緑・藍・墨」、「藍・紫・墨」、「紫・紅・
墨」、「紅・橙・黄」、「橙・黄・緑」、「黄・緑・藍
」、「緑・藍・紫」、「藍・紫・紅」、「紫・紅・橙」
の12通りを指し、各組合せにおいてはその内の1、2
色が用いられない場合も含む。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18254888A JPH0775908B2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | 高彩度の色再現性にすぐれた印刷法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18254888A JPH0775908B2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | 高彩度の色再現性にすぐれた印刷法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232890A true JPH0232890A (ja) | 1990-02-02 |
JPH0775908B2 JPH0775908B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=16120210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18254888A Expired - Lifetime JPH0775908B2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | 高彩度の色再現性にすぐれた印刷法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0775908B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5255646A (en) * | 1991-11-15 | 1993-10-26 | Nippondenso Co., Ltd. | Torque fluctuation absorbing device for an engine |
JPH0657654A (ja) * | 1992-08-12 | 1994-03-01 | Kanebo Ltd | インクジェット捺染方法 |
JP2009012293A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 浸透乾燥型オフセット印刷用インキの印刷方法及び印刷物 |
JP2012147236A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置および画像形成装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4593025B2 (ja) * | 2001-07-18 | 2010-12-08 | 大日本印刷株式会社 | 熱収縮性ラベルおよびそれを用いた熱収縮性ラベル付き容器 |
US7898692B2 (en) * | 2006-11-30 | 2011-03-01 | Xerox Corporation | Rosette printing with up to five colors |
JP2008188830A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Dic Corp | プロセス印刷方法及び印刷データ作成装置 |
-
1988
- 1988-07-21 JP JP18254888A patent/JPH0775908B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5255646A (en) * | 1991-11-15 | 1993-10-26 | Nippondenso Co., Ltd. | Torque fluctuation absorbing device for an engine |
JPH0657654A (ja) * | 1992-08-12 | 1994-03-01 | Kanebo Ltd | インクジェット捺染方法 |
JP2009012293A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 浸透乾燥型オフセット印刷用インキの印刷方法及び印刷物 |
JP2012147236A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置および画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0775908B2 (ja) | 1995-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4878977A (en) | Process for manufacturing systematic color tables or color charts for seven-color printing, and tables or charts produced by this process | |
US5734800A (en) | Six-color process system | |
US7054031B2 (en) | Color reproduction process | |
SU1271381A3 (ru) | Способ четырехцветной печати | |
TW428014B (en) | Dye set for improved ink-jet image quality | |
US7465018B2 (en) | Printing system | |
US20060082844A1 (en) | Process color with interference pigments | |
EP1649684A1 (en) | Ink set with expanded color gamut and process for using same | |
JPH0232890A (ja) | 高彩度の色再現性にすぐれた印刷法 | |
US5161974A (en) | Color system | |
JP3469844B2 (ja) | 指定色部分において高彩度の色再現性に優れた印刷システムを用いる印刷方法 | |
US4062688A (en) | Set of basic printing inks for producing color tones by printing methods | |
AU2002232310B2 (en) | Method for printing a colour image | |
US6391388B1 (en) | Process for producing ceramic multicolored prints having improved reproduction quality and apparatus for implementing the process | |
AU2002232310A1 (en) | Method for printing a colour image | |
JP3624246B2 (ja) | 多色印刷物及びその印刷方法 | |
JP2010059285A (ja) | オフセットインキ印刷方法 | |
JP3680908B2 (ja) | 蛍光フルカラー印刷のための分解データ作成方法及び印 刷物 | |
JP5023849B2 (ja) | 浸透乾燥型オフセット印刷用インキの印刷方法及び印刷物 | |
JPH02220881A (ja) | 曲面物体への写真版印刷方法 | |
JP2009013288A (ja) | 浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物及び印刷方法 | |
Pollak | The Relationship between the Densities and Dot Sizes of Multi-colour Halftone Images | |
JPH05261943A (ja) | インクジェットプリンタによるカラー印刷方法 | |
CN112477458A (zh) | 一种胶印工艺及印刷物 | |
JP2010059286A (ja) | オフセットインキ印刷方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070816 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080816 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |