JPH0232717Y2 - - Google Patents

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JPH0232717Y2
JPH0232717Y2 JP1987100069U JP10006987U JPH0232717Y2 JP H0232717 Y2 JPH0232717 Y2 JP H0232717Y2 JP 1987100069 U JP1987100069 U JP 1987100069U JP 10006987 U JP10006987 U JP 10006987U JP H0232717 Y2 JPH0232717 Y2 JP H0232717Y2
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inner cutter
pill
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rotating body
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JP1987100069U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、衣服等の表面に発生した毛玉を切除
するための電気毛玉取り機に関し、さらに詳細に
は、一旦切除された毛玉くずを毛玉くず収納部へ
移送する技術に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の電気毛玉取り機としては、第6
図に示す如く、ケースに固定された固定外刃1
と、モータ収納部2内に固定されたモータ3と、
このモータ3のモータ軸4の先端部にて枢着さ
れ、固定外刃1の内側に位置した可動内刃5と、
可動内刃5の後方において空洞部6を画成すべき
仕切壁6aと、空洞部6に連通する毛玉くず収納
部7と、空洞部6内においてモータ軸4に枢着さ
れた掃き出しフアン8と、から大略構成されてお
り、衣服等の表面に存在する毛玉9に対し固定外
刃1を押し当てることによつて毛玉9は固定外刃
1と可動内刃5との働きにより切除され、切除さ
れた毛玉くず9aは、掃き出しフアン8による仕
切壁6a方向の送風によつて空洞部6内へ引き込
まれ、毛玉くず収納部7へ移送されるものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記電気毛玉取り機にあつて
は、次の問題点がある。
回転される掃き出しフアン8自体の空洞部6
内の空気に対する空気抵抗が非常に大きいこと
から、モータ3の負荷が大きく、電源電力をす
こぶる消費し、内蔵電池などの交換サイクルを
早めることとなる。
また、掃き出しフアン8の回転によつて発生
した気流を毛玉くず収納部7の方向へ定常的に
導くためには、毛玉くず収納部7の底部などに
空気抜き孔7aを設けることが必要となり、こ
のため、この空気抜き孔7aを介して微細な毛
玉くずが外部へ放出されてしまい、毛玉くずの
収納処理が不完全となる。
(考案の目的) 本考案は、上記問題点を解決するものであり、
その目的は、掃き出しフアンの風圧による強制的
な毛玉くずの移送を利用するのではなく、特殊構
造の回転体の回転による空洞部内の毛玉くずの放
射方向への振り向けによつて、切除された毛玉く
ずの毛玉くず収納部への移送を円滑にし、しかも
消費電力を軽減し得る電気毛玉取り機を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係る電気毛
玉取り機の構成は、次の2つの特徴的構成要件を
有する。
空洞部内のモータ軸にて枢着され仕切壁に対
して対向する回転体があること。
この回転体は、回転板と、この回転板面のう
ち可動内刃に臨む面上において回転中心の周り
に立設され、少なくとも回転方向へ向く起立面
を具える複数の凸起体とからなること。
ここで「複数の凸起体」は、例えば、回転板の
周縁寄りに夫々立設されていることが望ましい。
また、「複数の凸起体」は、例えば、ほぼ同心円
上で2n等分割の放射線上において夫々立設されて
いることが望ましい。更に、「起立面」のうち回
転板の周縁側部分は所定のバツクワード角を有す
ることが望ましい。
(作用) かかる特徴的構成要件を有する電気毛玉取り機
によれば、固定外刃と可動内刃との協働作用によ
つて切除された毛玉くずは空洞部内へ導入される
が、空洞部内を浮遊滞留せんとする毛玉くずは、
回転体の回転に伴うその放射方向への風圧並びに
その複数の凸起体による遠心力の付与によつて、
空洞部内から順次毛玉くず収納部へ振り向けられ
て移送されることとなる。
(実施例) 次に、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は、本考案に係る電気毛玉取り機の第1
実施例を示す縦断面図である。
電気毛玉取り機20の本体ボデイ21内は、モ
ータ収納部22と空洞部23と、これに連通する
毛玉くず収納部24とに画成されている。モータ
収納部22にはモータ25及び電池(図示せず)
等が収納されている。26は固定外刃で、外刃台
27にて固定されている。この固定外刃26は、
第2図に示す如く、多数の刃孔26aを有する湾
曲円形である。モータ25のモータ軸25aは、
空洞部23内へ延出されており、その先端部には
内刃台28が固定されている。この内刃台28に
は可動内刃29が弾発的に起立している。空洞部
23とモータ収納部22とは仕切壁30によつて
仕切られている。空洞部23内のモータ軸25a
には回転体31が取り付けられている。
この回転体31は、第2図に示す如く、回転板
32と、この回転板面の可動内刃29に臨む面3
2a上において立設された複数の凸起体33とか
ら構成されている。凸起体33は、第3図に示す
如く、回転板32の周縁寄りに立設されており、
各凸起体33は同心円上の位置で2n等分割(本実
施例では4等分割)の放射線上の位置にて立設さ
れている。本実施例における凸起体33は直方体
形として回転板32と一体的に構成され、回転方
向へ向く面33a及びその反対面は、その他の面
に比して大きな面積を有している。
上記実施例の作用効果を説明すると、まず、回
転する可動内刃29によつて毛玉9が切除される
と、可動内刃29の回転に伴う空気流により毛玉
くず9aは空洞部内23内へ引き込まれるが、可
動内刃29の回転と共に、これと同期して回転体
31も回転するため、空洞部23の仕切壁30寄
りにおいては回転軸25aに対してその放射方向
への気流が絶えず発生している。したがつて、空
洞部23内で浮遊する毛玉くず9aはその風圧及
び多数の凸起体33によつて付与される遠心方向
への力により、順次放射方向へ振り払われるの
で、毛玉くず9aは空洞部23内から毛玉くず収
納部24へ円滑に移送され、空洞部23内に留ま
ることもなく毛玉くず収納部24内に収納される
こととなる。
凸起体33を有する回転体31の回転駆動の負
荷は、従来使用されていた掃き出しフアン8(第
6図参照)のそれに比し、前方から後方への気流
を発生させるものでなく、回転中心付近からその
遠心方向へ気流を発生させるものであることか
ら、比較的僅少となるので、消費電力の軽減を図
ることができる。また、回転体31へ向かう毛玉
くず9aを放射方向の気流及び凸起体33による
偏向力を以て毛玉くず収納部24に対し振り向け
る作用があるので、毛玉くず9aが徒らに空洞部
23内に浮遊滞留することがなく、順次円滑な毛
玉くず収納部24への移送が実現される。回転体
31は空洞部23の後方位置にあるため、モータ
軸25aの先端部に固定された可動内刃28に対
してバランサの役割を果すので、可動内刃28の
首振り運動が抑制され、可動内刃29の局部的摩
滅やモータ25のトラブルなどが低減される。回
転体31はフライホイール(慣性モーメントが
大)としても機能するから、毛玉9の切除毎の断
続的負荷を均等化できるので、首振り運動なきモ
ータ軸25aの定常的回転が実現され、切除ムラ
のない電気毛玉取り機を提供できる。特に、凸起
体33はできる限り回転板32の周縁寄りに形成
されていることから、回転体31の慣性モーメン
トは最大限に大きいので、定常的回転をより実現
できると共に、放射方向への風量も増大する。更
にまた、凸起体33は4等分放射線上で夫々回転
対称位置に起立しているから、各凸起体33の受
ける空気抵抗が相殺され、回転体31がモータ軸
25a方向へ歪みながら回転することなく、円滑
かつ安定的な回転となり、可動内刃29に対する
バランサ的効果が顕著なものとなる。加えて、製
造上の利点としては、従来の掃き出しフアンの製
造に比し、回転体31には表裏を貫通する隙間が
ないことから、その形状の単純性からして製造が
極めて容易かつ安価で、モータ軸25aなどと一
体的製造が可能であり、部品点数の減少及び組付
け工数の削減を図り、低廉な電気毛玉取り機の量
産が可能となつた。
第4図は、本考案に係る電気毛玉取り機の第2
実施例における機構系を示す分解斜視図である。
なお、第2図に示す部分と同一部分には同一参照
符号を付し、その説明を省略する。
第2実施例の第1実施例と異なる点は、回転体
40の形状にある。回転体40は、回転板41
と、この回転板面のうち可動内刃29に臨む面4
1a上におて立設された複数の凸起体42とから
構成されている。第1実施例と同様に、凸起体4
2は回転板41の周縁寄りに立設されており、各
凸起体42は同心円上の位置で8等分割の放射線
上の位置にて立設されている。第2実施例におけ
る凸起体42は、回転方向に向く起立面42aを
有すると共に、この起立面42aに対しバツクワ
ード角αをなす斜交面42bを有している。凸起
体42の高さ分布は内側斜面部と平坦頂面部と外
側斜面部とからなる山形状を呈しており、外側斜
面部の起立面が上記斜交面42bに該当する。な
お、この外側の斜面は、必ずしも必要ではなく、
内側斜面部と平坦頂面部とからなるものであつて
も、適当な位置に、斜交面42bを設ければよ
い。
第2実施例においては、凸起体42にバツクワ
ード角αをなす斜交面42bが形成され、起立面
42aから若干逃がした関係にあるので、起立面
42aに当つた毛玉くず9aは回転板41の周方
向へ押しやられるのではなく、より遠心方向へ向
けて押しやられることになる。即ち、斜交面42
bの存在によつて、より積極的な遠心方向への風
圧と直線的な毛玉くず9aの跳ね返しが実現され
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る電気毛玉取
り機は、可動内刃の内側に掃き出しフアンをモー
タ軸に枢着するのではなく、空洞部の仕切壁寄り
に凸起体を複数有する回転体をモータ軸に枢着し
たものであるから、次の効果を奏する。
凸起体を有する回転体は、その放射方向へ気
流を発生するものであるから、従来の掃き出し
フアンに比し、駆動負荷が比較的小さいので、
消費電力の軽減を達成でき、内蔵電池の交換サ
イクルが長くなる。
空洞部内に至つた毛玉くずは、回転体の回転
による放射方向への気流に従う流体的移送と、
複数の凸起体による遠心方向への力学的跳ね返
しとを以て、協働作用的に毛玉くず収納部へ移
送されるので、毛玉くずの円滑かつ効率的な移
送収納が実現される。特に、起立面のうち回転
板の周縁側部分が所定のバツクワード角を有す
る場合には、かかる効果がすこぶる顕著なもの
となる。
回転体は可動内刃のバランサ的機能を果すこ
とから、可動内刃の首振り運動を抑制でき、毛
玉の切除ムラを減らすことができる。特に、複
数の凸起体をほぼ同心円上で2n等分割の放射線
上において夫々立設した場合には、凸起体の存
在にも拘らず、回転体は歪みなく回転すること
となるので、モータ軸自体の偏心的回転が抑制
され、可動内刃の首振り回転が極力防止され
る。
回転体はモータ軸のフライホイール的作用を
有するので、切除毎の断続的負荷を緩和でき、
定常的回転が実現され、上記の効果と相まつ
て、毛玉の切除ムラのないスピーデイーな切除
を行うことができる。特に、複数の凸起体を回
転板の周縁寄りに夫々立設した場合には、上記
の効果が顕著となることは勿論、回転体の慣
性モーメントがより大となるので、極めて安定
的な回転状態を実現でき、毛玉の効率的切除を
行うことができる。
回転体の形状が従来の掃き出しフアンの形状
と較べて単純であることから、モータ軸及び内
刃台などとの一体的形成が可能となり、部品点
数及び組付工数の削減によつて、安価な電気毛
玉取り機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る電気毛玉取り機の第1
実施例を示す縦断面図である。第2図は、同実施
例における機構系を示す分解斜視図である。第3
図は、同実施例において使用される回転体を示す
平面図である。第4図は、本考案に係る電気毛玉
取り機の第2実施例の機構系を示す分解斜視図で
ある。第5図は、同実施例において使用される回
転体を示す平面図である。第6図は、従来の電気
毛玉取り機の一例を示す縦断面図である。 22……モータ収納部、23……空洞部、24
……毛玉くず収納部、25……モータ、25a…
…モータ軸、26……固定外刃、26a……刃
孔、29……可動内刃、30……仕切壁、31,
40……回転体、32,41……回転板、32
a,41a……可動内刃に臨む面、33,42…
…凸起体、33a,42a……起立面、42b…
…斜交面、α……バツクワード角、9……毛玉、
9a……毛玉くず。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 多孔を有する固定外刃と、モータ収納部内に
    固定されたモータと、このモータ軸の先端部に
    て枢着され該固定外刃の内側に位置する可動内
    刃と、該可動内刃の後方において空洞部を画成
    すべき仕切壁と、該空洞部に連通する毛玉くず
    収納部と、該空洞部内の該モータ軸にて枢着さ
    れ該仕切壁に対して対向する回転体とを有して
    なり、該回転体は、回転板と、この回転板面の
    うち該可動内刃に臨む面上において回転中心の
    周りに立設され、少なくも回転方向へ向く起立
    面を具える複数の凸起体とからなることを特徴
    とする電気毛玉取り機。 (2) 前記複数の凸起体は、前記回転板の周縁寄り
    に夫々立設されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の電気毛玉取り
    機。 (3) 前記複数の凸起体は、ほぼ同心円上で2n等分
    割の放射線上において夫々立設されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項に記載の電気毛玉取り機。 (4) 前記起立面のうち、前記回転板の周縁側部分
    が所定のバツクワード角を有することを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項
    のいずれか一項に記載の電気毛玉取り機。
JP1987100069U 1987-07-01 1987-07-01 Expired JPH0232717Y2 (ja)

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JP1987100069U JPH0232717Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

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JPS647294U JPS647294U (ja) 1989-01-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6244099B2 (ja) * 1981-11-13 1987-09-18 Tokyo Shibaura Electric Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239833Y2 (ja) * 1979-03-07 1987-10-12
JPS59160593U (ja) * 1983-04-15 1984-10-27 丸山 静子 衣服の毛玉取器
JPH0311272Y2 (ja) * 1985-09-05 1991-03-19

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JPS6244099B2 (ja) * 1981-11-13 1987-09-18 Tokyo Shibaura Electric Co

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JPS647294U (ja) 1989-01-17

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