JPH0232639A - 通信線障害検出機構 - Google Patents

通信線障害検出機構

Info

Publication number
JPH0232639A
JPH0232639A JP63182867A JP18286788A JPH0232639A JP H0232639 A JPH0232639 A JP H0232639A JP 63182867 A JP63182867 A JP 63182867A JP 18286788 A JP18286788 A JP 18286788A JP H0232639 A JPH0232639 A JP H0232639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
waveform
line
communication line
fault
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63182867A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadanori Yamashita
忠徳 山下
Koji Kimotsuki
肝付 浩司
Isao Haruno
春野 勲
Yoshiharu Inoue
井上 祥治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI ELECTRON KK
Original Assignee
ASAHI ELECTRON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASAHI ELECTRON KK filed Critical ASAHI ELECTRON KK
Priority to JP63182867A priority Critical patent/JPH0232639A/ja
Publication of JPH0232639A publication Critical patent/JPH0232639A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 この発明は、ツイストペア線を用いた平衡2線式シリア
ル通信線(以下、単に通信線と称する)の過信障害検出
機構に関する。詳しくは、通信線の正極性、負極性の各
信号振幅と位相を検出し、これらの信号波形情報を現に
障害を持つ現用通信線を介して他の制御装置へ通報し、
通信障害区間と障害の種類を解析する通信障害検出機構
に関する。
B 従来の技術 原材料のタンクヤード、ベルトコンベアによる生産現場
、または、新聞社の大型印刷用輪転機のように多くの監
視点、制御点が空間的に広く分散しているシステムに於
て、各監視点、制御点にある入出力端末とホストコンピ
ュータとをシリアル通信線を用い、マルチドロップ方式
で結ぶことが一般に広く行われている。
この様な3ffif!システムに於て、通信線が正しく
接続されている時は非常に高いflit頼性が確保され
るが、新規に設置された通信線は誤配線、@絡等の障害
を含む可能性が高いがその点検は、物理的、空間的床が
りが大きく点検箇所、点検項目も多いため多くの人手と
時間を要し理想的な点検を行うことは不可能に近い。従
って、従来は「正しく通信が行われている」ことをもっ
て「正しく配線されている」との判断がされていたが、
実際には、この判断は全く正しくない。例えば、環境の
良い机上で、通信距離が短い時は通信線の1線が断線し
た場合に於いても通信は正しく行われてしまうことがあ
る。同様に、通信線の両端に設置されるべき終端抵抗の
一方が外れても、あるいは、二重、三重に設置されても
、また、グランドラインが外れても通flは正しく行わ
れることがある。極端な場合は平衡2線が短絡した時も
短絡点から遠い端末は通信に成功することがある。
以上に述べたように平衡2線式シリアル通(fi線は多
少の障害にもかかわらず不安定ながら機能を果たしてし
まう、見方によっては信幀性が良いと言えるが、従来よ
り通tS線のこのような特性に対する認識が薄く、保守
性の点では濡願性の良さが逆に問題を複雑にし、障害の
発見をより困難なものとしていた。以上の理由により、
新規に設置された分散システムに於いて、立ち上げ時の
点検が不十分のまま本運転に入り、数カ月後に環境条件
の変化等の理由により動作不安定等の症状が現れ、シス
テムダウンとなる実状があった。
C発明が解決しようとする問題点 以上に述べた理由により、通信障害箇所の発見方法は配
線の目視点検または信号波形の観測等の人手による以外
に適当な手段が無く、また、1台の端末の障害で全体が
混乱することもあり、故障箇所の特定が困難で点検に経
験豊富な専門技術者が必要だが技術者不足の現状もあり
充分な点検が行えなかった。要員の問題が解決したとし
ても現場環境によっては点検困難な場所もあった。従来
より、この様に困難な通信線の点検作業を人手によらず
、低コストで行う方法が望まれていた。
D 問題を解決するための手段 (1) 第1図に於て、ツイストペア線を用いた平衡2
綜式シリアル通信線1(以下、単に通信線と称する)に
それぞれ互いに離れて複数の通信ノード7から10を接
続する。前記複数の通信ノード7から10の各々に関連
して、第2図に示すように、グランドラインの断線を検
出するためのバイアス印加手段31と、波形検出のため
の波形検出インターフェイス29と、波形検出手PJL
30とを設ける。さらに通信を行なうために通信インタ
ーフェイス25、通信手段26、信号処理手段27、記
憶手段28を設ける。
(2) 第3図おいて、通fs線1にそれぞれ互いに離
れて通信制御装置11と、枚数の通信端末12から14
とを接続する。第4図に示すように、通11制御装fl
fllにバイアス印加手段31、通信インターフェイス
25、通信手段26、信号処理手827、記憶手段28
を設ける。複数の通信端末12から14のそれぞれに波
形検出インターフェイス29と波形検出手段30、通信
インターフェイス25、通信手段26、信号処理手段2
7、記憶手段28とを設ける。
(3) 第1図から第4図に於て、通信線の終端回路2
.3を第7図の2に示す抵抗器35.36.37.38
で構成する。
以上のように構成する。
E 作用 次に本発明の作用を述べる。
通信線に接続された、この発明にかかる通信障害検出機
構を持つ複数の通信ノードまたは通f8端末に於いては
、これらの各装置が受(fi した信号の振幅と位相を
検出し、障害情報として記憶する。
記憶された各装置の障害情報は、障害が検出された現用
通f1Mを介して他の装置へ伝送することができる。な
ぜならば、一般的に通信不可能な障害が突然発生するこ
とは少なく1、通信可能な複数の障害要因が重なった時
に通信不可能となり、小数の障害要因を持つ初期の障害
段階では通信可能な場合が多い。従って、通信不可能な
障害内容でないかぎり、各装置が受は取った互いの障害
情報を基に通信線の障害区間とその具体的な障害の種類
、即ち、1m@線、線間短絡、終端抵抗の過不足、イン
ターフェイスIC故障、等を検出することができる。こ
こで、全く通信不可能な場合はむしろ原因の把握が容易
であり本発明の対象外である。
F 実施例 以下に、図面を用いてこの発明の詳細な説明する。図面
の符号は特に区別する必要の無い限り全図面を通して同
一の符号が用いられている。第1図から第4図はこの発
明の一実施例を示す図である。第1図はいわゆるN:N
iff111方式に対する一実施例を示すネットワーク
図である。第2図は第1図に対応した障害検出機構の構
成例を示す図である。第1図に於いて、通信ノード7か
ら10はこの通信システムに於いては全く同一の優先度
を有し、通信線1で相互に接続されている。更に通信線
の両端は終端回路2.3が取り付けられている。各通信
メートは互いに他の障害情報を知ることができ、互いの
通信線上の位置も分かっているので徨に述べる方法によ
り障害の種類とその障害区間を判定できる。第2図に於
て、分散設置された各通信ノード7.8は全く同一の内
部構造を有し、通信インターフェイス25、通信手1’
j2B、信号処理手段27、記憶手段28、バイアス印
加手段31、波形検出インターフェイス29、波形検出
手段30から構成されている。なお、この図では通f8
ノード7.8のマンマシンインターフェイスまた゛はプ
ロセスインターフェイスは省略されている。
第3図はいわゆる1:N5fflflit方式に対する
一実施例を示すネットワーク図である。第4図は第3図
に対応した障害検出機構の構成例を示す図である。第3
図に於いて、通信制御装置11と分散設置された通信端
末12から14とが通f!11で相互に接続されている
。更に通信線の両端は終端口路2.3が取り付けられて
いる。通信制御装置11は各端末12から14の通信障
害情報を読み込み、あらかじめ分かっている互いの通信
線上の位置を参考とし、徨に述べる方法により、障害の
種類とその障害区間を判定できる。第4図に於て、通信
制傳装rl111は、通信インターフェイス25、通信
手段26、信号処理手段27、記憶手段28、バイアス
印加手段31から構成されている。一方、各端末12は
、通信インターフェイス25、通信手段26、信号処理
手段27、記憶手段28、波形検出インターフェイス2
9、波形検出手段30から構成されている。なお、この
図では通信制御装置t11と端末12のマンマシンイン
ターフェイスまたはプロセスインターフェイスは省略さ
れている。
次に、少し複雑な通信ネットワークに於ける従来の障害
検出状況について述べる。第5図は第4図に対してリピ
ータ19を用いて通信線を延長した場合のネットワーク
図である。1と4は通信線、2.3と5.6は終端回路
、11は通信M御装置、12から18は端末を表す。い
ま、通信線1のx点92で障害が発生した時、致命的障
害でない限り、通信開制御装置11から行なう通信応答
試験に対して、短時間内では全てが正常に動作している
ように見えるが、長時間に渡る動作試験に於いては全て
の通信端末について不規則に通信エラーが検出される。
その主な理由の一例としては、通信線1は不平衡状態に
あるため、わずかなノイズによる通信線1の乱れはりビ
ータ19により通信線4に伝えられるのでシステム全体
が不安定な状態となる。従って、通信制御装置からの動
作l11認では障害端末を特定できず、障害の検出方法
は各通信端末の受信信号の確認または通信線の点検に依
らざるを得ない。
次に、第5図に於いて、本障害検出機構の効果を述べる
。通信線1上の障害点92に起因する障害波形はリピー
タ19により増幅され、波形整形され正常な振幅を持つ
信号として通信ll14に伝えられる。この時、通信線
1上の各通信端末が検出する波形は障害点92と各端末
との位置関係に対応した障害波形となり、通信線4上の
各通イS端末は正常な振幅を検出する。従って、端末1
2から14ではそれぞれ異なった障害すn報が検出され
る、が端末15から18では異常振幅は検出されない。
障害点92が95へ移動した時は、通信線1上にある端
末と通信線4上にある端末の障害情報の関係が逆になる
だけでやはり障害を検出できる。通信制御装置11はこ
れらの通信端末の障害情報を読み込むことにより、あら
かじめ分かつている互いの通信線上の位置を参考とし、
後に述べる方法により、障害の種類とその障害区間を判
定できる。
第6図は第5図に対して簡略化した実施例を表す。1と
4は通信線、2.3と5.6は終端回路、11は通信制
御装置、20と21及び22から24は障害検出機能を
持たない端末を表す。12及び13は障害検出機構を持
つ端末を表す。19はリピータである。第6図のネット
ワーク構成に於いても、障害点92.93.95等が、
通信線1または4のいずれにあるかを検出できる。実際
のネットワークはさらに複雑であるので、第6図の方式
に於いても障害点の検出の省力化を行なうことができる
次に、本障害検出機構の詳細について説明する。
第2図及び第4図に示された符号25から31の各機能
単位の動作は全く同様であるから、説明を簡単にするた
めに以後は第4図を用いて説明する。
第7図は第4図に示された通信IIjS1と終端回路2
.3の詳細な関係を示す。第2図に於ける通信1IA1
は第7図に示すように、+DATA32と−DATA3
3と記された一対のツイストペア線と5GND34と記
されたグランドラインの3本の導線から構成されている
。また、第2図に示された終端回路2.3は第7図中の
点線内2.3に示される様に抵抗器35.36.37.
38でブリッジを構成し、その一端を信号基準点39に
接続し、他端をプルアップ電11i40へ接続されてい
る。更に各抵抗器の値は、ブリッジの他の対角に接続さ
れているツイストペア線32.33から見たインピーダ
ンスがツイストペア線の特性インピーダンスに近くなる
ように、またグランドライン34に対して、ツイストペ
ア線32.33の電圧がプルアップ電源4oの約1/2
となるように選んである。この様な終端回路の構成は一
般に行われている単にツイストペアI@32.33間に
終端抵抗を取り付ける方法に比べ、通信線の片線断線ま
たは短絡時の伝送をより確実にする効果がある。しかし
、本発明は終端法をこの方式のみに限定するものではな
く、如何なる終端法に於いてもある程度の効果が期待で
きる。
第8図は第2図中の通信インターフェイス25の詳細を
示す。第8図に於いて、42はツイストペアII!32
.33へ信号を送出するためのライントライバ、43は
受信するためのラインレシーバである。44は障害発生
時にこれらのインターフェイスの焼損事故を防止するた
めの保護抵抗である。 ここで、 +DATA32、−
DATA33.5GND34はそれぞれ第7図に示す通
信線32.33.34に接続されている。第8図のライ
ンレシーバ43は常に受イ8可能であり、ライントライ
バ42は通常は通信線から切り離されているが送f8時
には送信開始信号46により通信線に接続される。以上
の第8図の範囲は公知であるが、従来見過ごされていた
1つの信号を3本の導線を用いて伝送している平衡2線
式通1mmの冗長性に着目したとき本発明が可能となっ
た。
次に、第9図を用いて障害検出機構の一構成例について
説明する。同図に於いて、点線内の29.30.31は
第4図(または第2図)のそれぞれ波形検出インターフ
ェイス、波形検出手段、バイアス印加手段に対応してい
る。48及び49はそれぞれ通信線とのインターフェイ
ス機能を兼ねた電圧比較器から構成されている。これら
はそれぞれ通信線の+DATA32と−DATA33の
グランドライン34に対する正極性m幅検出と負極性振
幅検出を行なう。これらの電圧比較器48.49の比較
基準電圧は、例えばDA変換機能を持つ振幅比較設定器
50を介し、イ8号処理手段27からの振幅比較設定6
0により任意に設定できる。
電圧比較器48及び49のパルス状の検出出力はそれぞ
れ52.53のモノマルチバイブレータ等によりパルス
幅を拡大され、正極性1!幅情報58、負極性振幅情報
59となり18号処理手段27で処理される。一方、電
圧比較器48及び49のパルス状の検出出力は、例えば
排他的論理和回路とローパスフィルタで構成された位相
検出器51により処理され位相情報57となり18号処
理手段27へ読み込まれる。抵抗器44.54及びスイ
ッチング素子55とでバイアス印加手段31を構成して
いる。信号処理手段27からのバイアス印加指令61に
よりスイッチング素子55を作動させてグランドライン
34にバイアス電圧を加え、その時の正極性振幅情報5
8、負極性振幅情報59によりグランドラインの断線を
検出する。。
次に、障害検出原理を説明する。
第10図から第14図に種々の障害に対する波形観測の
一例を示す。各波形の上下に書かれた数字はそれぞれ波
形の最高値、最低値の実測値の一例を示す。正極性(1
号波形62、負極性信号波形63、差動信号波形64は
比較のための正常時の波形であり各々第8図の+DAT
A32と5GND34間、−DATA33と5GND3
4間及び+DATA32と−DATA33間で測定され
た波形である。
まず通信線が正常な場合について説明する。第10図に
於いて、正極性信号波形62と負極性信号波形63との
関係は位相(または論理)が反転している。差動18号
波形64は、正極性信号波形62から負極性信号波形6
3を差し引いた関係にあり、第8図に於けるラインレシ
ーバ43により波形整形され、受信信号すなわち第4図
の通信手段26へ引き渡される受信信号となる。この時
、第8図に於けるラインレシーバ43は差動入力電圧6
4(7)+0.2V以上を論理” 1”  −0,2v
以下を論理II Q Hと認識する。
次に、第10図を用いて通信線断線時の18号波形の一
例について説明する。第3図の×印92の点に於いて、
第7図に示す+DATA32または−DATA33の通
信線が断線した場合に、通信制御装置11が送信した1
8号を通信端末13で受イ8した信号波形の一例を第1
0図に示す。同図に於いて、正常な場合の各部の波形6
2.63.64に対して、65.66.67及び68.
69.70は著しい差異が認められる。この断線例の波
形に共通する特徴は65と66または68と69に論理
反転関係が認められない点と、波形67.70の振幅が
小さい点にある。この障害例に於いて、差動波形67.
70は±0.2V以上であるからラインレシーバ43は
正常に作動し通信に成功している。 (ここで通信端末
12で受信した信号波形は、後で述べる第12図の終端
回路不足の波形と等価となる。)従って、通ずs線32
.33の断線は位相情報57により検出され、さらに3
2.33のいずれの障害かは振幅情報58.59により
検出さ汰 これらの障害情報は通信線32.33を介し
て通信制御袋″f111へ伝送される。
次に、第11図を用いてグランドラインの断線検出原理
を説明する。同図に於いて波形71.72.73で分か
るように、通常はグランドラインの断線は通信に対して
何の障害も与えない。但し、グランドライが断線しては
ならない理由としては、第一に、グランドラインの断線
状態で、通信線32.33に高νλ同相ノイズが誘導し
た場合は通信インターフェイス25が破壊されることが
あり、第二に、グランドラインの断線と通信線32.3
3の何れかの片線断線が同時に発生した時は、通信不能
に陥るので、グランドラインは必ず接続されていなけれ
ばならない。本障害検出機構に於、いては、主に第二の
理由により正常時はグランドラインが接続されているこ
とを前提としている。第3図の障害点92に於てグラン
ドラインの断線が生じた時、通信制御装w111からグ
ランドラインへバイアス電圧を印加しグランドラインの
断線を検出する例を述べる。第9図に示すバイアス印加
手段31によりグランドライン34にバイアス電圧を加
えた場合に通信端末12.13が受信する波形を第11
図に示す。同図に於いて、グランドラインが正常に接続
されている通信端末12の受信波形は波形74.75の
ように加えたバイアス電圧に相当する電圧だけ波形が上
にシフトしtriim情報58.59で検出されるが、
グランドラインが断線している通信端末13の受信波形
は波形71.72のように何の変化も検出されない。
次に、終端回路の設定ミスの検出について説明する。第
3図に於いて終端回路2.3は一般的(二11から14
の全ての装置に取り付は可能な構造になっており、ネッ
トワーク構築時に通信線の両端に位置する装置の終端回
路を有効となるように設定する。同図の場合は通信制御
装置11と通イ8端末14とに終端回路を取り付ける。
従って、通信線を延長した場合または保守のために装置
11から14を交換した場合に終端回路の設定ミスが起
こる。第12図を用いて終端回路の設定ミスの検出原理
を説明する。いま第3図中の通信制御装W111から送
信し端末14で受信するとき、終端回路2.3の他に終
端回路が1個多く設定された場合の例を第10図の波形
77.78.79に示す、また同様の送受信条件で第3
図中の終端回路3が設定されてない場合(または第3図
×印94の点で通信線32.33の両線断線した場合)
の例を第10図の波形80.81.82に示す。この様
な場合も同様に第9図に於ける振幅情報58.59によ
り検出し、この障害情報は現用通信線を介して伝送可能
である。
次に、通信線に短絡が生じた場合について説明する0例
えば、第3図中の通信制御装置N!llから送信し端末
14で受信するとき、X印94の点で短絡が生じた場合
に、第13図の波形83.84.85は第7図中の通信
線32とグランドライン34が短絡した場合、また波形
86.87.88は通信線33とグランドライン34が
短絡した場合を示す。波形85.88が示すように短絡
点から離れた通信端末は通信に成功する。この障害情報
も、第9図に於ける振幅情報58.59により検出し、
現用通信線を介して伝送可能である。第入4図の89.
90.91は同様の送受f8条件のもとに第3図の×印
94の点で通信線32.33が短絡した場合の波形例を
示す。この場合は、信号の高レベルは変化しないが、低
レベルは短絡により浮き上がる。この様な波形の検出は
第9図に於いて、tm幅比較股設定0を高レベルから低
レベルへ徐々に走査しつつtm幅情報58.59をチエ
ツクすることにより検出できる。この障害情報は現用通
信線を介して伝送可能である。
次に、以上に述べた現用通信線を介して第3図中の通信
制御装置11に収集された各端末の障害情報を障害パタ
ーンとして認識し、障害の種類と区間を解析する方法の
一例を第15図を用いて説明する。
第15図は第10図から第14図に示された通f8障害
波形に対し、第9図に示された振幅比較設定60を高レ
ベルから順に4.0■、3.5v、2.0■、0.9v
、0.Ovと設定した時の正極性1!ii幅情報58、
負極性振幅↑n報59、位相・Iff報57の状態をま
とめた障害パターン−覧表を示す。例えば、第10図の
正常な波形62.631;ついて第9図を用いて第15
図の作成手順を説明する。初めに振幅比較設定60を4
.0■に設定すると、正極性信号波形62の最大値は3
.7vであるので正極性信号情報58は論理+l ON
となる。同様に負極性18号情報58も論理°°0”°
となる。位相情報57は同相とみなされ論理II O1
1となる。従って、4.OVの項の十M、−MS Pは
0.0.0、となる。次に振幅比較設定60を3゜5V
l:設定すると、正極性信号波形62の最大値がtmm
幅比段設定60越えるので正極性信号情報58は論理+
1111となる。同様に負極性信号情報58も論理+1
111となる。位相情報57は18号波形62と63が
逆相であるから論理111 IIとなる。
従って、3.5V(7)項ノ+M、  −M、  Pは
1.1.1、となる。以下同様に処理を行なう。ここで
振幅比較設定60の設定手順はあらかじめ信号処理手段
27にプログラムすることもできるが、通信線を介して
通信制御装置11から指令することもできる。第15図
により第10図から第14図の障害例に於いて障害の種
類が識別可能である。
また、第3図の×印92で示される障害点の前後にある
端末12と13では第15図の障害情報パターンが急変
することから障害区間を特定できる。更に、第15図の
障害パターンのみでは判断しかねる微妙な場合に於いて
も全ての端末の障害情報を一括して認識することにより
障害が明確になることもある。例えば、第3図の×印9
4で示される障害点で片線断線が起きた場合は通fli
t制御装置11(送信端)から遠い端末はど大きなtJ
AI!lの信号を受11 L、また片線短絡が起きた場
合は逆に通信制御装ri111(送信端)に近い端末は
ど大きな振幅の信号を受イ8する。第3図のX印93で
示される端末13の引き込み線で断線障害が起きた場合
は端末13のみについて障害が検出される。
G 発明の効果 以上の説明のように、本発明によれば、新規に施工され
た通信システムの誤配線等を含む通信障害の検出を人手
によらず行え、また熟練した専門技術者も不用なことか
ら、試運転に要する人件費を大幅に削減することができ
る。
また、この発明の波及効果として、本障害検出機構によ
り点検された通信システムは、平衡2#lI式シリアル
通信線が持つ本来の高ず8頼性を発揮し、多くの場合は
、障害の存在にもかかわらずシステムの機能は維持可能
なため、また障害が致命的に至る前にその障害区間と詳
細な障害状況の把握ができ、適当な障害対策が可能なこ
とがら、障害の発生と同時にシステムダウンに陥ること
はなくなった。
また、本発明によれば、一般に行われているように診断
のための専用通信回線を別に設置することもなく、信頼
性の確保のための予備回線を設置することもなく目的を
達成することができ、最小の設備コストで、人手を蟲小
に押え、システムの稼働率を大幅に改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はN:N通信方式に対する一実施例を示すネット
ワーク図。第2図は第1図に対応した障害検出機構の構
成例を示す図。第3図は1:N通信方式に対する一実施
例を示すネットワーク図。 第4図は第3図に対応した障害検出機構の構成例を示す
図。第5図は第3図の1:  N3111信ネツトワー
クの拡張図を示す。第6図は第5図に対し障害検出機構
を省略した実施例を示す。第7図は終端回路と通信線と
の関係を表す詳細図、第8図は通信インターフェイスの
詳細図を示す。第9図は波形検出インターフェイス、波
形検出手段、及びバイアス印加手段の詳細実施例を示す
。第10図は平衡2線通信線の1線断線波形の一例、第
11図はグランドラインの断線検出波形の一例、第12
図は終端不適切による異常波形の一例、第13図は平衡
2線通信線の1線とグランドラインとの短絡波形の一例
、第14図は平衡2#J1通信線の2線短絡波形の一例
を示す。第15図は障害パターン−覧表の一例を示す。 符号の説明 1及び4は通fs線。2.3.5及び6は終端回路。7
から10は障害検出機構付きN:N′3yi信ノード。 11は通信副書装置。12から18は障害検出機構付き
1:N通信端末。19はリピータ。 20から24は障害検出機構を持たない1:N通信端末
。25は通信インターフェイス。26は通f8手段。2
7は信号処理手段。28は記憶手段。 29は波形検出インターフェイス。30は波形検出手段
。31はバイアス印加手段。32は平衡2線通信線の正
極性側。33は平衡2線通信線の負極性側。34はグラ
ンドライン。35から38.44及び54は抵抗器。3
9は同相電位基準点。 40はプルアップ電圧。41は信号基準点。42は平衡
ライントライバ、43は平衡ラインレシーバ。45は送
信信号。46は送信開始18号。47は受信信号。48
は正極性振幅比較器。49は負極性ti幅比較器。50
は振幅比較設定器。51は位相検出器。52.53はパ
ルス検出器。54はバイアス設定抵抗器。55はスイッ
チング素子。 56はプルアップ電圧。57は位相情報。58は正極性
振幅情報。59は負極性振幅情報。60は振幅比較設定
。61はバイアス印加指令。62は正常な正極性信号波
形。63は正常な負極性信号波形。64は正常な差動信
号波形。65は正極性側断線時差動18号波形。66は
正極性側断線時負極性信号波形。67は正極性側断線時
差動18号波形。68は負極性側短絡時差動信号波形、
69は負極性側短絡時差動信号波形。70は負極性m1
断線時差動ず8号波形。71はバイアス印加時グランド
ライン断線正極性信号波形。72はバイアス印加時グラ
ンドライン断線負極性信号波形。 73はバイアス印加時グランドライン断線差動信号波形
。74はバイアス印加時グランドライン正常正格性信号
波形。75はバイアス印加時グランドライン正常負極性
信号波形。76はバイアス印加時グランドライン正常差
動ず8号波形。77は終端過多正極性信号波形。78は
終端過多負極性信号波形。79は終端過多差動信号波形
。80は終端不足正極性信号波形。81は終端不足負極
性信号波形。82は終端不足差動信号波形。83は正極
性側短絡時差動性18号波形。84は正極性側短絡時負
極性信号波形。85は正極性側短絡時差動ず8号波形。 86は負極性側短絡時差動信号波形。 87は負極性側短絡時角極性イ8号波形。88は負極性
側短絡時差動信号波形。89は正負極性短絡時正極性信
号波形。9oは正負極性短絡時角極性信号波形。91は
正負極性短絡時差動18号波形。 92.93.94.95は通信線の障害点を示す。 特許出願人 旭エレクトロニクス株式会社−2,8V 第10図 0.8v 0.8v −2,8V 第9図 第11図 0.8V 0.8v −2,8V −2,8V 第14図 0.8v 0.8v −2,8V −2,6V

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ツイストペア線を用いた平衡2線式シリアル通信
    線(以下、単に通信線と称する)にそれぞれ互いに離れ
    て複数の通信ノードが接続されている、いわゆるN:N
    通信方式に於ける通信線の障害検出機構において、前記
    複数の通信ノードの各々に関連して設けられ、グランド
    ラインの断線を検出するためのバイアス印加手段と、受
    信波形検出のための波形検出インターフェイスと、受信
    波形の正負それぞれに対応した振幅検出と正負受信波形
    間の位相検出を行なう波形検出手段とを有することを特
    徴とする通信線の障害検出機構。
  2. (2)通信線にそれぞれ互いに離れて通信制御装置と複
    数の通信端末とが接続されている、いわゆる1:N通信
    方式に於ける通信線の障害検出機構において、バイアス
    印加手段を有する通信制御装置と、波形検出インターフ
    ェイスと波形検出手段とを有する複数の通信端末とが通
    信線に接続された構成を有することを特徴とする通信線
    の障害検出機構。
  3. (3)特許請求の範囲第1項および第2項において、通
    信障害の検出を容易にし、また障害発生時の通信の成功
    率を上げるための、通信線の終端回路。
  4. (4)特許請求の範囲第1項または第2項の複数の通信
    ノードまたは通信端末により検出された通信線の障害情
    報を、障害の発生にもかかわらず通信の成功率が高いこ
    とを利用し、障害のある現用通信線を介して他の通信ノ
    ードまたは通信制御装置へ伝送することを特徴とする障
    害情報の伝送方式。
  5. (5)特許請求の範囲第1項または第2項の複数の通信
    ノードまたは通信端末から障害のある現用通信線を介し
    て伝送された各障害情報をある特定の通信ノードまたは
    通信制御装置が属する信号処理手段へ集約し総合的な判
    断により通信線の障害区間、障害の詳細を解析する方式
JP63182867A 1988-07-22 1988-07-22 通信線障害検出機構 Pending JPH0232639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182867A JPH0232639A (ja) 1988-07-22 1988-07-22 通信線障害検出機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182867A JPH0232639A (ja) 1988-07-22 1988-07-22 通信線障害検出機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0232639A true JPH0232639A (ja) 1990-02-02

Family

ID=16125825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63182867A Pending JPH0232639A (ja) 1988-07-22 1988-07-22 通信線障害検出機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0232639A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009181431A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Yokogawa Electric Corp 通信装置
JP2010170450A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Nissan Motor Co Ltd 電子制御機器
JP2014186709A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Densoh Giken Kk 温度監視システム
CN109494836A (zh) * 2018-11-27 2019-03-19 北京汉能光伏投资有限公司 充电装置及储能设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009181431A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Yokogawa Electric Corp 通信装置
JP2010170450A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Nissan Motor Co Ltd 電子制御機器
JP2014186709A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Densoh Giken Kk 温度監視システム
CN109494836A (zh) * 2018-11-27 2019-03-19 北京汉能光伏投资有限公司 充电装置及储能设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2014212834B2 (en) Programmable interface circuit for coupling field devices to process controllers
US8896318B2 (en) Electrical interconnect status monitoring system
US4514845A (en) Method and apparatus for bus fault location
JPH0565110B2 (ja)
US5657346A (en) Transmission line driver test integrity circuit
CN108732462B (zh) 一种检测装置及方法
EP2147486B1 (en) Multilevel connector system
JPH0698382A (ja) センサ接続装置
JPH0232639A (ja) 通信線障害検出機構
JP2014032072A (ja) ケーブル診断装置
KR100284992B1 (ko) 데이타 전송 장치 및 이 장치에서 사용되는 터미널 유니트
US5977662A (en) Electronic switching device and circuits with a plurality of such switching devices
CN100523841C (zh) 板间连接故障检测方法及单板与背板的插座结构
US5730053A (en) Bus system for a printing machine
JP2898024B2 (ja) 入出力ターミナル
JPH0685717A (ja) 平衡伝送路断線検出回路
KR950010559B1 (ko) 원격 정보처리 시스템의 이상 위치 감지방법
JP2713437B2 (ja) 通信システムの診断装置
CN111693897A (zh) 一种能同时检测接地情况和零火线接反的电路及系统
KR0128198Y1 (ko) 분산 제어 시스템의 고장 검출회로
JPS61251777A (ja) 状態変化検出装置
JPS61176867A (ja) Ttlレベルインタ−フエイスの終端抵抗チエツク回路
KR100406968B1 (ko) Rs-449의 선로오류 감지장치
CN114968355A (zh) 控制指令获取装置和系统
JPH01226022A (ja) 入出力インタフェース回路の折返し診断回路