JPH0232539A - 半導体装置の製造方法及びエッチング方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法及びエッチング方法

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JPH0232539A
JPH0232539A JP18161288A JP18161288A JPH0232539A JP H0232539 A JPH0232539 A JP H0232539A JP 18161288 A JP18161288 A JP 18161288A JP 18161288 A JP18161288 A JP 18161288A JP H0232539 A JPH0232539 A JP H0232539A
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polycrystalline silicon
silicon film
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Tokuo Kure
久礼 得男
Ryuichi Izawa
井沢 龍一
Sadayuki Okudaira
奥平 定之
Shinichi Taji
新一 田地
Kazunori Tsujimoto
和典 辻本
Hiroshi Kawakami
博士 川上
Hitoshi Kume
久米 均
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法及びエツチング方法に係
り、特に微細化に適する絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタ(M工Sトランジスタ)を有する半導体装置の製造
方法及びエツチング方法に関する。
〔従来の技術〕
集積回路装置の高集積化に伴い、M工Sトランジスタの
微細化が進行し、そのためトランジスタの耐圧低下等の
問題が生じている。この問題の解決のため、従来、逆子
字形のゲート電極構造を有するトランジスタがアイ・イ
ー・デー・エム87第38頁〜第41頁(IEDM 8
7 Tech、 Digest、 pp38〜41 (
1987))に記載されている。この従来技術は、ゲー
ト電極の下部側面に張り出した部分の膜厚を薄く形成し
、この張り出し電極を通してソース・ドレイン領域形成
用のイオン打ち込みを行なうものである。このようなゲ
ート構造を形成するには、通常互いに電気導通した2層
の導電層を用い、各層を個別に加工する。両層の間には
エツチング速度の小さい膜を設け、上層のエツチングの
際の停止層としている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、集積回路装置の高集積化、トランジス
タの微細化がより進行することについて配慮されておら
ず、パターン形状の変形が生じ、そのため例えばゲート
配線抵抗の増大等の問題があった。
これを第6図を用いて説明する。第6図は、上記従来の
半導体装置のゲート電極部分の断面構造を製造工程順に
示す。第6図(a)に示すように、Si基板1表面にゲ
ート絶縁膜となるSin、膜3を形成した後、多結晶シ
リコン膜4、自然酸化膜6、多結晶シリコン膜5を順次
形成し、さらにSin、膜7を堆積してこれをホトレジ
スト(図示しない)をマスクにして所定のパターンにエ
ツチングする。
次に、Sin、膜7をマスクにして多結晶シリコン膜5
をエツチングする。゛この時多結晶シリコン膜5のエツ
チング速度に対し自然酸化膜6のそれが小さいので多結
晶シリコン膜5のエツチングを自然酸化膜6の所で止め
ることができる。この時等方性エツチングによりエツチ
ングするので多結晶シリコン膜5の側壁は第6図(b)
に示すようにくびれる。その後イオン打ち込みにより低
濃度ソース・ドレイン領域10を形成し、ゲート側壁に
Sin、膜11を形成し、さらにこのSi○2膜11を
マスクにしてイオン打ち込みにより高濃度ソース・ドレ
イン領域12を形成して半導体装置を製造する。
上記のようにゲート電極を構成する多結晶シリコン膜5
の側壁がくびれでいるため、より微細化された素子では
ゲート配線抵抗の増大等の問題があった。
本発明の目的は、より微細化に適した半導体装置の製造
方法及びエツチング方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、(1)基板上に多結晶シリコン膜を形成す
る工程、該多結晶シリコン膜上に二酸化シリコン膜を形
成する工程、該二酸化シリコン膜上に第2の多結晶シリ
コン膜又は低抵抗材料膜を形成する工程及び該第2の多
結晶シリコン膜又は低抵抗材料膜をマスクを用いて異方
性エツチングし、所望の形状とし、ゲート電極の一部を
形成する工程を少なくとも有することを特徴とする半導
体装置の製造方法、(2)被処理試料を真空容器内にお
き、エツチングガスの存在下でエネルギービームを被処
理試料に当て、被処理試料をエツチングするエツチング
方法において、上記被処理試料はエツチングガスの液化
温度以下に冷却し、その周囲を放電雰囲気としてからエ
ツチングガスを雰囲気に加えてエツチングを開始するこ
とを特徴とするエツチング方法によって達成される。
本発明において、ゲート電極を構成する第1の多結晶シ
リコン膜と第2の多結晶シリコン膜又は低抵抗配線材料
の間に存在する二酸化シリコン膜の厚みは0.5〜2層
mの範囲であることが好ましい。
複数の層を1つのゲート電極とするためその間の二酸化
シリコン膜は抵抗がほとんど無視できる厚みであること
が必要であり、そのため2層m以下の厚みであることが
好ましい。またこの層はこの上に形成される第2の多結
晶シリコン膜又は低抵抗配線材料のエツチングの際の停
止層として作用するため、5層m以上の厚みであること
が好ましい。
この二酸化シリコン膜の上に形成された第2の多結晶シ
リコン膜又は低抵抗配線材料のエツチングは、異方性エ
ツチングにより形成された側壁が基板に対して実質的に
垂直になるように形成する。
この異方性エツチングは、特開昭60−158627号
に記載のように低温で行なうことが好ましい。エツチン
グガスとしてはSFいCF4.CCQ2F、、CN3、
F2等の一種以上が用いられる。これらのガスにはそれ
ぞれ最適温度範囲があり、例えばSF、ガスでは−12
0〜−135℃である。この場合−140℃以下にする
と、試料面にSF、ガス自体が付着し易くなりエツチン
グが阻害されることがある。
試料面にガスが凝集するような低温でも、エツチングの
初めはエツチングガスを用いず、He、Ar等のガスで
放電を開始し、徐々にエツチングガスを加えればエツチ
ングを進行させることができる。
〔作用〕
低温エツチングとは、被エツチング物の温度を低くして
、加速イオンなどの方向性ビームの照射された面だけを
選択的にエツチングする方法である。エツチング側面で
のエツチング反応(表面反応及び反応生成物の脱離)は
、例えば反応生成物の蒸気圧が無視できるほど小さくな
るまでエツチング物の温度を下げることによって抑止さ
れる。
ビームの照射されるエツチング面での反応は、エツチン
グ物の冷却温度によらず、ビームのエネルギーによって
促進される。
このような低温エツチングでは、エツチングの選択比を
低下させることなく異方的な加工形状を得ることができ
るので、複数の層より成るゲート電極の各層を個別に異
方的に加工し、微細化に適するMOSトランジスタ構造
を形成できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図(a)に示すように、Si基板1上に、素子分離
用の厚いSio2膜2と、それ以外の活性領域表面にゲ
ート絶縁膜となる薄い5in2膜3(厚さ10nm)を
熱酸化によって形成する。次いで。
厚さ50nmの第1の多結晶シリコン膜4をCVD法(
化学蒸着法)で堆積する。その後−旦酸素雰囲気中に多
結晶シリコン表面をさらし、厚さ2nfflの自然酸化
膜6を形成し、さらにその上に厚さ0.2μmの第2の
多結晶シリコン膜を先と同様にCVD法で形成する。自
然酸化膜6は、第2の多結晶シリコン膜のエツチング時
の停止層としての役目を持つ、なお、第1、第2の多結
晶シリコン膜は両者で1つのゲート電極となるため、自
然酸化膜6によって絶縁されてはならない。厚さ5r+
+++程度以下の薄い5in2膜は、たとえ高品質に熱
酸化などで形成されても、トンネル電流によって絶縁性
は悪いが、2nffl以下の膜は抵抗がほとんど無視で
きる。膜厚さえ保たれていれば、絶縁性の悪い5in2
膜の方がこの場合好ましい。
第1、第2の多結晶シリコン膜4.5を低抵抗化するた
めの不純物として熱拡散により5X10”個/cm3の
リンをドープし、さらに厚み0.2μmのSun、膜7
を堆積する。これは、ゲートを上層の配線に対して絶縁
するためである。周知のホトリソグラフィ法と、CHF
3ガスを用いたドライエツチング法によって、まずホト
レジスト膜8をマスクにSio2膜7を加工する。
続いて、第1図(b)に示すように、第2の多結晶シリ
コン膜5を界面の自然酸化膜6をエツチング停止層とし
て異方的にエツチングする。このエツチングにおいては
非常に高い選択性が要求される。第2の多結晶シリコン
膜5の膜厚が0.2μmで素子分離段差部9の傾斜角が
60°の場合、0.2μm程のオーバーエッチを行う必
要があり、2nmの厚みの自然酸化膜6が停止層として
耐え得るには多結晶シリコン対SiO□選択比100倍
以上が必要となる。SF6ガスを用いたマイクロ波プラ
ズマエツチングでは100〜1000倍の選択比が得ら
れる。この時従来技術の如く常温でエツチングするとサ
イドエツチングが大きく、微細パターン形成は困難であ
る。
本実施例では、ウェーハを液体窒素で冷却した電極上に
置き、ヒーターで温度調節し、−120〜−135℃に
ウェーハ温度を保って10mmTorrでエツチングし
たところ、サイドエツチングはほとんど認められず、実
質的に基板に垂直な側壁が形成された。サイドエツチン
グの減少は、ウェーハ温度が下がるにしたがって顕著に
なるが、 −140℃以下に冷却するとSF、ガス自身
がウェーハ表面に付着しやすくなり、多結晶シリコン膜
のエツチングが阻害されることがある。ただし、プラズ
マの放電電力を調節し、プラズマからの入射エネルギー
によってウェーハ極表面の温度さえ高くすればガスの凝
集は抑止できた。
液体窒素タンクで直接ウェーハを冷却しながらエツチン
グする場合でも、He、Ar等のガスでまず放電を開始
し、徐々にエツチングガスを加えれば一140℃以下の
ウェーハ温度でもエツチング可能であった。ウェーハの
冷却手段としては、液体窒素以外にHaやフレオンガス
を用いた冷凍機など種々のものが利用できる。また、エ
ツチング手段としてはマイクロ波エッチ以外に、反応性
スパッタエッチなど方向性のあるエネルギービームを用
いるものであれば同様に低温エツチングを行なうことが
できる。エツチングガスとしては。
CQ2、F2等各種ハロゲン化物を用いることができ、
それぞれに最適温度範囲がある。
このような低温エツチングでは、イオン照射等を受ける
エツチング面の反応は室温のそれと同様であり、サイド
エツチング反応だけが大幅に抑制される。SF、ガスで
の低温マイクロ波エツチングでは100〜1000倍の
選択比を保ちつつ、異方的なエツチングが達成された。
なお、このように高い選択比でのエツチングにおいては
、エツチング開始時の多結晶シリコン表面状態に十分な
配慮が必要である。大気中に放置されたSi表面には自
然酸化膜が形成され、エツチングの開始を妨げ、不均一
なエツチングの原因となる。この自然酸化膜を高選択エ
ツチングに先立って除去するには次のような方法を用い
ることができる。その1つには、ウェーハ冷却電極に高
周波電源によって高いバイアスを付加し、多結晶シリコ
ン表面のみを低選択エッチする方法である。
その他、前処理室を設けてHFガスプラズマやHF−H
,O混合蒸気を吹きつけて自然酸化膜を除去後、真空中
搬送を経てエツチングする方法等がある。
低温エツチングでは、エツチング側面に付着物を蓄積さ
せて異方性を得るのではないためCF4やCCQ4ガス
を用いた場合のような炭素系の重合膜がなく、極めて清
浄な表面状態を保ってエツチングが終了する。このため
、洗浄工程を経ずに、高精度な加工形状を保ったまま次
の処理を行なうことができる。なお、ホトレジスト膜を
マスクにエツチングすると、ホトレジスト膜からの炭素
等でウェーハ表面が汚染される可能性があるが、これを
避けるには第2の多結晶シリコン膜5をエツチングする
前にホトレジスト膜8を除去しておけばよい。
第2の多結晶シリコン膜5をエツチング後、SiO2膜
3及び第1の多結晶シリコン膜4を通して、Si基板1
にPをlXl0”個/cI112イオン打ち込みし、低
濃度ソース・ドレイン領域10を形成する。
さらに、第1図(c)に示すように、第2の多結晶シリ
コン膜5側面にスペーサとしての5in2膜11をCV
D法と異方性エツチングによって形成する。ゲート電極
を自己整合的に周囲と絶縁する必要のない場合には、こ
のスペーサは導電体でもよい。低温エツチングで第1の
多結晶シリコン膜4を加工後、イオン打ち込みでAsを
5X10”個/cm2打ち込み、高濃度ソース・ドレイ
ン領域12を形成し、スペーサ形成要領によって第1の
多結晶シリコン膜4の側壁を覆うSin、膜13を設け
て、MoSトランジスタ構造を完成する。なお、SiO
,膜13は必ずしも設ける必要はない。
このような構造のMOSトランジスタでは、2層の多結
晶シリコン膜によって逆子字形のゲート電極としたこと
が特徴で、ゲート電極の張り出し部の直下にn−領域を
浅く形成しているため、ゲート電極端での電界集中を抑
制して信頼性の高いトランジスタとなる。また、第2の
多結晶シリコン膜5が矩形状となっているため、微細幅
のゲート電極形成が可能である。
ゲート電極の配線抵抗を低くするために、第2図に示す
ように、第2の多結晶シリコン膜5上にさらに低抵抗配
線材料14を堆積しておくことができる。低抵抗配線材
料としては、W、Mo、Ti等のメタル及びそのシリサ
イド、WTi、TiN等の合金等を用いることができる
。低温エツチングを用いると、例えばWを一60℃程の
温度でSF6ガスによってSio2との選択比30以上
の加工が可能なので、第2の多結晶シリコン膜5を省い
て直接第1の多結晶シリコン膜4上に低抵抗配線材料を
堆積することもできる。この例を第3図に示した。
この場合、第1の多結晶シリコン膜4のアニールの温度
を900℃、30分とすることによりその表面を多少凹
凸とし、自然酸化膜6を波形にしておけば、異方性エツ
チングの際の停止層としての耐性が向上する。なぜなら
、傾斜した自然酸化膜の異方性エツチング方向に見た膜
厚は、傾斜角θとするとseeθ倍になるからである。
なお、波形の頂点ではこのような膜厚増は望めないが、
頂点でピンホール状に自然酸化膜が削られても、極微小
部のエツチングは一般に抑制されるため、その下の多結
晶シリコン膜のエツチングは急には進まないためさしつ
かえない。
第4図は、低抵抗配線材料14の下部のみ一部自然酸化
膜6を無くすか又は2層m以下とすることによってより
厚いSiO□膜15膜設5た例を示す。この場合筒1の
多結晶シリコン膜4と低抵抗配線材料14とは自然酸化
膜6の無い所で電気的に接続される。
以上、P型Si基板へのnチャネルの高性能微細MOS
トランジスタについて述べたが、Pチャネル構造も同様
に形成できることは言うまでもない。また、張り出しゲ
ートをドレーン側のみとしても高信頼化の効果がある。
第5図は、本発明の他の実施例のフラッシュEEPRO
M用のゲート電極形成工程図である。
P型Si基板1上にゲート絶縁膜であるSio。
膜16(厚み20nm)、フローティング・ゲート用の
多結晶シリコン膜17(厚み200nm)並びに厚み4
層mのSiO2膜、厚み2Or++lの513N4膜及
び厚み6層mのSio、膜の3層よりなる絶縁膜18並
びにコントロール・ゲート用の多結晶シリコン膜19(
厚み200nm)、 Sin、膜20(厚み200nm
)を順次形成し。
第5図(a)に示すようにゲートパターンに加工する。
ここで最下層の多結晶シリコン膜17のエツチングは異
方性エツチングが必要で第1図の実施例と同じ低温エツ
チングで行なった。Sio、膜16が2層m以下の削れ
量でゲート加工を完了することが望ましい。これは、露
出したSiO□膜のうちパターン近傍のSio、膜は、
膜厚を調節して、より薄いゲートSin、とじて用いる
ためである。多結晶シリコン膜17のエツチング時にこ
のSiO2膜が大きく削られると、多結晶シリコン膜の
表面凹凸が5jn2膜に転写されたり、エツチングの僅
かなダメージがSiO2膜中に残留して、ゲート絶縁膜
としての信頼性が低下する。
次に第5図(b)に示すように元の5in2膜16の膜
厚に対して、露出面のSin、膜厚を約1/2にするた
め、フッ酸溶液またはフッ酸蒸気などでSiO□膜を数
nl1lエツチングし、続いてCVDで堆積した厚さ0
.1μm程度の多結晶シリコン膜22′ を、フローテ
ィング・ゲート側壁に残るように異方性エツチングする
。ここで側壁の多結晶シリコン膜22は、コントロール
・ゲートに接しないところまでエツチングするため、0
.2〜0.5μmμm−バーエッチすることになり、下
地5i02を停止層とするには100倍以上の高選択性
であり、前記と同じ低温エツチングを行なった。
次に、トランジスタのソース側にのみ側壁多結晶シリコ
ン膜を残すため、ゲート中央部にかかるレジストパター
ンを設けてドレーン側の多結晶シリコン膜を高選択エッ
チする。このときも低温エツチングによって、サイドエ
ッチと下地5iO2膜の突き抜けを防止する。続いて、
リングラフィとイオン打込み及び拡散によってp中領域
23とn−領域24を形成し、さらにソース側の側壁多
結晶シリコン膜下から厚いゲートSiO2膜にかかって
延びるnす領域25を形成して、第5図(c)の形状を
得る。
このようにして形成したゲート構造は、電気的消去可能
な不揮発メモリセル用のゲート電極を高性能化するため
に最適である。すなわち、フローティング・ゲートから
電子を引き抜く動作は、ゲート端部の薄いSun、膜2
1の領域で行なわれ、ソースのn+領域端では厚いゲー
トSiO2膜となっているため消去動作時のソース・基
板間リーク電流を大幅に低減できる。ゲート5in2が
単一の膜厚で形成されていると、ソースn“へ高電圧を
印加して電子を引き抜く際、n“端のゲート下に生じる
強い電界のため電子・正孔対の発生が起こりソース・基
板間に大きなリーク電流を生じる。すなわち、消費電力
が増大し、信頼性が劣化する。
1つのゲート下の5iOz膜厚を2種形成する方法とし
て、ゲートの第1回目のエツチング後に露出した面のS
io2膜を一旦除去して再度酸化することも考えられる
が、この場合2種のSiO2の接続部において膜質が劣
化しやすい。本発明では単一のSin、膜を清浄なエツ
チングによって異なる膜厚に調節するので、ゲートSi
o、膜の接続部での劣化は生じない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、多結晶シリコン膜を非常に高い選択比
でかつ異方的にエツチングし、複数の互いに電気導通し
た層から成るゲート電極を形成できるので、微細化に適
した高信頼性のM工Sトランジスタを実現できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体装置の製造方法の一実施例を示
す工程図、第2図、第3図及び第4図は本発明の他の実
施例を用いて製造した半導体装置の断面図、第5図は本
発明のさらに他の実施例の半導体装置の製造方法を示す
工程図、第6図は従来の半導体装置の製造方法を示す工
程図である。 1・・・Si基板 2.3.7.11.13.15・・・S io2膜4.
5・・・多結晶シリコン膜 6・・・自然酸化膜    8・・・ホトレジスト膜9
・・・素子分離段差部 10・・・低濃度ソース・ドレイン領域12・・・高濃
度ソース・ドレイン領域14・・・低抵抗配線材料  
16.20.21・・・S i O2膜17.19.2
2.22′・・・多結晶シリコン謀18・・・絶縁膜 
     23・・・p+領域24・・・n−領域  
   25・・・n+領域代理人弁理士  中 村 純
之助 第2図 第1図 第4図 2n 第5図 25−n29τへ 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に多結晶シリコン膜を形成する工程、該多結
    晶シリコン膜上に二酸化シリコン膜を形成する工程、該
    二酸化シリコン膜上に第2の多結晶シリコン膜又は低抵
    抗材料膜を形成する工程及び該第2の多結晶シリコン膜
    又は低抵抗材料膜をマスクを用いて異方性エッチングし
    、所望の形状とし、ゲート電極の一部を形成する工程を
    少なくとも有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。 2、上記異方性エッチングは、低温ドライエッチングで
    行なう請求項1記載の半導体装置の製造方法。 3、被処理試料を真空容器内におき、エッチングガスの
    存在下でエネルギービームを被処理試料に当て、被処理
    試料をエッチングするエッチング方法において、上記被
    処理試料はエッチングガスの液化温度以下に冷却し、そ
    の周囲を放電雰囲気としてからエッチングガスを雰囲気
    に加えてエッチングを開始することを特徴とするエッチ
    ング方法。
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