JPH0232338Y2 - - Google Patents

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JPH0232338Y2
JPH0232338Y2 JP18644785U JP18644785U JPH0232338Y2 JP H0232338 Y2 JPH0232338 Y2 JP H0232338Y2 JP 18644785 U JP18644785 U JP 18644785U JP 18644785 U JP18644785 U JP 18644785U JP H0232338 Y2 JPH0232338 Y2 JP H0232338Y2
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JP
Japan
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saw blade
piston
liquid
liquid level
liquid chamber
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JP18644785U
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JPS6295820U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鋸刃の切れ曲りを検出する装置に関
するもので、特に帯鋸盤における鋸刃の切れ曲り
を検出し、鋸刃の損傷や不良切断品の発生の防止
に利用される。
(従来技術及びその問題点) 帯鋸盤によりワークを切断する場合において、
ワークの材質や鋸刃の状態によつては、鋸刃にた
わみが生じ、ワークの切れ曲りが発生することが
ある。切れ曲りが発生すると、鋸刃が損傷した
り、ワークの切断精度が低下して不良品となるお
それがあるので、これをできるだけ早く検出して
警報を出す必要がある。
このための検出装置として、例えば実公昭58−
52029号公報に記載されたものがある。これは、
ヒンジを中心に回動可能な検出ロツドの一端で鋸
刃の側面の偏倚を機械的にとらえるとともに、そ
の他端に現れた偏倚をマグネツトセンサーによつ
て検出するものである。これによると、鋸刃より
も上方の位置にセンサーなどを配置することがで
きるが、検出ロツドによる機械的なものであるた
め配置上の制限があり、またリンク機構を用いて
変位量をいくぶんかは拡大できるが、その拡大比
をあまり大きくすることができないため検出精度
に一定の限界があり、機構が複雑になつて各部品
を精密に仕上げなければならず高価となり、また
機械的な異常振動などが発生するおそれがあると
いう問題を有している。
(問題点を解決するための技術的手段) 本考案は上述の問題に鑑み成され、鋸刃の変位
量を大きく拡大することができて高精度な検出が
可能であり、機械的な異常振動の発生するおそれ
のない検出装置を提供するためのものである。そ
のための技術的手段は、液体が満たされた液室8
と、軸方向への移動によつて前記液室8の容積を
増減するピストン9と、該ピストン9と一体的に
設けられ外方先端に接触部11を有するピストン
ロツド10と、該ピストンロツド10を外方へ付
勢するばね部材12と、からなる液圧シリンダ1
3が、鋸刃1の側面の刃先に近い部分に前記接触
部11が当接し且つその軸が該鋸刃1の側面と垂
直となるように取付けられており、一端部側が前
記液室8に連通し他端部側が大気に開放されてい
て前記ピストン9の断面積よりも小さい内部断面
積を有する検知管14がほぼ鉛直方向に延びるよ
うに設けられ、前記検知管14と前記液室8との
間には液体が満たされており、その液面16の位
置を検知する液面検知器21,22が設けられて
なるものである。
(実施例) 以下、本考案の装置を帯鋸盤の固定側ソーガイ
ドアームに取付けて、鋸刃の切れ曲りを検出する
ようにした実施例について説明する。
第1図および第2図において、鋸刃1をガイド
するための、固定側ソーガイドアーム2に、検出
装置3が取付けられている。検出装置3は、基板
4と、基板4に対して支軸5により回動可能に支
持され、且つ固定ハンドル6によつて固定された
本体7とよりなつている。
本体7の下端部には、油が満たされた液室8
と、軸方向への移動によつて液室8の容積を増減
するピストン9と、ピストン9と同軸状に一体的
に設けられたピストンロツド10と、ピストンロ
ツド10の外方先端に取付けられた鋸刃1と当接
する超硬球からなる接触部11と、ピストン10
を外方へ付勢するばね12と、からなる液圧シリ
ンダ13が、鋸刃1の側面1aの刃先1bに近い
接触部11が当接し、且つその軸が鋸刃1の側面
1aと垂直になるように取付けられている。液圧
シリンダ13の上方には、液室8に連通して鉛直
方向に延びる透明なチユーブ14が、その両端を
ニプル15,15により接続且つ固定されてい
る。チユーブ14の上端は、大気に連通してい
る。チユーブ14の内部断面積は、ピストン9の
断面積の数十分の一となつており、この中に油が
満たされて、鋸刃1が真直な場合にその液面16
が中央付近に位置するようになつている。
一方、ノブ17を回転させることによつて本体
7に対し図の上下方向に移動可能な調整台18に
は、別のノブ19を回転させることによつて互に
接離可能な取付台20,20が設けられており、
この取付台20,20に、液面16を検知するた
めの投光器21a,22aおよび受光器21b,
22bからなる2組の光電センサー21,22
が、チユーブ14を挟んで取付けられている。な
お、17aはノブ17によつて回転されるねじ、
19a,19bはノブ19によつて回転される互
に反対向のねじである。光電センサー21,22
は、図示しない制御回路に接続されており、その
検出信号によつて帯鋸盤の作動を停止し警報を発
するようになつている。
上述のように構成された検出装置3の動作につ
いて説明する。鋸刃1が真直で正常な状態におい
て、液面16の位置が両光電センサー21,22
の中間になるよう、ノブ17を回転させて調整す
る。次にノブ19を回転させ、光電センサー2
1,22によつて検知する液面16の上限および
下限を設定する。帯鋸盤を作動させ、鋸刃1に切
れ曲りが発生すると、鋸刃1は第2図の左右方向
へ微小距離だけ偏倚するが、ばね12によつて付
勢された接触部11は鋸刃1の偏倚に追従し、し
たがつてピストン9がこれに追従する。その結
果、液室8の容積が変化し、液室8およびこれに
連通したチユーブ14内の油が移動し、その液面
16が上方または下方へ移動することになる。液
面16の移動距離は、鋸刃1の変位量に、チユー
ブ14の内部断面積に対するピストン9の断面積
の倍数を乗じた値となり、大きな変位置となつて
現れ、液面16が光電センサー21,22の検知
位置に達したときに検知信号が出力され、帯鋸盤
は作動を停止する。これによつて、鋸刃1の損傷
が未然に防止され、ワークの切断不良が早期に発
見できて不良品の発生が可及的に防止される。鋸
刃1を交換する際には、固定ハンドル6を回すこ
とによつて、本体7が支軸5を中心にして自重で
第2図の左回転方向へ回転移動し、接触部11を
鋸刃1から離すことができる。
上述の実施例において、チユーブ14の位置を
液圧シリンダ13の真上ではなく、適当な延長チ
ユーブを用いて他の場所に配置することが可能で
ある。液面16に金属製のフロートなどを浮かべ
て近接センサーなどで検知することも可能であ
る。また、液面16の位置を上方からアナログ的
に検知する超音波センサーなどを用いてもよい。
(考案の効果) 本考案によると、ピストンの断面積と検知管の
内部断面積との比を適当なものとすることによ
り、鋸刃の変位置を広い範囲で拡大することがで
き、したがつて鋸刃の偏倚を高精度で検出するこ
とができるとともに、液面検知器の検知動作が安
定する。しかも、液圧シリンダを鋸刃に接するよ
うに配置し、液室に連通する検知管を設けるだけ
であるから、構造が簡単であり、検知管を液面検
知器の配置しやすい適当な場所に配置することが
容易であり、また機械的な異常振動などの発生す
るおそれが少ない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は帯鋸盤
の固定側ソーガイドアームに検出装置を取付けた
状態を示す正面図、第2図は第1図の左側面断面
図である。 1……鋸刃、1a……側面、1b……刃先、3
……検出装置、8……液室、9……ピストン、1
0……ピストンロツド、11……接触部、12…
…ばね(ばね部材)、13……液圧シリンダ、1
4……チユーブ(検出管)、16……液面、21,
22……光電センサー(液面検知器)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 液体が満たされた液室と、軸方向への移動に
    よつて前記液室の容積を増減するピストンと、
    該ピストンと一体的に設けられ外方先端に接触
    部を有するピストンロツドと、該ピストンロツ
    ドを外方へ付勢するばね部材と、からなる液圧
    シリンダが、鋸刃の側面の刃先に近い部分に前
    記接触部が当接し且つその軸が該鋸刃の側面と
    垂直となるように取付けられており、一端部側
    が前記液室に連通し他端部側が大気に開放され
    ていて前記ピストンの断面積よりも小さい内部
    断面積を有する検知管がほぼ鉛直方向に延びる
    ように設けられ、前記検知管と前記液室との間
    には液体が満たされており、その液面の位置を
    検知する液面検知器が設けられてなることを特
    徴とする鋸刃の切れ曲り検出装置。 2 前記検知管は充分に透明であり、前記液面検
    知器は液面の位置の上限および下限を検知する
    光電センサーである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の鋸刃の切れ曲り検出装置。
JP18644785U 1985-12-03 1985-12-03 Expired JPH0232338Y2 (ja)

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JP18644785U JPH0232338Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JPS6295820U JPS6295820U (ja) 1987-06-18
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