JPS6119895Y2 - - Google Patents

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JPS6119895Y2
JPS6119895Y2 JP1978021308U JP2130878U JPS6119895Y2 JP S6119895 Y2 JPS6119895 Y2 JP S6119895Y2 JP 1978021308 U JP1978021308 U JP 1978021308U JP 2130878 U JP2130878 U JP 2130878U JP S6119895 Y2 JPS6119895 Y2 JP S6119895Y2
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gauge
gauges
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ball
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、NC指令に基づいて被測定物の定寸
寸法の測定を行なうNC定寸装置の改良に関す
る。
従来のこの種の測定装置は、ボールネジを2本
取付けて、上下両ゲージのフイーラを開閉移動す
るものであつたが、高精度の測定が実施困難とい
う問題点があつた。
その概略構造を第1図に基づいて説明すると、
基盤1の上にハウジング2が配設され、その背面
に駆動源のパルスモータ3が取付けられ、その回
転運動はギヤ4a,4bを介してハウジング2内
部の回転軸5に伝達されるようになつている。
この回転軸5の上下両端はギヤ6,7を介して
2本のボールネジ8,9に連結され、さらにこれ
らのボールナツト8a,9aはハウジング2のガ
イド2aに摺動可能に係合された可動部材8b,
9bに固定され、この可動部材8b,9bに上ゲ
ージ10および下ゲージ11がそれぞれ取付けら
れている。
そのほか、10a,11bは被測定物12を挾
持するフイーラを示し、NC機構については図示
しない。
このように、従来では本のボールネジによつて
2つのゲージの開閉移動を行なう構造であるた
め、ボールネジの精度が2本分加算される結果と
なり、高精度の測定が実施困難であつた。
しかも、可動部材8b,9bの蛇行が誤差に加
算される問題もあつた。
このようなことから、従来のNC定寸装置にミ
クロンオーダの精度を期待することは無理であつ
た。
この考案は上記事情を改善するためになされた
もので、その目的とするところは、2つのゲージ
を対称的に移動可能に適当な伝動機構を介して連
結し、両ゲージの開閉移動を直接的に行なわせる
ことによつて、高精度の測定が行なえるようにし
たNC定寸装置を提供することにある。
以下、この考案は第2図、第3図を参照しなが
ら、一実施例に基いて詳しく説明する。なおNC
機構の図示は省略する。
13は基盤14に固定されたガイド機能を有す
る固定部材、たとえば支柱を示し、この支柱13
の上部には枠組で構成された測定頭15が滑動自
在に取付けられている。
すなわち、16は測定15の枠組をなす上横木
部材、17はこれと平行な下横木部材で、測定頭
15の大部分は外殻19…で包まれている。
上横木部材16と下横木部材17は、支柱13
に軸受を介して、好ましくはボールガイド20
a,20bを介して滑動自在に支承され、また上
横木部材16上に取付けられた頂部横木部材18
の上面にはモータ(DC)21が載置固定されて
いる。
このモータ21の回転軸端にはピニオン21a
が固定され、その近傍の上横木部材16に、支柱
13と平行に配置したボールネジ22の上端が軸
受23を介して回転(のみ)可能に取付けられて
いる。
ボールネジ22はその頂部に固定されているギ
ヤ24を介して前記ピニオン21aに連結され、
これらと前記モータ21とで構成された駆動機構
が、ボールネジ22に回転を与えるようになつて
いる。
前記ボールネジ22のボールナツト25は、上
横木部材16に平行な支持部材26に固定され、
この支持部材26の一端はピン29によつてガイ
ド軸27aに固定されている。
このガイド軸27aは、前記支柱13と平行に
配置され、軸受好ましくはボールガイド28a,
28bを介して上横木部材16と下横木部材17
に滑動自在に挿通され、上端は外殻19で被われ
ているが、下端は下横木部材17の下方に垂下し
ている。なお、ボールガイド28a,28bは上
下にスパンを大きくとつて、ガイド軸27aの傾
動を小さく抑えるとともに、上下の動きを軽くす
るように調整することが望ましい。
一方、支柱13およびガイド軸27aと平行に
測定頭15の内部にガイド面27bが設けられて
いて、支持部材26の旋回をボールネジ22に頼
ることなく拘束し、該支持部材26はボールネジ
22との間でこじれを生ずることなく上下にのみ
移動可能になつている。
支持部材26の他端はワイヤもしくはチエー
ン、ここではローラチエーン30の一端が固定さ
れ、このローラチエーン30はホイール31を介
して測定頭15の下横木部材17に連結され、上
記ホイール31は、支柱13にピン32で固定さ
れた支持部材33に回転自在に取付けられてい
る。
また本考案ではガイド軸27aと平行につぎの
要領でマグネスケール34を配設することが好ま
しい。すなわち第3図に明らかなように、マグネ
スケール34は上横木部材16を挿通して、上端
がガイド軸27a上端にピン止めした部材35に
支持されるとともに、その下端はボールナツト2
5の支持部材26に支持され、さらに上横木部材
16には、マグネスケール34aに対応してガイ
ド軸27aと測定頭15との相対位置を検出する
検出ヘツド34bが取付けられる。
たゞし、上記マグネスケール34aは後述する
上ゲージ38および下ゲージ41のフイーラ38
a,41aの測定中心A−Aにほゞ完全に一致さ
せることが望ましく、またマグネスケール34a
とボールナツト25とボールネジ22の三者は、
互いできるだけ近くに配設することにより、サー
ボ剛性を確保することが望ましい。
つぎに、2つのゲージおよびその支持機構、支
柱下部の構成について説明する。なお、図面は2
つのゲージ間隔が最大である状態を示している。
ガイド軸27aの下端にはゲージ支持部材37
が固定され、このゲージ支持部材37に上ゲージ
38が固定されている。
また、第3図に明確なとおり、ガイド軸27a
と平行に測定頭15の延長であるところの別のゲ
ージ支持部材39が、上横木部材16および下横
木部材17に溶接等にて固定されており、この支
持部材39の下端に部材40を介して下ゲージ4
1が固定されている。したがつて、前記ボールネ
ジ22が回転しボールナツト25がその回転角に
応じた量だけ移動すると、ガイド軸27aと測定
15とは前記ボールナツト25の移動量に応じ
た量だけ相対的に移動すると同時に、両者はホイ
ール31を介してローラチエーン30に連結され
ているため支柱13を基準としてそれぞれ相反す
る方向へ移動し、これらに取付けられている上ゲ
ージ38および下ゲージ41は、互いに接近また
は離間する方向へ略等しい距離だけ上下動する。
前記上ゲージ38および下ゲージ41はそれぞ
れ被測定物44に対向するフイーラ38a,41
aを備えており、これらのフイーラ38a,41
aが被測定物44に接触して偏位したとき、その
偏位量に応じた大きさの検出信号が発信されるよ
うになつている。
一方、支柱13の下部は段差13a,13bを
つけて太径部を形成し、測定頭15の自重に対向
させるとともに、ローラーチエーン30の両端に
作用する荷重をほゞ等しくするため、下横木部材
17下面に取付けた部材17aと段差13bとの
間にスプリング42を介装し、さらにこの外周を
フランジ付き筒体43で囲繞してある。
つぎに、上述した実施例装置の動作について説
明する。
装置は初めに待機状態にあつて、上ゲージ38
と下ゲージ41は、被測定物44の定寸寸法より
適当な量だけ余分にフイーラ38a,41aが開
く位置に、おかれている。この位置決めは、被測
定物44の定寸寸法があらかじめ判明しているた
めに、モータ21を図示しないNC機構で駆動す
ることによつて、容易に行なわれる。
つぎに待機状態から測定動作に移る。
前記のように置かれているフイーラ38a,4
1a間の略中心に、第2図に示すように被測定物
44を位置させ、NC機構にてフイーラ38a,
41aを定寸寸法まで接近させるべくモータ21
を駆動する。
モータ21は、ピニオン21a,ギヤ24を介
してボールネジ22を回転させ、ボールナツト2
5を下方へ移動させる。ボールナツト25の下降
に伴なつて、これに一体的に取付けられている支
持部材26、ガイド軸27a、上ゲージ38およ
びマグネスケール34aは、測定頭15に対し相
対的に下降する。
測定頭15に対するガイド軸27a等の相対的
下降量は、マグネスケール34aと検出ヘツド3
4bにて検出されてフイードバツクされ、図示し
ないNC機構とにより、所定量ガイド軸27aを
下降させる。
ここに前記ガイド軸27aに固定された支持部
材26と測定頭15の下横木部材17は、支持部
材33に取付けたホイール31を介してローラチ
エーン30により連結されているため、前記支持
部材26の下降に伴なつて測定頭15およびそれ
に取付けられている下ゲージ41を前記支持部材
26の下降量とほゞ等しい割合で上昇させる。そ
の結果、上ゲージ38と下ゲージ41はボールネ
ジ22の回転角に応じた量だけ相対的な関係位置
を変えると同時に、互いに略等しい割合で接近
し、フイーラ38a,41aを介して被測定物4
4を挾みつける。フイーラ38a,41aが被測
定物44に当接して偏位すると、上ゲージ38お
よび下ゲージ41は各々の偏位量に応じた検出信
号を発する。定寸検知は、この両ゲージの両検出
信号の和のレベルを求め、所望の寸法であるか否
かを判定し、さらにはずれ寸法を求めることによ
つて、行なわれる。
前述したように上ゲージ38,下ゲージ41の
開閉すなわち両ゲージの相対的位置関係は、1本
のボールネジ22によつて直接的に調整されるた
め、誤差が介入する余地は殆んどなく、2本のボ
ールネジを用いて両ゲージを別々に位置決めして
いた従来のものに比し、高精度のNC定寸が可能
となる。
とくに、前述した実施例のようにマグネスケー
ル34aを用いて上ゲージ38,下ゲージ41の
相対的な位置決めを行なう場合は、該マグネスケ
ール34aを測定中心A−A上にほゞ一致させる
ことによつて、より高精度の位置決めができるよ
うになり、1μ単位のNC制御さえ可能となる。
もちろん本考案はこれに限らず、マグネスケール
34aを用いない他のNC制御によつて、上ゲー
ジ38、下ゲージ41の相対的な位置決めを行な
うことができる。
また、上ゲージ38,下ゲージ41はある幅の
測定域を有しているものであるから、この幅の範
囲内であれば、両ゲージの対称的な移動に誤差が
あつても差支えない。このため支持部材26と下
横木部材17を連結する伝動機構は、実施例のホ
イール31とローラチエーン30のように遊びの
生じないものに限らず、たとえばガイド軸27a
側と測定頭15側に互に対向させて平行に設けた
ラツクと、両ラツクの間にあつてこれに噛み合う
ように支柱13に設けてピニオンのように、わず
かに遊び(バツラツシユによる)を生ずる他の伝
動機構に置き換えることもできる。そのほか、上
ゲージ38、下ゲージ41の構成についても、非
接触式のゲージに置きかえることが可能である。
以上詳述したようにこの考案のNC定寸装置は
所定のNC指令に基づき1本のボールネジ22で
上下ゲージ38,41の開閉移動を直接的に行な
うため、2本のボールネジで同上の操作を行なつ
ていた従来装置に比べ、誤差の加算をなくすこと
が可能となり、高精度のNC定寸寸法の測定が行
なえるので、この分野に大きな貢献をするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のNC定寸装置の概略構成図、第
2図はこの考案の一実施例のNC定寸装置を示す
構成図で、第3図は第2図の−線に沿う断面
図である。 1……基盤、2……ハウジング、3……パルス
モータ、5……回転軸、8,9……ボールネジ、
10……上ゲージ、11……下ゲージ、13……
支柱(固定部材)、14……基盤、15……測定
頭、16……上横木部材、17……下横木部材、
21……モータ、22……ボールネジ、25……
ボールナツト、26……支持部材、27……ガイ
ド軸、30……ローラチエーン、31……ホイー
ル、34a……マグネスケール、34b……検出
ヘツド、37,39……ゲージ支持部材、38…
…上ゲージ、41……下ゲージ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. NC指令によつて互いに対向する2つのゲージ
    を開閉させて定寸寸法の設定を行ない、両ゲージ
    から得られる検出信号の和レベルによつて定寸検
    知を行なうNC定寸装置において、前記2つのゲ
    ージをそれぞれ支持する部材を互いに両ゲージの
    開閉方向と平行移動可能に係合するとともに、こ
    れらを支柱等の固定部材に前記開閉方向と平行移
    動可能に設け、前記ゲージを支持する部材の一方
    に前記開閉方向と平行にゲージ開閉用のボールネ
    ジを回転可能にのみ取付けるとともに、他方の部
    材に前記ボールネジに係合するボールナツトを固
    定し、かつ前記両部材を固定部材に対し対称的に
    移動させる伝動機構で連結したことを特徴とする
    NC定寸装置。
JP1978021308U 1978-02-21 1978-02-21 Expired JPS6119895Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978021308U JPS6119895Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21

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Publication Number Publication Date
JPS54124282U JPS54124282U (ja) 1979-08-30
JPS6119895Y2 true JPS6119895Y2 (ja) 1986-06-14

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ID=28853924

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JP1978021308U Expired JPS6119895Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5241515A (en) * 1976-10-12 1977-03-31 Nippon Gakki Seizo Kk Key depression speed detection circuit of electronic musical instrumen t

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5241515A (en) * 1976-10-12 1977-03-31 Nippon Gakki Seizo Kk Key depression speed detection circuit of electronic musical instrumen t

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JPS54124282U (ja) 1979-08-30

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