JPH0232162A - ジシアノベンゾアントロン化合物 - Google Patents

ジシアノベンゾアントロン化合物

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JPH0232162A
JPH0232162A JP1142299A JP14229989A JPH0232162A JP H0232162 A JPH0232162 A JP H0232162A JP 1142299 A JP1142299 A JP 1142299A JP 14229989 A JP14229989 A JP 14229989A JP H0232162 A JPH0232162 A JP H0232162A
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JP
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alkyl
substituted
phenyl
dye
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JP1142299A
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Jean-Marie Adam
ジーン‐マリー アダム
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/45Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
    • C07C255/47Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings to carbon atoms of rings being part of condensed ring systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B3/00Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more carbocyclic rings
    • C09B3/02Benzathrones
    • C09B3/04Preparation by synthesis of the nucleus

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  • Coloring (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なジシアノベンゾアントロン化合物、その
製造方法、ならびに半合成または合成疎水性材料の染色
または捺染のための染料としてのその使用に関する。
本発明による新規ジシアノベンゾアントロン化合物は下
記式で表される。
υ れているかまたは置換されていないアルキルまたはアリ
ール基を意味する)を意味する。
Xが意味するハロゲンの例は、臭素または特に塩素であ
る。このハロゲンは6−位置または7−位置に存在しう
る。
しかし、Xは好ましくは水素を意味する。
Yは−S−または好ましくは一〇−である。
本発明の新規化合物の中で好ましいものはRが式中、 Xは水素、ハロゲン、ニトロ、NO3、Yは−0−また
は−8− Aは架橋メンバー mは1.2または3、 υ R1が意味するアルキル基は置換または非置換、直鎖状
または分枝状のアルキル基、またはシクロアルキル基で
ありうる。シクロアルキル基は好ましくは5乃至8個の
炭素原子を有する。開鎖アルキル基は好ましくは1乃至
8個の炭素原子を有する。
適当な直鎖状または分枝状開鎖アルキル基の例はメチル
、エチル、n−プロピル、イソピロピル、n−,5ee
−またはtert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチ
ル、n−ヘキシル、イソヘキシルまたは2−エチルヘキ
シルである。
これらのアルキル基は、たとえば、C,−C,−アルコ
キシ、フェニルまたはフェノキシによってモノ置換また
は多置換されることができる。さらに前記のフェニルま
たはフェノキシの場合、その中のフェニル基は、たとえ
ば、CI−C,−アルキル、C,−C4−アルコキシま
たはフェノキシによって置換されることができる。この
種の適当な基を例示すれば、エトキシメチル、ベンジル
、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、l−メチ
ル−2=フエニルエチル、l−イソブチル−3−フェニ
ルプロピル、1.5−ジフェニルベンチルー(3)また
は1−メチル−2−フェノキシエチルなどである。
R1が意味する置換または非置換C,−C,−シクロア
ルキルとしては、特にシクロペンチルまたはシクロヘキ
シル基が挙げられる。適当な置換基はcl−C,−アル
キル、特にCH,基である。
R1が意味するアリール基としては特にナフチル基およ
びフェニル基が考慮され、後者がより好ましい、これら
のアリール基は、たとえば、Ct  Ca−アルキル、
CI−Cl−アルコキシ、ハロゲンたとえばフッ素、塩
素または臭素、ニトロ、C,−C,−アルキルカルボニ
ルアミノ、またはC,−C,−アルコキシカルボニルに
よって置換されることができる。
好ましい式(1)の染料は、式中のR1が置換されてい
ないかまたはフェニルまたはフェノキシによって置換さ
れたC、−C,−アルキルであるか、または非置換また
はC,−C,−アルキルによって置換されたフェニルで
あるものである。この場合の置換基フェニルまたはフェ
ノキシ中のフェニル基は、Cl−04−アルキル、C,
−C,−アルコキシまたはフェノキシによって置換され
ることができる。
特に好ましいものは、llIがC,−Cff−アルキル
またはフェニルである式(1)の染料である。
好ましい式(1)の染料は1または2個、特に好ましく
は1個の−Y−R基を含有する。
架橋メンバーのAは脂肪族、芳香族または芳香脂肪族の
基であり、この基に1または3個の−YR基が結合して
いる。
適当な脂肪族基の例としては、直鎖状または分枝状のC
2−Cl−アルキレンまたは環式のC6−C,−アルキ
レン、たとえば1,3−または1,2−プロピレン、1
,4−12,3−または2,4−ブチレン、2−メチル
−1,3−プロピレン、2−メチル−2,4−ベンチリ
ン、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン、1,6−
または2,5−ヘキシレン、1−メチル−2,6−へブ
チレン、1.3−または1,4−シクロヘキシレンなど
が挙げられる。適当な芳香族基の例は1.3−または1
.4−フェニレン、および1,4−または1゜5−ナフ
チレンである。
適当な芳香脂肪族基の例としてはつぎのちのが示される
o−、m−またはp−フェニレンメチレン、o−、m−
またはp−フェニレン−2−エチレン、フェニル−1,
2−エチレン、 1−フェニル−1,3−プロピレン、 2−フェニル−1,3−プロピレン、 1−フェニル−1,2−プロピレン、 1−フェニル−2,3−プロピレン。
基−Y−Rは、これらの基の芳香族部分および/または
脂肪族部分に結合していることができる。
好ましくは、AはCz  Cs−アルキレン基またはフ
ェニレン−〇!−C,−アルキレン基を意味し、特に好
ましくはプロピレン、ブチレン、フェニルエチレンまた
はフェニレンプロピレン基である。
染色特性が優秀であること、特に水性浴からの吸尽性が
優れている理由から、下記式の染料が特に好ましい。
NH。
(式中、 AIはC,−C,−アルキレン基またはフェニル−Cz
−05−アルキレン基を意味し、 RtばC,−C,−アルキルまたはフェニルを意味する
)。
式(1)の新規なジシアノベンゾアントロンは、たとえ
ば、式 (式中、X、Y、A、mおよびRは式(1)について定
義した意味を有する)の置換アミノアントラキノンを、
不活性溶剤中で四塩化チタンと第三アミンとの存在下で
、マロジニトリルと反応させることによって得られる。
適当な不活性溶剤としてはn−ペンタン、n−ヘキサン
、n−へブタンのごとき脂肪族炭化水素、塩化メチレン
、クロロホルム、テトラクロロメタンのごとき塩素化炭
化水素、ジエチルエーテルのごときエーテル、あるいは
ニトロベンゼンまたはハロゲン化ベンゼンのごとき芳香
族化合物が考慮される。好ましくは塩素化炭化水素が使
用され、塩化メチレンが特に好ましい。
使用される第三アミンの例はトリエチルアミンのごとき
脂肪族アミンまたは特にピコリンまたはピリジンのごと
き芳香族性アミンである。
式(3)のアントラキノン化合物の1モルに対して、マ
ロジニトリルの少なくとも2モル、好ましくは2.2乃
至3モルが使用される。それ以上の大過剰も一般に有害
ではないが、利益はない。
四塩化チタンの使用量は、式(3)のアントラキノン化
合物の1モルに対して好ましくは2乃至10モル、特に
好ましくは3乃至6モルである。
第三アミンは、形成される酸と結合するために必要な量
が少な(とも使用される。しかし、−数的には過剰に使
用され、好ましくは四塩化チタンの1モルに対して2乃
至6モル使用される。
反応温度は一般的には一10℃乃至+60℃であり、好
ましくはO乃至25℃である。
反応完了後、染料をそれ自体公知の方法で単離する。た
とえば、反応混合物の揮発性成分を蒸留除去し、残留物
を稀酸水溶液で処理し、生成物を濾過分離し、そして所
望の場合にはそれを再結晶する。
に、Rが水素である式(3)の化合物を式(3)につい
て前記したように反応させてジシアノベンゾアントロン
に導き、そして次ぎにこの化合物、を常用方法によりア
シル化することによっても得ることかできる。
本発明による式(1)の化合物は、半合成および特に全
合成の疎水性繊維材料とりわけ繊維材料の染色および捺
染のための染料として使用することができる。さらにま
た、かかる半合成または全合成疎水性繊維を含む混合繊
維材料布も本発明による化合物を使用して染色または捺
染することができる。
適当な半合成繊維材料は特に二酢酸セルロースおよび三
酢酸セルロースである。
合成疎水性繊維材料の例は、特に線状の芳香族ポリエス
テルからなるもの、たとえばテレフタル酸とグリコール
特にエチレングリコールとから製造されたもの、あるい
はテレフタル酸と1.4−ビス−(ヒドロキシメチル)
−へキサヒドロベンゼンとの縮合生成物からなるもの、
あるいはポリカーボネート、たとえばα、α−ジメチル
−4゜41−ジヒドロキシ−ジフェニルメタンとホスゲ
ンとから製造されたもの、あるいはポリ塩化ビニルまた
はポリアミドをベースとした繊維などである。
本発明の化合物は、公知の染色法によって繊維材料に施
用することができる。たとえば、ポリエステル繊維材料
は吸尽法により常用の陰イオンまたは非イオン分散剤の
存在下で、場合によっては常用の膨潤剤(いわゆるキャ
リヤー)の存在下で、水性分散液から80乃至140℃
の温度で染色することができる。二酢酸セルロースは好
ましくは約65乃至85℃の温度で、そして、三酢酸セ
ルロースは約115℃までの温度で染色される。
本発明の新規染料は、染浴に同時にウールや木綿が存在
した場合でもこれらをほとんど汚染しない。すなわち、
本染料は非常にすぐれた防染性を有している。したがっ
て、ポリエステル/ウール混合繊維あるいはポリエステ
ル/セルロースrR合繊維の中のポリエステル成分の染
色のためにもきわめて好適である。
欧州特許願第238443号明細書は、すでにジシアノ
ベンゾアントロン化合物を開示している。
しかしながら、それらの化合物は本発明による式(1)
の化合物とは置換アミノ基によって区別される。
すなわち、該欧州特許願第238443号明細書は、本
発明による基−Y−Rを有する化合物を全く開示してい
ない。
公知染料に比較して、基−Y−Rを少なくとも1個含有
する本発明の染料は、ポリエステル材料に対する実質的
に向上された吸尽性を有する点において優れている。公
知染料は特定の条件においてのみ、水性吸尽法による染
色、特に濃色での染色に適するものであるが、本発明に
よる染料は吸尽染色法の場合においても非常に良好な固
着収率を与える。
本発明による式(1)の染料はサーモゾル法による染色
のためにも、また繊維材料の捺染のためにも適する。
繊維材料は各種の加工形態でありうる。たとえばファイ
バー、糸または不織布、織物、編物などでありうる。
本発明による染料はその使用前に染料製剤の形に加工し
ておくのが有利である。このためには、染料の平均粒子
サイズが0.01乃至10ミクロンとなるまで染料を摩
砕する。摩砕は分散剤の存在下で実施することができる
。たとえば、乾燥した染料を分散剤と一緒に摩砕するか
、またはペースト形状で分散剤と一緒に混練し、そのあ
と真空乾燥するかまたは噴霧乾燥する。このようにして
製造された製剤は使用前に水を加えれば染色または捺染
のために直ちに使用できる。
捺染の場合には、常用のり剤、たとえば変性されたまた
は変性されていない天然産物あるいは合成品が使用され
る。天然のり剤の例は、アルギン酸塩、ブリティシュゴ
ム、アラビアゴム、クリスタルゴム、イナゴマメ粉末、
トラガント、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、デンプンなどである。合成品の例は
、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸またはその共重
合体、あるいはポリビニルアルコールなどである。
本発明による染料はキャリヤーに対して実質的に不感性
であり、上記した基質材料、特にポリエステル材料に均
一な青赤乃至バイオレットの色相を与える。その染色の
色はきわめて優秀な使用堅牢性を有する。特に耐光堅牢
性、昇華堅牢性、乾熱サーモセット処理に対する堅牢性
、耐プリーツ加工堅牢性、耐塩素堅牢性および湿潤堅牢
性たとえば水堅牢性、汗堅牢性および洗濯堅牢性が良好
である。さらにこの染色物は良好なpH安定性および摩
擦堅牢性をも示す。また、本発明による染料を使用する
ときわめて鮮明な染色物が得られ、その染色物はいわゆ
る“接触退色(catalyticfading)  
″を示さない。
本発明による染料はまた他の染料と一緒に混合色を出す
ために使用することにも非常に適している。もちろん、
本発明による染料を相互に組合せた混合物を使用するこ
ともできる。
本発明の新規染料はさらに以下に例示するような高分子
有機材料の染色または着色に使用することにも適してい
る。たとえば、セルロースエーテルおよびセルロースエ
ステル、たとえばエチルセルロース、ニトロセルロース
、酢酸セルロース、酪酸セルロース、天然樹脂、または
重合または縮合樹脂のごとき合成樹脂、たとえばアミノ
プラスチック樹脂、特に尿素/ホルムアルデヒドおよび
メラミン/ホルムアルデヒド樹脂、アルキッド樹脂、フ
ェノール系樹脂、ポリカーボネート、ポリオレフィンた
とえばポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル
酸エステル、ポリアミド、ポリウレタンあるいはポリエ
ステル、ゴム、カゼイン、シリコーンおよびシリコーン
樹脂。これらは単独または混合物である・ これらの高分子化合物はプラスチック材料として、溶融
物として、あるいは紡糸液の形態、ラッカー、ペイント
、印刷インクなどの形態であってもよい。用途によって
は、本新規染料をトナーとしであるいは調合物の形で使
用するのが有利でありうる。
本染料は合成工程から得られたままの形態で使用するこ
ともできる。軽度に摩砕された形態では、この染料は不
透明な色を与える。しかし、強力に摩砕すると、透明な
着色が得られ、たとえば鮮明なメタリック塗料が得られ
る。
式(11の新規染料によって溶融物の形態で染色されう
る熱可塑性物質の例は、ポリスチレンおよびその混合重
合体、ポリカーボネート、ポリアミド、そして特に線状
ポリエステルである。特に適当な線状ポリエステルはテ
レフタル酸またはそのエステルと弐〇〇−(CHz) 
、、−OH(式中、nは2乃至10の数である)のグリ
コールとの、または1,4−ジ(ヒドロキシメチル)シ
クロヘキサンとの重縮合によって得られたもの、あるい
はヒドロキシ安息香酸、たとえばp−(β−ヒドロキシ
エトキシ)安息香酸のグリコールエーテルの重縮合によ
って得られたものである。なお、ここで線状ポリエステ
ルとはテレフタル酸の一部を他のジカルボン酸またはヒ
ドロキシカルボン酸で置換および/またはグリコールの
一部を他のジオールで置換して得られた共重合ポリエス
テルをも包含する。
ただし、特に興味あるものはポリエチレンテレフタレー
トである。
線状ポリエステルを染色する時には、これを粉末、チッ
プまたは顆粒の形状の染料と緊密に混合するのが有利で
ある。この混合は、たとえば、微細に粉砕した乾燥染料
粉末をポリエステル粒子に振りかけるか、あるいは有機
溶剤に染料を溶解しか溶液または懸濁液でポリエステル
粒子を処理し、次いで溶剤を除去する方法により実施す
ることができる。
また、被染色物質を溶融ポリエステルに直接添加するこ
とも、あるいはまた、ポリエチレンテレフタレートの重
縮合の前または間に添加することもできる。
ポリエステルと染料との比は所望される色濃度により広
い範囲で変更しうる。一般に、ポリエステル100部に
対して染料を0.01乃至2部使用するのが望ましい。
上記のごとく着色処理されたポリエステル粒子を公知方
法で押出機内で溶融し、そして各種成形品、特にシート
または繊維の形に押出成形加工することができる。また
、各種のボードの形にすることもできる。
このようにして得られた物品は均一であって鮮明な青赤
乃至バイオレットの色を呈し、そして高い耐光堅牢性お
よびマイグレーション堅牢性を示す。さらに、本発明の
方法によって得られた繊維製品は優れた湿潤堅牢性なら
びにドライクリーニング堅牢性を示す。
本発明による染料の格別な利点は、それがポリエステル
溶融物中に可溶性であり、かつ300℃までの高温に耐
え分解されないことである。したがって、不溶性顔料を
使用した場合に比較してはるかに澄明な染色物が得られ
る。
本発明による式(1)のジシアノベンゾアントロン化合
物を上記のごとく使用すること、ならびにこれを使用し
た半合成または合成繊維材料、特に繊維材料の染色また
は捺染方法も本発明の対象である。この方法は式(1)
の1種またはそれ以上の化合物を上記した材料に賦与す
るかまたはその材料の中に配合することよりなる。上記
の疎水性繊維材料は、好ましくは、ポリエステル繊維材
料である。
本発明の方法によって処理されうるその他の基質ならび
に好ましい処理条件は、本発明による化合物の使用につ
いて詳細に説明した上記の記載から明らかであろう。
本発明の方法によって染色または捺染された疎水性繊維
材料、特にポリエステル繊維材料もまた本発明に包含さ
れる。
以下、実施例に求り本発明をさらに詳細に説明する。こ
れらの実施例は本発明を限定するものではない。なお、
部およびパーセントは特に別途記載のない限り重量部お
よび重量パーセントである。
温度は摂氏度である。
大侮■土 式 の化合物11.8g、マロジニトリルの7g、塩化メチ
レンの250mj2よりなる混合物に、0乃至5℃の温
度で強力に攪拌しなから四塩化チタンの23mj!を3
0分間かけて滴下する。次いで同じ温度でピリジンの1
0ralを30分間かけて滴下する。この混合物をさら
に2時間攪拌する。この間に温度は20℃まで上昇する
。この後、真空下で回転蒸発器にかけて揮発成分を除去
し、その残留物を2規定の塩酸200mj2で処理する
。生成物を濾過分離して2規定の塩酸で洗う。このあと
、濾液が中性となるまでフィルター上の生成物を水洗し
、それからメタノールで洗って褐色の副生成物を除去す
る。得られた生成物を乾燥してエチルセロソルブの10
部から再結晶する。
しかして、濃いバイオレット色の粉末として下記式の染
料が得られた。
CH,OH この染料の構造は元素分析、質量スペクトルおよび核プ
ロトン共鳴スペクトルの結果と一致した。
この染料を分散染料として常用吸尽法によりポリエステ
ルを染色したところ、高い吸尽率で、鮮明な青赤色の染
色物が得られた。この染色物は良好な染色堅牢性を有し
、特に昇華堅牢性および耐光堅牢性が優秀であった。
実施に1ユ OH基によって置換された1−アルキルアミノアントラ
キノン、1−アラールキルアミノアノトラキノンまたは
アリールアミノアントラキノンを使用した以外は実施例
1と同様に操作を実施した。下記表1に示した染料が得
られた。これらの染料は実施例1で得られた染料と同様
な特性を有し、ポリエステルを青赤色に染色する。
表  1 Hz 表 1 (つづき) 表 1 (つづき) l−上(つづき) 表 1 (つづき) スm 実施例1で得られた染料の3.6gをピリジンの50m
1に溶解し、そして20℃で無水酢酸1.8mp、を添
加する。20℃で15時間攪拌を続け、そのあとこの混
合物を5On+1の水で稀釈する。
沈殿した下記式の染料を吸引濾過し、水で洗って乾燥す
る。
無水酢酸の代りに無水プロピオン酸または無水安息香酸
を使用して上記実施例を繰返し実施したところ、同様な
優れた特性を有する類似の染料が得られた。
スe二」」− アシルオキシ基によって置換された対応する1−アルキ
ルアミノアントラキノン、1−アリールアミノアノトラ
キノンまたは1−アラールキルアミノアントラキノンを
使用した以外は上記実施例と同様に操作を実施した。下
記表2〜4に示した染料が得られた。これらの染料は上
記実施例で得られた染料と同様な特性を有し、ポリエス
テルを表に記載した色相に染色する。
この染料を分散染料として常用法によりポリエステルを
染色したところ、非常に高い吸尽率で、鮮明な青赤色の
染色物が得られた。この染色物は良好な染色堅牢性を有
し、特に昇華堅牢性および耐光堅牢性が優れていた。
盈−1 L2(つづき) NH。
表 (つづき) Li(つづき) 表 (つづき) 表−盈 NH。
表 (つづき) 表 (つづき)。
表−1(つづき) 表 (つづき) 表 1b tj−(つづき) 表 (つづき) 1(つづき) 点−生(つづき) 実施■11 1−ヒドロキシイソブチルアミノアントラキノ7のit
、agO代りに、等モル量の6−りoo−1−ヒドロキ
シイソブチルアミノアントラキノンを使用した以外は実
施例1と同様に操作を実施した。下記式の染料が得られ
た。
この染料はポリエステルを染色堅牢性の良好な青赤色に
染色する。
実施五主I 実施例24で得られた稀釈してない乾燥染料1部を、ガ
ラス玉ミル中でジナフチルメタンジスルホナート(ナト
リウム塩)1部および水と混合し、そして粒子サイズが
2ミクロンまたはそれ以下となるまでこの混合物を摩砕
した。得られたペーストにリグニンスルホン酸ナトリウ
ム3部を加えた。
この染料、分散剤および水からなるペーストを噴霧乾燥
にかけて粉末状の染料製剤を得た。
この染料製剤は、たとえば高温法によってポリエステル
材料を染色するために使用することができ、この場合に
染浴は高い分散安定性を示す。そして耐光堅牢性の優れ
た青赤色ポリエステル染色物を与える。
実上斑主主 実施例24で得られた染料2部を4000部の水に分散
した。この分散物に0−フェニルフェノールのナトリウ
ム塩12部とリン酸ニアンモニウムの12部とを添加し
た。この染浴の中でポリエチレングリコールテレフタレ
ートのヤーン1o。
部を95乃至98℃の温度で90分間染色した。
この後、染色物をすすぎ洗いし、水酸化ナトリウム水溶
液と分散剤とで処理した。しがして、耐光堅牢かつ昇華
堅牢で鮮明な青赤色の染色物が得られた。
ス1」(し± 実施例24で得られた染料1部を、ジナフチルメタンジ
スルホン酸のナトリウム塩の50%水溶液2部を加えて
湿潤させて溶融し、そしてこの溶融混合物を乾燥した。
得られた染料製剤をN−ベンジルヘプタデシルベンゾイ
ミダゾールジスルホン酸のナトリウム塩の10%水溶液
の40部と共に攪拌し、そしてこの混合物に40%の酢
酸溶液の4部を添加した。
、この混合物を水で稀釈して4000部の染浴を仕立て
た。
50℃の温度でこの染浴にポリエステル繊維材料100
部を投入し、30分間で120乃至130℃まで浴温度
を上げ、そしてこの温度で容器を閉じて1時間染色した
。次によくすすぎ洗いした。
これにより耐光堅牢性良好な鮮明な青赤色に染色された
染色物が得られた。
裏立医工l ポリエチレングリコールテレフタレート布を、パッダー
にかけて40″Cの温度で下記組成の染色液を含浸させ
た。
下記成分中に微分散された実施例24で得られた染料 
              20部、アルギン酸ナト
リウム       10部、トリエタノールアミン 
       20部、オクチルフェノールポリグリコ
ール エーテル             20部、水   
                930部。
この布を吸液率約100%まで絞り、温度100℃で乾
燥し、そして210℃の温度で30秒間固着した。この
あと、染色された布を水ですすぎ洗いし、ソーピングし
、そして乾燥した。これによって耐光堅牢な鮮明な青赤
色染色物が得られた。
去庇■工旦 つや消しをしていない繊維製造に適当なポリエチレンテ
レフタレート顆粒を密封可能な容器に入れ、実施例24
で得られた染料1%を加えて振動装置にかけて15分間
振とうした。均一に染色された顆粒を溶融紡糸装置で紡
糸した(温度285℃±3℃、紡糸装置内滞留時間約5
分間)。得られた糸を延伸撚り機に導き、撚り合わせた
。これにより鮮明な青赤色に着色された撚り糸が得られ
、その色は優秀な耐光堅牢性および昇華堅牢性を示した

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) [式中、 Xは水素、ハロゲン、ニトロ、NH_2、 Yは−O−または−S−、 Aは架橋メンバー、 mは1、2または3、 Rは水素または基▲数式、化学式、表等があります▼(
    ここで、R^1は置換されているかまたは置換されてい
    ないアルキルまたはアリール基を意味する)を意味する
    ]の化合物。 2、Xが水素である請求項1記載の化合物。 3、Yが−O−である請求項1または2記載の化合物。 4、Rが基▲数式、化学式、表等があります▼である請
    求項1乃至3のいずれかに記載の化合物。 5、R^1が置換されていないかまたはフェニルまたは
    フェノキシによって置換されたC_1−C_6−アルキ
    ル(置換基のフェニルまたはフェノキシは場合によって
    はC_1−C_4−アルキル、C_1−C_4−アルコ
    キシまたはフェノキシによって置換されることができる
    )、または置換されていないかまたはC_1−C_4−
    アルキルによって置換されたフェニルである請求項1乃
    至4のいずれかに記載の化合物。 6、R^1がC_1−C_3−アルキルまたはフェニル
    である請求項5記載の化合物。 7、mが1または2、特に好ましくは1である請求項1
    乃至6のいずれかに記載の化合物。 8、AがC_2−C_5−アルキレン基またはフェニレ
    ン−C_2−C_5−アルキレン基である請求項1乃至
    7のいずれかに記載の化合物。 9、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、 A^1はC_2−C_5−アルキレン基またはフェニレ
    ン−C_2−C_5−アルキレン基を意味し、R^2は
    C_1−C_3−アルキルまたはフェニルを意味する)
    の化合物。10、請求項1記載の式(1)の化合物の製
    造方法において、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(3) (式中、X、Y、A、mおよびRは式(1)において定
    義した意味を有する)の置換アミノアントラキノンを、
    不活性溶剤中で四塩化チタンと第三アミンとの存在下で
    、マロジニトリルと反応させることを特徴とする方法。 11、半合成または合成繊維材料、特に線状芳香族ポリ
    エステル製の繊維材料の染色または捺染のために請求項
    1記載の式(1)の化合物を使用する方法。 12、請求項11の方法により染色または捺染された材
    料。
JP1142299A 1988-06-06 1989-06-06 ジシアノベンゾアントロン化合物 Pending JPH0232162A (ja)

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CH02136/88-8 1988-06-06

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