JPH0231816Y2 - - Google Patents

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JPH0231816Y2
JPH0231816Y2 JP1985020088U JP2008885U JPH0231816Y2 JP H0231816 Y2 JPH0231816 Y2 JP H0231816Y2 JP 1985020088 U JP1985020088 U JP 1985020088U JP 2008885 U JP2008885 U JP 2008885U JP H0231816 Y2 JPH0231816 Y2 JP H0231816Y2
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wall
casing
housing
recess
halves
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種電子機器等の外装体をなすプラ
スチツク製の筐体に関するものである。
[従来の技術] パーソナルコンピユータ等を収納する電子機器
等のケースは、例えば、実開昭59−143077号公報
に記載されているが、この収納ケースは、中空二
重壁構造のものであり、その内部には電子機器等
の収納凹部が形成されている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記従来の電子機器等のケースにあ
つては、ケースに対して機器の出し入れを容易に
するため、ケースの内面と収納機器の外面との間
には隙間が設けられているので、携帯時等の場合
には、収納機器が動揺してそれに悪影響を及ぼす
欠点がある。
このため、従来から、ケースと内蔵機器とをケ
ース側からネジによつて固定し、両者を一体化し
た電子機器用のケースも知られているが(実公昭
54−35606号公報参照)、ケースが直方体または立
方体のものでは、その対角線方向に変形し易いの
で、内蔵した機器とケースとを一体に固定する
と、かえつてケースの変形歪が内蔵機器に直接的
に波及してしまい、内蔵機器が精度の高い測定器
や精密機器の場合には、その精度の低下や機能の
変動、劣化をまねくことになるのである。
そこで、本考案は、このような問題点に鑑み、
筐体とそれに内蔵した機器本体とを一体化して、
機器本体が動揺することによる悪影響をなくすと
ともに、筐体が直方体または立方体であつても、
外観を損なうことなくその角部の補強を図つて筐
体の対角線方向の変形をなくし、内蔵一体化され
た機器本体に変形歪が波及することに起因する精
度の低下や機能の変動、劣化を防止し、併せて、
筐体に内蔵された機器本体を中空二重壁構造の中
空部を介さず筐体の内壁に直接ボルトで固定し、
筐体と内蔵された機器本体との固定一体化を安定
かつ強固にすることができる電子機器等のケース
を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するための技術的手
段として、次のとおり構成した。
すなわち、直方体または立方体の筐体の周面を
縦割りし、かつその周面のうちの隣接する2面を
形成する中空二重壁構造の2つの半体を組合わせ
て直方体または立方体の筐体を構成し、上記2つ
の半体の内壁隅部に、その角部を挟んで外壁方向
に凹部を形成して凹部の先端両側を外壁に溶着す
るとともに、筐体の外周面の複数部位にその外壁
を内壁方向に凹ませて溶着したボルト取付凹部を
形成し、ボルト取付凹部にボルトを螺装して筐体
内に内蔵された機器本体を筐体と一体に固定する
ことを特徴とする電子機器等の筐体としたもので
ある。
[作用] 2つの半体はそれぞれプラスチツクのブロー成
形によつて構成されるが、この2つの半体を対称
的に組合わせることによつて直方体または立方体
の筐体の周面体を構成する。なお、周面体の上面
と底面をパネルによつてそれぞれ閉じ、筐体が構
成される。
上記筐体内には機器本体が内蔵され、この機器
本体は、筐体の周面に形成されたボルト取付凹部
からボルトを螺装して筐体に固定され、両者が一
体化される。
ところで、筐体を構成する2つの半体は、内壁
隅部に、その角部を挟んで外壁方向に凹部を形成
して凹部の先端両側が外壁に溶着されているの
で、角部の補強が図られて筐体の対角線方向に変
形することがない。このため、筐体に一体に固定
した機器本体には変形歪が波及せず、その精度の
低下や機能の変動、劣化を防止することができ
る。さらに、内蔵された機器本体は、中空二重壁
構造の中空部を介して固定されるのでなく、内壁
にボルトによつて直接固定されるので、筐体と機
器本体との固定一体化が強固であつて完全であ
る。
[実施例] 本考案の一実施例を図面について説明する。
図面には電子機器として精度の高い測定器が例
示されている。1は立方体の筐体であつて、この
筐体1は、2つの半体2,2を組合わせて周面体
を構成し、周面体の上面を操作パネル3により、
底面を底面パネル4によつてそれぞれ閉じて構成
されている。なお、上面の操作パネル3はその周
面体の上縁内周にネジ等によつて固定するか接着
され、底面パネル4は周面体の底部内面に凹溝5
に嵌合されている。
上記筐体1を構成する2つの半体2,2は、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性プラス
チツクからなる中空二重壁構造をなし、筐体1を
縦割した形状をなしており、この2つの半体2,
2は、筐体1の周面のうちの隣接する2面を形成
する断面L字状のものであつて、2つの半体2,
2を対称的に組合わせることによつて筐体1の周
面体が構成される。このため、2つの半体2,2
の互いの合せ端面の外壁には、係止凹溝6,6が
形成され、この係止凹溝6,6に係止具7を嵌合
するこによつて2つの半体2,2が一体に結合さ
れるようになつている。上記2つの半体2,2の
内壁隅部には、その角部を挟んで外壁方向に凹部
8が形成されており、この凹部8の先端両側9,
9は外壁に溶着されていて、この構成によつて、
立方体をなす筐体1隅部の対角線方向の変形に対
する補強が図られ、筐体1の剛性が増してその対
角線方向の変形が防止される。
10は機器本体であつて、この機器本体10は
筐体1に内蔵されており、筐体1の外周面から螺
装された複数のボルト11によつて固定され、筐
体1とそれに内蔵された機器本体10とが一体化
されている。すなわち、筐体1の外周面の複数部
位には、その外壁を内壁方向に凹ませて溶着した
ボルト取付凹部が形成され、ボルト取付凹部にボ
ルト11を螺装して、筐体1内に内蔵された機器
本体10が、中空二重壁構造の筐体1の内壁に中
空部を介さず直接固定される。上記ボルト11の
頭部は、ボルト取付凹部内に没入して、外部には
露出しない。
なお、操作パネル3には、表示部12、操作ボ
タン13、操作つまみ14等が配設されている。
以上のように構成されたものにおいては、筐体
1を構成する2つの半体2,2の内壁隅部に、そ
の角部を挟んで外壁方向に凹部8,8を形成し
て、凹部8,8の先端両側9,9が外壁に溶着さ
れているので、角部の補強が図られて筐体1は対
角線方向に変形することがない。
このため、筐体1に内蔵され、かつ一体に固定
された機器本体10には外部から変形歪が波及せ
ず、その精度の低下や機能の変動、劣化を防止す
ることができる。さらに、内蔵された機器本体1
0は、中空二重壁構造の中空部を介して固定され
るのでなく、内壁にボルト11によつて直接固定
されるので、筐体1と機器本体10との固定一体
化が強固に、しかも完全になされる。
[考案の効果] 本考案は、直方体または立方体の筐体の周面を
縦割りし、かつその周面のうちの隣接する2面を
形成する中空二重壁構造の2つの半体を組合わせ
て直方体または立方体の筐体を構成し、上記2つ
の半体の内壁隅部に、その角部を挟んで外壁方向
に凹部を形成して凹部の先端両側を外壁に溶着す
るとともに、筐体の外周面の複数部位にその外壁
を内壁方向に凹ませて溶着したボルト取付凹部を
形成し、ボルト取付凹部にボルトを螺装して筐体
内に内蔵された機器本体を筐体と一体に固定する
ものであるから、筐体とそれに内蔵した機器本体
とを一体化して、機器本体が動揺することによる
悪影響をなくすとともに、筐体が直方体または立
方体であつても、外観を損なうことなくその角部
の補強を図つて筐体の対角線方向の変形をなく
し、収納一体化された機器本体に変形歪が波及す
ることによる精度の低下や機能の変動、劣化を防
止し、併せて、筐体に内蔵された機器本体を中空
二重壁構造の中空部を介さず筐体の内壁に直接ボ
ルトで固定し、筐体と内蔵された機器本体との固
定一体化を強固に、かつ完全にすることができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電子機器等の
筐体の全体の斜視図、第2図は同上水平断面図、
第3図は一部の斜視図、第4図は縦断面図であ
る。 1……筐体、2,2……2つの半体、6,6…
…係止凹溝、7……係止具、8,8……凹部、
9,9……その先端両側、10……機器本体、1
1……複数のボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直方体または立方体の筐体の周面を縦割りし、
    かつその周面のうちの隣接する2面を形成する中
    空二重壁構造の2つの半体を組合わせて直方体ま
    たは立方体の筐体を構成し、上記2つの半体の内
    壁隅部に、その角部を挟んで外壁方向に凹部を形
    成して凹部の先端両側を外壁に溶着するととも
    に、筐体の外周面の複数部位にその外壁を内壁方
    向に凹ませて溶着したボルト取付凹部を形成し、
    ボルト取付凹部にボルトを螺装して筐体内に内蔵
    された機器本体を筐体と一体に固定することを特
    徴とする電子機器等の筐体。
JP1985020088U 1985-02-15 1985-02-15 Expired JPH0231816Y2 (ja)

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JP1985020088U JPH0231816Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

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JP1985020088U JPH0231816Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

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JPS61138276U JPS61138276U (ja) 1986-08-27
JPH0231816Y2 true JPH0231816Y2 (ja) 1990-08-28

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ID=30510253

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JP4653686B2 (ja) * 2006-03-31 2011-03-16 株式会社東芝 携帯型電子機器の収納ケース
JP6088817B2 (ja) * 2012-12-25 2017-03-01 株式会社Kelk 温度制御装置

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JPS5435606Y2 (ja) * 1975-03-14 1979-10-29

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