JP4413752B2 - スピーカボックス - Google Patents

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Description

この発明は、音楽再生装置等の各種音響機器に使用されるスピーカボックスに関する。
音楽再生装置等の各種音響機器に使用されるスピーカボックスとして、スピーカユニットをその前面を外部に露出させた状態で内部に収容したものがある。一例として、図6(A)〜(F)に示すスピーカボックス100は、バックキャビネット101、フロントキャビネット102、スピーカユニット103、ネットフレーム104及びジャージーネット105等から構成されている。バックキャビネット101は、図6(F)に示すように、半円筒形状を呈し、半円筒の内周面から開口面112に向かって突出したボス111を有する。ボス111には、バックキャビネット101の背面に露出した貫通孔が形成されている。フロントキャビネット102は、図6(D),図6(E)に示すようにバックキャビネット101と同様に半円筒形状を呈し、半円筒の内周面から開口面122に向かって突出したボス121を有する。ボス121は、ボス111に対向する位置に形成されており、その対向面にはビス穴が形成されている。
バックキャビネット101の背面からボス111の貫通孔に挿入したビスをボス121のビス穴に螺合させてバックキャビネット101とフロントキャビネット102とを互いの合わせ面112及び122において合わせる。この時、合わせ面112,122においてジャージーネット105の端部を挟持させて図6(A),(B),(C)に示すような外観を形成する。
スピーカユニット103は、フロントキャビネット102の開口部123に前面が外部に露出するように設けられ、バックキャビネット101及びフロントキャビネット102によって形成された円筒の内部に収容される。ネットフレーム104は、スピーカユニット103の前面を覆うように、且つ、フロントキャビネット102の外周面の一部を形成する。
また、円筒状のスピーカボックスには、図7(A)〜(F)に示すように、円筒の上面及び底面を形成する円盤115をバックキャビネット101に備えた構成のものもある。この時、ジャージーネット105は、合わせ面112及び122、円盤115の円周部分とフロントキャビネット102の外周面との間に挟持される。
さらに、楕円筒の側面を楕円筒の軸方向に平行に切り欠いた面である前面板の開口部に、スピーカユニットを備えた構成がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−351008号公報
しかしながら、上述した図6に示す構成では、バックキャビネット101とフロントキャビネット102との接合強度が足りないために合わせ面112,122における接触が不安定になり、合わせ面112,122からスピーカボックス100内部の空気が漏れ易くなっていた。また、ジャージーネット105をバックキャビネット101とフロントキャビネット102とを用いて挟持するため、合わせ面112,122における接触がより不安定になるので、スピーカボックス100内部から空気がより漏れ易くなっていた。さらに、この空気漏れを防止するためにバックキャビネッ101とフロントキャビネット102との接合強度を向上すべくボス111、121のビスを強く締め付けようとすると、円筒状のスピーカボックス100の外観形状が変形してしまう虞があった。
このようなボックス内の空気が外部に漏れると、スピーカボックス100内部に収納されたスピーカユニット103の背面側に生じる前面側から出力される音とは逆位相の音が外部に漏れることになり、前面から出力される音が外部に漏れた逆位相の音に打ち消され、スピーカユニット103から十分な音量の音を発生できなくなる。
しかも、図6(B)に示すように、合わせ面112,122は、スピーカボックス100の横断面における単一の直径を含む面で構成する必要があり、このことが外観のデザイン上大きな制約となっていた。バックキャビネット101及びフロンとキャビネット102は、通常は金型により射出成型されるが、合わせ面112,122を互いの挟み角が180°でない2面で形成すると簡単な構成の金型を用いて射出成型することが困難になるからである。また、ジャージーネット105をフロントキャビネット102の外周面に巻き付けられた構成においても、同様に外観のデザイン上大きな制約となっていた。
一方、上述した図7に示す構成では、バックキャビネット101とフロントキャビネット102とを合わせる箇所の形状が複雑になるので、合わせ面112,122における接触がより不安定になり、内部から空気がより漏れ易くなっていた。また、図7に示す構成については、合わせ面112,122を互いの挟み角が180°でない2面で形成することもできるが、金型が非常に複雑な形状となるために製造コストが高騰してしまうため、図6に示す構成と同様にフロントキャビネット102及びジャージーネット105の巻きつけの範囲は横断面における最大約180°の範囲であり、外観のデザイン上大きな制約となっていた。
また、これらの構成には、接合強度を上げることができないためにスピーカボックス装置100としての剛性にも不安があった。
一方、上述した特許文献1の構成については、特に記載はないが楕円筒が図6又は図7と同様の構成であると考えられ、楕円筒の内部から空気漏れが生じ易いと考えられる。
この発明の目的は、部品点数の増加を抑制しつつ本体装置内部からの空気漏れを容易に防止でき、且つ、フロントキャビネットの外側面及びネットの巻き付け範囲を本体装置の横断面における180°より大きい範囲に構成でき、また本体装置の剛性を高めることも可能とするスピーカボックスを提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)筒状のスピーカボックスであって、
互いの合わせ面を当接させた状態で前記筒状の本体装置を形成するバックキャビネット及びフロントキャビネットと、
前記バックキャビネット及び前記フロントキャビネットを接合する接合手段と、
音を出力するスピーカユニットと、
前記スピーカユニットの背面側を囲み、前記本体装置の内部の空間を2つに仕切る筐体であって、前記合わせ面に平行な面上において前記バックキャビネット及び前記フロントキャビネットのそれぞれに設けられた2つの仕切部材を合わせて形成される筐体と、を備え
前記2つの仕切部材は、前記バックキャビネットの内側面から延出し、前記合わせ面に平行な面側において開口して凹部を形成する第1の壁面と、前記フロントキャビネットの内側面から延出し、前記合わせ面に平行な面側において開口して凹部を形成し、開口面が前記第1の壁面の開口面と同一形状の第2の壁面と、を含み、
前記第1の壁面及び前記第2の壁面は、互いの壁面が前記合わせ面に平行な面において重なるように各開放端の少なくとも一部に係合部を備え、
前記バックキャビネットは、前記本体装置の上面及び底面を備え、
前記筐体における前記本体装置の軸方向に平行な前記第2の壁面の前記開放端が、前記合わせ面において前記フロントキャビネットの内側面と一体化され、前記開口面の面積が、前記筐体の前面の面積以上であり、
前記フロントキャビネットの外側面に沿って巻き付けられ、且つ、前記合わせ面において、前記バックキャビネット及び前記フロントキャビネットの間に挟持されるネットを備えたことを特徴とする。
この構成においては、バックキャビネット及びフロントキャビネットが互いの合わせ面において合わせられて筒状の本体装置が形成される。この時、2つの仕切部材も合わせられて筒状の本体装置の内部の空間を2つに仕切る筐体が形成される。また、この筐体の内部に音を出力するスピーカユニットが収容される。
したがって、筒状の本体装置の外側面及び内部に形成される筐体が本体装置内部の空気漏れを二重に防止する。また、本体装置の内部に形成された筐体が本体装置の骨格の役割を果たす。
また、バックキャビネット及びフロントキャビネットに備えられた2つの仕切部材に、開口面が同一形状の第1の壁面及び第2の壁面が含まれ、第1の壁面及び第2の壁面が合わせられて筐体が形成される。この時、第1の壁面及び第2の壁面の各開放端の少なくとも一部に備えられる係合部によって、互いの壁面が合わせ面に平行な面において重なり合うように第1の壁面と第2の壁面とが係合される。
したがって、第1の壁面及び第2の壁面が合わせ面に平行な面において重ね合わされて筐体が形成されるので、合わせた箇所から空気がより漏れ難い。また、係合部による係合によって衝撃等による第1の壁面及び第2の壁面の合わせ状態がずれることが防止される。
さらに、本体装置の上面及び底面と本体装置の外側面を構成する一部とがバックキャビネットによって構成され、本体装置の外側面を構成する他部がフロントキャビネットによって形成される。また、本体装置の軸方向に平行な第2の壁面の開放端が合わせ面において、本体装置を構成する他部における内側面と一体形成される。また、第2の壁面が形成する凹部の開口面の面積が、筐体の前面の面積以上で形成されている。
したがって、本体装置の横断面において互いの挟み角が180°でない2面によって合わせ面を形成しても、金型を用いて容易にフロントキャビネットが形成される。
加えて、本体装置の横断面において180°より大きい範囲で形成されるフロントキャビネットの外側面にネットが巻き付けられ、合わせ面においてバックキャビネット及びフロントキャビネットの間に挟持される。
)前記係合部は、前記開放端の全周に渡って備えられていることを特徴とする。
この構成においては、開放端の全周に渡って備えられた係合部によって第1の壁面と第2の壁面とが係合される。したがって、第1の壁面と第2の壁面とが完全に係合して筐体が形成されるので、本体装置内部からの空気漏れが防止される。
)前記接合手段は、前記第1の壁面が形成する前記凹部において前記第バックキャビネットの内面から前記合わせ面に向かって突出する第1のボスと、前記第2の壁面が形成する前記凹部において前記フロントキャビネットの内面から前記合わせ面に向かって突出する第2のボスと、を含むことを特徴とする。
この構成においては、第1の壁面が形成する凹部に設けられた第1のボスと、第2の壁面が形成する凹部に設けられた第2のボスとがビス止め等されてバックキャビネット及びフロントキャビネットが接合される。したがって、第1の壁面及び第2の壁面によって形成される筐体の内部に位置している第1のボス及び第2のボスが、筐体及び本体装置の骨格の役割を果たす。
)前記第1のボス及び前記第2のボスは、前記合わせ面に平行な面上において嵌合する凹部又は凸部を各先端部に備えたことを特徴とする。
この構成においては、凹凸形状を有する第1のボス及び第2のボスが嵌合してバックキャビネット及びフロントキャビネットが接合される。したがって、第1のボス及び第2のボスが合わせ易く、バックキャビネット及びフロントキャビネットの接合作業が容易となる。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)筒状の本体装置の内部の空間を2つに仕切る筐体を形成することによって、筒状の本体装置の外側面及び内部に形成される筐体が本体装置内部の空気漏れを二重に防止できるので、筐体の内部に収容されたスピーカユニットの背面側から出力された音が外部に漏れることがなく、部品点数の増加を抑制しつつスピーカユニットの前面から出力された音と干渉することを防止でき、高音質を保持することができる。
また、本体装置の内部に形成された筐体によって、本体装置の剛性を高めることができ、仕切部材を合わせている箇所が変形等することを防止できるので、本体装置内部の空気漏れを確実に防止できる。
(2)少なくとも一部に係合部を備えた開口面が同一形状の第1の壁面及び第2の壁面を合わせ面に平行な面において重ね合わせて筐体を形成することによって、筐体内部からの空気漏れを確実に防止できる。また、衝撃等により第1の壁面及び第2の壁面の合わせ状態がずれることを防止でき、本体装置の剛性をより高めることができる。
(3)開放端の全周に渡って備えられた係合部を用いて第1の壁面と第2の壁面とを重ね合わせるように係合することによって、衝撃等により第1の壁面及び第2の壁面の合わせ状態がずれることを確実に防止でき、本体装置の剛性をより高めることができる。
(4)本体装置の軸方向に平行な第2の壁面の開放端を、合わせ面において本体装置を構成する他部における内側面と一体形成し、第2の壁面が形成する凹部の開口面の面積を、筐体の前面の面積以上で形成することによって、本体装置の横断面において180°より大きい範囲のフロントキャビネットを金型で容易に形成することができる。これによって、本体装置内部からの空気漏れを防止しつつ、ユーザに視認され易い箇所に位置するフロントキャビネットの外観のデザイン上の制約を緩和できる。
(5)本体装置の横断面において180°より大きい範囲のフロントキャビネットにネットを巻き付けることによって、本体装置内部からの空気漏れを防止しつつ、ネットを備えた構成のフロントキャビネットの外観のデザイン上の制約を緩和できる。
(6)第1の壁面が形成する凹部に設けられた第1のボスと、第2の壁面が形成する凹部に設けられた第2のボスとをビス止め等してバックキャビネット及びフロントキャビネットを接合することによって、筐体及び本体装置の剛性をより高めることができる。
(7)第1のボス及び第2のボスを嵌合してバックキャビネット及びフロントキャビネットを接合することによって、バックキャビネット及びフロントキャビネットの接合作業を容易にすることができる。
以下、この発明の最良の実施形態に係るスピーカボックスを図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1(A)〜(C)は、スピーカボックス1の正面図、上面図、側面図である。図2は図1(A)に示すA−A′断面を示す断面図であり、図3は図1(A)に示すB−B′断面を示す断面図である。図4及び図5は、スピーカボックス1に備えられるバックキャビネット2及びフロントキャビネット3の斜視図である。
この発明の本体装置である円筒状のスピーカボックス1は、バックキャビネット2、フロントキャビネット3等から構成され、図2及び図3に示すように合わせ面20,30においてバックキャビネット2及びフロントキャビネット3を合わせて形成されている。
バックキャビネット2は、図4に示すように外側面(外周面)を形成する円弧状の第1の基台面21、本体装置の上面、底面を構成する円盤22a,22b及び第1の基台面21の内側面(内周面)上に位置する第1の壁面23等から構成されている。第1の基台面21は、本体装置の軸方向である矢印Y方向の両端部に円盤22a,22bを有している。第1の壁面23は、第1の基台面21の内周面上において矢印Y方向に直交する方向に開口した凹部23aを形成している。
また、バックキャビネット2は、凹部23a内において第1の基台面21の内周面から
矢印Y方向に直交する方向に突出するフロントキャビネット固定用の第1のボス24a,24bを備えている。第1のボス24a,24bは、外部に面した中空形状であり、先端部にフロントキャビネット3固定用のビス孔25a,25b及び嵌合穴26a,26bを有する。
フロントキャビネット3は、図5に示すように、内側面(内周面)が第1の基台面21に対向する第2の基台面31、矢印Y方向の第2の基台面31の両端側に位置する延材面32a,32b、第2の基台面31の内周面上において第1の基台面21に対向する方向に開口した凹部33aを形成する第2の壁面33等から構成されている。また、フロントキャビネット3は、スピーカユニット4、ネットフレーム5及びジャージーネット(本発明のネットに相当する。)6を備えている。
第2の基台面31は、第1の基台面21の内周面に対向する開口部31aを備えている。開口部31aは、スピーカ取付用ボス35に保持されたスピーカユニット4の前面を外部に露出する。延材面32a,32bは、第2の基台面の矢印Y方向の両端部から延出してフロントキャビネット3の外側面(外周面)の一部を形成し、自由端側において円盤22a,22bに接続される。
第2の壁面33は、開口面の形状が前記第1の壁面23の開口面の形状と等しく、図3の拡大図に示すように開放端33bの全周が第1の壁面23の開放端23bに外嵌する凹形状を呈している。なお、第1の壁面23の開放端23bの凸形状及び第2の壁面33の開放端33bの凹形状が本発明の係合部に相当する。また、図2に示すように、第2の壁面33のうち矢印Y方向に平行な開放端33bは、フロントキャビネット3の内側面(内周面)と一体形成されている。また、係合部は、開放端33bの全周でなくても少なくとも一部に形成されていればよい。
フロントキャビネット3は、凹部33a内において第2の基台面31の内周面から矢印Y方向に直交する方向に突出するバックキャビネット固定用の第2のボス36a,36bを備えている。第2のボス36a,36bは、先端部にバックキャビネット2の固定用のビス穴37a,37bを有する。
ネットフレーム5は、延材面32a,32bの間の第2の基台面31の前面に配置され、スピーカユニット4が開口部31aに設けられた状態でスピーカユニット4の前面を覆いつつ、フロントキャビネット3の外周面の一部を形成する。ジャージーネット6は、フロントキャビネット3の外周面全体に巻き付けられる。
なお、本実施形態に係るバックキャビネット2及びフロントキャビネット3は、樹脂で形成され、溶解した状態の樹脂を金型に射出して成型する。
スピーカボックス1の組み立ては、まず第2の基台面31に形成されたネットフレーム固定用孔31bにネットフレーム5の背面の角部分に形成された4つの係合用爪5aを挿入し、フロントキャビネット3にネットフレーム5を係合する。
次に、ジャージーネット6をフロントキャビネット3の外周面全体に巻き付けて合わせ面20、延材面32a,32bの自由端において内周面側に折り返し、折り返した部分を熱溶着してフロントキャビネット3の組品を形成する。なお、ジャージーネット6のない場合は、フロントキャビネット3にネットフレーム5を結合して一体にした後、フロントキャビネット3の外周面の全体に塗装等の仕上げを施してフロントキャビネット3の組品と形成した構成でもよい。
その後、このフロントキャビネット3の組品に、スピーカ取付用ボス35のビス穴とスピーカユニット4のビス孔41とを重ね合わせてビスを挿入、螺合させて、フロントキャビネット3にスピーカユニット4を組み付ける。
次に、第1の壁面23の開放端23b及び第2の壁面33の開放端33bを重ね合わせ、且つ、第1のボス24a,24bの嵌合穴26a,26bに第2のボス36a,36bの先端部の凸部を嵌合してビス孔25a,25bに挿入したビスをビス穴37a,37bに螺合させて第1のボス24a,24b及び第2のボス36a,36bを組み付ける。この時、ビスの挿入は、バックキャビネット2の背面から行う。
これにより、合わせ面20,30においてバックキャビネット2及びフロントキャビネット2が合わされ、スピーカボックス装置1が組み立てられる。また、この発明の仕切部材である第1の壁面23及び第2の壁面33とが本体装置の内部において筐体10を形成するので、部品点数の増加を抑制しつつ本体装置の外周面及び内部に形成される筐体10が本体装置内部からの空気漏れを二重に防止し、筐体10の内部に収容されたスピーカユニット4の背面側から出力された音が外部に漏れることがなく、スピーカユニット4の前面から出力された音と干渉することを防止でき、高音質を保持することができる。
また、本体装置の内部に形成された筐体10によって、本体装置の剛性を高めることができ、第1の壁面23及び第2の壁面33を合わせている箇所が変形等することを防止できるので、本体装置内部からの空気漏れをより確実に防止できる。
さらに、係合部である第1の壁面23の開放端23bの凸形状及び第2の壁面33の開放端33bに形成された凹形状によって、衝撃等により第1の壁面及び第2の壁面の合わせ状態がずれることを防止でき、本体装置の剛性をより高めることができる。
また、本実施形態では、図1(B)に示すように、本体装置の横断面において220°で形成されている。従来のフロントキャビネットの構成では、180°より大きい場合、簡単な構成の金型による射出成型は困難であったが、本体装置の上面及び底面をバックキャビネット2に設け、第2の壁面33が形成する凹部33aの開口面の面積を筐体10の前面(第2の基台面31)の面積以上で形成することで、180°より大きい範囲のフロントキャビネット3の金型による射出成型を容易にしている。
これによって、本体装置内部からの空気漏れを防止しつつ、ユーザに視認され易い箇所に位置するフロントキャビネット3の外観のデザイン上の制約を緩和できる。また、ジャージーネット6を巻き付けたフロントキャビネット3の構成についても外観のデザイン上の制約を緩和できる。
さらに、本実施形態では、この発明の接合手段に含まれる第1の壁面23が形成する凹部23aに設けられた第1のボス24a,24bと、第2の壁面33が形成する凹部33aに設けられた第2のボス36a,36bとを嵌合し、且つ、ビス止めしてバックキャビネット2及びフロントキャビネット3を接合しているので、第1のボス24a,24b及び第2のボス36a,36bが、筐体10及び本体装置の骨格の役割を果たす。これによって、筐体10及び本体装置の剛性をより高めることができる。
しかも、本発明の第1のボス24a,24bの先端部の凹部である嵌合穴26a,26bに、本発明の第2のボス36a,36bの先端部の凸部を嵌合しているので第1のボス24a,24b及び第2のボス36a,36bを合わせ易く、バックキャビネット2及びフロントキャビネット3の接合作業を容易にすることができる。
なお、本実施形態では、円筒のスピーカボックス1を用いて説明したが、楕円筒や直方体等の筒状のスピーカボックスであれば適用可能である。
この発明の実施形態に係るスピーカボックスの外観を示す三面図である。 同スピーカボックスの図1(A)に示すA−A’断面を示す断面図である。 同スピーカボックスの図1(A)に示すB−B’断面を示す断面図である。 同スピーカボックスに備えられるバックキャビネットの斜視図である。 同スピーカボックスに備えられるフロントキャビネットの斜視図である。 従来のスピーカボックスの外観を示す図である。 従来のスピーカボックスの外観を示す図である。
符号の説明
1−スピーカボックス
2−バックキャビネット
3−フロントキャビネット
4−スピーカユニット
6−ジャージーネット
10−筐体
20−合わせ面
21−第1の基台面
22a,22b−天盤
23−第1の壁面
23a−凹部
24a,24b−第1のボス
25a,25b−ビス孔
26a,26b−嵌合穴
30−合わせ面
31−第2の基台面
33−第2の壁面
33a−凹部
36a,36b−第2のボス
37a,37b−ビス穴

Claims (4)

  1. 筒状のスピーカボックスであって、
    互いの合わせ面を当接させた状態で前記筒状の本体装置を形成するバックキャビネット及びフロントキャビネットと、
    前記バックキャビネット及び前記フロントキャビネットを接合する接合手段と、
    音を出力するスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットの背面側を囲み、前記本体装置の内部の空間を2つに仕切る筐体であって、前記合わせ面に平行な面上において前記バックキャビネット及び前記フロントキャビネットのそれぞれに設けられた2つの仕切部材を合わせて形成される筐体と、を備え
    前記2つの仕切部材は、前記バックキャビネットの内側面から延出し、前記合わせ面に平行な面側において開口して凹部を形成する第1の壁面と、前記フロントキャビネットの内側面から延出し、前記合わせ面に平行な面側において開口して凹部を形成し、開口面が前記第1の壁面の開口面と同一形状の第2の壁面と、を含み、
    前記第1の壁面及び前記第2の壁面は、互いの壁面が前記合わせ面に平行な面において重なるように各開放端の少なくとも一部に係合部を備え、
    前記バックキャビネットは、前記本体装置の上面及び底面を備え、
    前記筐体における前記本体装置の軸方向に平行な前記第2の壁面の前記開放端が、前記合わせ面において前記フロントキャビネットの内側面と一体化され、前記開口面の面積が、前記筐体の前面の面積以上であり、
    前記フロントキャビネットの外側面に沿って巻き付けられ、且つ、前記合わせ面において、前記バックキャビネット及び前記フロントキャビネットの間に挟持されるネットを備えたことを特徴とするスピーカボックス。
  2. 前記係合部は、前記開放端の全周に渡って備えられていることを特徴とする請求項に記載のスピーカボックス。
  3. 前記接合手段は、前記第1の壁面が形成する前記凹部において前記第バックキャビネットの内面から前記合わせ面に向かって突出する第1のボスと、前記第2の壁面が形成する前記凹部において前記フロントキャビネットの内面から前記合わせ面に向かって突出する第2のボスと、を含むことを特徴とする請求項に記載のスピーカボックス。
  4. 前記第1のボス及び前記第2のボスは、前記合わせ面に平行な面上において嵌合する凹部又は凸部を各先端部に備えたことを特徴とする請求項に記載のスピーカボックス。
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