JPH0231683A - T‐dna780遺伝子の転写活性化要素 - Google Patents

T‐dna780遺伝子の転写活性化要素

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JPH0231683A
JPH0231683A JP63321861A JP32186188A JPH0231683A JP H0231683 A JPH0231683 A JP H0231683A JP 63321861 A JP63321861 A JP 63321861A JP 32186188 A JP32186188 A JP 32186188A JP H0231683 A JPH0231683 A JP H0231683A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は植物の分子生物学の分野に属し1組換えDNA
技術による植物の遺伝子光学に関する。本発明は特に組
換えDNAを含む植物組織内における。
植物発現遺伝子の転写を活性化するかまたは増大させ得
るDNA部分の同定、特徴付け、および利用に関する。
(従来の技術) 真核細胞の遺伝子においては転写の開始をつかさどり、
遺伝子発現を制御または調節するDNA配列要素に関す
る理解が高まってきている。以下の考察は、 RNAポ
リメラーゼ■により転写される遺伝子に適用される。m
RNA合成の開始をつかさどる配列要素5周囲の刺激に
応答して転写を制御する配列要素、および転写の全レベ
ルを決定する配列要素が存在する。
プロモータは、遺伝子の発端にあるDNA配列の部分で
あり、 I’lNAポリメラーゼにmRNAの転写を開
始させるシグナルを含んでいる。次いで、 mRNAは
この後行われ得るタンパク合成の鋳型として用いられる
。真核細胞のプロモータは複雑であり、そして、−30
位付近にあるTATAボックス共通配列。
およびしばしば+1と定義される転写開始部位に対して
、5゛側に約−75bpにあるCAATボックス共通配
列を含む構成成分から成る(RoBreathnach
およびP、 Chambon (1981)+ Ann
、 Rev、 Biochem。
50:349;J、 Messingら(1983)+
 Genetic En 1neerinof Pla
nts、  li T、 Kosuge、 C,Mer
edith、およびA、 t(ollaender+ 
p、 211 ) a植物では、CAATボ・ンクスの
代わりに、 Mess ingらが1983年にへGG
へボ・ンクスと命名した。キャップ部位から同様の距離
だけ離れて位置する共通配列が用いられ得る。5゛側非
転写領域内の他のプロモータ関連配列は、下流にある遺
伝子の発現を調節または制御するものとして知られてい
る。照明または栄養物の利用可能性。
あるいは熱ショック、嫌気生活、または重金属の存在を
含む逆境などの環境の刺激に応答する配列が存在する。
成長の間に、言い換えれば組織特異的に、遺伝子発現を
制御するシグナルもまた存在する。他の配列は下流にあ
る遺伝子の発現の全レベルを上昇させるように働<;こ
のような配列は動物系では「エンハンサ」と呼ばれてい
る。酵母では、[上流活性化配列jと呼ばれる同様の刺
激配列が公知であるが、これはしばしば制御のための情
報も持っているように思われる。プロモータは1通常、
対応する遺伝子のコード領域の開始点に対して5゛側、
すなわちその上流に位置する。
そして、転写を制御するが、あるいは転写の絶対的なレ
ヘルに影響を与える全ての補助的な要素を含むDNA 
61域は、 100 bp  よりも小さいが1あるい
は1000bp程度であり得る。
G、 Khouryおよび、 P、 Grussが19
83年に、 Ce1133:313で定義しているよう
に、エンハンサは、近傍の遺伝子に対する位置および方
向とは比較的無関係に転写効率を上昇させると思われる
1組の真核細胞プロモータ関連要素の1つである。原型
のエンハンサは、 SV40の72bp繰り返し配列で
ある。
−iに、動物または動物ウィルスのエンハンサは。
いずれの方向にも5゛側1kb程度の距離にわたって機
能し、そして遺伝子の5”側また。は3”側のいずれで
も作用することができる。この配列のモチーフは一般に
数回繰り返される。動物系では。
エンハンサは発現の組織特異的制御に関連している。
SV40動物由来のエンハンサの共通コア配列に対する
相同性が植物遺伝子の非転写領域内に見い出されている
。エントウ豆のレグミンの5°側隣接領域内において、
 SV40動物由来の配列の相補鎖に対して約80%の
相同性を有する配列5’−CCAOCTCC−3“は転
写の開始点に対して約−180位に見られる。
(G、 LycetL ら(1984) Nuclei
c Ac1ds Res、 [:4493)。
同様の配列のモチーフが光制御遺伝子、すなわちチャル
コンシンターゼの5′側制御領域(H,Kaulenら
(1986) EMBOJ、互:1)、およびタバコ、
大豆、およびエントウ豆のrbcS遺伝子を含有する数
個の霧遺転子(R,Fluhr  ら(1986) 5
cience 232:1106)内に見い出されてい
る。
SV40エンハンサに相同性を有する配列は、トウモロ
コシの倶頃1および復原2遺伝子の5”側隣接領域内に
おいても確認されている。いずれの場合も注目すべき配
列は、 5’−CACCTCC−3”であり。
A d h 2Q約−170位および担止1の約−20
0位に見られる(E、 Dennis ら(1985)
 Nucleic Ac1ds Res。
13ニア27; D、 Llewellynら(198
5) Mo1ecular Formand Func
tion in the Plant Genome、
編van VlotenDoting、 DeGroo
t、  およびT、 Hall、 New vork。
しての赫半4機能的役割は、いまだ明らかにされていな
い。
熱シヨツク要素(HSE )と呼ばれる上流の配列モチ
ーフは、細菌、酵母、ヒトおよび植物などの様々な生物
において温度上昇のストレスに応答して熱シヨツク遺伝
子を誘導することが見い出されている。ショウジヨウバ
エにおいては、モチーフについての最小共通配列は5’
−CGAA  TTCG−3゜である。(H,Pelh
am (1985) Trends Genet、、 
January+ρp、 3l−35)。ショウジヨウ
バエのHSEもまた。
エンハンサ要素のいくつかの特徴を示す(M、 Bie
nzおよびH,Pe1haa+ (1986) (:e
ll 45ニア53) 、 W、Gur、leyらは、
大豆のム丸迂17.5−E遺伝子の5゛末端にあるショ
ウジヨウバエH5E共通配列に対して部分的に相同性を
有する配列要素を見い出している(W、Gurleyら
(1986) Mo1. Ce11. Biol、 6
 :559)。
形質転換したヒマワリの腫瘍組織における該遺伝子の熱
シヨツク発現の研究によって、−95位とキャップ部位
との間の配列情報は熱誘導転写を行なうのに充分である
が、更に上流(−95位と一1175位との間)の配列
は誘導された転写レベルおよび基本的な転写レベルの両
方を劇的に上昇させ、エンハンサの活性を示唆している
ことが明らかになった。
エンハンサ様活性もまた組織に特異的な発現および光に
応答する発現の制御に関わると考えられている植物由来
の調節配列に関連している(M。
Tia+ko  ら(1985) Nature 31
8: 579; H,Kaulenら(1986) E
MBOJ、  5:l; J、 Simpson  ら
(1985) EMBOJ、   4:2723;  
J、  Simpson  ら (1986)  Na
ture   323: 551; R,Fluhr 
ら(1986)  5cience 232:1106
 )。
場合によっては、 SV40エンハンサまたはTV酵母
エンハンサに相同性を有する配列および繰り返し配列要
素がエンハンサ活性を示す上流領域に見い出されたが、
これらのモチーフはエンハンサ活性とは相関がない。
植物で高度に発現するいくつかの遺伝子の5゛側にエン
ハンサ様配列が存在しているのではないかと考えられて
いる。このような報告の1つ(J。
0dell ら(1985)、 Nature  31
3:810)には、カリフラワーモザイクウィルス(C
aMV)の355遺伝子の5°側非翻訳領域の広がりが
、リポータ遺伝子の発現を増大させるのに必要であるこ
とが記載されている。−105位から一46位の領域内
の配列を分析することによって、 CAATボンクス様
配列、逆位繰り返し配列、およびエンハンサのSV40
コア共通配列に類似した配列が明らかとなった。0←ら
は168位と一89位との間のCaMV上流領域が35
S RNA遺伝子およびある異種の植物発現遺伝子の転
写活性化において機能していると報告している(Owら
(1987)  Proc、  Natl、  八ca
d、  Sci、  USA  84:4870−48
73)148 /−89上流断片はりボーク遺伝子の5
゛側に位置する場合は、いずれのe方向でも機能するが
、該遺伝子の3″側に位置する場合には機能しないと報
告されている。CaMV上流領域(−148/89断片
または−343/−90断片)の部分における多数の重
複が、この領域の単一コピーによる314よりも有意に
高いレヘルの発現を与えた(D、 OWら(1987)
; R,Kayら(1987) 5cience  2
36:1299 )。
CaMVの宿主範囲はアブラナ科の植物に限定されてい
るか、完全な35Sプロモータはタバコで機能すること
が知られている(J、 0dellら(1985); 
M。
Bevanら(1985) EMBOJ、  4:19
21 )。
酵母の上流活性化配列(UAS )は、動物由来のエン
ハンサ配列要素のそれと幾分界なる性質を有する。動物
由来のエンハンサ−のように、酵母のUASは、一般に
、いずれかの方向に挿入されると機能するが、転写開始
部位に対して3゛側に置かれた場合、転写を活性化でき
ないようである(L、 GuarenteおよびE、 
Hoar (1984) Proc、 Natl、八c
ad、 Sci、11SA  81ニア860;に、 
5truhl (1984) Proc、 Natl。
Acad、 Sci USA 81ニア865 ) 、
いくつかの酵母由来のプロモータ要素の活性化領域の配
列が公知である。そして少なくとも2つの場合に、  
SV40エンハンサ共通コア配列に対する相同性が報告
されている(B、Erredeら(1985) + P
roc、 Natl、 Acad。
Sci、 USA  82:5423; G、 Roe
derら(1985) Proc、 Natl。
Acad、 Sci [JSA  82:5428 )
 、これらの配列にはまた。細胞を、特定のUSAに応
じて1交配型にまたは栄養状態などの刺激に応答させる
情報が関連している。
アグロバクテリウム株が有する腫瘍誘導(Ti)プラス
ミドは、植物ゲノムに移行して組み込まれるT−DNA
 pi域を含んでいる。T−DNAにコードされる多く
の遺伝子は1例えば植物腫瘍を含むT−DNA内のオビ
ンの生産を担う遺伝子を包含し、植物において発現する
。オクトビンシンターセをコードするOCS遺伝子は、
 pTiAch5およびpTi15955のようなオク
トピン型TiプラスミドのT−DNA内に保持されてい
る。ツバリンシンターゼ(nos )に対する遺伝子は
、 pTiC58およびpTiT37のようなツバリン
型TiプラスミドのT−DNA内に存在する。形質転換
された植物組織におけるocs遺伝子およびnos遺伝
子の発現は、構成的であって、明らかに組織特異的では
ない(L、0ttenら(1981) Mo1. Ge
n、 Genet。
は、アグロバクテリウムの宿主範囲が非常に広いため(
M、 DeCleeneおよびJ、 DeLey (1
976) Bot、 Rev。
42:89; G、  Hooykaas−van S
logtern、ら(1984)  Nature31
1ニア63) 、植物内で機能を最大限に保存している
と提唱している(W、 Bruceおよび−、 Gur
ley(1987)Mo1.Ce11. Biol、 
 ヱ:59 ) 。T−DNAの植物発現遺伝子の調節
領域は、植物における構成的な遺伝子発現の機構を研究
するためのモデル系として興味深い。
止り−遺転子および一部胆 遺伝子の両方の上流領域は
、詳細に分析されている。ocsおよびnosの両方、
およびこれらの遺伝子の5′側隣接領域は配列決定され
ている(tl、 DeGreveら(1982)  J
、Mol。
Appl、 Genet、  ↓:499HM、 Be
van ら(1983)〜ucleicAcids R
es、11:369. A、 Depicker ら(
1982) J、 Mol。
Appl、 Genet、1:561)。
nos遺伝子を最大限に発現させるのに必要な5゛側配
の範囲に関して1文献中には相反するデータが見られる
。C,Konczらは、肚遺転子を最大限に発現させる
のに必要な全てのシグナルは転写開始部位に先立つ26
1 bpの配列内にあると報告した(C,Konczら
(1983) EMBOJ、  2:1597−160
3)。
これに対して、 C,Shaw らは、−88位よりさ
らに上流の配列はカランコニ(Kalanchoe )
の葉および茎テスト系における発現に必須ではないと報
告した(C,Shawら(1984) Nucleic
 Ac1ds Res、 12ニア831 )。さらに
最近、G、Anらは、 TAT八ボへクス(−26位か
ら一19位)、おそら(CCAATボックス(−78位
から一70位)1および一130位と一101位との間
の配列を含む上流DNA iI域が、 nosの効率の
良い転写に必要であると報告した(G、 Anら(19
86)Mo1. Gen、 Genet、  203:
245) nos上流領域にお148位から一141位
および一114位から一106位)の存在が見い出され
、そして欠失分析によって、これらの繰り返し配列が下
流の遺伝子発現のレヘルの調節に関係していることが示
唆された。
ocs遺伝子の配列が公表された際には(H,ひeGr
eveら(1982)前出)、遺伝子の5”側にTAT
Aボックス様配列および遺伝子の3°側にポリアデニル
化シグナルが見い出されたが、潜在的に調節に有意な他
の配列は指摘されなかった。おそら<1匹トプロモータ
はT−DNAの末端に接近して位置するため、隣接する
植物配列がocsの転写レベルに影響を及ぼすことが示
唆された。
C,Koncz らは、  −295位と一170位と
の間の領域内の配列情報が1匹との完全な発現のために
必須であることを示したが(C,Konczら(198
3) 、前出)、最大限の遺伝子発現の担う特異的な配
列は同定されなかった。最近では、 ocsの上流領域
が再吟味され、そして−292位と一116位との間の
領域内に含まれる調節配列要素が存在し2匹シ遺伝子発
現を促進または活性化することが見い出されてた(J、
 Ellisら(1987)EMBOJ、旦:11.米
国特許出願筒011,614号)。植物上流活性化配列
と名づけられた要素は、植物発現プロモータにより駆動
される下流遺伝子の発現を活性化する16塩基対のパリ
ンドローム配列(5“−ACGTAAGCGCTTAC
G+7−3’ )である。前述の配列を含むか、あるい
はocs上流領域の適当な断片を有する合成オリゴヌク
レオチドを、細菌由来のクロラムフェニコールアセチル
トランスフェラーゼ(CAT)  リポータ遺伝子を有
するトウモロコシ由来の嫌気的に調節されたアルコール
デヒドロゲナーゼ(Adhl )プロモータの5”側に
配置した;両方の例において、 CAT酵素活性の嫌気
性誘導が、安定に形質転換されたタバコ植物で得られた
。転写活性化要素を有さない同様の構築物では、 CA
TまたはAdhlがリポータ遺伝子として機能する場合
には、タバコにおいて検出し得る発現が得られなかった
。また、 ocs遺伝子転写活性化要素の機能は培養し
たトウモロコシ細胞における一過性発現分析を用いて決
定した。従って、単子葉植物および双子葉植物の両方で
機能する竺転写活性化要素の能力が確証された(J。
1l−11isら(1987) ;米国特許出願筒01
1,614号)。
他のT−DNA遺伝子、すなわちマンノピンシンターゼ
遺伝子(監)の上流領域内の転写活性化要素の存在が欠
失分析により示唆されている(ν、 DiR4taおよ
びS、 Ge1vin (1987) Mo1. Ge
n、Genet、 207:233)。転写活性化と関
連している特異的な配列モチーフは存在しなかった。
オクトピン型Tiプラスミド、pTi15955の完全
なT−DNA Sfi域が配列決定され、そしてその配
列がオープンリーディングフレーム(ORF)、推定上
の真核細胞プロモータ、リポソーム結合部位、および調
節上有意である可能性を有する潜在的な2次構造を持っ
た領域の位置について分析された。(I?。
Barkerら(1983) Plant Mo1. 
Biol、 2:335) 、配列分析により同定され
たオクトピンT−DNA ORFには、 Barker
らのT−ライト(丁−rightまたはT−R)の中の
0RF18に対応する780遺伝子が存在する。このO
RFは、植物内で転写されることが見い出され。
その約780塩基の転写物の大きさにちなんで名づけら
れている。毒性に必須でない780遺伝子産物は同定さ
れておらず、そしてその機能は不明である(J、 Wi
nter ら(1984) Nuclecic Ac1
ds Res、12:239; S、Karcherら
(1984) Mo1. Gen、 GeneL、 1
94:159)。1遺伝子の上流領域は、 Barke
rらにより、 TATA−およびCAAT−相同配列を
有することが見い出されたが、潜在的な機能上の有意性
を持つ配列は見い出されなかった。
本発明は、 W、 Bruce  および−、 Gur
ley(1987)Mo1. Ce1l Biol、 
7:59に一部記載されている。
到り遺伝子の上流調節領域の詳細な分析に基づいている
(以下余白) (発明の要旨) 本発明は、邦仮遺伝子として知られているアグロバクテ
リウムのオクトピン型T−DNA遺伝子の5”側非転写
領域に存在する植物転写活性化要素の同定および特性付
けに基づいている。1遺転子転写活性化配列要素は、植
物において、その調節制御下に置かれた植物発現遺伝子
の発現を活性化したり、あるいは促進したりする機能を
果たす。特に、邦虹遺伝子転写活性化要素は、植物発現
遺伝子の転写開始部位の5゛(上流)側に位置する場合
に機能的である。一般に、植物発現遺伝子の上流に位置
する場合1皿遺伝子転写活性化要素は。
機能的なr TATA Jボックスが植物発現遺伝子の
転写開始部位から適当な距離をおいて存在し′ていると
いう条件の下で転写を活性化することができる。
欠失変異によるI遺伝子の上流領域の機能分析によって
、完全な転写活性化に必要な全てのDNA配列は780
遺伝子転写(主要な転写毒物)の開始点に対して一47
6位にまで及ぶ領域内に含まれていること明らかにされ
ている。植物転写活性化要素は、約−476位から約−
229位に及ぶ邦し上流DNA配列の範囲内に含まれて
いる。この配列を欠失させると、 780構造遺伝子の
転写が最小となる(野生型転写の約0.5%)。転写活
性化能の大部分は約−427位と一271位の間の配列
、すなわち=427位と一396位の間に位置した有意
な機能的要素に関連している。−476位と一427位
との間の配列、および−271位と一229位との間の
配列はこれほどではないが、それでもかなり完全な転写
の活性化に貢献している。4つの直接繰り返し配列(第
1図のa、 b、 c、  およびd)は!上流領域に
見られる。これらの繰り返し配列のうち3つ(a、b。
およびC)は−429位と一401位の間で集団となっ
おり、これらの繰り返し配列の1つまたはそれ以上の配
列が転写活性化機能に貢献していることを示している。
機能的な780転写活性要素の例としては、特に(表1
に示すような) −427位〜476  位〜−112
位のヌクレオチド配列を含む配列が挙げられる。ここに
記載したような遺伝子の転写を活性化し、かつ本発明の
機能的な1遺転子転写活性化要素に少なくとも約90%
の配列相同性を有するDNA分子は、 780転写活性
化要素と機能的に同等であるとみなされる。
ここに記載した植物転写活性化要素は、植物の遺伝子工
学の分野において、その活性化要素の調節制御下に置か
れた植物発現遺伝子の発現を活性化するのに有用である
。本発明の植物転写活性化要素は植物発現キメラ遺伝子
の一構成成分として有用であり、構造遺伝子が発現され
る植物細胞または植物組織へ導入され得る。
本発明の第1の目的は、植物組織で機能する新規な転写
活性化要素、すなわち780遺伝子転写活性化要素を提
供することにある。この配列要素は。
その調節制御下に置かれた植物発現遺伝子の転写および
発現のレヘルを制御する。表1に示すように、約−47
6位から約−229位のヌクレオチドに及ぶ配列を有す
るDNA断片は、植物における遺伝子発現を活性化する
機能を果たす。この転写活性要素は、いずれの方向にお
いても機能的である。
ら、転写開始部位5゛側の約2000bpまでの転写開
始部位の上流に配置される。理想的には、該転写活性化
要素は、その存在によって構造遺伝子の発す 現レベルが上昇←義るように、 TATA配列の直ぐ5
゛側から、5゛側約600 bpまでに配置されるべき
である。野生型理遺伝子においては、この活性化要素は
、 TATA配列の約200 bp上流に位置している
遺伝子発現のレベルは、転写活性化要素と、そのプロモ
ータ配列との距離を制御することによって調節され得る
。転写活性化要素は、調節されるべき遺伝子の上流に配
置されることが好ましい。植物発現遺伝子の上流に、転
写活性化要素のコピーを1つより多くも配置すると、植
物組繊内における転写の活性化がさらに高められる。T
−DNAの780遺伝子由来の転写活性化要素は、任意
の植物発現遺伝子の5″側に配置された場合に1機能的
となる。本発明の転写活性化要素は、一般に双子葉植物
および単子葉植物の両方を含む全ての植物内で機能する
本発明は、 T−DNA 780遺伝子の転写活性化要
素と発現が該転写活性化要素によって調節されるような
位置に配置された植物発現遺伝子とを有する組換えDN
A分子を提供する。当該分野でよく知られているように
、  r TATA Jボックスモチーフおよびおそら
< rccAAT Jボックスモチーフを含むプロモー
タと、植物内における所定の構造遺伝子の発現に必要な
転写終結シグナルとを包含する他の調節制御配列が必要
とされ得る。工転写活性化要素は、その制御下に置かれ
る遺伝子の転写開始部位の5゛側約2000bp上流に
配置されることが好ましい、より好ましくは、!遺伝子
転写活性化要素は、遺伝子転写開始部位の5°側、+h
=49約650 bp上流に配置される。本発明のDN
A分子の構築は、上記の転写活性化要素を用いた従来の
技術によって行われる。任意の植物発現プロモータおよ
び任意の植物発現構造遺伝子が本発明0組換え分子中に
用いられ得ることが予期される。
本発明の他の目的は、T−DNAの1遺伝子の転写活性
化要素および植物発現プローモータの転写制御下で、植
物の構造遺伝子を発現させるのに、ここに記載した組換
えDNA分子を使用する方法を提供することにある。転
写活性化要素およびその制御下にある遺伝子を含む組換
えDNA分子を当該分野で周知の任意の手段によって植
物組織または植物細胞に導入することによって行われる
。本発明の手ある実施態様では、該組み換えDNA分子
は。
T−DNAが仲介する移入によって植物組織に導入され
る。
本発明の他の目的は、転写活性化要素、適当なプロモー
タ、および他の調節配列から成る植物発現遺伝子複合体
と、ここに記載され、そしてここに記載する方法によっ
て調製された構造遺伝子とを導入することにより遺伝学
的に修飾された植物と植物細胞と植物組織とを提供する
ことにある。
本発明の方法は、単子葉植物および双子葉植物の両方に
おける構造遺伝子の発現に一般に適用可能である。
(発明の構成) 本明細書および特許請求の範囲において9次に示す語句
を用いる際に、その意図および範囲から曖昧さを除くた
めに、これらの語句に次の定義を与える。
組換えDNA分子とは、異種の起源由来の部分から自然
にまたは人為的に生産されるものであり。
該部分は自然に存在するかまたは、化学的に合成された
分子であり、これらの部分はライゲーションまたは当該
分野に周知の他の手段によって結合されている。
発現とは、タンパクを生成するために構造遺伝子を転写
および翻訳することを意味する。遺伝子発現は1例えば
、タンパク産物を直接検出することによって、あるいは
タンパクのゲル電気泳動または免疫学的な方法によって
評価され得る。しばしば5発現は転写のo+RNA産物
の検出によって評価される。この方法は、非転写要素の
効果(例えば。
タンパク分解)が排除されるので、転写活性化要素のよ
うな転写制御B因子を評価するのに特に適している。
植物転写活性化要素という用語は、ここではpTi15
955のT−DNAの780遺伝子の5°側非転写領域
内で同定された機能的なりNA配列を意味する。このD
NA配列は、方向には関係なく、植物細胞また植物組織
中の遺伝子の転写を活性化し、促進することができる。
ここに記載した転写活性化要素は植物の発現遺伝子の5
゛側に位置した場合に機能する。
780遺伝子の転写活性化要素を含むDNA断片の機能
性は、切断された!遺伝子の発現、特に−37位の位置
で切断された780−遺伝子の発現を活性化する能力に
よって評価されている。780遺伝子活性化要素と機能
的に等価なりNA断片は類似の分析法を用いることによ
って同定され得る。780−遺伝子転写活性化要素は、
オクトピンプラスミドのTDNへのような自然に存在す
るDNAから単離されるか、あるいは例えば、自然存在
するDNA切片の組み合わせによって、または機能的な
りNA配列の化学的合成によって人為的に調製され得る
。当該分野で知られているように、特定のDNA分子の
機能は、その構造、すなわちその配列と、しばしば相い
こともある0本研究では1本発明の断片を含む1遺伝子
活性化要素番こ少なくとも約90%のDNA相同性を存
するDNA分子および断片は9機能的に等価なものとし
て定義される。
プロモータとは、転写の開始をつかさどる構造遺伝子の
5°末端にある配列を意味する。プロモータ配列は下流
にある構造遺伝子の発現を駆動するために必要ではある
が、いつも十分であるとは限らない。プロモータ自体は
、自然に存在するが。
または合成による1つ以上の起源に由来する切片の複合
体であり得る。真核細胞由来のプロモータは1通常5R
NAの5゛末端の位置(キャップ部位、+1)に対して
、約20〜35bp 5°側にある標準形の5°−TA
TAA−3’ (「TATA」ボックス)に相同性を有
するDNA配列の存在によって認識される。
r TATA Jボックスの約30b、 5 ’側に、
他のプロモータ要素配列が、常にとは限らないが、しば
しば見い出され、それは標準形の5°−CCAAT−3
”に相同性を有するDNA配列の存在によって認識され
る。
ここでは、プロモータは転写開始部位の約−150bp
5゛側(150位)に及ぶDNA配列を含むと定義され
る。−150位の5゛側に位置し、転写活性化要素の機
能性を包含するが、それには限定されない機能−着する
任意の補助配列、または環境の刺激に反応して調節を行
う配列は、プロモータ関連要素と見なされる。ここでは
、一貫性を保つために、780遺伝子転写活性化要素の
位置は、780遺伝子の主要転写産物転写開始部位に関
して定められている。プロモータは、それが引き起こす
転写による特定の転写産−物に関して配置されることに
留意すべきである。780遺伝子は、それぞれ主要転写
産物および副次的転写産物に対応する2つの重複してい
るプロモータを含んでいるようである。
(p−A1へ≧旬) 植物発現遺伝子とは、構造遺伝子と、植物細胞または組
織中で該構造遺伝子を発現させるのに必要な調節DNA
配列との組み合わせを意味する。植物発現遺伝子は、構
造遺伝子と、プロモータを含む相同調節配列とから構成
されるか;あるいは調節配列と、異なる遺伝子起源由来
の構造遺伝子コード配列とから構成されるキメラ構築物
であり得る。
構造遺伝子という用語は、タンパク、ポリペプチド、ま
たはその一部をコードするDNA eM域を有し、おそ
らくリポソーム結合部位および/または翻訳開始コドン
を含む遺伝子部分を意味する。この用語は、また、細胞
内で自然に見い出されるが。
人為的に導入された構造遺伝子のコピーを意味する。こ
の場合、細胞内で自然に存在する構造遺伝子は、非自然
の調節制御配列を有するキメラ遺伝子の一部として細胞
内に1例えば1遺転子転写活性化要素の制御下に再導入
される。構造遺伝子は、該遺伝子が導入された植物細胞
内で2通常は見い出されないタンパクをコードし、外来
構造遺転子と呼ばれる。外来構造遺伝子は、細菌の染色
体またはエピゾーム、真核生物の核DNAまたはプラス
ミドDNA、 cDNA、ウィルスDNA、あるいは化
学的に合成されたDNAから、その全体または一部が誘
導される得る。構造遺伝子は、コード領域内において、
あるいは発現産物の生物学的活性または化学的構造や発
現の割合または発現の制御方法に影響を与えうる非翻訳
領域内において、1つまたはそれ以上の修飾を含むこと
がさらに考えられる。
このような修飾としては、突然変異、挿入、欠失。
1つまたはそれ以上のヌクレオチドの置換などがあげら
れるが、これらに限定されない。構造遺伝子は、イント
ロンを含まないコード配列を構成するか、あるいは適切
な植物機能性スプライシング部位で分けられる1つまた
はそれ以上のイントロンを含みうる。構造遺伝子は、自
然に存在するかまたは合成された複数の起源に由来する
部分の複合体であり得る。構造遺伝子はまた。融合タン
パクを生産する。本研究では、構造遺伝子は、翻訳終止
コドンより下流にポリアデニル化シグナルを含むと考え
られる。ポリアデニル化シグナル配列は、使用される構
造遺伝子のものであるか、あるいは他の起源から得られ
るものであり9例えば化学的に合成されたDNA配列を
包含する。ポリアデニル化シグナルは2通常、 RNA
前駆体の3°末端にポリアデニル酸部分を添加すること
により、 mRNAプロセッシングを行う。標準形のポ
リアデニル化配列は、転写産物を開裂するが、ホリアデ
ニル化自体は行われないことが知られている。、(C,
Montellら(1983)Nature305:6
00) 、転写活性化要素/プロモータ/構造遺伝子/
ポリアデニル化シグナル植物発現複合体を含む組換えD
NA分子を植物組織内へ導入することは、構成部分のい
くつかまたは全てが同一の遺伝子起源から誘導されると
は限らない構築を包含すると考えられる。
植物組織は、植物の分化組織および未分化組織を包含し
、根、若枝9葉、花粉1種子、腫瘍組織。
(例えば、クラウンゴール)、培養植物細胞の様々な形
態の集合体(例えば、胚やカルス)を含むが、これらに
限定されない。
「化学的に合成された」という用語は、 DNA配列に
関するものであるが、構成ヌクレオチドが。
インビトロで非酵素的手段を用いて組み立てられること
を意味する。手動によるDNAの化学合成は。
良く確立された手法(M、 Caruthers (1
983) Methodol。
of  DNA  and  RNA  Se uen
cin 、 Weissman  (編)Praege
r Publishers にューヨーク)第1章)で
達成されるし、自動合成は数多くの市販の機械を用いて
実施することが可能である。
調節制御とは、遺伝子の転写開始部位に対して適切な位
置に存在する配列要素による遺伝子発現の調節を意味す
る。この用語は、プロモータ領域および他の調節配列(
すなわち、刺激に応答する配列)を、たいていの場合、
調節行うべき遺伝子の上流に配置することを意味する。
ある種の調節配列(例えば、エンハンサ)は、遺伝子に
近接している(すなわち、該遺伝子から約1〜2kb以
内にある)限り、該遺伝子の3”側または5゛側に配置
された場合に機能し得る。調節により、転写のスイッチ
がオンオフされるか、あるいは遺伝子の発現レベルが変
化する。遺伝子を配列要素の調節制御下に配置するとい
うことは、当業者によく知られているように、該遺伝子
を、該配列要素に対して充分に近傍の位置であって、該
遺伝子の転写をスイッチオンまたはオフするか、あるい
はその発現レベルを測定可能な程度に変化させるように
位置に配置することを意味する。本発明では。
転写活性化要素配列は、転写開始点部位の5′側であっ
て、該転写開始部位から約2000bp以内に配置され
た場合に機能する。
ここで用いられている相同性は、ヌクレオチド配列の同
一性を意味する。DNA配列間の相同性の程度は、塩基
配列を直接決定することにより確かめるか、あるいは(
B、 D、HamesおよびS、 J、 Higgin
s(1985)  Nucleic   Ac1d  
 Jation、rRL  Press。
0xford UK、)に記載されているようなりNA
ハイブリダイゼーション実験により経験的に決定するこ
とができる。
T−DNAの工遺転子は、プロモータおよび転写活性化
要素を含む約500bρの5゛側非転写隣接配列と、約
414個の塩基対のオーブンリーディングフレームと、
ポリアデニル化シグナルを含む約150bpの3゛側隣
接配列とを有する。780遺伝子は。
(R,Barkerら(1983)、 Plant M
o1. Biol、  2:335)らが記述している
ように、 pTi15955のT−DNAのオープンリ
ーディングフレーム18 (16,698位のATGカ
ラ17,111位のTAA翻訳終止コドンまだに及んで
いる)に対応する。この遺伝子は、約780塩基対の長
さの転写産物を与えることから命名されている(S、 
Karcher ら(1984)Mo1. Gen、 
Genet、  194:159; J、 Winte
r ら(1984)Nucleic Ac1ds Re
s、  12:2391)。
この遺伝子は、ある種のオクトピン型Tiプラスミド(
pTi15955およびpTiAch5を包含するが、
これらに限定されない)のT−DNAのT−ライト領域
内に存在する。工遺転子産物は、必ずしも感染に必要で
はなく、″780遺伝子産物の機能はまだ知られていな
い。
780遺伝子の上流領域におけるDNA配列の機能性は
、ヒマワリの腫瘍中の転写活性に対する一連の5”側お
よび内部欠失変異の影響を調べることにより分析した。
これら変異体の相対的な活性は。
相同性を有する780参照遺伝子を、内部標準として作
用する変異体試験遺伝子と共に、同じ移入ベクター内に
導入することによって定量した。参照遺伝子のコード配
列由来のRNAを、 Stヌクレアーゼハイブリッド保
護マツピングを用いて、試験遺伝子のコード配列由来の
RNAと区別し得るように。
780参照遺伝子のリーダー配列の小さな部分を欠失さ
せた。試験遺伝子および里参照遺伝子は。
相対的な転写活性が測定される植物組織に移入した。
野生型780遺伝子コ一ド配列を用いたS1マツピング
実験により2表1に示したように、それぞれr TAT
A J要素およびr CCAAT J要素を有する主要
転写開始部位および副次的転写開始部位の存在が判明し
た。主要転写産物および副次的780転写産物の転写に
対する上流配列変異の影響を調べた。
結果を表2に示す。調べた変異は両方の転写産物の発現
に対して同じように影響を与えたので、ここでは主要転
写産物に関する上流活性化配列の分析を考察する。上流
配列は主要転写開始点に関して番号付けを行った。
(以下余白) 娼 5゛側欠失変異体の転写活性に関する分析により、プロ
モータおよびプロモータ関連要素の5゛側境界域が同定
され、そして上流の配列情報が■遺伝子の充分な発現に
必要であることが示された。
S1ヌクレアーゼハイブリツド保護マツピングの結果よ
り、5゛側欠失の程度が増加するにつれて。
相対的な転写活性が減少することが示された(表2)。
この分析により、−476位と一476位との間に78
0遺伝子側の5゛境界領域が存在しく約8%低下)、こ
の領域の近くには機能的に重要な別々の副構成成分が位
置していることがわかった。上流に転写活性化要素が存
在することは、 −427位と一396位との間の31
bpを欠失させた場合に、相対的転写レベルが劇的に減
少(約50%のプロモータ活性の減少)することから明
らかとなった。また、 −396位と一271位との間
に他の活性化要素構成成分が存在することは、−271
位までの欠失により、相対的な転写レベルが野生型のレ
ベルの約6%にまで減少することから明らかになった。
−476位から一428位までの領域、および−271
位から一229位までの領域は、少量ではあるが有意な
量で転写の活性イヒに寄与している。該プロモータ(−
30位のr TATA Jボックス領域およびTATA
−近接要素)のみが存在する場合、転写量は、全長活性
化要素断片を用いて得られる活性のわずか0.5〜1%
であった。
転写に対する内部欠失の影響についても調べた(表2)
。13個の欠失変異体と、1個のL8bp重複変異体と
を分析した。2つの内部欠失体(すなわち、 1D−3
84/−290およびID−320/−290)は、5
゛側欠失によって定められるように、活性化要素内に局
在している。これと一致して、これらの変異体の転写活
性は、それぞれ52%および65%であり。
368位5゛側欠失変異体の活性52%に類似している
。内部欠失体ID−252/−171および10−24
9/−98で観察された転写活性の減少は、5゛側欠失
によって決められた転写活性化要素の位置付けと一致し
ている。
中間上流領域から配列を除去した内部欠失体(すなわち
、 10−153/−37,ID−112/−37,お
よびID−76/−37)のいずれもが、転写活性に敏
感であるか。
あるいは全く影響がなかった。これらの結果により、−
153位と一37位との間の特定配列は、 780遺伝
子の主要転写産物の転写に必須のものではないことが示
唆された。しがし、副次的転写産物r TATA J配
列およびrCCAAT J配列は、これらの内部欠失体
の中から取り除いた。−76/−37間の特定的配列は
、いずれの転写産物の転写にも必須ではないようである
。2つの小さい内部欠失体(すなわち。
10−76/−74および10−112/−98)は、
転写活性の有、意な低下がみられたが、これらのより小
さい欠失を包含するより大きな領域を除去すると、転写
が増大した(I D−112/−37)。内部欠失変異
体は、配列を除去しただけでな(、あらゆる上流要素と
r TATA Jボックスまたは転写開始部位との間隔
をも変化させた。従って、内部欠失変異体で観察された
転写活性は、各因子の組み合わせから生じるものである
。内部上流領域における小規模の分断は r7^TAJ
ボックスと活性化要素との間隔の減少を伴った場合、こ
の領域の完全除去よりも1転写に対してより存置なもの
である。
内部欠失体(すなわち、 10−76/−12および[
D−112/−12)は、主要転写産物の転写活性をほ
ぼ完全に消失させる(<0.5%および0.1%の活性
)。これらの欠失体は、主要転写産物のr TATA 
J配列が除去されている。
このように、CAAT相同領域を包含するDN^配列領
域は、780遺伝子の充分な転写に必須ではないが、 
 rTATAjボックスおよびその近傍配列を包含する
領域は転写を行うのに必要なようである。
欠失変異体を用いた実験結果より、1w5°側隣接領域
には、上流活性化要素の少なくとも3つの構成成分が存
在することが示唆された:これらの3つの構成成分とは
、活性化要素、中間上流領域、およびr TATA J
領域である。最も遠い位置にあるの構成成分は、その機
能性および位置特性から転写活性化要素と呼ばれる。大
部分の転写活性化活性は、約−427位と約−271位
との間のDNA配列と関連しており、 −470位の上
流から一229位の下流までに及ぶ配列と関連した大き
な活性を有していた。中間上?JL領域は、約−229
位とrTATJil域の約−37位との間に位置してい
る。「TATA」sI域は。
TATA相同配列と、転写開始点近傍の配列とを有して
いる。
(以下余白) 内部欠失実験のデータもまた。  rTaTAJjI域
に対する転写活性化要素の距離に融通性があることを示
している。例えば、活性化要素領域をr TATA J
領域に31bpから108 bpにまで接近させるよう
な内部欠失体(すなわち、 ID−153/−37,1
0−112/−37゜および10−76/−37)は、
転写活性化を高めるか、あるいはほとんど影響を与えな
い。
っている。これらの配列の一427位から一396位ま
での欠失体は、転写活性が象、激に低下し、これらの繰
り返し配列が活性化要素の機能にとって重要であること
を示している。各繰り返し配列a、繰り返し配列す、お
よび繰り返し配列Cの各々の2つのコピーは、 −47
6位から一220位に及ぶ領域内に見い出される。繰り
返し配列Cの3番目のコピーは。
活性化要素の3゛側境界域に存在する。繰り返し配列d
の1つのコピーは、活性化要素領域内にあり、2番目の
コピーは中間上流領域内に存在する。
繰り返し配列Cはまた。オクトビン型DNAの13個の
既知遺伝子のうち7個の上流領域内にも存在し。
繰り返し配列Cに類似した配列は、ツバリン型TDNA
遺伝子の5°側隣接領域内に見い出された。
このような繰り返し配列は、遺伝子発現の制御に機能す
るタンパク−DNA相互作用の部位を表し得る。
780遺伝子活性化要素の方向特性および位置特性を決
定するために、 −476位から一112位までに及び
、該活性化要素を含む780遺伝子上流領域(表1)の
制限酵素断片を単離し、第1図のシャトルベクター(p
W9−TD:Δ−37)内に挿入した。奥遺転子の欠失
変異体の上流及び下流だけでなく1両方向における該断
片の位置付けが転写活性へ及ぼす影響を調べた(第2図
)。工遺転子欠失変異体。
37は、■遺伝子の全コード領域を含むが、5゛側隣接
領域は一37位まで欠失していた。この変異体、−37
は、野生型■遺伝子の約2%レベルまでしか発現されな
い主要転写産物の「TATA」sN域を保持している。
−476位から一200位に及び、活性化要素を有する
少し小さな断片で得られた結果は。
476/−112断片で得られたデータに類似していた
第2図に示すように、′7w活性化要素は、遺伝子から
5°側へ転写開始部位から少なくとも約650bpまで
の比較的大きな距離にわたって、いずれの方向にあって
も、転写を誘導した。活性化要素とr TATA J領
域との間の距離は、Φχ174 ONA断片の挿入によ
って変化させた。1遺転子転写活性化要素は、転写開始
部位から約2kbまでに配置された場合に機能する。
試験される特定の構築物において、工部性化要素は、減
衰された一37珊遺伝子の3″側に配置された場合、 
 rCCAAT 、相同領域を有する中間上流領域が除
去されていると、転写を誘導しなかった。
この結果は、ある遺伝子の3′側に配置された場合活性
化要素機能の欠如のためよりもむしろ780遺伝子プロ
モータ領域の切除のためであり得る。780活性化要素
は、それほど著しく減衰されていないプロモータの3”
側に配置された場合には、転写を高め得る。
構造遺伝子を含有し、植物の転写活性化要素およびプロ
モータ配列の転写制御下で、該遺伝子を発現する遺伝学
的に修飾された植物組繊の生産は本発明の特定の教示を
、当該分野でよく知られている種々の技術および手段と
組み合わせることによって行なわれる。たいていの場合
、全工程の各段階には別の手段が存在する。手段の選υ
くは2発現複合体を導入して安定に維持するためのヘク
ター系、修飾されるべき植物種および所望の再41.方
法、そして用いるべき特定の構造遺伝子の選択のような
種々の因子に依存する。これらの因子の全てには、当業
者が選択して使用し、所望の結果を達成し得る別の工程
段階が存在する。例えば、植物の上流活性化要素を得る
ための根本的な開始点は1本出願においては、 pTi
 15955によって例示されているが、転写活性化要
素を有するDNAを操作する方法に適当な改変がなされ
る限りは、他のオクトピン型Tiプラスミドまたは種々
の起源からの相同DNA配列を代用し得る。同様に、 
780構造遺伝子は、やはり適当な方法の改変により、
他の起源に由来する植物発現構造遺伝子により置換され
得る。構造遺伝子または他の配列の類似物は、当該分野
でよく理解されているように、適当な激しさの条件下に
おいて、核酸が交差ハイブリダイゼーションを行なう能
力によって同定され得る。本出願で利用または開示され
る配列内にば5わずかの配列の変更があり得ることが理
解される。広い範囲内におけるいくつかのDNA配列が
、Fs能性を決定する際に、他の配列よりも重要である
ことは。
当該分野においてよく知られている。当業者は以下の方
法により、多くの実験による出費を必要とせずに、配列
の許容し得る変更について試験し得る:よく知られてい
る変異技術(D、 5hortleら(1981)  
八nn、  Rev、  Genet、  15  :
  265  ;  M、  Sm1th(1985)
同上、 19:423;D、 Botsteinおよび
り、5hortle (1985)Science 2
29:1193により考察されている変異技術を包含す
るが、これらに限定されない);リンカ−走査変異法(
S6McknightおよびR,Kingsbury(
1982) 5cience  217 : 316)
 ;あるいは飽和変異法(R,Myersら(1986
)Science 232 : 613)。これらの変
更は、当業者が、上流転写活性化配列、プロモータ要素
、構造遺伝子、およびポリアデニル化シグナルの機能単
位を操作して実用化し得るように、標準的な技術をここ
に記載されている分析法と組み合せることによって決定
され得る。当業者は、ここに記載されている方法を用い
て充分な実験を行なうことにより、上流活性化要素の変
更された配列を機能保持について試験し得る。ここに記
載されている活性化要素配列の短かくされた機能配列ま
たは変更された機能配列の全ては、  r780遺伝子
転写活性化要素」であると考えられ2本発明の範囲内に
ある。遺伝学的に修飾された植物組織を得るための好ま
しい実施態様における最終段階は、 T−DNAを有す
るヘクターに発現複合体を挿入することと2Mi換えD
NAを植物組織に移入することを包含する。−修飾され
たT−DNAはゲノムの一部として安定に組み込まれる
好ましい実施態様における本発明の主な特徴は。
780遺伝子由来の植物転写活性化要素と、プロモータ
配列との作用により、転写発現が高められる構造遺伝子
を有する組換えプラスミドである。これらの構成成分は
、お互いに正しい位置および方向に挿入されねばならな
い。転写活性化要素はプロモータの5゛側に配置される
のが最良であること;該活性化要素は遺伝子の転写開始
部位から約2000bp以内に配置されなければならな
いこと;そして転写活性化配列の方向は機能性に重要で
ないことが確定している。転写活性化要素−プロモータ
複合体によって制御されるためには2構造遺伝rは該複
合体の3″側に挿入されねばならない。(少数の周知の
プロモータは両方向に制御″fgを行なうことができる
。この場合、プロモータのいずれかの側が下流と考えら
れる。)タンパクのアミン末端を完全にコードする構造
遺伝子部分は該遺伝子の5゛末端(上流)であり、カル
ボキシル末端に近いアミノ酸をコードする末端は該遺伝
子の3゛末端(下流)と呼ばれる。コード領域の方向に
より確立される5“から3”への方向性のある命名法は
、プロモータを有する隣接領域を包含するように拡張さ
れる。5′末端は、転写活性化要素−プロモータ複合体
の3′未端に隣接していなければならない。ポリアゾリ
ル化シグナルは、コード配列の3゛末端から正しい方向
の下流にに位置しなければならない。
他に考慮しなければならないことは1発現複合体の機能
要素間の距離である。これらの距離に関しては、実質的
な変化が存在するようである:従って、距離に関する必
要条件は1機能性によって最も良く記述される。第1近
似として2合理的な作動可能性は1機能性要素間の距離
が、それらが誘導される遺伝子内における距離に類似し
ている場合に得ることができる。転写活性化要素と他の
機能性配列との間の距離を変化させることにより。
構造遺伝子の発現レベルにおける変化を達成し得ると期
待される。融合タンパクを与える構築物の場合、付加的
な必要条件として、2つの遺伝子またはその断片は、2
つのコード配列が同じリーディングフレーム内に存在す
るように連結されなければならない。この必要条件は、
当該分野においてよく理解されている。ごの必要条件に
対する例外は、イントロンが、一方の遺伝子からiXi
されるコード配列と、他方の遺伝子から誘導されるコー
ド配列とを分離している場合である。この場合。
コード配列は適合可能なスプライシング部位によって境
界を設けられなければならず、そしてイントロンスプラ
イシング部位は、イントロンが転写後のプロセッシング
により除去された後に両方の遺伝子の正しいリーディン
グフレームが融合体中に確立されるように、配置されな
ければならない。
発現制御または成長制御の割合における差異は。
所定の遺伝子が異種の植物の上流転写活性化要素プロモ
ータ複合体の制御n下に挿入される場合に観察され得る
プロモータ配列と780由来の転写活性化要素との制御
下に所望の構造遺伝子を有する組換え体DNA分子は、
当該分野に周知のいかなる方法によっても植物組織中に
導入され得る。所定の植物種または特定型の植物組織に
用いられる技術は5周知の有用な技術に依存する。植物
組織に組換えDNAを導入する方法は、以下のものを包
含するが、それらに限定されない:形質転換(J、 P
a5zkoivski ら(1984)EMBOJ、旦
:2717) iエレクトロポレーション(M、Pro
msら(1985) Proc、 Natl、 Aca
d、 Sc、+、 USA82: 5824)  ;マ
イクロインジエクシゴン(A、Crosswayら、 
 (1986) Mo1. Gen、 Genet、 
202:179)  ;あるいはT−DNAの仲介によ
るアグロバクテリウムツメファシェンス(A roba
cterium tumefaciens)から植物組
織への移入。T−DNAによる形質転換は。
基本的にはアグロバクテリウムの自然における植物宿主
範囲に限定されないように思われる。単子葉植物(G、
M、S、 1looykaas−Van Slogte
renら(1984)Nature  311ニア63
−764) 、裸子植物(A、 M、Dandekar
ら(1987) Rtotechnol、5:5897
−590)、および藻類(R,L、 Au5ich、欧
州特許出願筒[8,580号)において好結果を得たT
−DNAの仲介による形質転換が報告されている。代表
的なT−DNAベクター系は以下の参考文献に記載され
ている(G、 Anら(1985)EMBOJ、 4:
211 ; L、 Herrera−Estrella
 ら(1983)Nature  303:209 ;
 L、 Herrera−Estrella ら(19
83)EMBOJ、 2:987;L、 l1erre
ra−Estrella ら(1985)Plant 
 Genetic  7ineeri」ニューヨーク:
 Cau+bridgetlniversiLy Pr
ess、 p、63)。(いったん植物組繊中に導入さ
れると、構造遺伝子の発現は、当該分野に周知のいかな
る方法によっても分析することができ、転写レベルまた
は合成されたタンパクによって測定され得る。植物組織
のインビトロ培養に対する技術、および多くの場合にお
ける完全な植物体へ再生させる技術は周知である。導入
された発現複合体を商業的に有用な栽培種に移入する方
法は当業者に知られている。本発明のDNA分子を有す
る形質転換植物組織は2例えばDNAハイブリダイゼー
ション分析を用いて、導入されたDNへ断片の存在によ
り同定し得る。導入されたDNA断片の存在は、形質転
換した組織の同定しうる表現型である。
植物細胞および植物組織中に外来遺伝子を安定に挿入す
る新規な方法と、形質転換細胞および組織を操作して形
質転換植物を得る新規な方法が開発されているので、当
業者は、多くの実験で練習することなく、このような所
望の新規な方法と組み合せることにより1本発明のDN
A断片および構築物を使用し得る。代表的な実施態様(
pW9−TO:476/−112−5’ A、第1図参
照)では、上流活性化要素は1発現プラスミド中、 B
aa+旧部位におけるプロモータと構造遺伝子との「T
ATA」要素の5゛側に挿入されている。当業者に明ら
かであるように発現複合体の成分は、インビトロでの操
作に対して都合の良い、自然に存在するかまたは人為的
に設計された制限によって結合され得る。主とし′ζ考
慮しなければならないことは、結合部分の配列が、転写
および翻訳の機能性に適合し得るごとである。
(実施例) 以下の実施例は2本発明を例示する目的でのみ与えられ
るものであって2本発明の範囲を限定することを意図す
るものではない。これらの実施例では2分子生物学;植
物組繊中における組換えDNへの操作:そして形質転換
植物の培養および再生に関する分野の当業者によく知ら
れており、かつ容易に使用し得る多くの技術が用いられ
ている。酵素は市販品を人手することができ、当該分野
に周知のペングーの推奨条件または他の変更条件に従っ
て使用される。試薬、緩衝液5そして培養条件も、当業
者に知られている。標準的な分子生物学の手法参考文献
としては以下のものが挙げられる(T、 Maniat
is ら(1982)  Mo1ecular Clo
ning 。
Co1d Spring Harbor Labora
tory 、 Co1d Springllarbor
、 Ne1m York ; R,Wu  (編) (
1979) Meth。
Enzymol、、68 ; R,Wuら()、W) 
(1983) Meth、 Enzymol。
100 and 101:L、 Grossman a
nd K、 Mo1dave(編) (1980)Me
th、 Enzymol、65; J、 Miller
(Iり (1972)均1虹力醪nts  in  M
o1ecular  Genetics、  Co1d
 SpringHarbor Laboratory 
 、Co1d Spring Harbor、NewY
ork ;  Old and Primrose(1
981) Pr1nci−pleq妊堕ne  ル狙り
刈b1暉狙、  University of Ca1
iforniaPress  、Berkeley、C
a1ifornia ; R,5chief  and
P、Wensink(1982)Practical 
 Methods  in  Mo1ecularu枦
A■: Glover (編)(1985) DNIj
  C1oninH,Vols。
■およびII、 IRL Press、 0xford
、 UK ; Hamesおよび111gg1ns(W
)(1985) Nucleic  Ac1d  h敗
1旦1on IRI、Press、 0xford、 
UK; 5etlo−およびA、 Ho1laende
r(1979)Genetic  En 1neerj
n  :す力に初力扱andMethods。
Vols、 1−4 、 PIenua+Press 
、 New York) 。ここで使用した略語および
命名法は、当該分野において標準的であると思われ、こ
こに引用されているような専門雑誌において一般的に使
用されている。
(以ド余白) Ut例−土 本実施例では、参照遺伝子に相対的なりボーク遺伝子プ
ロモータの転写発現を調べるためのクロニング、形質転
換、および分析方法について述べる。
子を含んでいた。
組換えDNA実験に用いたエセリヒア・コリ(Esch
erichia  coli)宿主は、 LE392株
である。
780遺伝子の参照類似体は、試験遺伝子の相対的な転
写レベルを測定し得るように構築した。−290位の上
流にあるL用1部位は参照遺伝子の構築を妨げるので、
780遺伝子の一290位の5゛側にある配列を欠失さ
せた。 pUc−19: 780の誘導体を選択した。
780のメツセージのリーダー領域を決定しているDN
A由来の8 bp TB I断片を除く目的で、欠失し
たpUc−19: 780プラスミドをL狙Iで切断し
そして再連結した。E、  co旦を形質転換した後。
制限酵素を用いた分析により、プラスミドの構造を確か
めた。5゛側非翻訳リ一ダー配列中の8 bpを欠失す
ると、 Slヌクレアーゼハイブリット保護分析によっ
て、試験遺伝子転写物と参照遺伝子転写物との区別が可
能になる。
シャトルベクターpW9は、 p233G  (W、 
Gurleyら(1986)Mo1. Ce11.  
Biol、 6.559 )由来のTレフト(ρTi1
5955)の4.2kb影但111−4小I断片を、 
pAcYc184 (A、ChungおよびS、Coh
en(1978) J。
Bacteriol、134.1141)に挿入するこ
とにより、構築される。ρ233G誘導断片には、約3
.8kbのT−レフトDNAと、約0.4kbのpBR
322配列とが含まれている。T−レフト配列は、以下
に述べるアグロバクテリウム・ツメファシェンスAg5
260のTiプラスミド中へシャトルベクターを相同的
に組換えるための部位を与える。廻参照遺伝子は、続い
て1.2 kbpのSal r −5ph  I断片と
して、シャトルベクターpW9にクローン化され、ρ−
9−TOを与える。
pUc−19: 780 (5μg )をEcorシ1
で線状にし。
エキソヌクレアーゼBa131 (Bethesda 
Re5earchLaboratories+ 50u
/d、 0.05−容量)で切断することにより、5′
側欠失体を形成した。5allリンカ−を加えた(T、
 Maniatisら(1982)Molecular
CIoni」、 Co1d Spring 1larb
or Laboratory、 ColdSpring
 Harbor 、 New York) 。次いで、
これらの分子を現罰dI[[で切断し、5all−坦n
dI[I断片として切断した780断片を遊離させた。
次いで、これらの断片は、5alIおよび旧ndH1で
切断したpUc19に連結した。欠失の範囲は、上で述
べたように、配列分析により決定した(A、 Maxa
mおよび−、Gilbert(1980)Meth、 
finzymol、65 : 499  ; F、Sa
ngerら(1981)J、 Mo1. Biol、 
143 : 161 )。
780遺伝子の5゛側非翻訳隣接領域内に及んでいる3
′側欠失体は調製するために、 pUc−19: 78
0のEcoR1部位を、まずリンカ−の添加により、 
Bam1l 1部位に変換した(T、 Maniati
sら(1982) Mo1ecularC1onin3
. Co1d Spring Harbor Labo
ratory、 ColdSpring Harbor
 、 New York) 。次いで、この修飾したプ
ラスミドを、 Hincllで切断し、−ヒで述べ1こ
ように、 Ba131で処理した。この旧ncllの位
置は。
17.075位である(R,Barkerら(1983
)) 、上述のように、5a11リンカ−を加え、5a
lIおよびBao+tl Iで切断した後、この780
誘導断片を、同様に切断したpUc19に連結した。欠
失体は上で述べたように配列分析により確認した。
内部欠失変異体および内部重複変異体は、適当な5゛側
欠失変異体と3°側欠失変異体とを接続した後に構築し
た。適当な5“側欠失体を、鉢ローjlindlll断
片として単離し、 Sa↓I −Hlnd[[で切断し
たpUC−19: 780の3′側欠失クローンに連結
した。
3 3 :’   を4むシャトルベクターの11!− pUC−19: 780の誘導体は、陰II 1および
坦ndllで切断し、同様に切断したpW9−TOに連
結し、ξ coliに形質転換した。制限酵素を用いた
分析により。
780誘導断片が試験ブラスミF内に挿入されているこ
とを確認した。
1、 4  ベクターの  と  の 本来存在するTiプラスミドの780遺伝子と、新しく
導入されるシャトルベクターの780誘導体との間の遺
伝的相同組換えを防ぐために、へg5260株と名づけ
られたA、  tumefaciens (SLr)の
変異誘導体を構築する必要があった。pTi15955
の内在する780遺伝子をT−ライト部分から除去する
と、Tレフト部分に導入した変異780プロモータの分
析が容易になった。780遺伝子を含む4.7kbの−
Xho 1−11indI[1断片(15,208位か
ら19,953bpまでHBarkerら(1983)
Plant Mo1. Biol、2 : 335 )
を、50!g/mのカナマイシン耐性を与えるトランス
ポゾンTn5(S、Rothsteinら、 (198
0) Ce1l 19.795)由来の1.5kb S
at I −H4ndlI[断片に置換した。欠失させ
た′r−ライト断片の置換は、 pHIJl  (J、
 Beringerら(1978)Nature276
:633)をR751−9MG2の代わりに用いて組換
え体を選択したこと以外は、 A、 Matzkeおよ
びM、Chilton(1981) J、 Mo1. 
Appl、 Genet。
↓:39で述べられているような二重相同組換えによっ
て行なった。しかし、 pHIJIは、シャトルベクタ
ーの導入を妨げるので、J、旧11 e r (bit
 sin  Mo1ecular  Genetics
 (1972)、 Co1d Springllarb
orLaboratory、 Co1d Spring
 l1arbor、 New York)によって述べ
られているカルベニシリン−シクロセリン法を用いて、
アンピリジン惑受性細菌を増加させることにより、 A
g5260からpHIJlを除去した。欠失させたTi
プラスミドは、T−ラ・イトの左側境界配列と、 10
50転写物に対応する遺伝子と、 1450転写物(J
、 Winterら(1984)Nucleic Ac
1ds Res。
12 : 2391)をコードしている遺伝子の3゛末
端の大部分を欠いていた。変異体A、 tumefac
iensAg5260を、 78o誘導体または上流活
性化配列を有する様々な構築物を含むシャトルベクター
の受容体として用いた。植物組織に移入した組換え分子
は、この株からのものである。
二重遺伝子シャトルベクターは、 R,Fraleyら
(1983)Proc、 Nat、 Acad、 Sc
i USA  80:4803により述べられているよ
うに、 E、  coli  LE392からA、  
tumefaciens Ag5260中へ三親接合に
より移入した。得られた形質転換体のコロニーは、スト
レプトマイシン(250!g/mf)、カナマイシン(
20!g/d)、およびクロラムフェニコール(17〜
20μg /d)を含むへB最少培地(M、 Chil
tonら(1974)Proc、  Natl、  八
cad、  Sci、  USA   7L :  3
672)上で、28°Cにて3〜5日間増殖させること
により選択した。
ヒマワリ (llelianthus  annuus
、 cv、 Large Grey)の苗木に腫瘍を接
種し、以前に述べられたように。
植物体を成長させた(W、 Gurleyら(1986
)、 fi : 559)。
14〜16日間腫瘍を成長させた後、各プラスミド構築
体に対し、平均200〜300個の腫瘍を回収し。
直ちに液体窒素で凍結させた。
1.5  耘亙糞】p透析 試験遺伝子および参照遺伝子の転写発現は、 Stヌク
レアーゼハイブリッド保護により分析した。
分析は、以前に述べられたように、ヒマワリの腫瘍から
単離した約15μgのポリAに富むRNAを用いて実施
した。(E、Czarneckaら(1984)、 P
lantMol、 Biol、3.45 ;W、 Gu
rleyら(1986)) 、 −74bpから+60
bρまでの位置に相当するハイブリダイゼーションプロ
ーブを、5′側欠失クローンのp−74から単離し、 
 +60bpの位置にある拘+all断片)は、試験遺
伝子の野生型のリーダー配列および隣接配列を含んでい
る。ポリ(A) RNAは、二本鎖DN^Na−ブと、
38°Cにて一晩ハイプリダイズさせた。S1ヌクレア
ーゼ(50υ/戚)で、23°Cにて30分間消化した
後、保護されたハイブリッド形成鎖は、7Mの尿素を含
む8%のポリアクリルアミl゛ゲルで分画し、−70°
CにてXAR−5(にodak Co、)フィルムに1
〜2日間露光した。
相対的な転写レベルは、参照遺伝子の転写産物のcpo
+に対する試験遺伝子の転写産物のcpIaの割合を、
参照遺伝子の転写産物のCpIIlに対する野生型の転
写産物のCρ■の割合で割ったものとして定義した(P
、 Dierks ら(1983) Ce1l 32−
 : 695 )。
放射活性を有するバンドをゲルから切り出し、チェレン
コフ(Cerenkov )力うンティングに用いた。
すべての相対的な転写レベルは、3回またはそれ以上の
独立したハイブリダイゼーション実験の平均を示す。
試験遺伝子(5°側非翻訳領域に欠失や重複を有するも
の)の活性、 −290位から+1位までの領域がその
まま残っている参照■遺伝子の活性と比較した。参照遺
伝子の転写産物は試験遺伝子の転写産物より8 bp短
かく、S1ヌクレアーゼハイブリツト保護マツピングに
よって区別できた。野生型のリーダー配列をハイブリダ
イゼーションのプローブとして用いた場合、転写産物を
区別する基準は、 DNAプローブと参照遺伝子転写産
物との間に局在する非相同領域によるものである。この
非相同領域は、標識されたDNA中に生じた8bpルー
プにおけるSlヌクレアーゼ切断を可能にした。野生型
の遺伝子の主要な転写開始部位は、町徂■部位の60b
p上流側に位置している。参照遺伝子のみを含む腫瘍由
来のRNAを、 Stハイブリッド保護分析に供すると
、 46bpから54bpの予測された位置にハンドの
集まりが見られた。この集まりの位置は、ブローブーR
NAハイブリッド内の予測された8 bpループにおけ
る切断によって生じる断片の大きさに対応していた。試
験遺伝子と参照遺伝子との両者を含む腫瘍由来のRNA
を分析した場合には、2つの保護されたハイブリッドバ
ンドの集まりが予想した位置に見られた。このことは、
この方法が、これら2つのプロモータの相対的な活性を
評価するのに使用し得るということを示している。試験
遺伝子の転写産物から得られたシグナルは、単一のバン
ドよりもむしろハンドの集まりであった。弱く保護され
たバンドも120bpの位置に見られた。このことは、
+1と定義した主要な開始部位から6゜bp  5”側
に開始部位を有する副次的な転写産物に対応していた。
副次的な転写産物のレベルは、主要な転写産物のレベル
の1〜10%と判定された。邦U遺伝子の上流領域にお
ける一連の5゛側欠失体および内部欠失体に対する野生
型活性の百分率として相対的な転写レベル(RTL )
を表2に示す。5′側欠失変更体は、欠失の3゛末端の
位置を用いて示されている。すなわち、(Δ)−427
は、 −427位まで5゛側が欠失している)。内部欠
失体は、欠失の両末端の位置で示されている(すなわち
、 ID−348/290は、 −348位から一29
0位までに及ぶ内部の欠失を有する)。10より大きい
RTLは実験間で、±10%またはそれ以下の変動があ
る。10より小さいRTLは、±4%より小さい変動が
ある。
476位から一112位のDNA断片(−476/−1
12断片、第1図参照)を、780誘導転写活性化要素
の性質の特徴付けに使用した。この断片は、  −11
2位までに及ふ3゛側欠失を含むpUC: 780 誘
導体から取り出した。工断片め3°末端の」【部位を。
T、 Maniatisら(1982)が述べているよ
うに、リンカ−を付加することにより、Baa+H1部
位に変換した。この断片を影狸II 1回片に変換する
ことにより、 pW9−TD :Δ−37における一3
7位までの5″側欠失の上流側に両方向で、活性化要素
をクローン化した(第1図)。−476位から一200
位までの工断片のSal 1部位サイトも、リンカ−を
付加することによって、Ba581部位に変換した。適
合する断片をBawl I断片として取り出した後、各
々をpW9−TD :Δ−37に連結した。形質転換し
た後。
制限エンドヌクレアーゼ分析により、プラスミドのプロ
フィルを決定し、そして各断片の各方向で試験するため
に2代表的なプラスミドを選択した。
第2図は、 −476/−112活性化要素を含む種々
の試験構築物を表し、かつRTLを与える。
L述したS1ヌクレアーゼハイブリツド保護によって、
−37位まで欠失させたプロモータの転写を促進する際
における退部性化要素の機能を評価した。−37位の上
流に、 −476位から一112位の領域が配置されて
おり、かつpUc19ポリリンカーの2sbpが介在し
ている構築体は、野生型の転写レベルとほぼ同じ値を示
した(93%)。−476位から一112位の断片を、
(野生型に対して)逆方向に挿入した場合には、野生型
の転写活性の90%であった。−476位から一200
位の断片が野生型の方向で挿入されており、かつ25b
pのポリリンカーが介在している構築物では、野生型の
転写レベルより大きな値を示した(127%)。逆方向
であって、 TATA領域から遠い位置に25bpのポ
リリンカーを有する場合には、92%の相対的な転写活
性があった。従って、上流活性化要素の方向は、転写効
率を上昇させる能力には有意に影響しない。−476/
−200活性化要素断片のRTLの分析においても。
上流活性化要素の方向が若干活性を増大させること以下
は、類似した結果が得られた。
476位から一112位までに及ぶ78Q遺伝子断片内
に含まれる活性化要素領域を、該断片と、切断した78
0遺伝子プロモータのTATAボックスとの間に 約5
40bpのスペーサDNAが介在している場合の活性に
ついて試験した。φχ174の613 bpの1lae
lH断片を、上で述べたように、5ailリンカ−を付
加することにより、5alt断片に変換し、珊上流領域
コアプロモータとの間に挿入した。7130遺伝子上流
活性化要素が野生型の方向で存在する構築体は、野生型
に比べて約2倍の転写レベル(210%)を示した。−
476位から一112位までの断片が逆方向に存在する
構築体は、わずかに低い相対的転写レベル(183%)
を示した。工コアプロモータの5゛側にφχ174由来
の断片のみを配置した対照実験により、このDNA断片
は、植物転写活性能を有さないことが確認された。
2.3    の3” に配 された   要素−の一
■ 上流の転写活性化要素は、エンハンサ様要素の性質を有
していたので、 pW9−TD :Δ−37内の遺伝子
の3゛側に配置された場合に、切断された7uプロモー
タの転写を活性化する能力について試験した。
476位から一112位までの断片を、 Hindll
lリンカ−の付加により修飾し、ポリ(八)付加部位の
200bpT流であって、コアプロモータから約1 k
bpのところにある旧nd111部位に配置した。この
位置において、7812it断片の両方向を試験した。
遺伝子の3゛側に配置した場合には、コアプロモータに
よる転写の増大は検出できなかった。
2、 4 780        のDNA配二回点対
称性を有する領域や反復配列を見い出すために、コンピ
ュータにより2780遺伝子の一476位から+60位
までの領域のDNA配列を分析した。
表1に、この配列を示す。表1には1反復配列要素も示
されている。−440位から一200位までの領域内に
は、a繰り返し配列(TCCTTTCGAC)が2コピ
ー、b繰り返し配列(CACGGAT)が2コピー。
そしてC繰り返し配列(TTGAAAA)が3コピー存
在する。この領域内には、d繰り返し配列(CTTTA
G(:)のあるコピーが存在し、 −200位からら一
112位の間の領域には、もう一つのコピーが見られる
(発明の要約) 植物における遺伝子の発現を活性化または増大させるD
NA配列要素が同定され、特徴付けられている。特に、
 T−DNA 780遺伝子の上流領域から単離された
DNA部分は9組換えDN八を有する植物組織における
植物発現遺伝子の転写レベルを活性化または、増大させ
得る。一般に、■遺伝子転写活性化要素は、植物におけ
る遺伝子の発現レベルを増大させるのに有用である。特
に、このような活性化要素は、該活性化要素の調節制御
下に配置された植物発現遺伝子を含む植物発現複合体の
構築に有用である。このような発現複合体は、挿入され
た遺伝子が発現される植物m線中に導入可能である。
(以下余白) 4、”O,ij創位調所 第1図は、シャトル−、フタ−pW9−TD ニー37
に。
780遺伝子の上流領域にあるDNA断片−476/−
112を挿入することによるプラスミドpW9−TO:
 −476/112−5’への構築を示す図である。第
1図には、pTi15955のT−ライトに■叶遺転子
上流領域が位置していることを示す模式図が含まれてい
る。78L遺伝子上流領域の一476/−112および
一476/−200Bam旧/5ail断片は、刀辺−
遺伝子転写活性化要素を含んでいる。Bag旧リンカ−
で適当に修飾された−4767−112断片は、 W9
−TDニー37中の減衰された一37訓虹試験遺伝子に
対して5°側に挿入される。該断片は、いずれの方向に
も挿入され得るが、一方のみが示されている。該断片は
、 pW9−T口:−37に示されているように、試験
遺伝子に対して3′側の位置にも挿入され得る。両プラ
スミド内の斜線領域は。
クロラムフェニコール耐性遺伝子(CalIr)を含む
pAcYc184の1jBI−Ban+旧断片である。
(A、CbangおよびS、 Choen(1978)
 J、 Bacterio+、  134:11411
156)。黒く塗った領域は、邦彰参照遺伝子および試
験遺伝子である。点彩領域は、T−レフト(T−1ef
tまたはT−L)のBam−旧断片17aのη庚1−B
ag旧副断片であり、それはTiプラスミドとの相同的
な組み換えのために用いられる。黒塗りの三角形は。
工参照遺伝子リーダー中のTaq I欠失を示している
。試験遺伝子の直ぐ上流にある25bpのSallBa
mlll断片は、 pUc−19のポリリンカーの一部
である。第1図では、八=Accl;B=BasHI;
H−Hind III;S=影けI、および5p=J小
Iである。
向との関数として示すものである。垂直方向の黒の矢印
は1表示されているように、 −476/−112ある
いは一476/−200780遺伝子断片のいずれかを
表している。白ぬきおよび黒塗りの四角形は、 −11
2位から一38位まで、および−37位から+1位まで
に広がっている工プロモータの領域を示している。
点彩領域は転写された780遺伝子と、および+1位か
ら約+926位までの3゛側非翻訳配列(ポリ(A)付
加部位の下流の約150 bpの配列を含む)を表して
いる。斜線を引いた四角形は、 10bpの5all 
リンカ−を付加されたΦX174 Haer[l603
 bp断片を示しており、それは活性化要素とTATA
領域との間隔を変化させるために用いられる。RTLは
、到彰遺伝子の生型(匈T)活性に対する百分率(%)
として、それぞれの構造的な組み合わせに対して与えら
れる。
以上 図面の浄書(内容に変更なし) FIG、 1 pTI5955

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、T−DNA¥780¥遺伝子転写活性化要素と、植
    物発現遺伝子とを有する組換えDNA分子であって、該
    植物発現遺伝子が、該転写活性化要素に対し、その調節
    制御下に配置されている、組換えDNA分子。 2、前記T−DNA¥780¥遺伝子転写活性化要素が
    、表1の約−427位から約−271位までのヌクレオ
    チドからなるヌクレオチド配列、あるいは該ヌクレオチ
    ド配列に対して少なくとも約90%の相同性を有する機
    能的に等価なヌクレオチド配列を包含する、特許請求の
    範囲第1項に記載の組換えDNA分子。 3、前記T−DNA¥780¥遺伝子転写活性化要素が
    、表1の約−476位から約−229位までのヌクレオ
    チドからなるヌクレオチド配列、あるいは該ヌクレオチ
    ド配列に対して少なくとも約90%の相同性を有する機
    能的に等価なヌクレオチド配列を包含する、特許請求の
    範囲に記載の組換えDNA分子。 4、前記T−DNA¥780¥遺伝転写活性化要素が、
    表1の約−476位から約−200位までのヌクレオチ
    ドからなるヌクレオチド配列、あるいは該ヌクレオチド
    配列に対して少なくとも約90%の相同性を有する機能
    的に等価なヌクレオチド配列を包含する、特許請求の範
    囲第1項に記載の組換DNA分子。 5、前記T−¥DNA¥遺伝子転写活性化要素が、表1
    の約−427位から約−229位までのヌクレオチドか
    らなるヌクレオチド配列、あるいは該ヌクレオチド配列
    に対して少なくとも約90%の相同性を有する機能的に
    等価なヌクレオチド配列を包含する特許請求の範囲第1
    項に記載の組換えDNA分子。 6、前記T−DNA¥780¥遺伝子転写活性化要素が
    、表1の約−476位から約−112位までのヌクレオ
    チドからなるヌクレオチド配列、あるいは該ヌクレオチ
    ド配列に対して少なくとも約90%の相同性を有する機
    能的に等価なヌクレオチド配列を包含する、特許請求の
    範囲第1項に記載の組換えDNA分子。 7、前記転写活性化要素が、前記植物発現遺伝子の転写
    開始部位の5′側約2000bp上流までに位置してお
    り、その配向が野生型であるか、あるいは逆方向である
    、特許請求の範囲第1項に記載の組換えDNA分子。 8、前記転写活性化要素が前記植物発現遺伝子の転写開
    始部位の5′側であって、かつ該植物発現遺伝子の「T
    ATA」領域の5′未端の直ぐ5′側に位置しており、
    その配向が野生型であるか、あるいは逆方向である、特
    許請求の範囲第1項に記載の組換えDNA分子。 9、植物組織における植物発現遺伝子の発現を活性化す
    る方法であって、 a)該植物発現遺伝子を有する組換えDNA分子にT−
    DNA¥780¥遺伝子転写活性化要素を、該転写活性
    化要素が該植物発現遺伝子の発現を活性化するように挿
    入すること;および b)該転写活性化要素を含む該組換えDNA分子を、植
    物組織に、該植物発現遺伝子が該植物組織において該転
    写活性化要素の制御下で発現するように導入すること、 を包含する、方法。 10、前記転写活性化要素が、前記組換DNA分子中に
    、前記植物発現遺伝子の転写開始部位の5′側約200
    0bp上流までに挿入されており、その配向が野生型で
    あるが、あるいは逆方向である、特許請求の範囲第9項
    に記載の方法。 11、前記転写活性化要素が、前記植物発現遺伝子の転
    写開始部位の5′側であって、かつ該植物発現遺伝子の
    「TATA」領域の5′末端の直ぐ5′側に位置してお
    り、その配向が野生型であるか、あるいは逆方向である
    、特許請求の範囲第9項に記載の方法。 12、特許請求の範囲第2項、第3項、第4項、第5項
    、または第6項に記載のT−DNA¥780¥遺伝子転
    写活性化要素を挿入する工程を包含する、特許請求の範
    囲第9項に記載の方法。
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