JPH0231608B2 - Jikumagarishuseiki - Google Patents

Jikumagarishuseiki

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JPH0231608B2
JPH0231608B2 JP27278186A JP27278186A JPH0231608B2 JP H0231608 B2 JPH0231608 B2 JP H0231608B2 JP 27278186 A JP27278186 A JP 27278186A JP 27278186 A JP27278186 A JP 27278186A JP H0231608 B2 JPH0231608 B2 JP H0231608B2
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ram
ball screw
bending
detector
servo motor
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Hiroshi Ogawa
Makoto Moto
Shuji Okamoto
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Anritsu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、真直性を要求される軸類の曲りを塑
性変形によつて修正する軸曲り修正機に関するも
のである。
[従来の技術] 一般に、この種の軸曲り修正機は被修正物(以
下ワークという)の両端を支持するとともに、ワ
ークの曲り量と曲り方向を知るため、加圧装置の
ラムに対向してワークの下側に差動トランスなど
を使つた検出器の測定子を設け、この測定値から
ラムの押込み量を算出し、油圧又は空圧によつて
直接加圧装置を作動させて速度を制御しつつラム
を下降させ、そのワークの曲り方向とは逆向きに
加圧して塑性変形させることによりその曲りを修
正するものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような油圧又は空圧によ
つて直接加圧装置を作動させる従来の技術におい
ては、油圧又は空圧によるラムの速度制御のため
に高速か低速かの2段階程度の制御しか行えない
という欠点があり、かつ電磁弁やリレー等の応答
遅れにより、加圧速度を速く設定すると応答遅れ
が大きくなつてラムの停止精度が悪くなりラムの
オーバーランをひき起し、また加圧速度を遅くす
ると加圧時間が長くなり能率が悪くなるという欠
点があつた。
さらに、油圧サーボによる制御は、サーボバル
ブの構造上、作動油のゴミ、潤滑油等の管理が煩
雑であるとともに、バルブ自身も高価であり、ま
た油圧ユニツトのスペースが必要であるという欠
点があつた。
さらにまた、油圧ポンプや電磁弁の切換音など
の騒音も大きく、油圧ポンプを駆動するための大
容量のモータが必要であるという欠点があつた。
本発明は上記問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、軸曲がりの修
正に際して高速化、高精度化することができ、か
つ低騒音化および省力化することができるととも
に、さらに油圧ユニツトのスペースを不要にする
省スペース化をも図ることができる軸曲り修正機
を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明の構成を実
施例に対応する図面を参照して説明する。
すなわち、本発明は、棒状ワーク2をその両端
において水平に支持するとともに、前記ワーク2
をモータ5の駆動により軸心を中心にして回転可
能に保持する一組のセンタ3a,3bと; 前記モータ5によつて回転されるワーク2の曲
りを検出する検出器7と; 前記ワーク2の上方部位に垂直上下方向に昇降
自在として配設され、前記検出器7による検出結
果に基づいて下降され、前記ワーク2をその曲り
方向とは逆向きに加圧湾曲させて塑性変形させて
その曲りを修正する加圧装置のラム10と; を有する軸曲り修正機1において、 上側のリンク26a,26bが修正機本体に固
定されるフレーム8の固定部に支持され、下側の
リンク27a,27bが前記ラム10に連結され
るトグルリンク26a,26b,27a,27b
と; 前記トグルリンクの中間枢着部を、トグルリン
クが略倒V形状とされる待機位置とトグルリンク
が略直線状とされる加圧位置とに略水平方向に往
復移動させる押動手段と; を具備したことを特徴とする軸曲り修正機にあ
る。
また、本発明において、上記トグルリンクの中
間枢着部の押動手段は、 前記検出器7の出力によつてフイードバツク制
御して前記ラム10の下降速度(下降量)を制御
しつつ駆動されるサーボモータ15と; 該サーボモータ15によつて回転されるボール
ネジ16のオネジ部17と; 該ボールネジ16のオネジ部17と掛合しつつ
該オネジ部17の軸心方向に沿つて滑動自在に配
設された前記トグルリンクの中間枢着部としての
ボールネジ10のナツト部18と; を具備した構成としても良い。
また、本発明においては、上記トグルリンクの
中間枢着部の押動手段は、 前記検出器7の出力によつて前記ラム10の下
降量を決定して駆動される油圧又は空圧シリンダ
35,35′と; 該油圧又は空圧シリンダ35,35′によつて
軸心方向に出入するピストンロツドに連結されて
いる前記トグルリンクの中間枢着部としてのコネ
クシヨン36と; を具備した構成とすることも可能である。
[作用] 本発明に係る軸曲り修正機1によれば、ラム1
0の加圧前において、図示しない給排搬送装置に
よりワーク2がセンタ3a,3b間に運ばれてき
て挟持される。そしてモータ5によりワーク2を
回転して検出器7によつてワーク2の曲りを検出
する。
ついで、上記の測定結果からワーク2の曲り量
を知り、かつワーク2の湾曲方向が上方に向いた
ところで、そのワーク2の回転を停止させる。一
方、曲り量の測定値から演算して加圧装置9のラ
ム10の押込み量を算出し、ラム10の下降速度
(下降量)を制御しつつ、トグルリンクの中間枢
着部の押動手段を構成するサーボモータ15(又
は第7図の油圧又は空圧シリンダ35,35′)
を作動させる。
この作動により、トグルリンク26a,26
b,27a,27bを、倒V字型から真直に近い
位置まで動かして、ラム10に一定のストローク
を与えて下降させてワーク2を押し込み、その曲
り方向とは逆向きに湾曲させて塑性変形させる
が、そのワーク2の変位を検出器7によつて逐次
測定し、所定の押込み量に達したとき、ラム10
の下降を停止させるのである。なお、一度でワー
ク2の曲りを修正できない場合にはさらに上記動
作を繰返してワーク2の曲りを修正する。このよ
うにして曲りを修正できたあとはそのワーク2は
給排搬送装置により自動的に排出される。
本発明によれば、上記トグル機構の採用によ
り、所定速度で上記押動手段を作動させた場合、
トグルリンクが倒V形となる待機位置から直線状
となる加圧位置直前迄は、下端のラム10を比較
的高速で作動させ、下端の押込加圧位置では、ラ
ム10の速度はほとんど0に近い低速となる。
[実施例] 以下、第1図乃至第5図に示す一実施例によつ
て、本発明に係る軸曲り修正機を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例による軸曲り修正
機の加圧装置の要部を示す側面図、第2図は、同
上加圧装置の要部を示す一部截欠した拡大側面
図、第3図は、同上加圧装置の要部を示す一部截
欠した拡大正面図、第4図は、同上ワークの支持
機構および検出器の概略構成を示す正面図、第5
図は、同上側面図である。
まず、第4図および第5図に基いて、軸曲り修
正機の全体の構造について概略説明する。図にお
いて、軸曲り修正機1はワーク2を水平に支持す
る一組のセンタ3a,3bを設けてなり、該セン
タ3a,3bはそれぞれ上下自在な支持アーム4
a,4bに保持されている。そして各支持アーム
4a,4bは図示しない支えばねによつて上方に
向けて付勢され、図示しないストツパーに当つて
定位置に待機している。また、センタ3a側には
ワーク2を回転させるモータ5が配設されてい
る。
さらに、ワーク2の下側にはワーク2の各端部
を受け支える受台6a,6bと、該受台6a,6
b間のほぼ中間位置にワーク2の曲りを検出する
検出器7とがフレーム8に配設されている。そし
て、前記検出器7自体は差動トランスからなつて
いる。
一方、前記検出器7に対向してワーク2の上方
部位には加圧装置9のラム10が配設されてい
て、 該ラム10をワーク2の軸線と垂直な方向に降
下し、ワーク2を受台6a,6b間に押込めるよ
うに加圧するようになつている。
次に、上記した加圧装置9について、第1図乃
至第3図を参照して詳述する。
図に示すように、前記加圧装置9のラム10の
側方にあたる軸曲り修正機1の上方部位にはL字
型の架台11がフレーム8に固着されていて、該
架台11上にはL字型の一対のスリーブ軸受1
2,12(第3図参照)が配設されている。ま
た、該スリーブ軸受12,12の間には軸受13
が配設されており、該軸受13は前記スリーブ軸
受12,12のそれぞれに回動自在に支持されて
いる支持軸14,14の端部によつて支持軸1
4,14の軸心を中心として回動自在に支持され
ている。
そして、前記軸受13の上側にはサーボモータ
15が固着されている。すなわち、該サーボモー
タ15と軸受13とは一体になつて、前記スリー
ブ軸受12,12の支持軸14,14の軸心を中
心にして回動可能なように構成されている。
さらに、前記サーボモータ15の下方部位には
左側半分(第2図)にボールネジ16のオネジ部
17が形成された軸17′が前記軸受13に回動
自在に支持されていて、前記サーボモータ15の
駆動軸19に固着された有歯ベルト車20と前記
軸18のボールネジ16と反対側の端部に固着さ
れている有歯ベルト車21との間にはタイミング
ベルト22が巻架されている。そして、前記ボー
ルネジ16のオネジ部17にはこれと掛合するナ
ツト部18が配設されており、該ナツト部18が
前記オネジ部17を抱持して掛合した形で前記ボ
ールネジ16を構成している。
したがつて、前記サーボモータ15の駆動軸1
9の回動は、前記有歯ベルト車20,21および
タイミングベルト22を介してボールネジ16の
オネジ部17に伝達されるとともに、該ボールネ
ジ16のオネジ部17が回動されながら前記サー
ボモータ15およびボールネジ16は前記軸受1
3と一体になつて前記スリーブ軸受12,12の
支持軸14,14の軸心を中心にして回動可能な
ように構成されている。なお、図中、23はサー
ボモータ15の電気配線用ブラケツト、24は配
線ダクトである。
一方、第3図に示すように、前記ボールネジ1
6のナツト部18の両側面の中央部位にはピン2
5,25が固着されていて、該ピン25,25に
はトグル機構を構成するトグルリンク26a,2
6b,27a,27bの各一端が嵌装されてい
る。
該トグルリンク26a,26b,27a,27
bは上側のリンク26a,26bと、下側のリン
ク27a,27bとによつて構成されている。
そして、前記上側のリンク26a,26bの他
端はそれぞれフレーム8の固定部にピン28,2
8によつて回動自在に支持されており、下側のリ
ンク27a,27bの他端は前記加圧装置9のラ
ム10に固着されているスライド29に保持され
ているピン30によつて回動自在に支持されてい
る。なお、前記下側のリンク27a,27bのピ
ン25,25への嵌合部は、第3図に示すよう
に、それぞれ二叉状に分岐して、前記上側のリン
ク26a,26bをそれぞれ挟持するように構成
されている。
また、下側のリンク27bの側面に固着されて
いるL形金具31と上方のフレーム8に固着され
ているL形金具32との間には2本のコイルスプ
リング33,33が張架されていて、該コイルス
プリング33,33によつて、前記下側のリンク
27a,27bは常時はともにピン25,25を
支点として反時計方向(第1図)に回転するよう
に付勢され、電源断のときに、自重でラムが下降
しないようになつている。
他方、前記加圧装置9のスライド29の側方部
位には、前記L字型の架台11の側面に直線案内
軸受34が形成されていて、前記スライド29の
片側は前記直線案内軸受34に滑動自在に嵌装さ
れている。すなわち、前記スライド29は直線案
内軸受34に案内されつつ上下への滑動が可能な
ように構成されている。
上記のように構成されている加圧装置9は、第
3図に示すように、サーボモータ15の駆動軸1
9が指矢U方向(第3図で時計方向)に回転する
ときは、ラム10が上昇し、逆にサーボモータ1
5の駆動軸19が指矢D方向(第3図で反時計方
向)に回転するときは、ラム10が下降するよう
にボールネジ16の巻き方向が設定されている。
次に、以上のように構成された本発明の実施例
による軸曲り修正機1の動作につき説明する。
先ず、前の加工工程でラム10が下降してワー
ク2への加圧が終了した第2図中実線で示した時
点において、図示しないCPUに制御されてサー
ボモータ15の駆動軸19は指矢U方向(時計方
向)に回転し、この回転はタイミングベルト22
を介して伝達されボールネジ16のオネジ部17
も同方向に回転される。なお、この時点では、サ
ーボモータ15およびボールネジ16のオネジ部
17はいずれも第2図中実線で示すように各軸心
がほぼ水平の状態となつている。上記のボールネ
ジ16のオネジ部17の回転に伴つてボールネジ
16のナツト部18もともに回転しようとする
が、ナツト部18はトグルリンク26a,26
b,27a,27bの各側面によつてボールネジ
16のオネジ17とともに回転することが拘束さ
れているから、ナツト部18は左方に活動しはじ
め、ナツト部17はボールネジ16のオネジ部1
7上を左端の位置まで滑動し続けて第2図中2点
鎖線で示す位置(第1図で実線で示す位置)に移
送される。ここで、原位置センサによつてサーボ
モータ15の駆動が停止する。そして、上記した
ボールネジ16のナツト部18の左方への滑動に
伴つて、上側のリンク26a,26bはピン28
を支点として、第1図における時計方向に所定の
角度だけ回転されるために、ボールネジ16も支
持軸14を支点として所定の角度だけ回転され、
それに伴つてサーボモータ15も支持軸14を支
点として同じ角度だけ回転され右下りの傾斜状態
に位置する。また、ボールネジ16のナツト部1
8が左方に滑動しつつ支持軸14を支点として所
定の角度だけ回転するのに伴つてトグル機構によ
つて下側のリンク27a,27bに連結されてい
るスライド29は上昇し、サーボモータ15の駆
動が停止した時点で最高位置に位置する。
上記したように、加工工程中のラム10の復帰
行程の終了時点においては、トグルリンク26
a,26b,27a,27bは、第1図に示すよ
うに、サーボモータ15の方向に対して略倒V字
型を形成するようになつていて、ラム10、スラ
イド29、ピン30、ピン25、ボールネジ1
6、サーボモータ15およびトグルリンク26
a,26b,27a,27bはそれぞれ第1図で
実線で示した状態(第2図では2点鎖線で示した
状態)に保持されている。この状態が加圧装置9
の上死点状態である。なお、この上死点状態で、
修正加工済のワーク2は図示しない給排搬送装置
によつて自動的に排出されている。
次に、上記した加圧装置9の上死点状態におい
て次の工程のワーク2が図示しない給排搬送装置
によつてセンタ3a,3b間に運ばれてきて、受
台6a,6b上に支持され、かつセンタ3a,3
bによつて挟持される。ここで、CPUによつて
モータ5が作動してワーク2を回転させつつ検出
器7によつてワーク2の曲りを測定する。
続いて、上記の測定結果からCPUによりワー
ク2の曲り量を知り、かつワーク2の湾曲方向が
上方に向いたところでワーク2の回転を停止させ
る。
一方、CPUにおいては、上記したワーク2の
曲り量の測定値から演算して加圧装置9のラム1
0の押込み量を算出し、このCPUで演算処理し
たラム10の下降すべき所定位置でラム10の押
込み速度が零(停止状態)になるようにサーボモ
ータ15をフイードバツク制御しつつ作動して駆
動軸19を第3図指矢D方向(反時計方向)に回
転させる。この駆動軸19の回転はタイミングベ
ルト22を介して伝達されボールネジ16のオネ
ジ部17を同方向に回転する。そのため、ボール
ネジ16のナツト部18は右方に滑動しはじめ
る。
そして、このボールネジ16のナツト部18の
右方への滑動に伴つて、トグルリンク26a,2
6b,27a,27bはV字型から次第に真直に
近い状態に動作し、スライド29を下降させてラ
ム10によりワーク2を押し込み、その曲り方向
とは逆向きに湾曲させて塑性変形させるととも
に、サーボモータ15およびボールネジ16をピ
ン14を支点として反時計方向に回転させてほぼ
水平の状態にする。
また、上記したラム10の下降運動は、トグル
リンク26a,26b,27a,27bによつて
構成されているトグル機構によつているために、
ラム10の下降速度は漸減し圧縮ストロークの下
端近くでは0に近い低速となり、かつ荷重が増加
し、最後において非常に大きな加圧力が発生する
ように構成されている。
上記したように、加工工程中のラム10の加圧
行程の終了時点においては、トグルリンク26
a,26b,27a,27bは、第2図中実線で
示したように、ほぼ上下方向に真直に近い状態と
なり、またラム10、スライド29、ピン30,
ピン25、ボールネジ16およびサーボモータ1
5もそれぞれ第2図中実線で示した状態になる。
この状態が加圧装置9の下死点状態である。
上記のようにしてラム10によるワーク2への
加圧修正が行われるわけであるが、そのワーク2
の変位を検出器7によつて逐次測定してCPUに
伝送し、所定の押込み量に達したときにラム10
の下降を停止させる。そして、ラム10による加
圧が終了した時点で、前述したように加圧工程の
復帰行程によつて、下死点状態にあつた加圧装置
9は上死点状態に復帰する。
なお、一度でワーク2の曲りを修正できない場
合には、さらに上記動作を繰返してワーク2の曲
りを修正する。そして、このようにして曲りを修
正できたあとは、修正済のワーク2は給排搬送装
置によつて自動的に排出される。
以上の説明は、加圧装置9がサーボモータ15
とこのサーボモータ15によつて駆動されるボー
ルネジ16のオネジ部17、ボールネジ16のオ
ネジ部17に沿つて滑動するナツト部18、一対
のトグルリンク26a,26b,27a,27
b、スライド29、直線案内軸受34およびラム
10によつて構成されている例を示したが、本発
明は、加圧装置9の駆動源となる部材およびボー
ルネジ16およびトグルリンク機構の構成を変え
ても同様に実施できる。すなわち、第6図乃至第
7図はその実施例を示す加圧装置9の側面図であ
る。これらの図において、前記実施例と同様の部
品は同符号で示し説明を省略する。異なつた点に
つき説明すると、第6図において、サーボモータ
15によつて駆動されるボールネジ16のオネジ
部17に、その軸心方向の左右両側に巻方向の異
なる2つのオネジ部17a,17bが形成されて
おり、該ボールネジ16のオネジ部17a,17
bとそれぞれ掛合しつつ該ボールネジ16の軸心
方向に沿つて互いに接近するように2つのボール
ネジ16のナツト部18a,18bが配設されて
いる。さらに、該2つのボールネジ16のナツト
部18a,18bの各両側面の中央部位にはそれ
ぞれピン25a,25a,25b,25bが固着
されていて、該ピン25a,25a,25b,2
5bには菱形のトグル機構を構成するトグルリン
ク26a,26b,27a,27bの組と26
c,26d,27c,27dの組との各一端が嵌
装されている。該トグルリンク26a,26b,
27a,27bの組および26c,26d,27
c,27dの組は、それぞれ上側のリンク26
a,26bの組と26c,26dの組とによつ
て、またそれぞれ下側のリンク27a,27bの
組と27c,27dの組とによつて構成されてい
る。
そして、前記上側のリンク26c,26bの組
と26c,26dの組の他端はともにフレーム8
の固定部にピン28,28によつて回動自在に支
持されており、下側のリンク27a,27bの組
と27c,27dの組の他端はともに加圧装置9
のラム10に固着されているスライド29に保持
されているピン30によつて回動自在に支持され
ている。なお、この実施例においては、サーボモ
ータ15およびボールネジ16はほぼ水平状態に
配設されているために、ボールネジ16の回転に
伴うナツト部18a,18bの接近する方向への
滑動に際しては、サーボモータ15およびボール
ネジ16をも下降させる図示しない下降装置が配
設されている。この実施例による加圧装置9の動
作はトグルリンク26a,26b,27a,27
bの組と26c,26d,27c,27dの組が
菱形を閉じるように動作し、その動作とともにサ
ーボモータ15およびボールネジ16が水平状態
でやや下降する他は前記実施例と同様である。
さらに、第7図においては、前記実施例のサー
ボモータ15の代りに油圧シリンダ35又は空圧
シリンダ35′が配設されている例で、したがつ
て前記実施例のボールネジ16の代りに軸心方向
に出入するピストンロツド(図示せず)にコネク
シヨン36が連結されており、トグルリンク26
a,26b,27a,27bの一端は前記コネク
シヨンに固着されているピン25,25によつて
連結されていて、タイミングベルト22等が除去
された他は前記実施例の構成と同様である。した
がつて、その動作は、直接油圧シリンダ35又は
空圧シリンダ35′によつてコネクシヨン36が
軸心方向に出入し、トグルリンク26a,26
b,27a,27bを作動することになる他は前
記実施例と同様である。
なお、第1図乃至第7図に示した例において、
スライド29を案内する直線案内軸受34にはT
型の溝を形成したタイプのものであるが、この種
の軸受に適合する軸受ならば、上記以外の軸受、
例えばボールブツシユ、メタル等種々の形状が考
えられる。
[発明の効果] 以上詳細に述べたように、本発明の軸曲り修正
機によれば、加圧装置にトグル機構を採用してい
るために、ラムのストロークに正確を期すことが
できるとともに、小さな動力で強い押込み力が得
られ、高精度化が可能となるし、また、加圧スト
ロークの終端直前で非常に大きな加圧力を発生す
るがこの荷重はほとんど真直となつたトグルリン
クを介してフレームによつて支持されるのでトグ
ル機構を動かすボールネジ又はコネクシヨンはき
わめて僅少な荷重をうけるだけであるから構造が
堅牢となり耐久性に富むとともに振動がなく、特
に衝撃に対する考慮をする必要がない。
また、トグルリンクは、例V形の待機位置から
加圧位置直前迄は高速で下端のラムを下降させ、
略直線状の押込加圧位置では、ほとんど0に近い
低速になるから、加圧時のオーバーランがなく作
業能率も向上する。
さらに、サーボモータを採用した加圧装置にお
いては、サーボモータによる速度制御のために、
高速化および高精度化がさらに可能となるととも
に、トグル機構の採用に相俟つて消費電力も従来
の半分程度で済み省エネルギーとなる。
さらにまた、油圧ユニツトが不要のために、低
騒音化できるとともに省スペース化が期待できる
等の効果が得られる。
なお、サーボモータの代りに油圧シリンダ又は
空圧シリンダを採用した場合には、上記の低騒音
化、省スペース化等の効果は薄れるが、一方安価
に製作できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による軸曲り修正
機の加圧装置の要部を示す側面図、第2図は、同
上加圧装置の要部を示す一部截欠した拡大側面
図、第3図は、同上加圧装置の要部を示す一部截
欠した拡大正面図、第4図は、同上ワークの支持
機構および検出器の概略構成を示す正面図、第5
図は、同上側面図、第6図は、同上他の一実施例
による加圧装置の概略構成を示す側面図、第7図
は、さらに他の一実施例による加圧装置の概略構
成を示す側面図である。 1……軸曲り修正機、2……被修正物(ワー
ク)、3a,3b……センタ、5……モータ、6
a,6b……受台、7……検出器、8……フレー
ム、9……加圧装置、10……ラム、13……軸
受、15……サーボモータ、16……ボールネ
ジ、17,17a,17b……オネジ部、18,
18a,18b……ナツト部、20,21……有
歯ベルト車、22……タイミングベルト、25…
…ピン、26a〜d,27a〜d……トグルリン
ク、28……ピン、29……スライド、30……
ピン、33……コイルスプリング、34……直線
案内軸受、35…油圧シリンダ、35′……空圧
シリンダ、36……コネクシヨン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 棒状の被修正物をその両端において水平に支
    持するとともに、前記被修正物をモータの駆動に
    より軸心を中心として回転可能に保持する一組の
    センタと; 前記モータによつて回転される被修正物の曲り
    を検出する検出器と; 前記被修正物の上方部位に垂直上下方向に昇降
    自在として配設され、前記検出器による検出結果
    に基づいて下降され、前記被修正物をその曲り方
    向とは逆向きに加圧湾曲させて塑性変形させてそ
    の曲りを修正する加圧装置のラムと; を有する軸曲り修正機において、 上側のリンクが修正機本体に固定されるフレー
    ムの固定部に支持され、下側のリンクが前記ラム
    に連結されるトグルリンクと; 前記トグルリンクの中間枢着部を、トグルリン
    クが略倒V形状とされる待機位置とトグルリンク
    が略直線状とされる加圧位置とに往復移動させる
    押動手段と; を具備したことを特徴とする軸曲り修正機。 2 前記押動手段は、前記検出器の出力によつて
    フイードバツク制御して前記ラムの下降速度若し
    くは下降量を制御しつつ駆動されるサーボモータ
    と; 該サーボモータによつて回動されるボールネジ
    のオネジ部と; 該ボールネジのオネジ部と掛合しつつ該オネジ
    部の軸心方向に沿つて滑動自在に配設された前記
    トグルリンクの中間枢着部としてのボールネジの
    ナツト部と; を具備した特許請求の範囲第1項記載の軸曲り修
    正機。 3 前記サーボモータによつて駆動されるボール
    ネジのオネジ部に、その軸心方向の左右両側に形
    成された巻方向の異なる2つのオネジ部と; 該ボールネジの各オネジ部とそれぞれ掛合しつ
    つ該オネジ部の軸心方向に沿つて互いに接近する
    ように滑動自在に配設されたトグルリンクの中間
    枢着部としての2つのボールネジのナツト部と; 該2つのボールネジのナツト部の各両側面に中
    間部が枢着され、かつ上側がともにフレームの固
    定部に支持され、下側がともに前記ラムに連結さ
    れて対向する2対のトグルリンクと; を具備したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の軸曲り修正機。 4 前記押動手段は、前記検出器の出力によつて
    前記ラムの下降量を決定して駆動される油圧又は
    空圧シリンダと; 該油圧又は空圧シリンダによつて軸心方向に出
    入するピストンロツドに連結された前記トグルリ
    ンクの中間枢着部としてのコネクシヨンと; を具備した特許請求の範囲第1項記載の軸曲り修
    正機。
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